JP3010986U - 動力発生装置 - Google Patents

動力発生装置

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Publication number
JP3010986U
JP3010986U JP1994014965U JP1496594U JP3010986U JP 3010986 U JP3010986 U JP 3010986U JP 1994014965 U JP1994014965 U JP 1994014965U JP 1496594 U JP1496594 U JP 1496594U JP 3010986 U JP3010986 U JP 3010986U
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JP
Japan
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rotor
electromagnet
protrusion
electromagnets
permanent magnet
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JP1994014965U
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English (en)
Inventor
輝男 河合
Original Assignee
日本理研株式会社
輝男 河合
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の電磁石9、9・・・を環状に並設し、
該電磁石に回転子10の回転角度に応じて所定のタイミ
ングで電流を流す。電磁石9、9・・・内に磁性体から
なる回転子10を配設する。該回転子10はその突出部
10aに回転方向への張出部10a′を設ける。更に、
該回転子10の突出部10aの基部に永久磁石11を取
着する。そして該回転子10の中心部に動力軸12を設
ける。 【効果】 回転子の回転速度と出力を大幅に向上させる
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は動力発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の動力発生装置において、複数の電磁石を環状に並設し、該電磁石内に、 各電磁石に対向する突出部に回転方向の前方又は回転方向の前方及び後方への張 出部を設けた磁性体からなる回転子を配設し、該並設した各電磁石に回転子の回 転角度に応じて所定のタイミングで電流を流して該回転子を回転させ、もって該 回転子の中心部に設けた動力軸に回転運動を与えるようになした動力発生装置が ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、斯かる従来の動力発生装置にあっては、次の如き問題点があった。図 6は突出部1aに回転方向の前方への張出部1a′を設けた回転子1を用いる動 力発生装置を示している。尚、2、3、4は電磁石を示す。
【0004】 該動力発生装置の場合においては、電磁石2に通電されてこれがONになり、 同時に電磁石3がOFFになったときにあっても、磁性体からなる回転子1はそ の突出部1aの全体が磁気を帯びているから、未だ電磁石3との間においても吸 着作用が残る。
【0005】 そしてこの結果、回転子1と電磁石2との間の吸着作用による回転せしめよう とする力が、電磁石3との間に残る吸着作用によって弱められることになる。そ してこれがために出力も弱められる。
【0006】 また、図7には突出部5aに回転方向の前方と後方への張出部5a′、5a′ を設けた回転子5を用いる動力発生装置を示している。尚、6、7、8は電磁石 を示す。
【0007】 この場合においても、前記図6に示した動力発生装置と同様に、電磁石7或い はこれと電磁石8との間に残る吸着作用によって回転せしめようとする力が弱め られる。
【0008】 本考案は斯かる点に鑑みなされたものであって、回転子の回転方向の前方側の 電磁石に通電が開始されたときには、該通電された電磁石との間でのみ磁気的吸 着力が生ずる、即ち回転子の突出部の回転方向の後部側は全く磁力線のない磁気 的空白域となるようになし、もって回転運動に対するロスをなくして回転速度と 出力を増し、加えて電磁石と永久磁石との二つの吸着作用を利用することにより 、更に一段と回転速度と出力を高めることができるようになした動力発生装置を 提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案の要旨とするところは、環状に並設した複数の電磁石と、該並 設した各電磁石に後記回転子の回転角度に応じて所定のタイミングで電流を流す 電流切換回路と、前記環状に並設した電磁石内に配設し、各電磁石に対向する突 出部に回転方向の前方又は回転方向の前方及び後方への張出部を設けた磁性体か らなる回転子と、該回転子の中心部に設けた動力軸とからなる動力発生装置にお いて、前記回転子の突出部の基部に永久磁石を取着することにより、回転子の突 出部の回転方向の後部側を磁気的空白域としたことを特徴とする動力発生装置に ある。
【0010】
【作用】
次に、本考案の作用について説明する。 図4には突出部に回転方向の前方への張出部を設けた回転子を用いる場合を示 してあり、この場合においていずれの電磁石にも通電されていない状態にあって は、永久磁石の磁界は回転子の突出部全体に及んでいる。
【0011】 そして、今回転子の回転方向の前方側の電磁石に通電されると、瞬時に永久磁 石の磁界はこの通電された電磁石に収束される。即ち、回転子と該通電された電 磁石との間でのみ磁気的吸着作用が起こり、回転子の突出部の回転方向の後部側 は全く磁力線のない磁気的空白域となる。
【0012】 これにより、回転子を回転せしめようとする力に対する通電を遮断された電磁 石との間の吸着作用による抵抗は皆無となり、回転速度と出力は向上する。そし てまた、通電された電磁石と永久磁石との二つの吸着作用により、一段と回転速 度と出力は高められる。
【0013】 また、図5には突出部に回転方向の前方と後方への張出部を設けた回転子を用 いる場合を示してあるが、この場合においても前記と同様の作用を生ずるもので ある。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の実施例の概略的説明図、図2は一部切欠して示した正面図、図 3は図2中A−A線拡大断面図、図4は作用説明図、図5は他の実施例の説明図 である。
【0015】 図中、9、9・・・は電磁石であり、それらは同一円周上に環状に並設されて いる。尚、電磁石9については、複数であればよく、本実施例では12個として いるがその数はこれに限定されない。
【0016】 10は前記環状に並設された電磁石9、9・・・内に配設された磁性体からな る回転子である。また該回転子10は各電磁石に対向する突出部10aに回転方 向の前方への張出部10a′を設けている。尚本実施例では等間隔に6個の突出 部10aを設けている。
【0017】 而して、本考案は前記回転子10の突出部10aの基部に永久磁石11を取着 することを特徴とするものである。尚、本実施例において6個の突出部10aに 夫々取着した永久磁石11は、外側の極が異極となるようにしている。
【0018】 また、12は前記回転子10の中心部に設けられた動力軸であり、13は前記 電磁石9と回転子10の保持枠である。14、14は前記環状に並設した電磁石 9、9・・・に、前記回転子10の回転角度に応じて所定のタイミングで電流を 流す電流切換回路であり、各電磁石9に電線15をもって接続されている。
【0019】 而して、本実施例によると、図4に示す如く、回転子10の回転方向の前方側 の電磁石9に通電されると、瞬時に永久磁石11の磁界は該電磁石9に収束され る。即ち、回転子10と該電磁石9との間でのみ磁気的吸着作用が起こり、回転 子10の突出部10aの回転方向の後部側は全く磁力線のない磁気的空白域Sと なる。
【0020】 このため、回転子10を回転せしめようとする力に対する通電を遮断された電 磁石9の吸着作用による抵抗は皆無となり、回転速度と出力が向上する。そして また、通電された電磁石9と永久磁石11との二つの吸着作用により、回転速度 と出力は一段と高められる。
【0021】 また、図5には突出部10aに回転方向の前方と後方の両方に張出部10a′ 、10a′を設けた回転子10を用いた実施例を示している。この場合において も前記実施例と全く同様の作用が生ずるものである。
【0022】
【考案の効果】
本考案は上記の如き構成、作用であり、回転子を回転せしめようとする力に対 する通電を遮断された電磁石との間の吸着作用による抵抗を皆無とすることがで きる。したがって、回転速度と出力を向上させることができる。また更に、電磁 石の磁力と永久磁石の磁力とを併用するものであるから、一段と回転速度と出力 を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の概略的説明図である。
【図2】本考案の実施例の一部切欠して示した正面図で
ある。
【図3】図2中A−A線拡大断面図である。
【図4】本考案の作用説明図である。
【図5】本考案の他の実施例の説明図である。
【図6】従来装置の説明図である。
【図7】他の従来装置の説明図である。
【符号の説明】
9 電磁石 10 回転子 10a 回転子の突出部 11 永久磁石 12 動力軸 13 保持枠 14 電流切換回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に並設した複数の電磁石と、該並設
    した各電磁石に後記回転子の回転角度に応じて所定のタ
    イミングで電流を流す電流切換回路と、前記環状に並設
    した電磁石内に配設し、各電磁石に対向する突出部に回
    転方向の前方又は回転方向の前方及び後方への張出部を
    設けた磁性体からなる回転子と、該回転子の中心部に設
    けた動力軸とからなる動力発生装置において、前記回転
    子の突出部の基部に永久磁石を取着することにより、回
    転子の突出部の回転方向の後部側を磁気的空白域とした
    ことを特徴とする動力発生装置。
JP1994014965U 1994-11-09 1994-11-09 動力発生装置 Expired - Lifetime JP3010986U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994014965U JP3010986U (ja) 1994-11-09 1994-11-09 動力発生装置

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JP1994014965U JP3010986U (ja) 1994-11-09 1994-11-09 動力発生装置

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Publication Number Publication Date
JP3010986U true JP3010986U (ja) 1995-05-09

Family

ID=43146731

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JP1994014965U Expired - Lifetime JP3010986U (ja) 1994-11-09 1994-11-09 動力発生装置

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JP (1) JP3010986U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3428234B2 (ja) 1995-07-03 2003-07-22 松下電器産業株式会社 磁石埋込形モータ

Cited By (1)

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