JP2018107219A - ボール搭載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多吸着や吸着ミスの発生を抑制し、基板への余剰ボールおよびボール不足ミスを抑制できるボール搭載装置を提供する。
【解決手段】基板11に設けられた複数のパッド開口部72にフラックス38を転写するフラックス転写部25と、導電性を有する複数のボール67の一つひとつを吸引する複数のボール吸引孔71を備えるボール整列プレート45と、ボール整列プレート45上を回転しながら移動し、ボール67をボール吸引孔71それぞれに落下させる回転スキージ55とを有するボール整列部50と、ボール整列プレート45に整列されたボール67を吸着するボール吸着部27と、を有し、ボール吸着部27に吸着されたボール67を、フラックス38が転写された基板11に搭載するボール搭載装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボール搭載装置に関する。
従来から、回路基板等の実装分野では、半田ボールなどの導電性を有する複数の微小なボールを基板上に搭載するボール搭載装置が広く用いられている。この種のボール搭載装置としては、複数(たとえば、10000個〜50000個)のボール吸着孔が形成されたボール吸着部が、複数のボールを一つひとつのボール吸着孔ごとに真空吸着手段などで吸着した後、ボール搭載部まで移動し、基板上の所定位置にボールを搭載するように構成されたものがある。このようなボール搭載装置においては、一つのボール吸着孔に対して複数のボールが吸着される多吸着やボールが吸着されないボール吸着孔がある吸着ミスなどが発生するという課題があった。
そこで、ボール吸着部が、ボールを吸着する前に複数のボールが収容されるボール収容容器内のボール数がボール吸着孔の数よりも少なくなるように初期ボール量を設定し、初期ボール量設定後にボール収容容器にボールを供給しながらボール吸着孔にボールを吸着させ、ボール吸着後、複数のボール吸着孔に吸着されたボールを基板上に搭載するというボール搭載方法およびボール搭載装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2009−141174号公報
特許文献1に記載されているボール搭載装置は、ボール吸着開始時にはボール収容容器内のボール数を少なくし、ボール吸着を開始後にボール収容容器内に必要量のボールを供給するため、ボール収容容器内のボール数を少なくすることができる。その結果、ボールを吸着する際、一つのボール吸着孔に複数のボールが集まりにくくなり多吸着や吸着ミスを抑制できるようにしている。しかし、ボール収容容器内に供給される複数のボールは、ボール収容容器内で塊になったり、偏ったりすることがあるため、ボールの多吸着や吸着ミスによって、ボールを基板上に搭載する際に、余剰ボールやボール不足が発生することがあるという課題を有している。
そこで、本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであって、多吸着や吸着ミスの発生を抑制し、基板への余剰ボールおよびボール不足を抑制できるボール搭載装置を提供しようとするものである。
[1]本発明のボール搭載装置は、基板に設けられた複数のパッド開口部にフラックスを転写するフラックス転写部と、導電性を有する複数のボールの一つひとつを吸引する複数のボール吸引孔を備えるボール整列プレートと、前記ボール整列プレート上を回転しながら移動し、前記ボールを前記ボール吸引孔それぞれに落下させる回転スキージとを有するボール整列部と、前記ボール整列プレートに整列された前記ボールを吸着するボール吸着部と、を有し、前記ボール吸着部に吸着されたボールを前記フラックスが転写された前記基板に搭載する、ことを特徴とする。
本発明のボール搭載装置によれば、複数のボールをボール整列テーブル上に供給し、回転スキージを回転しながらボール整列プレート上を移動させ、複数のボールの一つひとつをボール整列プレートに設けられたボール吸引孔内に落下させる。このようにすれば、ボール整列プレートにボールを過不足なく整列させているので、ボールの多吸着や吸着ミスの発生を抑制し、基板への余剰ボールおよびボール不足を抑制することができる。
[2]本発明のボール搭載装置においては、前記ボール吸着部が、前記ボールを吸着するボール吸着位置から前記ボールを前記基板に搭載するボール搭載位置まで移動する中間位置に、前記ボールの吸着状態を検出するボール認識用カメラが配設されていることが好ましい。
このように、ボール認識用カメラを配設することによって、ボール吸着部におけるボールの多吸着および吸着ミスなどのボールの吸着状態をボール認識用カメラで検出し、規格以上の多吸着や吸着ミスがある場合には基板へのボール搭載を中止することができる。このように、ボール吸着位置からボール搭載位置まで移動する中間位置でボール吸着状態を検査すれば、基板へのボール搭載不足や余剰搭載などを抑制できる。また、別の位置にボールの吸着状態検査用のスペースを設ける場合に比べ装置の小スペース化が可能となる。
[3]また、本発明のボール搭載装置においては、前記フラックス転写部、前記ボールを前記基板上に搭載するボール搭載位置、前記ボール認識用カメラ、前記ボール整列部および前記ボール吸着部が、ブリッジ部一方側側面に設けられるガイドレールに沿ってほぼ直列に配置され、前記ブリッジ部を挟んで前記ガイドレールの背面側に前記基板を搬入する基板搬入シャトル、前記基板を前記ボール搭載位置に搬送する基板搬送シャトルおよび前記基板を排出する基板排出シャトルがほぼ直列に配置され、前記基板を前記基板搬送シャトルによって前記ブリッジ部の下方空間を横断して前記ボール搭載位置に移動することが好ましい。
このような構成にすれば、基板の搬入、排出と、フラックス転写、ボール吸着およびボール搭載とを並列で行うことが可能で、タクトタイムを短縮できる。また、フラックス転写部、ボール吸着部、ボール認識用カメラおよびボール搭載位置がブリッジ部の同じ側に配置されている。このように配置されることによって、装置全体の小型化が図られると共にフラックスの補充やボールの補充供給などの作業やメンテナンスがし易いボール搭載装置を実現できる。
[4]また、本発明のボール搭載装置においては、前記フラックス転写部および前記ボール吸着部には、それぞれ基板認識用カメラが配設されることが好ましい。
このような構成にすれば、フラックス転写時およびボール吸着時に基板位置やパッド開口部の位置を正確に検出し、位置ずれがないボール搭載を行うことが可能となる。
[5]また、本発明のボール搭載装置においては、前記回転スキージは、前記ボールの投入孔部と、前記ボール整列テーブルに向かって末広がりの漏斗状に延びるブラシを備え、前記ブラシは柔軟性を有し、かつ前記ボール整列テーブルよりも硬度が低く、前記ブラシのブラシ先端部を前記ボール整列テーブルに接触するように配置することが好ましい。
このように構成すれば、ボールは、投入口から回転スキージのブラシ内に供給されるので、ブラシ外に逸脱することがなく必要量をボール整列プレート(ボール吸引孔)に供給することができる。また、ブラシでボールやボール整列プレートを傷つけることがなく、微小塵の発生を抑えることができる。さらに、傷、汚れのないボールをボール整列プレートに供給できる。
[6]また、本発明のボール搭載装置においては、前記フラックス転写部は、前記フラックスが収容されたフラックスバスと、前記フラックスに向かって突設された複数のフラックス転写ピンと、フラックス転写後に前記フラックス転写ピンに付着した前記フラックスを除去するクリーニング部とを備えることが好ましい。
クリーニング部を備えることによって、フラックス転写後にフラックス転写ピンに付着している余剰フラックスを除去できるので、基板に余分なフラックスを転写してしまうことや、ボール吸引プレートやボール吸引テーブルなどにフラックスが付着し汚れてしまうことを防止できる。
[7]また、本発明のボール搭載装置においては、前記ボール吸引孔には、前記ボール整列プレートの前記ボール吸着部側の上面から、前記ボールが落下可能な直径で、前記ボールの直径とほぼ同じ深さの凹部を有し、前記凹部の中心にボール吸引孔部が設けられることが好ましい。
このように構成すれば、回転スキージによってボール整列プレートに供給されたボールは、ボール吸引孔の凹部内に収まり、その後回転スキージがボールの上方を通過しても、または、ボール整列プレートに多少の振動があったとしても凹部から逸脱することがない。したがって、ボール吸着部はボール整列プレートに整列されているボールを過不足なく吸着できる。
[8]また、本発明のボール搭載装置においては、前記ボール吸着孔には、前記ボール整列プレートに向かって開口部が広くなる斜面部を備えるボール案内凹部と、該ボール案内凹部の中心にボール吸着孔部とが設けられ、前記ボールは、前記ボールを吸着したときに前記斜面部に当接し、前記ボール案内凹部は前記ボールの直径の約1/3が収まる深さを有していることが好ましい。
このように構成すれば、ボールは、ボール案内凹部の斜面部に挟まれるようにして吸着されているので位置ずれが発生しない。また、ボールは、末広がりの斜面部に吸着されているので、吸着を停止すればボール排出の抵抗がなく基板に容易に搭載できる。さらに、ボールの直径の約2/3がボール案内凹部から突出しているので、ボール案内凹部の周縁部にフラックスが付着することがないことから、ボール吸着プレートが汚れてしまうことがない。
本発明の実施の形態に係るボール搭載装置1を上方から見た平面図である。 図1のY(−)方向から見たボール搭載装置1を示す正面図である。 本発明の実施の形態におけるボール整列部50の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態におけるボール整列部50をY(−)方向から見た正面図である。 本発明の実施の形態における基板11の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態におけるフラックス転写の主要な工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態におけるボール整列プレート45内にボール67が吸引整列されている状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるボール吸着方法の主要工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態におけるボール搭載方法の主要工程を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係るボール搭載装置1について図1〜図9を参照しながら説明する。なお、以下に説明する図面において、図1の長辺方向をX軸とし、図示右方をX(+)、左方をX(−)、短辺方向をY軸とし、図示上方をY(+)、下方をY(−)、X−Y平面に対して鉛直方向をZ軸とし、図2の図示上方をZ(+)または上方、図示下方をZ(−)または下方と表し説明する。
[ボール搭載装置1の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るボール搭載装置1を上方から見た平面図である。図2は、図1のY(−)方向(太い矢印で示す方向)から見たボール搭載装置1を示す正面図である。図1および図2に示すように、ボール搭載装置1は、ベース2上のY軸方向中央部に固定されたブリッジ部3によってY(+)方向とY(−)方向とに分けられた2つの領域を有している。ブリッジ部3は、X軸方向両端部に設けられる2本の支柱部4と支柱部4の上方で支持された梁部5によって構成されている。梁部5のY(−)方向側面にはX軸方向に延長されるガイドレール6が設置されている。ガイドレール6の背面側(Y(+)側)は、基板搬送領域であり、ガイドレール6の配置側(Y(−)側)は、ボール搭載作業領域である。まず、図1を参照して基板搬送領域の構成について説明する。
基板搬送領域には、X(−)側端部からX(+)側端部に向かって順に基板搬入シャトル7、基板搬送シャトル8、基板排出シャトル9が配置されている。基板搬送シャトル8は、基板搬入シャトル7と基板排出シャトル9のほぼ中央に配置されている。基板搬入シャトル7は、ステージ10とステージ10(基板11)をX(+)方向に向かって基板搬送シャトル8まで搬送するX軸駆動機構12を有している。基板11は、ボール搭載装置1のX(−)側に設けられた基板ストッカー13から不図示のワークローダによってステージ10上に載置される。ステージ10に載置された基板11は、X軸駆動機構12によって基板搬送シャトル8手前まで搬送され、不図示のワークローダによって基板搬送シャトル8のステージ14上に載置される。このときの基板11の中心位置を基板搬送位置P1とする。基板搬送シャトル8は、Y軸駆動機構15とθ軸(水平回転軸)駆動機構16を備えている。基板搬送シャトル8は、Y軸駆動機構15によってY(−)方向に移動可能で、ボール未搭載の基板11をガイドレール6設置側のボール搭載作業領域まで搬送する(図中二点鎖線で表す)。ボール搭載作業領域における基板11の中心位置をボール搭載位置P2とする。θ軸駆動機構16は、基板11を水平方向に回転させる。
基板搬送シャトル8は、ブリッジ部3の下方空間20(図2参照)を通って基板搬送位置P1からボール67(図4参照)が搭載されていない基板11をボール搭載位置P2に搬送し、下方空間20を戻ってボール67が搭載された基板11をボール搭載位置P2から基板搬送位置P1に搬送する。基板搬送領域において、搬送シャトル8のX(+)方向には、基板排出シャトル9が配置されている。基板排出シャトル9は、ステージ17とステージ17をX軸方向に移動するX軸駆動機構18を有している。基板排出シャトル9では、基板搬送シャトル8から不図示のワークローダによってボール67が搭載された基板11をステージ17に載置し、基板11はX(+)側端部までX軸駆動機構18によって搬送される。ボール搭載装置1のX(+)側には、基板収納用ストッカー19が配置されていて、不図示のワークローダによってボール搭載された基板11が基板収納用ストッカー19に排出される。ステージ10、ステージ14およびステージ17は、X軸方向に移動可能であるが、基板11の中心が基板搬送位置P1を通る直線G上を移動するように配置されている。直線Gは、基板11のX軸軌道となる。
続いて、ボール搭載作業領域の構成について図1および図2を参照して説明する。ボール搭載作業領域は、図1に示すようにブリッジ部3のガイドレール6の配置側であってボール搭載作業が行われる領域をいう。ボール搭載装置1はボール搭載作業領域において、X(−)側から順にフラックス転写部25、ボール搭載位置P2、ボール認識用カメラ26、ボール吸着部27が配置されている。フラックス転写部25は、フラックス供給部であるフラックスバス28と、フラックスバス28に向かって突設された複数のフラックス転写ピン29(図2参照)と、フラックス転写後にフラックス転写ピン29に付着しているフラックス38(図6参照)を除去するクリーニング部30(図1参照)とを備えている。複数のフラックス転写ピン29は、フラックス転写ヘッド31に突設されている。フラックス転写ヘッド31は、フラックスバス28の真上となるフラックス供給位置P3上に配置される。フラックス転写部25は、ガイドレール6に沿ってX軸方向にフラックス転写部25を移動させるX軸駆動機構32と、フラックス転写ピン29をZ方向に移動させるZ軸駆動機構33とを有している。また、フラックス転写ヘッド31には、フラックス38を基板11に転写する際に基板11の位置や姿勢を検出する基板認識用カメラ34が取り付けられている。
フラックス転写ピン29は、Z軸駆動機構33によってフラックスバス28に向かって移動され、フラックスバス28内に収容されているフラックス38(図6参照)に接触させることで、フラックス転写ピン29に所定量のフラックス38が付着される。そして、Z軸駆動機構33によってフラックス転写ピン29をフラックスバス28から離れる位置まで上方に移動し、さらにX軸駆動機構32によってフラックス転写位置P2すなわちボール搭載位置P2まで移動して基板11にフラックス38を転写する(図6参照)。フラックスバス28内に収容されるフラックス38の量(表面位置)は、スキージなどで一定に維持されている。基板11へのフラックス転写方法については、図6を参照して詳しく説明する。
図1に示すように、クリーニング部30は、フラックスバス28のY(−)方向位置に配置されるフラックス吸収材35を有している。フラックス吸収材35は、不織布などで形成されるパッドである。フラックスバス28とクリーニング部30とは共にY軸駆動機構36上に配置され、Y軸駆動機構36によってY軸方向に移動可能となっている。つまり、フラックスバス28がフラックス転写部ピン29の下方にあるときにクリーニング部30は、フラックス転写ピン29からY(−)方向にずれた位置にある。一方、フラックス吸収材35がフラックス転写ピン29の下方にあるときには、フラックスバス28は、フラックス転写ピン29からY(+)方向に位置がずれて配置される。
フラックス転写ピン29のクリーニングは、フラックス吸収材35をY軸移動機構36によってフラックス転写ピン29の下方に移動させ、Z軸移動機構33によってフラックス転写ピン29を降下させてフラックス吸収材35に接触させることで可能となる。このようにして、フラックス転写ピン29に付着した余剰フラックスを除去することが可能となる。なお、フラックス除去は、フラックス転写位置P2において基板11にフラックス38を転写した後に、フラックス供給位置P3までフラックス転写部25を移動させて行われる。フラックス転写ピン29のクリーニングは、フラックス転写の都度または定期的に行うようにしてもよい。また、フラックス吸収材35は交換可能であって定期的に交換される。交換方法としては作業者のハンドワークや自動交換などがある。フラックス転写ピン29のクリーニングとしては、フラックス転写ピン29に熱風を当て、余剰フラックスを蒸発させるようにしてもよい。この際、フラックス転写ピン29をホットプレートなどに接触させて加熱し、フラックス38の粘性を下げることによって熱風によるクリーニング効果を高めるようにしてもよい。
図1および図2に示すように、ボール認識用カメラ26は、ボール搭載位置(フラックス転写位置)P2とボール吸着部27(ボール吸着位置P4)の中間位置に配置されている。ボール識別用カメラ26は、ボール吸着後、ボール搭載位置P2に移動する途中で、ボール67の多吸着や吸着ミスの有無を検出する機能を有する。ボール吸着部27がボール認識用カメラ26の上方を通過する位置には、ボール認識用カメラ26とボール吸着部27の間にリング形状の照明具37が配置されている。照明具37は、上方を通過するボール67の画像を高解像度で取り込むための照明手段である。ボール認識用カメラ26によって、予め決められた規格以上のボール多吸着や吸着ミスが検出された場合、対象のボール吸着部27に吸着されているボール67は、不図示のボール受容器に排出される。その後、ボール吸着部27は、ボール吸着位置P4に戻ってボール吸着工程を再実行する。
図1および図2に示すように、ボール吸着部27は、ボール吸着ヘッド40と、ボール吸着ヘッド40の下方に取付けられたボール吸着プレート41と、ボール吸着ヘッド40に取付けられた基板認識用カメラ42とを有している。ボール吸着プレート41には、複数のボール吸着孔84(図8参照)が設けられている。基板認識用カメラ42は、ボール搭載位置P2において、基板11の位置および姿勢を検出する。すなわち基板11のパッド開口部72(図5参照)の位置を検出する。
ボール吸着部27は、ガイドレール6に沿ってX軸方向にボール吸着部27を移動させるX軸駆動機構43と、ボール吸着位置P4およびボール搭載位置P2においてボール吸着プレート41をZ軸方向に移動させるZ軸駆動機構44とを有している。ボール吸着プレート41は、Z軸駆動機構44によってボール吸引プレート45上のボール吸着可能な位置まで降下されてボール67を吸着する。ボール吸着後、ボール吸着部27は、Z軸駆動機構44によってZ(+)方向にボール整列プレート45から離れた位置まで上昇され、X軸駆動機構43によってボール搭載位置P2まで移動される。そして、ボール搭載位置P2において、Z軸駆動機構44によってボール吸着プレート41を降下させ、フラックス38が転写された基板11のパッド開口部72にボール67を搭載する。フラックス転写方法は図6を参照し、ボール搭載方法は、図8を参照して詳しく後述する。ボール吸着位置P4において、ボール吸着部27の下方には、ボール整列部50が配設されている。
なお、ここで説明するボール67としては、半田ボールや金ボール、銀ボール、銅ボール、ニッケルボールなどの金属微小ボール、あるいはプラスチックやガラス、石英などの絶縁材料の表面に半田や金、銀、銅などの導電性材料をコーティングしたものであってもよい。本実施の形態のボール67は、特に小径に形成されており、その直径は、たとえば、数十μmのものもある。
ボール整列部50は、ボール整列テーブル51と、ボール整列テーブル51のボール吸着部27に対面する上面52に嵌め込まれているボール整列プレート45とを有している。ボール整列テーブル51は、ボール整列テーブル51をY軸方向に移動させるY軸駆動機構53と、水平に回転させるθ軸駆動機構54とを有している。Y軸駆動機構53とθ軸駆動機構54は、ボール吸着プレート41とボール整列プレート45の位置、すなわち、後述するボール吸引孔71とボール吸着孔84の位置合わせを行う(図8参照)。X軸方向の位置合わせは、ボール吸着部27側のX軸駆動機構43によって行われる。ボール整列テーブル51の上面52には、回転スキージ55が配置される。回転スキージ55は、自身の回転軌跡内に供給されたボール67を、回転しながらボール整列テーブル51上を移動してボール整列プレート45に送り込む機能を有する。ボール67の吸引(ボール整列)は図3および図7を参照して詳しく後述する。
ボール吸着後、ボール吸着部27は、X軸駆動機構43によってボール搭載位置P2まで移動され、フラックス38が転写された基板11の所定位置にボール67を搭載する。ボール吸着部27がボール搭載位置P2に達したとき、基板認識用カメラ42でフラックス転写された基板11の位置を検出し、予め記憶されているボール吸着部27に吸着されたボール位置またはボール吸着孔位置との位置ずれを計算して、基板搬送シャトル8に備えらえているY軸駆動機構15およびθ軸駆動機構16、ボール吸着部27に備えられているX軸駆動機構43によって基板位置とボール位置とを合わせる。そして、Z軸駆動機構44を駆動してボール搭載を行う。
図3は、本発明の実施の形態におけるボール整列部50の構成を示す平面図である。図3(A)は全体平面図であり、図3(B)はボール吸引孔71の配置を拡大して示す平面図である。図4は、本発明の実施の形態におけるボール整列部50をY(−)方向から見た正面図である。図4(A)は全体正面図であり、図4(B)はブラシ66の拡大説明図である。図3(A)および図4(A)に示すように、ボール整列部50は、ボール整列テーブル51と、ボール整列テーブル51をY軸方向に移動するY軸駆動機構53と、ボール搭載テーブル51を水平に回転するθ軸駆動機構54を有している。Y軸駆動機構53およびθ軸駆動機構54によってボール吸着部27とボール整列プレート45の位置調整が行われる。なお、X軸方向位置は、ブール吸着部27側のX軸駆動機構43によって行われる。
ボール整列テーブル51には、ボール吸着部27側(図2参照)の上面56から掘り下げられた長方形のボール整列プレート45の装着穴57が設けられている。装着穴57の下方には、装着穴57よりも面積が小さい凹部62が設けられており、この凹部62はボール整列プレート45が嵌め込まれるように装着されて減圧室58となる。ボール整列プレート45は、装着穴57に対して着脱可能である。装着穴57と凹部62との接続部には段部59が形成されている。ボール整列プレート45は、この段部59に載置されZ軸方向の位置が決定される。ボール整列プレート45の上面60高さは、ボール整列プレート51の上面56と同一平面にあるか、若干低くなるように設定される。ボール整列プレート45には、複数のボール吸引孔71(図7参照)が設けられ、これらボール吸引孔71は減圧室58に連通している。減圧室58は、ボール整列テーブル51に設けられている横孔61によって外部に設けられる不図示の真空吸引装置に接続され、真空吸引されることによって大気圧に対して負圧となる。
図3(A)に示すように、ボール整列プレート45には、複数のボール吸引孔群69が配列されている。図3(B)に示すように、ボール吸引孔群69の一つには、複数のボール吸引孔71が配列されている。ボール吸引孔71の配列は、基板11のパッド開口部72(図5参照)と同じである。
ボール整列テーブル51の上方には、回転スキージ55が配置されている。回転スキージ55は、基部65からボール整列テーブル51に向かって末広がりの漏斗状に延びるブラシ66を有している。基部65の中心部にはボール67の投入孔部68が設けられている。投入孔部68の中心とブラシ66の回転中心はほぼ一致している。ブラシ66は柔軟性を有し、かつ、ボール整列テーブル51よりも硬度が低い細い線材の集合体であって、先端部66Aがボール整列テーブル51に常に接触するように構成されている。回転スキージ55は、不図示の回転スキージ駆動装置によって回転しながらX軸方向に往復駆動される。ボール67は、投入孔部68からブラシ66内のボール整列テーブル51上に投入される。ボール67は、不図示の計量装置によって計量または計数され、ボール吸引孔71の数に相当する量が投入される。投入されたボール67は、ブラシ66によってボール整列プレート45上に掃くようにして運ばれ、ボール吸引孔71の一つひとつに吸引される。近年の基板は高密度化が進み、基板一枚に搭載されるボール数は、10000個〜50000個と多数になっている。したがって、ボール吸引孔71の数も10000個〜50000個となるものがある。なお、ボール吸引孔71の構成については、図7を参照して後述する。続いて、フラックス転写について図5および図6を参照して説明する。
図5は、本発明の実施の形態における基板11の構成を示す平面図である。図5(A)はパッド開口部群73の配列を示す平面図であり、図5(B)はパッド開口部群73の一つを拡大して示す説明図であり、図5(C)は一つひとつの電極パッド72の断面を拡大して示す断面図の一部である。図5(A)に示すように、基板11には、図示表面側に格子状に複数のパッド開口部群73が配列されている。基板11のパッド開口部群73の配置側に対して裏面には、薄い基板11を補強する樹脂層74が形成されている。図5(B)に示すように、パッド開口部群73には、複数のパッド開口部72が形成されている。ボール搭載装置1は、これらパッド開口部72の一つひとつにボール67を搭載する装置である。図5(C)に示すように、パッド開口部72は、基板11の表面75から僅かに凹んだ底面に電極パッド76が形成されている。この凹んだ部分がフラックス38の転写領域である。よって、電極パッド76の形成領域をパッド開口部72と記載する。なお、基板11としては、回路基板やウエハーなどを含む。
[フラックス転写方法]
まず、図1および図2を参照しながら基板11の移送およびフラックス転写前工程について説明する。(1)基板11を基板ストッカー13から不図示のワークローダによって基板搬入シャトル7にセットし、基板搬入シャトル7および不図示のワークローダによって基板11を基板搬送シャトル8の位置、すなわち基板搬送位置P1に移送する。(2)基板搬送シャトル8は、基板11をフラックス転写位置(ボール搭載位置)P2に移送し待機する。(3)フラックス転写部25は、フラックス供給位置P3において、フラックス転写ヘッド31をフラックスバス28に降下させフラックス転写ピン29をフラックス38に接触させた後、フラックス転写ヘッド31を上昇させ、フラックス転写位置P2に移動する。なお、上記(3)の工程は、上記(1)、(2)の工程と並行させてもよい。なお、フラックス転写ヘッド31をフラックスバス28に降下させる前にフラックスバス28内のフラックス38のレベリングを実施する。
図6は、本発明の実施の形態におけるフラックス転写の主要な工程を示す説明図である。図6(A)は、フラックス転写前のフラックス転写位置P2にセットされた基板11を表している。基板11は、パッド開口部72を上方に向けた状態で待機されている。図6(B)は、フラックス転写直前を表している。フラックス転写ピン29は、先端部にフラックスFが付着された状態でフラックス転写位置P2に移動され、基板認識用カメラ34によって基板位置を認識し、フラックス転写ピン29の位置を基板位置に合わせる。すなわち、基板11のパッド開口部72の位置とフラックス転写ピン29のそれぞれの位置を合わせる。その後、フラックス転写ピン25を降下し、フラックス転写ピン29に付着しているフラックス38をパッド開口部72内の電極パッド76に接触させてフラックス38を基板11に転写する。図6(C)は、フラックス転写後、フラックス転写ピン29を上昇した直後を表している。図6(C)に示すようにフラックス38は、表面張力(あるいは濡れ性)の作用によってパッド開口部72の内部全体に広がるように転写される。フラックス転写ピン29の先端部にもフラックス38が付着している。
フラックス転写後、図2に示すように、フラックス転写部25は、フラックス供給位置P3位置に移動する、そして、フラックス吸収材35をフラックス転写ヘッド31の下方に移動した後、フラックス転写ヘッド31を降下し、フラックス転写ピン29をフラックス吸収材35に押し当てる。このようにしてフラックス転写ピン29のクリーニングを行う。フラックス転写ピン29のクリーニングは、フラックス転写ごと、または、一定の間隔をあけて定期的に行うようにしてもよい。フラックス転写ピン29のクリーニング後、フラックス吸収材35は、図1に示すように、フラックス転写工程前の元の位置に復帰する。続いて、ボール整列プレート45にボール67を整列する方法について図4および図7を参照して説明する。
[ボール整列方法]
図7は、本発明の実施の形態におけるボール整列プレート45内にボール67が吸引整列されている状態を示す断面図である。まず、ボール吸引孔71の構成について説明する。図7に示すように、ボール整列プレート45には複数のボール吸引孔71が設けられている。ボール吸引孔71は、ボール整列プレート45の上面56から穿たれた凹部78と、凹部78の中心に設けられたボール吸引孔部79とから構成されている。凹部78は、ボール67が内部に自然落下可能な直径と、ボール67の直径とほぼ同じ深さを有し、その底部には頂角が鈍角となる円錐状の斜面部80が形成されている。斜面部80を設けることによって、ボール67は、凹部78の中心部に落ち着く。ボール吸引孔部79は、減圧室58に連通し、減圧室58は横孔61に連通されている。横孔61は不図示の真空吸引装置に接続され、減圧室58内を大気圧に対して負圧状態にする。
次に、ボール整列プレート45へのボール整列およびボール吸引について、図4および図7を参照して説明する。(1)まず、図4に示すように、回転スキージ55の投入孔部68から計量されたボール67を投入する。次に、(2)回転スキージ55を回転させながらX(−)方向にボール吸引プレート45上に移動させ、図7に示すように、ボール67を凹部78内に落下させる。ボール67は横孔61を介してボール吸引孔部79で真空吸引される。ボール67はボール吸引孔71の斜面部80に吸着され、ボール吸引孔71の中央部に収まり吸引され、その位置に維持される。(3)回転スキージ55は、回転しながらボール整列プレート45のX(−)方向端部まで移動してからX(+)方向に戻って初期位置で停止する。以上説明した工程をボール整列の1サイクルとする。ただし、(1)〜(3)の工程を複数回繰り返して1サイクルとしてもよい。次に、ボール吸着方法について図2および図8を参照して説明する。
[ボール吸着方法]
図8は、本発明の実施の形態におけるボール吸着方法の主要工程を示す説明図である。図8(A)はボール吸着前の状態を示す図であり、図8(B)はボール吸着直前の状態を示す図であり、図8(C)はボール吸着後の状態を示す図である。なお、図8は、ボール吸着に関する主要構成要素を簡略化して表している。まず、図8(A)を参照してボール吸着ヘッド40およびボール吸着プレート41の構成を説明する。ボール吸着ヘッド40とボール吸着プレート41は、互いの外周部で密着され、減圧室81を構成している。ボール吸着ヘッド40には、ボール吸着プレート41との間に掘り下げられた凹部87が設けられ、この凹部87が減圧室81となる。減圧室81は、ボール吸着ヘッド40に設けられた横孔82に連通され、横孔82は不図示の真空吸引装置に接続されている。
図8(A)に示すように、ボール吸着プレート41は、複数のボール吸着孔84を有している。ボール吸着孔84には、下面83側が広くなる斜面が構成されたボール案内凹部85と、ボール案内凹部85の中心に設けられるボール吸着孔部86で構成されている。ボール67を真空吸着する際、ボール案内凹部85の斜面でボール67を受け止めるように構成されている。斜面の角度は、概ね150度であって楔作用が働かない角度とする。ボール吸着プレート41がボール吸着位置P4(図2参照)にあるとき、ボール吸引プレート45のボール吸引孔71の位置と、ボール吸着プレート41のボール吸着孔84の位置とは一致している。ボール案内凹部85は、ボール67を吸着したときにボール67の直径の約1/3が収まる深さを有している。
次に、ボール吸着方法について図2および図8を参照して説明する。まず、(1)図8(A)に示すように、ボール吸着プレート41とボール吸引プレート45との位置合わせを行っておく。この位置合わせは、ボール搭載装置1をセットする際に、ボール整列プレート45側のY軸駆動機構53およびθ軸駆動機構54、ボール吸着プレート41側のX軸駆動機構43(図2参照)によって行われる。ボール吸着プレート41とボール吸引プレート45との位置合わせは、基板認識用カメラ42によってボール吸着孔71の位置を認識して自動で行うようにしてもよい。次に、(2)図8(B)に示すように、ボール吸着プレート41をボール吸引プレート45の上面56にボール吸着プレート41の下面83が接触するまで降下させる。次に、(3)ボール吸引プレート45側の真空吸引を停止し、ボール吸着プレート41側の真空吸引を開始する。ボール67は、ボール吸着プレート41のボール吸着孔84内に吸着され、斜面に当接する。ボール吸着後、(4)図8(C)に示すように、ボール吸着プレート41を上昇させる。次に、(5)図2に示すように、ボール吸着部27をボール搭載位置P2に移動させて基板11にボール67を搭載する。続いて、ボール搭載方法について図2および図9を参照して説明する。
[ボール搭載方法]
図9は、本発明の実施の形態におけるボール搭載方法の主要工程を示す説明図である。図9(A)はボール搭載直前の状態を示す図であり、図9(B)はボール搭載直後の状態を示す図である。なお、図9は、ボール搭載に関する主要構成要素のみを簡略化して表している。まず、(1)図2に示すように、ボール67を吸着したボール吸着部27をボール搭載位置P2まで移動する。(2)ボール吸着部27がボール認識用カメラ26の上部に達したときに、ボール認識用カメラ26によってボール吸着プレート41のボール吸着状態を検出する。(3)ボール認識用カメラは、ボール67が吸着プレート41の所定位置に吸着されているか否かを規格値と比較判定する。(4)ボール67が規格範囲内に吸着されている場合には、ボール吸着部27をボール搭載位置P2まで移動させる。(5)ボール67が所定位置以外の場所に付着している場合は、ボール67を不図示のボール受容器に排出し、その後、ボール吸着部27をボール吸着位置P4に移動しボール吸着をやり直す。また、ボール67の吸着が規格値以下(ボール欠損)の場合には、ボール67を不図示のボール受容器に排出し、その後、ボール吸着部27をボール吸着位置P4に移動しボール吸着をやり直す。このボール吸着部27のX軸方向への移動は、X軸駆動機構43によって行われる。
次に、(6)ボール吸着部27がボール搭載位置P2に到達したところで、ボール吸着ヘッド40に取付けられた基板認識用カメラ42で基板位置を検出する。フラックス38が転写された基板11は、ボール搭載位置P2で保持されている。基板位置の検出は、基板11に設けられた検出マーカーなどを検出することで行うことができる。次に、(7)図9(A)に示すように、基板11のパッド開口部72とボール吸着プレート41に吸着されたボール67(ボール吸着孔84)の位置を合わせる。基板位置は、Y軸方向をY軸駆動機構53、回転方向をθ軸駆動機構54によって調整される。なお、X軸方向は、ボール吸着部27側のX軸駆動機構43によってボール吸着部27を移動させることで可能である。位置合わせ後、(8)ボール吸着プレート41を基板11に向かって降下させる。そして、(9)ボール67がフラックス38に接触した位置でボール67の真空吸引を停止する。ボール67は、フラックス38が付着されている基板11に落下し、基板11に搭載される。この際、ボール吸着孔部86から空気を吹き出すようにして基板11に落下させるようにしてもよい。ボール67は、フラックス38の粘着力によってパッド開口部72内に保持される。
ボール67を基板11に搭載した後、(10)ボール吸着プレート41をZ軸駆動機構44によって上昇させる。その後、ボール吸着部27は、ボール吸着位置P4に移動される(図2参照)。ボール搭載終了後、図1に示すように、ボール67が吸着された基板搬送シャトル8は、基板搬送位置P1まで移動する。基板11は、基板搬送位置P1から基板排出シャトル9によってX(+)方向に移送され、不図示のワークローダによって基板収納ストッカー19に排出される。
なお、ボール67の吸着面となるボール吸着孔84の表面には、ボール搭載の際にボール67が吸着面から離れやすくするために非付着性の表面処理が施されることが好ましい。たとえば、クロムメッキ処理またはフッ素コーティング処理、あるいは非粘着性の粒子または分子を含有する複合被膜(たとえば、ニッケルと窒化ホウ素粒子を含有する複合被膜など)のコーティングが施されることが好ましい。このコーティングは、ボール吸着孔84に限らずボール整列テーブル51の上面52にも施すようにしてもよい。あるいは、ボール吸着孔84やボール整列テーブル51などボール67が接触する面に、静電気防止処理などを施すようにしてもよい。
以上説明したボール搭載装置1は、基板11に設けられた複数のパッド開口部72にフラックス38を転写するフラックス転写部25と、導電性を有する複数のボール67の一つひとつを吸引する複数のボール吸引孔71を備えるボール整列プレート45と、ボール整列プレート45上を回転しながら移動し、ボール67をボール吸引孔71それぞれに落下させる回転スキージ55とを有するボール整列部50と、ボール整列プレート45に整列されたボール67を吸着するボール吸着部27と、を有している。そして、ボール吸着部27に吸着されたボール67をフラックス38が転写された基板11に搭載する。
上記ボール搭載装置1によれば、複数のボール67をボール整列テーブル51上に供給し、回転スキージ55を回転させながらボール整列プレート45上を移動し、複数のボール67の一つひとつをボール整列プレート45に設けられたボール吸引孔71内に落下させる。このようにすれば、ボール整列プレート45にボールを過不足なく整列させているのでボール吸着孔84にボール67を過不足なく吸着させることができる。したがって、基板11に過不足なくボール67を搭載することが可能となる。また、回転スキージ55によって、ボール整列プレート45上にボール67を掃くように移動させることによって、ボール67をボール整列プレート45に過不足なく整列させることができる。
また、ボール搭載装置1には、ボール吸着部27が前記ボールを吸着するボール吸着位置P4からボール搭載位置P2まで移動する中間位置に、ボール67の吸着状態を検出するボール認識用カメラ26が配設されている。
このように、ボール認識用カメラ26を配設することによって、ボール吸着部におけるボール67の多吸着および吸着ミスなどのボールの吸着状態をボール認識用カメラ26で検出し、規格以上の多吸着や吸着ミスがある場合には基板11へのボール搭載を中止することができる。また、ごく稀にボール吸着プレート41の所定場所以外にボール67が付着することが考えられるが、ボール認識用カメラ26でそれを検出し基板11へのボール搭載を中止することができる。ボール吸着部27が、ボール吸着位置P4からボール搭載位置P2まで移動する中間位置でボール吸着状態を検査すれば、基板11へのボール搭載不足や余剰搭載などを抑制できる。また、ボール吸着部27の上記移動ルート以外の別の位置にボールの吸着状態検査用のスペースを設けること対し装置の小スペース化を実現できる。
また、ボール搭載装置1においては、フラックス転写部25、ボール搭載位置P2、ボール認識用カメラ26、ボール整列部50およびボール吸着部27が、ブリッジ部3の一方側側面に設けられるガイドレール6に沿ってほぼ直列配置される。また、ブリッジ部3を挟んでガイドレール6の背面側に基板11を搬入する基板搬入シャトル7、基板11をボール搭載位置に搬送する基板搬送シャトル8および基板11を排出する基板排出シャトル9がほぼ直列に配置され、基板11を基板搬送シャトル8によってブリッジ部3の下方空間を横断してボール搭載位置P2に移動する。
このような構成にすることによって、基板11の搬入、排出と、フラックス転写、ボール吸着およびボール搭載とを並列で行うことが可能となり、タクトタイムを短縮できる。また、フラックス転写部25、ボール吸着部27、ボール認識用カメラ26およびボール搭載位置P2がブリッジ部3の配置側に配置されている。このように配置されることによって、装置全体の小型化が図られると共にフラックス38の補充やボール67の補充供給などの作業やメンテナンスがし易いボール搭載装置1を実現できる。
また、ボール搭載装置1においては、フラックス転写部25およびボール吸着部27には、それぞれ基板認識用カメラ34,42が配設されている。このような構成にすれば、フラックス転写時およびボール吸着時に基板11の位置およびパッド開口部72の位置を正確に検出し、位置ずれがないボール搭載を行うことが可能となる。
また、回転スキージ55は、ボール67の投入孔部68と、ボール整列テーブル51に向かって末広がりの漏斗状に延びるブラシ66を備え、ブラシ66は柔軟性を有し、かつボール整列テーブル51よりも硬度が低く、ブラシ66のブラシ先端部66Aをボール整列テーブルに接触するように配置している。
このように構成すれば、ボール67は、投入孔部68から回転スキージ55のブラシ内に供給されるので、ボール67はブラシ外に逸脱することがなく必要量をボール整列プレート45(ボール吸引孔71)に供給し整列させることができる。また、ブラシ66でボール67やボール整列テーブル51やボール整列プレート45を傷つけることがなく、微小塵の発生を抑えることができる。さらに、傷、汚れのないボール67をボール搭載することができる。
また、ボール搭載装置1においては、フラックス転写部25は、フラックス38が収容されたフラックスバス28と、フラックス38に向かって突設された複数のフラックス転写ピン29と、フラックス転写後にフラックス転写ピン29に付着したフラックス38を除去するクリーニング部30とを備えている。
クリーニング部30を備えることによって、フラックス転写後にフラックス転写ピン29に付着している余剰となるフラックス38を除去できるので、基板に余分なフラックス38を転写してしまうことや、ボール吸引プレート45やボール吸引テーブル51などにフラックス38が付着し汚れてしまうことを防止できる。
また、ボール搭載装置1においては、ボール吸引孔71には、ボール整列プレート45のボール吸着部27側の上面56から、ボール67が落下可能な直径で、ボール67の直径とほぼ同じ深さの凹部78を有し、凹部78の中心にボール吸引孔部79が設けられている。
このように構成すれば、回転スキージ55によってボール整列プレート45に供給されたボール67は、ボール吸引孔71の凹部78内に収まり、その後、回転スキージ55がボール67の上方を通過しても、または、ボール整列プレート45に多少の振動があったとしても、ボール67は凹部78から逸脱することがない。したがって、ボール吸着部27はボール整列プレート45に整列されているボール67を過不足なく吸着できる。
また、ボール吸着孔84は、ボール整列プレート45に向かって開口部が広くなる斜面部88を備えるボール案内凹部85と、ボール案内凹部85の中心にボール吸着孔部86とが設けられ、ボール67はボール67を吸着したときに斜面部88に当接し、ボール案内凹部85はボール68の直径の約1/3が収まる深さを有している。
このように構成すれば、ボール67は、ボール案内凹部85の斜面部88に挟まれるようにして吸着されているので位置ずれが発生しない。また、ボール67は、末広がりの斜面部88に吸着されているので、吸着を停止すればボール排出の抵抗がなく基板11に容易に搭載できる。さらに、ボール67の直径の約2/3がボール案内凹部85から突出しているので、ボール案内凹部85の周縁部にフラックス38が付着することがないことから、ボール吸着プレート41が汚れてしまうことがない。
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。たとえば、前述した実施の形態では、ボール搭載装置1は、導電性を有するボール67を基板11に搭載するものであるが、ボール状の部材を基板以外の部材に整列させる装置にも適用できる。
また、前述した実施の形態では、自身が回転する回転スキージ55を用いているが、回転せずにブラシで囲まれた空間にボール67を投入し、往復移動可能なスキージとしてもよい。したがって、ブラシが囲む空間も円形ではなく四角形や三角形、楕円形などでもよい。
また、前述した実施の形態では、基板排出シャトル9を基板搬送位置P1のX(−)方向に配置しているが、ボール67が搭載された基板11の排出位置としてはこれに限らない。たとえば、基板搬送位置P1とボール搭載位置P2を結ぶ延長線上(Y(−)方向)に基板収納用ストッカー19を配置し、基板搬送シャトル8からワークローダで基板を排出するようにすることも可能である。基板11の基板搬送シャトル12への搬入も同様に、基板搬送位置P1とボール搭載位置P2を結ぶ延長線上(Y(+)方向)に基板ストッカー13を配置し、ワークローダで基板11を直接基板搬送シャトル8に載置するようにしてもよい。
1…ボール搭載装置、3…ブリッジ部、6…ガイドレール、7…基板搬入シャトル、8…基板搬送シャトル、9…基板排出シャトル、11…基板、25…フラックス転写部、26…ボール認識用カメラ、27…ボール吸着部、28…フラックスバス、29…フラックス転写ピン、30…クリーニング部、34,…基板認識用カメラ、45…ボール整列プレート、50…ボール整列部、51…ボール整列テーブル、55…回転スキージ、56…ボール整列プレートの上面、66…ブラシ、66A…ブラシの先端部、67…ボール、68…投入孔部、71…ボール吸引孔、72…パッド開口部、78…凹部(ボール整列プレート)、84…ボール吸着孔、85…ボール案内凹部、86…ボール吸着孔部、88…斜面部(ボール吸着孔)

Claims (8)

  1. 基板に設けられた複数のパッド開口部にフラックスを転写するフラックス転写部と、
    導電性を有する複数のボールの一つひとつを吸引する複数のボール吸引孔を備えるボール整列プレートと、前記ボール整列プレート上を回転しながら移動し、前記ボールを前記ボール吸引孔それぞれに落下させる回転スキージとを有するボール整列部と、
    前記ボール整列プレートに整列された前記ボールを吸着するボール吸着部と、を有し、
    前記ボール吸着部に吸着されたボールを前記フラックスが転写された前記基板に搭載する、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  2. 請求項1に記載のボール搭載装置において、
    前記ボール吸着部が、前記ボールを吸着するボール吸着位置から前記ボールを前記基板に搭載するボール搭載位置まで移動する中間位置に、前記ボールの吸着状態を検出するボール認識用カメラが配設されている、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  3. 請求項1または2に記載のボール搭載装置において、
    前記フラックス転写部、前記ボールを前記基板上に搭載するボール搭載位置、前記ボール認識用カメラ、前記ボール整列部および前記ボール吸着部が、ブリッジ部の一方側側面に設けられるガイドレールに沿ってほぼ直列に配置され、
    前記ブリッジ部を挟んで前記ガイドレールの背面側に前記基板を搬入する基板搬入シャトル、前記基板を前記ボール搭載位置に搬送する基板搬送シャトルおよび前記基板を排出する基板排出シャトルがほぼ直列に配置され、
    前記基板を前記基板搬送シャトルによって前記ブリッジ部の下方空間を横断して前記ボール搭載位置に移動する、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のボール搭載装置において、
    前記フラックス転写部および前記ボール吸着部には、それぞれ基板認識用カメラが配設される、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  5. 請求項1に記載のボール搭載装置において、
    前記回転スキージは、前記ボールの投入孔部と、前記ボール整列テーブルに向かって末広がりの漏斗状に延びるブラシを備え、
    前記ブラシは柔軟性を有し、かつ前記ボール整列テーブルよりも硬度が低く、前記ブラシのブラシ先端部を前記ボール整列テーブルに接触するように配置する、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  6. 請求項1に記載のボール搭載装置において、
    前記フラックス転写部は、前記フラックスが収容されたフラックスバスと、前記フラックスに向かって突設された複数のフラックス転写ピンと、フラックス転写後に前記フラックス転写ピンに付着した前記フラックスを除去するクリーニング部と、を備える、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  7. 請求項1に記載のボール搭載装置において、
    前記ボール吸引孔には、前記ボール整列プレートの前記ボール吸着部側の上面から、前記ボールが落下可能な直径で、前記ボールの直径とほぼ同じ深さの凹部を有し、前記凹部の中心にボール吸引孔部が設けられる、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
  8. 請求項1に記載のボール搭載装置において、
    前記ボール吸着孔には、前記ボール整列プレートに向かって開口部が広くなる斜面部を備えるボール案内凹部と、該ボール案内凹部の中心にボール吸着孔部とが設けられ、
    前記ボールは、前記ボールを吸着したときに前記斜面部に当接し、前記ボール案内凹部は前記ボールの直径の約1/3が収まる深さを有する、
    ことを特徴とするボール搭載装置。
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