JP2005350406A - 表面処理粉末、その製造方法および粉末化粧料 - Google Patents

表面処理粉末、その製造方法および粉末化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】 容易に製造でき、かつ良好な抗菌性と優れた使用感触を有する表面処理粉末およびその表面処理粉末を配合した粉末化粧料を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末とする。
【化1】
Figure 2005350406

(式中、R1、R2、R3のうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。また、R、R、Rのうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。)
【選択図】 なし

Description

本発明は処理粉末およびそれを含有する粉末化粧料に関し、より詳細には、特定の構造を有する両性界面活性剤を用いて粉末表面を処理した表面処理粉末と、それを含有する粉末化粧料に関するものである。
化粧料は、その配合成分中に微生物に対して汚染や変質を受けやすい原料を含むことが多く、さらには消費者により長期間繰り返し使用されることが多い。そのため化粧料についてその防腐性を確保するために、デヒドロ酢酸や、安息香酸あるいはそれらの塩やパラベン類を配合することが汎用されてきており、これらのことは粉末化粧料についても決して例外ではない。しかしその反面、これらの化合物は含有量を増やしたり、効果の強いものを用いたりすると皮膚刺激が懸念されるなど安全性に問題があった。また、経時で結晶が析出したり、配合成分との相互作用から十分な効果があがらないといった問題も挙げられる。
これら有機防腐剤以外にもセラミックスに銀、銅、亜鉛といった抗菌性金属イオンを担持させて抗菌性セラミックスとし、前述の有機防腐剤と代替する技術は既に知られている(例えば特許文献1)。
しかし、これら抗菌性セラミックスは有機防腐剤と比較して、化粧料中の同配合量では効果がやや劣る傾向にあり、また十分な効果を得るために含有量を多くすると、塗布時ののびやなめらかさといった使用感触が著しく悪化したり、経時でのくすみ、テカリといった仕上がり持続効果が劣るようになるといった等の使用性を損なう傾向にあった。
また、粉末表面に抗菌特性をもつ第4級アンモニウム塩を処理する技術も一方で知られている(例えば特許文献2,3)。しかし、これらの技術では肌に対してなめらかでのびが軽く、しっとり感が高いといった使用感触の向上が見られるものの、肝心の抗菌性がほとんど認められなかったり、また抗菌性を付与させるために複雑な工程を複数経ることになったりと、いずれも十分なものとは言いがたいものであった。
特開平1−305013号公報 特開昭61−286309号公報 特開平5−70314号公報
そこで本発明は、容易に製造でき、かつ良好な抗菌性と優れた使用感触を有する表面処理粉末およびその表面処理粉末を配合した粉末化粧料を提供することを目的とする。
本発明は、下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末であることを特徴とする表面処理粉末である。
Figure 2005350406
(式中、R1、R2、R3のうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。また、R、R、Rのうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。)
このうち、表面処理粉末は前記一般式(1)におけるR1、R2、RおよびRがメチル基であり、R3およびRがC1633またはC1123CONHC36である両性界面活性剤で表面処理された粉末であることが望ましい。
また本発明によれば、上記一般式(1)で表される両性界面活性剤を水、または水に可溶な揮発性溶媒と水との混合溶媒に溶解した界面活性剤溶液と、粉末とを攪拌混合し、次いで乾燥・粉砕して上記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末を製造することを特徴とする表面処理粉末の製造方法が提供される。
さらに本発明によれば、上記一般式(1)で表される両性界面活性剤を水、または水に可溶な揮発性溶媒と水との混合溶媒に溶解した希薄な界面活性剤溶液と、粉末とを混合してスラリーとし、該スラリーを攪拌して処理粉末スラリーとし、次いで該処理粉末スラリーを濾過・洗浄した後、乾燥・粉砕して上記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末を製造することを特徴とする表面処理粉末の製造方法が提供される。
さらに本発明によれば、上記した表面処理粉末を含むことを特徴とする粉末化粧料が提供される。
本発明によれば、良好な抗菌性と優れた使用感触を有する表面処理粉末を簡単な方法で製造することができる。
また、本発明の粉末化粧料は、塗布時における皮膚刺激性が少なく、かつ良好な抗菌性と優れた使用感触を有し、化粧もちの良いものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明で用いられる表面処理粉末は、下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末である。
Figure 2005350406
(式中、R1、R2、R3のうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。また、R、R、Rのうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。)
両性界面活性剤としては、上記の基本構造を有する両性界面活性剤であれば、本発明の効果を得ることができるが、R1、R2、R3のうち、二つがメチル基であり、R、R、Rのうち、二つがメチル基であるものが好ましい。また、炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基としては、特にC1633基、C1123基、C1123CONHC36基であるものが好ましい。
これらの両性界面活性剤は通常、乳液、クリーム、ジェルといった乳化組成物の界面活性剤として利用されている。また、これらの両性界面活性剤の商品名としては、例えば、ユニケマ社製のホスホリピッドシリーズが挙げられる。
本発明で用いられる処理粉末の基材は、特に制限されるものではないが、一般に平均粒子径0.01μm〜1000μmを意味し、具体的には、金属酸化物及び金属水酸化物、粘土鉱物類、パール剤、金属、カーボン、磁性粉末、珪酸塩鉱物、多孔質材料等が例示的に挙げられる。これら粉末は1種類でもまた複数を組み合せて用いてもよく、また凝集体、成形体あるいは造形体等であってもよい。本発明によれば粒子径0.02μm以下の超微粉末も含めた任意の無機粉末を改質表面処理して改質することができる。
かかる基材としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、無機顔料としては(金属酸化物及び金属水酸化物を含む)紺青、群青、マンガンバイオレット、(酸化)チタン被覆マイカ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、シリカ、酸化鉄(α−Fe23、γ−Fe23、Fe34、FeO、FeOOH等)、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、水酸化鉄、酸化チタン、低次酸化チタン、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、水酸化クロム、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化ニッケル等や、これらの2種以上の組み合わせによる複合酸化物及び複合水酸化物、例えばシリカアルミナ、チタン酸鉄、チタン酸コバルト、リチウムコバルトチタネート、アルミン酸コバルト等が挙げられる。
その他、非酸化物としてオキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化チタン等の非酸化物セラミックス粉末等が挙げられる。
これら処理粉末中での、上記一般式(1)で表される両性界面活性剤の含有量であるが、本発明の効果を得るために特に限定されるものではなく、通常用いられる範囲として表面処理粉末に対して0.02〜20質量%であり、好ましくは0.5〜15質量%である。
本発明の処理粉末の製造方法については、上記一般式(1)で示される特定の両性界面活性剤と粉末とを接触させることにより、粉末を処理することができ、これについては特に製造方法による限定は受けない。
ただ、処理粉末の機能や特性と製造工程の効率を考えた場合、好ましくは上記一般式(1)に示される特定の両性界面活性剤を10〜30質量%程度の比較的高い濃度の溶液に調製し、それを粉末に加え、ナウターミキサーやヘンシェルミキサー等で攪拌混合し、その後得られた粉末を乾燥することで溶媒を除去し、さらに粉砕することで本発明の表面処理粉末を製造することができる。
したがって、本発明による表面処理粉末の製造方法の第1は、上記一般式(1)で表される両性界面活性剤を水、または水に可溶な揮発性溶媒と水との混合溶媒に溶解した界面活性剤溶液と、粉末とを攪拌混合し、次いで乾燥・粉砕して下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末を製造することを特徴とする表面処理粉末の製造方法である。
またこれとは別の方法として、上記一般式(1)に示される両性界面活性剤を0.2〜5質量%程度の比較的濃度の低い溶液を調製し、その中へ粉末を加えてスラリーとし、そのスラリーを攪拌混合することで粉末と接触させ、スラリーを濾過しさらに乾燥・粉砕することで本発明の効果を有する処理粉末を調製することができ、好ましい製造方法として挙げられる。
したがって、本発明による表面処理粉末の製造方法の第2は、上記一般式(1)で表される両性界面活性剤を水、または水に可溶な揮発性溶媒と水との混合溶媒に溶解した希薄な界面活性剤溶液と、粉末とを混合してスラリーとし、該スラリーを攪拌して処理粉末スラリーとし、次いで該処理粉末スラリーを濾過・洗浄した後、乾燥・粉砕して下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末を製造することを特徴とする表面処理粉末の製造方法である。
本発明によればさらに、上記製造方法により得られた処理粉末を用いた、化粧料組成物、塗料組成物、樹脂成形加工品(射出成形による容器など)等が提供される。これら製品の製造方法においては、従来法による処理粉末に代えて、本発明の表面処理粉末を用いるということ以外は、常法によって各製品を製造することが出来る。また、表面処理粉末を原料粉末として用いることなく、粉末の表面処理と化粧料の製造工程とを一括して行ってもよい。
また本発明によれば、上記表面処理粉末を含有した粉末化粧料が含まれる。この時に用いられる表面処理粉末の好ましい粒径は、0.5〜50μmである。
かかる粉末化粧料は、上記成分に加え必要に応じて水、粉末、油分、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、保湿剤、防腐剤、高分子、酸化防止剤、紫外線防御剤、香料、各種薬剤等を本発明の所期の効果を損なわない質的、量的範囲で配合することが可能である。
本発明に配合されうる本発明の表面処理粉末以外の粉末としては、通常化粧料において用いられる粉末を挙げることができる。例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)の無機粉末;ポリアミド樹脂粉末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色系顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボン、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料;赤色202号、赤色205号、赤色220号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号等の有機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色227号、赤色401号、橙色205号、黄色4号、黄色202号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム、アルミニウムレーキ等の有機顔料;クロロフィル、β−カロチン等の天然色素が挙げられる。
本発明の粉末化粧料に配合され得る油分としては、通常化粧料において用いられる油分を挙げることができる。例えば、液体油脂として、アボガド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン等;固体油脂として、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等;ロウとして、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナバロウ、イボタロウ、鯨ロウ、ラノリン、還元ラノリン等、炭化水素として、流動パラフィン、スクワラン、パラフィン、セレシン、ワセリン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス等;高級脂肪酸として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等;高級アルコールとして、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、モノステアリルグリセロールエーテル、モノパルミチルグリセロールエーテル、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等;エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、ジオクタン酸エチレングリコール、リンゴ酸次イソステアリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスリトール、トリオクタン酸グリセリン、トリイソステアリン酸グリセリン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル等;シリコーンとして、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられるが、上記の油分に限定されるものではない。またこれら油分は、本発明の粉末化粧料において1種あるいは2種以上を任意に選択して用いることができる。
本発明の粉末化粧料においては、通常化粧料に配合されうる界面活性剤を、そのイオン性の有無に関わらず用いることができる。具体的には、アニオン界面活性剤として例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(以下、POEと略する)ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEステアリルエーテルリン酸塩等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ロウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム等のイミダゾリン系両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。
新油性非イオン系界面活性剤としては例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン系界面活性剤としては例えば、POEソルビタンモノステアレート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノオレエート等のPOEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリンモノイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEステアリルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル、POEノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル、プルロニック等のプルアロニック型類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPと略する)セチルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合体、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等が挙げられるが、上記の界面活性剤に限定されるものではない。また、これら界面活性剤は、本発明粉末化粧料において1種あるいは2種以上を任意に選択して配合することができる。
本発明の粉末化粧料において、上記表面処理粉末の配合量は、粉末化粧料全量に対して、0.2〜70質量%の範囲で配合されることが好ましく、より好ましくは0.5〜50質量%の範囲である。0.2質量%未満では求める防腐力が得られず、また70質量%を超えると、べたつき等の使用感触の低下やケーキングが生じる懸念がある。
本発明の処理粉末を含有した粉末化粧料の採り得る形態は特に限定されず、例えば化粧下地、ファンデーション、白粉、頬紅、口紅、マスカラ、アイシャドー、アイライナー等の形態を採り得る。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
実施例1−1:処理セリサイト(1)の調製
セリサイト1kgと、ホスホリピッドCDM(ユニケマ社製、上記一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1633)37%水溶液130gをエチルアルコール100gで希釈したものを、それぞれヘンシェルミキサーにいれて、室温にて所定時間攪拌混合した後、70℃の乾燥機内にて溶媒を除去し、さらにパルペライザーにて粉砕処理を施して、処理セリサイト(1)を得た。
実施例1−2:処理タルク(1)の調製
実施例1−1のセリサイトをタルクに代えて同様の処理を行い、処理タルク(1)を得た。
実施例1−3:処理マイカ(1)の調製
実施例1−1のセリサイトをマイカに代えて同様の処理を行い、処理マイカ(1)を得た。
実施例2−1:処理セリサイト(2)の調製
ホスホリピッドCDM(ユニケマ社製、上記一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1633)1.0%水溶液1kgへセリサイト150gを加えて分散させスラリーを調製し、該スラリーをビーカー中にて室温で所定時間攪拌した後、スラリーを濾過し、さらに70℃の乾燥機内にて溶媒を除去し、さらにパルペライザーにて粉砕処理を施して、処理セリサイト(2)を得た。
実施例2−2:処理タルク(2)の調製
実施例1−1のセリサイトをタルクに代えて同様の処理を行い、処理タルク(2)を得た。
実施例2−3:処理マイカ(2)の調製
実施例1−1のセリサイトをマイカに代えて同様の処理を行い、処理マイカ(2)を得た。
比較例1−1:処理セリサイト(3)の調製
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム1.0%水溶液1kgへセリサイト150gを加えて分散させスラリーを調製し、該スラリーをビーカー中にて室温で所定時間攪拌した後、スラリーを濾過しさらに70℃の乾燥機内にて溶媒を除去し、さらにパルペライザーにて粉砕処理を施して、処理セリサイト(3)を得た。
比較例1−2:処理タルク(3)の調製
比較例1−1のセリサイトをタルクに代えて同様の処理を行い、処理タルク(3)を得た。
比較例1−3:処理マイカ(3)の調製
比較例1−1のセリサイトをマイカに代えて同様の処理を行い、処理マイカ(3)を得た。
処理粉末の評価試験
得られた処理粉末(実施例1〜2、比較例1)と未処理の粉末、および市販のシリコーン処理粉末について、以下の評価試験および評価基準に従って評価を行った。
(使用感触)
粉末単体を適量指先にとって前腕に塗布し、その感触について、のびの軽さ、なめらかさ、しっとり感、それぞれの項目について以下の基準にしたがって専門パネル10名で官能評価を行った。
◎:本発明効果を感じたパネルが9名以上(非常に優れている。)
○:本発明効果を感じたパネルが7〜8名(優れている。)
△:本発明効果を感じたパネルが4〜6名(やや優れている。)
×:本発明効果を感じたパネルが3名以下(効果が認められない。)
(抗菌抗カビ性能)
処理粉末での抗菌抗カビ性能について、JIS Z2911 カビ抵抗試験に基づき得られた処理粉末(実施例1〜2、比較例1)と未処理の粉末、およびシリコーン処理粉末を中皿に成型し、各種菌株およびカビを噴霧し、ふたをして加湿条件下で25℃恒温槽に放置し、目視にて各種菌株やカビの生育の有無を観察した。
○:4週間後、肉眼で菌糸を認めない。(優れている。)
△:4週間後、肉眼でわずかに菌糸が認められる。(やや優れている。)
×:4週間後、肉眼で菌糸が広範囲に認められる。(効果が認められない。)
(評価結果)
実施例1〜2、比較例1で示す製造方法によって得られた処理粉末を、上記の評価試験にて評価した結果を表1に示す。
Figure 2005350406
表1から分かるように、粉末を処理しない状態では抗菌抗カビ性能も全くなく、また使用感触も改善されていない。また市販のシリコーン処理粉末では、若干使用感触の向上が認められるが抗菌抗カビ性能は全く見られない。そして比較例1については使用感触は本発明の効果に近いレベルまでかなり向上しているが、抗菌抗カビ性能は全く認められなかった。それに対して実施例1〜2で得られた処理粉末は使用感触がかなり向上していながら、従来の表面処理では全く得られなかった抗菌抗カビ性能も認められた。
実施例3〜5、比較例2〜4
1.ファンデーション処方
表2に示す処方ファンデーション(実施例3〜5、比較例2〜4)を次の方法で製造した。
(製法)
表2に示す1〜23を均一に混合し、これに均一に加熱溶解した24〜28を加えて混合し、さらに粉砕処理を施し、中皿に加圧成型することで調製した。
Figure 2005350406
2.評価試験
表2に示す処方のファンデーションを以下の評価方法および評価基準にしたがって評価試験を行った。
すなわち、のびの軽さ、なめらかさ、塗布時のしっとり感、フィット感、塗布後4時間後での色くすみ(化粧もち)、それぞれの項目について以下の基準にしたがって専門パネル10名で官能評価を行った。
また、この処方での抗菌抗カビ性能については、JIS Z2911 カビ抵抗試験に基づき各資料を中皿に成型し、各種菌株およびカビを噴霧し、ふたをして加湿条件下で25℃恒温槽に放置し、目視にて各種菌株やカビの生育の有無を観察した。
この評価試験の結果を、表2に示す。
評価基準
(使用感触および化粧もち)
◎:本発明効果を感じたパネルが9名以上(非常に優れている。)
○:本発明効果を感じたパネルが7〜8名(優れている。)
△:本発明効果を感じたパネルが4〜6名(やや優れている。)
×:本発明効果を感じたパネルが3名以下(効果が認められない。)
(防菌防カビ性能)
○:4週間後、肉眼で菌糸を認めない。(優れている。)
△:4週間後、肉眼でわずかに菌糸が認められる。(やや優れている。)
×:4週間後、肉眼で菌糸が広範囲に認められる。(効果が認められない。)
Figure 2005350406
この表3から分かるように、比較例2は本発明の処理粉末が全く配合されておらず未処理粉末であったため、使用感触および化粧もち、防菌防カビ性能の全てにおいて十分な結果が得られなかった。また比較例3は使用感触面では本発明に近い効果を有しているが、化粧もちおよび防菌防カビ性能で効果が認められなかった。また一般で汎用されているシリコーン処理粉末を用いた比較例4では化粧もちで高い効果が得られたものの、使用感触や抗菌抗カビ性能で十分な効果が認められなかった。疎水性を確保してないために、化粧もち効果について全く効果がなく、防菌防カビ性能も十分ではなかった。
これらに対して、実施例3〜5は本発明の処理粉末を用いているために、使用感触、化粧もちおよび防菌防カビ性能で十分な効果が得られている。
以下、種々の処方の本発明による粉末化粧料を実施例として示す。なお、上記の評価試験をこれら粉末化粧料において行ったところ、いずれの実施例の粉末化粧料においても大部分が「非常に優れている:◎」であり、それ以外の項目でも「優れている:○」であり、また防菌防カビ性能も十分な効果を有するものであった。
実施例6:固型両用ファンデーション
(1)処理セリサイト 25 質量%
ホスホリピッドCDM(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1633)5%(セリサイトに対して)処理
(2)シリコーン処理焼成マイカ 15
(3)シリコーン処理焼成合成マイカ 5
(4)シリコーン処理タルク 12.57
(5)シリコーン処理球状PMMA被覆雲母チタン 5
(赤干渉色)
(6)メチルシロキサン網状重合体球状粉末 4
(7)オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末 2
(8)N−ラウロイルリジン 2
(9)粉末状炭化水素ワックス 3
(10)シリコーン処理酸化チタン 10
(11)シリコーン処理酸化鉄 4
(12)銀イオン・亜鉛イオン保持ゼオライト 0.2
(13)スクワラン 3
(14)ジメチルポリシロキサン 4
(15)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
(16)ポリオキシエチレン・ポリアルキル共変性シリコーン 1
(17)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
(18)酸化防止剤 0.2
(19)香料 0.03
1〜12の各成分を混合粉砕したところへ、13〜19の各成分を混合したものを加えて攪拌混合し、さらにこれを粉砕処理したものを中皿に充填し加圧成型することで、固型パウダリーファンデーションを得た。
実施例7:固型単用ファンデーション
(1)処理セリサイト 25 質量%
ホスホリピッドPTC(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1123CONHC)8%(セリサイトに対して)処理
(2)処理マイカ 15
ホスホリピッドPTC(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1123CONHC)8%(マイカに対して)処理
(3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム処理マイカ 10
(4)タルク 5.8
(5)窒化ホウ素 4
(6)メチルシロキサン網状重合体球状粉末 3
(7)球状ポリウレタン樹脂粉末 5
(8)シリカ被覆酸化亜鉛 6
(9)ミリスチン酸亜鉛 2
(10)シリコーン処理酸化チタン 10
(11)酸化鉄 4
(12)群青 0.5
(13)ワセリン 1
(14)ジメチルポリシロキサン 4
(15)流動パラフィン 3
(16)グリセリルモノイソステアリルエステル 0.5
(17)モノイソステアリン酸ソルビタン 1
(18)酸化防止剤 0.2
1〜12の各成分を混合粉砕したところへ、13〜18の各成分を加熱混合したものを加えて攪拌混合し、さらにこれを粉砕処理したものを中皿に充填し加圧成型することで、固型パウダリーファンデーションを得た。
実施例8:白粉
(1)処理タルク 45 質量%
ホスホリピッドPTC(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1123CONHC)5%(セリサイトに対して)処理
(2)焼成マイカ 13
(3)セリサイト 15
(4)球状メチルシロキサン網状重合粉末 7
(5)酸化アルミニウム被覆雲母チタン 1
(緑干渉色)
(6)オルガノポリシロキサン球状粉末 4
(7)酸化鉄 2
(8)赤色226号 0.7
(9)板状酸化アルミニウム 1
(10)ミリスチン酸亜鉛 5
(11)トリイソオクタン酸グリセリン 3
(12)流動パラフィン 2.7
(13)セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.5
(14)香料 0.1
1〜10の各成分を攪拌混合した後、均一に加熱混合した11〜14を加えて混合して粉砕し、それを中皿へ充填し加圧成型することで、白粉を得た。
実施例9:アイシャドー
(1)タルク 25.3 質量%
(2)処理セリサイト 15
ホスホリピッドPTC(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1123CONHC)5%(セリサイトに対して)処理
(3)処理マイカ 20
ホスホリピッドCDM(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1633)1.5%(セリサイトに対して)処理
(4)球状PMMA粉末 3
(5)球状シリカ被覆合成マイカ 2
(6)紺青被覆雲母チタン(赤干渉色) 4
(7)ポリウレタン球状粉末 15
(8)シリコーン処理酸化鉄 1.5
(9)シリコーン処理群青 0.5
(10)板状硫酸バリウム 8
(11)球状シリカ粉末 1
(12)スクワラン 2
(13)ジメチルポリシロキサン 2
(14)モノオレイン酸ソルビタン 0.5
(15)香料 0.2
1〜11の各成分を混合粉砕したところへ、12〜15の各成分を混合したものを加えて攪拌混合し、さらにそれを粉砕処理したものを中皿へ充填し、加圧成型することでアイシャドーを得た。
実施例10:粉白粉
(1)タルク 43 質量%
(2)マイカ 10
(3)セリサイト 18
(4)球状シリカ粉末 7
(5)オルガノポリシロキサン球状粉末 1
(6)群青被覆雲母チタン(緑干渉色) 4
(7)酸化チタン 1
(8)酸化鉄 2
(9)シリカ被覆酸化亜鉛 6
(10)ミリスチン酸亜鉛 5
(11)ホスホリピッドCDM 3(30%水溶液で添加)
(一般式(1)中、R、R、R、Rがメチル基、R、RがC1633
(12)香料 0.1
1〜10の各成分を攪拌混合した後、イオン交換水にて5倍希釈した11および12を加えて混合し、その後乾燥工程により水を除去して粉砕して粉白粉を得た。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末であることを特徴とする表面処理粉末。
    Figure 2005350406

    (式中、R1、R2、R3のうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。また、R、R、Rのうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。)
  2. 前記一般式(1)におけるR1、R2、RおよびRがメチル基であり、R3およびRがC1633またはC1123CONHC36であることを特徴とする請求項1に記載の表面処理粉末。
  3. 下記一般式(1)で表される両性界面活性剤を水、または水に可溶な揮発性溶媒と水との混合溶媒に溶解した界面活性剤溶液と、粉末とを攪拌混合し、次いで乾燥・粉砕して下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末を製造することを特徴とする表面処理粉末の製造方法。
    Figure 2005350406

    (式中、R1、R2、R3のうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。また、R、R、Rのうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。)
  4. 下記一般式(1)で表される両性界面活性剤を水、または水に可溶な揮発性溶媒と水との混合溶媒に溶解した希薄な界面活性剤溶液と、粉末とを混合してスラリーとし、該スラリーを攪拌して処理粉末スラリーとし、次いで該処理粉末スラリーを濾過・洗浄した後、乾燥・粉砕して下記一般式(1)で表される両性界面活性剤で表面処理された粉末を製造することを特徴とする表面処理粉末の製造方法。
    Figure 2005350406

    (式中、R1、R2、R3のうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。また、R、R、Rのうち、いずれか一つ又は二つがメチル基であり、残りが炭素数10〜22の直鎖あるいは分枝状の炭化水素基あるいはアミド結合を含む炭化水素基である。)
  5. 請求項1記載の表面処理粉末を含むことを特徴とする粉末化粧料。




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