JPH09295229A - マグネット式の軸状部品用供給ロッド - Google Patents

マグネット式の軸状部品用供給ロッド

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JPH09295229A
JPH09295229A JP14211596A JP14211596A JPH09295229A JP H09295229 A JPH09295229 A JP H09295229A JP 14211596 A JP14211596 A JP 14211596A JP 14211596 A JP14211596 A JP 14211596A JP H09295229 A JPH09295229 A JP H09295229A
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JP
Japan
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supply rod
magnet
shaft
magnets
force
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JP14211596A
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English (en)
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Yoshitaka Aoyama
好高 青山
Shoji Aoyama
省司 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給ロッドの先端部に軸状部品をマグネット
で吸着保持をするものにおいて、軸状部品の端部が供給
ロッドの吸着面全域におよぶ吸着力で保持されることを
課題としている。 【解決手段】 供給ロッドの吸着面に近い箇所の外周側
に複数個のマグネットを配置し、対をなすマグネット間
に磁力線を形成させ、それが軸状部品の端部を通過する
ように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、供給ロッドの先
端部に軸状部品吸着用のマグネットを配置した形式のも
ので、軸状部品を相手方の孔内に挿入する場合、軸状部
品がボルトのようなときにはねじ締めとして利用する場
合、あるいはプロジェクション溶接機の電極である場合
等の分野に属しており、軸状部品の先端部に磁気的な吸
着力を発生させないようにしているものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特開平3−2774
30号があり、そこには図6のような供給ロッドが開示
されている。すなわち、ここで扱われている軸状部品
は、二点鎖線で図示したボルト1であり、頭部2と軸部
3からなっている。供給ロッド4の先端部に1個のマグ
ネット5を埋め込み、供給ロッド4の先端面は吸着面6
とされ、マグネット5はN,S両極面以外の外側面を頭
部2に対応させてある。そして、マグネット5の磁力線
7が頭部2の直径方向に通過するように構成されてい
て、軸部3の先端部には吸着力が発生しないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述のような形式で
あると、マグネット5が1個だけで図示のような磁力線
7の形態であるから、磁力線7は平面的に見て頭部2の
中央部を横断している。したがって、吸着面6における
吸着力は頭部2に対して部分的にしか作用せず、ボルト
1の吸着安定性が十分なものとはいえない。さらに、マ
グネット5を吸着面6側から埋め込むような構造である
から、吸着面側から孔を明けてそこにマグネット5を挿
入するという加工が必要となり、製作の面において不利
である。
【0004】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、以
上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、
請求項1は、供給ロッドの先端部に軸状部品吸着用のマ
グネットを配置した形式のものにおいて、供給ロッドに
軸状部品の端部を吸着する吸着面が形成され、この吸着
面に近い箇所の供給ロッドの外周側に複数個のマグネッ
トを配置し、対をなすマグネット間に磁力線が形成され
るようにマグネットの極性を選定し、この磁力線が軸状
部品の端部を通過するように構成したことを特徴とする
もので、対を成すマグネット間の磁力線が軸状部品の端
部を複数箇所にわたって通過するのである。請求項2
は、請求項1において、マグネットのN,S極が供給ロ
ッドの直径方向に合致させて配置されていることを特徴
とするもので、こうすることによって対をなす、すなわ
ち隣のマグネットとの間に生じる磁力線が軸状部品の端
部を通過し、このような磁力線が複数箇所において形成
されて、軸状部品の安定性のある吸着が果たされる。請
求項3は、請求項1において、供給ロッドの吸着面が供
給ロッド端部に設けた凹部の底面であることを特徴とす
るもので、凹部内に軸状部品が嵌まり込んだ状態とな
り、したがって供給ロッド端部における部品の保持性が
良好となる。請求項4は、請求項3において、マグネッ
トが供給ロッドの吸着面の外周側に配置されているかあ
るいはこの吸着面よりも供給ロッド端部から遠ざかる方
向へずらして配置されていることを特徴とするもので、
こうすることによって、吸着面に対する吸着力を少しで
も高めるのである。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、発明の実施の形態を図示
の実施例にしたがって説明する。まず、図1から図4ま
での実施例について説明すると、断面円形の供給ロッド
8の端面に凹部9を形成し、その底面が吸着面10とさ
れ、吸着面10の外周側にマグネット11が配置されて
いる。ここではマグネット11が90度間隔で4個配置
されており、図1のようにマグネット11の中央部が吸
着面10の真横に対応した位置関係とされている。マグ
ネット11の単体の形状はここでは図4のように円形で
あり、その円筒面以外の箇所の平面がN極とS極になっ
ている。
【0006】このようなマグネット11は、供給ロッド
8の外周面に窪みを設けて、そこにはめ込んだ構造とな
っており、N,S極が供給ロッドの直径方向に合致させ
て配置されている。図3にしたがってマグネット相互の
極性を説明すると、直径方向に向かい合うマグネット1
1同志は一方がN,Sなら他方はS,Nの関係、すなわ
ち供給ロッド8の中心側のマグネット面の極性で見る
と、ひとつの向かい合う対はS対Sであり、もうひとつ
の向かい合う対はN対Nである。換言すると、マグネッ
トの供給ロッド中心側の面の極性は、円周方向に順を追
って見て行くと、S,N,S,Nの順序で配列されてお
り、90度となりの対をなすマグネットとの間には符号
12で示すような磁力線がループ状に形成され、このル
ープが図示のように4本形成されるのである。なお、図
3は理解しやすくするために、供給ロッド8や凹部9等
は二点鎖線で図示してある。
【0007】ところで、軸状部品は符号13で二点鎖線
を用いて示されていて、この実施例では鉄製のボルトで
あり、頭部14と軸部15からなっている。図3の磁力
線のループは、画一的に図示してあるが、各ループの一
部が頭部14を都合4か所において通過することにな
り、したがって、吸着面10に対する吸着力が発生する
のである。このような磁力線の形成をより強く発生させ
て吸着力を強化するために、供給ロッド8は非磁性体の
材料、たとえばステンレス鋼で製作してある。さらに、
図3のような複数の磁力線ループを形成するためには、
対をなすマグネットの組み合わせが必要であるから、マ
グネットの個数は偶数個にするのが望ましい。
【0008】図1では、マグネット11の中央部が吸着
面10の真横、すなわち外周側に位置しているが、同図
においてマグネット11をもう少し上方に、言い換える
と、吸着面10よりも供給ロッド端部から遠ざかる方向
へずらして配置して、頭部14に作用する吸着力に供給
ロッド8の軸方向の力成分を、図1の場合よりもより多
く発生させて、吸着力を強化すれは一層効果的である。
【0009】図5の実施例は、供給ロッド8の端部に凹
部がなくて、単なる平坦面が吸着面10とされている場
合で、ここでの軸状部品は円柱状の鉄製の軸部品16で
あり、マグネット11は図3と同様な配置であるが、図
5から明らかなように吸着面10の一部をマグネット1
1が構成するような形態となっている。ここにおける磁
力線のループも先の実施例と同様であるから、詳細な説
明は省略してある。
【0010】
【効果】本発明によれば、対をなすマグネット間のルー
プを複数本にわたって形成することにより、軸状部品の
端部に複数箇所の磁力線通過を行わせ、これによって、
軸状部品端部にできるだけ広いしかも均一性のある吸着
力を吸着面から作用させることができ、したがって、部
品の吸着安定性が確保できるのである。さらに、マグネ
ットは吸着面の外周側に配置してあるから、従来技術の
ように供給ロッドの端面にマグネットの挿入孔をあける
といった困難な加工が不要となる。マグネットのN,S
極が供給ロッドの直径方向に合致させてあるから、対を
なすマグネット間に磁力線が形成されるのである。供給
ロッドの端部に凹部を設け、その底面が吸着面になって
いることによって、軸状部品の一部が凹部内に入り込ん
だ状態で吸着されるから、軸状部品の保持安定性が一層
向上するのである。マグネットと吸着面との相対位置を
適宜選定することによって、供給ロッドの軸方向に向か
う吸着力をより強化することができ、保持安定性がより
向上するのである。すなわち、マグネットが吸着面より
も供給ロッド端部から遠ざかる方向へずらされているこ
とによって、供給ロッドの軸方向に向かう吸着力の力成
分が大きくなり、吸着力強化に役立つのである。実施例
から述べることのできる効果としては、図3のように偶
数個のマグネットを等間隔に配置することによって、軸
状部品の端部を通過する磁力線が均一に部品の端部に分
散した状態になるので、軸状部品の端部はその端面全域
が吸着力を受け、したがって、部品の吸着安定性が著し
く向上するのである。また、図4のような円形のマグネ
ットを採用することによって、供給ロッドの外側面にド
リル孔を明けて、そこにマグネットを挿入して接着剤等
で固定するだけでマグネットの取り付けが完了するか
ら、製作上きわめて簡単である。本発明は、以上のよう
にして軸状部品の先端部に吸引磁力を発生させずに、軸
状部品の保持が実現するのである。
【0011】図7の実施例は、マグネットのN,S極の
向きを図3のものから90度回転させたもので、それに
よって生じる磁力線のループ12は頭部14の4箇所を
通過して、吸着面10への吸引力を発生させている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部を縦断した側面図で
ある。
【図2】図1の(2)−(2)断面図である。
【図3】マグネットの極性と磁力線の状態を示す平面図
である。
【図4】マグネット単体の立体図である。
【図5】他の実施例を示す側面図である。
【図6】従来技術を示す縦断側面図である。
【図7】他の実施例を示すもので、マグネットの極性と
磁力線の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
8 供給ロッド 13、16 軸状部品 10 吸着面 11 マグネット 12 磁力線 9 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ロッドの先端部に軸状部品吸着用の
    マグネットを配置した形式のものにおいて、供給ロッド
    に軸状部品の端部を吸着する吸着面が形成され、この吸
    着面に近い箇所の供給ロッドの外周側に複数個のマグネ
    ットを配置し、対をなすマグネット間に磁力線が形成さ
    れるようにマグネットの極性を選定し、この磁力線が軸
    状部品の端部を通過するように構成したことを特徴とす
    るマグネット式の軸状部品用供給ロッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、マグネットのN,S
    極が供給ロッドの直径方向に合致させて配置されている
    ことを特徴とするマグネット式の軸状部品用供給ロッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、供給ロッドの吸着面
    が供給ロッド端部に設けた凹部の底面であることを特徴
    とするマグネット式の軸状部品用供給ロッド。
  4. 【請求項4】 請求項3において、マグネットが供給ロ
    ッドの吸着面の外周側に配置されているかあるいはこの
    吸着面よりも供給ロッド端部から遠ざかる方向へずらし
    て配置されていることを特徴とするマグネット式の軸状
    部品用供給ロッド。
JP14211596A 1996-04-27 1996-04-27 マグネット式の軸状部品用供給ロッド Pending JPH09295229A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110681970A (zh) * 2019-10-14 2020-01-14 东风(武汉)汽车零部件有限公司 一种凸焊螺钉及其焊接用电极

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110681970A (zh) * 2019-10-14 2020-01-14 东风(武汉)汽车零部件有限公司 一种凸焊螺钉及其焊接用电极
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