JP3677775B2 - 移動体用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体用ナビゲーション装置に係わり、特に、車載部(車載制御手段)及び携帯電話部(携帯電話制御手段)を備えた移動体ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両の現在位置の周辺の地図をディスプレイに表示した地図情報を利用して、車両を目的地まで経路案内を行うナビゲーション装置が知られている。
従来のナビゲーション装置においては、地図情報を記憶したDVD−ROMやCD−ROM等の記憶媒体を搭載し、この記憶媒体から必要な地図情報を読み出して、これにより経路案内を行っている。
【0003】
一方、最近では、特開平10−103999号公報に記載されているように、車両に固定的に搭載されているメインナビゲーション装置(メインナビ)に、車両に着脱可能に装着されたサブナビゲーション装置(サブナビ)を組み合せたものが知られている。このナビゲーション装置は、サブナビ装着状態では、サブコントロールユニットによりメインディスプレイに地図情報と現在位置を表示し、サブナビ取り外した場合でも、サブナビを単独でナビゲーション装置として使用可能としたものである。
また、特開平10−274925号公報や特開平10−304429号公報には、地図情報記憶部及び現在位置検出部を備えたナビゲーション装置内蔵携帯電話装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては、本発明者の認識によれば、ナビゲーション装置内蔵携帯電話装置自体が、ナビゲーションに必要な地図情報及び現在位置検出部を備えているので、車両に固定的に設けられたメインナビゲーション装置と共に使用する場合、種々の機能が両者において重複して存在する。このため、その分、装置が大型化したり、コストが増大してりして、多くの無駄が存在している。このような問題点(課題)は、従来において、認識されておらず、本発明者により初めて認識された課題である。
【0005】
そこで、本発明は、このような新規な課題を達成するためになされたものであり、車載部と携帯電話部とに重複して存在する機能を互いに流用するようにして省資源化を図った移動体ナビゲーション装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、車載制御手段と携帯電話制御手段とを有する移動体ナビゲーション装置であって、上記携帯電話制御手段は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段を有し、上記車載制御手段は、上記携帯電話制御手段から車両の現在位置に関する情報を受信し、この信号に基づきナビゲーション制御を行い、さらに、上記車載制御手段は、自立測位手段を有し、この自立測位手段の出力を上記携帯電話制御手段に送信し、この携帯電話制御手段は、この自立測位手段の出力に基づき上記現在位置を補正することを特徴としている。
【0007】
この第1の発明では、好ましくは、上記車載制御手段は、上記携帯電話制御手段から受信した車両の現在位置に関する情報を、マップマッチングにより補正する。
この第1の発明では、好ましくは、上記携帯電話制御手段は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、検出した車両の現在位置に基づいて車両の現在位置周辺の地図情報を前記地図情報記憶手段から読み出し、この現在位置周辺の地図情報を現在位置マークとともに表示させる現在位置表示手段と、を備えている。
【0008】
また、第2の発明は、車載制御手段と携帯電話制御手段とを有する移動体ナビゲーション装置であって、上記携帯電話制御手段は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段及び地図情報を記憶する地図情報記憶手段を有し、上記車載制御手段は、現在位置に関する情報と地図情報の両方を含むナビゲーション制御情報を上記携帯電話制御手段から受信し、このナビゲーション制御情報をディスプレイに表示させ、上記車載制御手段は、自立測位手段を有し、この自立測位手段の出力を上記携帯電話制御手段に送信し、この携帯電話制御手段は、この自立測位手段の出力に基づき上記現在位置を補正することを特徴としている。
【0009】
第2の発明では、好ましくは、上記車載制御手段は、操作スイッチ手段を有し、ドライバによりこの操作スイッチ手段が操作されたとき、この操作スイッチ手段の出力を、上記携帯電話制御手段に送信し、この携帯電話制御手段は、この操作スイッチ手段の出力に基づき、上記地図情報又はナビゲーション制御情報を上記車載制御手段に送信する。
【0010】
第2の発明では、好ましくは、上記携帯電話制御手段は、上記現在位置検出手段が検出した車両の現在位置に関する情報を、マップマッチングにより補正する。
【0011】
第2の発明では、好ましくは、携帯電話制御手段は、検出した車両の現在位置に基づいて車両の現在位置周辺の地図情報を前記地図情報記憶手段から読み出し、この現在位置周辺の地図情報を現在位置マークとともに表示させる現在位置表示手段を備えている。
【0012】
図1に示すように、符号1は、移動体ナビゲーション装置であり、この移動体ナビゲーション装置1は、車載部2と携帯電話部4とから構成されている。車載部2は、車両に固定的に搭載され、一方、携帯電話部4は、車両に着脱可能に装着され、車両から取り外すことにより、それ自体でもナビゲーション装置として使用できるようになっている。
【0013】
車載部2は、車載側でナビゲーション制御を行なう車載制御手段6と、携帯電話部4と種々の信号を送受信する無線アンテナ8と、地図情報等を表示するディスプレイ10と、ナビゲーションのためにドライバが操作する操作スイッチ12と、地図情報を記憶する地図記憶手段(RAM)14と、車両の移動距離を算出するための車速センサ16と、車両の移動方向を検出するためのジャイロセンサ18とを備えている。これらの車速センサ16とジャイロセンサ18は、自立測位手段を構成している。
【0014】
一方、携帯電話部4は、携帯電話側でナビゲーション制御を行なう携帯電話制御手段20と、車載部2と種々の信号を送受信する無線アンテナ22と、地図情報等を表示するディスプレイ24と、ナビゲーションのためにドライバ(又は、使用者)が操作する操作スイッチ26と、地図情報を記憶する地図記憶手段(RAM)28と、電話としての機能を発揮するためのマイク/スピーカ30と、車両の現在位置を算出するために複数の衛星からGPS信号を受信するGPSセンサ32とを備えている。
【0015】
この第1実施形態は、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能を車載部2が流用したものである。
【0016】
次に、図2により、車載制御手段2による制御内容を説明する。先ず、S1において、電源スイッチがオンか否かを判定し、オンであれば、S2に進み、車両が所定距離移動(又は所定周期経過)したか否かを判定する。所定距離移動したか否かは、車速センサ16の出力値により判定し、所定周期(例えば20秒)経過したか否かは、内蔵のタイマ(図示せず)の値により判定する。YESの場合には、S3に進み、ドライバによるリクエスト信号を携帯電話部4に送信する。ここで、このリクエスト信号は、携帯電話部4にGPS信号の送信を要求するためのものである。なお、GPS信号は、車載部2のディスプレイ10に地図情報を表示するために必要な現在位置を求めるために必要な信号である。
【0017】
次に、S4において、携帯電話部4から所定時間以上GPS信号を受信していないか否かを判定し、受信している場合には、S5に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信したときには、S6において、そのGPS信号から現在位置を算出する。次に、S7に進み、この現在位置を地図記憶手段(RAM)14に記憶する。
次に、S8において、車速センサ16とジャイロセンサ18のそれぞれの検出値及びマップマッチングにより、現在位置を補正し、地図記憶手段(RAM)14に更新記憶する。次に、S9に進み、現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を地図記憶手段14から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ10に表示する。その後、S10において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
【0018】
一方、S4において、受信なしと判定された場合には、S11に進み、GPS信号以外の他の方法で現在位置を検出しその現在位置を地図記憶装置14に更新記憶して、S8に進む。また、S11の代わりに、S12に進むようにしてもよい。この場合には、「ナビゲーション制御不可」のワーニングをディスプレイに表示する。
【0019】
次に、図3により、携帯電話制御手段4による制御内容を説明する。先ず、S21において、電源スイッチがオンか否かを判定し、オンであれば、S22に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信している場合には、S23に進み、GPSセンサ32より受信したGPS信号を地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、S24において、ナビアシストモードか否かを判定する。このナビアシストモードは、GPSセンサで受信したGPS信号を携帯電話部4から車載部2に送信するモードである。次に、S25で車両が所定距離移動(又は所定周期(例えば20秒)経過)したか否かを判定し、S26でリクエスト信号を受信したか否かを判定する。所定距離移動したか又はリクエスト信号を受信したときは、S27に進み、車載部2に対してGPS信号を送信する。
【0020】
次に、S28において、ナビモードか否かを判定する。ナビモードは、携帯電話部4のディスプレイ24に現在位置周辺の地図情報を表示するモードである。ナビモードの場合には、S29に進み、GPS信号により現在位置を算出する。次に、S30で、その現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を地図記憶手段28から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ24に表示する。その後、S31において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
【0021】
この第1実施形態では、携帯電話部4が車載部2にGPS信号を送信し(S27参照)、車載部2がGPS信号から現在位置を算出するようにしている(S6参照)。しかしながら、第1実施形態では、これに限らず、携帯電話部4でGPS信号から現在位置を算出し、この現在位置信号を車載部2に送信し、車載部2では、この現在位置信号を地図記憶装置14に更新記憶するようにしてもよい。この場合には、GPS信号から現在位置の算出は、S26とS27の間で実行され、S27で現在位置信号が送信され、S6は実行不要である。
また、第1実施形態では、S2において、車両が所定距離移動(又は所定周期経過)したか否か、S3において、リクエスト信号を送信したか否かを判定しているが、これらのステップS2及びS3を省略してもよい。この場合には、対応するS26も省略する必要がある。
【0022】
このように第1実施形態では、GPSセンサ32を、携帯電話部4のみに設け、このGPSセンサ32が受信したGPS信号又はこのGPS信号に基づいた現在位置信号を、携帯電話部4から車載部2に送信し、車載部2は、この受信したGPS信号又はこのGPS信号に基づいた現在位置信号に基づき、現在位置周辺の地図地図情報を自己のディスプレイ10に表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
このように、第1実施形態では、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能を車載部2が流用することができ、その結果、GPSセンサに関し、省資源化を図ることができる。
【0023】
次に、図4及び図5により、本発明の移動体ナビゲーション装置の第2実施形態を説明する。なお、この第2実施形態における基本構成は、図1と同じであり、そのため、その説明は省略する。
この第2実施形態は、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能を車載部2が流用すると共に、車載部2に設けられた車速センサ16とジャイロセンサ18の機能を携帯電話部4が流用するようにしたものである。
【0024】
次に、図4により、車載制御手段2による制御内容を説明する。先ず、S41において、電源スイッチがオンか否かを判定し、オンであれば、S42に進み、車両が所定距離移動(又は所定周期(例えば20秒)経過)したか否かを判定する。YESの場合には、S43に進み、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出信号を携帯電話部4に送信する。
次に、S44において、携帯電話部4から所定時間以上現在位置信号を受信していないか否かを判定し、受信している場合には、S45に進み、現在位置信号を受信したか否かを判定し、受信したときには、S46において、その現在位置を地図記憶手段(RAM)14に更新記憶する。
【0025】
次に、S47において、マップマッチングにより、現在位置を補正し、地図記憶手段(RAM)14に更新記憶する。次に、S48に進み、現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を地図記憶手段14から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ10に表示する。その後、S49において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
【0026】
一方、S44において、受信なしと判定された場合には、S50に進み、現在位置信号以外の他の方法で現在位置を検出しその現在位置を地図記憶装置14に更新記憶し、次に、S51において、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出値から現在位置を補正し、更新記憶し、S47に進む。また、S50にすむ代わりに、S52に進むようにしてもよい。この場合には、「ナビゲーション制御不可」のワーニングをディスプレイに表示する。
【0027】
次に、図5により、携帯電話制御手段4による制御内容を説明する。先ず、S61において、電源スイッチがオンか否かを判定し、オンであれば、S62に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信している場合には、S63に進み、GPSセンサ32より受信したGPS信号から現在位置を算出し、この現在位置を地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、S64において、上述の検出信号(S43参照)を受信したか否かを判定する。受信した場合には、S65に進み、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出値から現在位置を補正し、地図記憶手段28に更新記憶する。
【0028】
次に、S66において、ナビアシストモードか否かを判定する。YESの場合には、S67で車両が所定距離移動(又は所定周期(例えば20秒)経過)したか否かを判定し、S68で、現在位置信号を車載部2に送信する。
次に、S69において、ナビモードか否かを判定する。ナビモードの場合には、S70に進み、マップマッチングにより現在位置を補正し、地図記憶手段28に更新記憶する。次に、S71に進み、その現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を地図記憶手段28から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ24に表示する。その後、S72において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
【0029】
この第2実施形態では、車載部2がS47でマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するようにしている。しかしながら、第2実施形態では、これに限らず、このマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するステップを、車載部2ではなく、携帯電話部4で実行するようにしてもよい。この場合には、S47は実行されず、このマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するステップは、S65とS66の間で実行される。
【0030】
このように第2実施形態では、GPSセンサ32の流用の外に、車速センサ16とジャイロセンサ18を車載部2のみに設け、これらの車速センサ16とジャイロセンサ18のそれぞれの検出値を、車載部2から携帯電話部4に送信し、携帯電話部4は、これらの受信した車速センサ16とジャイロセンサ18の検出値を用いて現在位置を補正するようにしている(S65参照)。携帯電話部4は、この補正された現在位置に基づき、現在位置周辺の地図地図情報を自己のディスプレイ24に表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
このように、第2実施形態では、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能を車載部2が流用することができ、さらに、車載部2に設けられた車速センサ16とジャイロセンサ18の機能を携帯電話部4が流用することができるので、その結果、GPSセンサ、車速センサ及びジャイロセンサに関し、省資源化を図ることができる。
【0031】
次に、図6乃至図8により、本発明の移動体ナビゲーション装置の第3実施形態を説明する。図6は本発明の移動体ナビゲーション装置の第3実施形態を示す構成図、図7は図6の車載制御手段による制御内容を示すフローチャート、図8は図6の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。図7及び図9において、Pは各ステップを示している。
【0032】
図6に示すように、第3実施形態に係る移動体ナビゲーション装置1は、車載部2と携帯電話部4とから構成されている。車載部2は、車載制御手段6と、無線アンテナ8と、ディスプレイ10と、操作スイッチ12と、車速センサ16と、ジャイロセンサ18と、GPSセンサ34と、簡易地図を記憶する共に携帯電話部4から受信した地図情報を一次記憶(又は更新記憶)するため等のRAM36を備えている。図1の第1実施形態と比較すると、車載部2は、地図記憶手段14を備えておらず、その代わり、GPSセンサ34及びRAM36を備えている。一方、携帯電話部4は、携帯電話制御手段20と、無線アンテナ22と、ディスプレイ24と、操作スイッチ26と、地図記憶手段(RAM)28と、マイク/スピーカ30と、GPSセンサ32とを備えており、図1に示す第1実施形態と同じである。また、第3実施形態の携帯電話部4の地図記憶手段28は、それ自体で予め地図情報を記憶しているが、後述するように、外部の情報センタから受信した地図情報も(更新)記憶するようになっている。
【0033】
この第3実施形態は、携帯電話部4の地図記憶手段28が記憶する地図情報を車載部2が流用したものである。
【0034】
次に、図7により、車載制御手段2による制御内容を説明する。先ず、P1において、電源スイッチがオンか否かを判定し、オンであれば、P2に進み、GPS信号を受信したか否かを判定する。受信している場合には、P3に進み、そのGPS信号により現在位置を算出する。次に、P4に進み、この現在位置をRAM36に更新記憶する。
次に、P2にNOの場合、又は、P4の実行後、P5において、車速センサ16とジャイロセンサ18のそれぞれの検出値により現在位置を補正して、RAM36に更新記憶する。
【0035】
次に、P6において、車両が所定距離移動(又は所定周期経過)したか否か、又は、ドライバが操作スイッチ12を操作したか否かを判定する。所定距離移動したか否かは、車速センサ16の出力値により判定し、所定周期(例えば20秒)経過したか否かは、内蔵のタイマ(図示せず)の値により判定する。また、操作スイッチ12の操作は、携帯電話4から地図情報(地図信号)を受信したい場合に行なわれるドライバによる操作である。YESの場合には、P7に進み、現在位置情報及び地図縮尺情報を含んだリクエスト信号を携帯電話部4に送信する。
【0036】
次に、P8において、携帯電話部4から所定時間以上地図信号を受信していないか否かを判定し、受信している場合には、P9に進み、地図信号を受信したか否かを判定し、受信したときには、P10において、その地図情報をRAM36に一次記憶する。次に、P11に進み、RAM36からその現在位置周辺の受信地図情報(指定された縮尺のもの)を読み出す。
次に、P12に進み、マップマッチングにより現在位置を補正し、RAM36に更新記憶する。次に、P13に進み、現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)をRAM36から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ10に表示する。その後、P14において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
【0037】
一方、P8において、受信なしと判定された場合には、P15に進み、RAM36からその現在位置周辺の簡易地図を読み出す。このP15においては、簡易地図を読み出す代わりに、RAM36に携帯電話部4から受信した地図情報を記憶できるようにしておき(一次記憶でなく更新記憶できるようにしておき)、この場合に、過去に記憶した地図情報(指定された縮尺のもの)を読み出すようにしてもよい。この後、P12に進む。また、P15の代わりに、P16に進むようにしてもよい。この場合には、「ナビゲーション制御不可」のワーニングをディスプレイに表示する。
【0038】
次に、図8により、携帯電話制御手段4による制御内容を説明する。先ず、P21において、電源スイッチがオンか否かを判定し、オンであれば、P22に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信している場合には、P23に進み、GPSセンサ32より受信したGPS信号を地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、P24において、ナビアシストモードか否かを判定する。次に、P25でリクエスト信号を受信したか否かを判定する。リクエスト信号を受信したときは、P26で、地図記憶手段28からその現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を読み出し、P27で、その地図情報を地図信号として車載部2に送信する。
【0039】
次に、P28において、ナビモードか否かを判定する。ナビモードの場合には、P29に進み、GPS信号により現在位置を算出する。次に、P30で、その現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を地図記憶手段28から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ24に表示する。その後、P31において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
次に、P32において、情報入手モードであるか否かを判定する。この情報入手モードは、外部に設けられた所定の情報センタ(図示せず)からインターネット等のネットワークを経由して地図情報を受信するためのモードである。情報入手モードの場合には、P33に進み、所定の情報センタに接続し、所望の縮尺及び地域の地図情報を入手(受信)する。次に、P34において、入手した地図情報を地図記憶手段に(更新)記憶する。
【0040】
この第3実施形態では、地図記憶手段28を携帯電話部4のみに設け、この地図記憶手段28に記憶された地図情報を携帯電話部4から車載部2に送信し、車載部2は、この受信した地図情報を自己のディスプレイに表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
このように、第3実施形態では、携帯電話部4に設けられた地図情報記憶手段28の機能を車載部2が流用することができ、その結果、地図情報記憶手段に関し、省資源化を図ることができる。
さらに、第3実施形態では、車載部2から携帯電話部4に対し、リクエスト信号を送信し、携帯電話部4は、このリクエスト信号を受信したときのみ、地図情報を車載部2に送信するようにしているので、比較的大容量である地図情報をタイミング良く且つ有効に送信することができる。
【0041】
次に、図9乃至図11より、本発明の移動体ナビゲーション装置の第4実施形態を説明する。図9は本発明の移動体ナビゲーション装置の第4実施形態を示す構成図、図10は図9の車載制御手段による制御内容を示すフローチャート、図11は図9の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。図10及び図11において、Rは各ステップを示している。
【0042】
図9に示すように、第4実施形態に係る移動体ナビゲーション装置1は、車載部2と携帯電話部4とから構成されている。車載部2は、車載制御手段6と、無線アンテナ8と、ディスプレイ10と、操作スイッチ12と、車速センサ16と、ジャイロセンサ18と、簡易地図を記憶する共に携帯電話部4から受信した地図情報を一次記憶(又は、更新記憶)するため等のRAM36を備えている。図1の第1実施形態と比較すると、地図記憶手段14を備えておらず、その代わり、RAM36を備えている。一方、携帯電話部4は、携帯電話制御手段20と、無線アンテナ22と、ディスプレイ24と、操作スイッチ26と、地図記憶手段(RAM)28と、マイク/スピーカ30と、GPSセンサ32とを備えており、図1に示す第1実施形態と同じである。また、第3実施形態と同様に、本実施形態の携帯電話部4の地図記憶手段28は、それ自体で予め地図情報を記憶しているが、外部の情報センタから受信した地図情報も(更新)記憶するようになっている。
【0043】
この第4実施形態は、車載部2が、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能と地図記憶手段28が記憶する地図情報を、流用したものである。
【0044】
次に、図10により、車載制御手段2による制御内容を説明する。先ず、R1で、電源スイッチがオンである場合には、R2で、所定距離移動したか否か、又は、所定周期(例えば20秒)経過したか否かを判定する。YESの場合には、R3に進み、ドライバによる現在位置リクエスト信号を携帯電話4に送信する。
次に、R4において、携帯電話部4から所定時間(又は所定移動距離)以上GPS信号を受信していないか否かを判定し、受信している場合には、R5に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信したときには、R6において、そのGPS信号から現在位置を算出する。次に、R7に進み、この現在位置をRAM36に更新記憶する。
次に、R8において、車速センサ16とジャイロセンサ18のそれぞれの検出値及びマップマッチングにより、現在位置を補正し、RAM36に更新記憶する。
【0045】
一方、R4において、受信なしと判定された場合には、R9に進み、GPS信号以外の他の方法で現在位置を検出しその現在位置をRAM36に更新記憶して、R8に進む。また、R9の代わりに、R10に進むようにしてもよい。この場合には、「ナビゲーション制御不可」のワーニングをディスプレイに表示する。
次に、R11乃至R21は、車載部2が地図リクエスト信号を送信し、携帯電話部4から地図情報を受信するためのステップである。なお、これらのステップR11乃至R21は、図7のP6乃至P16と実質的に同一であるため、説明は省略する。
【0046】
次に、図11により、携帯電話制御手段4による制御内容を説明する。先ず、R31において、電源スイッチがオンと判定された場合には、R32に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信している場合には、R33に進み、GPSセンサ32より受信したGPS信号を地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、R34において、ナビアシストモードか否かを判定する。次に、R35で、車両が所定距離移動(又は所定周期(例えば20秒)経過)したか否かを判定し、R36で、現在位置リクエスト信号を受信したか否かを判定する。所定距離移動した又は現在位置リクエスト信号を受信したときは、R37に進み、車載部2に対してGPS信号を送信する。
次のR38乃至R48は、車載部2の地図リクエスト信号に対して、携帯電話部4から車載部2に対して地図情報を送信するためのステップである。なお、これらのステップR38乃至R48は、図8のP24乃至P34と実質的に同一であるため、説明は省略する。
【0047】
なお、第4実施形態においては、第1実施形態と同様に、携帯電話部4でGPS信号から現在位置を算出し、この現在位置信号を車載部2に送信し、車載部2では、この現在位置信号を地図記憶装置14に更新記憶するようにしてもよい。
このように第4実施形態では、GPSセンサ32を、携帯電話部4のみに設け、このGPSセンサ32が受信したGPS信号又はこのGPS信号に基づいた現在位置信号を、携帯電話部4から車載部2に送信し、車載部2は、この受信したGPS信号又はこのGPS信号に基づいた現在位置信号に基づき、現在位置周辺の地図地図情報を自己のディスプレイ10に表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
【0048】
さらに、第4実施形態では、地図記憶手段28を携帯電話部4のみに設け、この地図記憶手段28に記憶された地図情報を携帯電話部4から車載部2に送信し、車載部2は、この受信した地図情報を自己のディスプレイに表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
このように、第4実施形態では、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能及び携帯電話部4に設けられた地図情報記憶手段28の機能を車載部2が流用することができ、その結果、GPSセンサ及び地図情報記憶手段に関し、省資源化を図ることができる。
さらに、第4実施形態では、第3実施形態と同様に、車載部2から携帯電話部4に対し、地図リクエスト信号を送信し、携帯電話部4は、この地図リクエスト信号を受信したときのみ、地図情報を車載部2に送信するようにしているので、比較的大容量である地図情報をタイミング良く且つ有効に送信することができる。
【0049】
次に、図12及び図13により、本発明の移動体ナビゲーション装置の第5実施形態を説明する。なお、この第5実施形態における基本構成は、図9と同じであり、そのため、その説明は省略する。
この第5実施形態は、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能を車載部2が流用し、車載部2に設けられた車速センサ16とジャイロセンサ18の機能を携帯電話部4が流用し、さらに、携帯電話部4の地図記憶手段28が記憶する地図情報を車載部2が流用したものである。
【0050】
次に、図12により、車載制御手段2による制御内容を説明する。先ず、T1で電源スイッチがオンであると判定された場合には、T2に進み、車両が所定距離移動(又は所定周期(例えば20秒)経過)したか否かを判定する。YESの場合には、T3に進み、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出信号を携帯電話部4に送信する。
次に、T4において、携帯電話部4から所定時間(又は所定移動距離)以上現在位置信号を受信していないか否かを判定し、受信している場合には、T5に進み、現在位置信号を受信したか否かを判定し、受信したときには、T6において、その現在位置をRAM36に更新記憶する。
【0051】
一方、T4において、受信なしと判定された場合には、T7に進み、現在位置信号以外の他の方法で現在位置を検出しその現在位置をRAM36に更新記憶し、次に、T8において、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出値から現在位置を補正し、更新記憶し、T10に進む。また、T7に進む代わりに、T9に進むようにしてもよい。この場合には、「ナビゲーション制御不可」のワーニングをディスプレイに表示する。
次に、T10乃至T18は、車載部2が地図リクエスト信号を送信し、携帯電話部4から地図情報を受信するためのステップである。なお、これらのステップT10乃至T18は、図7のP6乃至P16と実質的に同一であるため、説明は省略する。
【0052】
次に、図13により、携帯電話制御手段4による制御内容を説明する。先ず、T31において、電源スイッチがオンであると判定された場合には、T32に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信している場合には、T33に進み、GPSセンサ32より受信したGPS信号から現在位置を算出し、この現在位置を地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、T34において、検出信号(T3参照)を受信したか否かを判定する。受信した場合には、T35に進み、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出値から現在位置を補正し、地図記憶手段28に更新記憶する。
【0053】
次に、T36において、ナビアシストモードか否かを判定する。YESの場合には、T37で車両が所定距離移動(又は所定周期(例えば20秒)経過)したか否かを判定し、T39で、現在位置信号を車載部2に送信する。
なお、T36でナビアシストモードでないと判定されても、車載部2からの現在位置リクエスト信号を受信している場合(車載部2は現在位置リクエスト信号をT3とT4の間で送信する)には、同様に、T39で、現在位置信号を車載部2に送信する。
次のT36乃至T50は、車載部2の地図リクエスト信号に対して、携帯電話部4から車載部2に対して地図情報を送信するためのステップである。なお、これらのステップT36乃至T50は、図8のP24乃至P34と実質的に同一であるため、説明は省略する。
【0054】
この第5実施形態では、車載部2がT16でマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するようにしている。しかしながら、第5実施形態では、これに限らず、このマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するステップを、車載部2ではなく、携帯電話部4で実行するようにしてもよい。この場合には、T16は実行されず、このマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するステップは、T35とT36の間で実行される。
このように第5実施形態では、GPSセンサ32を、携帯電話部4のみに設け、このGPSセンサ32が受信したGPS信号又はこのGPS信号に基づいた現在位置信号を、携帯電話部4から車載部2に送信し、車載部2は、この受信したGPS信号又はこのGPS信号に基づいた現在位置信号に基づき、現在位置周辺の地図地図情報を自己のディスプレイ10に表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
【0055】
また、第5実施形態では、車速センサ16とジャイロセンサ18を車載部2のみに設け、これらの車速センサ16とジャイロセンサ18のそれぞれの検出値を、車載部2から携帯電話部4に送信し、携帯電話部4は、これらの受信した車速センサ16とジャイロセンサ18の検出値を用いて現在位置を補正するようにしている(T35参照)。携帯電話部4は、この補正された現在位置に基づき、現在位置周辺の地図地図情報を自己のディスプレイ24に表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
また、第5実施形態では、地図記憶手段28を携帯電話部4のみに設け、この地図記憶手段28に記憶された地図情報を携帯電話部4から車載部2に送信し、車載部2は、この受信した地図情報を自己のディスプレイに表示して、ナビゲーション制御を行うことができる。
【0056】
このように、第5実施形態では、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能及び携帯電話部4に設けられた地図情報記憶手段28の機能を車載部2が流用することができ、さらに、車載部2に設けられた車速センサ16とジャイロセンサ18の機能を携帯電話部4が流用することができ、その結果、GPSセンサ、地図情報記憶手段、並びに、車速センサ及びジャイロセンサに関し、省資源化を図ることができる。
さらに、第5実施形態では、第3実施形態及び第4実施形態と同様に、車載部2から携帯電話部4に対し、地図リクエスト信号を送信し、携帯電話部4は、この地図リクエスト信号を受信したときのみ、地図情報を車載部2に送信するようにしているので、比較的大容量である地図情報をタイミング良く且つ有効に送信することができる。
【0057】
次に、図14及び図15により、本発明の移動体ナビゲーション装置の第6実施形態を説明する。この第6実施形態における基本構成は、図9と同じであり、そのため、その説明は省略する。
この第6実施形態は、携帯電話部4に設けられたGPSセンサ32の機能を車載部2が流用し、車載部2に設けられた車速センサ16とジャイロセンサ18の機能を携帯電話部4が流用し、さらに、携帯電話部4の地図記憶手段28が記憶する地図情報を車載部2が流用したものである。さらに、この第6実施形態においては、携帯電話部4から位置情報と地図情報の両方を含むナビゲーション制御情報を車載部2が受信して利用するようにしている。
【0058】
次に、図14により、車載制御手段2による制御内容を説明する。先ず、M1で電源スイッチがオンであると判定された場合には、M2に進み、車両が所定距離移動(又は所定周期経過)したか否か、又は、ドライバが操作スイッチ12を操作したか否かを判定する。YESの場合には、M3に進み、車速センサの検出値、ジャイロセンサの検出値、及び、縮尺情報を含んだリクエスト信号を携帯電話部4に送信する。
【0059】
次に、M4において、携帯電話部4から所定時間(又は所定移動距離)以上応答信号(M29参照)を受信していないか否かを判定し、受信している場合には、M59に進み、応答信号を受信したか否かを判定し、受信したときには、M6において、受信した現在位置情報をRAM36に一次記憶する。次に、M7において、受信した地図情報をRAM36に一次記憶する。さらに、M8に進み、RAM36からその現在位置周辺の受信地図情報(指定された縮尺のもの)を読み出す。
次に、M9に進み、マップマッチングにより現在位置を補正し、RAM36に更新記憶する。次に、M10に進み、現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)をRAM36から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ10に表示する。その後、M11において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
【0060】
一方、M4において、受信なしと判定された場合には、M12に進み、GPS信号以外の他の方法で現在位置を検出しその現在位置をRAM36に更新記憶する。次に、M13において、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出値から現在位置を補正し、更新記憶し、さらに、M14に進み、RAM36からその現在位置周辺の簡易地図を読み出す。このM15においては、簡易地図を読み出す代わりに、RAM36に携帯電話部4から受信した地図情報を記憶できるようにしておき(一次記憶でなく更新記憶できるようにしておき)、この場合に、過去に記憶した地図情報(指定された縮尺のもの)を読み出すようにしてもよい。次に、M15において、マップマッチングにより、現在位置を補正し、RAM36に更新記憶する。その後、M10進む。また、M12に進む代わりに、M16に進むようにしてもよい。この場合には、「ナビゲーション制御不可」のワーニングをディスプレイに表示する。
【0061】
次に、図15により、携帯電話制御手段4による制御内容を説明する。先ず、M21において、電源スイッチがオンであると判定された場合には、M22に進み、GPS信号を受信したか否かを判定し、受信している場合には、M23に進み、GPSセンサ32より受信したGPS信号から現在位置を算出し、この現在位置を地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、M24において、リクエスト信号(M3参照)を受信したか否かを判定する。受信した場合には、M25に進み、車速センサ及びジャイロセンサのそれぞれの検出値から現在位置を補正し、地図記憶手段28に更新記憶する。
次に、M26において、ナビアシストモードか否かを判定する。次に、M27でリクエスト信号を受信したか否かを判定する。リクエスト信号を受信したときは、M28で、地図記憶手段28からその現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を読み出し、M29で、その地図情報及び現在位置情報の両方を含むナビゲーション制御情報として車載部2に送信する。
【0062】
次に、M30において、ナビモードか否かを判定する。ナビモードの場合には、M31に進み、マップマッチングにより現在位置を補正して地図記憶手段28に更新記憶す。次に、M32に進み、その現在位置周辺の地図情報(指定された縮尺のもの)を地図記憶手段28から読み出して、現在位置マークと共に、ディスプレイ24に表示する。その後、M33において、その他の通常のナビゲーション制御(例えば、目的地までの径路誘導路の表示等)を行う。
次に、M34において、情報入手モードであるか否かを判定する。情報入手モードの場合には、M35に進み、所定の情報センタに接続し、所望の縮尺及び地域の地図情報を入手(受信)する。次に、M36において、入手した地図情報を地図記憶手段に(更新)記憶する。
【0063】
この第6実施形態では、車載部2がM9でマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するようにしている。しかしながら、第6実施形態では、これに限らず、このマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するステップを、車載部2ではなく、携帯電話部4で実行するようにしてもよい。この場合には、M9は実行されず、このマップマッチングにより現在位置を補正し更新記憶するステップは、M25とM26の間で実行される。
【0064】
このように第6実施形態では、GPSセンサ32を携帯電話部4のみに設け、地図記憶手段28を携帯電話部4のみに設け、車速センサ16とジャイロセンサ18を車載部2のみに設けるようにしているため、これらの機能を互いに流用できるので、GPSセンサ、地図情報記憶手段、並びに、車速センサ及びジャイロセンサに関し、省資源化を図ることができる。
さらに、第6実施形態では、車載部2から携帯電話部4に対し、リクエスト信号を送信し、携帯電話部4は、このリクエスト信号を受信したときのみ、地図情報と位置情報の両方を含むナビゲーション制御情報を車載部2に送信するようにしているので、比較的大容量であるナビゲーション制御情報をタイミング良く且つ有効に送信することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の移動体用ナビゲーション装置によれば、車載制御手段と携帯電話制御手段とに重複して存在する機能を互いに流用するようにして省資源化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる移動体ナビゲーション装置の第1実施形態及び第2実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の車載制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態の車載制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態を示す構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態の車載制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4実施形態乃至第6実施形態を示す構成図である。
【図10】本発明の第4実施形態の車載制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4実施形態の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第5実施形態の車載制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第5実施形態の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第6実施形態の車載制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第6実施形態の携帯電話制御手段による制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 移動体ナビゲーション装置
2 車載部
4 携帯電話部
6 車載制御手段
8 無線アンテナ
10 ディスプレイ
12 操作スイッチ
14 地図記憶手段
16 車速センサ
18 ジャイロセンサ
20 携帯電話制御手段
22 無線アンテナ
24 ディスプレイ
26 操作スイッチ
28 地図記憶手段
30 マイク/スピーカ
32,34 GPSセンサ
36 RAM

Claims (7)

  1. 車載制御手段と携帯電話制御手段とを有する移動体ナビゲーション装置であって、
    上記携帯電話制御手段は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段を有し、
    上記車載制御手段は、上記携帯電話制御手段から車両の現在位置に関する情報を受信し、この信号に基づきナビゲーション制御を行い、
    さらに、上記車載制御手段は、自立測位手段を有し、この自立測位手段の出力を上記携帯電話制御手段に送信し、この携帯電話制御手段は、この自立測位手段の出力に基づき上記現在位置を補正する、
    ことを特徴とする移動体ナビゲーション装置。
  2. 上記車載制御手段は、上記携帯電話制御手段から受信した車両の現在位置に関する情報を、マップマッチングにより補正する、
    請求項1に記載の移動体ナビゲーション装置。
  3. 上記携帯電話制御手段は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、検出した車両の現在位置に基づいて車両の現在位置周辺の地図情報を前記地図情報記憶手段から読み出し、この現在位置周辺の地図情報を現在位置マークとともに表示させる現在位置表示手段と、を備えている、
    請求項1または2に記載の移動体ナビゲーション装置。
  4. 車載制御手段と携帯電話制御手段とを有する移動体ナビゲーション装置であって、
    上記携帯電話制御手段は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段及び地図情報を記憶する地図情報記憶手段を有し、
    上記車載制御手段は、現在位置に関する情報と地図情報の両方を含むナビゲーション制御情報を上記携帯電話制御手段から受信し、このナビゲーション制御情報をディスプレイに表示させ、
    上記車載制御手段は、自立測位手段を有し、この自立測位手段の出力を上記携帯電話制御手段に送信し、この携帯電話制御手段は、この自立測位手段の出力に基づき上記現在位置を補正する、
    ことを特徴とする移動体ナビゲーション装置 。
  5. 上記車載制御手段は、操作スイッチ手段を有し、ドライバによりこの操作スイッチ手段が操作されたとき、この操作スイッチ手段の出力を、上記携帯電話制御手段に送信し、この携帯電話制御手段は、この操作スイッチ手段の出力に基づき、上記地図情報又はナビゲーション制御情報を上記車載制御手段に送信する、
    請求項4に記載の移動体ナビゲーション装置。
  6. 上記携帯電話制御手段は、上記現在位置検出手段が検出した車両の現在位置に関する情報を、マップマッチングにより補正する、
    請求項4または5に記載の移動体ナビゲーション装置。
  7. 上記携帯電話制御手段は、検出した車両の現在位置に基づいて車両の現在位置周辺の地図情報を前記地図情報記憶手段から読み出し、この現在位置周辺の地図情報を現在位置マークとともに表示させる現在位置表示手段を備えている、
    請求項4ないし6のいずれか1項に記載の移動体ナビゲーション装置。
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