JP3669643B2 - 口紅抑え紙 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は口紅抑え紙に係り、さらに詳しくは、口紅本来の色合いを損なわず、しかも口紅にマット感を付与し得るとともに、口紅のもちを向上させて二次付着を防止することのできる口紅抑え紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙状体に粉体成分を設けてなるいわゆる紙状化粧料は、携帯に便利でしかも手軽に使用できるため、例えば旅行先や外出時の化粧直し等に重宝なものとして用いられている。これら紙状化粧料としては、例えば、顔面に浮出した脂分を吸い取り化粧効果をより高める紙白粉や紙頬紅等が従来より用いられている。
【0003】
一方、口紅を使用する際、口紅が食器等の他物へ付着する(二次付着)のを防止するために、口紅を唇に塗った後、粉体を口紅上に転着させて口紅のもちをよくする方法が一般に知られている。
【0004】
したがって、粉体成分を設けた紙状化粧料を用いて、これを口紅に軽く押し当てて粉体を有効に転着せしめることができれば、場所や時を選ばずに、手軽に口紅抑えにより口紅のもちをよくし、二次付着の防止を図ることができると考えられる。
【0005】
しかるに、紙白粉など従来からの紙状化粧料のものでは粉体の紙状体への付着力が強く、これらを用いて口紅抑えを行おうとすると、口紅のもちをよくし二次付着を有効に防止し得るに十分でしかも適度な程度に粉体を口紅へ転着させることができず、また口紅にマットな感じを付与せしめることができない。また、紙白粉や紙頬紅等に用いられている粉体では隠蔽力が強過ぎ、これらの粉体を口紅に転着させた場合、口紅本来の色あいを発揮せしめることができないという問題点もある。
【0006】
なお、口紅抑え用シートが、例えば実開平5−9414号公報等に提案されている。しかしながら同公報で具体的に開示されているものは、油性成分により紙上へ粉末をスプレー添着したもので、かかる口紅抑え用シートは紙から粉が離脱しやすく、使用時、必要以上に粉が唇へ転着してしまい口紅本来の色合いを損なうという問題や、また、携帯時などにおいて振動等の外的力により紙から粉が落ちてしまいやすいという不具合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、口紅本来の色合いを損なわず、しかも口紅にマット感を付与し得るとともに、口紅のもちを向上させて二次付着を防止することのできる口紅抑え紙を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、紙状体への粉体の付着力を所定の値の範囲とするとともに、粉体の隠蔽力を所定の値以下とすることにより、口紅のもちを向上させて二次付着を防止し得るに十分な程度に粉体を口紅へ転着せしめることができるとともに、口紅本来の色合いを発揮し得るに十分な程度の透明度も得ることができ、これにより上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明によれば、紙状体の少なくとも一方の面上に粉体成分を設けてなる口紅抑え紙であって、
上記粉体成分が少なくとも粉体と結合剤を含むものであって、該粉体成分中に、前記粉体としてタルク、セリサイト、雲母、白雲母、合成雲母、シリカ、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、およびスチレンとアクリルン酸の共重合体樹脂の中から選ばれる1種または2種以上を85〜99.8重量%含有し、前記結合剤としてセルロース誘導体、水溶性高分子、水分散性高分子、水膨潤性物質の中から選ばれる1種または2種以上を0.2〜1.5重量%含有し、
前記口紅抑え紙を粉体面を下面にして黒色ラシャ紙上に載置し、荷重80g/cm2にて押圧、摩擦して上記粉体を黒色ラシャ紙上に転着させた場合の、該転着後黒色ラシャ紙のY値(CIE1931標準表色系)が実質的に6.0〜20.0であり;かつ上記粉体10gとスクワラン10gとの混合物スラリーをクリプトメーターにて測定(JIS K 5101−1978に準ずる)した下記の数1
【数1】
(式中、d:粉体比重、V:スクワラン容積(ml)、h:ガラス板枕厚さ(cm)、X:計測値(cm)を示す)
で表される隠蔽力測定値が25.0(cm2/g)以下であることを特徴とする口紅抑え紙が提供される。
【0010】
【数2】
(式中、d:粉体比重、V:スクワラン容積(ml)、h:ガラス板枕厚さ(cm)、X:計測値(cm)を示す)
で表される隠蔽力測定値が25.0(cm2 /g)以下であることを特徴とする口紅抑え紙が提供される。
【0011】
以下、本発明について詳述する。
【0012】
本発明の口紅抑え紙は、使用時、口紅上への粉体の転着が二次付着を防止し得る程度に適度になされ、かつ隠蔽力が弱いという特性を併せもつ。
【0013】
まず、粉体の適度な転着力に関し、本願発明では、該口紅抑え紙を粉体面を下面にして黒色ラシャ紙上に載置し、荷重80g/cm2 にて押圧、摩擦して上記粉体を黒色ラシャ紙上に転着させた場合の、該転着後ラシャ紙のY値(CIE1931標準表色系)が実質的に6.0〜20.0であることが必要である。具体的には、口紅抑え紙を黒色ラシャ紙上に載せ(0地点)、これを荷重80g/cm2 にて押圧し、この荷重のまま該0地点から速度5cm/secにて口紅抑え紙を黒色ラシャ紙上に一方向に動かした場合の、該0地点から1cm離れた地点における粉体転着後黒色ラシャ紙のY値(=Y(0))を測定する。ここで「Y値」とは、CIE1931標準表色系による表色方法における明度(Y値)を表す。CIE1931標準表色系(XYZ表色系ともいう)は、国際照明委員会(CIE)で認められている表色法で、これは色を直交するX、Y、Zの3軸の刺激値で表す方式で、Y軸が色の明度を示し、Y軸に垂直な面上のX、Z軸が色相や彩度を表現するものである。本発明ではこのY値が実質的に6.0〜20.0であるが、ここで「実質的に」とは、黒色ラシャ紙自身がもつY値(=Y(ブランク))を差し引いた、黒色ラシャ紙上に転着された粉体自体のもつY値を指すことを意味する(すなわちY(0)−Y(ブランク))。この転着後Y値が6.0未満では実際に唇に使用した場合に粉体の付着量が十分でなく、二次付着防止効果が得られず、一方、20.0を超えると粉体の転着が多過ぎ口紅本来の色合いが損なわれ、また、携帯に伴う摩擦により粉体が紙状体より脱落し収容容器を汚す等の問題が生じる。
【0014】
黒色ラシャ紙は、黒色のもので、ラシャ紙として市販されているものであれば、特に制限されることなく任意に用いることができる。
【0015】
なお、上記転着後黒色ラシャ紙のY値は、粉体の転着の程度を示すとともに、粉体自体の隠蔽力の強さを示もまた示す。すなわち、粉体の転着力が強ければY値がそれだけ高くなるのはもちろんであるが、隠蔽力の高い粉体を使用すれば同じ転着力のものでもそれだけY値が高くなることになる。そのため本発明では、さらに粉体自体の隠蔽力が弱いことを必須条件として、透明度の確保を図ろうとするものである。
【0016】
すなわち、粉体の隠蔽力のなさ(透明性)について、本願発明では、上記粉体10gとスクワラン10gとの混合物スラリーをクリプトメーターにて測定(JIS K 5101−1978に準ずる)した上記数2で表される隠蔽力測定値が25.0(cm2 /g)以下であることが必要である。なお、本願発明の測定においては、「JIS K 5101−1978」で用いられるアマニ油(屈折率no =1.48)に代えてスクワラン(屈折率n=1.45〜1.46)を用いた。この隠蔽力測定値が25.0超では、口紅の色が白っぽく見え、口紅本来の色合いが損なわれてしまう。
【0017】
本発明においては、粉体は上記条件をともに満足するものであれば、特に制限されることなく、通常の紙状化粧料に用いられ得るものなら任意に使用し得る。例えば、体質顔料、着色顔料等が挙げられ、その具体例としては、タルク、カオリン、雲母、セリサイト、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、魚鱗泊等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色210号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、および青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号および青色1号等のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−カロリン等の天然色素等の粉末が例示される。これらは1種を用いてもよいし2種以上を用いてもよい。ただし、一般の化粧品に適用できる粉体であればよく、上記の成分に限定されるものではない。ただし本発明では、粉体としてタルク、セリサイト、雲母、白雲母、合成雲母、シリカ、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、およびスチレンとアクリルン酸の共重合体樹脂の中から選ばれる1種または2種以上が必須成分として用いられる。
【0018】
本発明の口紅抑え紙の製造方法は特に限定されないが、例えば、上記粉体を結合剤とともに水および/または含水アルコールに分散してスラリー状の塗工用組成物とし、これを専用の紙状体上に塗工後、乾燥して得られる。含水アルコールを用いる場合、炭素数3以下の脂肪族アルコールで含水率1%以上のものが好ましい。
【0019】
ここで粉体は、塗工用組成物全量に対し、85〜99.8%重量%程度配合される。より好ましくは90〜99.5重量%配合されるが、粉体の大きさ、材質等に応じて上記範囲内で適宜好ましい配合量を選択し得る。また、粉体の粒径は3〜40μm、より好ましくは5〜20μm程度のものが好適に用いられるが、仕上がりのマット感、粉のすべり感等に応じて上記範囲内で適宜好ましい粒径のものを選択し得る。一般に本発明で用いられる粉体の粒径の大きさは、従来の紙白粉、紙頬紅等で用いられている粉体の粒径に比べて大きい。
【0020】
結合剤としては、特に制限されることはないが、例えばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ハイドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、酢酸ビニルエマルジョン、アクリル系エマルジョン等の水分散性高分子、マグネシウムアルミニウムシリケート、ナトリウムマグネシウムシリケート等の水膨潤性物質の中から選ばれる。これらは1種を用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。ただし一般の化粧品に適用できる水溶性高分子、水分散性高分子および水膨潤性物質であればよく、上記の成分により限定されるものではない。
【0021】
この結合剤は、塗工用組成物全量に対し、0.2〜1.5重量%程度配合され、より好ましくは0.5〜1.2重量%配合されるが、塗工する量、粉体の種類等に応じて上記範囲内で適宜好ましい配合量を選択し得る。
【0022】
本発明においては、紙状体に塗工する組成物には、上記成分に加えて、油性成分、界面活性剤、分散剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、保湿剤、香料、薬効成分、増粘剤、金属イオン封鎖剤等を本発明の効果を損なわない質的および量的範囲で配合することができる。
【0023】
油性成分としては、一般に化粧品に配合されるものならいずれも用いることができ、例えばアボガド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、小麦胚芽油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、大豆油、茶実油、コメヌカ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、流動パラフィン、リンゴ酸ジイソステアリル、イソステアリルアルコール、イソプロピルミリステート、2−オクチルドデシルオレエート、ジメチルポリシロキサン、フッ素変性油等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0024】
界面活性剤は、粉体を水に分散してスラリー状に塗布する場合は分散剤として重要である。用いられ得る界面活性剤としては、一般に化粧品に配合されるものならいずれも用いることができ、例えばアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、親油性非イオン界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤等が挙げられる。これら界面活性剤は、粉体を水に分散させることを主目的で用いる場合には、HLB=4〜18が望ましい。
【0025】
アニオン界面活性剤としては、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等が例示される。
【0026】
カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が例示される。
【0027】
両性界面活性剤としては、例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシエチルオキシ−2ナトリム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等が例示される。
【0028】
親油性非イオン界面活性剤としては、モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノステアリン酸ジグリセン等の(ポリ)グリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体類、グリセリンアルキルエーテル類等が例示される。
【0029】
親水性非イオン界面活性剤としては、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノラウレート、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPセチルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトラPOE・テトラPOEエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、ラウリン酸モノエタノールアミド等のアルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEニノルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオリイルリン酸等が挙げられる。
【0030】
またこのほかに、通常の分散剤として、EDTA−3Na−2H2 O、ヘキサメタリン酸ソーダ等が用いられ得るが、これらに限定されるものでない。
【0031】
紙状体としては、一般に紙状化粧料に用いられている紙状体であれば特に制限されることなく任意に使用することができ、具体的には、植物繊維からなる紙類、植物繊維中に透明合成樹脂繊維体(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、など)を配合した紙類等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0032】
【実施例】
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。なお、配合量はすべて重量%である。
【0033】
実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0034】
[転着性試験]
縦6cm×横50cmの黒色のラシャ紙(日清紡(株)製)を平面上に置き、この上に下記の実施例1〜6、比較例1〜5に示す処方からなる試料を縦5cm×横10cmに切断し、これを粉体面が下を向くように置いた。この口紅抑え紙上に、縦5cm×横4.5cmの化粧品用スポンジを置き、さらにこのスポンジ上に4ポンド(=1812g)の鉄製の重りを置き、口紅抑え紙を5cm/秒の速度で黒色ラシャ紙が動かないようにして横方向に引っ張った。次いで重りをはずして、スポンジの端から1cmの地点(0地点)における、粉体が転着された黒色ラシャ紙のY値(Y(0))をカラーアナライザー(ミノルタ(株)製、CM−1000)にて測定した。
【0035】
なお、上記黒色ラシャ紙自身のY値(Y(ブランク))を測定したところ、5.38であった。
【0036】
[隠蔽力評価試験]
下記の実施例1〜6、比較例1〜5に示す処方からなる塗工用組成物10gとスクワラン10gとを混合させてスラリーとしたものをフンド式クリプトメーターにて、JIS K 5101−1978に準じて測定し、上記数2で表される隠蔽力測定値を算出した。
【0037】
実施例1
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 0.3
分散剤 適 量
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン( 20 E.O.) 4.8
体質顔料
タルク(平均粒径13μm) 69.2
タルク(平均粒径5μm) 24.9
着色顔料
赤色226号 0.01
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=70:30、坪量20g/m2 )上に設けたものを試料として用いた(塗工量12.0g/m2 )。
【0038】
実施例2
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 0.5
分散剤 適 量
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン( 20 E.O.) 4.8
体質顔料
タルク(平均粒径13μm) 69.2
タルク(平均粒径5μm) 24.9
着色顔料
赤色226号 0.01
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=70:30、坪量20g/m2 )上に設けたものを試料として用いた(塗工量12.0g/m2 )。
【0039】
実施例3
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 0.9
分散剤 適 量
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン( 20 E.O.) 4.8
体質顔料
タルク(平均粒径13μm) 68.8
タルク(平均粒径5μm) 24.9
着色顔料
赤色226号 0.01
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=70:30、坪量20g/m2 )上に設けたものを試料として用いた(塗工量12.0g/m2 )。
【0040】
実施例4
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 1.2
分散剤 適 量
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン( 20 E.O.) 4.8
体質顔料
タルク(平均粒径13μm) 68.5
タルク(平均粒径5μm) 24.9
着色顔料
赤色226号 0.01
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=70:30、坪量20g/m2 )上に設けたものを試料として用いた(塗工量12.0g/m2 )。
【0041】
実施例5
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 1.5
分散剤 適 量
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン( 20 E.O.) 4.8
体質顔料
タルク(平均粒径13μm) 68.2
タルク(平均粒径5μm) 24.9
着色顔料
赤色226号 0.01
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=70:30、坪量20g/m2 )上に設けたものを試料として用いた(塗工量12.0g/m2 )。
【0042】
比較例1
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 1.5
分散剤 適 量
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 6.3
防腐剤 適 量
体質顔料
微粒子二酸化チタン(平均粒径0.02〜0.03μm) 7.6
二酸化チタン(平均粒径0.3μm) 19.2
カオリン(平均粒径2〜3μm) 62.5
着色顔料
黄酸化鉄 0.9
赤酸化鉄 0.5
群青 0.06
香料 適 量
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を、実施例1で用いたのと同じ紙状体上に設けたものを比較試料として用いた(塗工量7.0g/m2)。
【0043】
実施例6
(処 方) (重量%)
ポリビニルアルコール 0.6
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 5.0
球状シリカ 10.0
球状ナイロン 10.0
セリサイト 74.4
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を水200部に分散し、紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=80:20、坪量23g/m2 )上乾燥後8.0g/m2 の塗工量になるように塗布した後、乾燥し、口紅抑え紙(試料)を得た。
【0044】
比較例2
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 1.5
分散剤 適 量
トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20 E.O.) 6.5
防腐剤 適 量
紫外線防止剤 0.5
体質顔料
微粒子二酸化チタン(平均粒径0.02〜0.03μm) 7.0
二酸化チタン(平均粒径0.3μm) 20.0
カオリン(平均粒径2〜3μm) 63.0
着色顔料
黄酸化鉄 0.9
赤酸化鉄 0.5
群青 0.1
香料 適 量
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を、実施例1で用いたのと同じ紙状体上に設けたものを比較試料として用いた(塗工量12.0g/m2 )。
【0045】
比較例3
(処 方) (重量%)
カルボキシメチルセルロース 2.0
分散剤 適 量
トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20 E.O.) 6.5
防腐剤 適 量
体質顔料
二酸化チタン(平均粒径0.3μm) 25.0
カオリン(平均粒径2〜3μm) 64.0
着色顔料
黄酸化鉄 1.7
赤酸化鉄 0.7
群青 0.1
香料 適 量
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を、実施例1で用いたのと同じ紙状体上に設けたものを比較試料として用いた(塗工量8.0g/m2 )。
【0046】
比較例4
(処 方) (重量%)
タルク 35.0
マイカ 50.0
カオリン 10.0
着色色素 適 量
ワセリン 2.0
流動パラフィン 3.0
上記各成分をヘンシルミキサーで混合後、フロン11との比が2:8の重量比になるようにスプレー管に充填した。これを、実施例1で用いたのと同じ紙状体に粉末が50g/m2 となるように噴霧、乾燥し、比較試料として用いた。なおこれは、実公平5−9414号公報に記載の実施例のものと同一処方によるものである。
【0047】
比較例5
(処 方) (重量%)
ハイドロキシエチルセルロース 1.2
タルク(平均粒径13μm) 92.8
二酸化チタン(平均粒径0.3μm) 4.0
分散剤 適 量
ポリオキシエチレン(80モル)硬化ヒマシ油 2.0
香料 適 量
上記組成(乾燥後重量)からなる粉体を水200部に分散し、紙状体(マニラ麻:SWP(合成パルプ)=80:20、坪量23g/m2 )上乾燥後14.0g/m2 の塗工量になるように塗布した後、乾燥し、口紅抑え紙(比較試料)を得た。
【0048】
上記各試料、比較試料を用いて、上述の試験方法によって、転着性試験、隠蔽力評価試験を行った。結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
また、これら各試料を用いて、専門パネル20名による5段階評価を行い、各パネルの平均値に基づき評価した。
[粉体の付き、マット感、口紅の色変化]
唇に口紅を塗布した後、各試料、比較試料を唇に軽く押えて使用し、使用後の状態を各パネル自身が鏡で観察した状態を下記の基準に従って5段階評価した。
(粉体の付きの評価)
1… 口紅への粉体の付きが少ない
2… 口紅への粉体の付きがやや少ない
3… 口紅への粉体の付きが適度である
4… 口紅への粉体の付きがやや多い
5… 口紅への粉体の付きが多い
(マット感の評価)
1… マット感がまったく出なかった
2… マット感がほとんど出なかった
3… マット感がやや出た
4… マット感が出た
5… マット感が非常に出た
(口紅の色の変化)
1… 非常に色変化が生じた
2… 色変化を生じた
3… わずかに色変化を生じた
4… ほとんど色変化を生じなかった
5… まったく色変化を生じなかった
[二次付着]
上記評価後に、白色コーヒーカップに唇を押し当てて、カップへの口紅の転写度合いにより、二次付着の評価を行った。
(二次付着の評価)
1… たくさん転写した
2… 転写した
3… わずかに転写した
4… ほとんど転写しなかった
5… まったく転写しなかった
上記の粉体の付き、マット感、口紅の色変化、二次付着の各評価点を以下のように点数化した。
〈マット感、口紅の色変化、二次付着〉
◎… 4.5以上5.0以下
○… 3.5以上4.5未満
○△… 2.5以上3.5未満
△… 1.5以上2.5未満
×… 1.0以上1.5未満
〈粉体の付き〉
◎… 2.7以上3.3未満
○… 2.2以上2.7未満、3.3以上3.8未満
△… 1.5以上2.2未満、3.3以上4.5未満
×… 1.0以上1.5未満、4.5以上5.0以下
結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
表1、表2の結果から明らかなように、本発明の口紅抑え紙は、使用時に口紅上への粉体の転着が適度に行われ、二次付着の防止、口紅の色変化、マット感のいずれにおいても優れた効果が得られるということがわかる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、口紅本来の色合いを損なわず、しかも口紅にマット感を付与し得るとともに、口紅のもちを向上させて二次付着を防止することのできる口紅抑え紙が提供されるという効果を奏する。
Claims (3)
- 紙状体の少なくとも一方の面上に粉体成分を設けてなる口紅抑え紙であって、
上記粉体成分が少なくとも粉体と結合剤を含むものであって、該粉体成分中に、前記粉体としてタルク、セリサイト、雲母、白雲母、合成雲母、シリカ、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、およびスチレンとアクリルン酸の共重合体樹脂の中から選ばれる1種または2種以上を85〜99.8重量%含有し、前記結合剤としてセルロース誘導体、水溶性高分子、水分散性高分子、水膨潤性物質の中から選ばれる1種または2種以上を0.2〜1.5重量%含有し、
前記口紅抑え紙を粉体面を下面にして黒色ラシャ紙上に載置し、荷重80g/cm2にて押圧、摩擦して上記粉体を黒色ラシャ紙上に転着させた場合の、該転着後黒色ラシャ紙のY値(CIE1931標準表色系)が実質的に6.0〜20.0であり;かつ上記粉体10gとスクワラン10gとの混合物スラリーをクリプトメーターにて測定(JIS K 5101−1978に準ずる)した下記の数1
で表される隠蔽力測定値が25.0(cm2/g)以下であることを特徴とする口紅抑え紙。 - 粉体成分中に、二酸化チタンおよび微粒子二酸化チタンを実質的に含まない、請求項1記載の口紅抑え紙。
- 上記粉体の粒径が3〜40μmである、請求項1または2記載の口紅抑え紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02613295A JP3669643B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 口紅抑え紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08196341A JPH08196341A (ja) | 1996-08-06 |
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JP02613295A Expired - Lifetime JP3669643B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 口紅抑え紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3669643B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP02613295A patent/JP3669643B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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