JP3671323B2 - パイプ型の部品供給ロッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、先端部に部品を保持して部品を目的箇所へ到達させるような進退式の供給ロッドに関するもので、特に、磁石によって部品の保持を行う分野のものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
この種の供給ロッドは、従来、中実のロッドの先端面に孔を明け、そこに磁石を埋め込んで部品の吸着保持を行っている。あるいは磁石の外側面にヨークを密着させて、このヨークに部品を吸着保持をさせている。
上記のような従来技術において、前者のものは磁石を埋め込ませるための加工に手間がかかり、さらに吸着面積が埋め込まれた磁石の大きさに限定されるのため、大きな面積を確保することができず、結局、部品の保持力に不足を来すことになる。また、後者のものはヨークと磁石とが一体化されたユニットをあらかじめ製作しておき、それを供給ロッドに接合する必要があるので、製作上手間がかかることになる。
【0003】
【問題を解決するための手段とその作用】
本発明は、以上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、請求項1記載の発明は、断面円形の非磁性体製パイプ材に向かい合った状態で一対の切欠部を設け、細長い磁石が切欠部の箇所のパイプ内部に挿入され、その外側に磁性体製の一対の透磁部材が磁石に密着した状態で設置してあり、この透磁部材は前記パイプ材と同様に外形が円形とされているとともに、その端面が部品の吸着面とされていることを特徴とするもので、磁力線は透磁部材を経て部品の一部を通過し、これによって吸着面に部品が保持される。
請求項2は、請求項1において、磁石の極性は透磁部材に面している側がS極またはN極とされていることを特徴とするもので、このような極性を設定することによって、磁力線が部品の一部を確実に通過する。
請求項3は、請求項1において、吸着面の面積が供給ロッドの中心線側に向かって拡大されていることを特徴とするもので、大きな吸着面で強力に部品吸着がなされる。
【0004】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面にしたがって詳しく説明する。供給ロッド1は図4において最も明らかなように円形のパイプ材2で作られており、その材料は非磁性体であるステンレス鋼を採用するのが最適である。しかし、アルミニュームや合成樹脂を使用することも可能である。パイプ材の端部は開放されずにいわゆる有底状であり、この部分がパイプ端部3である。パイプ材2に向かい合った状態で一対の切欠部4、4を設け、これによってパイプ内部の空間が切欠部4、4を経て外部に連通している。
【0005】
細長い磁石5が切欠部4の箇所のパイプ内部に挿入され、その外側に磁性体製の一対の透磁部材6、6が磁石5に密着した状態で設置してある。透磁部材6、6は鉄製であり、断面が図2や図3から明らかなように三日月型になっていて、パイプ材2と同様に外形は円形になっている。磁石5が細長い棒状であるので、透磁部材6、6も磁石の長さに見合った細長い部材とされている。透磁部材6、6の端面が部品の吸着面7、7とされていて、吸着面積を拡大するために吸着面7、7が供給ロッド1の中心側に向かって拡大されている。この拡大を成させるために、パイプ端部3の下側が直径方向の幅の小さなリブ8に形成されており、透磁部材6、6の先端部は供給ロッド1の中心側へ折れ曲がったような形状となっている。
【0006】
本発明の供給ロッドに吸着される部品としては、プロジェクションナット、プロジェクションボルト、軸類など種々なものがあるが、ここではプロジェクションボルト9の場合である。ボルト9は鉄製のもので、軸部10、それと一体のフランジ11および溶着用の突起12からなっている。
【0007】
磁石5の極性が前述のように設定してあるから、磁力線は符号13のような状態で回帰し、したがってフランジ11の部分をボルト9の直径方向に磁力線が高密度で通過することになる。そのためにフランジ11の部分が吸着面に強く吸着され、しっかりとした部品の吸着保持がなされる。また、磁力線13が部品の吸着面7、7に近い箇所をフランジ11の直径方向に通過するので、軸部10の先端部まで磁化されることがなく、したがって軸部10の先端に鉄粉が吸着されたり、軸部先端が近辺の部材に向かおうとすることがない。
【0008】
透磁部材6、6は溶接によってパイプ材2に一体化されており、その溶接部は符号14で示されている。他の実施形態として、パイプ端部3を止めて2本のフォーク状の形状にし、そのフォークの内側に磁石5を設置し、透磁部材6、6の先端部の供給ロッド中心側に突出している部分(折れ曲がっている部分)で磁石5を支持するようにしてもよい。また、切欠部4は図4から明らかなようにパイプ材2の内部空間が外部に開放されているが、このような外部に連通するようなことのない切欠き量、すなわちパイプ材2の肉厚を少し切り欠いて平面部を形成して、そこに透磁部材を添わせるような形態で実施することも可能である。さらに、リブ8を止めて吸着面をできるだけ大きく設定することも可能である。
【0009】
【効果】
本発明によれば、断面円形の非磁性体製パイプ材に向かい合った状態で一対の切欠部を設け、細長い磁石が切欠部の箇所のパイプ内部に挿入され、その外側に磁性体製の一対の透磁部材が磁石に密着した状態で設置してあり、この透磁部材は前記パイプ材と同様に外形が円形とされているとともに、その端面が部品の吸着面とされているものであるから、磁石はパイプ材の中に挿入するだけであり、ヨ−クに相当する透磁部材はパイプ材の外側に添わせる構造となり、したがって、前述の中実の部材に磁石を埋め込んだり、あるいは磁石とヨ−クとをあらかじめ一体にユニット化しておくようなことが避けられるのである。そして、透磁部材の先端部が部品の吸着面とされているから、部品を強い吸着力でしっかりと保持することができる。
磁石の極性は、透磁部材に面している側がS極またはN極とされているので、磁力線は供給ロッドの直径方向に通過し、したがって部品を通過する磁力線も高密度となり、強い部品吸着力が得られる。
透磁部材の吸着面は、供給ロッドの中心側に向かって拡大されているので、供給ロッドの先端部の外径を大きくしたりせずに部品の吸着保持を強化することができる。
実施形態の構造から述べることのできる効果としては、磁石が棒状に細長い形状であり、それに添わせるようにして長尺な透磁部材が配置されているので、磁力線が高密度の状態で部品を通過することになり、部品吸着力をより強く設定することが可能となる。透磁部材の外形もパイプ材に合わせて円形にすることにより、細身の突出した形状のない供給ロッドが得られ、狭い箇所に部品を挿入するようなときに好都合である。透磁部材の先端部が供給ロッドの中心側に向かって折れ曲がったような形状になっているので、吸着面の面積を拡大する構造として非常に簡単である。パイプ端部にリブを設けているので、両透磁部材が接触することがなく、したがって部品の一部を通過するような磁力線の形態が得られて強力な部品吸着力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1のものを下から見た平面図である。
【図3】図1の(3)−(3)断面図である。
【図4】透磁部材や磁石を取り除いた状態のパイプ材の立体図である。
【符号の説明】
2 パイプ材
4 切欠部
5 磁石
6、6 透磁部材
7、7 吸着面
1 供給ロッド

Claims (3)

  1. 断面円形の非磁性体製パイプ材に向かい合った状態で一対の切欠部を設け、細長い磁石が切欠部の箇所のパイプ内部に挿入され、その外側に磁性体製の一対の透磁部材が磁石に密着した状態で設置してあり、この透磁部材は前記パイプ材と同様に外形が円形とされているとともに、その端面が部品の吸着面とされていることを特徴とするパイプ型の部品供給ロッド。
  2. 請求項1において、磁石の極性は透磁部材に面している側がS極またはN極とされていることを特徴とするパイプ型の部品供給ロッド。
  3. 請求項1において、吸着面の面積が供給ロッドの中心線側に向かって拡大されていることを特徴とするパイプ型の部品供給ロッド。
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