JP2007316886A - Etc車載器およびetc車載器の制御用プログラム - Google Patents

Etc車載器およびetc車載器の制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯電話を用いたナビゲーション機能と複数のETCカードを有料道路の種類に応じて使い分けられるETC機能とを併せ持ったETC車載器を提供すること。
【解決手段】 有料道路の料金所に設置された車両検知装置とのデータ送受信を無線通信にて行うためのアンテナユニットと、そのアンテナユニットが送受信するデータを処理する本体ユニット(5)と、料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライターと、GPS機能付き携帯電話(60)が接続可能な接続手段(65)とを備えたETC車載器(1)である。本体ユニット(5)にヒンジ機構(80)によって回転可能な大型表示手段(70)を備え、その大型表示手段(70)に携帯電話(60)のGPS機能が受信した目的地情報や地図情報が表示される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、有料道路の支払いおよび目的地のナビゲーションに関するハードウェアシステムおよび情報処理技術に関する。
(ハイウェイカードと高額カードの廃止)
有料道路が有料であるのは、「受益者負担の原則」による。すなわち、道路を使わない者からも集めた税金を使うのではなく、道路を使う者から徴収しようという趣旨である。有料道路の渋滞問題は、トンネルの出入り口付近などのいわゆる渋滞名所の存在を別にすると、たいてい料金所を起点としている。この問題の解消を目指して、料金所の拡張をするとともにキャッシュレス化が進みつつある。ハイウェイカードを代表とするプリペイドカードの導入である。
ところが、テレホンカードと同様に偽造問題が深刻化し、1万円、3万円、5万円といった高額カードを含むすべてのハイウェイカードが廃止されるに至っている。
(ETCシステムのスタート)
プリペイドカードと平行して、いわゆるETC(Electronic Toll Collection)システムが立ち上がった。このETCシステムとは、有料道路の料金所に設置された車両検知装置と、その車両検知装置を通過する車両に搭載された自動車搭載機(車載器)とがデータ送受信を行うことによって通行料金の収受データ処理を行い、料金所通行のノンストップ化に寄与するシステムである。
料金の支払いには、支払い者に関するデータ(以下、「支払い者関連データ」と記す)と車両に関するデータ(車両重量や車種などのデータ。以下、「車両関連データ」と記す)とが必要である。そこで、支払い者関連データと車両関連データとを分離し、支払い者関連データを格納したETCカードと車両関連データを格納したETC専用の車載器(以下、「ETC車載器」と記す)とが、ETCシステムの利用には必要となる。そして、支払い者に関するデータを車載器から分離することができるため、車両の貸し借りなどにも対応できる。
(ETCカード)
一般のETCカードは、旧日本道路公団(現在では東/中/西日本高速道路株式会社等)との契約に基づいてクレジットカード会社が発行する有料道路の料金支払いに特化したカードであり、前述したように支払い者のデータを格納するものである。具体的には、支払い者を特定するための情報を提示してクレジットカード会社へ申し込み、利用料金を決済可能とすることによって利用準備が整う。
以下において、クレジットカード会社が発行するETCカードを「ETCクレジットカード」と記す。また、単に「ETCカード」と記した場合には、ETCクレジットカードを含むほか、ETCシステムに使用可能な他のカードも含むこととする。
ETCカード、たとえばETCクレジットカードには、申し込み契約が完了した支払い者の決済情報データなどの変更されないデータと、有料道路の利用に関して読み書きされるデータなどが格納できるいわゆるICカード方式が採用されている。
(ETC車載器)
前述のETC車載器について、更に説明する。
ETC車載器は、料金所の車両検知装置とのデータ送受信を行う装置であり、データ送受信を行うアンテナユニットとデータ処理を行う本体ユニットとを備えている。本体ユニットは、ETCシステム利用開始時に登録する車両関連データを格納し、ETCカードのデータを読み取り、車両関連データとともにアンテナユニットへ送り、アンテナユニットからのデータをETCカードのデータへ書き込んだりする。アンテナユニットは、本体ユニットのデータを料金所の車両検知装置へ送信するとともに、料金所の車両検知装置から送信されてきたデータを受信して本体ユニットへ送る。
(支払方法など)
さて、一般的なETCクレジットカードにおける引き落とし方式の場合には、利用金額に応じてポイントが加算され、そのポイントが通行料金に還元されるので、実質的な割引が発生する。
一方、個人の支払い者とは別に、ヘビーユーザのためには、「ETCコーポレートカード」という割引制度が用意されている。こちらは、一ヶ月ごとに精算する方式において、その一ヶ月の利用額が3万円を超える場合には3万円の超過分の20%を割り引く、といった大きな割引制度がある。
さて、本願発明に関連する先行技術としては、本願出願人がすでに発案している特開2004―362174号を開示する。
この「ETC車載器」は、複数のETCカードを有料道路の種類に応じて使い分けられる技術である。すなわち、車両検知装置とのデータ送受信を無線通信にて行うためのアンテナユニットと、そのアンテナユニットが送受信するデータを処理する本体ユニットとを備え、その本体ユニットには、料金支払い者の決済情報を予め記録するとともに料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライターを複数、例えば2つまたは3つ以上備える。そして、複数のカードリーダライターのいずれを選択するかを決定するカード選択手段とを備えたETC車載器である。
特開2004―362174号公報
ところで、近年ではコンピュータに記録した地図情報と、衛星電波を利用して地球上の位置を割り出すGPS(Global Positioning System)機能とを組み合わせて、車の現在地を表示したり、指定した目的地までの経路を表示したりするカーナビゲーションシステムが普及している。このカーナビゲーションシステムには、目的地の案内を行うナビゲーション機能のほか、ETC車載器を内蔵した一体型のものや、CDやDVD等の各種メディアを再生可能なメディア再生機能、TVチューナーを搭載してTVを再生するTV再生機能、HDDに音楽を録音して再生可能なミュージック録再機能などを実現する高機能カーナビゲーションシステムも普及していきている。
一方、この高機能カーナビゲーションシステムでは、多彩な機能を搭載しているのでその利便性は高いものの、商品価格が高くなってしまうことから、ヘビーユーザ以外の人が容易に購入するには敷居が高かった。
また、近年ではナビゲーション機能が搭載されたGPS付きの携帯電話も開発され普及してきている。このGPS機能付き携帯電話を車両に搭載することで、携帯電話のみで目的地までナビゲーションすることが可能となっている。このため、カーナビゲーションシステムを所持していないユーザにとって安価に利用することができるというメリットがある。
このGPS付き携帯電話は、法規制および安全性の観点から、助手席 (運転手以外) の人のみが操作可能なサービスとなっている。また、ナビゲーションに使用される画面は、携帯電話の画面であるため、目的地の案内を正確に把握するために必要十分な大きさではない。これは、運転手以外の人が携帯電話の表示画面を見て確認していくことを想定して作られているからである。すなわち、助手席に人がいなければナビゲーションの視認および操作に制限が生じることとなる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、携帯電話を用いたナビゲーション機能とETC機能とを併せ持った技術を提供することにある。
ここで、請求項1から請求項4に記載の発明の目的は、携帯電話を用いたナビゲーション機能とETC機能とを併せ持ったETC車載器を提供することにある。
また、請求項5及び請求項6に記載の発明の目的は、携帯電話を用いたナビゲーション機能とETC機能とを併せ持ったETC車載器の制御用プログラムを提供することにある。
本発明は、上記した課題を解決するため、以下のような解決手段を提供する。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、有料道路の料金所に設置された車両検知装置を通過する車両に搭載されたETC車載器とデータ送受信を行うことによって通行料金の収受データ処理を行うETCシステムにおけるETC車載器(1)に係る。
すなわち、前記ETC車載器(1)は、車両検知装置とのデータ送受信を無線通信にて行うためのアンテナユニットと、そのアンテナユニットが送受信するデータを処理する本体ユニット(5)とを備え、その本体ユニット(5)には、料金支払い者の決済情報を予め記録するとともに、料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライターと、GPS機能を搭載した携帯電話(60)が接続可能な接続手段(65)と、前記本体ユニット(5)に対して回転可能な大型表示手段(70)とを備える。また、前記接続手段(65)は、接続された携帯電話(60)が受信した目的地情報及び地図情報を本体ユニット(5)に取り込み可能とするとともに、その目的地情報及び地図情報が表示可能な表示手段を備え、前記大型表示手段(70)には、前記携帯電話(60)のGPS機能が受信した目的地情報及び地図情報が表示されることを特徴とする。
(用語説明)
「決済情報」とは、利用料金の引き落とすためのデータであり、例えば契約者の氏名や法人名、銀行口座に関するデータなどである。
「カードリーダライター」とは、ETCカードのデータ読み込みおよびデータ書き込み可能であるように形成されたものである。カードリーダライターを二つ以上備えられていると望ましいが、これに限られない。カードリーダライターを二つ以上備えられていると、2枚または3枚以上のETCカードを同時挿入することが可能となる。なお、その場合、カードリーダライターが複数存在する場合には、いずれを選択するかを決定するカード選択手段を備える必要がある。ここで、「カード選択手段」とは、他の請求項で限定する場合の他、カードリーダライターのいずれを選択するかの決定を、手動にて行うためのボタンなどの操作系をいう。手動にて操作するボタンは、データの読み込みおよび書き込みが可能な状態となっているカードに対応して点灯したり点滅したりする表示装置を兼ねたり、別途備えたりすることがより好ましい。
「接続手段」とは、携帯電話に搭載された充電用コネクタと接続可能な形態をした接続部のことである。一般に、携帯電話の充電用コネクタはメス用に形成されているので、その場合には当該メス用に合致するオス用の接続部として形成する。
「GPS機能付き携帯電話」とは、電話回線を通じて地理情報を受信可能な携帯端末装置であり、GPS機能付きのPDAなども含む趣旨である。
「大型表示手段」とは、携帯電話の液晶画面よりも大型の出力表示手段のことである。この表示が画面通常、液晶画面として形成されている。
(作用)
本発明に係るETC車載器(1)は、料金支払い者の決済情報を予め記録するとともに料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライターを複数備えている。したがって、複数種類のETCカード、たとえばETCクレジットカードとETC別納カードとを予めデータの読み込みおよび書き込み可能な状態としておくことができる。
そして、有料道路の種類、すなわち割引対象道路か割引対象外道路かの区別によって複数のカードリーダライターのいずれを選択するかをカード選択手段にて決定する。これによって、一人での運転中であっても一旦停止することなく最も割引率の高い支払方法を選択できる。
また、本体ユニット(5)の接続手段(65)に携帯電話(60)を接続する。携帯電話(60)の表示手段には、携帯電話(60)のGPS機能が受信した目的地情報及び地図情報が表示される。また、大型表示手段(70)には、携帯電話(60)のGPS機能が受信した目的地情報及び地図情報が表示される。
携帯電話(60)の表示手段よりも大きな画面によってナビゲーションされるので、目的地情報や地図情報が見やすくなり、利用者の使い勝手が向上する。したがって、ETC車載器(1)にナビゲーション機能を搭載していることになりうるので、別途高価なカーナビゲーションシステムは不要となる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載のETC車載器を限定したものであり、
前記本体ユニット(5)に音声出力手段(50)を備え、その音声出力手段(50)は、前記携帯電話(60)のGPS機能が受信した目的地情報を音声案内することを特徴とする。
(作用)
携帯電話(60)のGPS機能が受信した目的地情報を音声出力手段(50)が出力して音声案内を行う。この音声出力手段(50)は、ETC車載器で使用される料金案内等の音声案内機能と併用することもできる。このようにすれば、部材コストの低減に寄与する。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載のETC車載器を限定したものである。
前記本体ユニット(5)と大型表示手段(70)を接続可能なヒンジ機構(80)を備え、そのヒンジ機構(80)には、本体ユニット(5)の長さ方向に略等しく形成された固定部材(82)と、その固定部材(82)の略中心部に、前記大型表示手段(70)を回転自在とする支軸(81)と、が設けられていることを特徴とする。
(作用)
本体ユニット(5)のヒンジ機構(80)が大型表示手段(70)と本体ユニット(5)を固定させている。ヒンジ機構(80)は、本体ユニット(5)の長さ方向に略等しい固定部材(82)と、その固定部材(82)の略中心部にある支軸(81)によって形成されている。支軸(81)は、回転自在なため、大型表示手段(70)を回転させることができる。このため、利用者は大型表示手段(70)の向きを自由に変えることができるので、便利である。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のETC車載器を限定したものであり、
前記大型表示手段(70)は、携帯電話(60)装着時には前記本体ユニット(5)側に対向した側壁(72a)が、本体ユニット(5)の上面部(5a)に直交されており、前記大型表示手段(70)から携帯電話(60)を外した際には、前記ヒンジ機構(80)の支軸(81)の回転に応じて、前記本体ユニットの上面部(5a)全体と大型表示手段(70)の表示部(71)全体とが密着して収納されることを特徴とする。
(作用)
大型表示手段(70)は、ヒンジ機構(80)によって回転自在に形成されている。携帯電話(60)を本体ユニット(5)に装着する。大型表示手段(70)を使用する際には、本体ユニット(5)の上面部(5a)と本体ユニット(5)側に対向した側壁(72)とを直交させるように立設させる。この角度は、本体ユニット(5)と大型表示手段(70)とを接続したヒンジ機構(80)の支軸(81)を回転させることで、見やすい位置に変更可能である。一方、大型表示手段(70)を収納する際には、本体ユニットの上面部(5a)全体と大型表示手段(70)の表示部(71)全体とが密着するように、ヒンジ機構(80)の支軸(81)を回転させる。
未使用時には、大型表示手段(70)を収納できるので、画面を傷や汚れなどから保護される。また、ナビゲーション機能を必要としないときには、画面が邪魔にならない。一方、大型表示手段(70)を使用する時には、支軸を所定箇所まで回転させて、画面を見る人の一番見えやすい位置まで調整すればよい。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、有料道路の料金所に設置された車両検知装置を通過する車両に搭載されたETC車載器とデータ送受信を行うことによって通行料金の収受データ処理を行うETCシステムにおけるETC車載器の制御用プログラムに係る。
そのプログラムは、ETC車載器の接続コネクタに携帯電話が接続されたか否かを判別する携帯電話接続判別手順と、その携帯電話接続判別手順が、前記携帯電話が接続コネクタに接続されていると判別した場合には、携帯電話のGPS機能が受信した目的情報及び地図情報を、携帯電話から取得するGPS情報取得手順と、そのGPS情報取得手順が取得したGPS情報を、ETC車載器の大型液晶画面に表示するGPS情報出力手順と、をETC車載器に実行させることとした制御用プログラムである。
(作用)
携帯電話接続判別手順がETC車載器の接続コネクタに携帯電話が接続されたか否かを判別する。携帯電話が接続されたと判別されると、GPS情報取得手順が携帯電話のGPS機能が受信した目的情報及び地図情報を、携帯電話から取得する。GPS情報出力手順が、GPS情報取得手順が取得したGPS情報をETC車載器の大型液晶画面に表示する。
携帯電話のGPS機能が取得した各種情報をETC車載器が取得し、ETC車載器の表示手段である大型液晶画面に表示させるプログラムである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項5記載の制御用プログラムを限定したものであり、
前記携帯電話から出力された音声データを取得する音声データ取得手順を備え、その音声データ取得手順が取得した音声データは、前記ETC車載器のスピーカから出力させることを特徴とする。
(作用)
携帯電話の音声データをETC車載器のスピーカによって出力できるので、部材コストを同期化させることが可能となり、コストダウンに寄与する。
請求項5及び請求項6記載に係るコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、MO(光磁気ディスク)、DVD−R、フラッシュメモリなどである。
また、これらの発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他のコンピュータへ伝送することも可能である。
なお、汎用的なコンピュータに対して、上記のような各手段を達成可能であるようなプログラムをETC車載器にプリインストール、あるいは通信機能付きのETC車載器であればダウンロードすることも可能である。
請求項1から請求項4に記載の発明によれば、携帯電話を用いたナビゲーション機能とETC機能とを併せ持ったETC車載器を提供することができた。
請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、携帯電話を用いたナビゲーション機能とETC機能とを併せ持ったETC車載器の制御用プログラムを提供することができた。
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1から図12である。
(図1)
図1は、本発明の第一の実施形態をブロック図および概略図の組合せによって示したETC車載器である。
ここに示すETC車載器は、有料道路の料金所に設置された車両検知装置とのデータ送受信を無線通信にて行うためのアンテナと、そのアンテナが送受信するデータを処理する本体ユニットとを備える。ブロック図においては、アンテナに相当する箇所を無線データ受信手段として示しているが、有料道路の料金所に設置された車両検知装置に対するデータ送信も行う。
本体ユニットには、料金支払い者の決済情報を予め記録するとともに料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライター(第一カードリーダライター、第二カードリーダライター)を2つ備えている。概略図においては、第一カード挿入口、第二カード挿入口として示している。また、それらカード挿入口に対応してカード選択ボタンが用意されている。
例えば、第一カード挿入口には、第一カードとしてETC別納カードを挿入する。また、第二カードとしてETCクレジットカードを挿入することとする。挿入されるとカード選択ボタンが点灯する。そして、運転者がいずれのカードにて支払いをするかを決定し、そのETCカードに対応するカード選択ボタンを押す。有料道路の種類、すなわち割引対象道路か割引対象外道路かの区別によって複数のカードリーダライターのいずれを選択するかをカード選択手段にて決定する。すると、そのカード選択ボタンが点滅し、当該ETCカードによる支払いを決定した旨を運転者に告知する。
カード選択ボタンによるカードの選択が終わると、選択されたETCカードに書き込まれているカードデータをカードデータ受信手段が読み取る。そして、無線データ受信手段が受信した車両検知装置からの情報と合わせて料金データ演算手段が有料道路の料金を演算する。そして、演算データ送信手段がカード選択ボタンを介して、選択されたETCカードへ演算された料金データを書き込む。
なお、第一カード挿入口および第二カード挿入口については、それぞれが専用のカードしか読み取れない固定式ではなく、第一カードが第二カード挿入口に挿入されても第一カードへのデータの書き込みやデータ読込が可能である。
これによって、一人での運転中であっても一旦停止することなく最も割引率の高い支払方法を選択できる。
なお、一方のETCカードしか挿入されていない場合には、当該ETCカードからのデータ読み込みおよびデータ書き込みを行うものとしてもよいし、他のカードが挿入されていないことについて音声や表示手段などを用いて警告をするような構成を備えていてもよい。
(図2)
図2に示す実施形態のETC車載器は、カード選択手段を第一の実施形態に係るETC車載器に加えて位置データ取得手段からの位置データ受信が行える位置データ受信手段を備えている。そして、このカード選択手段は、車両の位置データを取得する位置データ取得手段と接続して位置データを受信する位置データ受信手段と、その位置データ受信手段が受信した位置データに基づいてカードリーダライターのいずれを選択するかを演算する演算手段とを備えている。
ここで「位置データ取得手段」とは、GPS機能を備えた装置、ここではカーナビゲーションであり、位置データとともに進行方向を把握する。それによって、これから向かう有料道路が割引対象道路か割引対象外道路かを判断可能となる。
前述の「演算手段」は、車両の位置データに基づいて割引対象道路か割引対象外道路かの区別を判断するとともに、複数のETCカードの中からいずれのカードを選択すべきかを判断する。判断結果を自動的に採用することも可能であるが、最終決定を運転者に委ねるために、判断結果を表示しての運転者に確認を求める機能を別途備えることもできる。
この実施形態に係るETC車載器に接続された位置データ取得手段が、車両の位置データを取得する。そして、位置データ受信手段が接続して位置データを受信する。演算手段は、車両の位置データに基づいて割引対象道路か割引対象外道路かの区別を判断し、いずれのETCカードを選択すべきかを判断する。ただし、運転者が操作可能なカード選択ボタンも用意してあり、最終決定は運転者に委ねている。本実施形態では、演算手段の結果は、カード選択ボタンの点滅にて示すこととしており、最終決定を運転者に促す。ただし、運転者が気づかなかったり、一定時間を経過した場合には、演算手段の判断結果を用いて料金支払い手続きを開始する。
この実施形態に係るETC車載器によれば、運転者が割引対象道路か割引対象外道路かの区別を判断する必要がなくなり、ETCシステムの利用における運転者の判断負担を軽減できる。
(図3)
図3に示す実施形態のETC車載器は、第二の実施形態に加えて、料金支払いのための料金支払い用データをデータ記録メディアに記録可能な印刷用データライターを備えた本体ユニットとしたものである。この本体ユニットには、第一および第二カード挿入口と同じ面に、データ記録メディア挿入口を備えている。
印刷用データライターは、料金データ演算手段、演算データ送信手段およびカード選択手段を介して送信されてくる料金データを、データ記録メディアに記録するものである。料金データを記録したデータ記録メディアを取り外して、別途備えられたプリンタによって料金データを印刷すれば、料金データを印字可能である。例えば、有料道路の利用に関する領収書に類する書類の印刷が可能となる。本実施形態に係るETC車載器によれば、道路の種類によってETCカードを使い分けても、利用履歴を残すことができる。
(図4)
図4に示す実施形態のETC車載器は、アンテナユニットを第一の実施形態に係るETC車載器と異ならせ、データ受信専用としたものである。すなわち、車両検知装置へのデータ送信のための携帯通信端末装置への接続装置と、車両検知装置からのデータ受信を行うアンテナユニットと、接続装置に接続された通信端末装置およびアンテナユニットが送受信するデータを処理する本体ユニットとを備える。「通信端末装置」とは、携帯電話である。そして、データ送信は、接続装置に接続される携帯電話によって行わせる。
なお、この実施形態では、カードリーダライターを3つ備えており、三種類のETCカードを収納して使い分けることができる。
前述した携帯電話は、GPS機能付きの携帯電話であり、位置情報も取得できる。このため、第三の実施形態にて示した位置データ取得手段としてのカーナビゲーションは不要となる。更に、データ送信機能を携帯電話に委ねているので、ETC車載器に搭載しなくてもよく、車載器の小型化に寄与する。またETC車載器の購入者としては、購入費用が抑えられる。
前述してきた実施形態では、アンテナユニットと本体ユニットとが分離されたETC車載器を主に説明したが、アンテナユニットと本体ユニットが一体化したETC車載器であってもよい。
また、アンテナにデータ送受信の機能を備えさせた上で、位置情報取得手段として通信携帯電話を用いることも可能である。
(携帯電話接続型ETC車載器)
次に、図1に示したETC車載器に携帯電話を装着可能な形態について、図5から図8に基づいて説明していく。
図5に示すETC車載器1は、車両検知装置とのデータ送受信を無線通信にて行うためのアンテナ(図示しない)と、そのアンテナを内蔵するとともに、アンテナが送受信するデータを処理する本体ユニット5と、GPS機能を搭載した携帯電話60が接続可能な接続コネクタ65(接続手段)と、その携帯電話60が受信した受信した目的地情報を表示可能な大型液晶画面70(大型表示手段)と、を備えている。
(本体ユニット)
本体ユニット5には、料金支払い者の決済情報を予め記録するとともに、料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライターを内蔵し、そのカードリーダライターでのデータの読み込みおよび書き込みを行うためのETCカードを複数枚挿入可能であるように、第一カード挿入口10および第二カード挿入口20を備えている。
また、第一カード挿入口10および第二カード挿入口20のいずれに対してデータの読み込みおよび書き込みを行わせるかを選択するための第一カード選択ボタン11および第二カード選択ボタン21を備えている。そして、この第一、第二カード選択ボタン11,21に対応した第一点灯ランプ12および第二点灯ランプ22を備えている。
第一点灯ランプ12および第二点灯ランプ22は、第一カード挿入口10および第二カード挿入口20にカードが挿入され、第一カード選択ボタン11および第二カード選択ボタン21でデータの読み込みおよび書き込みを行うカードとして選択されている場合に点灯する。
また、ETC車載器1の接地面と対向する位置に音声案内用のスピーカ(音声出力手段)50が設けられている。スピーカ50は、ETC車載器1と車両検知装置で行われる通行料金の収受データ処理において、決済処理された収受データを運転者に音声案内を行うためのものである。なお、このスピーカ50は、ETC車載器1で使用される料金案内等の音声案内機能と併用されている。このため、部材コストの低減に寄与する。
本体ユニット5は、本体ユニット5と大型液晶画面70を接続可能なヒンジ機構80を備えている。このヒンジ機構80には、本体ユニット5の長さ方向に略等しく形成された固定部材82と、その固定部材82の略中心部に、大型液晶画面70を回転自在とする支軸81が設けられている。この支軸81が回転することで、大型液晶画面70を見えやすい場所に調整することができる。
(携帯電話)
また、図6に示した携帯電話60は、インターネット通信およびGPS通信が可能なGPS機能付き携帯電話60である。この携帯電話60は、GPS機能のほか、インターネットに接続して電子メールやWEBサイト情報など、各種データの送受信を行う機能を備えている。また、図示は省略するが、携帯電話60には、本体ユニット5に設けられた接続コネクタ65に接続可能な接続部を有している。この接続部は、携帯電話60に設けられている充電用コネクタのメス側である。
接続コネクタ65は、この充電用コネクタである接続部に対して嵌合される形状(オス側)に形成されており、これらが互いに接続されることで、携帯電話60とETC車載器1の本体ユニット5との間で通電がなされる。
この状態において、携帯電話60の表示画面(表示手段)にGPS機能が受信した地図情報や目的地情報が表示されているが、大型液晶画面70を開くことによって、地図情報や目的地情報が大型液晶画面70に表示される機能が備えられている。このデータ処理について図9を参照して説明する。
この図に示すように、制御プログラムは、ETC車載器1の制御を行う制御プログラムについて説明したフローチャートである。
携帯電話接続判別手順がETC車載器1の接続コネクタに携帯電話60が接続されているか否かを判別する(S01)。
携帯電話60が接続コネクタに接続されていると判別されると、GPS情報取得手順が携帯電話60のGPS機能が受信した目的地情報及び地図情報を、携帯電話60から取得する(S02)。一方、接続されていなければ、接続待ち状態に戻る。
なお、このGPS機能は、GPS衛星が送信している時間データ等のGPSデータを受信する機能である。
続いて、GPS情報出力手順が、GPS情報取得手順が取得したGPS情報をETC車載器1の大型液晶画面70に表示する(S03)。
音声データ取得手順が携帯電話60から出力された音声データを取得する(S04)。
前述した接続コネクタ65と携帯電話60の接続形態は、オス側とメス側による差し込み形式によるものではなく、本体ユニット5からコードが延びており、そのコード先端に接続コネクタ65が設けられて携帯電話60と接続されるようにしても良い。
また、携帯電話とは、代表的には携帯電話のことであるが、このほか、GPS機能付きのPDAなどであっても良い。
(大型液晶画面)
大型液晶画面70は、略矩形状の薄型液晶で形成されており、携帯電話60から受信した各種情報を受信して表示する表示部71と、その表示部71の外枠を形成する側壁72a、72bと、上面部73a、底面部73bから構成されている。
大型液晶画面70は、本体ユニット5に対してヒンジ機構80の支軸81によって回転自在に形成されている。携帯電話60が装着されている時には、本体ユニット5側に対向した側壁72aが本体ユニット5の上面部5aに対して直交するよう立設させる(図1)。この角度は、本体ユニット5と大型液晶画面70とを接続したヒンジ機構80の支軸81を回転させることで、見やすい位置に変更可能である。
一方、図8に示すように、大型液晶画面70を収納するには、まず携帯電話60を外し、ヒンジ機構80の支軸81を一定方向に回転させる。そして、本体ユニット5の上面部5a全体と大型液晶画面70の表示部71全体とが密着するようにして収納する。表示部71は、タッチパネルによって操作可能となっている。
すなわち、ETC機能のみの使用時など、大型液晶画面70を使用しないときには折りたたんで収納できるので、表示部71を傷や汚れなどから保護される。また、画面も本体ユニット5から張り出さないので邪魔にならない。一方、大型液晶画面70を使用する時には、支軸81を所定箇所まで回転させて、表示画面71を見る人が、一番見えやすい位置まで調整すればよい。
(着脱手順)
次に、ETC車載器1に携帯電話60を着脱手順について説明する。
まず、図7に示す状態から大型液晶画面70を上方に持ち上げて開き、図6の水平状態にする。次に、ヒンジ機構80の支軸81を回転させて、大型液晶画面70を立設させる。これは、本体ユニット5の上面部5aと本体ユニット5側に対向した側壁72とを直交させるよう行う。
そして、図6に示すように、携帯電話60の充電用コネクタを本体ユニット5に設けられた接続コネクタ65に装着する。
携帯電話60の電源をONにすると、携帯電話60のGPS機能が受信した位置情報や地図データ等が表示される。ここで、ETC車載器1の電源もONにすれば、携帯電話60の表示画面に表示されている位置情報や地図データ等が、大型液晶画面70の表示部71に切り替わり表示される。
大型液晶画面70に表示された位置情報や地図データ等の操作は、ユーザが指で表示部71に直接触れて目的地の設定などのナビゲーション操作を行う。なお、安全上の観点から車両走行中には、操作できないように設定することもできる。
また、大型液晶画面70の角度は、本体ユニット5と大型液晶画面70とを接続したヒンジ機構80の支軸81を回転させることで、見やすい位置に変更可能である。一方、大型液晶画面70を収納する際には、本体ユニットの上面部5a全体と大型液晶画面70の表示部71全体とが密着するように、ヒンジ機構80の支軸81を回転させる。
GPS機能による目的地情報などの音声案内は、スピーカ50から出力される。これは、車両が車両検知装置で料金案内を受ける際に出力される料金案内と同様のスピーカを使用している。ナビゲーションとETCとで用いる音声出力を、同部材で形成しているので、部材コストの低減に寄与する。
上述のように、このETC車載器1は、携帯電話60がGPS機能を備えているため、ETC車載器1にも簡易的なGPS機能を搭載していることになり、目的地情報や地図情報を得られることから別途高価なカーナビゲーションシステムは不要となる。これにより、カーナビゲーションシステムを所持していないユーザにとって安価に利用することができるというメリットがある。
また、本体ユニット5の接続コネクタ65に携帯電話60を接続すると、携帯電話60の表示画面に表示される目的地情報や地図情報が大型液晶画面70に拡大されて表示される。このため、携帯電話60の表示画面よりも大きな画面によって目的地情報や地図情報が表示されるので、各種情報が見やすくなり、利用者の使い勝手が向上する。さらに、大型液晶画面70はヒンジ機構80の支軸81が回転可能に形成されているので、運転者または助手席の人が最も見やすい向きに画面角度を変更することができる。
したがって、ETC車載器1が安価なカーナビゲーション機能と、複数のETCカードを有料道路の種類に応じて使い分けられる利便性の高いETC機能とを併せ持っているので、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、このETC車載器1は、縦横の両方での設置が可能となっている。すなわち、第一、第二カード挿入口10,20が水平となるように横置き型として配置することもできるし、図5に示すように、第一、第二カード挿入口10,20が垂直となるように縦置き型として配置することもできる。ただし、携帯電話60を接続する場合には、縦置き型として使用することになる。
本実施形態においては、カードリーダライター(第一、第二カード挿入口10,20)が二つであるが、図4に示すように、三つ口であっても良い。
また、接続コネクタ65と携帯電話60の接続形態は、オス側とメス側による差し込み形式によるものではなく、本体ユニット5からコードが延びており、そのコード先端に接続コネクタ65が設けられて携帯電話60と接続されるようにしても良い。
図10から図12には、ETCカードが1枚のみ挿入可能なETC車載器を示す。この実施形態に係るETC車載器における前述してきた実施形態との相違点は、カード挿入口が一つであり、カード選択ボタンが存在しないという点である。その他の構成については同様であるので、詳細な説明を省略する。
第一の実施形態をブロック図および概略図の組合せによって示したものであ 第二の実施形態をブロック図および概略図の組合せによって示したものである。 第三の実施形態をブロック図および概略図の組合せによって示したものであ る 第四の実施形態をブロック図および概略図の組合せによって示したものであ ETC車載器に設けられた大型液晶画面を立設させた状態を示した正面図である。 ETC車載器に設けられた大型液晶画面を上方に開いた状態を示した正面図である。 ETC車載器に設けられた大型液晶画面を収納した状態を示した正面図である。 図6における上面図である。 携帯電話からGPS情報を受信する処理について説明したフローチャートである。 ETCカードが1枚のみ挿入可能なETC車載器において、大型液晶画面を立設させた状態を示した正面図である。 図10に示すETC車載器において、大型液晶画面を上方に開いた状態を示した正面図である。 図10に示すETC車載器において、大型液晶画面を収納した状態を示した正面図である。
符号の説明
1 ETC車載器
5 本体ユニット 5a 上面部
10,20 カード挿入口
11,21 カード選択ボタン
12,22 点灯ランプ
50 スピーカ
60 携帯電話 65 接続コネクタ
70 大型液晶画面 71 表示部
72a、72b 側壁
73a 上面部 73b 底面部
80 ヒンジ機構 81 支軸
82 固定部材

Claims (6)

  1. 有料道路の料金所に設置された車両検知装置を通過する車両に搭載されたETC車載器とデータ送受信を行うことによって通行料金の収受データ処理を行うETCシステムにおけるETC車載器であって、
    前記ETC車載器は、車両検知装置とのデータ送受信を無線通信にて行うためのアンテナユニットと、
    そのアンテナユニットが送受信するデータを処理する本体ユニットとを備え、
    その本体ユニットには、料金支払い者の決済情報を予め記録するとともに、料金支払いのための料金支払い用データを記録可能なETCカードに対して、データの読み込みおよび書き込みを行うカードリーダライターを備えるとともに、
    GPS機能を備えた携帯電話を接続可能な接続手段と、
    前記本体ユニットに対して回転可能な大型表示手段と、を備え、
    前記接続手段は、接続された携帯電話が受信した目的地情報及び地図情報を本体ユニットに取り込み可能とし、
    前記大型表示手段には、前記携帯電話のGPS機能が受信した目的地情報及び地図情報が表示されることを特徴とするETC車載器。
  2. 前記本体ユニットに音声出力手段を備え、その音声出力手段は、前記携帯電話のGPS機能が受信した目的地情報を音声案内することを特徴とする請求項1に記載のETC車載器。
  3. 前記本体ユニットと大型表示手段を接続可能なヒンジ機構を備え、
    そのヒンジ機構には、本体ユニットの長さ方向に略等しく形成された固定部材と、
    その固定部材の略中心部に、前記大型表示手段を回転自在とする支軸と、が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかにのETC車載器。
  4. 前記大型表示手段は、携帯電話装着時には前記本体ユニット側に対向した側壁が、本体ユニットの上面部に直交されており、
    前記大型表示手段から携帯電話を外した際には、前記ヒンジ機構の支軸の回転に応じて、前記本体ユニットの上面部全体と大型表示手段の底面部全体とが密着して収納されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のETC車載器。
  5. 有料道路の料金所に設置された車両検知装置を通過する車両に搭載されたETC車載器とデータ送受信を行うことによって通行料金の収受データ処理を行うETCシステムにおけるETC車載器の制御用プログラムであって、
    そのプログラムは、ETC車載器の接続コネクタに携帯電話が接続されたか否かを判別する携帯電話接続判別手順と、
    その携帯電話接続判別手順が、前記携帯電話が接続コネクタに接続されていると判別した場合には、携帯電話のGPS機能が受信した目的情報及び地図情報を、携帯電話から取得するGPS情報取得手順と、
    そのGPS情報取得手順が取得したGPS情報を、ETC車載器の大型液晶画面に表示するGPS情報出力手順と、
    をETC車載器に実行させることとした制御用プログラム。
  6. 前記携帯電話から出力された音声データを取得する音声データ取得手順を備え、
    その音声データ取得手順が取得した音声データは、前記ETC車載器のスピーカから出力させることを特徴とする請求項5記載の制御用プログラム。
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