JP2013145538A - 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】店舗の情報を確実かつ容易にユーザに提供する。
【解決手段】車載器200において、記憶部には、複数の店舗のそれぞれについて、店舗案内情報と店舗識別情報とが対応付けて予め記憶される。受信部は、コンテンツデータを配信サーバ300から受信する。出力部は、受信したコンテンツデータを再生する。入力受付部は、複数の店舗で販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける。送信部は、路側機100Aを介して注文データと車載器IDを配信サーバ300に送信する。送信部は、車載器200が路側機100Bの通信圏内に入ると、車載器IDを配信サーバ300に送信する。受信部は、店舗識別情報と支払い金額を含むコンテンツデータを配信サーバ300から受信する。出力部は、店舗識別情報に対応付けて記憶されている店舗案内情報と支払い金額を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法に関する。
近年、カーナビゲーションシステムや、ETC(Electronic Toll Collection)システムが広く普及している。また、これらを融合し、更にオールインワンで多様なサービスを提供することができるITS(Intelligent Transport Systems)の実現のための様々な研究や開発が重ねられている。
例えば、特許文献1には、DSRC(Dedicated Short Range Communication)により駐車料金の決済を要求できる車載装置において、運転者が一旦DSRCにより決済しないことを選択した場合であっても、再度DSRCにより決済することを選択し直せることが開示されている。
また、特許文献2には、一台の車載器で複数のETCカードを利用したときに、ETCカードごとに利用履歴を照会できる装置が開示されている。この特許文献2によれば、利用履歴に用いる高速道路の入り口の名称は、ナビゲーションシステムが車両の位置を測位し、この位置と地図データベースを用いて料金所を判別することにより、料金所の名称を取得している。
特開2009−98747号公報 特開2008−33402号公報
しかしながら、同じ施設の中に複数の店舗があったり複数の店舗が密集していたりする場合においては、それらの店舗が同じ位置もしくは非常に近接した位置にあるため、車載器は、測位された車両の位置からは、どの店舗がユーザの注目している店舗なのかを正しく判別できないという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するものであり、店舗の情報を確実かつ容易にユーザに提供できるようにするために好適な情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る情報処理装置は、
商品を注文する処理を行う情報処理装置であって、
複数の店舗のそれぞれについて、前記店舗の案内を表す店舗案内情報と、前記店舗を識別する店舗識別情報と、を対応付けて予め記憶する記憶部と、
第1路側機又は第2路側機を介してコンテンツデータを配信サーバから受信する受信部と、
前記受信したコンテンツデータを再生して出力する出力部と、
前記複数の店舗で販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける入力受付部と、
前記選択された商品を示す注文データと、前記情報処理装置を識別する装置識別情報とを、前記第1路側機を介して前記配信サーバに送信する送信部と、
を備え、
前記送信部は、前記注文データと前記装置識別情報を送信した後であって、且つ、前記情報処理装置が前記第2路側機の通信圏内に入った後に、前記第2路側機を介して前記装置識別情報を更に送信し、
前記受信部は、前記店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを、前記第2路側機を介して更に受信し、
前記出力部は、前記受信したコンテンツデータに含まれる前記店舗識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている店舗案内情報と、前記選択された商品の金額とを更に出力する、
ことを特徴とする。
前記入力受付部は、前記選択された商品の購入のための決済の要求を前記ユーザから更に受け付け、
前記送信部は、前記決済の要求を前記配信サーバに更に送信し、
前記受信部は、前記要求した決済の結果を表すコンテンツデータを前記配信サーバから更に受信し、
前記出力部は、前記受信したコンテンツデータに含まれる決済の結果を更に出力してもよい。
前記記憶部は、前記決済の結果の履歴を記憶し、
前記入力受付部は、前記履歴を表示する旨の指示を前記ユーザから受け付け、
前記出力部は、前記受け付けた指示に応じて、前記履歴を表示してもよい。
前記決済は、前記情報処理装置に挿入されたクレジットカードを用いて行われ、
前記受信部が受信した決済の結果が、前記クレジットカードにより決済できないことを示す場合、前記出力部は、現金による決済を前記ユーザに促す案内を出力してもよい。
前記店舗識別情報は電話番号であり、
前記店舗案内情報には、少なくとも前記店舗の名称が含まれ、
前記第1路側機と第2路側機は、前記情報処理装置が搭載された車両が進む道路に、第1路側機、第2路側機の順に設置されていてもよい。
本発明の第2の観点に係る情報処理システムは、配信サーバと、複数の店舗を含む商業施設に設置された第1路側機及び第2路側機と、車両に搭載された車載器とを有する情報提供システムであって、
前記配信サーバは、
前記複数の店舗で販売される商品のそれぞれの価格を含むコンテンツデータと、前記複数の店舗のそれぞれを識別する店舗識別情報と、を予め記憶する第1記憶部と、
前記記憶されているコンテンツデータを、前記第1路側機の通信圏内に入った前記車載器に送信するコンテンツデータ送信部と、
を備え、
前記車載器は、
前記複数の店舗のそれぞれについて、店舗案内情報と前記店舗識別情報とを対応付けて予め記憶する第2記憶部と、
前記コンテンツデータを前記配信サーバから受信するコンテンツデータ受信部と、
前記受信したコンテンツデータを再生して出力する出力部と、
前記販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける入力受付部と、
前記選択された商品を示す注文データと、前記車載器を識別する車載器識別情報とを、前記第1路側機を介して前記配信サーバに送信する注文データ送信部と、
を備え、
前記配信サーバは、前記注文データと前記車載器識別情報を、前記第1路側機を介して前記車載器から受信する注文データ受信部を更に備え、
前記第1記憶部は、前記受信した注文データと車載器識別情報を対応付けて記憶し、
前記注文データ送信部は、前記注文データと前記車載器識別情報を送信した後であって、且つ、前記車載器が前記第2路側機の通信圏内に入った後に、前記第2路側機を介して前記車載器識別情報を更に送信し、
前記注文データ受信部は、前記第1路側機を介して前記注文データと前記車載器識別情報を受信した後に、前記第2路側機を介して前記車載器識別情報を更に受信し、
前記コンテンツデータ送信部は、前記第2路側機を介して受信した前記車載器識別情報に対応付けて記憶されている注文データに基づいて、前記選択された商品を販売する店舗を判別し、前記判別した店舗に対応付けて記憶されている店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを、前記第2路側機を介して更に送信し、
前記コンテンツデータ受信部は、前記店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを、前記第2路側機を介して更に受信し、
前記出力部は、前記受信したコンテンツデータに含まれる前記店舗識別情報に対応付けて記憶されている店舗案内情報と、前記選択された商品の金額とを更に出力する、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る情報提供方法は、商品を注文する処理を行う情報処理装置にて実行される情報処理方法であって、
コンテンツデータを配信サーバから受信する受信ステップと、
前記受信したコンテンツデータを再生して出力する出力ステップと、
複数の店舗で販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける入力受付ステップと、
前記選択された商品を示す注文データと、前記情報処理装置を識別する装置識別情報とを、前記配信サーバに送信する送信ステップと、
を備え、
前記送信ステップでは、前記注文データと前記装置識別情報を送信した後であって、且つ、所定の通信圏内に入った後に、前記装置識別情報を更に送信し、
前記受信ステップでは、前記店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを更に受信し、
前記出力ステップでは、前記受信したコンテンツデータに含まれる前記店舗識別情報に対応付けられている店舗案内情報と、前記選択された商品の金額とを更に出力する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、店舗の情報を確実かつ容易にユーザに提供できるようにすることができる。
情報処理システムの全体構成を説明するための図である。 情報処理システムの全体構成を説明するための他の図である。 配信サーバの構成を説明するための図である。 路側無線装置の構成を説明するための図である。 車載器の構成を説明するための図である。 車載器により再生されるトップ画面の構成例を表す図である。 車載器により再生されるメニュー画面の構成例を表す図である。 車載器により再生される注文画面の構成例を表す図である。 ナビゲーションデータベースの構成例を表す図である。 車載器により再生される決済確認画面の構成例を表す図である。 車載器により再生される決済完了画面の構成例を表す図である。 決済履歴の構成例を表す図である。 車載器側の決済処理を説明するためのフローチャートである。 配信サーバ側の決済処理を説明するためのフローチャートである。 車載器により表示される決済履歴画面の構成例を表す図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態に係る情報処理システムを、ITSを例に説明する。
まず、本実施形態のITSの構成の概略を説明する。ITSは、図1に示すように、道路、駐車場などの車両が通行する場所の近傍に配置された路側機100と、車両に搭載され、路側機100との間で通信しユーザ(ドライバー)に交通情報等を提供する車載器200と、交通情報等を生成して路側機100に配信する配信サーバ300と、を備える。路側機100は、一般に、ITSスポットなどとも呼ばれる。
さらに、本実施形態のITSは、有料道路や店舗等で決済用として導入されるETCシステムと連携する。図2には、ユーザが車両500の中にいながら商品を注文して受け取ることができる商業施設400近くの様子の概略が示されている。一般に、この商業施設400の事業形態は「ドライブスルー」と呼ばれている。図2に示すITSには、路側機100(本図中では100A,100Bの2つ)と、車両500に搭載される車載器200と、商品や決済に関する情報等を管理し提供する配信サーバ300とが含まれる。なお、以下の説明において、100Aを注文用路側機、100Bを決済用路側機と呼び分けることがある。注文用路側機100Aは主として商品の注文時に用いられ、決済用路側機100Bは主として商品代金の決済時に用いられる。
商業施設400では、例えばファストフードのような持ち帰りが容易な商品が販売される。本実施形態では、商業施設400には複数の店舗が含まれ、各店舗はそれぞれ異なった商品を販売する。車両500のドライバーが商業施設400で販売される商品を購入したい場合、ドライバーは注文窓口に車両500を進め、商品を注文する。注文後、ドライバーは受取窓口に車両500を進め、代金を支払い、注文した商品を受け取る。
商品の注文の際、ユーザは、注文窓口に行くのではなく、車載器200のモニタ装置に表示されるメニュー画面を使って注文することもできる。車両500が注文用路側機100Aの通信圏内に達すると、車載器200には、商業施設400で購入可能な商品の一覧を含むデータが注文用路側機100Aから送信される。車載器200は、受信したデータに基づいてモニタ装置にメニュー画面を表示し、ユーザから購入指示を受け付ける。購入指示は、車載器200から注文用路側機100Aへ送られ、さらに配信サーバ300へ送られる。そして、購入指示が商業施設400内の店舗ごとに割り当てられている端末450へ送られ、注文を受けた店舗が商品を用意する。
商業施設400に含まれる複数の店舗が1つの注文窓口を共有してもよいし、店舗ごとに異なった注文窓口を設けてもよい。注文用路側機100Aは、商業施設400に含まれる複数の店舗によって共有され、それぞれの店舗が扱う商品の注文が、1つの注文用路側機100Aを介して行われる。
また、商品の購入代金を決済する際、ユーザは、その場で現金で支払うのではなく、ICクレジットカードを使って支払うこともできる。ICクレジットカードでの決済を希望するユーザは、車載器200に所定のICクレジットカードを挿入して、車両500を受取窓口に進める。車載器200がICクレジットカードによる決済指示を受け付けると、決済指示は、車載器200から決済用路側機100Bへ送られ、さらに配信サーバ300へ送られる。そして、決済指示がクレジットカード会社の決済サーバ(図示せず)へ送られ、決済が行われる。決済サーバでは、挿入されているICクレジットカードの引き落とし口座から、ITSもしくは店舗の事業主体の口座へ、指定日に代金を振り替える処理が行われる。決済が完了すると、決済完了通知が配信サーバ300へ送られ、さらに決済用路側機100Bへ送られる。そして、決済完了通知は車載器200に送られ、決済が完了した旨がモニタ装置に表示される。決済が終わると、ユーザは商品を受け取る。
商業施設400に含まれる複数の店舗が1つの受取窓口を共有してもよいし、店舗ごとに異なった受取窓口を設けてもよい。決済用路側機100Bは、商業施設400に含まれる複数の店舗によって共有され、それぞれの店舗が扱う商品の決済が、1つの決済用路側機100Bを介して行われる。
なお、負荷分散や処理効率の向上などのために、注文用路側機100Aと決済用路側機100Bは、それぞれ、1つだけではなく、複数であってもよい。
次に、配信サーバ300のハードウェア構成について説明する。配信サーバ300は、路側機100毎に交通情報や商品や決済に関する情報等を生成して配信する装置であり、図3に示すように、入力部301、出力部302、通信制御部303,304,記憶部305、制御部306、ROM(Read Only Memory)307、RAM(Random Access Memory)308、及び、システムバス309を備える。
入力部301は、キーボード、マウス、入力インタフェース等を備え、種々のデータや指示を入力する。
出力部302は、表示装置などから構成され、様々な画像やテキストメッセージなどを表示する。
第1の通信制御部303は、電話回線、インターネット等の一般通信網NW1を介して外部装置と種々の情報を送受信する。
第2の通信制御部304は、ITS通信網NW2を介して複数の路側機100に接続され、各路側機100に交通情報等を送信する。また、第2の通信制御部304は、ITS通信網NW2を介して路側機100が車載器200との間で通信することにより得た情報を受信する。
記憶部305は、ハードディスク装置等を備え、種々の交通情報、商品情報、決済情報等を格納する。記憶部305は、各路側機100の位置、アドレス等と共にその近傍の地理情報や、路側機100に配信する様々なコンテンツに関するデータを予め記憶する。
制御部306は、プロセッサ等から構成され、配信サーバ300全体の動作を制御する。また、制御部306は、路側機100のそれぞれについて、記憶部305に格納されている各種情報に基づいて、路側機100から車載器200へ配信する情報を作成し、第2通信制御部304を制御してITS通信網NW2を介して各路側機100に供給する。
ROM307は、配信サーバ300全体の制御に必要なオペレーティングシステム(OS)や各種のデータを記憶する。
RAM308は、制御部306のワークエリアとして機能する。
システムバス309は、上記各部の間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、路側機100のハードウェア構成について説明する。図4に示すように、路側機100は、無線通信部101、通信制御部102、記憶部103、制御部104、ROM105、RAM106、及び、システムバス107を備える。
各路側機100は、道路近傍や駐車場等に配置され、近傍を通過する車両の車載器200に、DSRC方式により、コンテンツデータを送信する。各路側機100は、送信対象のコンテンツデータを予め記憶し、コンテンツデータを無線送信する。コンテンツデータには、画像、音声、テキストなどのデータが含まれる。
無線通信部101は、無線信号により、近傍を通過する車両に設置された車載器200との間でデータを送受信する。無線通信部101は、配信サーバ300より提供された交通情報やコンテンツデータを車載器200に送信する。また、無線通信部101は、車載器200から送信されてくる注文データや車載器ID等を受信する。
通信制御部102は、ITS通信網NW2を介して配信サーバ300に接続され、配信サーバ300から送信される交通情報等を受信する。また、通信制御部102は、自機が取得した交通情報等を、配信サーバ300に送信する。
記憶部103は、配信サーバ300から受信した交通情報や、自機固有の交通情報等を格納する。
制御部104は、プロセッサ等から構成され、路側機100全体の動作を制御する。制御部104は、記憶部103に格納されている交通情報を、無線通信部101により車載器200へ送信し、無線通信部101により取得した車載器ID等を記憶部103に格納する。また、制御部104は、記憶部103に格納されている自機が取得した交通情報等を、通信制御部102を制御してITS通信網NW2を介して配信サーバ300に送信し、配信サーバ300から通信制御部102により取得した情報を記憶部103に格納する。
ROM105は、この路側機100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムや各種のデータを記憶する。
RAM106は、制御部104のワークエリアとして機能し、様々なデータを一時的に記憶する。
システムバス107は、上記各部の間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、車載器200のハードウェア構成について説明する。車載器200は、図5に示すように、通信部201、音声処理部202、出力部203、操作部204、I/O(Input/Output)部205、記憶部206、制御部207、ROM208、RAM209、及び、システムバス210を備える。
車載器200は、車両の中に設置され、例えば、カーナビゲーション装置と一体に構成される。車載器200は、一般的なカーナビゲーションの機能と共に、路側機100から送信された交通情報等を再生して報知する機能を備える。また、車載器200は、路側機100からDSRC方式の無線通信により送信されてくるコンテンツデータを受信し、再生する。
通信部201は、GPS(Global Positioning System)モジュール201a、VICS(Vehicle Information and Communication System;登録商標)モジュール201b、ICカードモジュール201cを含む。また、通信部201は、DSRC方式により路側機100との間でデータを送受信する。
GPSモジュール201aは、複数のGPS衛星からのGPS電波を受信し、制御部207に供給する。GPSモジュール201aにより、車載器200が存在する位置の緯度と経度が正確に測位される。
VICSモジュール201bは、路側機100との間でDSRC方式により通信し、交通情報の送受信を行う。
ICカードモジュール201cは、路側機100と料金の決済を行うためのデータを送受信する。例えば、制御部207は、ICカードモジュール201cを制御して、商業施設400に設置された路側機100と通信し、車載器200に挿入されたICクレジットカードを用いて商品の代金を決済する。
音声処理部202は、制御部207から入力されたディジタルオーディオ信号をD/A(Digital/Analog)コンバータ(図示せず)でアナログオーディオ信号に変換して、スピーカ222に出力する。また、音声処理部202は、マイクロフォン223から入力された音声をA/D(Analog/Digital)コンバータ(図示せず)でディジタルオーディオ信号に変換して、制御部207に入力する。これにより、ユーザはナビゲーション等の音声を聞いたり、音声を入力したりすることができる。さらに、音声処理部202は、TTS(Text-to-Speech)形式で作成されたデータを使って音声を合成し、出力することができる。TTS形式のデータは、路側機100からプッシュ配信されてもよいし、予め記憶部206に記憶されていてもよい。
出力部203は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニタ装置を備え、通信部201により取得されたナビゲーション画像、店舗で商品を購入するための案内画像、テレビジョン放送の映像、あるいは記憶部206等に予め記憶されたマップ画像などを表示する。
操作部204はタッチパネル式入力装置などから構成され、ユーザによる指示入力に基づいて指示入力信号を生成して、制御部207に入力する。典型的には、LCDの表面にタッチパネルが重畳して配置されており、ユーザは、タッチパネル表面のうち、画面に表示されたボタン(ソフトウェアボタン)画像上の部分を指でタッチして、所望の指示を入力することができる。以下の説明において、ユーザがタッチパネル表面のうちのボタン画像上の部分を指でタッチすることを、簡単に「ユーザがボタンを押す」と表現する。
I/O部205は、DVD−ROM(Digital Versatile Disk-Read Only Memory)ドライブを含み、地図データなどを納めたDVD−ROMやCD−ROMからデータを読み出して制御部207に入力する。また、I/O部205は、速度センサ、走行距離センサ、方位センサ等のセンサ群225からの検出信号を取得し、制御部207に供給する。
記憶部206は、ハードディスクドライブ(HDD)を含み、地図データや、車載器200に予め割り当てられた固有の番号である車載器IDなどの各種設定情報、ナビゲーションに用いる目的地候補の名称、位置、住所、電話番号等を格納するナビゲーションデータベースを記憶する。記憶部206は、ユーザによって着脱可能なフラッシュメモリカードなどの他のメモリを備えていてもよい。制御部207は、地図データを記憶したDVD−ROM等の記憶媒体から随時この地図データを読み出してもよいし、記録媒体から予めこの地図データを読み出して記憶部206に書き込んでおく(インストールしておく)ようにしてもよい。あるいは、地図データは、HDDやフラッシュメモリカードに予め記憶されていてもよい。
制御部207は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、車載器200全体の動作を制御する。例えば、制御部207は、GPSモジュール201aを介して受信したGPS信号に基づいて、車両の現在位置を判別する。制御部207は、センサ群225に含まれている方向センサの出力をI/O部205を介して取り込み、車両の進行方向を判別する。制御部207は、距離センサの出力から走行距離を求める。また、制御部207は、VICSモジュール201bを介して路側機100からの交通情報を受信し、再生する。さらに、制御部207は、路側機100から配信された店舗案内等のコンテンツデータを再生し、コンテンツをユーザに提供する。なお、制御部207は、コプロセッサ等を備えても良い。
ROM208は、車載器200全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM209は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、通信部201により取得されたデータ、DVD−ROMから読み出したデータ等が保持される。また、制御部207は、RAM209をワークメモリとして使用する。
システムバス210は、上記各部を相互に接続し、命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、本実施形態のITSによって実行される決済処理について説明する。ここでは、ユーザが車両500を運転してドライブスルー形態の商業施設400に立ち寄り、車両500内にいながら商品を注文し、ICクレジットカード決済により商品を購入する過程を説明する。
注文用路側機100Aは、商業施設400に入っている店舗が販売する商品の案内や、商品を注文するための注文フォーム(あるいはソフトウェアアプリケーション)などを含むコンテンツデータを、注文用路側機100Aの通信圏内の車載器200にプッシュ配信する。この通信圏内に入った車載器200の制御部207は、通信部201を制御してコンテンツデータを受信する。プッシュ配信では、受信側の明示的な要求が無くても、データの送受信が行われる。
車載器200の制御部207は、受信したコンテンツデータを再生し、商品の案内画面や、商品の注文画面をモニタ装置に表示する。制御部207は、受信したコンテンツデータに基づいて、画像やテキストを表示するだけでなく、音声を出力することができる。
図6に、注文用路側機100Aから配信されるトップ画面の表示例を示す。このトップ画面には、それぞれの店舗に対応付けられたボタン610(本図中では610A,610B,610Cの3つ)、次のページへ進むことを指示するボタン620、再生を終了することを指示するボタン630などが含まれる。ユーザは、いずれかのボタンを押して指示を入力する。
店舗に対応付けられたボタン610が押されると、制御部207は、対応する店舗で販売される商品を案内するメニュー画面を含むコンテンツデータの送信を注文用路側機100Aに要求する。注文用路側機100Aの制御部104は、この送信要求を受信すると、配信サーバ300に送信要求を転送する。配信サーバ300の制御部306は、要求されたコンテンツデータを注文用路側機100Aに送信する。注文用路側機100Aの制御部104は、受信したコンテンツデータを、送信要求があった車載器200に送信する。
なお、注文用路側機100Aの制御部104は、配信サーバ300にコンテンツデータの送信を要求する代わりに、注文用路側機100Aの記憶部103がコンテンツデータを予め記憶しておき、車載器200から要求されたコンテンツデータを記憶部103から読み出し、車載器200に送信するようにしてもよい。
図7に、ボタン610Aに対応付けられた店舗で販売される商品のメニュー画面の表示例を示す。このメニュー画面には、例えば、それぞれの商品に対応付けられたボタン710(本図中では710A,710B,710Cの3つ)、次のページへ進むことを指示するボタン720、他のカテゴリーのメニューに移ることを指示するボタン730、注文する商品のリスト(以下、「注文リスト」という。一般に「買い物かご」とも呼ばれる。)を表示することを指示するボタン740などが含まれる。商品に対応付けられたボタン710が押されると、制御部207は、その商品を注文リストに加える。ユーザは、所望の商品を所望の数だけ注文リストに追加できる。制御部207は、ボタン610B,610Cが押された場合にも同様に、対応する店舗で販売される商品のメニュー画面をモニタ装置に表示し、注文リストを更新する。
ユーザは、注文内容が決まると、ボタン740を押す。ボタン740が押されると、制御部207は、図8に示すような注文リストの確認をユーザに促す注文画面を表示する。例えば、注文画面には、店舗に注文することを指示するボタン810と、注文を保留しメニュー画面に戻すボタン820とが含まれる。ボタン810が押されると、制御部207は、注文内容を決定し、決定した注文内容を含む注文データを、車載器IDと共に注文用路側機100Aに送信する。ボタン820が押されると、制御部207は、図6に示すメニュー画面に戻し、引き続きユーザによる商品の選択を受け付ける。図示していないが、注文内容のキャンセルができるようなボタンを設けてもよい。
車載器200から注文用路側機100Aに送信された注文データは、車載器IDとともに、ITS通信網NW2を介して配信サーバ300に送られる。配信サーバ300の制御部306は、注文データと車載器IDを対応付けて記憶部305に保存する。つまり、車載器IDが分かれば、その車載器IDを有する車載器200から受けた注文内容が特定される。そして、制御部306は、注文先の店舗の端末450に注文内容を通知する。この通知を受け取った店舗の従業員は、注文内容を見て商品を用意する。
また、制御部306は、注文データを正常に受け付け、且つ、注文データに基づいて商業施設400内の対応する店舗に注文した旨を示す応答データを、注文用路側機100Aを介して車載器200に返す。注文データは車載器IDと対応付けられているので、配信サーバ300と端末450は、どの車両からどのような注文が出されたかを判別することができる。なお、注文データと車載器IDは、所定のアルゴリズムにより暗号化して送受信される。
注文を終えたユーザは、決済に用いるICクレジットカードを車載器200に挿入し、車両500を受取窓口へと進める。車載器200が決済用路側機100Bの通信圏内に入ると、車載器200の制御部207は、車載器IDを決済用路側機100Bに送信する。決済用路側機100Bの制御部104は、受信した車載器IDを配信サーバ300へ送信する。配信サーバ300の制御部306は、受信した車載器IDに対応する注文データに基づいて、代金の合計金額とICクレジットカードにて決済するか否かの問い合わせとを含むコンテンツデータを、注文先の店舗の電話番号とともに、決済用路側機100Bを介して車載器200に送信する。なお、合計金額、車載器ID、電話番号などは、所定のアルゴリズムにより暗号化して送受信される。
車載器200の制御部207は、決済用路側機100Bを介して、代金の合計金額と、ICクレジットカードにて決済するか否かの問い合わせと、注文を受けた店舗の電話番号とを受信する。そして、制御部207は、受信した電話番号を検索キーとして、記憶部206に予め記憶するナビゲーションデータベースを検索し、電話番号に対応付けられた店舗に関する詳細なデータを取得する。
ナビゲーションデータベースには、図9に示すように、電話番号と対応付けて、店舗の名称、住所、位置など、店舗に関する詳細なデータが予め格納されている。制御部207は、ナビゲーションデータベースに格納されているデータを逐次取得することができる。ナビゲーションデータベースには、上記のほか、業種、営業時間、休業日、駐車場の有無などを表すデータが、電話番号と対応付けて格納されていてもよい。ナビゲーションデータベースは、いわゆるカーナビゲーションによる行き先案内や目的地検索などにも用いられる。
そして、制御部207は、図10に示すように、取得した店舗の名称を含む決済確認画面をモニタ装置に表示する。決済確認画面には、ICクレジットカードで決済することを要求するボタン910と、ICクレジットカードを用いずに受取窓口にて現金で決済することを要求するボタン920とが含まれる。また、決済確認画面には、電話番号を検索キーに用いて取得した情報(例えば、正しい名称が分かる「◇◇店」などの記載)が含まれる。車載器200は、買い物をした店舗の名称等を正しく且つ容易にユーザに知らせることができる。
ここで、買い物をした店舗を車載器200が特定するための手法として、車載器200が測位した緯度経度を検索キーにしてナビゲーションデータベースを検索することも可能かもしれない。しかし、本実施形態の商業施設400のように、同じ施設の中に複数の店舗が含まれる場合、測位した位置に対応する店舗が複数存在するため、車載器200は、測位結果のみからは、実際に注文した店舗がどれなのかを判別することができない。また、店舗同士が近接している場合、位置がほとんど変わらないため、GPSの精度では特定し切れない可能性もある。そこで、本実施形態のITSでは、決済確認画面のコンテンツデータの中に、注文した店舗を特定できるデータとして、電話番号を含めている。位置が同じ緯度経度で表される店舗であっても、電話番号はそれぞれ異なるので、車載器200は、買い物をした店舗の名称等を正しく且つ容易に取得することができる。
また、もし商業施設400に含まれる店舗がただ1つならば、決済用路側機100B(もしくは注文用路側機100A)が店舗の名称等を車載器200に送信することも可能かもしれない。しかし、本実施形態の商業施設400のように、複数の店舗が1つの決済用路側機100Bを共有する場合には、決済用路側機100Bは、暗号化された注文データを復号しない限り、どの注文データがどの店舗に対応するものなのか判別することはできず、車載器200に注文内容に即した詳しい情報を提供することは難しい。また、車載器200でもなく配信サーバ300でもない路側機100によって注文データが復号されることは、セキュリティの観点からあまり好ましくないケースもある。そこで、本実施形態のITSでは、送受信の経路の途中で注文データを復号することなく、車載器200が注文した店舗の名称等を正しく且つ容易に取得できるようにしている。
決済確認画面において、ICクレジットカードで決済することを要求するボタン910が押されると、車載器200の制御部207は、ICクレジットカードで決済する旨の指示を、車載器200に挿入されたICクレジットカードの番号と共に、暗号化して決済用路側機100Bを介して配信サーバ300に送信する。
配信サーバ300の制御部306は、ICクレジットカードで決済する旨の指示を受信すると、ICクレジットカード会社の決済サーバにICクレジットカード番号と決済金額を送信し、決済を依頼する。正常に決済が完了すると、ICクレジットカード会社の決済サーバは、正常に決済が完了した旨を配信サーバ300に通知する。この通知は、注文先の店舗の端末450に送られ、また、決済用路側機100Bを介して車載器200に送られる。車載器200の制御部207は、図11に示すような決済完了画面をモニタ装置に表示することにより、正常に決済が完了した旨をユーザに知らせる。
また、制御部207は、図12に示すように、決済した日時、店舗の名称などの店舗を識別できる情報、決済した金額、クレジットカード番号、注文内容などを対応付けて、決済履歴として記憶部206に記憶する。制御部207は、ユーザからの指示に応じて、決済履歴をモニタ装置に表示することができる。ユーザは、過去にICクレジットカードにより決済した履歴を閲覧することができる。
一方、例えばICクレジットカードの有効期限が切れていた場合のように、ICクレジットカード会社の決済サーバが正常に決済できなかった場合、ICクレジットカード会社の決済サーバは、正常に決済できなかった旨を配信サーバ300に通知する。この通知は、決済用路側機100Bを介して車載器200に送られ、また、注文先の店舗の端末450に送られる。車載器200の制御部207は、正常に決済できなかった旨を、画像及び/又は音声によりユーザに知らせ、ICクレジットカードの差し替えあるいは現金での決済をユーザに促す。
なお、決済確認画面において、ICクレジットカードを使わずに現金で決済することを要求するボタン920が押されると、車載器200の制御部207は、代金を受取窓口で支払うようにユーザに通知する。制御部207は、ICクレジットカードを使わずに現金で決済する旨の通知を、決済用路側機100Bを介して店舗の端末450へ送信することが望ましい。
受取窓口の店員は、正常に決済できた旨を端末450で確認すると、注文された商品をユーザに渡す。これで、商品の注文から受け渡しまでの一連の処理が完了する。
本実施形態では検索キーに電話番号を用いているが、電話番号の代わりに、ナビゲーションデータベースに使用される識別符号であって、店舗ごとに予め個別に割り当てられた任意の識別符号を、検索キーに用いてもよい。
次に、本実施形態のITSが実行する決済処理の流れについて、図13と図14のフローチャートを用いて説明する。図13は車載器200が行う決済処理を表し、図14は配信サーバ300が行う決済処理を表す。車載器200と配信サーバ300は協働して決済処理を行う。ここでは、上述した図6のトップ画面、図7のメニュー画面、図8の注文画面をユーザが操作することにより注文内容が決定された後の処理について説明する。
まず、車載器200側の決済処理について説明する。注文内容が決定されると、車載器200の制御部207は、注文用路側機100Aを介して注文データと車載器IDを配信サーバ300に送信する。配信サーバ300の制御部306は、注文データを商業施設400内の店舗の端末450に送信する。店員は注文を見て商品を用意する。
車載器200が決済用路側機100Bの通信圏内に入ると、車載器200の制御部207は、決済用路側機100Bを介して車載器IDを配信サーバ300に送信する(ステップS1301)。
制御部207は、ユーザが支払うべき金額と注文先の店舗の電話番号とを、決済用路側機100Bを介して配信サーバ300から受信する(ステップS1302)。配信サーバ300の記憶部305には、車載器IDと対応付けて、受信した注文データが記憶されており、配信サーバ300の制御部306は、注文された商品の提供価格の合計、すなわちユーザが支払うべき金額を計算することができる。また、配信サーバ300の記憶部305には、図9に示したナビゲーションデータベースに格納されたデータと同等のデータが予め格納されており、制御部306は、そのナビゲーションデータベースを検索して、注文データが示す店舗の電話番号を取得することができる。
制御部207は、受信した電話番号を検索キーとして、ナビゲーションデータベースから注文先の店舗の名称等を含む店舗情報を取得する(ステップS1303)。
制御部207は、取得した店舗情報を用いて、図10に示すような決済確認画面をモニタ装置に表示する(ステップS1304)。この決済確認画面に注文先の店舗に関する正確な情報を含めることができるので、ユーザは、注文先の店舗のことを詳しく知ることができる。この決済確認画面において、ユーザは、ICクレジットカードにより決済するのか、ICクレジットカードを使わずに現金で決済するのかを、いずれかのボタンを押すことにより選択する。
制御部207は、ICクレジットカードにより決済するか否かを判別する(ステップS1305)。ICクレジットカードにより決済しない旨の指示をユーザから受け付けた場合(ステップS1305;NO)、制御部207は、受取窓口で現金決済するようにユーザに促す(ステップS1306)。
一方、ICクレジットカードにより決済する旨の指示をユーザから受け付けた場合(ステップS1305;YES)、制御部207は、ICクレジットカードによる決済の要求と、車載器200に挿入されているICクレジットカードの番号とを、決済用路側機100Bを介して配信サーバ300に送信する(ステップS1307)。配信サーバ300の制御部306は、ICクレジットカードによる決済の要求を受信すると、受信したICクレジットカード番号を用いて、クレジットカード会社の決済サーバに決済を依頼する。決済サーバからは、決済結果が配信サーバ300に送信される。配信サーバ300の制御部306は、決済結果を車載器200に送信する。
制御部207は、決済用路側機100Bを介して決済結果を配信サーバ300から受信する(ステップS1308)。
制御部207は、決済結果をモニタ装置に表示する(ステップS1309)。ユーザは、決済結果を見ることができる。
そして、制御部207は、決済結果を決済履歴として記憶部206に保存する(ステップS1310)。
なお、制御部207は、決済履歴を表示する旨の指示をユーザから受け付けると、例えば図15に示すような履歴画面をモニタ装置に表示する。更に詳細な情報を表示する旨の指示を受け付けるボタン1510が押された場合には、制御部207は、例えば、注文した商品のリストや、店舗の位置を示す地図など、詳細な情報をモニタ装置に表示する。決済履歴は車載器200の記憶部206に保存されているので、ユーザは、自分がいつ何をいくらで買ったのかをいつでも確認することができる。
次に、配信サーバ300側の決済処理について図14のフローチャートを用いて説明する。
車載器200が決済用路側機100Bの通信圏内に入ると、配信サーバ300の制御部306は、決済用路側機100Bを介して車載器IDを車載器200から受信する(ステップS1401)。
配信サーバ300の記憶部305には、車載器IDと対応付けて、既に受信した注文データが記憶されている。配信サーバ300の制御部306は、受信した車載器IDに対応付けて記憶されている注文データを記憶部305から取得する(ステップS1402)。
配信サーバ300の記憶部305には、商業施設400内の店舗が販売している各商品とそれらの価格を対応付けた価格データベース(図示せず)が予め記憶されている。制御部306は、価格データベースと、取得した注文データに基づいて、受信した車載器IDを有する車載器200のユーザが支払うべき金額を計算する(ステップS1403)。
配信サーバ300の記憶部305には、上述したように、図9に示したナビゲーションデータベースに格納されたデータと同等のデータが予め格納されている。制御部306は、取得した注文データが示す店舗に対応付けられた電話番号を取得する(ステップS1404)。
制御部306は、ステップS1403で計算した金額と、ステップS1404で取得した電話番号を、決済用路側機100Bを介して、車載器200に送信する(ステップS1405)。車載器200の制御部207は、ユーザが支払うべき金額と注文先の店舗の電話番号とを、決済用路側機100Bを介して配信サーバ300から受信する。
上述したように、ユーザが支払うべき金額と注文先の店舗の電話番号とを受信した車載器200の制御部207は、決済確認画面を表示し、ユーザによる指示に基づいて、ICクレジットカードにより決済するか否かを判別する。ICクレジットカードにより決済すると判別した場合、車載器200の制御部207は、決済用路側機100Bを介して、クレジットカード番号とICクレジットカードによる決済の指示を配信サーバ300に送信する。配信サーバ300の制御部306は、クレジットカード番号とICクレジットカードによる決済の指示を受信する(ステップS1406)。なお、車載器200がICクレジットカードにより決済しないと判別した場合、決済処理は終了する。
ICクレジットカードによる決済の指示を受信した配信サーバ300の制御部306は、受信したICクレジットカード番号を用いて決済する(ステップS1407)。具体的には、配信サーバ300はクレジットカード会社の決済サーバにICクレジットカード番号等を送信して決済を依頼し、決済結果を受信する。
そして、制御部306は、決済用路側機100Bを介して、決済結果を車載器200に送信する(ステップS1408)。
本実施形態では、車載器200には、ユーザが買い物をする候補となる店舗の電話番号と対応付けて、店舗の名称、住所、位置、業種、営業時間、休業日、駐車場の有無などを表すデータが予め保存されており、注文を受けた配信サーバ300が、決済時に、検索キーとなる注文先の店舗の電話番号を送信する。このため、車載器200は、同じ商業施設に複数の店舗が入居している場合のように、測位結果のみからは店舗を正確に判別できない場合であっても、注文先の店舗に関する正確で詳細な情報を確実にユーザに提供することができる。また、店舗の詳細なデータを直接送受信する必要がなく、検索キーとなる電話番号のみ送受信すればよいので、ネットワークトラフィックの負荷が軽減される。さらには、車載器200と配信サーバ300との間の通信の途中で注文データを復号する必要がないので、セキュリティが確保される。
上記実施形態はあくまでも説明のためのものであり、本願発明の範囲を限定するものではない。
上記実施形態では、注文用路側機100Aと決済用路側機100Bとを別途設けているが、これらが担う機能を兼ね備えた1つの路側機100を店舗400に設置してもよい。
上記実施形態では、送受信される検索キーとして電話番号を用いているが、電話番号の代わりに、店舗ごとに付与された固有の識別符号を用いてもよい。
上記実施形態では、決済手段としてICクレジットカードを採用したが、ETCカード、プリペイドカード、デビットカード、電子マネー、ポイントカード等を使用して決済するようにしてもよい。
車載器200を装置の全部又は一部として動作させるためのコンピュータプログラムを、メモリカード、CD−ROM、DVD、MO(Magneto Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、車載器200として動作させ、あるいは、車載器200が行う工程を実行させてもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、店舗の情報を確実かつ容易にユーザに提供できるようにするために好適な情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法を実現することができる。
100,100A,100B 路側機
101 無線通信部
102 通信制御部
103 記憶部
104 制御部
105 ROM
106 RAM
107 システムバス
200 車載器
201 通信部
201a GPSモジュール
201b VICSモジュール
201c ICカードモジュール
202 音声処理部
203 出力部
204 操作部
205 I/O部
206 記憶部
207 制御部
208 ROM
209 RAM
210 システムバス
225 センサ群
300 配信サーバ
301 入力部
302 出力部
303、304 通信制御部
305 記憶部
306 制御部
307 ROM
308 RAM
309 システムバス
400 商業施設
450 端末
500 車両

Claims (7)

  1. 商品を注文する処理を行う情報処理装置であって、
    複数の店舗のそれぞれについて、前記店舗の案内を表す店舗案内情報と、前記店舗を識別する店舗識別情報と、を対応付けて予め記憶する記憶部と、
    第1路側機又は第2路側機を介してコンテンツデータを配信サーバから受信する受信部と、
    前記受信したコンテンツデータを再生して出力する出力部と、
    前記複数の店舗で販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける入力受付部と、
    前記選択された商品を示す注文データと、前記情報処理装置を識別する装置識別情報とを、前記第1路側機を介して前記配信サーバに送信する送信部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記注文データと前記装置識別情報を送信した後であって、且つ、前記情報処理装置が前記第2路側機の通信圏内に入った後に、前記第2路側機を介して前記装置識別情報を更に送信し、
    前記受信部は、前記店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを、前記第2路側機を介して更に受信し、
    前記出力部は、前記受信したコンテンツデータに含まれる前記店舗識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている店舗案内情報と、前記選択された商品の金額とを更に出力する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記入力受付部は、前記選択された商品の購入のための決済の要求を前記ユーザから更に受け付け、
    前記送信部は、前記決済の要求を前記配信サーバに更に送信し、
    前記受信部は、前記要求した決済の結果を表すコンテンツデータを前記配信サーバから更に受信し、
    前記出力部は、前記受信したコンテンツデータに含まれる決済の結果を更に出力する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記決済の結果の履歴を記憶し、
    前記入力受付部は、前記履歴を表示する旨の指示を前記ユーザから受け付け、
    前記出力部は、前記受け付けた指示に応じて、前記履歴を表示する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決済は、前記情報処理装置に挿入されたクレジットカードを用いて行われ、
    前記受信部が受信した決済の結果が、前記クレジットカードにより決済できないことを示す場合、前記出力部は、現金による決済を前記ユーザに促す案内を出力する、
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記店舗識別情報は電話番号であり、
    前記店舗案内情報には、少なくとも前記店舗の名称が含まれ、
    前記第1路側機と第2路側機は、前記情報処理装置が搭載された車両が進む道路に、第1路側機、第2路側機の順に設置されている、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 配信サーバと、複数の店舗を含む商業施設に設置された第1路側機及び第2路側機と、車両に搭載された車載器とを有する情報提供システムであって、
    前記配信サーバは、
    前記複数の店舗で販売される商品のそれぞれの価格を含むコンテンツデータと、前記複数の店舗のそれぞれを識別する店舗識別情報と、を予め記憶する第1記憶部と、
    前記記憶されているコンテンツデータを、前記第1路側機の通信圏内に入った前記車載器に送信するコンテンツデータ送信部と、
    を備え、
    前記車載器は、
    前記複数の店舗のそれぞれについて、店舗案内情報と前記店舗識別情報とを対応付けて予め記憶する第2記憶部と、
    前記コンテンツデータを前記配信サーバから受信するコンテンツデータ受信部と、
    前記受信したコンテンツデータを再生して出力する出力部と、
    前記販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける入力受付部と、
    前記選択された商品を示す注文データと、前記車載器を識別する車載器識別情報とを、前記第1路側機を介して前記配信サーバに送信する注文データ送信部と、
    を備え、
    前記配信サーバは、前記注文データと前記車載器識別情報を、前記第1路側機を介して前記車載器から受信する注文データ受信部を更に備え、
    前記第1記憶部は、前記受信した注文データと車載器識別情報を対応付けて記憶し、
    前記注文データ送信部は、前記注文データと前記車載器識別情報を送信した後であって、且つ、前記車載器が前記第2路側機の通信圏内に入った後に、前記第2路側機を介して前記車載器識別情報を更に送信し、
    前記注文データ受信部は、前記第1路側機を介して前記注文データと前記車載器識別情報を受信した後に、前記第2路側機を介して前記車載器識別情報を更に受信し、
    前記コンテンツデータ送信部は、前記第2路側機を介して受信した前記車載器識別情報に対応付けて記憶されている注文データに基づいて、前記選択された商品を販売する店舗を判別し、前記判別した店舗に対応付けて記憶されている店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを、前記第2路側機を介して更に送信し、
    前記コンテンツデータ受信部は、前記店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを、前記第2路側機を介して更に受信し、
    前記出力部は、前記受信したコンテンツデータに含まれる前記店舗識別情報に対応付けて記憶されている店舗案内情報と、前記選択された商品の金額とを更に出力する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  7. 商品を注文する処理を行う情報処理装置にて実行される情報処理方法であって、
    コンテンツデータを配信サーバから受信する受信ステップと、
    前記受信したコンテンツデータを再生して出力する出力ステップと、
    複数の店舗で販売される商品の中から注文する商品を選択する入力をユーザから受け付ける入力受付ステップと、
    前記選択された商品を示す注文データと、前記情報処理装置を識別する装置識別情報とを、前記配信サーバに送信する送信ステップと、
    を備え、
    前記送信ステップでは、前記注文データと前記装置識別情報を送信した後であって、且つ、所定の通信圏内に入った後に、前記装置識別情報を更に送信し、
    前記受信ステップでは、前記店舗識別情報と前記選択された商品の金額とを含むコンテンツデータを更に受信し、
    前記出力ステップでは、前記受信したコンテンツデータに含まれる前記店舗識別情報に対応付けられている店舗案内情報と、前記選択された商品の金額とを更に出力する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
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