JPS635970A - 光書込み装置の光出力補正法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光書込み装置の光出力補正法に関する。

従来の技術 近年、ＬＥＤアレイヘッドを光書込み手段に用いた電子
写真式ＬＥＤプリンタが、高速、高印字品質、小型など
の面から実用化されつつある。第′　６図は、このＬＥ
Ｄプリンタの概略の構成を示すもので、プリンタ動作は
、まず、感光体１が帯電用コロトロン２によって所望の
極性に帯電される。

次いで、光書込み装置のしＦＤアレイヘッド３によって
時系列的な光パターンが照射され、感光体上に静電潜像
が形成される。この潜像は、次いで現像装置４によって
トナー像として顕像化され、更に転写コロトロン５及び
定着器６によって記録紙８上に転写され、定着される。

感光体はクリーニング装置７によってクリーニングされ
る。

従来ＩＥＤアレイヘッドに用いられているＬＥＤアレイ
は、各発光部当たり、数ｍ〜数十ｍ人通電することによ
って発光するが、その際、エネルギーの大半は熱に交換
される。したがって、ＬＥ、Ｄアレイ発光部の温度は、
ＬＥＤアレイが点灯することによって上昇する。又、Ｌ
ＥＤドライブ用のドライブＩＣも駆動時に発熱し、ＬＥ
Ｄ発光部の温度上昇に寄与する。

この温度変化に対してＬＥＤアレイは、プリント画質に
影響を与える次の２つの特性を有する。

（１）発光出力の変化・・・・・・第５図はＧａＡＳＰ
系ＬＥＤアレイの各温度での発光出力データであり、温
度上昇に伴なって発光出力が低下し、２０℃の温度変化
によって発光出力は１割り以上低下することになる。こ
のことは、ポジ書込み方式においては、プリント初期時
にはなかったかぶりが徐々に生じてきたり、あるいは反
転現像によるネガ書込み方式の場合には、線画像か徐々
に細くなるような現像を引起こす。

（２）発光波長の変化・・・・・・発光波長も温度上昇
とともに約０．３ｎｍ／ｄｅΩの率で長波長側にずれて
いき、この変化が結像系に用いているセルフォックレン
１色収差の関係から感光体上に形成される光像のボケを
発生する。

上記のように、ＬＥＤアレイは、使用環境温度の変化及
びＬ　Ｅ　Ｄアレイ及びドライブＩＣの発熱にＪ：る発
光出力の特性の変化により、プリント画像の濃度低下や
かぶりを生じてしまう。

又、液晶ライトバルブを用いる光書込み装置においては
、液晶シャッタの光透過率が温度変化あるいは経時によ
って変化し、上記と同様にプリント画像の濃度低下やか
ぶりを生じる。

従来、この温度蛤化による発光出力の変化或いは液晶シ
ャッターの光透過率の変化を防ぐための対策として、発
光手段と光集束性レンズアレイとの間に光センサーある
いは光センサとミラーからの反射光を検％０する手段を
設け、検出した値に応じて発光手段の入力電流を制御す
ることが知られている。例えば、液晶ライトバルブを発
光手段として用いた場合について第７図の回路図で説明
すると、光源１２の発光出力は、光センサ１３によって
検知され、輝度コントロール回路１４によって光源電源
１５から光源１２に入力される電流が制御される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ミラーを設けた場合には、ミラーを傾け
て角度をつけないと光センサへの光を取り出すことがで
きないので、スペースをかなり必要とする。特に、焦点
深度の短いセルフォックレンズを使用する場合には、ス
ペースの点で光センサーやミラーを設けるのが困難にな
る。

本発明は、従来技術における上記の問題点に鑑みてなさ
れたものである。したがって、本発明の目的は、光書込
み装置において、焦点深度の短い結像素子を用いる場合
においてもスペースの点で難点がなく容易に発光出力を
制御することの出来る光出力補正法を提供することにあ
る。

問題点を解決するための手段 本発明の光出力補正法が適用される光書込み装置は、画
像情報に応じて変調可能な又は発光する発光手段と、該
発光手段の光像を感光体上に投影するための光集束性フ
ァイバーアレイレンズとを有し、そして、光集束性ファ
イバーアレイレンズの近傍に拡散的に光を反射する手段
を設け、ざらに光を検出する手段を有するものである。

本発明はこの光書込み装置を用い、拡散的に光を反射す
る手段によって反射された発光手段からの光を、光を検
出する手段によって検出し、輝度コントロール回路によ
って検出した光量に応じて発光手段の光出力を補正する
ことを特徴とする。

上記の光を拡散的に反射する手段は、光集束性ファイバ
ーアレイレンズの入射面又は出射面近傍に固定して設け
てもよいが、移動可能に設けるのが好ましい。

固定して設ける場合には、光集束性ファイバーアレイレ
ンズの光路を実質的に遮らないよう非画像領域に配置す
る必要がある。

又、移動可能に設ける場合には、光集束性ファイバーア
レイレンズの光路上に位置して入射面あるいは出射面を
覆っているが、プリント作動時には、光集束性ファイバ
ーアレイレンズの光路を遮らない位置に移動するように
構成してもよい。又、−〇　− 測光時のみ光集束性ファイバーアレイレンズの近傍に位
置するように移動するものであってもよい。

又、輝度コントロール回路としては、周知のものが使用
できる。

作用 本発明においては、光集束性ファイバーアレイレンズの
近傍に設けた拡散的に光を反射する手段が、発光手段の
光を拡散的に反射し、反射された光は、光を検出する手
段が検出する。温度変化により発光手段の発光出力に変
化が生じると、光を検出する手段の検出した光量にも変
化が生じるが、その変化量に対応して、輝度コントロー
ル回路により発光手段への入力電流が制御され、発光手
段の発光出力が調節される。

実施例 本発明の詳細な説明すると、第３図は、発光手段として
ＬＥＤアレイを用いた本発明に用いるための光書込み装
置の概略の構成を説明するもので、１７はＬＥＤアレイ
、９はセルフォックレンズ、１３は光センサ、１は感光
体である。光を拡散的に反射する手段としての拡散反射
板１０は、セルフォックレンズの感光体表面に対向する
面、すなわち、出射面の近傍に設置する。

拡散反射板としては、種々のものを用いることができる
。例えば、すりガラス、その地表面に微細な凹凸を有す
るものがあげられ、又、完全拡散板を用いてもよい。完
全拡散板は、入射光がいずれの方向から入っても、その
反射光が、いずれの場所においても一定であるようなも
のであって、例えば、カラス板上に酸化マグネシウムを
蒸着したものなどが使用できる。

第１図は、第３図の構造を有する光書込み装置を用いて
ＬＥＤアレイの発光出力を制御する場合の回路図である
。、セルフォックレンズ９を透過した光は、拡散反射板
１０により拡散的に反射され、光センサ１３によって検
知される。そして、輝度コントロール回路１４により検
知された光量に応じて、ＬＥＤアレイに入力される電流
値を制御する。それによって、光書込み装置のＬＥＤア
レイに温度変化が生じても、ＬＥＤアレイの発光量を適
正な露光量が得られるよう補正し、濃度低下やかぶりの
ないプリント画像が得られる。

又、上記の実施例においては、拡散反射板がセルフォッ
クレンズの出射面近傍に設けられているから、仮にレン
ズがトナーによって汚され、光量の低下をきたす場合で
も、光量の低下を光センサが検出し、ＬＥＤアレイの発
光量が適正な露光量となるように制御することになる。

なお、拡散反射板１０は、ソレノイド１６によりプリン
ト作動時に、セルフォックレンズの光路を遮らないよう
な位置に移動するよう構成されているが、セルフォック
レンズの光路を遮らない位置に固定して設けてもよい。

第４図は、発光手段として液晶ライトバルブを用いた本
発明に用いるための光書込み装置の概略の構成を説明す
るもので、１２は光源、１１は液晶シャッターである。

この実施例においては、拡散反射板１０をセルフォック
レンズ９の入射面と液晶シャッター１１との間に設けて
いる。

第２図は、第４図の構造を有する光書込み装置を用いて
、液晶ライトバルブの発光出力を制御する場合の回路図
である。この実施例においても、第１図におけると同様
に、液晶シャッター１１とセルフォックレンズ９の間に
設けられた光センサ１３が、拡散反射板１０により反射
される光を検出し、輝度コントロール回路１４によって
検出した光量に応じて、電源１５から光源１２への入力
電流を制御する。それによって、液晶シャッターが温度
変化や経時によってその透過率の変動をきたしても、液
晶ライトバルブの発光量を適正な露光量か得られるよう
に補正し、濃度低下やかぶりのないプリント画像が得ら
れる。

本発明について、拡散的に光を反射する手段を結合素子
近傍に別途設けた例を示したが、本発明において、拡散
的に光を反射する手段は、必ずしも別途設ける必要はな
く、感光体表面に拡散面を設けて、拡散光を任意に検・
知できるようにしてもよい。

発明の効果 本発明においては、光書込み装置の光集束性フアイバー
アレイレンズの近傍に、光を拡散的に反射する手段を設
け、発光出力の制御を行うから、光量の変化をどの位置
からでも検出できる。したがって、従来技術のように、
反射光を受光するためにミラーを傾けるということがな
く、焦点深度の短い結像素子を用いた場合でも、光書込
み装置におけるスペースの面で問題となることがない。

したがって、省スペースの点で極めて有利でおる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、それぞれ本発明の光出力補正法を
説明するための回路図、第３図及び第４図は、それぞれ
本発明に用いる光書込み装置の概略の構成を示す説明図
、第５図は、ＬＥＤアレイの温度に対する発光出力の変
動を示すグラフ、第６図は、電子写真式光プリンターの
概略の構成を示す説明図、第７図は、従来の光出力補正
法を説明するための回路図である。 １・・・感光体、２・・・チャージコロトロン、３・・
・光書込み装置、４・・・現像装置、５・・・転写コロ
トロン、６・・・定着器、７・・・クリーニング装置、
８・・・記録紙、９・・・セルフォックレンズ、１０・
・・拡散反射板、１１・・・液晶シャッター、１２・・
・光源、１３・・・受光センサ、１４・・・輝度コント
ロール回路、１５・・・電源、１６・・・ソレノイド、
１７・・・ＬＥＤアレイ。 特許出願人　　富士ゼロックス株式会社代理人　　　　
弁理士　　渡部　剛 Ｏ 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像情報に応じて変調可能な又は発光する発光手
   段と、該発光手段の光像を感光体上に投影するための光
   集束性ファイバーアレイレンズとを有する光書込み装置
   の光出力補正法において、光集束性ファイバーアレイレ
   ンズの近傍に設けられた拡散的に光を反射する手段によ
   って反射された発光手段からの光を、該光書込み装置に
   設けられた光を検出する手段によって検出し、輝度コン
   トロール回路によって検出した光量に応じて発光手段の
   光出力を補正することを特徴とする光書込み装置の光出
   力補正法。