JP7399414B2 - ボール搭載方法およびボール搭載装置 - Google Patents

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本発明は、導電性のボールを基板に搭載するボール搭載方法およびボール搭載装置に関する。
シリコンウエハやプリント配線基板などの基板の電極に設けられるバンプは、半田ボール等の導電性のボールを電極に搭載し、このボールを溶融して形成されている。導電性のボールを搭載するにあたっては、特許文献1および特許文献2に記載されているように、電極にスクリーン印刷法によってフラックスを塗布し、このフラックスの上にボールを載せて行っている。特許文献1および特許文献2には、マスクを用いてフラックスを基板の電極上に印刷するスクリーン印刷部と、ボールをフラックスに載せるボール搭載部とを備えたボール搭載装置が開示されている。
一方、特許文献3および特許文献4に記載されているように、基板上に配線パターンを形成する技術として、配線材料をグラビアオフセット印刷法によって基板に印刷して行う技術が知られている。特許文献3には、配線材料となるインキをグラビアオフセット版からブランケット胴を介して基板に転写するグラビアオフセット印刷法が開示されている。特許文献4には、特許文献3の技術を応用したグラビアオフセット印刷法による微細配線パターンの印刷方法が示されている。配線の印刷方法には、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などが配線のパターンや生産速度等に応じて利用されている。微細な配線を印刷できるように印刷精度を重視する場合は、グラビアオフセット印刷法が採用される。
特開2019-67991号公報 特開2008-288515号公報 特開2014-73653号公報 国際公開WO2014/112557号公報
近年、電子部品の小型化、高密度化が進むにしたがって、電極が更に小さく形成され、かつ電極どうしの間隔(ピッチ)が更に短くなってきている。スクリーン印刷法では、印刷の精度を高くするにも限界があり、このような狭いピッチ範囲に微細なボールを載せることができるようにフラックスを印刷することはできない。このため、スクリーン印刷法によってフラックスを印刷するボール搭載装置では、小型化、高密度化が図られた電子部品を製造するにあたって支障をきたすという問題があった。
本発明の目的は、高精細なボールの搭載が可能なボール搭載方法およびボール搭載装置を提供することである。
この目的を達成するために本発明に係るボール搭載方法は、基板の所定の電極の上に導電性のボールを搭載するボール搭載方法であって、前記電極の上にグラビアオフセット印刷法によってフラックスを印刷するフラックス印刷工程と、前記ボールを前記フラックスの上に搭載するボール搭載工程とを有するボール搭載方法である。
本発明に係るボール搭載装置は、基板の所定の電極の上に導電性のボールを搭載するボール搭載装置であって、グラビアオフセット用凹版からフラックスが転移される回転式転写体を用いて前記電極にフラックスを印刷するグラビアオフセット印刷部と、前記ボールを前記フラックスの上に搭載するボール搭載部とを有しているボール搭載装置である。
本発明は、前記ボール搭載装置において、前記グラビアオフセット用凹版は平版であってもよい。
本発明は、前記ボール搭載装置において、前記電極に印刷された前記フラックスのドット径が60μm以下、ピッチが100μm以下であってもよい。
本発明においては、フラックスが基板の電極にグラビアオフセット印刷法によって高い精度で印刷される。したがって、本発明によれば、高精細なボールの搭載が可能なボール搭載方法およびボール搭載装置を提供することができる。
本発明に係るボール搭載方法を実施するボール搭載装置の構成を示すブロック図である。 ボール搭載装置の構成を示す平面図である。 ボール搭載部の構成を示す断面図である。 ボール搭載部の一部を拡大して示す断面図である。 グラビアオフセット印刷部の動作を説明するための断面図である。 本発明に係るボール搭載方法を説明するためのフローチャートである。 印刷後のフラックスを拡大して示す平面図である。
以下、本発明に係るボール搭載方法およびボール搭載装置の一実施の形態を図1~図7を参照して詳細に説明する。
(ボール搭載装置の説明)
図1に示すボール搭載装置1は、本発明に係るボール搭載方法を実施するための装置であって、主に3つの機能部を有している。これらの機能部は、図1の中央部に位置するロード&アンロード部2と、図1において左側に位置するグラビアオフセット印刷部3と、図1において右側に位置するボール搭載部4である。また、このボール搭載装置1は、クリーンルームもしくはクリーンルームと同等の環境下に設置されている。
ロード&アンロード部2は、ワーク収納容器6からワークとしてのボール未搭載の基板を取り出したり、ワーク収納容器6にボール搭載済みの基板を収納する機能と、グラビアオフセット印刷部3およびボール搭載部4に対する基板の受渡しを行う機能とを有している。基板は、例えばシリコンウエハやプリント配線基板などである。この実施の形態によるボール搭載装置1は、基板としてシリコンウエハ(以下、単にウエハという)を用いるものである。ウエハを収納するワーク収納容器6は、いわゆるFOUP(Front Opening Unify Pod)と呼称される密閉型カセットを用いることができる。このワーク収納容器6は、ロード&アンロード部2の近傍にウエハ出入口(図示せず)がロード&アンロード部2を指向するように配置されている。この実施の形態においては、図2に示すように、複数のボール未搭載のウエハ8が収納された第1のワーク収納容器6Aと、複数のボール搭載済みのウエハ9を収納する第2のワーク収納容器6Bとが用いられている。
この実施形態によるボール搭載装置1は、詳細は後述するが、ボール未搭載のウエハ8の電極形成領域8aにグラビアオフセット印刷法によってフラックス11(図5参照)を印刷し、このフラックス11の上にボール12(図4参照)を搭載する。
ロード&アンロード部2は、図2に示すように、多関節ロボットからなる搬送ロボット13と、プレアライナ14とを備えている。
搬送ロボット13は、ウエハ8の下面を吸着してウエハ8を保持する第1の搬送アーム15を備えており、第1の搬送アーム15を水平方向と上下方向とに移動させてウエハ8を搬送する。
プレアライナ14は、ウエハ8の外周部に形成された平坦な切欠き(図示せず)の位置を所定の位置に合わせるためのもので、ウエハ8を載せて回転する回転テーブル14aと、平坦な切欠きを検出するセンサ14bとを備えている。
(グラビアオフセット印刷部の説明)
グラビアオフセット印刷部3は、図2に示すように、ロード&アンロード部2との境界の近傍に設けられた第1のウエハ置台16と、第1のウエハ置台16が動作範囲の中に位置する第1のウエハ移載装置17と、第1のウエハ移載装置17の近傍に設けられてウエハ8を印刷位置に保持するワークテーブルスライダ18と、ブランケットロール19、スクレイパ20、版スライダ21、ディスペンサ22などを備えている。第1のウエハ置台16は、3本の吸着ピン16aを有している。これらの吸着ピン16aは、ウエハ8の下面を吸着してウエハ8を保持する機能と、昇降する機能とを有している。
第1のウエハ移載装置17は、ウエハ8の下面を吸着してウエハ8を保持する第2の搬送アーム17aと、この第2の搬送アーム17aを水平方向の2方向に移動させるXスライダ17bおよびYスライダ17cとを備えている。ここでいう水平方向の2方向とは、グラビアオフセット印刷部3とボール搭載部4とが並ぶ方向(図1においては左右方向)であるX方向と、水平方向においてX方向とは直交するY方向である。Xスライダ17bは、Yスライダ17cおよび第2の搬送アーム17aをX方向に移動させる。Yスライダ17cは、第2の搬送アーム17aをY方向に移動させる。
ワークテーブルスライダ18は、ウエハ8を吸着して保持する平坦な支持面18aと、3本の昇降式の吸着ピン18bとを有し、X方向とY方向に移動するように構成されている。ワークテーブルスライダ18の上方には、ワークテーブルスライダ18上のウエハ8を上方から撮像する複数のアライメントカメラ23が設置されている。ワークテーブルスライダ18は、アライメントカメラ23によって撮像されたウエハ8の画像に基づいて、ウエハ8が所定の印刷位置に配置されるようにX方向およびY方向に移動する。
ブランケットロール19は、外周部にゴム製のブランケット19aが巻き付けられたロールであり、X方向に延びる軸線C1を中心にして回転する機能と、Y方向に移動する機能と、予め定めた下降位置と上昇位置との間で昇降する機能とを有している。この実施の形態においては、ブランケットロール19が本発明でいう「回転式転写体」に相当する。ブランケットロール19の下降位置は、ワークテーブルスライダ18上のウエハ8と、後述する版スライダ21上のグラビアオフセット印刷用凹版24とにブランケットロール19が接触する位置である。上昇位置は、ブランケットロール19がウエハ8およびグラビアオフセット印刷用凹版24より上方に離間する位置である。この実施の形態によるブランケットロール19は、ワークテーブルスライダ18と後述する版スライダ21との間に配置されている。
スクレイパ20は、X方向に延びる帯状の板からなるブレード20aを備えている。ブレード20aは、X方向に延びる軸線C2を中心にして揺動可能である。このスクレイパ20は、このブレード20aを揺動させる機能を有し、ブランケットロール19と一体にY方向に移動するように構成されている。この実施の形態によるスクレイパ20は、ブレード20aの下端が後述するグラビアオフセット印刷用凹版24の上面に接触する状態でY方向の一方(図2においては上側)に移動し、ブレード20aの下端がグラビアオフセット印刷用凹版24から離間する状態でY方向の他方(図2においては下側)に移動する。
版スライダ21は、グラビアオフセット印刷用凹版24(以下、単に凹版24という)を所定の位置に位置決めして保持するものである。凹版24は、図5(A)に示すように、平板状に形成された平版で、その上面であってウエハ8の多数の電極8bと対応する位置にそれぞれ凹部25が設けられている。凹部25は、凹版24の印刷領域24a(図2参照)に形成されている。凹版24を形成する材料は、ガラス、合成樹脂、金属などである。
版スライダ21の上方には、フラックス11を凹版24に供給するディスペンサ22が配置されている。
(ボール搭載部の説明)
ボール搭載部4は、図2および図3に示すように、ロード&アンロード部2との境界の近傍に設けられた第2のウエハ置台31と、第2のウエハ置台31が動作範囲の中に位置する第2のウエハ移載装置32と、第2のウエハ移載装置32の近傍に設けられてウエハ8をボール搭載位置に保持するウエハステージ33と、ボール配列用マスク34、ボール振込部35およびブラシスキージ36などを備えている。第2のウエハ置台31は、第1のウエハ置台16と同一の構成のもので、3本の昇降式の吸着ピン31aを有している。
第2のウエハ移載装置32は、第1のウエハ移載装置17と同一の構成のもので、第3の搬送アーム32aと、Xスライダ32bおよびYスライダ32cとを備えている。第3の搬送アーム32aは、ウエハ8の下面を吸着してウエハ8を保持する。Xスライダ32bは、Yスライダ32cおよび第3の搬送アーム32aをX方向に移動させる。Yスライダ32cは、第3の搬送アーム32aをY方向に移動させる。
ウエハステージ33は、図3に示すように、平坦な上面33aを有しているとともに、この上面33aに開口する複数の空気孔41を有している。空気孔41は、ウエハステージ33の下部に設けられている吸引室42と、ウエハステージ33の上方の空間とを連通している。吸引室42には、図示していない空気吸引装置が接続されている。また、ウエハステージ33は、ボール未搭載のウエハ8を第3の搬送アーム32aから受け取ったり、ボール搭載済みのウエハ9を第3の搬送アーム32aに渡すために、複数の昇降式の吸着ピン(図示せず)を備えている。
ボール配列用マスク34は、図3に示すように、ウエハステージ33を上方から覆う形状に形成されてウエハステージ33の上方に配置されており、上下方向に移動可能に構成されている。ボール配列用マスク34は、図4に示すように、ボール12が振り込まれる複数の貫通孔43を有している。貫通孔43は、ウエハ8の多数の電極8bと対応する位置にそれぞれ設けられている。
貫通孔43の孔径は、ボール12を1個だけ挿入可能な孔径である。ボール配列用マスク34の厚みは、貫通孔43に振り込まれたボール12の上端がボール配列用マスク34の上面の近傍に位置するような厚みである。なお、ボール配列用マスク34の近傍には、図示してはいないが、ボール配列用マスク34の上の余剰のボール12を吸引して取り除くボール吸引装置を設けることができる。
ボール振込部35は、筒状に形成され、図示していないボール供給装置に接続されている。ボール12は、ボール供給装置からボール振込部35の中に上方から供給される。ボール12は、半田ボールなどの導電性を有する導電性ボールである。また、ボール振込部35は、上下方向に延びる軸線C3を中心にして回転する機能と、X方向、Y方向および上下方向に移動する機能を有している。ボール振込部35の下端にはブラシスキージ36が設けられている。ブラシスキージ36は、下方に向かうにしたがって次第に外径が大きくなる円筒状のブラシである。
(ボール搭載方法の説明)
次に、本発明に係るボール搭載方法を上述したボール搭載装置1の動作の説明と併せて図6に示すフローチャートを使用して説明する。
本発明に係るボール搭載方法を実施するためは、先ず、ウエハ8をグラビアオフセット印刷部3に搬入する(ステップS1)。この工程においては、先ず、ウエハ8を搬送ロボット13によって第1のワーク収納容器6Aから引出してプレアライナ14に移載する。プレアライナ14によってウエハ8の周方向の位置が修正された後、このウエハ8を搬送ロボット13によってプレアライナ14から第1のウエハ置台16に移載する。この移載は、3本の吸着ピン16aでウエハ8を保持した状態で搬送ロボット13の第1の搬送アーム15をウエハ8に対して後退させて行う。
次に、ウエハ8を第1のウエハ置台16から第1のウエハ移載装置17の第2の搬送アーム17aに移載し、さらに、第2の搬送アーム17aをワークテーブルスライダ18の上方に移動させてウエハ8をワークテーブルスライダ18に移載する。ウエハ8を第1のウエハ置台16から第2の搬送アーム17aに移すときは、ウエハ8の下に第2の搬送アーム17aを挿入し、この状態で3本の吸着ピン16aを吸着が解除された状態で下降させる。ウエハ8を第2の搬送アーム17aからワークテーブルスライダ18に移すときは、ワークテーブルスライダ18の3本の吸着ピン18bを上昇させてウエハ8を第2の搬送アーム17aから押し上げ、この状態で第2の搬送アーム17aをウエハ8から後退させる。そして、ウエハ8を吸着ピン18bに吸着させた状態でウエハ8がワークテーブルスライダ18の上面に載置されるように吸着ピン18bを下げる。
このようにウエハ8がグラビアオフセット印刷部3に搬入された後、凹版24にフラックス11を供給する(ステップS2)。この工程においては、先ず、ディスペンサ22によってフラックス11を所定量だけ凹版24に滴下する。そして、図5(A)に示すように、スクレイパ20のブレード20aを下端が凹版24に接触するように傾斜させ、スクレイパ20と、上昇位置にあるブランケットロール19とをY方向の一方 (Y方向においてワークテーブルスライダ18から離間する方向)に移動させる。このとき、ブレード20aは、移動方向の下流側が下に位置するように傾斜させる。ブレード20aが凹版24上をY方向に横切ることにより、凹部25にフラックス11が充填される。
スクレイパ20がY方向の一方の端部まで移動した後、ブレード20aを揺動させてその下端を凹版24から離間させるとともに、ブランケットロール19を下降位置に位置付けて凹版24に押し付けながら、これらをY方向の他方(ワークテーブルスライダ18に向かう方向)に移動させる。ブランケットロール19は、凹版24と接触しながらY方向に移動することにより回転し、図5(B)に示すように、この回転に伴って凹部25内のフラックス11がブランケットロール19に転移する(ステップS3)。
ブランケットロール19が凹版24上をY方向の他端まで転動することにより、全ての凹部25からフラックス11がブランケットロール19のブランケット19aに転移する。そして、ブランケットロール19は、継続してY方向に移動し、図5(C)に示すようにウエハ8の上で転がるようになる。ブランケットロール19がウエハ8に押し付けられた状態でウエハ8上で回転しながらY方向の他方に向けて移動することにより、ブランケットロール19上のフラックス11がブランケット19aからウエハ8の電極8bに転写される(ステップS4)。この実施の形態においては、ステップS1~ステップS4に示す工程が本発明のボール搭載方法の「フラックス印刷工程」に相当する。
このようにグラビアオフセット印刷部3でウエハ8にフラックス11を印刷した後、ウエハ8をボール搭載部4に搬送する(ステップS5)。この工程においては、先ず、ワークテーブルスライダ18上のウエハ8を第1のウエハ移載装置17によって第1のウエハ置台16に移載し、このウエハ8を搬送ロボット13によって第1のウエハ置台16からプレアライナ14に移載する。プレアライナ14においては、フラックス印刷後のウエハ8を回転させ、ウエハ8の周方向の位置を修正する。その後、このウエハ8をプレアライナ14から搬送ロボット13によってボール搭載部4に搬送する(ステップS5)。
この搬送は、搬送ロボット13によってウエハ8をプレアライナ14から第2のウエハ置台31に移載し、さらに、このウエハ8を第2のウエハ移載装置32によってボール配列用マスク34の下方に進入させてウエハステージ33に移載して行う。このとき、ウエハステージ33の吸引室42内を負圧にして空気孔41から空気が吸引される状態としておくことにより、ウエハ8がウエハステージ33の上面33aに吸着される。このようにウエハ8がウエハステージ33に載せられた後、ボール配列用マスク34をウエハ8の上面に下降させ、装着する(ステップS6)。
次に、ボール振込部35をボール配列用マスク34の上に移動させ、ボール12をボール振込部35内に供給する。そして、ボール振込部35を回転させ、ブラシスキージ36がボール12を掃く状態でボール振込部35をボール配列用マスク34に沿ってX方向とY方向とに移動させる。このようにボール振込部35が動作することにより、図4に示すように、ボール配列用マスク34の貫通孔43にボール12が振り込まれる(ステップS7)。ボール12は、貫通孔43に振り込まれた後に上方から他のボール12で押されるようになり、電極8bの上に印刷されているフラックス11に僅かに押し込まれた状態でフラックス11に付着する。全ての貫通孔43にボール12が振り込まれた後、ボール振込部35をボール配列用マスク34の外に移動させ、ボール配列用マスク34の上に残存した余剰のボール12を例えば吸引装置によって取り除く。そして、ボール配列用マスク34をウエハ8から上方に引き上げる(ステップS8)。
その後、ウエハステージ33上のボール搭載済みとなったウエハ9を第2のウエハ移載装置32の第3の搬送アーム32aに載せ替え、第2のウエハ移載装置32によって第2のウエハ置台31に移載する。そして、このウエハ8を搬送ロボット13によってボール搭載部4から搬出し(ステップS9)、第2のワーク収納容器6Bに収納することにより、1枚のウエハ8についてボール12の搭載が完了する。第2のワーク収納容器6B内のウエハ9は、ボール12が搭載されている領域にハッチングを施してある。
この実施の形態においては、ステップS5~ステップS8が本発明に係るボール搭載方法の「ボール搭載工程」に相当する。
この実施の形態によるボール搭載方法およびボール搭載装置1によってウエハ8の電極8bにフラックス11を印刷したところ、図7に示すように、フラックス11のドット径Dを60μm以下にすることができ、ドット間ピッチLを100μm以下にすることができた。
この実施の形態によるボール搭載方法およびボール搭載装置1によれば、フラックス11がウエハ8の電極8bにグラビアオフセット印刷法によって高い精度で印刷される。したがって、高精細なボールの搭載が可能なボール搭載方法およびボール搭載装置を提供することができる。
この実施の形態によるグラビアオフセット用凹版24は平版である。このため、フラックス11が凹版24からブランケットロール19に歪むことなく高い精度で移行する。したがって、この実施の形態によれば、印刷の精度がより一層高くなるようにフラックス11をウエハ8に印刷することができる。この実施の形態によれば、ウエハ8の電極の外径φが30μm、ピッチ50μm、トータルピッチ295mm(φ12インチウエハの有効エリアにおいて)のワークに対して、ドット径φ20μm、印刷位置精度±5μmのフラックス11を印刷できる。すなわち、この実施の形態によれば、従来のスクリーン印刷の最大精度となるドット径60μm以下、ピッチ100μm以下の印刷を実現することができる。
上述した実施の形態によるグラビアオフセット印刷部3は、平版からなるグラビアオフセット印刷用凹版24を使用してグラビアオフセット印刷を行うものである。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはない。すなわち、グラビアオフセット印刷部3は、平版ではない凹版を使用した他のグラビアオフセット印刷方式でもよい。このような場合であっても、平版ではない凹版の印刷パターン部に転写体(ブランケットロール19)を接触、回転させつつ転写体表面にインキ材(フラックス11)を転移させる工程と、この転写体を被印刷物(例えばウエハ8)に圧着させ、印刷パターンを被印刷物に転写する工程と、この被印刷物にボール12を搭載する工程とによって本発明のボール搭載方法を実施することができる。
1…ボール搭載装置、3…グラビアオフセット印刷部、4…ボール搭載部、8…ウエハ(基板)、8b…電極、11…フラックス、12…ボール、19…ブランケットロール(回転式転写体)、24…グラビアオフセット用凹版、S1~S4…フラックス印刷工程、S5~S8…ボール搭載工程。

Claims (8)

  1. 基板の所定の電極の上に導電性のボールを搭載するボール搭載方法であって、
    グラビアオフセット印刷部が前記電極の上にグラビアオフセット印刷法によってフラックスを前記ボールの外径に相当する幅で印刷するフラックス印刷工程と、
    ボール搭載部が前記ボールを前記フラックスの上に搭載するボール搭載工程とを有し、
    前記フラックス印刷工程は、
    ワークテーブルスライダが前記基板を印刷位置に保持する工程と、
    版スライダがグラビアオフセット印刷用凹版を所定の位置に位置決めして保持する工程と、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版に前記フラックスを供給する工程と、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版に接触したブレードおよび前記グラビアオフセット印刷用凹版から上方に離間した回転式転写体を、前記ワークテーブルスライダから離間する方向に移動させ、前記グラビアオフセット印刷用凹版に供給された前記フラックスを前記グラビアオフセット印刷用凹版の凹部に充填する工程と、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版から離間した前記ブレードおよび前記グラビアオフセット印刷用凹版に押し付けられた前記回転式転写体を、前記ワークテーブルスライダに向かう方向に移動させ、前記凹部の中のフラックスを前記回転式転写体に転移させる工程と、
    前記フラックスが転移した前記回転式転写体を前記基板に押し付けて移動させ、前記電極における前記ボールを一つだけ載せることが可能な範囲に、前記フラックスを前記回転式転写体から転写する工程とを有することを特徴とするボール搭載方法。
  2. 請求項1に記載のボール搭載方法において、
    前記ワークテーブルスライダおよび前記版スライダは、前記グラビアオフセット印刷部および前記ボール搭載部が並ぶ方向と直交する方向に並んでいることを特徴とするボール搭載方法
  3. 請求項1または請求項2に記載のボール搭載方法において、
    前記フラックス印刷工程は、トータルピッチ295mmに対して、一括でドット径φ20μmの前記フラックスを印刷する工程を有し、
    前記ボール搭載工程は、ドット径φ20μmの前記フラックスの上に前記ボールを一括で搭載する工程を有することを特徴とするボール搭載方法
  4. 基板の所定の電極の上に導電性のボールを搭載するボール搭載装置であって、
    グラビアオフセット印刷用凹版からフラックスが転移される回転式転写体を用いて前記電極にフラックスを印刷するグラビアオフセット印刷部と、
    前記ボールを前記フラックスの上に搭載するボール搭載部とを有し、
    前記グラビアオフセット印刷部は、
    前記基板を印刷位置に保持するワークテーブルスライダと、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版を所定の位置に位置決めして保持する版スライダと、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版に接離可能に構成され、前記回転式転写体と一体に移動するブレードとを備え、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版に接触したブレードおよび前記グラビアオフセット印刷用凹版から上方に離間した回転式転写体が前記ワークテーブルスライダから離間する方向に移動することにより、前記グラビアオフセット印刷用凹版に供給された前記フラックスが前記グラビアオフセット印刷用凹版の凹部に充填され、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版から離間した前記ブレードおよび前記グラビアオフセット印刷用凹版に押し付けられた前記回転式転写体が前記ワークテーブルスライダに向かう方向に移動することにより、前記凹部の中のフラックスが前記回転式転写体に転移され、
    前記回転式転写体が前記基板に押しつけられた状態で移動して回転することにより、前記電極における前記ボールを一つだけ載せることが可能な範囲に、前記回転式転写体から前記フラックスが転写されることを特徴とするボール搭載装置。
  5. 請求項4に記載のボール搭載装置において、
    前記ワークテーブルスライダおよび前記版スライダは、前記グラビアオフセット印刷部および前記ボール搭載部が並ぶ方向とは直交する方向に並んでいることを特徴とするボール搭載装置
  6. 請求項4または請求項5に記載のボール搭載装置において、
    前記グラビアオフセット印刷用凹版は平版であることを特徴とするボール搭載装置。
  7. 請求項4または請求項5に記載のボール搭載装置において、
    前記電極に印刷された前記フラックスのドット径が60μm以下、ピッチが100μm以下であることを特徴とするボール搭載装置。
  8. 請求項4または請求項5に記載のボール搭載装置において、
    前記グラビアオフセット印刷部は、トータルピッチ295mmに対して、一括でドット径φ20μmの前記フラックスを印刷し、
    前記ボール搭載部は、ドット径φ20μmの前記フラックスの上に前記ボールを一括で搭載することを特徴とするボール搭載装置
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