JPH11114864A - パイプ型の部品供給ロッド - Google Patents

パイプ型の部品供給ロッド

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JPH11114864A
JPH11114864A JP32188897A JP32188897A JPH11114864A JP H11114864 A JPH11114864 A JP H11114864A JP 32188897 A JP32188897 A JP 32188897A JP 32188897 A JP32188897 A JP 32188897A JP H11114864 A JPH11114864 A JP H11114864A
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magnetically permeable
pipe
magnet
supply rod
permeable members
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Yoshitaka Aoyama
好高 青山
Shoji Aoyama
省司 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給ロッドの先端部に部品を磁石で吸引保持
して移送するものにおいて、磁石の設置構造を簡素化
し、しかもより強い部品吸着力を確保しようとすること
が課題である。 【解決手段】 パイプ材2の端部に切欠部4、4を一対
の状態で形成し、その中に磁石5を挿入し、そして磁石
5に添わせるような状態で透磁部材を配置してその端部
を吸着面7、7となし、磁石5の極性は透磁部材6、6
に面している側がN極またはS極とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、先端部に部品を
保持して部品を目的箇所へ到達させるような進退式の供
給ロッドに関するもので、特に、磁石によって部品の保
持を行う分野のものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】この種の供給ロッドは、従
来、中実のロッドの先端面に孔を明け、そこに磁石を埋
め込んで部品の吸着保持を行っている。あるいは磁石の
外側面にヨークを密着させて、このヨークに部品を吸着
保持をさせている。上記のような従来技術において、前
者のものは磁石を埋め込ませるための加工に手間がかか
り、さらに吸着面積が埋め込まれた磁石の大きさに限定
されるのため、大きな面積を確保することができず、結
局、部品の保持力に不足を来すことになる。また、後者
のものはヨークと磁石とが一体化されたユニットをあら
かじめ製作しておき、それを供給ロッドに接合する必要
があるので、製作上手間がかかることになる。
【0003】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、以
上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、
請求項1は、非磁性体製のパイプ材に向かい合った状態
で一対の切欠部を設け、この切り欠いた箇所に磁石を挿
入し、その外側に磁性体製の一対の透磁部材が配置さ
れ、この透磁部材の端面が部品の吸着面とされているこ
とを特徴とするもので、磁力線は透磁部材を経て部品の
一部を通過し、これによって吸着面に部品が保持され
る。請求項2は、請求項1において、磁石の極性は透磁
部材に面している側がS極またはN極とされていること
を特徴とするもので、このような極性を設定することに
よって、磁力線が部品の一部を確実に通過する。請求項
3は、請求項1において、吸着面の面積が供給ロッドの
中心線側に向かって拡大されていることを特徴とするも
ので、大きな吸着面で強力に部品吸着がなされる。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面にした
がって詳しく説明する。供給ロッド1は図4において最
も明らかなように円形のパイプ材2で作られており、そ
の材料は非磁性体であるステンレス鋼を採用するのが最
適である。しかし、アルミニュームや合成樹脂を使用す
ることも可能である。パイプ材の端部は開放されずにい
わゆる有底状であり、この部分がパイプ端部3である。
パイプ材2に向かい合った状態で一対の切欠部4、4を
設け、これによってパイプ内部の空間が切欠部4、4を
経て外部に連通している。
【0005】細長い磁石5が切欠部4の箇所のパイプ内
部に挿入され、その外側に磁性体製の一対の透磁部材
6、6が磁石5に密着した状態で設置してある。透磁部
材6、6は鉄製であり、断面が図2や図3から明らかな
ように三日月型になっていて、パイプ材2と同様に外形
は円形になっている。磁石5が細長い棒状であるので、
透磁部材6、6も磁石の長さに見合った細長い部材とさ
れている。透磁部材6、6の端面が部品の吸着面7、7
とされていて、吸着面積を拡大するために吸着面7、7
が供給ロッド1の中心側に向かって拡大されている。こ
の拡大を成させるために、パイプ端部3の下側が直径方
向の幅の小さなリブ8に形成されており、透磁部材6、
6の先端部は供給ロッド1の中心側へ折れ曲がったよう
な形状となっている。
【0006】本発明の供給ロッドに吸着される部品とし
ては、プロジェクションナット、プロジェクションボル
ト、軸類など種々なものがあるが、ここではプロジェク
ションボルト9の場合である。ボルト9は鉄製のもの
で、軸部10、それと一体のフランジ11および溶着用
の突起12からなっている。
【0007】磁石5の極性が前述のように設定してある
から、磁力線は符号13のような状態で回帰し、したが
ってフランジ11の部分をボルト9の直径方向に磁力線
が高密度で通過することになる。そのためにフランジ1
1の部分が吸着面に強く吸着され、しっかりとした部品
の吸着保持がなされる。また、磁力線13が部品の吸着
面7、7に近い箇所をフランジ11の直径方向に通過す
るので、軸部10の先端部まで磁化されることがなく、
したがって軸部10の先端に鉄粉が吸着されたり、軸部
先端が近辺の部材に向かおうとすることがない。
【0008】透磁部材6、6は溶接によってパイプ材2
に一体化されており、その溶接部は符号14で示されて
いる。他の実施形態として、パイプ端部3を止めて2本
のフォーク状の形状にし、そのフォークの内側に磁石5
を設置し、透磁部材6、6の先端部の供給ロッド中心側
に突出している部分(折れ曲がっている部分)で磁石5
を支持するようにしてもよい。また、切欠部4は図4か
ら明らかなようにパイプ材2の内部空間が外部に開放さ
れているが、このような外部に連通するようなことのな
い切欠き量、すなわちパイプ材2の肉厚を少し切り欠い
て平面部を形成して、そこに透磁部材を添わせるような
形態で実施することも可能である。さらに、リブ8を止
めて吸着面をできるだけ大きく設定することも可能であ
る。
【0009】
【効果】本発明によれば、パイプ材に切欠きを設け、そ
の箇所の内部に磁石を挿入し、さらにその外側に透磁部
材が配置されているものであるから、磁石はパイプ材の
中に挿入するだけであり、ヨークに相当する透磁部材は
パイプ材の外側に添わせる構造となり、したがって、前
述の中実の部材に磁石を埋め込んだり、あるいは磁石と
ヨークとをあらかじめ一体にユニット化しておくような
ことが避けられるのである。そして、透磁部材の先端部
が部品の吸着面とされているから、部品を強い吸着力で
しっかりと保持することができる。磁石の極性は、透磁
部材に面している側がS極またはN極とされているの
で、磁力線は供給ロッドの直径方向に通過し、したがっ
て部品を通過する磁力線も高密度となり、強い部品吸着
力が得られる。透磁部材の吸着面は、供給ロッドの中心
側に向かって拡大されているので、供給ロッドの先端部
の外径を大きくしたりせずに部品の吸着保持を強化する
ことができる。実施形態の構造から述べることのできる
効果としては、磁石が棒状に細長い形状であり、それに
添わせるようにして長尺な透磁部材が配置されているの
で、磁力線が高密度の状態で部品を通過することにな
り、部品吸着力をより強く設定することが可能となる。
透磁部材の外形もパイプ材に合わせて円形にすることに
より、細身の突出した形状のない供給ロッドが得られ、
狭い箇所に部品を挿入するようなときに好都合である。
透磁部材の先端部が供給ロッドの中心側に向かって折れ
曲がったような形状になっているので、吸着面の面積を
拡大する構造として非常に簡単である。パイプ端部にリ
ブを設けているので、両透磁部材が接触することがな
く、したがって部品の一部を通過するような磁力線の形
態が得られて強力な部品吸着力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1のものを下から見た平面図である。
【図3】図1の(3)−(3)断面図である。
【図4】透磁部材や磁石を取り除いた状態のパイプ材の
立体図である。
【符号の説明】
2 パイプ材 4 切欠部 5 磁石 6、6 透磁部材 7、7 吸着面 1 供給ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体製のパイプ材に向かい合った状
    態で一対の切欠部を設け、この切り欠いた箇所に磁石を
    挿入し、その外側に磁性体製の一対の透磁部材が配置さ
    れ、この透磁部材の端面が部品の吸着面とされているこ
    とを特徴とするパイプ型の部品供給ロッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、磁石の極性は透磁部
    材に面している側がS極またはN極とされていることを
    特徴とするパイプ型の部品供給ロッド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、吸着面の面積が供給
    ロッドの中心線側に向かって拡大されていることを特徴
    とするパイプ型の部品供給ロッド。
JP32188897A 1997-10-18 1997-10-18 パイプ型の部品供給ロッド Expired - Lifetime JP3671323B2 (ja)

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