JP2896158B2 - ビーム光走査装置 - Google Patents

ビーム光走査装置

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JP2896158B2
JP2896158B2 JP1079579A JP7957989A JP2896158B2 JP 2896158 B2 JP2896158 B2 JP 2896158B2 JP 1079579 A JP1079579 A JP 1079579A JP 7957989 A JP7957989 A JP 7957989A JP 2896158 B2 JP2896158 B2 JP 2896158B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば走査されたレーザビームによる走
査露光と電子写真プロセスとによって印字するレーザプ
リンタなどの画像形成装置、あるいは走査されたレーザ
ビームを利用して画像情報を読取る情報読取装置などに
用いて好適なビーム光装置装置に関する。
(従来の技術) 最近、たとえば走査されたレーザビームによる走査露
光と電子写真プロセスとによって印字するレーザプリン
タが開発されている。この種のレーザプリンタには、レ
ーザビーム(ビーム光)を得るためのレーザ発振器、こ
のレーザ発振器から出力されるレーザビームを走査する
ポリゴンミラーなどの回転ミラー、その他、種々のミラ
ーおよびレンズなどを主体に構成されるビーム光走査装
置が用いられている。
このようなビーム光走査装置にあっては、回転ミラー
によって走査されたレーザビームの位置を検出するビー
ム検出手段が設けられており、このビーム検出手段から
のビーム検出信号は、通常、記録媒体上の所定位置から
情報信号の書込みを行なうための水平同期信号などとし
て使用される。
さて、上記ビーム検出手段の受光面に入射するレーザ
ビームは、レーザ発振器から種々のミラーおよびレンズ
を経由してくる。ところが、レーザプリンタはトナー
(現像剤)を使用するため、これらミラーおよびレンズ
などの光学系がトナーによる汚れや錆びなどの原因で徐
々に機能が低下した場合、ビーム検出手段の受光面に入
射するレーザビームの強度も徐々に弱くなり、最後には
ビーム検出できなくなる。
そこで、従来は、ビーム検出手段から得られるビーム
検出信号を常時モニタしておき、レーザビーム未検出と
なった時点でビーム検出手段の異常とし、装置(プリン
タ)の動作を停止させてサービスコールとしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような方法では、装置が突然停止した場
合、プリント動作が中断してしまうという問題があり、
またサービスコール後、サービスマンが早急に対処でき
ない場合もあるため、装置がある期間使用できなくなる
という問題があった。
そこで、本発明は、ビーム光未検出となった時点でビ
ーム検出手段の異常とし突然装置を停止させるのではな
く、ビーム光未検出となる前に装置を停止させずにビー
ム検出手段の異常をチェックすることができるビーム光
走査装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のビーム光走査装置は、ビーム光を発生するビ
ーム光発生手段と、このビーム光発生手段から出力され
たビーム光を像担持体へ向けて照射し、前記ビーム光に
より前記像担持体を走査する走査手段と、前記像担持体
を走査するビーム光を受光して前記ビーム光の位置を検
出するビーム検出手段と、このビーム検出手段によるビ
ーム光の検出結果に基づいて前記ビーム光発生手段を駆
動する駆動手段と、前記ビーム検出手段に入射するビー
ム光の強度を所定の強度と比較する比較手段と、この比
較手段による比較結果に基づいて、前記ビーム光の強度
が前記所定の強度以下である場合に、前記ビーム検出手
段によるビーム光検出ができなくなる前に前記ビーム検
出手段の異常を報知する報知手段とを具備している。
(作用) ビーム検出手段に入射するビーム光の強度が所定値ま
で低下したことを検出することにより、ビーム光未検出
となる前にビーム検出手段の異常をチェックすることが
でき、その結果を報知することで、たとえばプリント動
作の中断が防止できる。また、ビーム光未検出となる前
にサービスマンに連絡できるため、早急に対処が可能と
なり、装置を有効に使用することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明に係るビーム光走査装置の概要を示
すブロック図である。図において、11はビーム光発生手
段としてのレーザ発振器で、たとえば半導体レーザ発振
器を用いており、後述するように変調されたレーザビー
ム(ビーム光)Bを出力する。12はポリゴンミラーなど
の多面の回転ミラーで、図示しないモータによって高速
回転される。この高速回転する回転ミラー12によって、
レーザ発振器11から出力されるレーザビームBを反射さ
せ、像担持体としてのドラム状の感光体13上を走査する
ことにより、感光体13上に画像形成を行なうようになっ
ている。
また、回転ミラー12によって走査されたレーザビーム
Bは、感光体13の記録領域以外で、ビーム検出手段14に
よって検出される。
駆動手段15は、ビーム検出手段14から出力されるビー
ム検出信号に基づいて変調信号を入力し、その変調信号
に応じてレーザ発振器11を駆動することにより、感光体
13上の所定位置に情報記録を行なうようになっている。
ビーム強度検出手段16は、ビーム検出手段14から出力
されるビーム検出信号に基づき、ビーム検出手段14の受
光面に入射するレーザビームBの強度が所定値まで低下
したことを検出する。
そして、制御手段17は、ビーム強度検出手段16の出力
に基づき、ビーム検出手段14の受光面に入射するレーザ
ビームBの強度低下によるビーム未検出となる前に、ビ
ーム強度検出手段16の検出結果を報知手段18で報知すべ
く制御を行なうようになっている。
次に、本発明の一実施例をレーザプリンタに適用した
場合を例にとって説明する。
第2図は、電子写真方式の単色レーザプリンタの概略
的構成を示している。このレーザプリンタは、図示しな
い伝送制御装置などを介してコンピュータあるいはワー
ドプロセッサなどのホストシステム(外部装置)と電気
的に結合されており、外部装置からのドットイメージデ
ータを受入れて、レーザビームを変調することにより感
光体への書込みを行ない、書込んだドットイメージデー
タを現像して用紙上に転写するようになっている。
すなわち、100は装置本体で、この本体100内にはドラ
ム状の感光体101が配設されており、この感光体101は図
示しない駆動源によって図示矢印方向に回転される。感
光体101の周囲部には、その回転方向に沿って帯電制御
形の帯電用帯電器102、静電潜像形成部(ビーム光走査
装置)103、現像および清掃を同時に行なう現像器104、
帯電制御形の転写用帯電器105が順次配設されている。
本体100内の下部には、給紙カセット106が設けられて
いるとともに、この給紙カセット106から給紙ローラ107
で取出された記録媒体としての用紙Pを、感光体101と
転写用帯電器105との間の像転写部108を経て本体100の
上面部に設けられた排紙トレイ109に導く搬送路110が形
成されている。搬送路110の像転写部108の上流側にはア
ライニングローラ対111が、また下流側には定着器(ヒ
ートローラ)112および排紙ローラ対113が配設されてい
る。
静電潜像形成部103は、図示しない外部装置からのド
ットイメージデータに応じて変調されたレーザビームB
を発生する半導体レーザ発振器(レーザダイオードな
ど)114、このレーザ発振器114から出力されるレーザビ
ームBを集光するコリメータレンズなどのレンズ系11
5、このレンズ系115で集光されたレーザビームBを走査
する例えば6面の回転ミラー(ポリゴンミラー)116、
この回転ミラー116を高速回転させるミラーモータ117、
回転ミラー116で走査されたレーザビームBを通過させ
るfθレンズ118、このfθレンズ118を通過したレーザ
ビームBを感光体101の方向へ反射させる反射ミラー11
9,120、この反射ミラー119,120で反射されたレーザビー
ムBを通過させ、感光体101の表面へ導く補正レンズ12
1、回転ミラー116で走査されたレーザビームBを検出す
るビーム検出器122(第3図参照)などから構成されて
いる。
このような構成において、外部装置から印字開始信号
を受取ると、感光体101が回転するとともに、感光体101
は帯電用帯電器102によって例えば表面電位が約マイナ
ス600ボルトになるよう一様に帯電される。
次に、外部装置からドットイメージデータを受取る
と、静電潜像形成部103がそのドットイメージデータに
応じて変調されたレーザビームBを出力し、そのレーザ
ビームBによって帯電された感光体101の表面を走査露
光することにより、感光体101の表面に静電潜像を形成
する。感光体101に形成された静電潜像は、現像器104に
よって反転現像されることにより顕像化されてトナー像
となる。このとき、現像器104は、感光体101上に残存し
ている転写残りトナーの除去(清掃)を現像と同時に行
なう。
そして、感光体101上のトナー像は、像転写部108にお
いて転写用帯電器105の作用で、給紙カセット106から搬
送されてきた用紙P上に転写される。トナー像が転写さ
れた用紙Pは、定着器112へ搬送されてトナー像が定着
され、その後、排紙ローラ対113によって排紙トレイ109
上に排出されるようになっている。
また、像形成を終了した後は、静電潜像形成部103に
よる感光体101の除電を行なうようになっている。すな
わち、まず、転写用帯電器105をオフする。このとき、
感光体101の転写用帯電器105から帯電用帯電器102まで
の間は転写用帯電器105によるプラスの電荷が残ってい
るため、帯電用帯電器102によって感光体101を均一にマ
イナス帯電した後に帯電用帯電器102をオフする。
その後、レーザ発振器114を強制的に発光動作(光変
調は行なわない)させるとともに回転ミラー116を回転
させ、回転ミラー116で走査されたレーザビームBで感
光体101の表面を全面露光することにより、感光体101の
除電を行ない、その後、感光体101の回転を停止させて
終了する。これらの制御は、後述する制御部によって行
なわれるようになっている。
第3図は、ビーム検出器122の設定位置を示してい
る。すなわち、反射ミラー120で反射されたレーザビー
ムの一部はビーム検知ミラー249で反射されて、ビーム
検出器122に入射するようになっている。
第4図は、上記のように構成されたレーザプリンタの
制御部を示している。この制御部は、CPU(セントラル
・プロセッシング・ユニット)201を制御中枢とて、シ
ステムプログラムが格納されたROM(リード・オンリ・
メモリ)202、第1のデータテーブルが格納されたROM20
3、ワーキングメモリとして使用されるRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)204、第2のデータテーブルが格納
された書換え可能な不揮発生RAM205、タイマ206、入出
力ポート207、印字データ書込制御回路208、外部装置と
のインタフェイスを制御するインタフェイス制御回路20
9を基本的に備えている。
タイマ206は汎用タイマであり、たとえば用紙搬送お
よび感光体廻りプロセスなどの制御用基本タイミング信
号を発生する。
入出力ポート207は、操作表示部210への表示データの
出力および各種スイッチデータなどの入力、各種検出器
(マイクロスイッチ、センサなど)211からの入力、駆
動系(ミラーモータ117を含む各種モータ、クラッチ、
ソレノイドなど)212を駆動する駆動回路213への出力、
高圧電源214などの出力を制御するプロセス制御回路215
への入出力、定着器112に設けられた温度検知素子(サ
ーミスタなど)216の出力信号を入力し、定着器112のヒ
ータランプ217の温度を制御するヒータ制御回路218への
入出力、現像器104内のトナー濃度を測定するトナー濃
度センサ219の出力信号を入力して、現像器104へトナー
を補給するトナー補給ソレノイド220を制御するトナー
濃度制御回路221への入出力などを行なう。
印字データ書込制御回路208は、レーザ発振器114を駆
動するレーザ駆動回路232に対して外部装置から転送さ
れてきたビデオイメージデータを送出する。その際、ビ
ーム検出器122は、回転ミラー116によって走査されてい
るレーザビームBを検出しており、その出力信号をビー
ム検出回路223が波形整形することにより水平同期信号
を生成し、これを印字データ書込制御回路208へ送出し
ている。
光量制御回路231は、レーザ発振器114から出力される
レーザビームBの光量の検出(モニタ)するモニタダイ
オード230の出力信号を、ビーム検出回路223から出力さ
れる水平同期信号に基づいてサンプリングし、そのサン
プリング信号に応じてレーザ駆動回路232を制御するこ
とにより、レーザ発振器114から出力されるレーザビー
ムBの光量が均一になるよう制御している。
ビーム強度検出回路280は、ビーム検出器122からのビ
ーム検出信号に基づき、ビーム検出器122の受光面に入
射するレーザビームBの強度が所定値まで低下したこと
を検出するもので、その出力はタイマ270でレベル出力
に変換され、入出力ポート207に入力される。
インタフェイス制御回路209は、ビーム検出回路223で
生成された水平同期信号を外部装置へ送出し、その水平
同期信号に同期して出力されるビデオイメージデータを
外部装置から入力して印字データ書込制御回路208へ送
出する。また、インタフェイス制御回路209は、外部装
置へのステータスデータの出力を行うとともに外部装置
からのコマンドデータの受取りも行なう。
第5図は、第4図におけるビーム検出器122、ビーム
検出回路223、ビーム強度検出回路280の詳細を示すもの
である。
まず、最初にビーム検出器122とビーム検出回路223に
ついて説明する。ビーム検出器122は、たとえば応答性
の非常に速いPINダイオードを使用している。ビーム検
出器122からのビーム検出信号は、感光体101へ印字デー
タを書込むときの基準パルスとなるもので、このパルス
の発生位置は常に安定していなければならない。
さて、ビーム検出器122のアノードは、負荷抵抗R41a
を介して接地されるとともに、抵抗R44aを介して高速コ
ンパレータ825aの一方(−)の入力端子に接続されてい
る。コンパレータ825aの他方(+)の入力端子には、抵
抗R42aと抵抗R43aとで分圧された電圧が抵抗R45aを介し
て印加されている。抵抗R43aには、ノイズ除去用のコン
デンサC10aが並列に接続されている。なお、抵抗R46aは
ヒステリシス特性を持たせるためのポジティブフィード
バック用抵抗、コンデンサC11aは高速でフィードバック
をかけ、出力波形を改善させるためのフィードバック用
コンデンサである。
このような構成において動作を説明する。レーザビー
ムBが高速でビーム検出器122上を通過すると、ビーム
検出器122にパルス電流が流れ、コンパレータ825aの一
方(−)の入力端子には正のパルス電圧が発生する。こ
のパルス電圧はコンパレータ825aの他方(+)の入力端
子の電圧と比較され、コンパレータ825aの出力には負の
パルスの水平同期信号aが出力される(第8図参照)。
以上、ビーム検出器122とビーム検出回路223の詳細に
ついて述べたが、ビーム強度検出回路280はビーム検出
回路223と同様の構成である。
ビーム検出回路223とビーム強度検出回路280との異な
る点は、高速コンパレータ825aと825bの比較電圧であ
る。すなわち、抵抗R42aと抵抗R43aとで分圧された電圧
V1と、抵抗R42bと抵抗R43bとで分圧された電圧V2が異な
る。
上記電圧V1,V2の設定について第6図を参照して説明
する。第6図において、電圧V3は、ビーム検出器122に
流れるパルス電流が抵抗R41によって電圧変換された電
圧波形である。電圧V1はビーム検出回路223のコンパレ
ータ825aの比較電圧、電圧V2はビーム強度検出回路280
のコンパレータ825bの比較電圧であり、それらの関係は
|V1<V2|である。
ここで動作を説明すると、ビーム検出器122の出力電
圧V3が|V3>V2>V1|の場合は、コンパレータ825a,825
bからはそれぞれ負のパルスが出力される。また、ビー
ム検出器122の出力電圧V3が|V1≦V3<V2|の場合は、
コンパレータ825bからは負のパルスが出力されるが、コ
ンパレータ825bからは出力されない。
第7図は、第4図におけるレーザ発振器114、モニタ
ダイオード230、光量制御回路231、レーザ駆動回路232
の部分を詳細に示すものである。第7図において、809
は高周波トランジスタで、レーザ発振器(レーザダイオ
ード)114の光変調を行なう。なお、抵抗R29に電流検出
用抵抗である。
807,808はレーザ発振器114に変調を与えるための高速
アナログスイッチで、それぞれのアナログスイッチ807,
808は、ゲート(G)にハイレベルの電圧が印加される
とドレイン(D)とソース(S)との間が低抵抗とな
り、オン状態になる。ロウレベルの電圧がゲート(G)
に印加されると逆に高抵抗となり、オフ状態になる。な
お、R21はアナログスイッチ807,808のオン,オフ変化時
の短絡保護抵抗、813,814はアナログスイッチ807,808の
ゲートドライバ、C02,C03はスピードアップ用コンデン
サ、R24,R25はゲートドライバ813,814の入力抵抗であ
る。
815,816は排他的論理和回路(以後EOR回路と略称す
る)で、2入力の論理積回路(以後AND回路と略称す
る)820の出力dに応じて変化する。AND回路820は、2
つの入力のいずれかがロウレベルになったとき出力dが
ロウレベルになり、EOR回路815の出力がロウレベルとな
り、アナログスイッチ807をオンにし、レーザ発振器114
はオン状態となる。
AND回路820の出力dがロウレベルになる条件は、印字
データ書込制御回路208からのビデオイメージデータb
(第8図参照)がロウレベルか、もしくは2入力の論理
和回路(以後OR回路と略称する)261の出力である光量
サンプル信号c(第8図参照)がロウレベルのときであ
る。AND回路820の入力が共にハイレベルのときは、EOR
回路816の出力がロウレベルとなり、アナログスイッチ8
08をオンにし、レーザ発振器114はオフ状態となる。
806はオペアンプであり、ボルテージフォロア回路を
構成している。D01はツェナダイオードで、レーザ発振
器114の出力が最大定格以内になるよう規制している。
抵抗R19のコンデンサC01で積分回路を構成しており、抵
抗R19はコンデンサC01の電荷を一定の割合いで放電させ
る放電用抵抗である。804はアナログスイッチで、その
ゲート(G)はインバータ805に接続されており、イン
バータ805の入力にはOR回路261の出力である光量サンプ
ル信号cが入力される。
803はレベル変換用のトランジスタ、R22はトランジス
タ803のベース電流制限抵抗、R18はコンデンサC01への
充電時の電流制限抵抗として働く。802はコンパレータ
であり、このコンパレータ802は抵抗R14,R15の働きによ
りヒステリシス特性を持たせてある。
コンパレータ802の一方(+)の入力端子には、抵抗R
14を介してオペアンプ801の出力電圧が印加されてい
る。オペアンプ801は、レーザ発振器114からの光出力を
検出するモニタダイオード230の出力信号を増幅する。
抵抗R12,R13,VR01はオペアンプ801の増幅度を規制する
抵抗である。したがって、可変抵抗器VR01を変化するこ
とにより、オペアンプ801の増幅度を変化させることが
できる。
抵抗R11はモニタダイオード230の負荷抵抗であり、こ
の抵抗R11の両端にはモニタダイオード230の出力電流に
比例した電圧が得られる。モニタダイオード230の出力
電流は、レーザ発振器114の光出力に対して比例関係に
あるので、可変抵抗器VR01を可変することにより、モニ
タダイオード114の光出力を調整できるようになってい
る。
コンパレータ802の他方(−)の入力端子には、レー
ザ発振器114の光量設定電圧が印加される。上記光量設
定電圧は、ボルテージフォロワを構成するオペアンプ81
9から出力される。オペアンプ819の一方(+)の入力端
子には、露光調整ボリウム821と抵抗R31とによって分圧
された電圧が入力されており、露光調整ボリウム821を
可変することにより、オペアンプ819の出力電圧が変化
するようになっている。
OR回路261の出力である光量サンプル信号cがロウレ
ベルになる条件は、印字データ書込制御回路208からの
レーザオン信号e(第8図参照)とタイマ260の出力信
号が共にロウレベルになったときである。タイマ260
は、たとえばモノステーブルタイマであり、ビーム検出
回路223の出力であるビーム検出信号aの立上りエッジ
で動作を開始する。なお、タイマ260に設定する時間t2
は、ビーム検出信号aの1周期以内である。したがっ
て、タイマ260の出力は、ビーム検出信号aの1周期間
でハイレベル,ロウレベルとなり、ビーム検出信号aに
同期して出力される。
タイマ270は、たとえばモノステーブルタイマであ
り、ビーム強度検出回路280の出力であるビーム強度検
出信号fの立上りエッジで動作を開始する。なお、タイ
マ270に設定する時間t5は、ビーム強度検出信号fの周
期t4以上である。したがって、タイマ270の出力gは、
第8図に示すように、ビーム強度検出回路280の出力f
が連続したパルス出力であればハイレベルとなり、そう
でなければロウレベルとなる。そして、タイマ270の出
力gは入出力ポート207に入力され、処理される。
このような構成において第7図の動作を説明する。ま
ず、印字データ書込制御回路208からのレーザオン信号
eがハイレベルからロウレベルになると、レーザ発振器
114は未だ発光していないためタイマ260は作動せず、そ
の出力はロウレベルである。したがって、OR回路261の
出力である光量サンプル信号cはロウレベルとなる。
光量サンプル信号cがロウレベルになると、アナログ
スイッチ804,807がオンするが、コンデンサC01はチャー
ジされていないため、オペアンプ806の出力はOVとなっ
ており、変調用トランジスタ809はオンしない。したが
って、レーザ発振器114には電流が流れない。
このとき、モニタダイオード230には電流が流れない
ので、コンパレータ802の出力はロウレベルとなり、ト
ランジスタ803はオフとなるので、抵抗R18,R19を通して
コンデンサC01にチャージされる。このチャージすると
きの抵抗R18,R19、コンデンサC01の時定数はライン周期
の数十倍程度に選ぶ。この時定数の値が非常に小さい
と、安定化回路の応答性が早すぎ、レーザ発振器114の
光出力レベルの変動が大きくなる。また、あまり大きい
と応答性が悪くなり、レーザ発振器114の光出力が安定
するのに時間がかかってしまう。
コンデンサC01にチャージが行なわれることにより、
オペアンプ806の出力電圧も徐々に上昇する。したがっ
て、レーザ変調用トランジスタ809のベース電圧が上昇
するのに応じてコレクタに電流が流れる。このコレクタ
電流がレーザ発振器114のスレシュホールド電流を超え
ると、レーザ発振器114が発振動作する。レーザ発振器1
14が発振動作することにより、モニタダイオード230に
電流が流れ、オペアンプ801の一方(+)の入力端子の
電圧が上昇し、その出力電圧も入力電圧を増幅した値が
出力される。
そして、オペアンプ801の出力電圧がコンパレータ802
の他方(−)の入力端子の電圧、すなわちレーザ光量設
定電圧以上になったとき、コンパレータ802の出力はロ
ウレベルからハイレベルとなり、トランジスタ803はオ
ンになり、コンデンサC01は抵抗R19を通してディスチャ
ージされる。したがって、変調用トランジスタ809のベ
ース電圧も下降し、レーザ発振器114の光出力は低下す
る。
レーザ発振器114の光出力が低下すると、コンパレー
タ802の一方(+)の入力端子の電圧もレーザ光量設定
電圧以下となり、再びトランジスタ803がオフし、再び
コンデンサC01に抵抗R18,R19を通してチャージアップさ
れる。このように、レーザ発振器114の光出力は、一旦
レーザ光量設定電圧に達すると、後はレーザ光量設定電
圧付近でコンパレータ802がゆるやかにオン,オフを繰
り返し、レーザ発振器114の光出力は安定する。
このとき、ミラーモータ117はあらかじめ駆動されて
いるので、回転ミラー116は回転している。したがっ
て、レーザ発振器114から出力されるレーザビームB
は、回転ミラー116によって走査され、ビーム検出器122
に入射される。この入射されるレーザビームBの強度が
第6図における|V3>V2>V1|の場合について以下説明
する。
ビーム検出器122にレーザビームが入射されることに
より、ビーム検出回路223からビーム検出信号(水平同
期信号)a、ビーム強度検出回路280からビーム強度検
出信号fが出力される。ビーム検出信号aが出力される
と、タイマ260は動作を開始する。このとき、OR回路261
の一方の入力であるレーザオン信号eはロウレベルであ
るため、その出力の光量サンプル信号cにはタイマ260
の出力がそのまま表われる。
タイマ260にビーム検出信号aが入力されると、その
出力はロウレベルからハイレベルとなり、OR回路261の
出力の光量サンプル信号cもロウレベルからハイレベル
となるため、アナログスイッチ807はオフ、アナログス
イッチ808はオンとなり、レーザ発振器114は発振動作を
停止する。一方、アナログスイッチ804はオフとなるた
め、コンデンサC01へのチャージ、ディスチャージは行
なわれず、レーザ発振器114の光量安定化動作は終了す
る。タイマ260の動作中(t2)はこの状態を継続する。
タイマ260が動作を終了すると、その出力は次のビー
ム検出信号aが出力されるまでの一定期間(t3)、ロウ
レベルとなり、アナログスイッチ804,807をオンさせ、
レーザ発振器114の光量安定化を行なう。
したがって、ビーム検出信号aに基づいてラインごと
に、レーザ発振器114からのレーザビームBの一部をモ
ニタダイオード230で検出し、レーザ発振器114の光量を
均一に制御している。
次に、ビーム検出回路223から出力される水平同期信
号aが印字データ書込制御回路208へ出力されると、所
定時間(t1)後に外部装置からのビデオイメージデータ
bをAND回路820へ送出する。すると、AND回路820から第
8図に示すようなレーザ駆動信号dが出力され、このレ
ーザ駆動信号dに応じてアナログスイッチ807,808が交
互にオン,オフを繰り返し、変調用トランジスタ809に
よってレーザ発振器114が変調され、感光体101にドット
イメージデータを書込む。
このとき、ビーム強度検出信号fは第8図のように出
力されており、タイマ270はビーム強度検出信号fの立
上がりエッジで動作を開始する。タイマ270が動作を開
始すると、その出力gはロウレベルからハイレベルとな
り、設定時間t5の間ハイレベルを継続する。そして、時
間t5に達する前に次のビーム強度検出信号fが入力され
るごとに再起動されるため、ビーム強度検出回路280が
負の連続したパルスを出力している間、タイマ270の出
力gは第8図のようにハイレベルとなる。
次に、ビーム検出器122に入射されるレーザビームB
の強度が第6図における|V1≦V3<V2|の場合について
説明する。この場合、ビーム検出回路223からは水平同
期信号aが出力されるが、ビーム強度検出回路280から
負の連続したパルスは出力されない。したがって、タイ
マ270は動作せず、その出力gはロウレベルのままであ
る。このタイマ270の出力gは、入出力ポート207を介し
てCPU201に取込まれ、操作表示部210によってその結果
(レーザビームBの強度が所定値まで低下したこと)を
表示して報知する。
このような構成であれば、従来のようにレーザビーム
未検出となった時点で突然装置を停止させるのではな
く、レーザビーム未検出となる前に装置を停止させるこ
となく、ビーム検出器の異常をチェックすることができ
る。したがって、不必要なプリント動作の中断を防止す
ることができ、サービスマンによる早急な対処が可能と
なる。
なお、前記実施例では、ビーム光発生手段がレーザビ
ームを出力するレーザ発振器の場合について説明した
が、他のビーム光を出力するものであってもよい。
また、前記実施例では、レーザプリンタなどの画像形
成装置に用いられるビーム光走査装置に適用した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、たとえばレーザ発振器から出力されるレーザビー
ムを利用して画像情報を光学的に読取る情報読取装置に
用いられるビーム光走査装置にも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、ビーム光未検出
となった時点でビーム検出手段の異常とし、突然装置を
停止させるのではなく、ビーム光未検出となる前に装置
を停止せずにビーム検出手段の異常をチェックすること
ができるビーム光走査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は本発明に係るビーム光走査装置の概要を示すブロック
図、第2図は本発明に係るビーム光走査装置が適用され
たレーザプリンタを概略的に示す構成図、第3図はビー
ム検出器の設置位置を説明する斜視図、第4図は制御部
の構成を示すブロック図、第5図はビーム検出器および
ビーム検出回路を詳細に示す構成図、第6図は第5図を
説明するための図、第7図はレーザ発振器、モニタダイ
オード、光量制御回路、およびレーザ駆動回路の部分を
詳細に示す構成図、第8図は動作を説明するタイミング
チャートである。 11…レーザ発振器(ビーム光発生手段)、12…回転ミラ
ー、13…感光体(被走査面)、14…ビーム検出手段、15
…駆動手段、16…ビーム強度検出手段、17…制御手段、
18…報知手段、101…感光体、102…帯電器、103……静
電潜像形成部(ビーム光走査装置)、104…現像器、114
…半導体レーザ発振器、116…回転ミラー、122…ビーム
検出器、201…CPU、223…ビーム検出回路、232…レーザ
駆動回路、280…ビーム強度検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 26/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビーム光を発生するビーム光発生手段と、 このビーム光発生手段から出力されたビーム光を像担持
    体へ向けて照射し、前記ビーム光により前記像担持体を
    走査する走査手段と、 前記像担持体を走査するビーム光を受光して前記ビーム
    光の位置を検出するビーム検出手段と、 このビーム検出手段によるビーム光の検出結果に基づい
    て前記ビーム光発生手段を駆動する駆動手段と、 前記ビーム検出手段に入射するビーム光の強度を所定の
    強度と比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果に基づいて、前記ビーム光
    の強度が前記所定の強度以下である場合に、前記ビーム
    検出手段によるビーム光検出ができなくなる前に前記ビ
    ーム検出手段の異常を報知する報知手段と、 を具備したことを特徴とするビーム光走査装置。
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