JP3669115B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インキタンク内のインキを毛細管力を有するインキ中継芯にてペン先に接続してなる筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インキタンク内に自由状態で収容するインキやインキタンク内に収容した繊維集束体等のインキ吸蔵部材に保持させたインキをペン先に接続するために、繊維集束体や多孔質体などの毛細管力を有するインキ中継芯をインキタンク若しくはインキ吸蔵体とペン先との間に介在させたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ペン先とインキ中継芯とのインキの接続状態は、両部材の接触状態に左右される。ペン先若しくはインキ中継芯の寸法が短い場合、ペン先とインキ中継芯との間に空間が形成されることになり、インキタンク又はインキ吸蔵体よりペン先への連続したインキ接続が阻害される。例え、この空間がわずかなものであっても、連続したインキ接続が得られないことによるインキの吐出不良は免れず、筆跡のかすれや筆記不能の原因となる。また、初め接触していたとしても使用時や輸送時などの衝撃、振動により、ペン先又はインキ中継芯の位置が経時的に移動してしまうこともある。多少のずれは吸収できるようにペン先とインキ中継芯を強圧接させたり、一方に他方が減り込むようにしてその圧入力で接続を維持することもできるが、強圧接にしたものでは互いのインキ通路がつぶされる危険があり、結局インキ吐出不良になる可能性があり、また、一方に他方が減り込むようにしたものでは経時的な塑性変形により圧入力がなくなり、結局使用時や輸送時などの衝撃、振動により、ペン先又はインキ中継芯の位置が経時的に移動してしまうことを抑制できないことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、インキタンク内のインキを毛細管力を有するインキ中継芯にてペン先に接続してなる筆記具において、前記インキ中継芯のペン先側先端部に鍔部を形成し、この鍔部と筆記具本体との間に弾撥部を配置してインキ中継芯先端とペン先後端とを圧接したことを特徴とした筆記具を第1の要旨とし、インキタンク内のインキを毛細管力を有するインキ中継芯にてペン先に接続してなる筆記具において、前記ペン先のインキ中継芯側の後端部に鍔部を形成し、この鍔部と筆記具本体との間に弾撥部を配置してインキ中継芯先端とペン先後端とを圧接したことを特徴とした筆記具を第2の要旨とする。
【0005】
【実施例】
以下、図面に基づき一例について説明する。図1に示した一例は、軸筒1内の後部分をインキタンク1aとし、直接インキを充填した、所謂生インキタイプの筆記具の例である。軸筒1の内孔前部(ペン先側)には、縦断面櫛歯状の一時的インキ溜め部2aを有する一時的インキ溜め部材2が取り付けられており、この一時的インキ溜め部材2の各一時的インキ溜め部2aとスリット2bにて連通する中心孔2cには合成繊維の集束体であるインキ中継芯3が挿入配置されている。一時的インキ溜め部材2の前部であり軸筒1より突出した部分はペン先ホルダー部2eとなっており、ホルダー4と繊維ペン先5を圧入固定している。また、一時的インキ溜め部材2の後端部にはゴム等の弾性リング6が嵌められており、インキタンク1aと一時的インキ溜め部2aとの間のインキの移動は必ず中心孔2cの後部を経由するようになしてある。
【0006】
インキ中継芯3には先端部分に大径となる鍔部3aが形成されている。また、一時的インキ溜め部材2の、インキ中継芯3の鍔部3aの後段3bに対応する位置には弾撥性を有する薄肉片2dが形成されており、インキ中継芯3の後段3bをペン先方向に付勢している。このようにすることにより、インキ中継芯3やペン先5の部品寸法が一定とならないなどで各部材の配置にずれが生じたとしても、そのずれた寸法を吸収してインキ中継芯3の先端をペン先5の後端と当接させることができ、理想的なインキ接続状態を維持できるものである。
【0007】
また、インキ中継芯3の先端部に形成した鍔部3aによりインキ中継芯3を前方付勢してなることにより、インキ中継芯3の全体に付勢力がかかることはなく、インキ中継芯の変形が抑制され、例えばインキ中継芯3が湾曲してスリット2b部分と密着することによる一時的インキ溜め部2aと中心孔2c間のインキの移動の阻害をしたり、インキ中継芯3が中心孔2cの内壁に密着することによるインキ中継芯3のインキ流通を阻害することも抑制されたものとなる。
【0008】
図2に図1にて示した一例の変形例を示す。即ち、図1に示したもののような、自由状態でインキを収容する生インキタイプの筆記具としてではなく、インキタンク1a内に合成繊維集束体のインキ吸蔵体1bを収容したものの一例である。本例の場合、インキ中継芯3の後端部はインキ吸蔵体1bに減り込ませた状態に接続しており、この減り込ませ量を管理することがなかなか難しいことからインキ中継芯3とペン先5との位置関係が比較的管理し難いものであると言える。ペン先5を取り付けるペン先ホルダー2e’の内孔2c’にインキ中継芯3の鍔部3aに対応する弾撥性を有する薄肉片2dを形成し、インキ中継芯3をペン先側に付勢して両者の当接を確実なものとしている点は上述の例と同様である。本例においても、インキ中継芯3の先端部に形成した鍔部3aにより中継芯3を前方付勢しているので、インキ吸蔵体1bとの間には余分な力が付与されず、インキ接続を阻害することが極力抑制されている。また、本例の場合、弾撥性を有する薄肉片2dは、ペン先ホルダー2e’に形成せずに、軸筒1の内孔に内方突出部を形成してそこに形成することもできる。
【0009】
図3に他の一例を示す。基本的には図1に示した例と同様に、所謂生インキタイプの筆記具の例である。一時的インキ溜め部材2とインキ中継芯3の鍔部3aとの間に介在させる弾撥性を有する部分として、インキ中継芯3の鍔部3aの一部に薄肉片3cを形成したものである。インキ中継芯3をペン先側に付勢してインキ中継芯3とペン先5との両者間の当接を確実なものとしている点やインキ中継芯3の先端部分にて付勢力を付与することによる利点は上述の例と同様であるが、弾撥性を有する薄肉片3cをインキ中継芯3に形成したことにより、この薄肉片3cを当接させる位置を一時的インキ溜め部材2、ペン先ホルダー部2e、ホルダー4など任意の部材、任意の位置とすることができる。また、図示の例では、一時的インキ溜め部材2の薄肉片3cの先端が当接する部分を段部2fとしたので、薄肉片3cが過度に変形して拡開し、実質的に適切な弾撥力が得られない状態となることを抑制している。
【0010】
図4に示したものは、本発明の第2の要旨にかかる一例である。即ち、繊維ペン先5を中継芯3方向に付勢することにより、インキ中継芯3とペン先5を適切な密接状態とするものである。ペン先5はその後部を大径部とすることにより段部5aを形成しており、ホルダー4の内孔に形成した内段部4aとの間にコイルスプリング8を介在させている。このコイルスプリング8によりペン先5を後方付勢し、インキ中継芯3の先端に当接させている。一方、インキ中継芯3の先端部分は鍔部3aが形成されており、こと鍔部3aが中心孔2cの段部2gに係合し位置決めされている。即ち、ペン先5の後方付勢による押圧力をインキ中継芯3の先端部に位置する鍔部3aによって受けるので、インキ中継芯3の全体には付勢力が係らず、不要な変形による不具合を極力抑制することができる。
【0011】
【発明の効果】
以上のように、本発明の筆記具は、簡単な構造にて、ペン先とインキ中継芯とのインキ接続を経時的にも確実になし、筆跡のかすれや筆記不能といったインキ吐出不良を極力抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一例を示す要部縦断面図。
【図2】 図1の変形例を示す要部縦断面図。
【図3】 他の一例を示す要部縦断面図。
【図4】 一例を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
1 軸筒
1a インキタンク
1b インキ吸蔵体
2 一時的インキ溜め部材
2a 一時的インキ溜め部
2b スリット
2c 中心孔
2c’ 内孔
2d 薄肉片
2e ペン先ホルダー部
2e’ ペン先ホルダー部
2f 段部
2g 段部
3 インキ中継芯
3a 鍔部
3b 後段
3c 薄肉片
4 ホルダー
4a 内段部
5 ペン先
5a 段部
6 弾性リング
8 コイルスプリング

Claims (2)

  1. インキタンク内のインキを毛細管力を有するインキ中継芯にてペン先に接続してなる筆記具において、前記インキ中継芯のペン先側先端部に鍔部を形成し、この鍔部と筆記具本体との間に弾撥部を配置するが、その弾撥部を筆記具を構成する部品の1部に一体に形成してインキ中継芯先端とペン先後端とを圧接したことを特徴とした筆記具。
  2. インキタンク内のインキを毛細管力を有するインキ中継芯にてペン先に接続してなる筆記具において、前記ペン先のインキ中継芯側の後端部に鍔部を形成し、この鍔部と筆記具本体との間に弾撥部を配置してインキ中継芯先端とペン先後端とを圧接したことを特徴とした筆記具。
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