JP2002350162A - 経路探索表示装置 - Google Patents

経路探索表示装置

Info

Publication number
JP2002350162A
JP2002350162A JP2001157434A JP2001157434A JP2002350162A JP 2002350162 A JP2002350162 A JP 2002350162A JP 2001157434 A JP2001157434 A JP 2001157434A JP 2001157434 A JP2001157434 A JP 2001157434A JP 2002350162 A JP2002350162 A JP 2002350162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
route
road data
link
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001157434A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ogawa
浩 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001157434A priority Critical patent/JP2002350162A/ja
Publication of JP2002350162A publication Critical patent/JP2002350162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センター装置から送られてくる目的地までの
探索データの中に車載装置が有する道路データには含ま
れない道路データがあっても、探索経路を的確に表示す
る。 【解決手段】 自車の現在位置を検出する現在位置検出
手段101と、現在地から目的地までの経路を探索する
経路探索手段102と、道路データを含む地図データを
取得する地図データ取得手段103と、センター装置か
ら取得した目的地までの探索経路を地図上の道路に表示
する表示手段105と、取得した目的地までの探索経路
に地図データ内の道路に含まれていない道路が存在する
場合に、その含まれていない道路を補完して表示手段1
05に表示する道路データ補完手段106とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車の現在位置を
道路地図上に表示するナビゲーション装置において、特
に自車の現在位置から目的地までの経路探索を行う経路
探索表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車載用ナビゲーション装置
の概略構成を示している。図6において、方位センサ1
は、自動車の相対走行方位を検出するものであり、振動
ジャイロが使用される。車速センサ2は、車輪の回転数
に応じたパルスを発生して車速を検出するものである。
各種センサ3は、ブレーキスイッチ、パーキングスイッ
チなどのオン・オフ信号や電源電圧監視用信号などを出
力する。センサ信号処理部4は、方位センサ1、車速セ
ンサ2、各種センサ3等からのセンサ信号を処理するも
のである。GPS(Global Positioning System)レシー
バ5は、複数のGPS衛星から送信される電波を受信し
て演算処理を行うことにより、受信点の位置(緯度、経
度)を求めるものである。CD−ROMドライブ6は、
地図データが記録された記録媒体であるCD−ROM7
から地図データを読み出すものである。車室内に設置さ
れる表示・操作部8は、地図および自動車の現在走行位
置、方位等を表示する液晶ディスプレイ8Aと、その前
面に配置されたタッチパネル8Bとを有し、タッチパネ
ル8Bには、表示地図の拡大、縮小などを指示するため
のスイッチ、経路探索を指示するスイッチ、液晶ディス
プレイ8Aに表示された地名の中から目的地を選択する
スイッチなどを備えている。装置本体9は、GPSレシ
ーバ5やCD−ROMドライブ6、表示・操作部8など
とは同軸ケーブルで接続されて、車両のトランクルーム
などに配置される。
【0003】装置本体9は、各種の演算を行うCPU
(中央処理装置)10と、CPU10で行う各種の演算
プログラムが記憶された読み出し専用または1回だけ書
き換え可能なメモリであるプログラムROM11と、方
位センサ1、車速センサ2、各種センサ3、GPSレシ
ーバ5、CD−ROMドライブ6等からのデータやCP
U10での演算結果等を記憶する随時書き換え可能なメ
モリであるDRAM12と、装置本体9への電源供給が
停止した際にも必要なデータを保持しておくためのバッ
クアップ用のメモリであるSRAM13と、液晶ディス
プレイ8Aに表示する文字、記号などのパターンを記憶
する読み出し専用メモリである漢字・フォントROM1
4と、地図データや自車の現在位置データなどに基づい
て表示画像を形成するための画像プロセッサ15と、C
PU10から出力される地図データ、現在位置データお
よび漢字・フォントROM14から出力される町名、道
路名などの漢字、フォントを合成して液晶ディスプレイ
8Aに表示する画像メモリであるVRAM16と、VR
AM16の出力データを色信号に変換して液晶ディスプ
レイ8Aに出力するためのRGB変換回路17と、装置
本体9と表示・操作部8、CD−ROMドライブ6およ
びGPSレシーバ5との間の通信を制御する通信インタ
フェース18と、CPU10の指令に基づき所定の音声
メッセージを作成し、作成した音声メッセージをスピー
カ20から出力する音声プロセッサ19とを備えてい
る。
【0004】図7はCD−ROM7に格納されている地
図データのフォーマットであり、ディスクラベル21
と、描画パラメータ22と、図葉管理情報23と、図葉
24と、経路探索データ25等からなる。図葉24に
は、背景データ、文字データ、道路データなどが記憶さ
れており、日本全国の地形図を緯度、経度によって分割
した単位地図毎のデータが記憶されている。図葉24に
は広い地域を粗く記述した図葉(レベル2)から狭い地
域を詳細に記述した図葉(レベル0)までの図葉が設定
されている。各図葉は、同一の地域を記述した地図表示
レベルA、B、Cから構成されている。地図表示レベル
A、B、Cは、AよりB、BよりCがより詳細に記述さ
れている。また各地図表示レベルA、B、Cは、地図表
示レベル管理情報と複数のユニットから構成されてい
る。ユニットは各地図表示レベルの地域を複数に分割し
た分割地域を記述したものであり、各ユニットは、ユニ
ットヘッダ、文字・記号レイヤ、背景レイヤ、道路レイ
ヤ、オプションレイヤなどから構成される。文字・記号
レイヤには、地図に表示される地名、道路名、施設名な
どが記録され、背景レイヤには、道路、施設などを描画
するためのデータが記録されている。また道路レイヤに
は、図8に示すように、交差点(●印)を含む道路を記
述するノード(○印)すなわち座標点とノード間を結ぶ
直線であるリンクに関するデータ、例えばノードのノー
ド番号、緯度、経度、リンクのリンク番号、リンク距離
などが記憶されている。なお、道路レイヤに記録された
データは、地図表示には直接関与せず、マップマッチン
グのための道路網情報として使用される。
【0005】経路探索データ25は、狭い地域を対象と
した階層0から広い地域を対象とした階層nまで各階層
毎に探索データが記録されている。各階層の探索データ
は、ノード接続データ26、リンク想定通過時間(リン
クコスト)データ27、経路表示データ28、音声デー
タ29から構成される。ノード接続データ26は、図9
に示すように各ノードa〜g、X、Yがどのノードと接
続されているかを示すデータであり、例えばノードcに
ついてはノードa、d、f、Yに接続されていることを
示すデータである。またリンクコストデータ27は、各
ノード間のリンクのリンクコストを示すものであり、例
えばノードaとノードcとの間のリンクのリンクコスト
は「5」であり、ノードaとノードbとの間のリンクの
リンクコストは「10」、ノードaとノードdとの間の
リンクのリンクコストは「20」であることを示してい
る。そして、このリンクコストは、 リンクコスト=リンク距離/設定速度 から求められ、設定速度は、例えば図10に示すよう
に、道路種別と道路幅員に応じて設定されるものであ
る。図7において、経路表示データ28は、経路探索に
より選択された経路を表示地図上に表示するためのデー
タが記録されているものである。音声データ29は、音
声のデジタルデータが記録されており、この音声のデジ
タルデータがD/A変換、フィルタと経由してアンプと
スピーカヘ出力され、音声案内を再生するものである。
【0006】次に、上記のように構成された従来のナビ
ゲーション装置の動作について説明する。図6におい
て、方位センサ1、車速センサ2および各種センサ3の
出力がセンサ処理部4を介してCPU10に送られる。
CPU10では、自車の現在位置の演算が行われ、現在
位置の緯度、経度が求められる。またGPSレシーバ5
からのデータに基づき現在位置の補正が行われる。この
ようにして求められた現在位置に基づき現在位置に対応
するユニットの地図データがCD−ROMドライブ6に
よってCD−ROM7から読み出され、この地図データ
が通信インターフェース18を介してメモリ(DRA
M)12に格納される。DRAM12に格納された地図
データの一部分は、CPU10により読み出され、画像
プロセッサ15で画像データに変換され画像メモリ16
に書き込まれる。画像メモリ16に格納された画像デー
タは、RGB変換回路17で色信号に変換されて液晶デ
ィスプレイ8Aに送られ、現在位置を中心として所定範
囲の地図が表示される。またDRAM12から読み出さ
れた地図データに文字コード、記号コードが含まれてい
ると、これら文字コード、記号コードに対応するパター
ンが漢字、フォントROM14から読み出され、液晶デ
ィスプレイ8Aに地図とともに地名などの文字、学校な
どの記号が表示される。また車両の走行に従って、液晶
ディスプレイ8A上に表示される地図および現在位置が
順次変更されていき、交差点に接近すると「およそ何百
メートルで何々交差点を左方向です」などの音声案内が
行われる。
【0007】次に、上記従来例における経路探索の動作
について説明する。ここでは、図11のフロー図を用い
て出発地(または経由地)から目的地(または経由地)
までの単一の経路探索について説明する。ステップS1
1で出発地、目的地の位置より最も近い出発ノード、目
的ノードを選択する。図9においては、ノードXが出発
ノードに選択され、ノードYが目的ノードに選択された
ことを示している。次にステップS12で出発ノードX
を含む経路探索データをCD−ROM7より読込み、ス
テップS13において出発地側の経路探索を行う。この
経路探索は、出発ノード(現在位置または経由地)Xか
ら目的ノード(目的地または経由地)Yに至る総ての経
路のリンクコストを加算し、最もリンクコストが低い経
路を選択するものであり、図9の場合は、リンクX→a
→c→d→f→g→Yのリンクコスト合計(10十5十
5十5十5十5=35)が最も小さくなるため、リンク
X→a→c→d→f→g→Yを結ぶ経路が選択される。
次にステップS14において、ステップS13での検索
の結果、目的ノードに接続したか否かが判定される。出
発地から目的地までの距離が比較的近く、ステップS1
2でCD−ROM7から読み込まれたデータ内に目的ノ
ードYが含まれている場合は、ステップS14でイエス
と判定されるが、出発地から目的地が遠い場合には、ス
テップS14でノーと判定され、ステップS15に進
む。ステップS15では、目的ノードYを含む経路探索
データをCD−ROM7より読み込み、ステップS16
で目的地側の経路探索を行う。ステップS17では、ス
テップS16における目的地側の経路探索により選択さ
れた経路が、出発地側の探索経路の接続されたか否かが
判定される。この判定の結果ノーと判定された場合は、
ステップS18で検索階層を1ランク上げる。ステップ
S12、ステップS15における読み込みデータが階層
0の経路探索データの場合、ステップS18においては
階層1にランクが上げられる。次にステップS19で出
発ノード、目的ノードを再設定し、ステップS12に戻
る。そして、最終的に探索された経路が、液晶ディスプ
レイ8Aの表示地図上に、例えば赤色で表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したのは、車載装
置単独で経路探索を行うものであり、これをローカル型
ルート・ガイダンス・システムと呼んでいるが、近年で
は、無線電話回線を通じてセンター装置から探索経路を
取得する方法が実現されている。これは、車載装置が無
線電話回線を通じてセンター装置へ自車両の現在位置と
目的地を通知すると、センター装置が、交通情報等を考
慮して、上記したと同様な方法で目的地までの最適経路
を算出して、それをリンク番号の列として車載装置に通
知するものである。これをセンター型ルート・ガイダン
ス・システムと呼んでいる。しかしながら、このセンタ
ー型のシステムで問題となるのは、センター装置から送
られてきたリンク番号列では、目的地に到達できない場
合があることである。これは、センター装置から送られ
てくるリンク番号列は、一般都道府県道以上の道路を対
象としており、幅員5m以下の細街路などは対象として
いないため、目的地がこのような細街路上にある場合
は、目的地までの経路探索ができないからである。ま
た、センター装置から送られてきたリンク番号列の中
に、車載装置が有する道路データの中に含まれていない
リンク番号がある場合である。これは、例えば図12に
示すように、現在地(出発ノード)から目的地(目的ノ
ード)までの探索経路が、従来ではリンク番号1、2、
3、4、5、6、7であったものが、その後にリンク1
1、12、13の道路が建設されたために、リンク4の
道路が途中のノードによって新規なリンク401と40
2が新設されたとする。こうなると、センター装置から
送られてくる探索経路のリンク番号は、1、2、3、4
01、402、5、6、7となり、車載装置の道路デー
タには、リンク番号401と402の道路は含まれてい
ないので、車載装置では、センター装置から送られてき
た探索経路を表示することができない。このような新た
な道路建設による道路リンクの変更は、年間5%程度あ
るという説もあり、無視できない問題となっている。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、外部から送られてくる探索経路データ
(リンク列番号)の中に車載装置の道路データ(リンク
列)には含まれない道路データ(リンク列)があって
も、現在地から目的地までの探索経路を的確に表示する
ことのできる経路探索表示装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の経路探索表示装
置は、自車の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
道路データを含む地図データを取得する地図データ取得
手段と、外部から取得した目的地までの探索経路を、前
記地図データを基に表示された道路上に表示する表示手
段と、前記取得した目的地までの探索経路に、前記地図
データ内の道路データに含まれていない道路データが存
在する場合に、前記含まれていない道路データを補完し
て前記表示手段に表示する道路データ補完手段とを備え
た構成を有する。この構成により、外部から送られてく
る探索経路データの中に車載装置の道路データには含ま
れない道路データがあっても、現在地から目的地までの
探索経路を的確に表示することができる。
【0011】また、本発明の経路探索表示装置は、前記
道路データ補完手段が、前記含まれていない道路データ
が自車の現在位置から前記探索経路上の出発ノード(ま
たは出発リンク)までの道路データである場合、前記現
在位置から出発ノードまでの最もリンクコストの低いリ
ンク列(車載装置の経路探索手段を使用)を選択するこ
とを特徴とするものである。この構成により、現在地が
細街路上にあるため、外部から取得した道路データには
実際に車両が位置する現在地からの道路データが含まれ
ていない場合でも、実際の現在地から、取得した道路デ
ータの出発ノードまでの道路データを補完して表示する
ことができる。
【0012】また、本発明の経路探索表示装置は、前記
道路データ補完手段が、前記含まれていない道路データ
が前記探索経路上の目的ノードから実際の目的地への道
路データである場合、前記目的ノードから実際の目的地
までの最もリンクコストの低いリンク列(車載装置の経
路探索手段を使用)を選択することを特徴とするもので
ある。この構成により、目的地が細街路上にあるため、
外部から取得した道路データには実際の目的地までの道
路データが含まれていない場合でも、取得した道路デー
タの目的ノードから実際の目的地までの道路データを補
完して表示することができる。
【0013】また、本発明の経路探索表示装置は、前記
道路データ補完手段が、前記含まれていない道路データ
が新規なリンク番号である場合、前記新規なリンク番号
から前記地図データ内の道路データにおける対応するリ
ンク番号を類推することを特徴とするものである。この
構成により、新しい道路の建設により、外部から取得し
た道路データの中には、車載装置が有する道路データに
はない道路データが含まれている場合でも、取得した道
路データのリンク番号から以前のリンク番号を類推する
ことにより、不明な道路データを補完して表示すること
ができる。
【0014】また、本発明の経路探索表示装置は、リン
クを分割して新規なリンク番号とする場合、一定のルー
ルに従って分割し、元のリンク番号を類推できるように
したことを特徴とするものである。この構成により、新
しい道路の建設により、元の道路データを分割して新た
なリンク番号とした場合でも、取得した道路データのリ
ンク番号から分割ルールに従って元のリンク番号を類推
することができ、不明な道路データを補完して表示する
ことができる。
【0015】また、本発明の経路探索表示装置は、リン
クを分割して新規なリンク番号とする場合、外部から目
的地までの探索経路とともに分割情報を取得することを
特徴とするものである。この構成により、新しい道路の
建設により、元の道路データを分割して新たなリンク番
号とした場合でも、センター装置側から目的地までの探
索経路とともに分割情報を取得することにより元のリン
ク番号を知ることができ、不明な道路データを補完して
表示することができる。
【0016】また、本発明の経路探索表示装置は、前記
検出された自車の現在位置から前記目的地までの経路を
探索して前記表示手段に表示する経路探索手段を備え、
前記道路データ補完手段が、前記含まれていない道路デ
ータを前記経路探索手段により探索したリンク列で補完
することを特徴とするものである。この構成により、外
部から取得した道路データの中に、車載装置が有する道
路データ(リンク列)にはない道路データが含まれてい
る場合でも、車載装置の経路探索手段が探索した道路デ
ータで補うことにより、不明な道路データを補完して表
示することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本実施の形態における経路
探索表示装置の概略構成を示している。図1において、
現在位置検出手段101は、GPS受信装置を利用した
GPS航法と車速センサおよび方位センサを利用した自
立航法の両方式により自車の現在位置を検出する。経路
探索手段102は、現在位置検出手段1により検出され
た現在位置から設定された目的地までの最適な走行経路
を算出する。地図データ取得手段103は、例えばCD
−ROMまたはDVD−ROMなどの記録媒体から地図
データを読み出す駆動装置である。これは、有線または
無線による通信手段108を介して外部のサーバから地
図データを取得するようにしてもよい。操作入力手段1
04は、出発地や目的地を入力したり、種々の命令や指
示を入力するものであり、装置の前面パネルに設けられ
た各種の操作キーやモニタ画面に設けられたタッチパネ
ルを含み、さらにはリモートコントローラを含むもので
ある。表示手段10は、液晶ディスプレイ等のモニタ画
面に地図などの画像情報や文字情報を表示するものであ
る。道路データ補完手段10は、外部から取得した探索
経路に、地図データ取得手段103により取得した地図
データに含まれていない道路データが存在する場合に、
その含まれていない道路データを補完するものである。
記憶手段107は、制御プログラムを格納したROM、
道路データなどを一時的に記憶するRAM、および描画
データを格納するVRAMなどで構成される。通信手段
108は、携帯電話用の無線回線を使用して、センター
装置との間でデータのやり取りを行うものである。VI
CS受信手段109は、光ビーコン、電波ビーコンまた
はFM多重放送を通じてVICS情報を受信するもので
ある。CPUで構成される制御手段110は、上記各手
段が接続されてシステム全体を制御するものである。
【0018】次に、上記経路探索表示装置の一般的な動
作について説明する。図1において、操作入力手段10
4から装置を起動すると、現在位置検出手段101が、
GPS衛星から受信した位置データおよび車速センサや
方位センサから得た位置データを基に自車の正確な位置
を検出し、その位置情報を基に該当する地図を地図デー
タ取得手段103が記録媒体から読み出して記憶手段1
07のVRAMに一時的に格納し、表示手段105の画
面に現在位置を示す自車位置マークとともに表示する。
また、経路探索手段102を起動して操作入力手段10
4から目的地の名称や番地、電話番号を入力すると、従
来技術で説明したように、出発地である現在位置からそ
の目的地までの推奨ルートが探索され、それが表示手段
105に表示されている道路上に赤線で表示される。表
示手段105には、車両の走行に伴って刻々変化する自
車位置が、通常は自車位置マークの位置を固定したまま
で、地図をスクロールすることで表示され、交差分岐点
等に近づくと、探索ルートに従って音声案内によるルー
ト案内が行われる。これらの制御は、制御手段110が
記憶手段107のROMに格納されたプログラムに従っ
て実行する。
【0019】次に、利用者が、経路探索手段102を使
用せずに、通信手段108を介して目的地までの探索経
路をセンター装置から取得する場合の動作について説明
する。まず、通信手段108を使用してセンター装置と
の間で所定の通信手順を実行し、操作入力手段104か
ら自車の現在地と目的地とを入力してセンター装置へ送
出する。センター装置では、受け取った現在地と目的地
とから、従来技術で説明したと同様な方法で目的地まで
の推奨経路を探索して、その道路データをリンク番号の
列として車載装置に送る。車載装置では、通信手段10
8を介してその道路データを受け取ると、制御手段11
0は、該当する道路データに対応する地図データを記憶
手段107のDRAMまたはディジタル記憶手段から読
み出して表示手段10に表示し、さらに表示手段105
に表示された地図上に、自車位置から目的地までの推奨
経路を表示する。
【0020】センター装置から送られてきた道路データ
の中に、地図データ取得手段103により取得した道路
データにはない道路データが含まれている場合、自車位
置から目的地までの推奨経路が完全な状態では表示され
ない。このような場合には、その不完全な部分を道路道
路データ補完手段106により補完する処理が行われ
る。例えば、図2に示すように、現在地から出発ノード
aまでのリンク0が、細街路であるためにセンター装置
からの道路データには含まれていない場合は、道路デー
タ補完手段6は、図3に示すように、まずセンター装置
から送られてきたリンク番号列を解読し(ステップS1
01)、出発ノードが自車の現在地かどうかを調べる
(ステップS102)。出発ノードが自車の現在地でな
い場合は、現在地から出発ノードaまでの経路を探索
し、経路が複数ある場合はその中で最もリンクコストの
低いリンク0を選択して制御手段110に渡す(ステッ
プS103)。制御手段110は、センター装置から受
け取った道路データにリンク0を加えた道路データを表
示手段105に渡し、表示手段105がその道路データ
を地図上に表示する(ステップS104)。同様に、目
的地までの道路が細街路であるためにセンター装置から
の道路データには含まれていない場合、道路データ補完
手段106は、図4に示すように、まずセンター装置か
ら送られてきたリンク番号列を解読し(ステップS20
1)、目的ノードが自車の目的地かどうかを調べる(ス
テップS102)。目的ノードが自車の目的地でない場
合は、目的ノードbから実際の目的地までの経路を探索
し、経路が複数ある場合はその中で最もリンクコストの
低いリンク8を選択して制御手段110に渡す(ステッ
プS203)。制御手段110は、センター装置から受
け取った道路データにリンク8を加えた道路データを表
示手段105に渡し、表示手段105がその道路データ
を地図上に表示する(ステップS204)。
【0021】また、地図データ手段手段103により取
得した地図データにはリンク番号4のリンクは存在する
が、センター装置から送られてきたリンク番号401、
402のリンクは存在しない場合、道路データ補完手段
106は、図5に示すように、まずセンター装置から送
られてきたリンク番号列を解読し(ステップS30
1)、受け取った道路データの中に新規なリンク番号が
あるかを調べ(ステップS302)、新規なリンク番号
がある場合には、新規なリンク番号401、402は桁
数が同じで連続しているかを調べ(ステップS30
3)、そうであるならば、そのリンク番号の先頭数字は
そのリンク番号の両側に接続しているリンク番号と連続
しているかを調べ(ステップS304)、連続している
場合は、その両側に接続しているリンク番号の間の数字
を求める(ステップS305)。この場合は、リンク4
01に接続しているのがリンク3であり、リンク402
に接続しているのがリンク5であることから、3と5の
間の数字4を求め、これを新規なリンク番号401、4
02と置き換える。道路データ補完手段6は、リンク番
号401、402をリンク4に置き換えたリンク番号列
1、2、3、4、5、6、7の道路データを制御手段1
10へ渡す。制御手段110は、このリンク番号列を表
示手段105に渡し、表示手段105がその道路データ
を地図上に表示する(ステップS306)。このように
して、外部から取得した道路データに車載装置の道路デ
ータに含まれていない新規な道路データが含まれている
場合でも、その新規なリンク番号から従来のリンク番号
を類推して、リンクを補完した探索経路を表示すること
ができる。
【0022】なお、このように元のリンクを分割して新
たなリンクとする場合には、リンクを分割するについて
のルールを決めておかなければ、車載装置側で類推する
ことはできない。一例として、リンク4を2つに分割す
る場合は401と402とし、3つに分割する場合は4
01と402と403とする。すなわち分割した場合の
新たなリンク番号は3桁の数字とし、3桁目に元のリン
ク4の番号を割り当て、1桁目に1回目の分割個数を表
わす。2桁目はさらに分割する場合の分割個数に割り当
てる。したがって、リンク401をさらに2つに分割す
る場合は411と412とする。また、別の手段とし
て、元のリンク番号が何番と何番に分割されたことを、
センター装置から車載装置に道路データを送る際に通知
するようにしてもよく、このようにすれば、車載装置側
では類推する必要もなく、直ちに元のリンク番号を知る
ことができる。
【0023】以上の処理で元のリンク番号4が類推でき
なかった場合は、その新規なリンク番号の部分を経路探
索手段2で探索し、リンク番号3とリンク番号5との間
を補完する。この方法は、自己の車載装置でも同じ経路
探索を行うことになるので、経路探索をセンター装置と
車載装置とで重複して行うことになるが、新道路の建設
による新たなリンク番号は、自己の道路データには含ま
れていないので、逆にリンク番号の変更という事実から
新道路の建設という事実を認識できたり、自己の車載装
置が探索した経路とセンター装置から送られてきた探索
経路とが相違していた場合には、目的地に至る別のルー
トが存在することを認識できる利点がある。また、セン
ター装置から送られてきた探索経路に、さらに自己の車
載装置がVICS受信手段109により取得した最新の
渋滞情報を加味して、その時間帯における最短ルートを
探索することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の経路探索
表示装置は、自車の現在位置を検出する現在位置検出手
段と、道路データを含む地図データを取得する地図デー
タ取得手段と、外部から取得した目的地までの探索経路
を、前記地図データを基に表示された道路上に表示する
表示手段と、前記取得した目的地までの探索経路に、前
記地図データ内の道路データに含まれていない道路デー
タが存在する場合に、前記含まれていない道路データを
補完して前記表示手段に表示する道路データ補完手段と
を備えているので、外部から送られてくる探索経路デー
タの中に車載装置の道路データには含まれない道路デー
タがあっても、現在地から目的地までの探索経路を的確
に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における経路探索表示装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態における道路データ補完処
理を説明するための模式図
【図3】本発明の実施の形態における道路データ補完処
理を示すフロー図
【図4】本発明の実施の形態における道路データ補完処
理を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態における道路データ補完処
理を示すフロー図
【図6】従来のナビゲーション装置の構成を示すブロッ
ク図
【図7】従来の地図データの構成を示す模式図
【図8】従来の地図データにおける道路データを示す模
式図
【図9】従来の経路探索におけるノード接続データを示
す模式図
【図10】従来の道路種別と道路幅員と設定速度との関
係を示す模式図
【図11】従来の経路探索処理を示すフロー図
【図12】従来のセンター装置から目的地までの経路を
取得する場合の問題点を説明するための道路データを示
す模式図
【符号の説明】
101 現在位置検索手段 102 経路探索手段 103 地図データ取得手段 104 操作入力手段 105 表示手段 106 道路データ補完手段 107 記憶手段 108 通信手段 109 VICS受信手段 110 制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB24 HC08 HC31 HD21 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC04 AC08 AC14 5H180 AA01 BB02 BB04 BB13 EE18 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF27 FF33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、道路データを含む地図データを取得する地図デ
    ータ取得手段と、外部から取得した目的地までの探索経
    路を、前記地図データを基に表示された道路上に表示す
    る表示手段と、前記取得した目的地までの探索経路に、
    前記地図データ内の道路データに含まれていない道路デ
    ータが存在する場合に、前記含まれていない道路データ
    を補完して前記表示手段に表示する道路データ補完手段
    とを備えた経路探索表示装置。
  2. 【請求項2】 前記含まれていない道路データが自車の
    現在位置から前記探索経路上の出発ノードまでの道路デ
    ータである場合、前記道路データ補完手段は、前記現在
    位置から出発ノードまでの最もリンクコストの低いリン
    ク列を選択することを特徴とする請求項1記載の経路探
    索表示装置。
  3. 【請求項3】 前記含まれていない道路データが前記探
    索経路上の目的ノードから実際の目的地への道路データ
    である場合、前記道路データ補完手段は、前記目的ノー
    ドから実際の目的地までの最もリンクコストの低いリン
    ク列を選択することを特徴とする請求項1または2記載
    の経路探索表示装置。
  4. 【請求項4】 前記含まれていない道路データが新規な
    リンク番号である場合、前記道路データ補完手段は、前
    記新規なリンク番号から前記地図データ内の道路データ
    における対応するリンク番号を類推することを特徴とす
    る請求項1または3のいずれかに記載の経路探索表示装
    置。
  5. 【請求項5】 リンクを分割して新規なリンク番号とす
    る場合、一定のルールに従って分割し、元のリンク番号
    を類推できるようにしたことを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の経路探索表示装置。
  6. 【請求項6】 リンクを分割して新規なリンク番号とす
    る場合、外部から目的地までの探索経路とともに分割情
    報を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載の経路探索表示装置。
  7. 【請求項7】 前記検出された自車の現在位置から前記
    目的地までの経路を探索して前記表示手段に表示する経
    路探索手段を備え、前記道路データ補完手段が、前記含
    まれていない道路データを前記経路探索手段により探索
    したリンク列で補完することを特徴とする請求項1から
    請求項6のいずれかに記載の経路探索表示装置。
JP2001157434A 2001-05-25 2001-05-25 経路探索表示装置 Pending JP2002350162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157434A JP2002350162A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 経路探索表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157434A JP2002350162A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 経路探索表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002350162A true JP2002350162A (ja) 2002-12-04

Family

ID=19001294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001157434A Pending JP2002350162A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 経路探索表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002350162A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308585A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Aisin Aw Co Ltd 走行履歴データの補正装置及び補正方法
JP2005308584A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP2009300405A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Pioneer Electronic Corp 地図データ更新装置、地図データ更新方法、地図データ更新プログラム、および記録媒体
JP2011013016A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Hitachi Automotive Systems Ltd 経路案内サーバ装置、ナビゲーション装置、経路案内システムおよび経路案内方法
USRE42547E1 (en) 2004-04-22 2011-07-12 Aisin Aw Co., Ltd. Navigation apparatus, navigation method, and navigation program
JP2012173233A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Navitime Japan Co Ltd ナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラム
JP2016038258A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社ゼンリンデータコム 経路探索装置及び経路探索プログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308585A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Aisin Aw Co Ltd 走行履歴データの補正装置及び補正方法
JP2005308584A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP4506258B2 (ja) * 2004-04-22 2010-07-21 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 走行履歴データの補正装置及び補正方法
USRE42547E1 (en) 2004-04-22 2011-07-12 Aisin Aw Co., Ltd. Navigation apparatus, navigation method, and navigation program
JP4736344B2 (ja) * 2004-04-22 2011-07-27 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP2009300405A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Pioneer Electronic Corp 地図データ更新装置、地図データ更新方法、地図データ更新プログラム、および記録媒体
JP2011013016A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Hitachi Automotive Systems Ltd 経路案内サーバ装置、ナビゲーション装置、経路案内システムおよび経路案内方法
JP2012173233A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Navitime Japan Co Ltd ナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラム
JP2016038258A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社ゼンリンデータコム 経路探索装置及び経路探索プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8666663B2 (en) Route search device and route search method
JP2004198209A (ja) ナビゲーション装置並びに該装置用プログラム及び記録媒体
US8452534B2 (en) Route search device and route search method
JP2001349740A (ja) 駐車場案内方法およびナビゲーション装置
JP2000283784A (ja) 走行位置表示装置
JP2002090167A (ja) 車載用ナビゲーション装置のルート案内方法
WO2005022086A1 (ja) 移動体位置表示装置および方法
JP3769817B2 (ja) 経路探索表示装置
JP3732935B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2002350162A (ja) 経路探索表示装置
JP2002071369A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP4996833B2 (ja) 交通情報処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、および、案内誘導装置
JP3064758B2 (ja) 経路探索表示装置
JP2002286478A (ja) 車載用ナビゲーション装置の誘導経路再探索方法
JP3097454B2 (ja) 経路探索表示装置
JP2000028378A (ja) 走行位置表示装置
JP2005127887A (ja) 車載用ナビゲーション装置及び道路交通情報提供方法
JP2002333330A (ja) 交通情報表示装置
JP3185563B2 (ja) 経路探索表示装置
JP3166590B2 (ja) 経路探索表示装置
JP2001241955A (ja) ナビゲーション装置
JP4424324B2 (ja) 地図表示装置、地図表示方法及び記録媒体
JP2001241962A (ja) ナビゲーション装置
JP4606845B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2009180591A (ja) 地図表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080307

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080715

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02