JP3671248B2 - バンプ形成方法とその装置および形成された電子部品 - Google Patents

バンプ形成方法とその装置および形成された電子部品 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、半導体のパッケージ形態の中で、BGA(Ball Grid Array)パッケージ、CSP(Chip Size PackageもしくはChip Scale Package)など、はんだボールを実装基板との接続材として用いるパッケージ(以下、単にパッケージと言う)に、はんだボールや金ボールに代表される導電性ボールを搭載しバンプを形成するためのバンプの形成方法とその装置および形成された電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
BGAなどのパッケージは、図65に示すように、基板2001の一面にLSIチップ2005を搭載し、金あるいは金めっきされたアルミニウムなどのリード線2006でLSIチップ2005端子と基板2001の端子とを接続し、封止樹脂2002でLSIチップ2005を基板2001に封止した後、基板2001の他面に形成されレジスト膜2004の間から露出するパッド2003上にはんだバンプ2000を形成した構造になっている。
【0003】
このはんだバンプ2000を形成する方法としては、USP5,284,287に開示されたものがある。この米国特許には、吸着治具に真空吸引されたはんだボールをフラックス液槽に浸漬することによりはんだボールにフラックスを供給し、このはんだボールを電子回路基板に形成されたパッド(接続端子)上に転写し、フラックスの粘着力によりはんだボールを粘着保持した電子回路基板を加熱(リフロー)することにより、はんだバンプを形成する技術が開示されている。
【0004】
また、USP5,279,045にもはんだバンプの形成方法が開示されている。この米国特許には、気体流によりはんだボールを吸着治具に供給し、半導体素子上にそれを搭載後、加熱することによりバンプを形成する技術が開示されている。
【0005】
図66ないし図68は、従来のはんだボール搭載装置の一例を示すもので、同図において、1はベース。2はブロックでベース1上に平行に固定されている。3は直線案内装置で、ブロック2上に平行に固定されている。4はビームで、直線案内装置3に移動可能に支持されている。5は送りねじで、ブロック2上に回転可能に支持され、ビーム4に固定されたナット(図示せず)に螺合している。6はモータで、ベース1に支持され、送りねじ5に結合されている。したがって、モータ6が作動すると、ビーム4がY方向(図66では上下方向)に移動する。
【0006】
7は直線案内装置で、ビーム4に平行に固定されている。8はスライダで、直線案内装置7に移動可能に支持されている。9は送りねじで、ビーム4に回転可能に支持され、スライダ8に固定されたナット(図示ぜず)に螺合している。10はモータで、ビーム4に支持され、送りねじ9に結合されている。したがって、モータ10が作動すると、スライダ8がX方向(図66では左右方向)に移動する。
【0007】
11は直線案内装置で、スライダ8に平行に固定されている。12はサドルで、直線案内装置11に移動可能に支持されている。13は送りねじで、スライダ8に回転可能に支持され、サドル12に固定されたナット(図示せず)に螺合している。14はモータで、スライダ8に固定され、送りねじ13に結合されている。したがって、モータ14が作動すると、サドル12がX方向(図67では上下方向)に移動する。
【0008】
15は吸着治具で、サドル12に固定されている。この吸着治具15は、箱状に形成され、図68に示すように、下面には、パッケージに搭載するはんだボールの配列と同じ配列ではんだボール16を吸着保持するための複数の穴17が形成されている。
【0009】
19ははんだボール供給装置で、ベース1上に固定され、はんだボール16を収容している。このはんだボール供給装置19は、上面が開口する箱形に形成され、底面には、はんだボール16の直径より小さな複数の穴が形成されている。
【0010】
20はフラックス供給装置で、ベース1上に固定され、フラックス溜まりの中にはんだボール16を所定深さ浸漬させてフラックス21を塗布している。
【0011】
22は搬送用のベルトで、ベース1に支持されている。23はストッパで、ベース1に固定されている。24ははんだボール16を搭載するパッケージで、ベルト22で搬送され、ストッパ23に当接して位置決めされる。
【0012】
このような構成で、モータ6とモータ10を作動させ、吸着治具15をはんだボール供給装置19の上方に位置決めする。そして、モータ14を作動させ、吸着治具15を、その下端がはんだボール供給装置19の開口部を覆う位置まで移動させる。すると、はんだボール供給装置19の底面から圧縮空気が噴出して、吸着治具15とはんだボール供給装置19の底面との間ではんだボール16を浮遊させる。同時に、吸着治具15に真空圧が供給され、穴17を通して吸引することにより、吸着治具15の穴17にはんだボール16を吸着する。
【0013】
予め設定された時間が経過すると、はんだボール供給装置19の底面から噴出していた圧縮空気が遮断され、モータ14が作動して、はんだボール16を吸着した吸着治具15を上昇させる。
【0014】
すると、モータ6とモータ10が作動して、はんだボール16を吸着した吸着治具15を、フラックス供給装置20の上方へ移動させる。そして、モータ14を作動させ、吸着治具15を、下面に吸着したはんだボール16の下端(はんだボールの直径の1/4〜1/3程度)がフラックスに浸漬される位置まで下降させ、はんだボール16にフラックス21を供給する。はんだボール16にフラックス21が供給されると、モータ14が作動して、吸着治具15を上昇させる。
【0015】
モータ6とモータ10が作動して、下端にフラックスが供給されたはんだボール16を吸着した吸着治具15を、パッケージ24への搭載位置の上方に移動させる。この時、予めベルト22上に載置され、ベルト22で搬送されて、ストッパ23に当接して位置決めされたパッケージ24が待機している。そして、吸着治具15がパッケージ24の上方の所定の位置に位置決めされると、モータ14が作動して、吸着治具15を下降させ、はんだボール16をパッケージ24に近接させる。
【0016】
この時、配管18を通して吸着治具15に圧縮空気が供給される。この空気を穴17から噴出させることにより、吸着していたはんだボール16を開放し、パッケージ24上に搭載する。パッケージ24に搭載されたはんだボール16は、その下端に供給されたフラックスの粘性によってパッケージ24に保持される。すると、モータ14の作動により、吸着治具15が上昇し次のはんだボール16の吸着に向かう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来方法には下記の問題がある。
上記のようなはんだボール搭載装置においては、各動作が順次に行われるため、1サイクルに要する時間が長く(約15秒程度)なり、はんだボール搭載装置の生産能力が低いものになっている。
【0018】
また、パッケージの品種が変わると吸着治具を交換しなければならず、高価な吸着治具を多種準備する費用、交換の手間が問題であった。また、各工程において、はんだボールの抜けがあったりパッケージと吸着治具の位置合わせが不完全であるといったことから、はんだボールの抜けやパッケージへの搭載におけるパッドとの位置ずれなどが生じ不良品を発生させている。
【0019】
はんだボールの吸着に際しては、吸着治具が有する多数個の吸着孔の内、一つでも吸着抜けが発生すると、抜けのあるはんだボールをパッケージ上に搭載しても不良となるため、抜けのないはんだボールの吸着が不可欠である。このため、抜けがある場合には、はんだボールの吸着を再度繰り返し、抜けた吸着孔にはんだボールを吸着させる必要がある。この再度の繰り返しを最小限とする確実なはんだボールの吸着のためには、全吸着孔に対し、エア吹き上げによって一様にはんだボール供給する必要があるが、平面上に配置された吸着孔に対し、これを実現することが難しいという問題がある。
【0020】
さらに、吸着治具の面積が大きくなればなるほどはんだボールを容器面内を均一に吹き上げて、吸着治具の吸着孔近傍にまで供給することが難しくなるため、場合によってははんだボール吸着抜けが頻繁に発生するという問題もある。
【0021】
また、図69示すように、吸着治具15で吸引したはんだボール16の下端部を、フラックス21に浸漬してフラックス21の供給を行う際、濡れ性の良いフラックス21を使用すると、はんだボール16を覆うようにフラックス21が濡れあがり、吸着治具15を汚染することがある。一度、フラックス21が吸着治具15を汚染すると、フラックス21の粘着力により吸着治具15から基板へのはんだボール16の搭載が不確実となるため、その都度、吸着治具15の清掃作業が必要となるという問題が発生する。
【0022】
また、パッケージが反っている場合には、はんだボールがパッドに接触した部分は確実に搭載できるが、接触しない部分ではパッドに落下する形になり、搭載位置ずれを起こすことがある。さらに、図70に示すように、はんだボール1302を基板1311に搭載する際に、はんだボール1302に作用する押しつけ力1314が、基板鉛直方向分力1313と基板面方向分力1312として作用する。このうち、基板面方向分力1312は、はんだボール1302をパッド1309上からずらす方向に作用する力であり、この力のために、はんだボール1302がパッド1309上からずれることがある。この場合も良品バンプは形成されないこととなる。
【0023】
また、図71に示すように、フラックス1319が偏った形で付着した場合、破線で示したはんだボール搭載位置に搭載したはんだボール1302でも、フラックス1319の表面張力などの流体力の作用により実線で示す位置までずれることが観察されることがある。この状態では、リフローによりはんだボールを再溶融してもパッド1309とはんだボール1302は接触していないので、はんだボール1302は容易に移動し、他のはんだボールと合体したり、流失してしまったりする。このため、パッド1309上に良品バンプが形成されず、不良となる。
【0024】
さらに、図72に示すように、リフロー時に、はんだボール1302の酸化膜1315が破れ始める個所に異物1316が存在すると、はんだがパッド1309上を濡れ広がらないため、はんだボール1302の酸化膜1315が十分に取り除けず、はんだボール1302とパッド1309の接合が不十分な不良はんだバンプが形成されてしまう。
【0025】
本発明の目的は、上記した従来の問題点を解決し、信頼性が高く、かつ、生産能力の高いはんだバンプ形成方法と装置およびこの方法および装置で形成された電子部品を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明方法の構成は、
複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
かつ、前記第3工程において、前記吸着治具における前記複数の吸着穴の位置を前記前記電子部品の前記複数のパッドの形成されている面の反りに対応して夫々変えて、前記導電性ボールの各々をこれに対応する該複数のパッドの一つに押し付ける。
【0027】
請求項2に係る発明方法は、
複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
かつ、前記第2工程において、前記粘着液は前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々に対して複数の凹みが形成された抵抗板の該凹みの各々に充填され、該複数の導電性ボールの各々に該複数の凹みに充填された該粘着液に接触させて該粘着液を付着させる。
【0028】
請求項3に係る発明方法の構成は、
複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
かつ、前記第2工程において、前記粘着液を収容する液槽に複数の貫通穴が形成された抵抗板を該粘着液の液面に近づけて該粘着液に浸し、前記複数の導電性ボールの各々を該抵抗板の該複数の貫通穴に近づけて該粘着液に接触させることにより、該導電性ボールの各々に粘着液を付着させる。
【0029】
請求項4に係る発明方法の構成は、
複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
かつ、前記吸着治具は、その各々が前記第3工程において該吸着治具の該複数の吸着穴の対応する一つから突き出して該一つの吸着穴に吸着された前記導電性ボールの一つを前記電子部品の前記パッドの対応する一つに押し付ける複数のピンを有するものとし、該第3工程において、前記複数のピンが前記吸着治具の前記複数の吸着穴から夫々突出する長さを、前記電子部品の前記複数のパッドの形成されている面の反りに対応して設定する。
【0030】
請求項6に係る発明方法の構成は、
複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
前記第1工程において、前記吸着治具の前記複数の吸着穴が設けられた吸着面に対向する気体ノズルにより、該吸着治具の該吸着面に対する該気体ノズルの相対位置を変えながら該吸着面に前記複数の導電性ボールを吹き付ける。
【0031】
請求項9に係る発明装置の構成は、
複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
前記搭載手段は、前記複数の導電性ボールの前記電子部品に対する位置を、該電子部品の前記複数のパッドが形成された面の反りに対応させて変えながら、該複数の導電性ボールを該複数のパッドの夫々に押し付ける機能を有している。
【0032】
請求項16に係る発明装置の構成は、
複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
前記粘着液付着手段は、前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々に対して複数の凹みが形成された抵抗板を有していて、該凹みの各々に、前記粘着液が充填されるようになっており、かつ、前記粘着液付着手段は、前記複数の導電性ボールの各々を前記抵抗板の前記複数の凹みの各々に充填された前記粘着液に接触させることにより、該導電性ボールの各々に該粘着液を付着させるようになっている。
【0033】
請求項17に係る発明装置の構成は、
複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
かつ、前記粘着液付着手段は、前記粘着液を収容する液槽と、該液槽内に配置され且つ該粘着液の液面に近づけて該粘着液に浸され且つ複数の貫通穴が形成された抵抗板とを有し、
該粘着液付着手段は、前記複数の導電性ボールの各々を前記抵抗板の前記複数の貫通穴に近づかせながら該粘着液に接触させることにより、該導電性ボールの各々に該粘着液を付着させるようになっている。
【0034】
請求項18に係る発明装置の構成は、
複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
前記供給手段は、前記吸着手段の前記複数の導電性ボールを吸着する吸着面に対向した吹き出し口を備え且つ該吹き出し口から該吸着面に向けて気体を吹き付ける気体ノズルを有し、
かつ、前記気体ノズルは、前記吸着手段の前記吸着面に対する相対位置を変えることができ、該気体ノズルと該吸着面との間に存在する前記複数の導電性ボールを該吸着面に吹き付け得るようになっている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の第1の形態を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明のはんだバンプ形成方法のフローチャート、図2ないし図6は、図1のフローチャートに対応する工程図である。
【0037】
同図に示すように、本発明ではまず、図2に示すように、吸着治具50ではんだボール61を吸着し、整列させる(ステップA−1)。次に、その整列の良否を検査する(ステップA−2)。次に、図3(a)または(b)に示すように、はんだボール61にフラックス70a(または70b)を供給する(ステップA−3)。次に、フラックス供給時にはんだボール61が吸着治具50から離脱し整列抜けが発生しなかったか否かを検査する(ステップA−4)。ここまでで、フラックス70(aまたはb)が供給された整列済みはんだボール61が用意される。
【0038】
一方、必要によりバンプ形成面を清掃(ステップA−5)した基板を、はんだボール搭載装置に供給し、次に、基板上のバンプ形成位置であるパッドをはんだボールの搭載位置に位置決めする(ステップA−6)。そして、図4に示すように、この位置決めされたパッケージ75上にはんだボール61を搭載する(ステップA−7)。次に、はんだボール61の整列に使用した吸着治具50の吸着面にはんだボール61が残っていないかの検査(ステップA−8)、およびパッケージ75のパッド307上のはんだボール61の数や位置ずれを調べる検査を行い(ステップA−9)、正しく正確にはんだボール61の搭載が行われた否かを確認する。
【0039】
このようにして、図5に示すように、はんだボール61が搭載されたパッケージ75は、高温環境下に置かれることで、はんだボールが溶融して基板のパッドに接合され、その後冷却され(ステップA−10)、図6に示すように、パッケージ75のパッド307上にはんだバンプ311が形成される。
【0040】
次に、本発明の実施の第2の形態を図面にしたがって説明する。
図7ないし図12は本発明の実施の第2の形態を示すもので、図7は、はんだボール搭載装置の平面図、図8は、図7におけるはんだボール搭載装置の正面断面図、図9は、図7における吸着治具の断面図、図10は、図7における搭載部の正面断面図、図11は、図7における搭載部の側面断面図、図12は、図7におけるはんだボール検出時のテーブルの停止位置を示す平面図である。
【0041】
(図8参照)1はベースである。27はシャフトで、ベアリング26を介してベース1に取り付けたハウジング25に回転可能に支持されている。29はサーボモータで、ハウジング25の下端に固定したプレート28に支持されている。サーボモータ29によりタイミングプーリ30、31、タイミングベルト32を介してシャフト27を任意の角度で割り出し回転させることができる。
【0042】
33は給、排気路で、シャフト27に形成されている。34は回転継手で、プレート28にブラケット35を介して固定され、シャフト27の外周面に形成された給、排気路33の開口部と対向するように、シャフト27に回転可能に嵌合している。36はスリップリングで、回転継手34にブラケット37を介して固定され、シャフト27の下端に対向している。38はディスクで、シャフト27と一体に形成されている。
【0043】
39はエアシリンダで、ディスク38の中心に固定されている。このエアシリンダ39が作動すると、テーブル41が上下に移動する。
【0044】
50は吸着治具で、プレート51を介してテーブル41に所定の間隔(この実施形態では、120度間隔)で固定されている。この吸着治具50は、図9に示すように構成されている。吸着治具50は箱状に形成され、その下面には、はんだボール61を吸着するための穴52が、所要の配列パターンにしたがって形成されている。53は配管で、シャフト27に形成された給、排気路33と吸着治具50を接続し、吸着治具50に真空圧を供給する。
【0045】
プレート56には剣山ピン57が、吸着治具50の下面に形成された穴52の直径より細く形成され、穴52を貫通し得るように、穴52と同じ配列でプレート56に配列されている。58は配管で、シャフト27に形成された給、排気路33とシリンダ55を接続している。
【0046】
したがって、はんだボール61を吸着する際には、シリンダ55を作動させてプレート56を上昇させ、剣山ピン57を穴52の上方に移動させる。また、吸着したはんだボール61をパッケージに搭載する際には、シリンダ55を作動させ、プレート56を下降させることにより、穴52を貫通させて剣山ピン57ではんだボール61をパッケージ側へ押しつけることにより、吸着治具50からパッケージにはんだボール61を、より確実に搭載することができる。
【0047】
はんだボール供給装置200では、はんだボールホッパ59に、図8に示すように上面に開口部が形成され、内部にはんだボール61を収容し、底面にははんだボール61より小径の複数の穴54が形成され、ベース1上に固定されている。上部の開口部を吸着治具50で覆い、底面の穴54を通してエア配管60からの圧縮空気を供給することにより、吸着治具50と底面の間にはんだボール61を浮遊させ吸着治具50の真空吸引管53から吸引することにより吸着治具50の穴52にはんだボール61を吸着することができる。
【0048】
フラックス供給装置201は、図7および図8に示すような構成になっている。62はハウジングで、下部の外周面にねじ104が形成され、上端に形成されたフランジ102が、ベース1に固定されたガイドピン101に移動可能に嵌合して、ベース1に上下方向に移動可能に支持されている。63はシャフトで、ハウジング62にベアリング64を介して回転可能に支持されている。
【0049】
65はモータで、ハウジング62の下端に支持されたハウジング103に支持され、その出力軸がカップリング66を介してシャフト63に結合されている。
【0050】
107はハウジングで、スタッドボルト113を介してハウジング62と同心円上に位置するようにベース1の下面に支持されている。105はナットで、ハウジング62のねじ104に螺合し、軸受106を介して、ハウジング107に回転可能に支持されている。108はステッピングモータで、ハウジング107に支持されている。109はタイミングプーリで、ステッピングモータ108の回転軸に固定されている。111はタイミングプーリで、ナット105に固定されている。110はタイミングベルトで、タイミングプーリ109、111の間に掛け渡されている。
【0051】
したがって、ステッピングモータ108が作動すると、タイミングプーリ109、タイミングベルト110、タイミングプーリ111を介してナット105が回転する。すると、ねじ104を介してハウジング62と、このハウジング62に支持されたシャフト63がその軸方向に移動する。また、モータ65が作動すると、シャフト63が回転する。
【0052】
67は液槽で、シャフト63の上端に固定されている。この液槽67の底面には、ゴムあるいは弾性プラスチック等弾性材等で形成されたシートが配置されている。68はスタンドで、ベース1に固定されている。69はスキージで、液槽67の底面に配置されたシートと所要の間隔で対向し、スタンド68に高さ方向の位置は、図示されていない上下駆動手段によって調整可能となっている。
【0053】
70はフラックスで、液槽67のシート上に供給されている。はんだボール61の大きさに合わせて、フラックス供給装置201のステッピングモータ108を作動させ、シャフト63を移動させて、液槽67の高さを調整するとともに、スキージ69の位置を調整し、ステッピングモータ65を作動させて、液槽67を回転させることにより、スキージ69でフラックス70をシート上に延ばすことができ、フラックス70を所要の厚さ(液槽67の底面に配置されたシートとスキージ69の間隔に相当する厚さ)の液膜状にすることができる。このフラックス70の厚さを制御することにより、はんだボール61に対するフラックス70の供給量を調整することができる。
【0054】
80、81、82はそれぞれCCDカメラで、はんだボール供給装置200とフラックス供給装置201の間、フラックス供給装置と位置決め装置202の間、および位置決め装置202とはんだボール供給装置200の間に、吸着治具50の下面と対向するように所定の間隔で配置されている。83はCCDカメラで、搭載位置の上方に、パッケージ75と対向するように配置されている。84は画像処理装置で、各CCDカメラ80、81、82、83に接続されている。85は制御装置で、画像処理装置84に接続されている。
【0055】
位置決め装置202は、図7、図10および図11に示すような構成になっている。71はローラで、ベース1に回転可能に支持されている。72はモータで、ベース1に支持され、その出力軸がローラ71に結合されている。73はベルトで、ローラ71の間に掛け渡されている。74はキャリアで、パッケージ75の載置位置に貫通穴が形成され、ベルト73上に載置されている。
【0056】
86はYステージで、ベース1に支持されている。87はXステージで、Yステージ86に移動可能に支持されている。88はθステージで、Xステージ87に回転可能に支持されている。このθステージ88の上にシリンダ76を介して真空源につながる配管78を持つリフトノズル77が取り付けられている。これらYステージ86、Xステージ87、およびθステージ88は制御装置85に接続され、制御装置85からの指令により移動するようになっている。
【0057】
したがって、パッケージ75を載置したキャリア74がベルト73上に載置されると、モータ72が作動してキャリア74を所定の位置まで搬送する。そして、キャリア74は、図示しないストッパなどの位置決め手段で所定の位置に停止させられる。すると、シリンダ76が作動して、リフトノズル77が上昇し、真空吸引力によりパッケージ75を吸着し、キャリア74からはんだボールの載置位置へ上昇移動させる。
【0058】
そして、CCDカメラ83で、パッケージ75のパッドの位置を画像処理装置84で認識し、制御装置85を介してYステージ81、Xステージ82、およびθステージ83を駆動し、パッケージ75のパッドと吸着治具50に吸着されたはんだボールの位置合わせをすることにより、はんだボール61をより正確にパッケージ75のパッドに搭載することができる。
【0059】
以上の構成により、以下述べるようにはんだボール61をパッケージ75のパッド上に搭載する。
【0060】
(図8参照)サーボモータ29の作動により、テーブル41の割り出し回転を行う。この割り出し回転により、吸着治具50が位置決めされると、Aの位置に位置決めされた吸着治具50は、はんだボール供給装置200と対向し、Bの位置に位置決めされた吸着治具50は、フラックス供給装置201の液槽67に液膜状に形成されたフラックス70と対向し、Cの位置に位置決めされた吸着治具50は、位置決め装置202によって位置決めされたパッケージ75と対向する。ついで、シリンダ39が作動して、テーブル41を下降させ、吸着治具50を所要の位置へ下降させる。
【0061】
図7に示したAの位置にある吸着治具(プレート51に装着されている)は、はんだボールホッパ59の上端の開口部を覆う。すると、はんだボールホッパ59の底面から圧縮空気が供給され、同時に、前記吸着治具に真空圧が供給される。圧縮空気によって吹き上げられたはんだボール61が吸着治具に吸着保持される。
【0062】
また、Bの位置にある吸着治具は吸着治具に保持されたはんだボール61が液槽67のシートに接触するまで下降する。すると、はんだボール61の下端が、液膜状に形成されたフラックス70に浸漬され、はんだボール61にフラックス70が付着し供給される。
【0063】
また、Cの位置にある吸着治具は、吸着保持したはんだボール61を、パッケージ75に接触するまで下降する。すると、吸着治具内に供給されていた真空圧が大気圧に開放され、はんだボール61の吸着を開放する。同時に、シリンダ55が作動してプレート56を下降させ、剣山ピン57を吸着治具の穴52からパッケージ75側へ突出させて、強制的にはんだボール61を吸着治具からパッケージ75へ搭載する。パッケージ75に搭載されたはんだボール61は、その下端に供給されたフラックス70の粘性によりパッケージ75に粘着保持される。
【0064】
上記のように、吸着治具の割り出し位置A、B、Cで、はんだボール61の吸着、はんだボール61へのフラックス70の供給、およびパッケージ75へのはんだボール61の搭載を同時に行う。そして、シリンダ39が作動して、テーブル41を上昇させ、サーボモータ29が作動して、テーブル41を割り出し回転させ、図12に示すように、CCDカメラと対向する位置で、テーブル41を一旦停止させ、はんだボール61の吸着後、フラックス供給後、パッケージ75へのはんだボール61の搭載後の吸着治具(プレート51に装着されている)の下面を、それぞれCCDカメラ80、81、82で撮像する。
【0065】
この撮像結果は、(図11参照)画像処理装置84に送られ、撮像データを処理することにより、はんだボール61の吸着漏れ、脱落、搭載漏れ等を検出することができる。このようにして、確認を行なった後、再びテーブル41を割り出し回転させ、図7に示すように、各吸着治具50を割り出し位置A、B、C(図7参照)へ移動させる。
【0066】
また、はんだボール61を搭載した後でパッケージ75上のはんだボール61の配列を見ることにより、搭載時におけるはんだボール61の位置ずれ、搭載ミスをチェックすることもできる。
【0067】
(図10参照)次いで、位置決め装置202は、リフトノズル77に供給されていた真空圧を大気圧に開放するとともに、シリンダ76を作動させて、リフトノズル77を下降させ、はんだボールが搭載されたパッケージ75をキャリア74上に載置させる。そして、キャリア74を移動させ、次のパッケージ75を搭載位置の下方に位置決めする。シリンダ76を作動させ、真空圧が供給されたリフトノズル77を上昇させ、リフトノズル77でパッケージ75を吸着保持し、パッケージ75を所定の搭載位置へ上昇させて待機する。また、フラックス供給装置201は、ステッピングモータ65を作動させ、液槽67を所要の角度回転させ、液膜状に形成したフラックス70をBの位置へ移動させて待機する。
【0068】
上記の実施に形態によれば、はんだボール61の吸着と、フラックス70の供給およびパッケージ75に対する搭載を同時に行うことができるので、1サイクルに要する時間を短く(約6秒程度)することができ、はんだボール搭載作業の高速化を図れ且つ、各工程をチェックすることにより不良を検出し高信頼性を確保できる。
【0069】
なお、図7に示すように、廃棄ボックス90を適宜配置し、フラックス供給時におけるはんだボール61の脱落などが発生したとき、吸着治具50に吸着されていたはんだボール61を廃棄ボックス90に廃棄し、再度やりなおすようにしてもよい。
【0070】
また、サンプル製作など、数の少ないものに適用する場合には、吸着治具50を1個だけ使用するようにしても良い。また、3種類の吸着治具50を装着し、必要に応じて選定した吸着治具50のみを使っても良い。
【0071】
次に、吸着治具50の他の実施例について、図13から図28を用いて説明をする。
図13は、吸着治具50に関する第2の実施例を示す断面図、図14ないし図19は、図13に示す吸着治具を使用した場合の工程図である。
【0072】
吸着治具50は、はんだボールを吸着する吸着部600と、はんだボールを押し出す剣山部601からなる。
【0073】
前記吸着部600は、図13に示したように、はんだボールを吸着するゴムなどの弾性体からなるマスク602と、これを接着保持する吸着プレート603を吸着ブロック604に固定したものである。剣山部601は、剣山ピン605とこれを加圧保持する加圧ゴム606と、これらを保持するための剣山プレート607と、剣山ブロック608とからなる。
【0074】
吸着部600には、真空吸引するための吸引口612と、剣山部601の上下方向の摺動をガイドするガイド穴610と、真空度を維持するためのOリング611がある。先に図7に示したはんだボール供給装置200で、吸引口612(図13)からの真空吸引により吸着孔609にはんだボール61を吸着する。
【0075】
先に図7に示したフラックス供給装置201においてフラックス70にはんだボールを浸漬し、はんだボール61にフラックス70を付着させる(図14)。つぎに、図15に示すように、パッケージ75のパッド307にはんだボール61を接近させる。このときパッケージ75が反っているとはんだボール61は、パッケージ75の凸になった部分のパッド307から接触し始める。さらに、はんだボール61をパッケージ75に接近させて行くと、図16に示すように、マスク602が変形しパッケージ75の反りに倣って、はんだボール61を押しつけた状態となる。
【0076】
ついで、剣山部601を下降させ、図17に示すように、剣山ピン605ではんだボール61を押す。このとき、はんだボール61からの反力により加圧ゴム606は変形する。ついで、図18に示すように、吸着部600を上昇させ、マスク602からはんだボール61を離間させる。最後に、図19に示すように、剣山部601を上昇させ、はんだボール61をフラックス70の粘着力でパッケージ75に付着させる。
【0077】
以上の方法により反りの有るパッケージ75のパッド307にも確実にはんだボール61を搭載できる。ここで、図17に示すように、はんだボール61をパッケージ75に押しつける際に、はんだボール61に剣山ピン605の圧痕が残る程度に押しつけると、はんだボール61とパッド307の接触部が若干つぶれて接触面が広くなるので、はんだボール61とパッド307の密着が良くなり、搬送中のずれを防止できる。また、リフロー時のパッド307への濡れが良くなりバンプ形成の信頼性が高くなる。また、パッド307の面に汚れが点在するような場合にも、接触面が広いことにより、パッド307の汚れのない部分と溶融はんだが接触できる機会が増え、パッド307との金属接合が確実に行われる。
【0078】
図20は、吸着治具50に関する第3の実施例を示す断面図である。
吸着治具50は、はんだボールを吸着する吸着部600と、はんだボールを押し出す複数の剣山部601からなる。
【0079】
吸着部600に複数の剣山部601を内蔵し、複数のパッケージ75に同時にあるいは順次、はんだボール61を搭載する例を示す。この例では、吸着部600内に2個の剣山部601を内蔵しており、同時に2個のパッケージ75にはんだボール61を搭載することができる。また、パッケージ75が大型、かつ、反りが大きい場合は、1個のパッケージ75に対して複数の剣山部601を配置して、グループごとに搭載することもできる。
【0080】
図21は、吸着治具50に関する第4の実施例を示す断面図である。
この例では、弾性体で構成した剣山ピン605が剣山ブロック608に埋め込まれており、剣山部601を下降させはんだボール61をパッド307に押しつけたとき、剣山ピン605が変形してパッケージ75の反りを吸収するようにしている。
【0081】
図22は、吸着治具50に関する第5の実施例を示す断面図である。
同図において、吸着治具50は、はんだボール61を吸着する吸着部600と、ゴムなどの弾性体で形成され、吸着ブロック604の下面に固定されたマスク602で構成されている。
【0082】
そして、マスク602にはんだボール61を吸着し、フラックスを供給した状態で、はんだボール61をパッケージ75のパッド307に押し付ける。この場合、マスク602が弾性変形して、パッケージ75に倣いはんだボール61は、それぞれ対応するパッド307に供給される。
【0083】
この時、パッケージ75の凹部のパッド307に対応したはんだボール61が、パッド307に接触しない状態でマスク602から落下しても、はんだボール61の下面とパッド307間の距離はわずかであり、はんだボール61下面のフラックス70がパッド307に接触するので大きく位置ずれすることはない。
【0084】
したがって、パッケージ75のパッド307の寸法が大きく、搭載精度があまり問題にならない場合に有効である。
【0085】
図23は、吸着治具50に関する第6の実施例を示す断面図である。
同図において、吸着治具50は、はんだボール61を吸着する吸着部600の吸着ブロック604と、加工精度は悪いが安価なゴム614に穴明けした物に、レーザ加工などで高精度に穴明けした樹脂フィルム615を張ることにより構成された、安価で高精度、かつ、耐溶剤性の高いマスク602とで構成している。
【0086】
図24は、吸着治具50に関する第7の実施例を示す断面図、図25は、動作説明図である。
同図において、吸着部600はパイプ状のピン616をもつ剣山部601と、ピン616の外径およびはんだボール61の外径より若干大きい穴を明けたマスク602と、吸着ブロック604からなる。剣山部601は鍔のあるピン616をゴム617をはさんで、プレート618とプレート619で剛性を持たせて、剣山ブロック608に固定している。このとき、ピン616の先端は、マスク602の下面よりはんだボール61の直径の半分程度引っ込んでいる。
【0087】
この実施例では、はんだボール供給装置200ではんだボール61を吸着する際、はんだボール61がマスク602内に引っ込んだピン616に吸着されるため、図24に示すように、マスク602の開口部に複数個のはんだボール61が吸引される確率が低くなる。
【0088】
また、複数個のはんだボール61が吸着されても、複数個吸着されたはんだボール61は後続して吹き上げられてくるはんだボール61が衝突することによって除去され、速やかにピン616に一個づつのはんだボール61が吸着される。このようにして吸着したはんだボール61を反りのあるパッケージ75のパッド307に搭載すると、図25に示すように、反りに対応してゴム617が変形し、剣山616に吸着したはんだボール61をすべてパッド613に押しつけることができ、確実な搭載が行える。
【0089】
図26は、吸着治具50に関する第8の実施例を示す断面図、図27は、動作説明図である。
同図において、吸着治具50は、吸着ブロック604の下面に固定された吸着プレート603と、この吸着プレート603の下面に固定されたマスク602との間に、所要のパターンで貫通穴が形成された遮蔽プレート622を着脱可能に設けている。
【0090】
このような構成で、吸着プレート603とマスク602の間に遮蔽プレート622を挿入することにより、はんだボール61を吸着する際、遮蔽プレート622の貫通穴によって連通されたマスク602の穴のみにはんだボール61を吸着させることができる。
【0091】
また、図27に示すように、はんだボール61を基板75に搭載する場合、遮蔽プレート622の穴623のない部分の剣山ピン605は、遮蔽プレート622に当たってマスク602側にはでてこない。
【0092】
このように遮蔽プレート622を用いることにより吸着部600と剣山部601を交換することなく、遮蔽プレート622の交換だけで種々のパッド数のパッケージ75に対応することができる。
【0093】
以上述べたように吸着治具50により反りのあるパッケージ75にも確実にはんだボール61を搭載するここができ、パッド307との密着も良いのでリフロー時の濡れ不良を低減できる。また、スクリーン620の使用によりマスク602に複数のはんだボール61を吸着することもない。さらに、遮蔽プレート622の使用により品種の異なるパッケージ75への対応も容易となる。
【0094】
図28は、はんだボール供給装置200に関する第2の実施例を示す断面図である。
同図において、はんだボールホッパ59には、その上端開口部に、所要のパターンで、はんだボール61の直径より大きく、かつその2倍より小さい貫通穴が形成されたスクリーン620が設けられている。
【0095】
このような構成で、エア配管621からの空気流で吹き上げられたはんだボール61は、スクリーン620の貫通穴に侵入してマスク602に吸着される。この時、一つの貫通穴に複数のはんだボール61が侵入することがないので、確実にはんだボール61を吸着させることができる。また、一度吸着されたはんだボール61は、その半径以上がスクリーン620の貫通穴の中に入り込むため、後から吹き上げられたはんだボール61が衝突しても脱落することがない。
【0096】
スクリーン620の貫通穴を2個のはんだボール61が同時に吸引された場合でも、その吸引力は小さいので、後から吹き上げられたはんだボール61が衝突することにより容易に吸引状態を解除させることができる。
【0097】
図29ないし図32は、吸着治具に吸着されたはんだボールを整列させるための方法を示す説明図である。
図29において、50は吸着治具。61ははんだボール。503はブラシである。
【0098】
吸着治具50ではんだボール61を吸着した状態で、吸着治具50の下面と所定の間隔で配置されたブラシ503を移動させる。すると、1個の吸着穴に、2個のはんだボール61が吸引されている場合、それらのはんだボール61の吸着治具50の下面からの突出量が、他のはんだボール61より大きいため、ブラシ503の先端によって押され、同時に吸引されている他のはんだボール61を押し退けて、吸着治具50の吸着穴に吸着される。このようにして、吸着治具50にはんだボール61を整列させることができる。
【0099】
図30において、50は吸着治具。61ははんだボール。504はブレードである。
このような構成にしても、図29の場合と同様にして、吸着治具50にはんだボール61を整列させることができる。
【0100】
図31において、50は吸着治具。61ははんだボール。505はエアノズルで、吸着治具50とほぼ同じ幅のエア吹き出し口が形成されている。
このような構成で、吸着治具50にはんだボール61を吸着させた状態で、エアノズル505からはんだボール61にエアを吹き付けながら、エアノズル505を移動させることにより、吸着治具50にはんだボール61を整列させることができる。
【0101】
図32において、50は吸着治具。61ははんだボール。501ははんだボール容器で、底面ははんだボール61の直径より小さな目をもつ網502で形成されている。505はエアノズルで、吸着治具50とほぼ同じ幅のエア吹き出し口が形成されている。
【0102】
このような構成で、吹き出し口からエアを吹き出しながら、エアノズル505を移動させることにより、吸着治具50の各はんだボール吸着孔へ、端から順にはんだボール61を吹き上げるため、面状にはんだボール61を吹き上げる場合と比べ、吹き上げ調整が容易となり、吸着治具50への確実なはんだボール61の供給と吸着を行わせることができる。
【0103】
次に、フラックス供給装置の他の実施例について、図33から図42を用いて説明をする。
図33は、フラックス供給装置の第2の実施例を示す斜視図、図34ないし図36は、図33に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図である。
【0104】
図33において、314はモータ。308は円盤で、モータ314の回転軸に支持されている。68はスタンド。331は軸受で、スタンド68に支持されている。332は軸で、軸受331に移動可能に支持されている。312は移動機構で、例えばマイクロメータヘッドなどで形成され、スタンド68に固定されている。333はブラケットで、移動機構312の可動部と軸332を結合している。69はスキージで、軸332に固定されている。70はフラックス。305はフラックスを塗広げて形成した液膜である。
【0105】
このような構成で、移動機構312を介して、円盤308とスキージ69の間隔を所定の値に設定し、スキージ69と円盤308の間にフラックス70を供給する。そしてモータ314を作動させ、円盤308を回転させると、図34に示すように、フラックス70が円盤308上に塗広げられ、円盤308上に、円盤308とスキージ69の間隔に相当する厚さのフラックス70の液膜305が形成される。所要の液膜305が形成されると、円盤308は停止する。
【0106】
ついで、図35に示すように、この液膜305に吸着治具50に吸着されたはんだボール61(a〜f)を浸漬させ、はんだボール61(a〜f)にフラックス70を供給する。すると、はんだボール61に付着してフラックス70が取り出された液膜305の表面には、凹凸が形成される。
【0107】
このため、図36に示すように、再び円盤308を回転させ、液膜305の表面の凹凸を修復する。
【0108】
本実施の形態によれば、フラックス70が塗り広げられている円盤308が、フラックス70に流動抵抗を与える抵抗板を兼ねることとなる。これによりフラックス供給装置のフラックス70が溜まっている部分の構造がプレート状となり、簡単なものになる。このため、フラックスの交換や装置の保守が容易になる。
【0109】
図37は、フラックス供給装置の第3の実施例を示す側面図、図38ないし図39は、図37に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図である。
【0110】
同図において、318はフラックス槽。316は凹みで、フラックス槽318に所定の間隔で形成されている。70はフラックス、69はスキージである。
【0111】
このような構成で、図37に示すように、フラックス槽318上に供給されたフラックス70をスキージ69で伸ばし、凹み316内にフラックス70を充填する。
【0112】
そして、図38に示すように、吸着治具50に吸着されたはんだボール61を凹み316に充填されたフラックス70の中に所定の深さまで浸漬する。
【0113】
また、図39に示すように、はんだボール61を凹み316の底面に接触させるようにしてもよい。この時、接触によるはんだボールの落下や損傷が懸念される場合には、はんだボール61の接触する面をシリコンゴムなどの弾性体で形成することでこれを防止することが出来る。
【0114】
このような構成にすることで、はんだボール61に対するフラックス70の供給量を均一化することができる。
なお、図40に示すように、凹み316一つに対し、はんだボール61が複数個対応させることもできる。また、図41に示すように、1個のはんだボール61に対して複数の凹み316が対応するようにしてもよい。このように必ずしもはんだボール61と凹み316が一対一に対応する必要はない。
【0115】
図42は、フラックス供給装置の第4の実施例を示す側面図である。
同図において、335はプレートで、所定の間隔で貫通穴336が形成されている。70はフラックス、69はスキージである。
【0116】
このような構成で、プレート335を挾むように配置されたスキージ69を移動させることにより、貫通穴336内にフラックス70を充填し、この貫通穴336に吸着治具50に吸着されたはんだボール61を浸漬して、はんだボール61にフラックス70を供給する。
【0117】
図43は、フラックス供給装置の第5の実施例を示す側面図である。
同図において、70はフラックス、318はフラックス液槽、316は濡れ上がり防止用の抵抗板、310は弾性体である。弾性体310は、はんだボール61をフラックス70に浸漬する際に、はんだボール61が抵抗板316に接触したりすることにより、はんだボール61に荷重が加わり、はんだボール61が吸着治具50から離脱することを防ぐためのクッション材となる。
【0118】
このような構成で、吸着治具50に吸着されたはんだボール61の下端部をフラックス70内に浸漬させることにより、はんだボール61にフラックス70を供給する。この時、抵抗板316により、フラックス70の濡れ上がりを防止する。
【0119】
この実施例によれば、濡れ上がり防止用の抵抗板316をフラックス供給部に設けたことで、フラックス70をはんだボール61に供給する際に、フラックス70が吸着治具50にまで濡れ上がることを制限することができ、従来と同じフラックスを使用しても、吸着治具50を汚染することがなくなる。このため、吸着治具50は清浄に保たれ、はんだバンプ形成装置の安定稼働が可能となるという効果がある。
【0120】
図44は、抵抗板316の濡れ上がり防止効果を示すものである。
なお、本データは、直径0.76mm共晶はんだボールに、千住金属工業株式会社製フラックスであるデルタラックス527(商品名)(粘度は8000cP)を使用して計測した。また、吸着治具50はステンレス鋼製で、はんだボール吸着部が突起状となったものを使用し、抵抗板316もステンレス鋼製のものを使用した。
【0121】
フラックス液面から抵抗板316上面までの距離を6mmとした場合、はんだボール61がフラックス液面に軽く触れただけで、フラックス70は、吸着治具50へ濡れ上がり、吸着治具50を汚染してしまう。
【0122】
しかし、フラックス液面から抵抗板316の上面かでの距離を0.4mmとした場合、フラックス50の濡れ上がりは吸着治具50にわずかに届かない範囲にとどまる。
【0123】
さらに、フラックス液面から抵抗板316の上面までの距離を0.2mmとした場合、フラックス70の濡れ上がりは更に減少し、吸着治具50の汚染の心配のない安全な範囲にとどまる。そして、吸着治具50へのフラックス70の付着による汚染が原因となる各種の不具合を解消することができる。
【0124】
この様に、抵抗板316を使用する場合、フラックス液面から抵抗板までの距離を、はんだボール61の直径の50%以下に抑えることで、吸着治具50の汚染を防止することが出来る。
【0125】
また、はんだボール61をフラックス70に浸漬した状態で、フラックス70がはんだボール61に対し形成するメニスカスの上端の位置を、各はんだボール61の下端より直径の50%以下に抑える様にフラックス液面から抵抗板316までの距離を設定すると、吸着治具50の汚染のないより安全な設定となる。
【0126】
図45は、フラックス供給装置の第6の実施例を示す断面図である。
同図において、318はフラックス液槽、70はフラックス、319は網状の抵抗板、50は吸着治具、61ははんだボール、310は弾性体である。
【0127】
このような構成にしても、フラックス70の液面から抵抗板319の上面までの距離を、メニスカスの上端の位置を、各はんだボール61の下端より直径の50%以下に抑える様に設定することにより、上記と同様の効果を得ることができる。
【0128】
図46は、フラックス供給装置の第7の実施例を示す側面図である。
同図において、318はフラックス液槽、70はフラックス、316は抵抗板、310は弾性体で、抵抗板316の上面に固定されている。50は吸着治具、61ははんだボールである。
【0129】
このような構成で、フラックス70の液面から弾性体310の上面までの距離を、メニスカスの上端の位置を、各はんだボール61の下端より直径の50%以下に抑える様に設定することにより、上記と同様の効果を得ることができる。また、はんだボール61が弾性体319に衝突しても、はんだボール61が吸着治具50から脱落するのを防止することができる。
【0130】
図47は、フラックス供給装置の第8の実施例を示す側面図である。
同図において、318はフラックス液槽、70はフラックス、320は多孔質材で形成された抵抗板で、その上面には、はんだボールと対向する凹部が形成され、かつ、フラックス70の液面から突出するように設置されている。50は吸着治具、61ははんだボール、69はスキージで、抵抗板320の上面に接するように移動可能に配置されている。
【0131】
このような構成で、抵抗板320をスポンジ状の軟質材、あるいはセラミックスなどで形成することにより、フラックス70が浸透圧や毛細管現象によってその表面に滲みだす。したがって、吸着治具50に吸着されたはんだボール61を抵抗板320の凹部に接触もしくは押し込むことにより、はんだボール61にフラックス70を供給することができる。
【0132】
抵抗板320の表面がフラックス70から露出しているため、抵抗板320の表面に滲み出したフラックス70の乾燥、酸化などにより、その特性が劣化した場合、スキージ69を移動させ、抵抗板320の表面のフラックス70を掻き落し、新しいフラックス70を表面に滲み出させる。
【0133】
なお、上記の各実施の形態においては、はんだボールを使用した場合について説明したが、それ以外の導電性ボールや導電性の円柱など、更には導電性を必要としない場合、たとえば、液晶ガラスの間隔設定に用いるガラス球、プラスチック球などのような非導電性のボールの場合でも、その接着剤の供給に関し、同等の効果が得られる。
【0134】
また、本実施例では、はんだボールを基板に付着させるための粘着液としてフラックスを使用することで説明したが、粘着液として、はんだペーストや導電性粒子配合の接着剤などを使用した場合も同等の効果が得られる。
【0135】
図48は、はんだボールの整列検査方法を示す概略図、図49は、図48におけるはんだボール近傍の拡大図、図50は、図49におけるはんだボールの底面図である。
【0136】
同図において、50は吸着治具、61ははんだボール、1303は照明用光源、80は撮像用カメラ、84は画像処理装置、1306ははんだボール61の暗い部分であり、1307ははんだボール61の明るい部分である。
【0137】
このような構成で、吸着治具50に整列吸着したはんだボール61の整列検査は、照明用光源1303からの光線に照らされているはんだボール61の下方より撮像用カメラ80が取り込んだ撮像画像をもとに画像処理装置84にて画像処理し、撮像画像中のはんだボール61の明るい部分1307の位置計測および数を数えることにより行われる。
【0138】
図51は、はんだボールを基板のパッド上に搭載する状態を示す側面図である。
【0139】
同図において、302はパッケージの基板。307はパッドで、基板302に形成されている。1310はレジスト膜で、パッド307を除く基板302の全面に塗布されている。50は吸着治具。57は剣山ピンで、吸着治具50内に移動可能に配置されている。61ははんだボール。70はフラックスで、はんだボール61に供給されている。
【0140】
このような構成で、吸着治具50は、はんだボール61を真空吸着した状態で下降し、最終的に真空を大気開放し、同時に剣山ピン57ではんだボール61をパッド307に向けて押し出すことで、はんだボール61をパッド307上に搭載する。はんだボール61は、パッド307の上にフラックス70の粘着力により固定される。
【0141】
図52は、基板のパッド上に搭載したはんだボールをリフローした際の濡れ拡がりを示す拡大図である。
【0142】
同図において、61ははんだボール、1315は酸化膜、70はフラックス、307はパッドである。
【0143】
一般にはんだボール61の表面は、酸化膜1315により覆われている。リフロー時にはフラックス70の還元作用により、はんだボール61を覆っている酸化膜1315が破れ、そこから溶融したはんだがパッド307上を濡れ広がる。このメカニズムにより、はんだバンプが形成される。
【0144】
図53は、バンプ形成方法を実現するはんだバンプ形成装置の第3の実施の形態を示す全体構成図、図54は、バンプ形成方法のフローチャートである。
【0145】
同図において、はんだバンプ形成装置は、数個のはんだボール61を収容するはんだボール収容部401と、このはんだボール収容部401内のはんだボール61を吸着・整列するための治具である吸着治具50と、吸着治具50に吸着されているはんだボール61にフラックス70を供給するフラックス供給装置402と、吸着治具50に吸着されているはんだボール61を基板上に搭載する搭載部403の3つのステーション、および吸着治具50を各ステーション間で移動させたり、各ステーションにおいて上下方向に移動させるのに使われる搬送手段(ロボット)404と、図示されていないリフロー炉から構成される。以下、特に断らない限り、吸着治具50の移動はロボット404によって行われる。
【0146】
上記の構成で、図54に示すように、吸着治具50を、はんだボール収容部401に移動し、はんだボール61を吸着治具50に必要数だけ整列した状態で真空吸着する(ステップB−1)。次に、吸着治具50を、フラックス供給部402に移動させ、吸着治具50は下降し、フラックス70にはんだボール61を浸漬することで、はんだボール61にフラックス70を供給する(ステップB−2)。はんだボール61にフラックス70が供給された後、吸着治具50は上昇する。
【0147】
次に、吸着治具50は、搭載部403に移動し、はんだボール61を搭載する基板上方に位置決めされる。そして吸着治具50を下降させ、基板のパッド上にはんだボール61を搭載する(ステップB−3)。なお、はんだボール61はフラックス70の粘着力によりパッド上に仮固定される。その後、はんだボール61が搭載された基板は、コンベア等によりリフロー炉内に搬送される。はんだボール61は、リフロー炉において加熱、溶融し、その後冷却されることによりはんだバンプが形成される(ステップB−4)。
【0148】
なお、この実施例における吸着治具、はんだボール供給部、フラックス供給部、検出部、搭載部等は、上記各実施例に示したものを適宜組み合わせることにより構成することができる。また、図示は省略しているが、各部間にはCCDカメラを配置する。このような構成としても、上記の各実施例と同様の効果を得ることができる。
【0149】
図55は、本発明のはんだバンプ形成方法の第4の実施の形態を示すフローチャートである。
【0150】
同図に示すように、吸着治具ではんだボールを吸着し、整列させる(ステップC−1)。次に、はんだボールの下面を平坦化させる(ステップC−2)。次に、その整列の良否を検査する(ステップC−3)。次に、はんだボールにフラックスを供給する(ステップC−4)。次に、フラックス供給時にはんだボールが吸着治具から離脱し整列抜けが発生しなかったか否かを検査する(ステップC−5)。ここまでで、フラックスが供給された整列済みはんだボールが用意される。
【0151】
一方、必要により炭酸ガスレーザのパルス照射などにより、バンプ形成面を清掃(ステップC−6)した基板を、はんだボール搭載装置に供給し、次に、基板上のバンプ形成位置であるパッドをはんだボールの搭載位置に位置決めする(ステップC−7)。そして、この位置決めされた基板上にはんだボールを搭載する(ステップC−8)。
【0152】
次に、はんだボールの整列に使用した吸着治具の吸着面にはんだボールが残っていないかの検査(ステップC−9)、および基板のパッド上のはんだボールの数や位置ずれを調べる検査を行い(ステップC−10)、正しく正確にはんだボールの搭載が行われた否かを確認する。
【0153】
このようにして、はんだボールが搭載された基板は、高温環境下に置かれることで、はんだボールが溶融して基板のパッドに接合され、その後冷却され(ステップC−11)、基板のパッド上にはんだバンプが形成される。
【0154】
この実施の形態のように、はんだボールの平坦化を行うことで、はんだボールの検出を容易にすることができる。また、はんだボールを基板に搭載する際に、はんだボールと基板のパッドの接触面積が大きくなるので、フラックスの表面力によるはんだボール移動を防止して、より安定した作業を行うことができる。さらに、基板のパッドが有機物の付着により汚染されていても、リフローによるパッドとはんだの確実な接合を確保することができる。
【0155】
図56は、はんだボールの平坦化工程の第1の形態を示す工程図である。
同図において、50は吸着治具、61ははんだボール、1308は剛体板である。なお、この剛体板1308は、たとえば、図7のはんだボール供給装置200とCCDカメラ80の間に配置される。
【0156】
このような構成で、吸着治具50に整列吸着しているはんだボール61を剛体板1308に押しつけ加圧することにより、はんだボール61を塑性変形させ、その底面を平坦化する。
【0157】
図57および図58は、底面が平坦化されたはんだボールの検出方法を示す側面図と底面図である。
【0158】
同図に示すように、吸着治具50に整列吸着され、その底面を平坦化したはんだボール61の場合は、カメラ方向に光源からの照明光を反射する面1306のうち、正反射する面1307の面積が、図49に示した場合と比べ、はるかに大きい。このように、大きい部分を認識すれば良いため、整列検査の際の画像処理においては、はんだボール61の認識が容易となる。これにより、整列検査時の誤認識を少なくできるほか、高速な整列検査が実現できる。
【0159】
図59は、はんだボールを基板に搭載した状態を示す拡大図である。
【0160】
同図に示すように、はんだボール61の底面を平坦化することにより、基板302のパッド307とはんだボール61の接触面積が大きくなるので、はんだボール61を基板302のパッド307に搭載したとき、はんだボール61の安定性が増し、フラックス70の表面力によるはんだボール61の移動を防止することができる。
【0161】
図60および図61は、はんだボールのリフロー時の状態を示す拡大図およびリフロー後の状態を示す拡大図である。
【0162】
同図に示すように、基板のパッド307上に、異物1316が存在しても、リフロー時にフラックス70の還元作用によりはんだボール61を覆っている酸化膜1315が破られる位置が複数個所発生するため、はんだはパッド307上を濡れ広がりることができる。したがって、図61に示すように、正しく接続されたはんだバンプ1317を形成することができる。
【0163】
図62は、はんだボールの底面の平坦化工程の第2の形態を示す工程図である。
同図において、50は吸着治具、61ははんだボール、1308は剛体板、305はフラックス液膜、70はフラックスである。
【0164】
このように、フラックス供給装置の抵抗板を剛体板1308で構成し、はんだボール61にフラックス70を供給する際に、はんだボール61を剛体板1308に押しつけて平坦化させてもよい。
【0165】
図63および図64は、はんだボールの底面の平坦化工程の第3の形態を示す工程図である。
同図において、50は吸着治具、61ははんだボール、1308は剛体板、70はフラックス、1320は電子部品である。
【0166】
このように、電子部品1320を剛体板1308上に載置し、はんだボール61を電子部品1320に搭載する際に、はんだボール61を剣山ピン57で電子部品1320に強く押しつけて平坦化させてもよい。
【0167】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、吸着治具によるはんだボールの吸着と、ハンダボールに対するフラックスの供給、およびパッケージに対するはんだボールの搭載を同時に行うようにする装置構成の採用が可能となるので、装置サイクルタイムが短縮され、稼働効率の高いはんだボール搭載装置を提供することができる。
【0168】
また、CCDカメラを配置し、吸着治具の下面を監視することにより、不具合の発生をチェックでき不良品の発生を防止できる。
【0169】
さらに、パッケージの位置合わせマークまたはパッドなどの基準となるものを検出する1台のCCDカメラと、パッケージの位置補正を行う機構および制御装置とを設け、はんだボールの搭載前に、吸着治具とパッケージの位置合わせをするとともに、はんだボール搭載後のパッケージのパッド上へのはんだボールの搭載状態の確認も行うようにした。
【0170】
以上のチェック機能によりはんだボールの搭載を高信頼度にできるとともに不良品のチェックもできるので、生産性を良くできる。
【0171】
さらに、フラックス供給装置のフラックス表面近傍に、フラックスに対して流動抵抗を与える抵抗板を設け、上記はんだボールのフラックスへの浸漬時にフラックスの濡れ上がりによる吸着治具へのフラックスの付着を防止するようにしたので、濡れ性の良いフラックスを簡単な機構で継続的にはんだボールに対して供給することが可能となるとともに吸着治具へのフラックス付着による吸着ミスや搭載ミスを防止できる。
【0172】
また、基板の反りには、吸着治具の吸着面及び、剣山を基板の反りに倣う構造とするとともに、複数のはんだボールの吸着を防止するスクリーンを設け短時間で吸着できるようにすると共に、パッケージの品種交換を容易にするためパッケージに対応した着脱容易な遮蔽プレートを備えた。これにより、反りのある基板に対しても確実にはんだボールを搭載でき、かつ吸着に要する時間も短縮でき、さらに品種交換に対応したマスクや剣山の交換をしないで済むようにできる。
【0173】
また、パッケージのパッドの汚れに対してはパッド面をはんだボールの搭載直前に搭載装置内で清掃するようにした。これにより、パッドへのはんだの濡れ不良がなくなり、信頼性の高いバンプ形成が可能となった。
【0174】
また、はんだボールの一部を平坦化するようにしたので、はんだボールの整列検査を容易にし、搭載後のずれを防止し、且つ若干のパッドの汚れがあってもはんだ濡れ不良の発生を防止できるようにした。
【0175】
また、フラックスのはんだボールへの供給に際し、凹みが形成されたフラックス供給プレートを使用することで、はんだボール間でばらつきの少ない高精度フラックス供給が可能となる。このため、各はんだボールに供給されるフラックス量に過不足がなくなり、これに起因する不良の発生が抑えられるため、バンプ形成が安定して継続的に行える。
【0176】
また、はんだボールの吸着治具への供給を、真空吸引とエア吹き上げの他に、エア吹き上げのノズルをはんだボールを収納した容器の下側を移動させたため、はんだボールの吹き上げムラが問題とならなくなり、高信頼度なはんだボール供給が可能となる。
【0177】
また、吸着治具の一つの吸着孔に対し、複数のはんだボールが吸着してしまった場合も、各吸着孔への複数のはんだボール吸着を防止するマスク板を使用する、もしくは、ブラシによる払い落とし、ブレードによる掻き落とし、エアの吹き付けにより、余剰はんだボールを取り除くことが出来る。
【0178】
以上より、高信頼度のバンプ形成が実現でき、低価格でバンプを有する電子部品を市場に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるはんだバンプ形成工程を示すフローチャート図。
【図2】図1における工程を示す工程図。
【図3】図1における工程を示す工程図。
【図4】図1における工程を示す工程図。
【図5】図1における工程を示す工程図。
【図6】図1における工程を示す工程図。
【図7】本発明におけるはんだボール搭載装置の平面図。
【図8】図7のはんだボール搭載装置の正面図。
【図9】図7における吸着治具の断面図。
【図10】図7における搭載部の側面図。
【図11】図7における搭載部の正面断面図。
【図12】図7におけるはんだボール検出時のテーブルの停止位置を示す平面図。
【図13】吸着治具の第2の実施例を示す断面図。
【図14】図13の吸着治具を使用した場合の搭載工程を示す工程図。
【図15】図13の吸着治具を使用した場合の搭載工程を示す工程図。
【図16】図13の吸着治具を使用した場合の搭載工程を示す工程図。
【図17】図13の吸着治具を使用した場合の搭載工程を示す工程図。
【図18】図13の吸着治具を使用した場合の搭載工程を示す工程図。
【図19】図13の吸着治具を使用した場合の搭載工程を示す工程図。
【図20】吸着治具の第3の実施例を示す断面図。
【図21】吸着治具の第4の実施例を示す断面図。
【図22】吸着治具の第5の実施例を示す断面図。
【図23】吸着治具の第6の実施例を示す断面図。
【図24】吸着治具の第7の実施例を示す断面図。
【図25】図24に示す吸着治具の動作説明図。
【図26】吸着治具の第8の実施例を示す断面図。
【図27】図26に示す吸着治具の動作説明図。
【図28】はんだボール供給装置の第2の実施例を示す断面図。
【図29】吸着治具に対するはんだボールの整列方法を示す説明図。
【図30】吸着治具に対するはんだボールの整列方法を示す説明図。
【図31】吸着治具に対するはんだボールの整列方法を示す説明図。
【図32】吸着治具に対するはんだボールの整列方法を示す説明図。
【図33】フラックス供給装置の第2の実施例を示す斜視図。
【図34】図33に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図。
【図35】図33に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図。
【図36】図33に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図。
【図37】フラックス供給装置の第3の実施例を示す断面図。
【図38】図37に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図。
【図39】図37に示すフラックス供給装置を使用した場合の工程図。
【図40】フラックス供給装置の第3の実施例の変形例を示す断面図。
【図41】フラックス供給装置の第3の実施例の変形例を示す断面図。
【図42】フラックス供給装置の第4の実施例を示す断面図。
【図43】フラックス供給装置の第5の実施例を示す断面図。
【図44】抵抗板のフラックスの濡れ上がり防止効果を示す特性図。
【図45】フラックス供給装置の第6の実施例を示す断面図。
【図46】フラックス供給装置の第7の実施例を示す断面図。
【図47】フラックス供給装置の第8の実施例を示す断面図。
【図48】はんだボールの整列検査方法を示す概略図。
【図49】図48におけるはんだボール付近の拡大図。
【図50】図48におけるはんだボールの底面図。
【図51】はんだボールを基板のパッド上に搭載する状態を示す側面図。
【図52】はんだの濡れ拡がりを示す拡大図。
【図53】はんだバンプ形成装置の第3の実施の形態を示す全体構成図。
【図54】図53における工程のフローチャート図。
【図55】はんだバンプ形成方法の第4の実施の形態を示すフローチャート図。
【図56】はんだボールの平坦化工程の第1の形態を示す工程図。
【図57】底面が平坦化されたはんだボールの検出方法を示す側面図。
【図58】底面が平坦化されたはんだボールの検出方法を示す底面図。
【図59】平坦化されたはんだボールを基板に搭載した状態を示す拡大図。
【図60】はんだボールのリフロー時の状態を示す拡大図。
【図61】はんだボールのリフロー後の状態を示す拡大図。
【図62】はんだボールの平坦化工程の第2の形態を示す工程図。
【図63】はんだボールの平坦化工程の第3の形態を示す工程図。
【図64】図63の断面図。
【図65】本発明を適用する電子部品の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図。
【図66】従来のはんだボール搭載装置の平面図。
【図67】図66の正面図。
【図68】図66における吸着治具の断面図。
【図69】はんだボールに対するフラックスの濡れ上がり状態を示す拡大図。
【図70】基板が傾いている場合に発生するはんだボールのずれを示す拡大図。
【図71】フラックス偏りによるはんだボールの位置ずれを示す拡大図。
【図72】はんだボールのリフロー時の状態を示す拡大図。
【符号の説明】
1 …ベース、 41 …テーブル、 50 …吸着治具、
55 …シリンダ、 56 …プレート、 59 …はんだボールホッパ、
61 …はんだボール、 69 …スキージ、 70 …フラックス、
75 …パッケージ、 80、81、82、83 …CCDカメラ、
84 …画像処理装置、 85 …制御装置、
101 …はんだボール収容部、 102 …フラックス供給部、
103 …転写搭載部、 104 …搬送手段(ロボット)、
200 …はんだボール供給装置、 201 …フラックス供給装置、
202 …位置決め装置、 302 …基板、 305 …液膜、
307 …パッド、 308 …円盤、 310 …弾性体、
311 …はんだバンプ、312 …スキージ上下機構、 314 …モータ
、 316 …抵抗板、317 …フラックスの液槽の底部、
318 …フラックス槽、319 …抵抗板、
320 …多孔質材料製抵抗板、321 …凹み、 322 …貫通孔、
401 …はんだボール収容部、 402 …フラックス供給部、
403 …搭載部、404 …ロボット、501 …はんだボール容器、
502 …ノズル、503 …ブラシ、504 …ブレード、
505 …スリットエア、506 …吸着孔、600 …吸着部、
601 …剣山部、 602 …マスク、 605 …剣山ピン、
606 …加圧ゴム、 609 …吸着孔、 612 …吸引口、
614 …ゴム、 615 …樹脂フィルム、 616 …パイプ剣山、
617 …ゴム、 620 …スクリーン、 622 …遮蔽プレート、
623 …穴、 1303 …照明用光源、
1306 …はんだボールの暗部分、 1307 …はんだボールの明部分、
1308 …剛体板、 1310 …レジスト膜、
1312 …押しつけ力の基板面方向分力、
1313 …押しつけ力の基板鉛直方向分力、
1314 …押しつけ力、 1315 …酸化膜、 1316 …異物、
1320 …電子部品、 2000 …バンプ、
2001 …基板、 2002 …封止樹脂、
2003 …パッド、 2004 …レジスト膜、
2005 …LSIチップ、 2006 …金ワイヤ、

Claims (20)

  1. 複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
    前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
    前記第3工程において、前記吸着治具における前記複数の吸着穴の位置を前記前記電子部品の前記複数のパッドの形成されている面の反りに対応して夫々変えて、前記導電性ボールの各々をこれに対応する該複数のパッドの一つに押し付けることを特徴とするバンプ形成方法。
  2. 複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
    前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
    前記第2工程において、前記粘着液は前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々に対して複数の凹みが形成された抵抗板の該凹みの各々に充填され、該複数の導電性ボールの各々に該複数の凹みに充填された該粘着液に接触させて該粘着液を付着させることを特徴とするバンプ形成方法。
  3. 複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
    前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
    前記第2工程において、前記粘着液を収容する液槽に複数の貫通穴が形成された抵抗板を該粘着液の液面に近づけて該粘着液に浸し、前記複数の導電性ボールの各々を該抵抗板の該複数の貫通穴に近づけて該粘着液に接触させることにより、該導電性ボールの各々に粘着液を付着させることを特徴とするバンプ形成方法。
  4. 複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
    前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
    前記吸着治具は、その各々が前記第3工程において該吸着治具の該複数の吸着穴の対応する一つから突き出して該一つの吸着穴に吸着された前記導電性ボールの一つを前記電子部品の前記パッドの対応する一つに押し付ける複数のピンを有し、
    前記第3工程において、前記複数のピンが前記吸着治具の前記複数の吸着穴から夫々突出する長さは、前記電子部品の前記複数のパッドの形成されている面の反りに対応して変えられていることを特徴とするバンプ形成方法。
  5. 前記複数のピンは、前記吸着治具内にて剣山状に互いに接続されていることを特徴とする請求項4に記載のバンプ形成方法。
  6. 複数の導電性ボールの各々を吸着治具に設けられた複数の吸着穴毎に吸着する第1工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる第2工程と、
    前記吸着治具に吸着された前記複数の導電性ボールの各々の位置を電子部品に設けられた複数のパッド毎に合わせ、該導電性ボールの各々を該電子部品のこれに対応する該パッドの一つに押し付ける第3工程と、
    前記電子部品に加熱処理を加えて、前記複数の導電性ボールの各々をこれに対応する前記一つのパッド毎に付着させることにより、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する第4工程とをこの順に行い、
    前記第1工程において、前記吸着治具の前記複数の吸着穴が設けられた吸着面に対向する気体ノズルにより、該吸着治具の該吸着面に対する該気体ノズルの相対位置を変えながら、該吸着面に前記複数の導電性ボールを吹き付けることを特徴とするバンプ形成方法。
  7. 前記気体ノズルは、スリット形状の吹き出し口を有し、該吹き出し口から排出されるスリットエアにより前記吸着治具の前記吸着面に前記複数の導電性ボールを吹き付けることを特徴とする請求項6に記載のバンプ形成方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のバンプ形成方法により形成された前記バンプを有することを特徴とする電子部品。
  9. 複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
    前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
    前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
    前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
    前記搭載手段は、前記複数の導電性ボールの前記電子部品に対する位置を、該電子部品の前記複数のパッドが形成された面の反りに対応させて変えながら、該複数の導電性ボールを該複数のパッドの夫々に押し付ける機能を有することを特徴とするバンプ形成装置。
  10. 前記搭載手段は、前記吸着手段に形成された弾性体からなる吸着面であり、
    前記吸着面には、その各々に前記複数の導電性ボールが一つづつ吸着される複数の吸着穴が形成されることを特徴とする請求項9に記載のバンプ形成装置。
  11. 前記弾性体からなる前記吸着面の前記電子装置に対向する側には樹脂フィルムが貼られていることを特徴とする請求項10に記載のバンプ形成装置。
  12. 前記搭載手段は、前記電子部品の前記複数のパッドが形成された面に対向する前記吸着手段の吸着面に設けられた複数の吸着穴の夫々から該吸着手段の外側に突き出る複数のピンであり、
    前記複数のピンは前記吸着手段の内部で互いに結合された剣山状の機構をなし、且つ前記複数の吸着穴の夫々から前記吸着手段の外側に突き出る長さは前記電子部品の前記複数のパッドが形成された面の反りに対応して変わることを特徴とする請求項9に記載のバンプ形成装置。
  13. 前記複数のピンの各々は弾性材で構成され、前記吸着手段の内部で変形可能なことを特徴とする請求項12に記載のバンプ形成装置。
  14. 前記吸着手段の内部には、複数の前記剣山状の機構が設けられていることを特徴とする請求項12に記載のバンプ形成装置。
  15. 前記搭載手段は、前記電子部品の前記複数のパッドが形成された面に対向する前記吸着手段の面に設けられた複数の開口の夫々から該吸着手段の外側に突き出る複数のピンであり、
    前記複数のピンは前記吸着手段の内部で剣山状に互いに結合され、且つ前記複数の開口の夫々から前記吸着手段の外側に突き出る長さは前記電子部品の前記複数のパッドが形成された面の反りに対応して変わり、
    前記複数のピンの各々はパイプ状の部材で構成され、該パイプ状部材の先端にて前記複数の導電性ボールを一つづつ吸着する前記吸着手段の内部で変形可能なことを特徴とする請求項9に記載のバンプ形成装置。
  16. 複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
    前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
    前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
    前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
    前記粘着液付着手段は、前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々に対して複数の凹みが形成された抵抗板を有し、該凹みの各々には前記粘着液が充填され、
    前記粘着液付着手段は、前記複数の導電性ボールの各々を前記抵抗板の前記複数の凹みの各々に充填された前記粘着液に接触させることにより、該導電性ボールの各々に該粘着液を付着させることを特徴とするバンプ形成装置。
  17. 複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
    前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
    前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
    前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
    前記粘着液付着手段は、前記粘着液を収容する液槽と、該液槽内に配置され且つ該粘着液の液面に近づけて該粘着液に浸され且つ複数の貫通穴が形成された抵抗板とを有し、
    前記粘着液付着手段は、前記複数の導電性ボールの各々を前記抵抗板の前記複数の貫通穴に近づかせながら該粘着液に接触させることにより、該導電性ボールの各々に該粘着液を付着させることを特徴とするバンプ形成装置。
  18. 複数の導電性ボールを吸着する吸着手段、
    前記吸着手段に前記導電性ボールを供給する供給手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールにフラックス、はんだペースト、又は導電性粒子が配合された接着剤などの粘着液を付着させる粘着液付着手段、
    前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの各々と電子部品に設けられた複数のパッドとの位置を合わせる位置合わせ手段、
    前記電子部品の前記複数のパッドに前記吸着手段に吸着された前記複数の導電性ボールの夫々を押し付けて搭載させる搭載手段、及び
    前記電子部品に加熱処理を加えて前記複数のパッドに搭載された前記複数の導電性ボールを該複数のパッドに付着させて、該電子部品に該複数の導電性ボールからなる複数のバンプを形成する加熱手段とを備え、
    前記供給手段は、前記吸着手段の前記複数の導電性ボールを吸着する吸着面に対向した吹き出し口を備え且つ該吹き出し口から該吸着面に向けて気体を吹き付ける気体ノズルを有し、
    前記気体ノズルは、前記吸着手段の前記吸着面に対する相対位置を変えながら、該気体ノズルと該吸着面との間に存在する前記複数の導電性ボールを該吸着面に吹き付けることを特徴とするバンプ形成装置。
  19. 前記気体ノズルの前記吹き出し口はスリット状に成形されていることを特徴とする請求項18に記載のバンプ形成装置。
  20. 請求項9乃至19のいずれかに記載のバンプ形成装置を用いて前記複数の導電性ボールからなる複数のバンプが形成されたことを特徴とする電子部品。
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