JP3668986B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は液体現像電子写真方式を用いた印刷装置に係り、特に前記液体現像する現像液の濃度制御時間を短縮すると共に、該濃度を短時間で均一化することを可能とする印刷装置に関する。
【0002】
従来、商業オフセット印刷における製版は現像した銀塩フィルムをPS板(Pre-sensitized Plate)に密着焼き付けすることにより行われていたが、近年、レーザビームに高感度な感光材料を使用した版材をレーザビームで露光して現像する、所謂ダイレクト製版装置が提案されている。
【0003】
このような装置では、液体トナーをアイソパ(溶媒)で溶かした現像液を用いて前記現像を行っているため、前記液体トナーの濃度が常に所定の範囲内の一定値に維持されるように制御されている。
【0004】
従って、この液体トナーの濃度が所定の範囲内の一定値となるまで、前記ダイレクト製版装置は、前記露光した版材を現像することが出来ず、その間現像処理が待たされることとなるため、前記濃度制御時間を短縮すると共に、濃度を均一化するために要する時間を短縮することが望まれている。
【0005】
【従来の技術】
自動製版装置については、本出願人による「実開平4−112266号公報」に提案されているが、以下に概要を説明する。
【0006】
図8は自動製版装置の一例を説明する図である。
図中、1は給版部、2は露光部、3は現像部、4は乾燥部、5は定着部、6は冷却部、7は溶出部、8はガム部、9は乾燥部を示す。
【0007】
給版部1の10は複数の版材(以下ワークという)11を積層して保管する保管ケースであり、この保管ケース10内のワーク11はピックアップ装置12により搬送ライン上に供給され、露光部2に搬送される。
【0008】
露光部2は、帯電器13、ポリゴンミラー15等の走査光学系、テーブル14及び図示していないレーザ照射装置で構成されている。
ワーク11は、アルミニウム板の表面にレーザビームに高感度な感光材料を塗布した版材である。
【0009】
現像部3は、ワーク11の表面に現像液17を供給する現像液タンク18、現像液17を回収する液回収トレイ21、電極板19とワーク支持ベッド20及びグランド端子16等で構成されている。
【0010】
このような構成を有するので、保管ケース10内のワーク11は前記の如くピックアップ装置12により搬送ライン上に供給され、露光部2に送られてテーブル14上にセットされる。
【0011】
すると図示していないホストコンピュータ (以下ホストという) から送られる露光記録情報に基づいて、上記レーザ照射装置、帯電器13及びポリゴンミラー15等で構成された露光機構が駆動されると共に、テーブル14が解像度(例えば454 DPI(ドット/インチ) 、681DPI、909DPI) に対応する所定の速度で移動して、レーザ照射装置からのレーザビームが回転するポリゴンミラー15によって走査光として照射されてワーク11の表面に静電潜像が形成される。
【0012】
静電潜像が形成されたワーク11は現像部3へ搬送されて、裏面がグランド端子16に当接したワーク11に電極板19から所定のバイアス電圧が印加され、ワーク支持ベッド20上を移動中に、現像液タンク18から電極板19に設けた現像液排出口(図示省略)を経て供給される現像液17で露光面が均一に濡れてワーク11の静電潜像にトナーが付着して現像される。
【0013】
現像されたワーク11は乾燥部4で乾燥された後定着部5で加熱されてトナーが定着し、冷却部6で冷却され、トナーが付着していない部分をエッチングする溶出部7を経てガム部8で版面保護のためにガム引きされ、乾燥部9で乾燥されて製版工程が終了する。
【0014】
図9は現像部の構成を説明する図である。
前記の如く、露光部2から搬送されたワーク11は、給材ローラ30によって搬送され、ワーク支持ベッド20と電極板19の間に入る。
【0015】
図示省略した制御部は露光部2からワーク11の搬送を通知されると、循環ポンプ23を駆動して、現像液槽22の現像液を現像液タンク18に送出するため、現像液タンク18内にワーク11を均一に濡らせるように設けられた堰32を、液溜りから矢印Aに示す如く越えた現像液17が現像液排出口33から電極板19とワーク支持ベッド20の間に供給される。
【0016】
従って、給材ローラ30によって搬入されたワーク11は、この現像液17により潜像部分にトナーが付着して現像される。
現像されたワーク11は、絞りローラ31によって現像液が排除され、液回収トレイ21に落下した現像液は現像液槽22に回収される。
【0017】
又、ワーク11が電極板19とワーク支持ベッド20の間に挿入されたことで、給材ローラ30の方向に流れた現像液17も、給材ローラ30により排除されて液回収トレイ21に落下し現像液槽22に回収される。
【0018】
前記制御部は現像液槽22の上面センサ34と下面センサ35の出力から現像液の容量が、この上面センサ34の位置以下で、下面センサ35の位置以上となり、且つ、濃度センサ36が検出するトナー濃度が基準値からのずれ量が規定値の範囲内に収まるように制御する。
【0019】
このため、トナーポンプ25を駆動して液体トナー槽24から液体トナーを現像液槽22に送出するか、溶媒ポンプ27を駆動して溶媒槽26からアイソパを現像液槽22に送出する。
【0020】
又、制御部はホストからの指示により、洗浄ポンプ29を駆動して、溶媒槽28からアイソパを給材ローラ30と絞りローラ31に供給して、夫々のローラを洗浄する。
【0021】
これは、一連の現像処理が完了した後、現像液17が付着した給材ローラ30と、絞りローラ31をそのままとしておくと、トナーで汚染され、ワーク11の現像に悪影響を与えるためである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
従来はトナー濃度の基準値が固定されているため、常にトナー濃度を固定された基準値の規定値(例えば±2.5%)内に収まるように制御していた。
【0023】
即ち、例えば、トナー濃度が70%〜130%の範囲であれば、ワーク11の現像には支障が無く、この有効範囲内にトナー濃度が収まれば良いのに、例えば、トナー濃度の基準値を100%としているため、80%のトナー濃度であると、トナー濃度が薄いとして100±2.5%となるまで、トナーポンプ25を駆動して液体トナーを補充し、110%のトナー濃度であると、トナー濃度が濃いとして100±2.5%となるまで、溶媒ポンプ27を駆動してアイソパを補充していた。
【0024】
又、液体トナーの補充量とアイソパの補充量が常に一定量であるため、液体トナーを補充するとトナー濃度が濃くなり過ぎたり、アイソパを補充するとトナー濃度が薄くなり過ぎることがあり、現像液槽22内のトナー濃度が固定された基準値の規定値内に収まるまでに時間がかかっていた。
【0025】
従って、トナー濃度を制御する時間が長くなると共に、不必要なトナー濃度制御を行っているため、印刷効率か低下するという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑み、トナー濃度制御時間を短縮すると共に、不要なトナー濃度制御を排除し、且つ、濃度を均一化するために要する時間を短縮することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理を説明するブロック図である
【0029】
1)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液のトナー濃度を入力された基準値らのずれ量が規定値の範囲内にあるか否かで測定する濃度測定手段42を用いて測定し、この入力した基準値がトナー濃度の印刷媒体上に形成された潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲である有効範囲内にある場合、印刷媒体上に形成された潜像を、この現像液によって現像する。
【0030】
そして、前記濃度測定手段42の測定結果に基づき前記入力する基準値を変更する制御手段41を設けており、前記濃度測定手段42に入力した基準値に基づき濃度測定した結果が、この基準値からのずれ量が規定値の範囲外でトナー濃度が濃い方向にずれていることをしていた場合は、この基準値をトナー濃度の濃い方向に所定値だけずらして入力した後濃度測定を行う処理を繰り返し、前記濃度測定した結果が前記基準値からのずれ量が規定値の範囲外でトナー濃度が薄い方向にずれていることをしていた場合は、この基準値をトナー濃度の薄い方向に所定値だけずらして入力した後濃度測定を行う処理を繰り返し、前記入力した基準値に基づき測定したトナー濃度が前記有効範囲内となる基準値を探索する処理を少なくとも装置の電源投入時に実行し、測定したトナー濃度が前記有効範囲内である場合には、このトナー濃度が前記規定値の範囲内を電源切断時まで維持するように、前記液体トナー又は前記溶媒を現像液漕に補充する
【0031】
2)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液のトナー濃度を入力された基準値らのずれ量が規定値の範囲内にあるか否かで測定する濃度測定手段42を用いて測定し、この入力した基準値がトナー濃度の印刷媒体上に形成された潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲である有効範囲内にある場合、印刷媒体上に形成された潜像を、この現像液によって現像する。
【0032】
そして、前記濃度測定手段42の測定結果に基づき前記入力する基準値を変更する制御手段41を設けており、前記濃度測定手段42に入力する基準値を前記トナー濃度の有効範囲の最高値A及び最低値Bとし、続いて入力する基準値を(A+B)/2=Cとし、続いて入力する基準値を(C+A)/2=D及び(C+B)/2=Eの何れかとし、続いて入力する基準値を(A+D)/2=F及び(D+C)/2=G及び(C+E)/2=H及び(E+B)/2=Jの何れかとするように常に先に入力した上下二つの基準値の中間値を求めて入力した後濃度測定を行う処理を繰り返し、前記入力した基準値に基づき測定したトナー濃度が前記有効範囲内となる基準値を探索する処理を少なくとも装置の電源投入時に実行し、測定したトナー濃度が前記有効範囲内である場合には、このトナー濃度が前記規定値の範囲内を電源切断時まで維持するように、前記液体トナー又は前記溶媒を現像液漕に補充する
【0033】
3)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液のトナー濃度を入力された基準値らのずれ量が規定値の範囲内にあるか否かで測定する濃度測定手段42を用いて測定し、この入力した基準値がトナー濃度の印刷媒体上に形成された潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲である有効範囲内にある場合、印刷媒体上に形成された潜像を、この現像液によって現像する。
【0034】
そして、前記濃度測定手段42の測定結果に基づき前記入力する基準値を変更する制御手段41と、前記濃度測定手段42に前記制御手段41が入力する基準値の変更方法を指示する指示手段45とを設けており、この基準値を所定値だけ順次ずらして入力するか、又は、先に入力した上下二つの基準値の中間値を求めて入力するか指定することが出来るようにしている。
【0035】
)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、この現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0036】
そして、制御手段41は、電源投入時又はトナー濃度測定前に前記現像液循環手段46を所定の時間駆動した後、前記現像液槽22のトナー濃度を測定する。
【0037】
)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0038】
そして、記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果に基づき前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に所定量の前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動した時は、前記現像液循環手段46を所定の時間駆動した後、前記現像液槽22のトナー濃度を測定する。
【0039】
)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0040】
そして、前記現像液のトナー濃度を測定する濃度測定手段42と、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果に基づき前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、前記溶媒補充手段44が一回に補充する液量より前記トナー液補充手段43が一回に補充する液量を少なくすることにより、トナー濃度測定前における前記現像液循環手段46の駆動時間を同一とする。
【0041】
)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0042】
そして、前記現像液のトナー濃度を測定する濃度測定手段42と、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果から予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量を指示するテーブル47を参照し、前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御する
【0043】
そして、トナー濃度の維持すべき基準値からのずれ量が大きい程、補充する前記液体トナー又は溶媒の液量を多くする。
)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0044】
そして、前記現像液のトナー濃度を測定する濃度測定手段42と、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果から予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量と前記現像液循環手段46の駆動時間を指示するテーブル47を参照し、前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御する
【0045】
そして、前記トナー濃度の維持すべき基準値からのずれ量が大きい程、前記現像液循環手段46を駆動する時間を長くする。
) 印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0046】
そして、前記現像液のトナー濃度を測定する濃度測定手段42と、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、前記制御手段41に予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量と前記現像液循環手段の駆動時間を指示するテーブルを参照するか否かを指示する指示手段45と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果から予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量と前記現像液循環手段46の駆動時間を指示するテーブル47を参照し、前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御する。
【0047】
そして、このテーブル47を参照する場合は、トナー濃度の維持すべき基準値からのずれ量が大きい程、前記補充する液体トナー又は溶媒の液量を多くすると共に、前記現像液循環手段46を駆動する時間を長くし、前記テーブル47を参照しない場合は、所定値によって液体トナー又は溶媒を補充すると共に、所定値により前記現像液循環手段46を駆動する。
【0048】
10)印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0049】
そして、前記現像液槽22内の現像液のトナー濃度を入力された基準値に基づき読取り、該基準値からのずれ量が規定値の範囲内であるか否かで現す濃度測定手段42と、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果から前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、トナー濃度が前記濃度測定手段42の規定値の範囲を越えて薄い場合、前記トナー液補充手段43と現像液循環手段46とを駆動しつつトナー濃度を測定し、このトナー濃度が前記濃度測定手段42の規定値の範囲内に入った時、前記トナー液補充手段43と現像液循環手段46とを停止させ、トナー濃度が前記濃度測定手段42の規定値の範囲を越えて濃い場合、前記溶媒補充手段44と現像液循環手段46とをを駆動しつつトナー濃度を測定し、このトナー濃度が前記濃度測定手段42の規定値の範囲内に入った時、前記溶媒補充手段44と現像液循環手段46とを停止させる。
【0050】
11) 印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0051】
そして、記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、前記制御手段41に液体トナー又は溶媒を一定量補充した後トナー濃度を測定するか、トナー濃度の測定を行いつつ液体トナー又は溶媒の補充を行うか指示する指示手段45と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果から前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、前記指示手段45の指示に従って、液体トナー又は溶媒の補充時間を短縮する場合、トナー濃度の測定を行いつつ液体トナー又は溶媒の補充を行わせ、液体トナー又は溶媒の補充量を節減する場合、液体トナー又は溶媒を一定量補充した後トナー濃度を測定させる。
【0052】
12) 印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を、この現像液の液量を検出する液量検出手段48を備えた現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0053】
そして、前記現像液槽22内の現像液のトナー濃度を入力された基準値に基づき読取り、この基準値からのずれ量が規定値の範囲内であるか否かで現す濃度測定手段42と、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段43と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段44と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の測定結果及び前記液量検出手段48の検出結果から前記トナー液補充手段43又は溶媒補充手段44を駆動して、前記現像液槽22に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、前記現像液槽22内の現像液の量が所定値より減少した場合、溶媒を前記所定値に達するまで補充させた後、トナー濃度の測定を行って必要量の液体トナーを補充する。
【0054】
13) 印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0055】
そして、前記制御手段41は、濃度測定手段42の濃度測定開始を指示すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、予め定められた時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行う。
【0056】
14) 印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。
【0057】
そして、前記制御手段41に濃度測定開始時点を指示する指示手段45を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の濃度測定開始を指示すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、前記指示手段45が指示した時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行う。
【0058】
15) 印刷装置40は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽22に貯留し、現像液循環手段46によって現像液タンク18を経て、現像液を印刷媒体に注いだ後、現像液槽22に還流させることで、印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する。そして、前記制御手段41に濃度測定開始時点を指示する指示手段45と、前記指示手段45の指示によるか、予め定められた時点において濃度測定を開始させるかを前記制御手段41に選択させる選択手段49と、を設け、前記制御手段41は、前記濃度測定手段42の濃度測定開始を指示すると共に、前記現像液循環手段46を制御し、前記指示手段45が指示した時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行うか、又は、予め定められた時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行う。
【0063】
【作用】
上記の如く構成することにより、請求項記載の印刷装置40は、濃度測定手段42が入力された基準値から規定された範囲、例えば±2.5%の範囲を測定することが可能である構成のため、或る基準値を入力して測定し、規定範囲外であれば、異なる基準値を入力して測定する動作を繰り返し、入力する基準値を決定する必要がある。
【0064】
従って、最初に測定した結果が例えば、濃い方向にずれていることを示している場合は、基準値を所定値、例えば5%ずらして入力し、再測定を行う動作を繰り返すことにより、速やかに基準値を探索することが出来る。
【0065】
又、請求項記載の印刷装置40は、濃度の有効範囲の最高値、例えば130%を基準値として入力し、濃度測定をした結果が薄い方向にずれていた場合、濃度の有効範囲の最低値、例えば70%を基準値として入力し、濃度測定をした結果が濃い方向にずれていた場合、先に入力した上下二つの基準値の中間値、即ち100%を入力して測定するという動作を繰り返すため、前記請求項記載の印刷装置40より更に早く基準値を探索することが出来る。
【0066】
又、請求項記載の印刷装置40は、前記基準値の求め方を請求項記載の方法か請求項記載の方法か指定し得るため、印刷装置40の環境条件や使用状態に対応して敏速な基準値決定方法を選択することが出来る。
【0067】
又、請求項記載の印刷装置40は、現像液槽22のトナー濃度が測定されるため、現像液循環手段46によって現像液タンク18から印刷媒体に供給される現像液のトナー濃度と異なる場合があるが、この濃度の相違を解消することが出来る。
【0068】
又、請求項記載の印刷装置40は、液体トナー又はアイソパが一定量補充されてトナー濃度が均一では無い現像液槽22内のトナー濃度を均一化することが可能なため、正確な濃度の測定を行うことが出来る。
【0069】
又、請求項記載の印刷装置40は、液体トナーを補充して濃度を濃くする方が、アイソパを補充して濃度を薄くするより時間が少なくて済むため、アイソパを補充する量を多くすることで、濃度が均一化するまでの時間を同一とすることが出来る。
【0070】
又、請求項と請求項に記載の印刷装置40は、テーブル47を参照することにより、基準値からのずれ量に対応して、速やかにトナー濃度を維持すべき基準値に一致させることが出来る。
【0071】
又、請求項記載の印刷装置40は、テーブル47を参照し得ない程有効範囲外にトナー濃度がずれている場合、所定値で液体トナー又はアイソパを補充し、現像液の循環を行わせることが出来る。
【0072】
又、請求項10記載の印刷装置40は、液体トナー又はアイソパを連続補充しつつトナー濃度の測定を行うため、液体トナー又はアイソパの補充量が一定量補充する方法よりも多く必要となるが、最も速くトナー濃度を目標値に到達させることが出来る。
【0073】
又、請求項11記載の印刷装置40は、液体トナー又はアイソパの補充量が多くなっても、トナー濃度を速く目標値に到達させるか、時間がかかっても液体トナー又はアイソパの補充量を節減するか選択することが出来る。従って、補充液の残量や補充に費やせる時間によって切替えることにより、印刷装置40の使用状態に対応した処理が可能となる。
【0074】
又、請求項12記載の印刷装置40は、現像液槽22の液面が所定値、例えば下面センサの位置より低下した場合、アイソパのみで液面制御を優先し、その後液体トナーを補充するため、トナー濃度を基準値に一致させる時間を最短とすることが出来る。これは前記の如く、液体トナーを補充して濃度を濃くする方がアイソパで薄くするより速いためである。
【0075】
又、請求項13記載の印刷装置40は、トナー濃度の測定を常時実行するのでは無く、予め定めた時点で実行させるものであり、濃度変動が発生する動作が行われた後に測定するようにしたものである。
【0076】
又、請求項14記載の印刷装置40は、指示手段45から指示した時点でトナー濃度の測定を可能とするもので、任意の時点でトナー濃度を測定することが出来る。
【0077】
又、請求項15記載の印刷装置40は、選択手段49によって不必要なトナー濃度の測定が行われないようにすることが出来る。
【0078】
【実施例】
図2は本発明の一実施例を示す回路のブロック図である。
プロセッサ50はROM51に格納されているプログラムを読出して動作し、インタフェース回路53を経て図8に示す他の給版部1、露光部2及び溶出部7等と通信を行う。
【0079】
又、プロセッサ50はトナー濃度が薄くなると、入出力ポート54を経て駆動回路55を制御し、トナーポンプ25を駆動して液体トナーを図9に示す現像液槽22に補充し、トナー濃度が濃くなると駆動回路56を制御して溶媒ポンプ27を駆動し、現像液槽22にアイソパを補充する。
【0080】
そして、トナー濃度を測定する時や、図9に示すワーク11に現像液を注ぐ時は、駆動回路57を制御して循環ポンプ23を駆動し、現像液槽22から図9に示す現像液タンク18に現像液を送出し、現像液槽22内の現像液を循環させる。
【0081】
プロセッサ50はトナー濃度を測定する場合、入出力ポート54を経て濃度測定回路58に基準値を入力し、濃度センサ36が送出するトナー濃度を、この基準値からのずれ量が規定値内にあるか否かで測定し、この基準値から規定値以上にトナー濃度がずれている測定結果が得られると、基準値を変更して再度測定する動作を繰り返し、入力した基準値からのずれ量が規定値内に入った時、トナー濃度の測定が完了したと判定する。
【0082】
図3は濃度測定回路の一例を示すブロック図である。
プロセッサ50は現像液のトナー濃度が、印刷媒体上の潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲、即ち、有効濃度範囲が例えば130%〜70%であるとすると、D/A変換回路66に対し5%段階で変化する基準値を入力する。
【0083】
即ち、130%を示す16進数のFFF(以後16進数を$を付して表す)から、125%を示す$EAA、120%を示す$D55、115%を示す$BFF、110%を示す$AAA、105%を示す$955、100%を示す$800、95%を示す$6AA、90%を示す$555、85%を示す$3FF、80%を示す$2AA、75%を示す$155及び70%を示す$000を入力する。
【0084】
D/A変換回路66に入力された前記の如き基準値は、入力されたディジタル値がアナログ値に変換され、演算増幅器70で増幅された後、演算増幅器69に送出される。
【0085】
濃度センサ36は、例えば発光ダイオードと受光ダイオードとから構成され、発光ダイオードの発光した光が現像液のトナー濃度に対応して減衰し、受光ダイオードで受光され、その受光量に対応する電圧が演算増幅器68で増幅されて演算増幅器69に入り、前記基準値と比較され、基準値からの偏差量がA/D変換回路67に送出される。
【0086】
A/D変換回路67は基準値からの偏差量を256段階で出力するため、入力するアナログ値を$00〜$FFの範囲でプロセッサ50に送出する。
即ち、$00であれば、トナー濃度が基準値から+2.5%以上ずれていることを示し、$FFであれば、トナー濃度が基準値から−2.5%以上ずれていることを示す。そして、$80であれば、基準値からの偏差が無いことを示す。従って、基準値から±2.5%の範囲でトナー濃度を測定することが出来る。
【0087】
上面センサ34は現像液が、その位置に達すると増幅回路59と入出力ポート54を経て、現像液槽22の液面が上限に達したことをプロセッサ50に通知する。
【0088】
又、下面センサ35は現像液が、その位置より低下すると増幅回路60と入出力ポート54を経て、現像液槽22の液面が下限を過ぎたことをプロセッサ50に通知する。
【0089】
オペレータパネル61からはオペレータの操作するスイッチ等により、入出力ポート54を経てオペレータからの指示がプロセッサ50に入力する。そして、スイッチ62は、必要時にのみオペレータの指示がプロセッサ50に入力し得るようにしたものである。
【0090】
RAM52はプロセッサ50が必要とするデータを格納するメモリであり、テーブル47はプロセッサ50が濃度制御に必要なデータが格納されている。
プロセッサ50はインタフェース回路53を経て前記露光部2からワーク11の搬送を通知されると、入出力ポート54を経て駆動回路63を制御し、モータ65を駆動して図9に示す給材ローラ30と絞りローラ31を回転させる。
【0091】
又、前記の如く、ホストからの指示により、駆動回路64を駆動して洗浄ポンプ29を駆動し、給材ローラ30と絞りローラ31の洗浄を行わせる。
1)プロセッサ50は、電源が投入されると、濃度測定回路58に基準値を入力して、前記の如くトナー濃度を測定し、このトナー濃度が前記有効範囲内であれば、この濃度を電源切断時まで維持するようにトナーポンプ25又は溶媒ポンプ27を駆動して液体トナー又はアイソパを現像液槽22に補充する。
【0092】
2)プロセッサ50は、オペレータパネル61からの指示により、電源投入時のトナー濃度維持を指示されると、前記の動作を行い、指定されたトナー濃度を維持するように指示されると、オペレータパネル61から入力されるトナー濃度を維持するように動作する。
【0093】
3)プロセッサ50は、濃度測定回路58のD/A変換回路66に基準値を入力する場合、例えば、$800(100%)を入力しA/D変換回路67が$00を送出した時は、$955(105%)をD/A変換回路66に入力して、A/D変換回路67が未だ$00を送出した時は、$AAA(110%)をD/A変換回路66に入力して、A/D変換回路67が$00から$FFの間の16進数を送出した時は、この$AAA(110%)を基準値とする。
【0094】
又逆に、プロセッサ50が$800(100%)をD/A変換回路66に入力しA/D変換回路67が$FFを送出した時は、$6AA(95%)をD/A変換回路66に入力して、A/D変換回路67が未だ$FFを送出した時は、$555(90%)をD/A変換回路66に入力して、A/D変換回路67が$00から$FFの間の16進数を送出した時は、この$555(90%)を基準値とする。
【0095】
図4と図5は基準値設定の一例を説明するフローチャートである。
図4と図5の動作は先に入力した二つの基準値の中間値を求めて新たな基準値とし、速やかに基準値を決定するものである。
【0096】
4)プロセッサ50は、濃度測定回路58のD/A変換回路66に基準値を入力する場合、電源投入されると、ステップ(1) で基準値をトナー濃度の有効範囲の最高値であるA=$FFF(130%)を入力し、ステップ(2) で濃度データは$00か調べる。
【0097】
A/D変換回路67が$00を送出した場合、プロセッサ50はステップ(5) で濃度が130%以上であり、濃すぎるためアイソパを補充して、ステップ(1) の処理に戻る。
【0098】
プロセッサ50はステップ(2) で濃度データが$00で無く、A/D変換回路67が$00を送出しない場合、ステップ(3) で濃度データは$FFか調べ、A/D変換回路67が$FFを送出した場合は、ステップ(6) で基準値をトナー濃度の有効範囲の最低値であるB=$000として、D/A変換回路66に入力するが、A/D変換回路67が$FFを送出しない場合は、ステップ(4) で基準値を130%に決定する。
【0099】
プロセッサ50はステップ(6) で基準値を$000とすると、ステップ(7) で濃度データは$FFか調べ、A/D変換回路67が$FFを送出した時は、ステップ(11)で濃度が70%以下であり、薄すぎるため液体トナーを補充して、ステップ(6) の処理に戻る。
【0100】
そして、ステップ(7) で濃度データが$FFでなければ、ステップ(8) で濃度データは$00か調べる。そして、A/D変換回路67が$00を送出しない時は、ステップ(9) で基準値を70%に決定する。
【0101】
又、A/D変換回路67が$00を送出した時は、ステップ(10)で前記先に入力した上下二つの基準値の中間値であるC=$800をD/A変換回路66に入力する。
【0102】
そして、プロセッサ50はステップ(12)で濃度データは$00か調べる。ここて、A/D変換回路67が$00を送出した時は、ステップ(19)で前記先に入力した上下二つの基準値$800と$FFFの中間値であるD=$BFFをD/A変換回路66に入力し、ステップ(12)で濃度データが$00で無ければ、ステップ(13)で濃度データは$FFか調べる。
【0103】
ステップ(13)でA/D変換回路67が$FFを送出しない時は、ステップ(14)で基準値を100%に決定し、ステップ(13)でA/D変換回路67が$FFを送出した時は、ステップ(15)で前記先に入力した上下二つの基準値$800と$000の中間値であるE=$3FFをD/A変換回路66に入力する。
【0104】
そして、ステップ(16)で濃度データが$00で無く、ステップ(17)で濃度データが$FFでも無ければ、ステップ(18)で基準値を85%に決定する。
又、ステップ(19)で基準値を$BFFとした時、ステップ(20)で濃度データは$00か調べ、$00で無ければステップ(21)で濃度データは$FFか調べ、$FFで無ければステップ(22)で基準値を115%に決定する。
【0105】
これでも、基準値が求められず、ステップ(16)でA/D変換回路67が$00を送出した時は、ステップ(35)で前記先に入力した上下二つの基準値$800と$3FFの中間値であるH=$5FFをD/A変換回路66に入力し、ステップ(36)で濃度データは$00か調べ、$00でなければ、ステップ(37)で濃度データは$FFか調べる。
【0106】
ステップ(37)で濃度データが$FFで無ければステップ(38)で基準値を92.5%に決定し、ステップ(36)で濃度が$00であるか、ステップ(38)で濃度データが$FFであれば、前記先に入力した上下二つの基準値の中間値をD/A変換回路66に入力する動作を繰り返し、ステップ(39)で求められたXXX%を基準値に決定する。
【0107】
又、ステップ(17)でA/D変換回路67が$FFを送出した時は、ステップ(31)で前記先に入力した上下二つの基準値$000と$3FFの中間値であるJ=$1FFをD/A変換回路66に入力し、ステップ(32)で濃度データは$00か調べ、$00でなければ、ステップ(33)で濃度データは$FFか調べる。
【0108】
ステップ(33)で濃度データが$FFで無ければステップ(34)で基準値を77.5%に決定し、ステップ(32)で濃度が$00であるか、ステップ(33)で濃度データが$FFであれば、前記先に入力した上下二つの基準値の中間値をD/A変換回路66に入力する動作を繰り返し、ステップ(39)で求められたXXX%を基準値に決定する。
【0109】
又、ステップ(20)でA/D変換回路67が$00を送出した時は、ステップ(23)で前記先に入力した上下二つの基準値$FFFと$BFFの中間値であるF=$F55をD/A変換回路66に入力し、ステップ(24)で濃度データは$00か調べ、$00でなければ、ステップ(25)で濃度データは$FFか調べる。
【0110】
ステップ(25)で濃度データが$FFで無ければステップ(26)で基準値を127.5%に決定し、ステップ(24)で濃度が$00であるか、ステップ(25)で濃度データが$FFであれば、前記先に入力した上下二つの基準値の中間値をD/A変換回路66に入力する動作を繰り返し、ステップ(39)で求められたXXX%を基準値に決定する。
【0111】
又、ステップ(21)でA/D変換回路67が$FFを送出した時は、ステップ(27)で前記先に入力した上下二つの基準値$800と$BFFの中間値であるG=$9FFをD/A変換回路66に入力し、ステップ(28)で濃度データは$00か調べ、$00でなければ、ステップ(29)で濃度データは$FFか調べる。
【0112】
ステップ(29)で濃度データが$FFで無ければステップ(30)で基準値を107.5%に決定し、ステップ(28)で濃度が$00であるか、ステップ(29)で濃度データが$FFであれば、前記先に入力した上下二つの基準値の中間値をD/A変換回路66に入力する動作を繰り返し、ステップ(39)で求められたXXX%を基準値に決定する。
【0113】
5)プロセッサ50はオペレータパネル61に設けられたディップスイッチの数値を読取ることで、3)で説明した基準値の決定方法を実行するか、4)で説明した基準値の決定方法を実行するか判定する。
【0114】
6)プロセッサ50は、電源が投入された時と、トナー濃度を測定する時は、RAM52上に設定したプログラムカウンタをセットし、このプログラムカウンタが所定の時間、例えば、10秒計数する間、循環ポンプ23を駆動して、現像液を循環させた後、濃度測定回路58が測定するトナー濃度をRAM52に格納する。
【0115】
従って、図9に示す現像液槽22内のトナー濃度と、現像液タンク18内のトナー濃度と、ワーク支持ベッド20及び電極板19間の現像液17のトナー濃度とを同一濃度とすることが可能となり、濃度センサ36が検出する濃度で現像液17のトナー濃度を測定することが出来る。
【0116】
7)プロセッサ50は、前記の如く、トナー濃度を測定した結果、維持すべきトナー濃度からずれていると、濃度が薄ければトナーポンプ25を駆動して、所定量の液体トナーを補充し、濃度が濃ければ溶媒ポンプ27を駆動して所定量のアイソパの補充を行った後、循環ポンプ23を10秒間駆動してからトナー濃度の再測定を行う。
【0117】
従って、補充された液体トナー又はアイソパが現像液槽22内で混合し、均一な濃度の現像液となるため、前記同様濃度センサ36が検出する濃度で現像液17のトナー濃度を一定とすることが出来る。
【0118】
8)プロセッサ50は、前記の如く、トナー濃度を測定した結果、維持すべきトナー濃度からずれていると、濃度が薄ければトナーポンプ25を例えば2秒間駆動して液体トナーを補充し、濃度が濃ければ溶媒ポンプ27を4秒間駆動してアイソパの補充を行った後、夫々循環ポンプ23を10秒間駆動してからトナー濃度の再測定を行う。
【0119】
従って、トナー濃度を薄める場合と濃くする場合とで、大体現像液を均一化する時間を略同一とすることが出来る。
図6はテーブルの一例を説明する図である。
【0120】
図6はトナー濃度の基準値からのずれ量に対応して、液体トナー又はアイソパの補充量と循環ポンプの駆動時間をどのように変えるか指示するものである。
9)及び10) プロセッサ50は、濃度測定時に図3のA/D変換回路67か$80を送出している場合、D/A変換回路66に入力した基準値と一致したトナー濃度であると判定し、トナーポンプ25と溶媒ポンプ27の駆動を行わない。
【0121】
しかし、トナー濃度が基準値よりずれていた時、図6に示すテーブル47の(基準値−濃度値)の欄を参照し、そのずれ量が(−1%)であると、(トナー補充時間)と(循環時間)の欄を参照し、トナーポンプ25を2秒間駆動とすると共に、循環ポンプ23を10秒間駆動する。
【0122】
そして、トナー濃度のずれ量が(−2%)であると、トナーポンプ25を4秒間駆動すると共に、循環ポンプ23を15秒間駆動する。
又、トナー濃度のずれ量が(+1%)であると、図6に示すテーブル47の(アイソパ補充時間)と(循環時間)の欄を参照し、溶媒ポンプ27を4秒間駆動とすると共に、循環ポンプ23を10秒間駆動する。
【0123】
そして、トナー濃度のずれ量が(+2%)であると、溶媒ポンプ27を8秒間駆動すると共に、循環ポンプ23を15秒間駆動する。
11)プロセッサ50は、オペレータパネル61から入力されるディップスイッチの数値を読取り、前記テーブル47を参照して濃度調整を行うか、所定値により濃度調整を行うかを認識する。
【0124】
そして、テーブル47を参照する場合は、前記9)及び10) で説明した濃度調整方法を実行し、所定値により濃度調整を行う場合は、前記7)で説明した濃度調整方法を実行する。
【0125】
図7はトナー濃度が規定値を越えた時の処理を説明するフローチャートである。
12)プロセッサ50は、ステップ(1) で循環ポンプ23を駆動し、RAM52上に設定したプログラムカウンタをセットして、ステップ(2) で10秒経過するのを監視する。
【0126】
そして、10秒経過するとステップ(3) で濃度値の読取りを行い、ステップ(4) で濃度データは$00か調べる。そして、図3に示すA/D変換回路67が$00を送出すると、ステップ(5) で溶媒ポンプ27を駆動し、ステップ(3) の処理に戻る。
【0127】
又、ステップ(4) でA/D変換回路67が$00を送出しない場合は、ステップ(6) で濃度データは$FFか調べる。そして、A/D変換回路67が$FFを送出すると、ステップ(7) でトナーポンプ25を駆動し、ステップ(3) の処理に戻る。
【0128】
プロセッサ50は、ステップ(6) で、A/D変換回路67が$FFを送出しない場合、トナー濃度は基準値に対する規定値の範囲内に入ったと判定し、ステップ(8) で溶媒ポンプ27又はトナーポンプ25の駆動を停止する。
【0129】
即ち、溶媒ポンプ27を駆動していた場合には、この溶媒ポンプ27を停止させ、トナーポンプ25を駆動していた場合には、このトナーポンプ25を停止させる。
【0130】
そして、ステップ(9) で循環ポンプ23の駆動を停止する。
13)プロセッサ50は、オペレータパネル61から入力されるディップスイッチの数値を読取り、トナー濃度の測定を行いつつ濃度調整を行うか、所定値の液体トナー又はアイソパを補充することにより濃度調整を行うかを認識する。
【0131】
そして、トナー濃度の測定を行いつつ濃度調整を行う場合は、前記12)で説明した濃度調整方法を実行し、所定値の液体トナー又はアイソパを補充することにより濃度調整を行う場合は、前記7)で説明した濃度調整方法を実行する。
【0132】
14)プロセッサ50は、現像液槽22の液面が下限を過ぎたことを下面センサ35が検出すると、溶媒ポンプ27を駆動して、下面センサ35が現像液槽22の液面が前記下限を越えて上昇したことを通知すると、循環ポンプ23を10秒間駆動した後トナー濃度の測定を行い、トナー濃度が基準値に対し規定値以上ずれていると、濃度が薄い場合トナーポンプ25を駆動し、トナー濃度が規定値内に入るとトナーポンプ25の駆動を停止する。
【0133】
15)プロセッサ50は、常時トナー濃度の測定を実行するのでは無く、予め定められた時点、即ち、電源投入時と、オペレータパネル61からイニシアル動作を指示されたイニシアル時と、現像部3に露光部2から最初のワーク搬送を通知された現像起動準備時と、ワーク11を乾燥部4に搬送した後と、洗浄ポンプ29を駆動して給材ローラ30と絞りローラ31の洗浄が完了した時の5時点で、循環ポンプ23を10秒間駆動した後、濃度測定回路58の出力を読取ってトナー濃度を測定する。
【0134】
この5時点においてトナー濃度を測定すれば、各時点間のトナー濃度は安定しており、実用上トナー濃度の管理には支障が無い。
但し、電源投入時は、濃度センサ36が安定するまで2分間待って、前記の如く基準値の入力を行い、トナー濃度の測定を開始する。
【0135】
16)プロセッサ50は、オペレータパネル61から入力されるディップスイッチがトナー濃度測定時点を指示する数値を読取り、この指定された時点をRAM52に格納する。
【0136】
そして、RAM52から読出した時点にプロセッサ50の処理が到達すると、循環ポンプ23を10秒間駆動した後、濃度測定回路58の出力を読取ってトナー濃度を測定する。
【0137】
17)プロセッサ50は、スイッチ62がオペレータパネル61のディップスイッチの出力を送出していると、16) で説明した時点において10秒間循環ポンプ23を駆動した後、濃度測定回路58の出力を読取ってトナー濃度を測定し、スイッチ62が例えば接地電位を送出していると、15)で説明した時点において、10秒間循環ポンプ23を駆動した後、濃度測定回路58の出力を読取ってトナー濃度を測定する。
【0138】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明は濃度測定回路に入力する基準値の決定を速くするため、トナー濃度制御時間を短縮すると共に、濃度の有効範囲内であれば、トナー濃度を固定値に合わせることをしないため、不要なトナー濃度制御を行うことを排除することが出来る。
【0139】
又、更に現像液槽の現像液を現像液タンクを経てワーク支持ベッドと電極板との間に注ぎ、ワークの潜像を現像する構成で、循環ポンプを所定の時間駆動するため、トナー濃度を均一化するために要する時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示す回路のブロック図
【図3】 濃度測定回路の一例を示すブロック図
【図4】 基準値設定の一例を説明するフローチャート(その1)
【図5】 基準値設定の一例を説明するフローチャート(その2)
【図6】 テーブルの一例を説明する図
【図7】 トナー濃度が規定値を越えた時の処理を説明するフローチャート
【図8】 自動製版装置の一例を説明する図
【図9】 現像部の構成を説明する図
【符号の説明】
1 給版部
2 露光部
3 現像部
4、9 乾燥部
5 定着部
6 冷却部
7 溶出部
8 ガム部
10 保管ケース
11 ワーク
12 ピックアップ装置
13 帯電器
14、47 テーブル
15 ポリゴンミラー
16 グランド端子
17 現像液
18 現像液タンク
19 電極板
20 ワーク支持ベッド
21 液回収トレイ
22 現像液槽
23 循環ポンプ
24 液体トナー槽
25 トナーポンプ
26、28 溶媒槽
27 溶媒ポンプ
29 洗浄ポンプ
30 給材ローラ
31 絞りローラ
32 堰
33 現像液排出口
34 上面センサ
35 下面センサ
36 濃度センサ
40 印刷装置
41 制御手段
42 濃度測定手段
43 トナー液補充手段
44 溶媒補充手段
45 指示手段
46 現像液循環手段
48 液量検出手段
49 選択手段
50 プロセッサ
51 ROM
52 RAM
53 インタフェース回路
54 入出力ポート
55、56、57、63、64 駆動回路
58 濃度測定回路
59、60 増幅回路
61 オペレータパネル
62 スイッチ
65 モータ
66 D/A変換回路
67 A/D変換回路
68、69、70 演算増幅器

Claims (15)

  1. 液体トナーを溶媒により溶かした現像液のトナー濃度を入力された基準値らのずれ量が規定値の範囲内にあるか否かで測定する濃度測定手段を用いて測定し、該入力した基準値がトナー濃度の印刷媒体上に形成された潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲である有効範囲内にある場合、前記潜像を該現像液によって現像する印刷装置において、前記濃度測定手段の測定結果に基づき前記入力する基準値を変更する制御手段を設け、前記濃度測定手段に入力した基準値に基づき濃度測定した結果が該基準値からのずれ量が規定値の範囲外でトナー濃度が濃い方向にずれていることをしていた場合は、該基準値をトナー濃度の濃い方向に所定値だけずらして入力した後濃度測定を行う処理を繰り返し、前記濃度測定した結果が前記基準値からのずれ量が規定値の範囲外でトナー濃度が薄い方向にずれていることをしていた場合は、該基準値をトナー濃度の薄い方向に所定値だけずらして入力した後濃度測定を行う処理を繰り返し、前記入力した基準値に基づき測定したトナー濃度が前記有効範囲内となる該基準値を探索する処理を少なくとも装置の電源投入時に実行し、測定したトナー濃度が前記有効範囲内である場合には、このトナー濃度が前記規定値の範囲内を電源切断時まで維持するように、前記液体トナー又は前記溶媒を現像液漕に補充することを特徴とする印刷装置。
  2. 液体トナーを溶媒により溶かした現像液のトナー濃度を入力された基準値らのずれ量が規定値の範囲内にあるか否かで測定する濃度測定手段を用いて測定し、該入力した基準値がトナー濃度の印刷媒体上に形成された潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲である有効範囲内にある場合、前記潜像を該現像液によって現像する印刷装置において、前記濃度測定手段の測定結果に基づき前記入力する基準値を変更する制御手段を設け、前記濃度測定手段に入力する基準値を前記トナー濃度の有効範囲の最高値A及び最低値Bとし、続いて該入力する基準値を(A+B)/2=Cとし、続いて該入力する基準値を(C+A)/2=D及び(C+B)/2=Eの何れかとし、続いて該入力する基準値を(A+D)/2=F及び(D+C)/2=G及び(C+E)/2=H及び(E+B)/2=Jの何れかとするように常に先に入力した上下二つの基準値の中間値を求めて入力した後濃度測定を行う処理を繰り返し、前記入力した基準値に基づき測定したトナー濃度が前記有効範囲内となる該基準値を探索する処理を少なくとも装置の電源投入時に実行し、測定したトナー濃度が前記有効範囲内である場合には、このトナー濃度が前記規定値の範囲内を電源切断時まで維持するように、前記液体トナー又は前記溶媒を現像液漕に補充することを特徴とする印刷装置。
  3. 液体トナーを溶媒により溶かした現像液のトナー濃度を入力された基準値らのずれ量が規定値の範囲内にあるか否かで測定する濃度測定手段を用いて測定し、該入力した基準値がトナー濃度の印刷媒体上に形成された潜像を現像するのに支障の無い濃度範囲である有効範囲内にある場合、前記潜像を該現像液によって現像する印刷装置において、前記濃度測定手段の測定結果に基づき前記入力する基準値を変更する制御手段と、前記濃度測定手段に前記制御手段が入力する基準値の変更方法を指示する指示手段と、を設け、前記指示手段によって、該基準値を所定値だけ順次ずらして入力するか、又は、先に入力した上下二つの基準値の中間値を求めて入力するかが指定され、指定された変更方法により基準値を探索する処理を少なくとも装置の電源投入時に実行し、測定したトナー濃度が前記有効範囲内である場合には、このトナー濃度が前記規定値の範囲内を電源切断時まで維持するように、前記液体トナー又は前記溶媒を現像液漕に補充することを特徴とする印刷装置。
  4. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記制御手段は、電源投入時又はトナー濃度測定前に前記現像液循環手段を所定の時間駆動した後、前記現像液槽のトナー濃度を測定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果に基づき前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に所定量の前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記トナー補充手段又は溶媒補充手段を駆動した時は、前記現像液循環手段を所定の時間駆動した後、前記現像液槽のトナー濃度を測定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果に基づき前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記溶媒補充手段が一回に補充する液量より前記トナー液補充手段が一回に補充する液量を少なくすることにより、トナー濃度測定前における前記現像液循環手段の駆動時間を同一としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果から予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量を指示するテーブルを参照し、前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、トナー濃度の維持すべき基準値からのずれ量が大きい程、補充する前記液体トナー又は溶媒の液量を多くすることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果から予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量と前記現像液循環手段の駆動時間を指示するテーブルを参照し、前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記トナー濃度の維持すべき基準値からのずれ量が大きい程、前記現像液循環手段を駆動する時間を長くすることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、前記制御手段に予め設定された液体トナー及び溶媒の補充量と前記現像液循環手段の駆動時間を指示するテーブルを参照するか否かを指示する参照指示手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果から前記テーブルを参照し、前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記テーブルを参照する場合は、トナー濃度の維持すべき基準値からのずれ量が大きい程、前記補充する液体トナー又は溶媒の液量を多くすると共に、前記現像液循環手段を駆動する時間を長くし、該テーブルを参照しない場合は、所定値によって該液体トナー又は溶媒を補充すると共に、所定値により該現像液循環手段を駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果から前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、トナー濃度が前記濃度測定手段の規定値の範囲を越えて薄い場合、前記トナー液補充手段と現像液循環手段とを駆動しつつトナー濃度を測定し、該トナー濃度が前記濃度測定手段の規定値の範囲内に入った時、該トナー液補充手段と現像液循環手段とを停止させ、該トナー濃度が前記濃度測定手段の規定値の範囲を越えて濃い場合、前記溶媒補充手段と現像液循環手段とを駆動しつつトナー濃度を測定し、該トナー濃度が前記濃度測定手段の規定値の範囲内に入った時、該溶媒補充手段と現像液循環手段とを停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、前記制御手段に液体トナー又は溶媒を一定量補充した後トナー濃度を測定するか、トナー濃度の測定を行いつつ液体トナー又は溶媒の補充を行うか指示する測定指示手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果から前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記測定指示手段の指示に従って、液体トナー又は溶媒の補充時間を短縮する場合、トナー濃度の測定を行いつつ液体トナー又は溶媒の補充を行わせ、液体トナー又は溶媒の補充量を節減する場合、液体トナー又は溶媒を一定量補充した後トナー濃度を測定させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を、該現像液の液量を検出する液量検出手段を備えた現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記液体トナーを補充するトナー液補充手段と、前記溶媒を補充する溶媒補充手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の測定結果及び前記液量検出手段の検出結果から前記トナー液補充手段又は溶媒補充手段を駆動して、前記現像液槽に前記液体トナー又は溶媒を補充すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記現像液槽内の現像液の量が所定値より減少した場合、溶媒を該所定値に達するまで補充させた後、トナー濃度の測定を行って必要量の液体トナーを補充することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  13. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記制御手段は、前記濃度測定手段の濃度測定開始を指示すると共に、前記現像液循環手段を制御し、予め定められた時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  14. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記制御手段に濃度測定開始時点を指示する開始時点指示手段を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の濃度測定開始を指示すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記開始時点指示手段が指示した時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
  15. 前記印刷装置は、液体トナーを溶媒により溶かした現像液を現像液槽に貯留し、現像液循環手段によって現像液タンクを経て該現像液を印刷媒体に注いだ後該現像液槽に還流させることで、該印刷媒体上に形成された潜像にトナーを付着させて現像する印刷装置であって、前記制御手段に濃度測定開始時点を指示する開始時点指示手段と、前記開始時点指示手段の指示によるか、予め定められた時点において濃度測定を開始させるかを前記制御手段に選択させる選択手段と、を設け、前記制御手段は、前記濃度測定手段の濃度測定開始を指示すると共に、前記現像液循環手段を制御し、前記開始時点指示手段が指示した時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行うか、又は、予め定められた時点において、所定の時間現像液を循環させた後濃度測定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。
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