JP3674697B2 - 懸吊式工具用展示プレート - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、特に工具を懸吊させて位置決めでき、且つ盗難防止効果も有する懸吊式工具用展示プレートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１３に示すように、従来の懸吊式工具用展示プレートは展示プレート（５０）を有し、その下部両側にそれぞれ展示プレート（５０）を貫通する掛止溝（５１）が形成され、それにより、位置決めフレーム（６０）を展示プレート（５０）に取付ける。その位置決めフレーム（６０）には工具の柄部を収容する収容空間（６１）が形成されると共に、その両側にそれぞれ展示プレート（５０）と当接する延出プレート（６２）が設けられ、更に、二つの延出プレート（６２）における、展示プレート（５０）側の面にそれぞれ掛止溝（５１）に掛止されるＬ字形の掛止ブロック（６４）が設けられる。そして、二つの固定部材（６３）を両側の延出プレート（６２）及び展示プレート（５０）に穿通させて、位置決めフレーム（６０）を強固に展示プレート（５０）に接合固定することにより、盗難防止効果を得ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の懸吊式工具用展示プレートには次に示すような幾つかの欠点を有する。
１．従来の懸吊式工具用展示プレートは掛止ブロックを掛止溝に固定する方式であるので、長期間に亙り着脱動作を行なうと摩損してしまうと共に、重い工具を設置した時には掛止ブロックが掛止溝から脱落する恐れがある。
２．従来の懸吊式工具用展示プレートによれば、工具を位置決めフレームと展示プレートとの間に設置する時は位置決めフレームの掛止ブロックを掛止溝に嵌め込み、なお且つ固定部材により固定する必要があるので、手間がかかり非常に面倒である。
３．従来の懸吊式工具用展示プレートは展示プレート、位置決めフレーム、更に固定部材を用いるので、部材数が増加し製造コストが増大してしまう。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、
展示プレート（１０）を有し、展示プレート（１０）の底端両側にそれぞれ固定フレーム（１１）が設けられ、その二つの固定フレーム（１１）と展示プレート（１０）との間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝（１２）が形成されると共に、二つの固定フレーム（１１）の上端にそれぞれ切欠き（１３）が形成され、
展示プレート（１０）における、二つの固定フレーム（１１）の間に位置決めフレーム（２０）が固定され、位置決めフレーム（２０）における展示プレート（１０）側に収容空間（２１）が形成されると共に、位置決めフレーム（２０）の両側に嵌合溝（１２）に嵌め込まれる延出プレート（２３）が設けられ、それら延出プレート（２３）の上端にそれぞれ固定フレーム（１１）の切欠き（１３）に係合される凸部（２２）が設けられ、更に、延出プレート（２３）の底端に掛止部材（２４）が設けられると共に、掛止部材（２４）の末端に掛止ブロック（２６）が設けられ、その掛止ブロック（２６）は組合わせ時に、固定フレーム（１１）の下方外側に掛止されることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート、を提供する。
また、請求項２記載の発明は、
展示プレート（１０）を有し、展示プレート（１０）の底端両側にそれぞれ固定フレーム（１１）が設けられ、その二つの固定フレーム（１１）と展示プレート（１０）との間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝（１２）が形成されると共に、二つの固定フレーム（１１）の上端にそれぞれ切欠き（１３）が形成され、
展示プレート（１０）における、二つの固定フレーム（１１）の間に位置決めフレーム（２０）が固定され、位置決めフレーム（２０）における展示プレート（１０）側に収容空間（２１）が形成されると共に、位置決めフレーム（２０）の両側に嵌合溝（１２）に嵌め込まれる延出プレート（２３）が設けられ、それら延出プレート（２３）の上端にそれぞれ固定フレーム（１１）の切欠き（１３）に係合される凸部（２２）が設けられ、更に、延出プレート（２３）の底端に掛止部材（２４）が設けられると共に、掛止部材（２４）の末端に掛止ブロック（２６）が設けられ、その掛止ブロック（２６）は組合わせ時に、固定フレーム（１１）の下方外側に掛止され、
展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）における収容空間（２１）との間に工具が位置決めされることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート、を提供する。
更に、請求項３記載の発明は、
工具上における、位置決めフレーム（２０）の底面にガスケット（４０，４１）が環装されると共に、
工具の一端に展示プレート（１０）を貫通する結合ブロック（３４）が設けられ、その結合ブロック（３４）上における、展示プレート（１０）の固定フレーム（１１）と異なる側の側面にガスケット（４２，４３）が環装されており、
ガスケット（４０，４１，４２，４３）はＯ字形、リング状又は中央に角穴を有する古銭体であることを特徴とする請求項２に記載の懸吊式工具用展示プレート、を提供する。
【０００５】
（作用）
本発明は上記の課題を解決するものであり、展示プレートを有し、展示プレートの底端両側にそれぞれ固定フレームが設けられ、その二つの固定フレームと展示プレートとの間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝が形成されると共に、二つの固定フレームの上端にそれぞれ切欠きが形成されることにより、位置決めフレームと展示プレートとの間に工具を位置決めする。更に、位置決めフレームの両側に、嵌合溝に嵌め込まれる延出プレートが設けられ、それら延出プレートの上端に、それぞれ固定フレームの切欠きに係合される凸部が設けられ、延出プレートの底端に掛止部材が設けられる。上記の構成から、展示プレートと位置決めフレームとを組合わせる時は、単に位置決めフレームの延出プレートを展示プレートの嵌合溝に嵌め込むと共に、凸部をスリット内に位置させるだけでよいので、着脱作業をスムーズに、且つ容易に行なうことができると共に、盗難防止効果を具備させることができ、更に、本発明によれば全体の部材数を減らすことができるので、製造コストの削減にもつながる。
【０００６】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【０００７】
【発明の好適な実施の形態】
図１は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの斜視図であり、図２は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの分解斜視図であり、図３は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの一部側面断面図であり、図４は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの展示プレートに位置決めフレームの組合わせ動作を示す正面図であり、図５は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの盗難防止効果をハサミにより解除する状態を示す正面断面図であり、図６は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付ける状態を示す分解斜視図であり、図７は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付けた状態を示す底面断面図であり、図８は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す分解斜視図であり、図９は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付けた状態を示す側面断面図であり、図１０は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す底面断面図であり、図１１は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、リング状のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図であり、図１２は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、中央に角穴を有する古銭体のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図である。
【０００８】
図１乃至図３に示すように、本発明の懸吊式工具用展示プレートは展示プレート（１０）を有し、展示プレート（１０）の底端両側にそれぞれ固定フレーム（１１）が設けられ、その二つの固定フレーム（１１）と展示プレート（１０）との間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝（１２）が形成されると共に、二つの固定フレーム（１１）の上端にそれぞれ切欠き（１３）が形成され、
展示プレート（１０）における、二つの固定フレーム（１１）の間に位置決めフレーム（２０）が固定され、位置決めフレーム（２０）における展示プレート（１０）側に収容空間（２１）が形成されると共に、位置決めフレーム（２０）の両側に嵌合溝（１２）に嵌め込まれる延出プレート（２３）が設けられ、それら延出プレート（２３）の上端にそれぞれ固定フレーム（１１）の切欠き（１３）に係合される凸部（２２）が設けられ、更に、延出プレート（２３）の底端から上方へ向ってスリット（２５）が形成され、両側の延出プレート（２３）の底端における、スリット（２５）の外側にそれぞれ掛止部材（２４）が設けられ、その掛止部材（２４）の末端に、組合わせ時に固定フレーム（１１）の下方外側に掛止される掛止ブロック（２６）が設けられ、それら二つの掛止ブロック（２６）の外側にそれぞれ下方へ向って縮小する傾斜面（２７）が設けられると共に、掛止ブロック（２６）における、傾斜面（２７）の底面に、組合わせ時に固定フレーム（１１）の底面からやや突出する平坦面（２８）が設けられる。
【０００９】
図２乃至図４に示すように、本発明の懸吊式工具用展示プレートを組合わせる時は、先ず位置決めフレーム（２０）を展示プレート（１０）の表面付近に位置させると共に、位置決めフレーム（２０）における二つの凸部（２２）の底端を固定フレーム（１１）の上方へ位置させて、位置決めフレーム（２０）における二つの延出プレート（２３）を展示プレート（１０）の嵌合溝（１２）に挿入する。この時、延出プレート（２３）における掛止部材（２４）の傾斜面（２７）が固定フレーム（１１）の内側壁に押圧され、掛止部材（２４）全体が内側へ押し込まれることにより、延出プレート（２３）が固定フレーム（１１）内で下方に移動し、位置決めフレーム（２０）の凸部（２２）が展示プレート（１０）の切欠き（１３）に嵌め込まれる。そして、延出プレート（２３）が固定フレーム（１１）の底面から突出すると、掛止部材（２４）が固定フレーム（１１）の内側壁による押圧から開放されて弾性力により元来の位置まで回復すると共に、掛止ブロック（２６）の平坦面（２８）が固定フレーム（１１）の底面に掛止され、位置決めフレーム（２０）が展示プレート（１０）上に固設される。この構成によれば、延出プレート（２３）を嵌合溝（１２）内に挿入するだけで組合わせ作業を完了させることができる。また、展示プレート（１０）及び位置決めフレーム（２０）は共に射出成形により一体に形成されるので、全体の部材数をかなり減らすことができる。
【００１０】
図３及び図５に示すように、本発明の懸吊式工具用展示プレートは盗難防止機能も有しているが、その盗難防止用の構成を取外す時は、固定フレームの底面に掛止されている平坦面（２８）を有する、やや突出ぎみの掛止部材（２４）部分をハサミ（３０）により切断して、位置決めフレーム（２０）の底面の掛止作用を解除し、位置決めフレーム（２０）の上方への移動を可能にする。そして、位置決めフレーム（２０）の延出プレート（２３）を固定フレーム（１１）の嵌合溝（１２）から離脱させて、位置決めフレーム（２０）を展示プレート（１０）から取外す。故に、展示プレート（１０）は繰り返し何度でも使用できると共に、仮に盗難防止効果に拘らなければ、展示プレート（１０）だけではなく、位置決めフレーム（２０）も繰り返し使用可能である。
【００１１】
更に、図６及び図７は展示プレート（１０）にモンキースパナ（３２）を懸吊するものであり、この実施例によれば、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間に位置決めされるモンキースパナ（３２）に下方からＯ字形のガスケット（４０）が環装され、また、この時、ガスケット（４０）は位置決めフレーム（２０）の底面に当接されるので、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間の挟持力を高めることにより、モンキースパナ（３２）の揺れを防止することができる。
【００１２】
図８乃至図１０に示すように、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間にラチェットレンチ（３３）を懸吊設置する場合は、ラチェットレンチ（３３）の上部形状に対応した展示プレート（１０）にラチェットレンチ（３３）を嵌め込むと共に、ラチェットレンチ（３３）の末端から、位置決めフレーム（２０）の底面に当接するようにリング状のガスケット（４１）を環装する。これにより、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間においてラチェットレンチ（３５）を強固に位置決めすることができる。
【００１３】
また、本発明の他の実施例においては図１２及び図１３に示すように、ラチェットレンチ（３３）の上部形状に対応した展示プレート（１０）にラチェットレンチ（３３）を嵌め込むと共に、そのラチェットレンチ（３３）上における、展示プレート（１０）の固定フレーム（１１）と異なる側の側面に結合ブロック（３４）を設け、その結合ブロック（３４）の外周に図１１に示すようなリング状のガスケット（４２）或いは図１２に示すような中央に角穴を有する古銭体のガスケット（４３）を環装する。この時、それらのガスケット（４２，４３）は展示プレート（１０）上における固定フレーム（１１）と異なる側の側面に当接するように組合わされるので、ラチェットレンチ（３３）を展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間に強固に位置決めすることができる。
【００１４】
尚、上述の図１乃至図１２に示す懸吊式工具用展示プレートは単に本発明の一部の形態であり、本明細書に示す主張の範囲内であれば如何なる形態に構成させてもよく、また、容易に想到し得る範囲内であれば、当然本発明の主張範囲に属することは言うまでもない。
【００１５】
本発明には、以下の発明が含まれる。
工具を懸吊すための展示プレートと、その展示プレートの底端両側にそれぞれ配設された固定フレームと、それら固定フレームを介して前記展示プレートに固定される位置決めフレームとを備え、前記展示プレートと各固定フレームとの間には、夫々前記位置決めフレームを前記展示プレートに固定するための互いに対向する嵌合溝が形成され、前記位置決めフレームは、前記嵌合溝に夫々嵌め合わされる延出プレートを備えるとともに、その延出プレートが前記嵌合溝へ嵌め合わされた際に、前記展示プレートと位置決めフレームとの間に収容空間を形成可能とされており、前記固定プレートは、嵌合溝の上方開口側に切欠きを備えており、前記位置決めフレームは、前記延出プレートの上端部に設けられ前記固定フレームの切欠きに係合される凸部と、前記延出プレートの底端部に設けられた掛止部材とを備えており、その掛止部材は、前記延出プレートが前記固定フレームの嵌合溝への嵌め合わされた際に、前記固定フレームの下方外側に掛止される掛止ブロックを末端部に備えていることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート（Ａ）。
懸吊式工具用展示プレート（Ａ）において、前記収容空間に工具が位置決めされることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート（Ｂ）。
懸吊式工具用展示プレート（Ｂ）において、位置決めフレームの底面部において工具の柄に環装される柄部ブラケットと、工具の一端に形成された結合ブロックを貫通可能とするための展示プレートに穿設された貫通孔と、その貫通孔を貫通した結合ブロックに環装される結合ブロック部ブラケットとを備えていることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート（Ｃ）。
【００１６】
【発明の効果】
本発明は上記の構成を有するので、次の示すような効果を達成できる。
１．本発明の懸吊式工具用展示プレートにおける位置決めフレームを展示プレートに組合わせる時は、単に位置決めフレームにおける延出プレートを嵌合溝に嵌め込むと共に、凸部を切欠きに位置させて延出プレートの下方における掛止部材を固定フレームの底面に掛止するだけでよいので、着脱作業をスムーズに、且つ容易に行なうことができる。
２．本発明は展示プレートと位置決めフレームがぞれぞれ射出成形により一体に形成されると共に、ガスケットを使用する必要もないので、製造が非常に容易であり、低コスト化も達成できる。
３．掛止部材と凸部との位置決め作用により、盗難防止効果を提供できると共に、ガスケットが設けられることにより、展示プレートと位置決めフレームとの間における工具を安定的に且つ強固に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの斜視図である。
【図２】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの分解斜視図である。
【図３】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの一部側面断面図である。
【図４】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの展示プレートに位置決めフレームの組合わせ動作を示す正面図である。
【図５】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの盗難防止効果をハサミにより解除する状態を示す正面断面図である。
【図６】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図７】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付けた状態を示す底面断面図である。
【図８】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図９】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付けた状態を示す側面断面図である。
【図１０】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す底面断面図である。
【図１１】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、リング状のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図である。
【図１２】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、中央に角穴を有する古銭体のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図である。
【図１３】従来の懸吊式工具用展示プレートの分解斜視図である。
【符号の説明】
１０ 展示プレート
１１ 固定フレーム
１２ 嵌合溝
１３ スリット
２０ 位置決めフレーム
２１ 収容空間
２２ 凸部
２３ 延出プレート
２４ 掛止部材
２５ スリット
２６ 掛止ブロック
２７ 傾斜面
２８ 平坦面
３０ ハサミ
３２ タンアンドグルーブプライヤー
３３ ラチェットレンチ
３４ 結合ブロック
４０ ガスケット
４１ ガスケット
４２ ガスケット
４３ ガスケット
５０ 展示プレート
５１ 掛止溝
６０ 位置決めフレーム
６１ 収容空間
６２ 延出プレート
６３ 固定部材
６４ 掛止ブロック
【産業上の利用分野】
本発明は、特に工具を懸吊させて位置決めでき、且つ盗難防止効果も有する懸吊式工具用展示プレートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１３に示すように、従来の懸吊式工具用展示プレートは展示プレート（５０）を有し、その下部両側にそれぞれ展示プレート（５０）を貫通する掛止溝（５１）が形成され、それにより、位置決めフレーム（６０）を展示プレート（５０）に取付ける。その位置決めフレーム（６０）には工具の柄部を収容する収容空間（６１）が形成されると共に、その両側にそれぞれ展示プレート（５０）と当接する延出プレート（６２）が設けられ、更に、二つの延出プレート（６２）における、展示プレート（５０）側の面にそれぞれ掛止溝（５１）に掛止されるＬ字形の掛止ブロック（６４）が設けられる。そして、二つの固定部材（６３）を両側の延出プレート（６２）及び展示プレート（５０）に穿通させて、位置決めフレーム（６０）を強固に展示プレート（５０）に接合固定することにより、盗難防止効果を得ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の懸吊式工具用展示プレートには次に示すような幾つかの欠点を有する。
１．従来の懸吊式工具用展示プレートは掛止ブロックを掛止溝に固定する方式であるので、長期間に亙り着脱動作を行なうと摩損してしまうと共に、重い工具を設置した時には掛止ブロックが掛止溝から脱落する恐れがある。
２．従来の懸吊式工具用展示プレートによれば、工具を位置決めフレームと展示プレートとの間に設置する時は位置決めフレームの掛止ブロックを掛止溝に嵌め込み、なお且つ固定部材により固定する必要があるので、手間がかかり非常に面倒である。
３．従来の懸吊式工具用展示プレートは展示プレート、位置決めフレーム、更に固定部材を用いるので、部材数が増加し製造コストが増大してしまう。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、
展示プレート（１０）を有し、展示プレート（１０）の底端両側にそれぞれ固定フレーム（１１）が設けられ、その二つの固定フレーム（１１）と展示プレート（１０）との間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝（１２）が形成されると共に、二つの固定フレーム（１１）の上端にそれぞれ切欠き（１３）が形成され、
展示プレート（１０）における、二つの固定フレーム（１１）の間に位置決めフレーム（２０）が固定され、位置決めフレーム（２０）における展示プレート（１０）側に収容空間（２１）が形成されると共に、位置決めフレーム（２０）の両側に嵌合溝（１２）に嵌め込まれる延出プレート（２３）が設けられ、それら延出プレート（２３）の上端にそれぞれ固定フレーム（１１）の切欠き（１３）に係合される凸部（２２）が設けられ、更に、延出プレート（２３）の底端に掛止部材（２４）が設けられると共に、掛止部材（２４）の末端に掛止ブロック（２６）が設けられ、その掛止ブロック（２６）は組合わせ時に、固定フレーム（１１）の下方外側に掛止されることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート、を提供する。
また、請求項２記載の発明は、
展示プレート（１０）を有し、展示プレート（１０）の底端両側にそれぞれ固定フレーム（１１）が設けられ、その二つの固定フレーム（１１）と展示プレート（１０）との間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝（１２）が形成されると共に、二つの固定フレーム（１１）の上端にそれぞれ切欠き（１３）が形成され、
展示プレート（１０）における、二つの固定フレーム（１１）の間に位置決めフレーム（２０）が固定され、位置決めフレーム（２０）における展示プレート（１０）側に収容空間（２１）が形成されると共に、位置決めフレーム（２０）の両側に嵌合溝（１２）に嵌め込まれる延出プレート（２３）が設けられ、それら延出プレート（２３）の上端にそれぞれ固定フレーム（１１）の切欠き（１３）に係合される凸部（２２）が設けられ、更に、延出プレート（２３）の底端に掛止部材（２４）が設けられると共に、掛止部材（２４）の末端に掛止ブロック（２６）が設けられ、その掛止ブロック（２６）は組合わせ時に、固定フレーム（１１）の下方外側に掛止され、
展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）における収容空間（２１）との間に工具が位置決めされることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート、を提供する。
更に、請求項３記載の発明は、
工具上における、位置決めフレーム（２０）の底面にガスケット（４０，４１）が環装されると共に、
工具の一端に展示プレート（１０）を貫通する結合ブロック（３４）が設けられ、その結合ブロック（３４）上における、展示プレート（１０）の固定フレーム（１１）と異なる側の側面にガスケット（４２，４３）が環装されており、
ガスケット（４０，４１，４２，４３）はＯ字形、リング状又は中央に角穴を有する古銭体であることを特徴とする請求項２に記載の懸吊式工具用展示プレート、を提供する。
【０００５】
（作用）
本発明は上記の課題を解決するものであり、展示プレートを有し、展示プレートの底端両側にそれぞれ固定フレームが設けられ、その二つの固定フレームと展示プレートとの間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝が形成されると共に、二つの固定フレームの上端にそれぞれ切欠きが形成されることにより、位置決めフレームと展示プレートとの間に工具を位置決めする。更に、位置決めフレームの両側に、嵌合溝に嵌め込まれる延出プレートが設けられ、それら延出プレートの上端に、それぞれ固定フレームの切欠きに係合される凸部が設けられ、延出プレートの底端に掛止部材が設けられる。上記の構成から、展示プレートと位置決めフレームとを組合わせる時は、単に位置決めフレームの延出プレートを展示プレートの嵌合溝に嵌め込むと共に、凸部をスリット内に位置させるだけでよいので、着脱作業をスムーズに、且つ容易に行なうことができると共に、盗難防止効果を具備させることができ、更に、本発明によれば全体の部材数を減らすことができるので、製造コストの削減にもつながる。
【０００６】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【０００７】
【発明の好適な実施の形態】
図１は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの斜視図であり、図２は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの分解斜視図であり、図３は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの一部側面断面図であり、図４は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの展示プレートに位置決めフレームの組合わせ動作を示す正面図であり、図５は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの盗難防止効果をハサミにより解除する状態を示す正面断面図であり、図６は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付ける状態を示す分解斜視図であり、図７は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付けた状態を示す底面断面図であり、図８は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す分解斜視図であり、図９は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付けた状態を示す側面断面図であり、図１０は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す底面断面図であり、図１１は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、リング状のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図であり、図１２は本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、中央に角穴を有する古銭体のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図である。
【０００８】
図１乃至図３に示すように、本発明の懸吊式工具用展示プレートは展示プレート（１０）を有し、展示プレート（１０）の底端両側にそれぞれ固定フレーム（１１）が設けられ、その二つの固定フレーム（１１）と展示プレート（１０）との間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝（１２）が形成されると共に、二つの固定フレーム（１１）の上端にそれぞれ切欠き（１３）が形成され、
展示プレート（１０）における、二つの固定フレーム（１１）の間に位置決めフレーム（２０）が固定され、位置決めフレーム（２０）における展示プレート（１０）側に収容空間（２１）が形成されると共に、位置決めフレーム（２０）の両側に嵌合溝（１２）に嵌め込まれる延出プレート（２３）が設けられ、それら延出プレート（２３）の上端にそれぞれ固定フレーム（１１）の切欠き（１３）に係合される凸部（２２）が設けられ、更に、延出プレート（２３）の底端から上方へ向ってスリット（２５）が形成され、両側の延出プレート（２３）の底端における、スリット（２５）の外側にそれぞれ掛止部材（２４）が設けられ、その掛止部材（２４）の末端に、組合わせ時に固定フレーム（１１）の下方外側に掛止される掛止ブロック（２６）が設けられ、それら二つの掛止ブロック（２６）の外側にそれぞれ下方へ向って縮小する傾斜面（２７）が設けられると共に、掛止ブロック（２６）における、傾斜面（２７）の底面に、組合わせ時に固定フレーム（１１）の底面からやや突出する平坦面（２８）が設けられる。
【０００９】
図２乃至図４に示すように、本発明の懸吊式工具用展示プレートを組合わせる時は、先ず位置決めフレーム（２０）を展示プレート（１０）の表面付近に位置させると共に、位置決めフレーム（２０）における二つの凸部（２２）の底端を固定フレーム（１１）の上方へ位置させて、位置決めフレーム（２０）における二つの延出プレート（２３）を展示プレート（１０）の嵌合溝（１２）に挿入する。この時、延出プレート（２３）における掛止部材（２４）の傾斜面（２７）が固定フレーム（１１）の内側壁に押圧され、掛止部材（２４）全体が内側へ押し込まれることにより、延出プレート（２３）が固定フレーム（１１）内で下方に移動し、位置決めフレーム（２０）の凸部（２２）が展示プレート（１０）の切欠き（１３）に嵌め込まれる。そして、延出プレート（２３）が固定フレーム（１１）の底面から突出すると、掛止部材（２４）が固定フレーム（１１）の内側壁による押圧から開放されて弾性力により元来の位置まで回復すると共に、掛止ブロック（２６）の平坦面（２８）が固定フレーム（１１）の底面に掛止され、位置決めフレーム（２０）が展示プレート（１０）上に固設される。この構成によれば、延出プレート（２３）を嵌合溝（１２）内に挿入するだけで組合わせ作業を完了させることができる。また、展示プレート（１０）及び位置決めフレーム（２０）は共に射出成形により一体に形成されるので、全体の部材数をかなり減らすことができる。
【００１０】
図３及び図５に示すように、本発明の懸吊式工具用展示プレートは盗難防止機能も有しているが、その盗難防止用の構成を取外す時は、固定フレームの底面に掛止されている平坦面（２８）を有する、やや突出ぎみの掛止部材（２４）部分をハサミ（３０）により切断して、位置決めフレーム（２０）の底面の掛止作用を解除し、位置決めフレーム（２０）の上方への移動を可能にする。そして、位置決めフレーム（２０）の延出プレート（２３）を固定フレーム（１１）の嵌合溝（１２）から離脱させて、位置決めフレーム（２０）を展示プレート（１０）から取外す。故に、展示プレート（１０）は繰り返し何度でも使用できると共に、仮に盗難防止効果に拘らなければ、展示プレート（１０）だけではなく、位置決めフレーム（２０）も繰り返し使用可能である。
【００１１】
更に、図６及び図７は展示プレート（１０）にモンキースパナ（３２）を懸吊するものであり、この実施例によれば、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間に位置決めされるモンキースパナ（３２）に下方からＯ字形のガスケット（４０）が環装され、また、この時、ガスケット（４０）は位置決めフレーム（２０）の底面に当接されるので、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間の挟持力を高めることにより、モンキースパナ（３２）の揺れを防止することができる。
【００１２】
図８乃至図１０に示すように、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間にラチェットレンチ（３３）を懸吊設置する場合は、ラチェットレンチ（３３）の上部形状に対応した展示プレート（１０）にラチェットレンチ（３３）を嵌め込むと共に、ラチェットレンチ（３３）の末端から、位置決めフレーム（２０）の底面に当接するようにリング状のガスケット（４１）を環装する。これにより、展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間においてラチェットレンチ（３５）を強固に位置決めすることができる。
【００１３】
また、本発明の他の実施例においては図１２及び図１３に示すように、ラチェットレンチ（３３）の上部形状に対応した展示プレート（１０）にラチェットレンチ（３３）を嵌め込むと共に、そのラチェットレンチ（３３）上における、展示プレート（１０）の固定フレーム（１１）と異なる側の側面に結合ブロック（３４）を設け、その結合ブロック（３４）の外周に図１１に示すようなリング状のガスケット（４２）或いは図１２に示すような中央に角穴を有する古銭体のガスケット（４３）を環装する。この時、それらのガスケット（４２，４３）は展示プレート（１０）上における固定フレーム（１１）と異なる側の側面に当接するように組合わされるので、ラチェットレンチ（３３）を展示プレート（１０）と位置決めフレーム（２０）との間に強固に位置決めすることができる。
【００１４】
尚、上述の図１乃至図１２に示す懸吊式工具用展示プレートは単に本発明の一部の形態であり、本明細書に示す主張の範囲内であれば如何なる形態に構成させてもよく、また、容易に想到し得る範囲内であれば、当然本発明の主張範囲に属することは言うまでもない。
【００１５】
本発明には、以下の発明が含まれる。
工具を懸吊すための展示プレートと、その展示プレートの底端両側にそれぞれ配設された固定フレームと、それら固定フレームを介して前記展示プレートに固定される位置決めフレームとを備え、前記展示プレートと各固定フレームとの間には、夫々前記位置決めフレームを前記展示プレートに固定するための互いに対向する嵌合溝が形成され、前記位置決めフレームは、前記嵌合溝に夫々嵌め合わされる延出プレートを備えるとともに、その延出プレートが前記嵌合溝へ嵌め合わされた際に、前記展示プレートと位置決めフレームとの間に収容空間を形成可能とされており、前記固定プレートは、嵌合溝の上方開口側に切欠きを備えており、前記位置決めフレームは、前記延出プレートの上端部に設けられ前記固定フレームの切欠きに係合される凸部と、前記延出プレートの底端部に設けられた掛止部材とを備えており、その掛止部材は、前記延出プレートが前記固定フレームの嵌合溝への嵌め合わされた際に、前記固定フレームの下方外側に掛止される掛止ブロックを末端部に備えていることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート（Ａ）。
懸吊式工具用展示プレート（Ａ）において、前記収容空間に工具が位置決めされることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート（Ｂ）。
懸吊式工具用展示プレート（Ｂ）において、位置決めフレームの底面部において工具の柄に環装される柄部ブラケットと、工具の一端に形成された結合ブロックを貫通可能とするための展示プレートに穿設された貫通孔と、その貫通孔を貫通した結合ブロックに環装される結合ブロック部ブラケットとを備えていることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート（Ｃ）。
【００１６】
【発明の効果】
本発明は上記の構成を有するので、次の示すような効果を達成できる。
１．本発明の懸吊式工具用展示プレートにおける位置決めフレームを展示プレートに組合わせる時は、単に位置決めフレームにおける延出プレートを嵌合溝に嵌め込むと共に、凸部を切欠きに位置させて延出プレートの下方における掛止部材を固定フレームの底面に掛止するだけでよいので、着脱作業をスムーズに、且つ容易に行なうことができる。
２．本発明は展示プレートと位置決めフレームがぞれぞれ射出成形により一体に形成されると共に、ガスケットを使用する必要もないので、製造が非常に容易であり、低コスト化も達成できる。
３．掛止部材と凸部との位置決め作用により、盗難防止効果を提供できると共に、ガスケットが設けられることにより、展示プレートと位置決めフレームとの間における工具を安定的に且つ強固に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの斜視図である。
【図２】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの分解斜視図である。
【図３】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの一部側面断面図である。
【図４】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの展示プレートに位置決めフレームの組合わせ動作を示す正面図である。
【図５】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートの盗難防止効果をハサミにより解除する状態を示す正面断面図である。
【図６】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図７】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにモンキースパナを取付けた状態を示す底面断面図である。
【図８】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図９】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付けた状態を示す側面断面図である。
【図１０】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートにラチェットレンチを取付ける状態を示す底面断面図である。
【図１１】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、リング状のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図である。
【図１２】本発明に係わる懸吊式工具用展示プレートに取付けられたラチェットレンチに、中央に角穴を有する古銭体のガスケットを環装する状態を示す分解斜視図である。
【図１３】従来の懸吊式工具用展示プレートの分解斜視図である。
【符号の説明】
１０ 展示プレート
１１ 固定フレーム
１２ 嵌合溝
１３ スリット
２０ 位置決めフレーム
２１ 収容空間
２２ 凸部
２３ 延出プレート
２４ 掛止部材
２５ スリット
２６ 掛止ブロック
２７ 傾斜面
２８ 平坦面
３０ ハサミ
３２ タンアンドグルーブプライヤー
３３ ラチェットレンチ
３４ 結合ブロック
４０ ガスケット
４１ ガスケット
４２ ガスケット
４３ ガスケット
５０ 展示プレート
５１ 掛止溝
６０ 位置決めフレーム
６１ 収容空間
６２ 延出プレート
６３ 固定部材
６４ 掛止ブロック
Claims (3)
- 展示プレートを有し、その展示プレートの底端両側にそれぞれ固定フレームが設けられ、その二つの固定フレームと前記展示プレートとの間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝が形成されると共に、前記二つの固定フレームの上端にそれぞれ切欠きが形成され、
前記展示プレートにおける、前記二つの固定フレームの間に位置決めフレームが固定され、その位置決めフレームにおける前記展示プレート側に収容空間が形成されると共に、前記位置決めフレームの両側に前記嵌合溝に嵌め込まれる前記延出プレートが設けられ、それら延出プレートの上端にそれぞれ前記固定フレームの前記切欠きに係合される凸部が設けられ、更に、前記延出プレートの底端に掛止部材が設けられると共に、その掛止部材の末端に掛止ブロックが設けられ、その掛止ブロックは組合わせ時に、前記固定フレームの下方外側に掛止されることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート。 - 展示プレートを有し、その展示プレートの底端両側にそれぞれ固定フレームが設けられ、その二つの固定フレームと前記展示プレートとの間にそれぞれ互いに連通し合う嵌合溝が形成されると共に、前記二つの固定フレームの上端にそれぞれ切欠きが形成され、
前記展示プレートにおける、前記二つの固定フレームの間に位置決めフレームが固定され、その位置決めフレームにおける前記展示プレート側に収容空間が形成されると共に、前記位置決めフレームの両側に嵌合溝に嵌め込まれる延出プレートが設けられ、それら延出プレートの上端にそれぞれ前記固定フレームの切欠きに係合される凸部が設けられ、更に、前記延出プレートの底端に掛止部材が設けられると共に、その掛止部材の末端に掛止ブロックが設けられ、その掛止ブロックは組合わせ時に、前記固定フレームの下方外側に掛止され、
前記展示プレート及び位置決めフレームにおける前記収容空間との間に工具が位置決めされることを特徴とする懸吊式工具用展示プレート。 - 工具上における、位置決めフレームの底面に柄部ガスケットが環装されると共に、
工具の一端に展示プレートを貫通する結合ブロックが設けられ、その結合ブロック上における、前記展示プレートの固定フレームと異なる側の側面に結合ブロック部ガスケットが環装されており、
柄部ガスケット及び結合ブロック部ガスケットはＯ字形、リング状又は中央に角穴を有する古銭体であることを特徴とする請求項２に記載の懸吊式工具用展示プレート。
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