JPH11258981A

JPH11258981A - ナビゲーション装置の地図データ更新方法

Info

Publication number: JPH11258981A
Application number: JP10059335A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Sato; 浩之佐藤
Original assignee: Alpine Electronics Inc
Current assignee: Alpine Electronics Inc
Priority date: 1998-03-11
Filing date: 1998-03-11
Publication date: 1999-09-24

Abstract

(57)【要約】【課題】車両外部から地図データを取得する機能を備
えたナビゲーション装置において、取得した地図データ
を有効に利用できるナビゲーション装置の地図データ更
新方法を提供する。【解決手段】交通情報センタから、通信回線を介して
ナビゲーション装置に、複数のメーカーで共通に使用可
能な共通フォーマットの地図データと、該地図データを
メーカー独自に規定する独自フォーマットの地図データ
に変更するための変換テーブル及び変換プログラムを転
送する。ナビゲーション装置は、変換テーブル及び変換
プログラムを使用し、転送された共通フォーマットの地
図データを独自フォーマットの地図データに変換し、更
新データ記憶部に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、車両外部から地図
データを取得して更新する機能を備えたナビゲーション
装置の地図データ更新方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】車載用ナビゲーション装置は、地図デー
タを記録したＣＤ−ＲＯＭ又はＤＶＤ−ＲＯＭ（以下、
単に「ＣＤ−ＲＯＭ」という）等の地図データ記憶装置
と、ディスプレイ装置と、ＧＰＳ（Global Positioning
System ）受信機、ジャイロ及び車速センサ等の車両の
現在位置及び現在方位を検出するセンサ等を有し、車両
の現在位置を含む地図データを地図データ記憶装置から
読み出し、該地図データに基づいて車両位置の周囲の地
図画像をディスプレイ画面に描画すると共に、車両位置
マーク（ロケーション）をディスプレイ画面に重ね合わ
せて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール
表示したり、地図画像を画面に固定し車両位置マークを
移動させたりして、車両が現在どこを走行しているのか
を一目で判るようにしている。

【０００３】また、通常、車載用ナビゲーション装置に
は、ユーザが所望の目的地に向けて道路を間違うことな
く容易に走行できるようにした経路誘導機能が搭載され
ている。この経路誘導機能によれば、地図データを用い
て出発地から目的地までを結ぶ最もコストが低い経路を
横型探索法又はダイクストラ法等のシミュレーション計
算を行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路と
して記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他
の道路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車
両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離内
に近づいたときに、地図画像上の進路を変更すべき交差
点に進路を示す矢印を描画して画面表示したりすること
で、ユーザを目的地まで案内する。

【０００４】なお、コストとは、距離を基に、道路幅
員、道路種別（一般道か高速道かなど）、右折及び左折
等に応じた定数を乗じた値や車両の走行予測時間などで
あり、誘導経路としての適正の程度を数値化したもので
ある。距離が同一の２つの経路があったとしても、ユー
ザが例えば有料道路を使用するか否か、走行距離を優先
するか走行時間を優先するかなどを指定することによ
り、コストは異なったものとなる。

【０００５】ＣＤ−ＲＯＭ等の地図データ記憶装置に記
憶されている地図は、1/12500 、1/25000 、1/50000 及
び1/100000等の縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度
幅及び緯度幅に区切られており、道路等は経度及び緯度
で表現された頂点（ノード）の座標集合として記憶され
ている。道路は２以上のノードの連結からなり、２つの
ノードを連結した部分はリンクといわれる。

【０００６】ところで、ナビゲーション装置に使用され
る地図データには、複数のメーカーのナビゲーション装
置で共通に使用可能な統一規格のフォーマット（以下、
共通フォーマットという）と、各メーカーが独自に規定
したフォーマット（以下、独自フォーマットという）と
がある。これは、共通フォーマットでは機能が限定され
るため、より高度な機能を実現しようとすると独自フォ
ーマットの地図データが必要になるためである。一般的
なナビゲーション装置では、そのメーカーの独自フォー
マットの地図データと、共通フォーマットの地図データ
との両方が使用できるようになっている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】近年、ナビゲーション
装置に車両外部から通信回線を使用して地図データを送
って地図データに更新することが提案されている。例え
ば、所定の機関（以下、交通情報センタという）の記憶
装置に最新の地図データを記憶しておき、自動車電話等
を介してナビゲーション装置に地図データを転送するこ
とが考えられる。この場合、独自フォーマットの地図デ
ータを転送すると、ある特定のメーカーのナビゲーショ
ン装置にしか適用できないので、共通フォーマットの地
図データを送信することが好ましい。

【０００８】しかし、前述の如く、共通フォーマットの
地図データと独自フォーマットの地図データでは実現で
きる機能が異なり、独自フォーマットの地図データのほ
うがより高度の機能を実現することができる。従って、
今後も、共通フォーマットだけでなく、独自フォーマッ
トの地図データも使用されると考えられる。この場合、
以下に示す問題点が発生する。

【０００９】例えば、図７に示すように、共通フォーマ
ットでは、表示ノードデータ（地図を描画するためのデ
ータ）、ＶＩＣＳリンクデータ（ＶＩＣＳ（VEHICLE IN
FORMATION AND COMMUNICATION SYSTEM）情報を表示する
ためのデータ）、ＳＡ／ＰＡデータ（高速道路のサービ
スエリア及びパーキングエリアを表示するためのデー
タ）及び料金データ（有料道路の料金を示すデータ）等
が規定されており、これらのデータを使用した機能が実
現できるものとする。一方、独自フォーマットでは、共
通フォーマットで規定されたデータ以外に３Ｄ地図デー
タが規定されており、この３Ｄ地図データを使用した立
体的な地図表示（３Ｄ地図表示）が可能であるとする。
この場合、交通情報センタから通信回線を介して共通フ
ォーマットの地図データを取得しても３Ｄ地図表示は実
現できない。

【００１０】その後、共通フォーマットの仕様が変わ
り、図８に示すように新たに３Ｄ地図データが追加され
たとする。しかしながら、ナビゲーション装置のプログ
ラムでは、共通フォーマットの３Ｄ地図データを利用で
きるようになっていないので、交通情報センタから通信
回線を介して新たな共通フォーマットの地図データを取
得しても、そのデータを利用して３Ｄ地図表示を実現す
ることはできない。３Ｄ地図表示を実現するためには共
通フォーマットの地図データではなく、独自フォーマッ
トの地図データを使用する必要がある。

【００１１】以上から本発明の目的は、車両外部から地
図データを取得して地図データを更新する機能を備えた
ナビゲーション装置において、取得した地図データを有
効に利用できるナビゲーション装置の地図データ更新方
法を提供することである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記した課題は、車両の
移動に伴って案内情報を提供し、車両を目的地まで案内
するナビゲーション装置の地図データ更新方法であっ
て、第１のフォーマットの地図データと、該第１のフォ
ーマットの地図データを第２のフォーマットの地図デー
タに変換するための変換用データとを前記ナビゲーショ
ン装置に供給し、前記ナビゲーション装置の内部で、前
記変換用データを使用し前記第１のフォーマットの地図
データを前記第２のフォーマットの地図データに変換し
て記憶することを特徴とするナビゲーション装置の地図
データ更新方法により解決する。

【００１３】この場合に、前記変換用データは、前記第
１及び第２のフォーマットにおいて各データの種類を示
すＩＤ番号を対応させて示す変換テーブルと、各種類毎
のデータを第１のフォーマットから第２のフォーマット
に変換する変換プログラムとにより構成されるものであ
ることが好ましい。また、前記第１のフォーマットの地
図データ及び前記変換用データは、車両外部から通信回
線を介して供給してもよい。

【００１４】更に、前記第１のフォーマットは複数のメ
ーカーに共通して使用可能な共通フォーマットであり、
前記第２のフォーマットはメーカー独自に規定した独自
フォーマットであってもよい。以下、本発明の作用につ
いて説明する。本発明においては、地図データ（第１の
フォーマット、例えば共通フォーマット）だけでなく、
地図データを他のフォーマット（第２のフォーマット、
例えば独自フォーマット）の地図データに変換するため
の変換データをナビゲーション装置に供給する。そし
て、ナビゲーション装置の内部において、前記変換デー
タを使用して前記地図データを第２のフォーマットの地
図データに変換し、変換後の地図データを記憶する。

【００１５】このように、本発明においては、外部から
供給された地図データを、地図データとともに供給され
た変換用データを用いて第２のフォーマットの地図デー
タに変換し、その変換後の地図データを記憶するので、
第１のフォーマットに後から追加された機能であって
も、第２のフォーマットに対応する機能が予め規定され
ていれば、第１のフォーマットに追加された機能を利用
することができる。

【００１６】

【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、添
付の図面を参照して説明する。図１は地図データの転送
方法を示す模式図である。車両３０には、ナビゲーショ
ン装置３１と通信機（自動車電話等）３とが搭載されて
いる。一方、交通情報センタ４０には、最新の地図デー
タを記憶した記憶装置４１が備えられている。そして、
ナビゲーション装置３１は、通信機３を介して交通情報
センタ４０との間でデータの送受信を行う。

【００１７】なお、交通情報センタ４０の記憶装置４１
に記憶されている地図データは共通フォーマットで記述
されている。また、記憶装置４１には、共通フォーマッ
トの地図データを独自フォーマットに変換する際に使用
する変換テーブル及び変換プログラムが記憶されてい
る。変換テーブル及び変換プログラムについては後述す
る。

【００１８】図２はナビゲーション装置３１の構成を示
すブロック図である。１０はナビゲーション装置本体で
あり、１は地図データを記憶したＣＤ−ＲＯＭである。
２はナビゲーション装置本体１０を操作するための各種
操作ボタン等が設けられた操作部である。操作部２に
は、カーソルを移動する際に使用するジョイステック
や、「メニュー」ボタン及び「決定」ボタン等が設けら
れている。３は上述した通信機であり、４はＧＰＳ衛星
から送られてくるＧＰＳ信号を受信して車両の現在位置
の経度及び緯度を検出するＧＰＳ受信機である。５は自
立航法センサであり、この自立航法センサ５は、車両回
転角度を検出するジャイロ等の角度センサ５ａと、一定
の走行距離毎にパルスを発生する走行距離センサ５ｂと
により構成されている。７は液晶ディスプレイ装置であ
り、ナビゲーション装置本体１０は、このディスプレイ
装置７に車両の現在位置の周囲の地図を表示したり、出
発地から目的地までの誘導経路や車両位置マーク及びそ
の他の案内情報を表示する。８はスピーカーであり、ナ
ビゲーション装置本体１０はユーザにスピーカー８を介
して各種案内情報を音声で伝達する。

【００１９】ナビゲーション装置本体１０は以下のもの
から構成されている。１７は交通情報センタ４０から送
られてくる地図データを記憶するための更新データ記憶
部である。また、１１はＣＤ−ＲＯＭ１又は更新データ
記憶部１７から読み出された地図データや通信機３を介
して取得したデータ等を一時的に記憶するバッファメモ
リである。１２は操作部２と接続されるインターフェー
ス、１３は通信機３と接続されるインターフェース、１
４はＧＰＳ受信機４と接続されるインターフェース、１
５は自立航法センサ５に接続されるインターフェースで
ある。１６はマイクロコンピュータにより構成される制
御部である。制御部１６は、インターフェース１４，１
５から入力される情報を基に車両の現在位置を検出した
り、ＣＤ−ＲＯＭ１又は更新データ記憶部１７から所定
の地図データをバッファメモリ１１に読み出したり、バ
ッファメモリ１１に読み出された地図データを用いて設
定された探索条件で出発地から目的地までの誘導経路を
探索するなど種々の処理を実行する。

【００２０】１８はバッファメモリ１１に読み出された
地図データを用いて地図画像を生成する地図描画部であ
る。２０は制御部１６で探索した誘導経路を記憶する誘
導経路記憶部、２１は誘導経路を描画する誘導経路描画
部である。誘導経路記憶部２０には、制御部１６によっ
て探索された誘導経路の全ノードが出発地から目的地ま
で記録される。誘導経路描画部２１は、地図を表示する
際に、誘導経路記憶部２０から誘導経路情報（ノード
列）を読み出して、誘導経路を他の道路とは異なる色及
び線幅で描画する。

【００２１】１９は動作状況に応じた各種メニュー画面
（操作画面）や車両位置マーク及びカーソル等の各種マ
ークを生成する操作画面・マーク発生部である。２２は
音声信号発生部である。この音声信号発生部２２には予
め複数の音声メッセージが記録されており、制御部１６
からの信号に応じて所定の音声メッセージをスピーカー
８に出力する。

【００２２】２３は画像合成部であり、地図描画部１８
で描画された地図画像に、操作画面・マーク発生部１９
で生成した各種マークや操作画面、誘導経路描画部２１
で描画した誘導経路などを重ね合わせてディスプレイ装
置７に表示させる。図３は、共通フォーマットの地図デ
ータの構成を示す模式図である。この図３に示すよう
に、地図データを構成する各データには、それぞれデー
タの種類を示すＩＤ番号が付加されている。ポリゴンデ
ータは地図上に公園や湖等をポリゴン図形として描画す
るためのデータであり、国道データは国道を描画するた
めのノードの位置や次のノードまでの距離を示すデータ
の集合、一般道データは一般道を描画するためのノード
の位置や次のノードまでの距離を示すデータの集合であ
る。この図３に示す例では、ポリゴンデータのＩＤ番号
は0x000123であり、１組のポリゴンデータ（１つのポリ
ゴンを描画するためのデータ）に１つのＩＤ番号が付加
されている。複数組のポリゴンデータがある場合は、各
データ毎にＩＤ番号が付加されている。同様に、国道の
データのＩＤ番号は0x000456、一般道のデータのＩＤ番
号は0x000789であり、いずれも１組のデータに１つのＩ
Ｄ番号が付加されている。また、独自フォーマットの地
図データにおいても、共通フォーマットの地図データと
同様に、１組のデータ毎にそのデータの種類を示すＩＤ
番号が付加されている。

【００２３】図４は変換テーブルを示す模式図である。
この図４に示すように、変換テーブルは、共通フォーマ
ットのＩＤ番号と独自フォーマットのＩＤ番号との対応
を示すものである。ナビゲーション装置３１の制御部１
６は、変換テーブルを使用することにより、共通フォー
マットの各データが独自フォーマットのどのデータに対
応するかを判断することができる。

【００２４】以下、データの変換方法について、図５を
参照して説明する。例えば、四角形のポリゴン図形を描
画する場合、共通フォーマット及び独自フォーマットの
いずれの方式であっても、各点Ａ〜Ｄの位置を示すデー
タが必要である。ここで、共通フォーマットでは、Ａ点
の位置は経度及び緯度で示し、Ｂ〜Ｄ点の位置はＡ点か
ら経度方向及び緯度方向の距離で示すとする。一方、独
自フォーマットでは、Ａ〜Ｄ点の位置をいずれも経度及
び緯度により示すとする。この場合、所定の演算を行う
ことにより、共通フォーマットのデータを独自フォーマ
ットのデータに変換することができる。この演算は、交
通情報センタ４０から取得した変換プログラムを使用
し、ナビゲーション装置３１の制御部１６が行う。ポリ
ゴンデータ以外のデータであっても、ある機能を実現す
るために必要なデータは共通フォーマット及び独自フォ
ーマットで基本的に同じであり、上記と同様に、共通フ
ォーマットのデータを独自フォーマットのデータに変換
することが可能である。このような変換を行うプログラ
ムが変換プログラムである。なお、変換プログラムは、
プラットフォームに依存しないで動作するプログラム言
語（例えば、ＪＡＶＡ）により記述されていることが好
ましい。

【００２５】本実施の形態では、交通情報センタ４０か
らナビゲーション装置３１に、共通フォーマットの地図
データと、変換テーブルと、データの変換を行うための
変換プログラムとを転送し、ナビゲーション装置３１で
は転送されてきた共通フォーマットの地図データを、変
換テーブル及び変換プログラムを使用して独自フォーマ
ットの地図データに変換する。

【００２６】図６は本実施の形態のナビゲーション装置
の地図データ更新方法を示すフローチャートである。ユ
ーザは、地図データを更新しようとする場合、ステップ
Ｓ１１において、更新しようとする地域を指定する。更
新する地域の指定は、例えば、ディスプレイ装置７に表
示された地図又は地名一覧から所望の地域を選択するこ
とにより行う。

【００２７】更新しようとする地域が指定されると、ス
テップＳ１２に移行し、ナビゲーション装置３１の制御
部１６は、通信機３を介して通通情報センタ４０と通信
を開始する。そして、指定された地域を示すデータと、
ナビゲーション装置３１のメーカー（又は機種：以下、
同じ））を示すデータとを交通情報センタ４０に送信す
る。

【００２８】交通情報センタ４０では、ステップＳ２１
において、ナビゲーション装置３１から通信回線を介し
て地域及びメーカーを示すデータを受信すると、ステッ
プＳ２２に移行し、指定された地域の地図データと、指
定されたメーカー用の変換テーブル及び変換プログラム
を検索する。そして、ステップＳ２３に移行し、指定さ
れた地域の地図データと、指定されたメーカー用の変換
テーブル及び変換プログラムをナビゲーション装置３１
に転送する。

【００２９】ナビゲーション装置３１の制御部１６は、
ステップＳ１３において交通情報センタ４０から地図デ
ータ、変換テーブル及び変換プログラムを受信すると、
それらをバッファメモリ１１に一時的に記憶する。そし
て、ステップＳ１４に移行し、バッファメモリ１１から
データを１組づつ読み出し、ＩＤ番号によりデータの種
類を識別する。そして、ステップＳ１５に移行し、変換
テーブル及び変換プログラムを使用して、共通フォーマ
ットのデータを独自フォーマットのデータに変換する。
このようにして交通情報センタ４０から取得した共通フ
ォーマットの地図データを独自フォーマットの地図デー
タに変換すると、ステップＳ１６に移行し、変換後の地
図データを更新データ記憶部１７に記憶する。これによ
り、地図データの更新が完了する。

【００３０】本実施の形態においては、交通情報センタ
４０には共通フォーマットの地図データと、メーカー別
の変換テーブル及び変換プログラムを用意しておくこと
で、各社のナビゲーション装置に対応することができ
る。また、ナビゲーション装置３１では、通信回線を介
して交通情報センタ４０から最新の地図データを容易に
取得できる。更に、本実施の形態においては、共通フォ
ーマットの地図データを独自フォーマットの地図データ
に変換するので、独自フォーマットで実現できる機能で
あれば、共通フォーマットに新たに追加された機能であ
っても実現することができる。更に、本実施の形態にお
いては、共通フォーマットの地図データを独自フォーマ
ットに変換して記憶しておくので、処理を実行する都度
共通フォーマットのデータを独自フォーマットに変換す
る必要がなく、処理速度の向上が図れるという利点もあ
る。

【００３１】なお、上述の実施の形態では共通フォーマ
ットを独自フォーマットに変換する場合について説明し
たが、本発明は独自フォーマットを他の独自フォーマッ
トに変換する場合にも適用することもできる。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、第１のフォーマットの地図データだけでなく、地図
データを第２のフォーマットの地図データに変換するた
めの変換データをナビゲーション装置に供給し、ナビゲ
ーション装置の内部において、前記変換データを使用
し、前記地図データを第２のフォーマットの地図データ
に変換し、変換後の地図データを記憶するので、第１の
フォーマットに後から追加された機能であっても、第２
のフォーマットに対応する機能が予め規定されていれ
ば、第１のフォーマットに追加された機能を利用するこ
とができる。また、ナビゲーション装置は、通信回線等
を介して最新の地図データを容易に取得することができ
る。更に、情報センタでは１つのフォーマットの地図デ
ータで複数のメーカーのナビゲーション装置に対応でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における地図データ転送方
法を示す模式図である。

【図２】ナビゲーション装置の構成を示すブロック図で
ある。

【図３】共通フォーマットの地図データの構成を示す模
式図である。

【図４】変換テーブルを示す模式図である。

【図５】ポリゴンデータにおけるデータ変換方法を示す
模式図である。

【図６】実施の形態のナビゲーション装置の地図データ
更新方法を示すフローチャートである。

【図７】独自フォーマット及び共通フォーマットの地図
データに含まれるデータの種類を示す模式図である。

【図８】独自フォーマット及び変更後の共通フォーマッ
トの地図データに含まれるデータの種類を示す模式図で
ある。

【符号の説明】

１ＣＤ−ＲＯＭ、２操作部、３通信機、４ＧＰＳ受信機、５自立航法センサ、７ディスプレイ装置、１０ナビゲーション装置本体、１１地図データ記憶部、１２〜１５インターフェース、１６制御部、１８地図描画部、１９操作画面・マーク発生部、２０誘導経路記憶部、２１誘導経路描画部、２３画像合成部、３０車両、３１ナビゲーション装置、４０交通情報センタ、４１記憶装置。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両の移動に伴って案内情報を提供し、
車両を目的地まで案内するナビゲーション装置の地図デ
ータ更新方法であって、第１のフォーマットの地図データと、該第１のフォーマ
ットの地図データを第２のフォーマットの地図データに
変換するための変換用データとを前記ナビゲーション装
置に供給し、前記ナビゲーション装置の内部で、前記変換用データを
使用し前記第１のフォーマットの地図データを前記第２
のフォーマットの地図データに変換して記憶することを
特徴とするナビゲーション装置の地図データ更新方法。
【請求項２】前記変換用データは、前記第１及び第２
のフォーマットにおいて各データの種類を示すＩＤ番号
を対応させて示す変換テーブルと、各種類毎のデータを
第１のフォーマットから第２のフォーマットに変換する
変換プログラムとにより構成されるものであることを特
徴とする請求項１に記載のナビゲーション装置の地図デ
ータ更新方法。
【請求項３】前記第１のフォーマットの地図データ及
び前記変換用データは、車両外部から通信回線を介して
供給することを特徴とする請求項１又は２に記載のナビ
ゲーション装置の地図データ更新方法。
【請求項４】前記第１のフォーマットは複数のメーカ
ーに共通して使用可能な共通フォーマットであり、前記
第２のフォーマットはメーカー独自に規定した独自フォ
ーマットであることを特徴とする請求項１に記載のナビ
ゲーション装置の地図データ更新方法。