JP2013151146A - 印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法 - Google Patents

印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】とくに連続番号を印字する際に、連続番号の見出し数字19の桁上げを自動的に行って、作業者が桁上げの操作を意識しなくてもよいようにした印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法を提供すること。
【解決手段】下位から上位に桁上げする際のみに下位桁(第一桁)の見出し輪32と上位桁(第二桁)の見出し輪32Aとが一緒に連れ回るように機械的に一体化させることに着目し、フレーム内壁面14Aに形成した桁上げ下げ用突出台部31と、第一桁の見出し輪32の選択回転にともなって桁上げ下げ用突出台部31に対向可能な連回り連結機構33と、を有し、連回り連結機構33に対向可能なように第二桁の見出し輪32Aの側面に周方向連結凹部34を設け、周方向連結凹部34が連回り連結機構33と連結した状態においてのみ、第一桁の見出し輪32と第二桁の見出し輪32Aとを一体的に連れ回り可能としていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法にかかるもので、とくに携帯式ラベル印字貼付け機に装備して連続番号を印字するための印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法に関するものである。
従来からの携帯式ラベル印字貼付け機およびその印字器について、図7ないし図9にもとづき概説する。
図7は、携帯式ラベル印字貼付け機1の概略側面図であって、携帯式ラベル印字貼付け機1は、左右(紙面表裏)一対の側板2と、側板2に一体形成して操作者が握持可能なグリップ3と、グリップ3に対して回動操作可能な操作レバー4と、グリップ3および操作レバー4の間に設けた圧縮スプリング5と、ラベル連続体6の用紙ホルダー7と、印字器8と、インキローラー9と、貼付けローラー10と、を有する。
ラベル連続体6は、帯状の台紙11および台紙11の表面に仮着した複数枚のラベル片12を有し、これをロール状に巻いて用紙ホルダー7に保持する。
このような構成の携帯式ラベル印字貼付け機1において、操作レバー4およびグリップ3の操作(圧縮スプリング5の付勢力に抗した握持操作およびその解放操作)にともなって、印字器8の活字13にインキローラー9によりインキを塗布し、移送機構(図示せず)により用紙ホルダー7から印字器8方向にラベル連続体6を帯状に繰り出し、剥離機構(図示せず)において台紙11からラベル片12を剥離し、貼付けローラー10によりラベル片12を被貼付け体(図示せず)に貼り付け可能とする。
図8は、印字器8の平面図、図9は、見出し輪15および活字輪16の概略側面図であって、印字器8は、印字器フレーム14と、印字器フレーム14に組み込んでいる複数列(図8に示した例では、4列)において互いに係合している見出し輪15および活字輪16と、選択摘み17と、を有する。
さらに、印字器フレーム14の頂部に形成した選択窓18において見出し輪15の見出し数字19を選択可能である。
具体的には、見出し輪15の中心軸孔20には、選択摘み17の選択軸21を軸方向に摺動可能に嵌め込んで、任意の列の見出し輪15を選択可能としている。
すなわち、選択摘み17の選択軸21の先端部に選択突起22を設け、選択摘み17を正逆方向に回転することにより、選択突起22が見出し輪15の所望の見出し数字19を選択し、この列においてこの見出し数字19に対応する活字輪16の活字13を選択可能としている。
かくして、見出し輪15の見出し数字19の選択により、活字輪16の上記活字13を選択し、印字器8の最下端面にインキローラー9に対向するように活字13を位置させることができる。
上述のように、必要な桁数の数字や記号などを印字可能としているが、とくに当該携帯式ラベル印字貼付け機1によって連続番号(いわゆる、連番)を印字する場合には、選択摘み17により、たとえば見出し数字19の「1」を選択して活字13の「1」をセットした状態で、必要な枚数のラベル片12に印字し、つぎに見出し数字19の「2」を選択して活字13の「2」をセットした状態で、ラベル片12に必要な枚数を印字することを繰り返して行う。
しかしながら、一桁から二桁にわたる連番を印字しようとする際には、選択摘み17を中心軸孔20の軸方向に移動して、必要な桁(印字列)を選択し、その桁において選択摘み17を回転し、選択突起22による見出し輪15の見出し数字19を選択決定する必要がある。
このような操作の途中で、とくに一の位から十の位に移行する際に選択摘み17を桁上げする操作を忘れるというミスが発生しかねないという問題がある。
特開平10−147047号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、とくに連続番号を印字する際に便利な印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法を提供することを課題とする。
また本発明は、連続番号の見出し数字を順次選択操作する際に、作業者が桁上げの操作を意識しなくてもよいようにした印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法を提供することを課題とする。
また本発明は、連続番号の見出し数字の桁上げを自動的に行うことができるようにした印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法を提供することを課題とする。
また本発明は、一の位の数字(見出し数字)の選択を順次行ってゆくことにより、連続番号の見出し数字の桁上げを自動的に行うことができるようにした印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、下位の位から上位の位に桁上げする際のみに、下位桁(第一桁、一の位)の見出し輪と上位桁(第二桁、十の位)の見出し輪とが一緒に連れ回るように機械的に一体化させることに着目したもので、第一の発明は、印字器フレームと、この印字器フレームに組み込んでいるとともに各列において互いに係合している見出し輪および活字輪と、上記各列においてこの見出し輪を回転して所望の見出し数字を選択可能な選択摘みと、を有する印字器であって、上記印字器フレームが第一桁の上記見出し輪に対向するそのフレーム内壁面に形成した桁上げ下げ用突出台部と、上記第一桁の上記見出し輪の軸方向に貫通する貫通軸室内に設けるとともに、上記選択摘みによる上記第一桁の上記見出し輪の選択回転にともなってこの桁上げ下げ用突出台部に対向可能な連回り連結機構と、を有し、この連回り連結機構に対向可能なように第二桁の上記見出し輪の側面に周方向連結凹部を設け、この周方向連結凹部が上記連回り連結機構と連結した状態においてのみ、上記第一桁の上記見出し輪と上記第二桁の上記見出し輪とを一体的に連れ回り可能としていることを特徴とする印字器である。
第二の発明は、印字器フレームと、この印字器フレームに組み込んでいるとともに各列において互いに係合している見出し輪および活字輪と、上記各列においてこの見出し輪を回転して所望の見出し数字を選択可能な選択摘みと、を有する印字器による印字用連続番号見出し数字選択方法であって、上記印字器フレームが第一桁の上記見出し輪に対向するそのフレーム内壁面に形成した桁上げ下げ用突出台部と、上記第一桁の上記見出し輪の軸方向に貫通する貫通軸室内に設けるとともに、上記選択摘みによる上記第一桁の上記見出し輪の選択回転にともなってこの桁上げ下げ用突出台部に対向可能な連回り連結機構と、を設けるとともに、この連回り連結機構に対向可能なように第二桁の上記見出し輪の側面に周方向連結凹部を設け、上記選択摘みにより、上記第一桁の上記見出し輪を回転操作して、上記連回り連結機構を上記桁上げ下げ用突出台部に当接させ、上記連回り連結機構が上記周方向連結凹部に連結させた状態においてのみ、上記第一桁の上記見出し輪と上記第二桁の上記見出し輪とを一体的に連れ回りさせることを特徴とする印字用連続番号見出し数字選択方法である。
上記桁上げ下げ用突出台部は、上記見出し輪の円周部に設けている見出し用数字の「9」から「0」に移行する側面部位に対向する上記フレーム内壁面にこれを設けることができる。
上記連回り連結機構は、上記貫通軸室内において、上記第一桁の上記見出し輪のフレーム側側面に位置しているとともに、上記見出し輪が桁上げ下げ移行時に上記桁上げ下げ用突出台部に対向可能な第1の往復動軸と、上記貫通軸室内において、上記第一桁の上記見出し輪の第二桁側側面に位置してこの第1の往復動軸と互いに往復動可能に係合する第2の往復動軸と、この第2の往復動軸と上記第1の往復動軸との間に設けた第1の付勢部材と、上記第1の往復動軸と、上記第2の往復動軸が上記貫通軸室内において係合停止する軸停止用突条と、の間に設けた第2の付勢部材と、を有することができる。
上記第1の往復動軸と上記第2の往復動軸とは、それぞれの内方端部が、互いからの離反方向において互いに係合していることができる。
上記第1の往復動軸は、上記桁上げ下げ用突出台部に当接する当接端面部材と、上記貫通軸室内においてこの当接端面部材の内方に位置する第1の軸部と、この第1の軸部の端部に位置する第1の軸係合部と、を有し、上記第2の往復動軸は、この第1の軸係合部に係合する第2の軸係合部と、上記周方向連結凹部に係脱可能な連結端面部材と、この連結端面部材を上記第2の軸係合部と一体化する第2の軸部と、を有することができる。
上記周方向連結凹部は、上記第二桁の上記見出し輪の、上記第一桁の上記見出し輪側の側面において、上記連回り連結機構に係脱するようにその複数個を等角度間隔で形成していることができる。
本発明による印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法においては、印字器フレームが第一桁の見出し輪に対向するそのフレーム内壁面に形成した桁上げ下げ用突出台部と、この桁上げ下げ用突出台部に対向して見出し輪の貫通軸室内に設けた連回り連結機構と、を有し、この連回り連結機構に対向して第二桁の見出し輪の側面に周方向連結凹部を形成し、この周方向連結凹部が連回り連結機構と連結した状態においてのみ、第一桁の見出し輪と第二桁の見出し輪とを一体的に連れ回り可能としたので、第一桁の見出し輪を回転操作するだけで、第一桁から第二桁への桁上がりの際にも自動的に第二桁の見出し輪を回転操作することが可能となり、選択摘みを桁上げ操作時に操作忘れするという問題を解消可能である。
とくに第一の発明の印字器によれば、連回り連結機構と周方向連結凹部との連結およびその解除の繰返しにより、自動的に桁上げ下げ操作を実現可能であって、選択摘みを各列の軸方向に一々移動セットする必要がない。
とくに第二の発明の印字用連続番号見出し数字選択方法によれば、選択摘みにより、第一桁の見出し輪を回転操作して、連回り連結機構を桁上げ下げ用突出台部に当接させ、さらに、連回り連結機構を周方向連結凹部に連結させた状態においてのみ、第一桁の見出し輪と第二桁の見出し輪とを一体的に連れ回りさせるようにしたので、連続番号を印字する際の見出し数字の選択セットを作業性良好に行うことができる。
本発明の実施例による印字器30の概略断面図である。 同、印字器30における第一桁の見出し輪32の斜視図である。 同、印字器フレーム14に形成した桁上げ下げ用突出台部31の説明図であって、図3(1)は、印字器フレーム14を第一桁の見出し輪32側から見た正面図、図3(2)は、印字器フレーム14の側面図である。 同、連回り連結機構33と桁上げ下げ用突出台部31との相対位置関係を示す、第一桁の見出し輪32側から見た正面図である。 同、第二桁の見出し輪32Aの、第一桁の見出し輪32側から見た斜視図である。 同、印字器30における桁上げ下げ用突出台部31および連回り連結機構33の動作を順次説明する断面図であって、図6(1)は、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31および周方向連結凹部34にともに係合していない状態の断面図、図6(2)は、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31に係合した状態の断面図、図6(3)は、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31および周方向連結凹部34にともに係合した状態の断面図である。 従来からの携帯式ラベル印字貼付け機1の概略側面図である。 同、印字器8の平面図である。 同、見出し輪15および活字輪16の概略側面図である。 図2とは反対側である印字器フレーム14側から第一桁の見出し輪32を見た斜視図である。 図4に溝23を破線で追加した図である。 変形例を示す斜視図であり、図10と同様な方向から第一桁の見出し輪32を見た斜視図である。
本発明は、連回り連結機構と周方向連結凹部との連結およびその解除の繰返しにより、自動的に桁上げ下げ操作を実現可能として、作業性良好な印字器および印字用連続番号見出し数字選択方法を実現した。
つぎに本発明の実施例による印字器30および印字用連続番号見出し数字選択方法を図1ないし図6にもとづき説明する。ただし、図7ないし図9と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、上記印字器30の概略断面図、図2は、印字器30における第一桁の見出し輪32の斜視図であって、印字器30は、前記印字器フレーム14と、桁上げ下げ用突出台部31と、見出し輪32および前記活字輪16と、前記選択摘み17と、第一桁(一の位)の見出し輪32に設けた連回り連結機構33と、を有するとともに、第二桁(十の位)の見出し輪32Aに周方向連結凹部34(図5も参照)を形成してある。
図3は、印字器フレーム14に形成した桁上げ下げ用突出台部31の説明図であって、図3(1)は、印字器フレーム14を第一桁の見出し輪32側から見た正面図、図3(2)は、印字器フレーム14の側面図である。
桁上げ下げ用突出台部31は、印字器フレーム14が第一桁の見出し輪32に対向するそのフレーム内壁面14Aに形成しているもので、見出し輪32の円周部に設けている見出し数字19の「9」から「0」に移行する側面部位に対向するフレーム内壁面14Aに所定長さの円弧状にこれを設けている。
この円弧の長さとしては、見出し数字19の「0」と「9」との間から、同、「0」と「1」との間にわたる範囲内が望ましい。
とくに図1に示すように、見出し輪32には、前記中心軸孔20より半径方向外縁周側においてその軸方向に貫通する貫通軸室35を形成してあり、選択摘み17による見出し輪32の選択回転にともなって桁上げ下げ用突出台部31に対向可能なように、貫通軸室35内に上記連回り連結機構33を設けている。
図4は、連回り連結機構33と桁上げ下げ用突出台部31との相対位置関係を示す、第一桁の見出し輪32側から見た正面図であって、見出し輪32の円周部に設けている見出し数字19の「9」から「0」に移行する側面部位の範囲内で、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31に対向可能である。
なお、図1において、一点鎖線で示した印字器フレーム14および桁上げ下げ用突出台部31は、理解を容易にするために本来の位置よりも第一桁の見出し輪32から離れた位置に示している。実際は、桁上げ下げ用突出台部31が当接端面部材40を貫通軸室35内に押し込める位置に配置されている(図6参照)。ここで、第一桁の見出し輪32が桁上げ下げ用突出台部31と干渉することなく回転可能とするために、第一桁の見出し輪32には、溝23が形成されている。
図10は、図2とは反対側である印字器フレーム14側から第一桁の見出し輪32を見た斜視図である。
図11は、図4に溝23を破線で追加した図である。
第一桁の見出し輪32の印字器フレーム14側には、桁上げ下げ用突出台部31と対応する位置に、溝23が貫通軸室35を除いてリング状に形成されている。よって、第一桁の見出し輪32は、桁上げ下げ用突出台部31が当接端面部材40と当接するとき以外は、桁上げ下げ用突出台部31と干渉することなく、回転することができる。
とくに図1に示すように、連回り連結機構33は、第1の往復動軸36と、第2の往復動軸37と、第1の付勢部材38と、第2の付勢部材39と、を有する。
第1の往復動軸36は、貫通軸室35内において、第一桁の見出し輪32のフレーム側側面に位置しており、第一桁の見出し輪32および第二桁の見出し輪32Aの桁上げ下げ移行時に、この第1の往復動軸36が桁上げ下げ用突出台部31に対向可能である。
第1の往復動軸36は、桁上げ下げ用突出台部31に当接する大円板状の当接端面部材40と、貫通軸室35内において当接端面部材40の中心軸であってその内方に位置する第1の軸部41と、第1の軸部41の端部に位置する小円板状の第1の軸係合部42と、を有する。
第2の往復動軸37は、貫通軸室35内において、第1の往復動軸36の反対側すなわち、第一桁の見出し輪32の第二桁側側面に位置している。
第2の往復動軸37は、第二桁の見出し輪32Aにおける上記周方向連結凹部34に係脱可能な連結端面部材43と、第2の軸部44と、第1の軸係合部42に係合する第2の軸係合部45と、を有し、第2の軸部44が連結端面部材43を第2の軸係合部45と一体化し、第2の往復動軸37全体を筒状の部材としている。
第1の往復動軸36および第2の往復動軸37は、それぞれの内方端部(第1の軸係合部42、第2の軸係合部45)が、互いからの離反方向において互いに係合しており、したがって、第1の往復動軸36および第2の往復動軸37は、互いに往復動可能に係合するものである。
なお、第2の軸部44の外周面には、係合フランジ46を突出形成している。
第1の付勢部材38は、第1の往復動軸36の第2の軸係合部45と、第2の往復動軸37の内面側と、の間に設けた圧縮スプリングであり、第1の往復動軸36が、桁上げ下げ用突出台部31と係合するにともなって図1中、右方向から左方向に第2の往復動軸37に接近するように移動してゆく際に、第2の往復動軸37を左方向に付勢可能として、第2の往復動軸37の連結端面部材43を第二桁の見出し輪32Aの周方向連結凹部34に係合可能としている。
第2の付勢部材39は、第1の往復動軸36と、第2の往復動軸37における第2の軸部44の係合フランジ46が貫通軸室35内において係合停止する軸停止用突条47と、の間に設けた圧縮スプリングである。
第2の往復動軸37の連結端面部材43が第二桁の見出し輪32Aの周方向連結凹部34との係合を解除されて、第二桁の見出し輪32Aの側面に押し戻される結果、係合フランジ46が軸停止用突条47に係合して停止したのちに、この第2の付勢部材39は、第1の付勢部材38と協働して、第1の往復動軸36の当接端面部材40を図1中、左方向から右方向に桁上げ下げ用突出台部31に向かって復帰移動させるとともに、第1の軸係合部42を第2の軸係合部45に復帰係合させる。
図5は、第二桁の見出し輪32Aの、第一桁の見出し輪32側から見た斜視図であって、周方向連結凹部34は、連回り連結機構33に対向して第二桁の見出し輪32Aの側面にこれを設けており、周方向連結凹部34が連回り連結機構33と連結した状態においてのみ、第一桁の見出し輪32と第二桁の見出し輪32Aとを一体的に連れ回り可能としている。
周方向連結凹部34は、第二桁の見出し輪32Aの、第一桁の見出し輪32側の側面において、連回り連結機構33に係脱するようにその複数個(一般的には、10個)を等角度間隔で形成している。
なお、それぞれの周方向連結凹部34は、第二桁の見出し輪32Aにおけるそれぞれの見出し数字19の側面部位に位置している。
こうした構成の印字器30において、選択摘み17により、第一桁の見出し輪32を回転操作して、連回り連結機構33を桁上げ下げ用突出台部31に当接させ、連回り連結機構33が周方向連結凹部34に連結させた状態においてのみ、第一桁の見出し輪32と第二桁の見出し輪32Aとを一体的に連れ回りさせることにより、第一桁の見出し輪32における見出し数字19を選択してゆく操作だけで、第二桁への桁上げを行うことができる。
すなわち、図6は、印字器30における桁上げ下げ用突出台部31および連回り連結機構33の動作を順次説明する断面図であって、図6(1)は、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31および周方向連結凹部34にともに係合していない状態の断面図、図6(2)は、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31に係合した状態の断面図、図6(3)は、連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31および周方向連結凹部34にともに係合した状態の断面図である。
図6(1)に示すように、たとえば、選択摘み17を中心軸孔20に沿って軸移動し、その選択突起22を第一桁(一の位)の見出し輪32に合わせ、見出し数字19の「0」から「1」、「2」、・・・と選択して、印字器30により前記ラベル片12(図7)に印字してゆく間は、連回り連結機構33に変化はない。
なお、選択突起22をはじめから第一桁の見出し輪32の部分に位置させるように選択軸21に取り付けておけば、上述の選択摘み17を中心軸孔20に沿って軸移動することにより選択突起22を第一桁(一の位)の見出し輪32に合わせる操作は不要となる。
ついで、一の位の見出し数字19の「9」から「10」に移行する際に、すなわち、一の位が「9」から「0」に、第二桁(十の位)が「0」から「1」に移行する際には、図6(2)に示すように、連回り連結機構33における第1の往復動軸36の当接端面部材40が印字器フレーム14のフレーム内壁面14Aにおける桁上げ下げ用突出台部31に当接して、第1の付勢部材38および第2の付勢部材39の付勢力に抗して当接端面部材40を図中、左方向に第2の往復動軸37の連結端面部材43の方向に押し込む。
この当接端面部材40の第2の往復動軸37への押込み動作により、第1の付勢部材38および第2の付勢部材39が蓄力されるが、第2の往復動軸37の連結端面部材43が周方向連結凹部34に対向して、連結端面部材43が周方向連結凹部34に没入係合するまでは、図6(2)の状態のままである。
図6(3)に示すように、選択摘み17がさらに回転操作されて連結端面部材43が周方向連結凹部34に対向すると、第1の付勢部材38の蓄力により連結端面部材43が周方向連結凹部34に没入係合し、選択摘み17の回転操作による第一桁の見出し輪32の回転とともに第二桁の見出し輪32Aが連れ回ることになり、見出し輪32の一の位が「9」から「0」に、第二桁の見出し輪32Aの第二桁(十の位)が「0」から「1」に移行する結果、印字器30の選択窓(見出し窓)18内における見出し数字19が二桁数字「10」に切り替わることになる。
つぎの、見出し数字19が二桁数字「11」になるときには、見出し輪32のさらなる回転により、連回り連結機構33と桁上げ下げ用突出台部31との係合が外れる結果、連回り連結機構33が図6(1)の状態に復帰するので、すなわち、第2の往復動軸37の連結端面部材43が第二桁の見出し輪32Aの側面により第1の付勢部材38の付勢力に抗して周方向連結凹部34から第一桁の見出し輪32内の貫通軸室35内に戻って、係合フランジ46が軸停止用突条47に当接停止し、第1の付勢部材38および第2の付勢部材39の付勢力で第1の往復動軸36が図6(1)の状態に復帰する。
したがって、選択摘み17による第一桁の見出し輪32の回転操作によって連回り連結機構33が桁上げ下げ用突出台部31に係合当接することはなく、すなわち、第1の往復動軸36が桁上げ下げ用突出台部31に対向しないので、見出し数字19が「11」〜「19」までは、連回り連結機構33が動作することなく、選択摘み17による見出し数字19の順次選択動作を行うことができる。
さらに、見出し数字19が「19」から「20」に切り替わる際には、上述の「9」から「10」に切り替わる際の桁上げ下げ用突出台部31、連回り連結機構33および周方向連結凹部34の連結動作および解除動作が繰り返され、以降の連番も同様に選択することができる。
かくして、第一桁(一の位)の見出し輪32を選択摘み17により回転操作する動作のみにより、第二桁(十の位)の見出し輪32Aも、連続番号順に切り替えることができ、位の桁上げ操作を自動的に行って、ラベル片12への印字用の連続番号の選択操作を作業性よく行うことができる。
なお、十の位から一の位に見出し数字19を桁下げする操作においても、連回り連結機構33、周方向連結凹部34および桁上げ下げ用突出台部31の連結動作により、記述の動作と同様にして、連続番号を桁下げてゆくことができる。
(変形例)
上述した実施例では、桁上げ下げ用突出台部31の干渉を逃げる溝23を第一桁の見出し輪32に設けた例を示した。これに限らず、たとえば、当接端面部材40の一部を印字器フレーム14側へ突出させてもよい。
図12は、変形例を示す斜視図であり、図10と同様な方向から第一桁の見出し輪32を見た斜視図である。
なお、前述した実施例と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
変形例の当接端面部材40には、突出当接部40aが印字器フレーム14側へ突出している。また、上述した実施例において設けられていた溝23は、第一桁の見出し輪32に形成されていない。そして、印字器フレーム14および桁上げ下げ用突出台部31は、図1中に一点鎖線で示した位置に配置されている。
したがって、大部分の範囲では、第一桁の見出し輪32は、桁上げ下げ用突出台部31と干渉することなく回転することができる。また、突出当接部40aが桁上げ下げ用突出台部31と当たる位置にあるとき、すなわち、一の位の見出し数字19の「9」から「10」に移行するときには、突出当接部40aが桁上げ下げ用突出台部31により第二桁の見出し輪32A側へ押し込まれる。よって、上述した実施例の場合と同様に、連回り連結機構33が作用できる。
1 携帯式ラベル印字貼付け機(従来、図7)
2 側板
3 グリップ
4 操作レバー
5 圧縮スプリング
6 ラベル連続体
7 用紙ホルダー
8 印字器
9 インキローラー
10 貼付けローラー
11 台紙
12 ラベル片
13 活字輪16の活字
14 印字器フレーム(図8)
14A 印字器フレーム14のフレーム内壁面(図1、図3)
15 見出し輪
16 活字輪
17 選択摘み
18 選択窓
19 見出し輪15、見出し輪32、32Aの見出し数字
20 中心軸孔
21 選択軸
22 選択突起
23 溝
30 印字器(実施例、図1)
31 桁上げ下げ用突出台部
32 第一桁(一の位)の見出し輪(図2)
32A 第二桁(十の位)の見出し輪(図5)
33 連回り連結機構
34 第二桁(十の位)の見出し輪32Aの側面に形成した周方向連結凹部
35 貫通軸室
36 第1の往復動軸
37 第2の往復動軸
38 第1の付勢部材
39 第2の付勢部材
40 第1の往復動軸36の当接端面部材
40a 突出当接部
41 第1の往復動軸36の第1の軸部
42 第1の往復動軸36の第1の軸係合部
43 第2の往復動軸37の連結端面部材
44 第2の往復動軸37の第2の軸部
45 第2の往復動軸37の第2の軸係合部
46 第2の往復動軸37の係合フランジ
47 軸停止用突条

Claims (7)

  1. 印字器フレームと、
    この印字器フレームに組み込んでいるとともに各列において互いに係合している見出し輪および活字輪と、
    前記各列においてこの見出し輪を回転して所望の見出し数字を選択可能な選択摘みと、を有する印字器であって、
    前記印字器フレームが第一桁の前記見出し輪に対向するそのフレーム内壁面に形成した桁上げ下げ用突出台部と、
    前記第一桁の前記見出し輪の軸方向に貫通する貫通軸室内に設けるとともに、前記選択摘みによる前記第一桁の前記見出し輪の選択回転にともなってこの桁上げ下げ用突出台部に対向可能な連回り連結機構と、を有し、
    この連回り連結機構に対向可能なように第二桁の前記見出し輪の側面に周方向連結凹部を設け、
    この周方向連結凹部が前記連回り連結機構と連結した状態においてのみ、前記第一桁の前記見出し輪と前記第二桁の前記見出し輪とを一体的に連れ回り可能としていることを特徴とする印字器。
  2. 前記桁上げ下げ用突出台部は、前記見出し輪の円周部に設けている見出し用数字の「9」から「0」に移行する側面部位に対向する前記フレーム内壁面にこれを設けることを特徴とする請求項1記載の印字器。
  3. 前記連回り連結機構は、
    前記貫通軸室内において、前記第一桁の前記見出し輪のフレーム側側面に位置しているとともに、前記見出し輪が桁上げ下げ移行時に前記桁上げ下げ用突出台部に対向可能な第1の往復動軸と、
    前記貫通軸室内において、前記第一桁の前記見出し輪の第二桁側側面に位置してこの第1の往復動軸と互いに往復動可能に係合する第2の往復動軸と、
    この第2の往復動軸と前記第1の往復動軸との間に設けた第1の付勢部材と、
    前記第1の往復動軸と、前記第2の往復動軸が前記貫通軸室内において係合停止する軸停止用突条と、の間に設けた第2の付勢部材と、を有することを特徴とする請求項1または2記載の印字器。
  4. 前記第1の往復動軸と前記第2の往復動軸とは、それぞれの内方端部が、互いからの離反方向において互いに係合していることを特徴とする請求項3記載の印字器。
  5. 前記第1の往復動軸は、前記桁上げ下げ用突出台部に当接する当接端面部材と、前記貫通軸室内においてこの当接端面部材の内方に位置する第1の軸部と、この第1の軸部の端部に位置する第1の軸係合部と、を有し、
    前記第2の往復動軸は、この第1の軸係合部に係合する第2の軸係合部と、前記周方向連結凹部に係脱可能な連結端面部材と、この連結端面部材を前記第2の軸係合部と一体化する第2の軸部と、を有することを特徴とする請求項3または4記載の印字器。
  6. 前記周方向連結凹部は、前記第二桁の前記見出し輪の、前記第一桁の前記見出し輪側の側面において、前記連回り連結機構に係脱するようにその複数個を等角度間隔で形成していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の印字器。
  7. 印字器フレームと、
    この印字器フレームに組み込んでいるとともに各列において互いに係合している見出し輪および活字輪と、
    前記各列においてこの見出し輪を回転して所望の見出し数字を選択可能な選択摘みと、を有する印字器による印字用連続番号見出し数字選択方法であって、
    前記印字器フレームが第一桁の前記見出し輪に対向するそのフレーム内壁面に形成した桁上げ下げ用突出台部と、
    前記第一桁の前記見出し輪の軸方向に貫通する貫通軸室内に設けるとともに、前記選択摘みによる前記第一桁の前記見出し輪の選択回転にともなってこの桁上げ下げ用突出台部に対向可能な連回り連結機構と、を設けるとともに、
    この連回り連結機構に対向可能なように第二桁の前記見出し輪の側面に周方向連結凹部を設け、
    前記選択摘みにより、前記第一桁の前記見出し輪を回転操作して、前記連回り連結機構を前記桁上げ下げ用突出台部に当接させ、
    前記連回り連結機構が前記周方向連結凹部に連結させた状態においてのみ、前記第一桁の前記見出し輪と前記第二桁の前記見出し輪とを一体的に連れ回りさせることを特徴とする印字用連続番号見出し数字選択方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4343238A (en) * 1980-01-16 1982-08-10 Esselte Pendaflex Corporation Counting or printing mechanism for consecutive counting numbering
JPS62220380A (ja) * 1986-03-24 1987-09-28 Kaname Aoki 日付印判器
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