JPH11208014A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11208014A
JPH11208014A JP1066798A JP1066798A JPH11208014A JP H11208014 A JPH11208014 A JP H11208014A JP 1066798 A JP1066798 A JP 1066798A JP 1066798 A JP1066798 A JP 1066798A JP H11208014 A JPH11208014 A JP H11208014A
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Tatsuyuki Miura
三浦  達幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2以上の光ビームを一括して露光する露光装置
を用いた画像形成装置において、不所望なトナーの消費
を低減する。 【解決手段】この発明の露光装置21は、画像形成装置
1に通電されてから、または操作パネル81のプリント
キー(コピーボタン)がオンされてから、もしくは外部
装置から画像形成が指示されてから、感光体ドラム23
に潜像を形成するための軸線方向の半導体レーザ素子4
1aからレーザビームLaの書き出し位置を特定するた
めに、ビーム位置検出器51の出力からビーム位置検出
回路74によりHSYNC信号を検出した以降に、感光
体ドラム23の非画像領域に潜像が継続して形成される
ことにより生じるトナーの消費が防止される。これによ
り、非出力画像のために画像形成装置1内部で消費され
るトナーの量が低減され、ランニングコストが低減され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば高速デジ
タル複写装置あるいは高速プリンタ装置等に使用され、
2以上の光ビームを一括して露光するマルチビーム露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電写真プロセスが利用されている画像
形成装置は、シート状の原稿あるいは書籍等の読取対象
物を照明して得られる読取対象物からの反射光の明暗パ
ターンを画像情報として取り込み光電変換して画像信号
として出力する画像読取部と、画像読取部で得られた画
像信号に対応する画像を形成する画像形成部等を有して
いる。なお、画像形成部は、画像読取部から供給される
画像信号に加えて、外部から供給される画像信号に対応
する画像も形成可能である。
【0003】画像読取部は、原稿を保持する板状のガラ
スに沿って移動可能に形成され、原稿の画像を順次照明
する照明装置と、照明装置からの照明光により照明され
た原稿からの反射光すなわち画像光を取り出すミラー
と、ミラーにより取出された画像光を所定倍率で縮小す
る縮小レンズと、縮小レンズによりを通過した画像光を
光電変換して画像信号を出力する光電変換装置、例えば
CCDセンサとを有している。
【0004】画像形成部は、画像読取部または外部装置
から供給される画像信号に対応して像担持体としての感
光体に潜像を形成する露光装置と、感光体に形成された
潜像にトナー等の現像剤を供給して現像する現像装置
と、感光体から現像剤像を記録用紙に転写する転写装置
と、用紙に転写されたの現像剤像を用紙に定着する定着
装置とを有し、原稿画像の複写像または画像信号に対応
するプリント出力を出力する。
【0005】この種の画像形成装置においては、画像形
成速度を高めるために、出力画像に要求される解像度に
対応する断面ビーム径に整えられた複数のレーザビーム
を、感光体に一括して照射(露光)して潜像を形成する
方法が提案されている。
【0006】複数のレーザビームを感光体一括照射する
方法としては、単一のレーザビームを出射する露光装置
を複数用いる方法と、単一または複数の露光装置に、2
以上の半導体レーザ素子と、それぞれの半導体レーザ素
子からのレーザビームの断面ビーム径を所定の大きさに
整えるとともに、それぞれのレーザビームを一括照射す
るための所定の位置関係を与える光学部材等を配置した
マルチビーム露光装置を用いる方法とが提案されてい
る。なお、複数の露光装置を用いる方法は、露光装置が
複写装置(プリンタ装置)に占める大きさが大きくなり
やすく、コストも増大することから、今日、マルチビー
ム露光装置が広く利用されている。
【0007】マルチビーム露光装置は、レーザビームを
放射する複数の半導体レーザ素子、各半導体レーザ素子
から放射されたレーザビームの断面ビーム径を、要求さ
れた解像度に対応する断面ビーム径に整え、それぞれの
レーザビームの感光体の軸線方向と直交する方向での間
隔が所定の間隔となるようレーザビーム相互間の間隔を
設定する光学部材、間隔が所定間隔に設定された各レー
ザビームを軸線方向に沿って一括して偏向(走査)する
偏向装置、並びに軸線方向における画像の露光(レーザ
ビームの照射)位置を軸線方向と直交する方向に関して
整合するために偏向装置により偏向されたレーザビーム
の位置を検出してタイミング信号(HSYNC信号)を
出力するビーム位置検出器等を有している。
【0008】上述した画像形成装置においては、偏向装
置(ポリゴンミラー)を用いて画像データに対応して光
強度が変化されたレーザビームを感光体の軸線方向に走
査し、感光体を軸線と直交する方向に所定の速度で回転
させることにより、予め感光体に与えられた表面電位を
選択的に減衰させて、潜像を形成する。
【0009】軸線方向における画像データの書き込み
(レーザビームの光強度を変化する)タイミングは、ビ
ーム位置検出器にレーザビームが照射されることにより
ビーム位置検出器から出力されるHSYNC信号を基準
として、所定時間経過後に設定される。なお、待機中等
の非印字(非画像形成)動作時は、ポリゴンミラーは、
停止または通常速度より遅い速度で回転され、さらに各
半導体レーザ素子によるレーザビームの放射も停止され
ているため、HYSNC信号は生成されず、複写装置に
おけるプリントキーのオンまたは外部装置からの画像信
号の供給が可能か否かを画像形成部に通信するプリント
リクエスト信号の入力によって印字(画像形成)動作が
開始されると、ポリゴンミラーが所定の速度で回転さ
れ、ポリゴンミラーの回転が安定した時点で各半導体レ
ーザ素子からレーザビームが放射され、ビーム位置検出
器により、HSYNC信号が生成される。
【0010】HSYNC信号が出力されると、画像形成
部への画像データの送信が許可され、画像読取部または
外部装置から画像データが供給され、画像形成部の画像
メモリに保持される。以下、感光体の軸線方向のレーザ
ビームの照射開始位置すなわち画像データの書き出し位
置がHSYNC信号が出力されてから所定時間TH経過
後に設定され、画像メモリに保持されている画像データ
に応じて各半導体レーザ素子が放射するレーザビームの
光強度が変化されて、感光体に、潜像(画像)が書き込
まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した露光装置にお
いては、それぞれの半導体レーザ素子にレーザ駆動信号
(HSYNC信号が出力されてから所定時間経過後に生
成される)が入力されてからレーザビームが放射される
までの立ち上がり時間とポリゴンミラーの回転が安定さ
れるまでに要求される時間は、各半導体レーザ素子およ
びポリゴンミラーを回転するポリゴンモータのそれぞれ
により異なることから、ビーム位置検出器からHSYN
C信号が出力されてからレーザビームがポリゴンミラー
の反射面に照射されるまでの時間は、一定していない。
【0012】このため、感光体に対して表面電位が帯電
され、現像装置の現像ローラに所定の現像バイアス電圧
が印加されている状態で、ポリゴンミラーの回転角と半
導体レーザ素子がレーザビームを放射するタイミングが
一致した場合には、感光体に、画像データ以外の不所望
なレーザビームが照射されて、潜像が形成されることに
なる。この場合、感光体に形成された潜像は、現像装置
からのトナーにより現像され、結果として、非画像デー
タに対してトナーを消費することになる。なお、多くの
画像形成装置では、一旦HSYNC信号が出力されると
画像データが供給されるまでの間、露光装置の各半導体
レーザ素子が、オン状態で駆動されることから、非画像
領域であるにも拘わらず、トナーが消費される問題があ
る。また、複数のレーザビームで同時に露光するマルチ
ビーム露光装置においては、レーザビームの本数に比例
してトナーが消費されることになり、例えば4本のレー
ザを用いる例では、トナー消費量は、4倍となる。この
ことは、ランニングコストを増大する問題がある。
【0013】なお、非画像領域におけるトナーの消費を
抑える方法として、HSYNC信号が検出されてから画
像データの書き込みタイミングに達するまでの間、各半
導体レーザ素子からのレーザビームの放射を、制御装置
により停止する例があるが、レーザビームが停止される
までの時間は、ポリゴンミラーが1組のレーザビームを
走査する1周期の時間が数百マイクロ秒であるに対し
て、数ミリ秒にも達することから、例えば1枚のみのコ
ピーやプリント出力が繰り返された場合、相当量のトナ
ーを消費してしまう問題がある。
【0014】この発明の目的は、複数のレーザビームを
用いて画像データを露光するマルチビーム露光装置にお
いて、非画像部で消費される不所望なトナーの消費量を
低減し、ランニングコストの低い画像形成装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、第1および第2の光源
と、このそれぞれの光源からの光を第1の方向へ偏向す
る偏向手段と、この偏向手段により偏向された前記それ
ぞれの光源からの光のうちの一方の光を検出して水平同
期信号を出力する光検出手段と、この光検出手段により
前記光源からの光が検出されてから所定時間の間、前記
光源からの光の放射を停止させ、所定時間経過後、前記
光検出手段に再び前記光が検出されるまでの間、前記光
源から光を放射させる発光制御手段と、を有する露光装
置と、この露光装置により所定の光強度の光が照射され
た場合に、その光に対応する潜像を形成して保持する像
担持体と、この像担持体に形成された潜像に現像剤を供
給して現像する現像手段と、を有することを特徴とする
画像形成装置を提供するものである。
【0016】また、この発明は、第1および第2の光源
と、このそれぞれの光源からの光を第1の方向へ偏向す
る偏向手段と、この偏向手段により偏向された前記それ
ぞれの光源からの光のうちの一方の光を検出して水平同
期信号を出力する光検出手段と、この光検出手段により
前記光源からの光が検出されてから前記偏向手段による
1回の走査の間、前記光源からの光の放射を停止させ、
前記偏向手段による1回の走査に対応する時間経過後、
前記光検出手段に再び前記光が検出されるまでの間、前
記光源から光を放射させる発光制御手段と、を有する露
光装置と、この露光装置により所定の光強度の光が照射
された場合に、その光に対応する潜像を形成して保持す
る像担持体と、この像担持体に形成された潜像に現像剤
を供給して現像する現像手段と、を有することを特徴と
する画像形成装置を提供するものである。
【0017】さらに、この発明は、第1および第2の光
源と、このそれぞれの光源からの光を第1の方向へ偏向
する偏向手段と、この偏向手段により偏向された前記そ
れぞれの光源からの光のうちの一方の光を検出して水平
同期信号を出力する光検出手段と、この光検出手段によ
り前記光源からの光が検出されてから前記偏向手段によ
る1回の走査の間、前記光源からの光の放射を停止さ
せ、前記偏向手段による1回の走査に対応する時間経過
後、前記光検出手段に再び前記光が検出されるまでの
間、前記光源から光を放射させるとともに、前記光検出
手段に向けて光を放射している光源と異なる光源を画像
データに対応して光強度が変更された光を放射可能に、
予備駆動する発光制御手段と、を有する露光装置と、こ
の露光装置により所定の光強度の光が照射された場合
に、その光に対応する潜像を形成して保持する像担持体
と、この像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して
現像する現像手段と、を有することを特徴とする画像形
成装置を提供するものである。
【0018】またさらに、この発明は、第1および第2
の光源と、このそれぞれの光源からの光を像担持体の軸
線方向に沿って偏向する偏向手段と、この偏向手段によ
り偏向された前記それぞれの光源からの光が所定時間の
間、前記像担持体に潜像を形成しないよう光強度を制御
するための計時手段と、前記偏向手段により偏向された
前記それぞれの光源からの光のうちの一方の光を検出し
て水平同期信号を出力する光検出手段と、この光検出手
段により前記光源からの光のうちの一方が検出されてか
ら所定時間経過後、前記光源からの光の放射を停止させ
るとともに前記計時手段を動作させ、前記計時手段によ
り計時された時間経過後、前記光検出手段に再び前記光
が検出されるまでの間、前記光源から光を放射させる発
光制御手段と、を有する露光装置と、この露光装置によ
り前記像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して現
像する現像手段と、を有することを特徴とする画像形成
装置を提供するものである。
【0019】さらにまた、この発明は、第1の光を放射
する第1の光源と、第2の光を放射する第2の光源と、
前記第1の光源および第2の光源のそれぞれから放射さ
れた第1および第2の光を一括して潜像を保持する像担
持体の軸線方向に沿った第1の方向に偏向走査する偏向
装置と、画像データが供給されて画像形成の開始が指示
された場合に、前記偏向装置を駆動する偏向装置駆動機
構と、画像データが供給されて画像形成の開始が指示さ
れた場合に、前記第1の光源から前記第1の光を放射さ
せる第1の光源駆動機構と、画像データが供給されて画
像形成の開始が指示された場合に、前記第2の光源から
前記第2の光を放射させる第2の光源駆動機構と、前記
偏向装置により偏向走査された前記第1および第2の光
の少なくとも一方を検知してタイミング信号を出力する
光検出器と、前記偏向装置駆動機構により前記偏向装置
が駆動されて最初に前記光検出器により前記第1および
第2の光の少なくとも一方が検知されたとき、所定時間
経過後、前記偏向手段による1回の偏向走査の間、前記
第1および第2の光源駆動機構から前記第1および第2
の光源に供給される駆動電流の出力を停止させ、前記偏
向手段による1回の偏向走査に対応する時間経過後、前
記光検出手段に再び前記光が検出されるまでの間、前記
第1および第2の光源駆動機構から前記第1および第2
の光源に所定の駆動電流を供給する発光制御手段と、を
有する露光装置と、この露光装置により像担持体に形成
された潜像に可視化剤を供給して現像する現像手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置を提供するもの
である。
【0020】またさらに、この発明は、原稿を照明する
照明装置と、この照明装置を原稿に沿って移動させて原
稿の画像情報を取り出す読取装置と、前記読取装置を、
所定の速度で移動させる移動装置と、前記読取装置によ
り取り出された画像光を所定個数配列された受光素子列
で受光して各素子毎に、受光した画像光の光強度に対応
する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換
装置により出力された画像信号に対応する画像を像担持
体に静電的に記録する露光装置と、この露光装置により
像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、を
有する画像形成装置であって、前記露光装置は、第1お
よび第2の光源と、このそれぞれの光源からの光を前記
移動装置により前記読取装置が移動される方向と直交す
る方向に偏向する偏向手段と、この偏向手段により偏向
された前記それぞれの光源からの光のうちの一方の光を
検出して水平同期信号を出力する光検出手段と、この光
検出手段により前記光源からの光が検出されてから所定
時間の間、前記光源からの光の放射を停止させ、所定時
間経過後、前記光検出手段に再び前記光が検出されるま
での間、前記光源から光を放射させる発光制御手段とを
有することを特徴とする画像形成装置を提供するもので
ある。
【0021】さらにまた、この発明は、原稿を照明する
照明装置と、この照明装置を原稿に沿って移動させて原
稿の画像情報を取り出す読取装置と、前記読取装置を、
所定の速度で移動させる移動装置と、前記読取装置によ
り取り出された画像光を所定個数配列された受光素子列
で受光して各素子毎に、受光した画像光の光強度に対応
する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換
装置により出力された画像信号に対応する画像を像担持
体に静電的に記録する露光装置と、この露光装置により
像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、を
有する画像形成装置であって、前記露光装置は、第1お
よび第2の光源と、このそれぞれの光源からの光を像担
持体の軸線方向かつ前記読取装置が前記移動装置により
移動される方向と直交する方向に沿って偏向する偏向手
段と、この偏向手段により偏向された前記それぞれの光
源からの光が所定時間の間、前記像担持体に潜像を形成
しないよう光強度を制御するための計時手段と、前記偏
向手段により偏向された前記それぞれの光源からの光の
うちの一方の光を検出して水平同期信号を出力する光検
出手段と、この光検出手段により前記光源からの光のう
ちの一方が検出されてから所定時間経過後、前記光源か
らの光の放射を停止させるとともに前記計時手段を動作
させ、前記計時手段により計時された時間経過後、前記
光検出手段に再び前記光が検出されるまでの間、前記光
源から光を放射させる発光制御手段と、を有することを
特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は、この発明の実施
の形態であるマルチビーム露光装置を有する画像形成装
置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0023】図1に示されるように、デジタル複写装置
1は、例えば画像読みとり手段としての10と画像形成
手段としてのプリンタ部20を有している。スキャナ部
10は、矢印の方向に移動可能に形成された第1キャリ
ッジ11、第1キャリッジ11に従動して移動される第
2キャリッジ12、第2キャリッジ12からの光に所定
の結像特性を与える光学レンズ13、光学レンズ13に
より所定の結像特性が与えられた光を光電変換して電気
信号を出力する光電変換素子14、原稿Oを保持する原
稿台15、原稿台15に原稿Oを押しつける原稿固定カ
バー16等を有している。
【0024】第1キャリッジ11には、原稿Oを照明す
る光源17、光源17が放射する光で照明されて原稿O
から反射された反射光を、第2キャリッジ12に向けて
反射するミラー18aが設けられている。
【0025】第2キャリッジ12には、第1キャリッジ
11のミラー18aから伝達された光を90゜折り曲げ
るミラー18b、ミラー18bで折り曲げられた光をさ
らに90゜折り曲げるミラー18cを有している。
【0026】原稿台15に載置された原稿Oは、光源1
7によって照明され、画像の有無に対応する光の明暗が
分布する反射光を反射する。この原稿Oの反射光は、原
稿Oの画像情報として、ミラー18a,18bおよび1
8cを経由して、光学レンズ13に入射される。
【0027】光学レンズ13に案内された原稿Oからの
反射光は、光学レンズ13により、光電変換素子(CC
Dセンサ)14の受光面に集光される。以下、図示しな
いキャリッジ駆動用モータの駆動により第1キャリッジ
11と第2キャリッジ12が相対速度2対1で原稿台1
5に沿って移動されることで、原稿Oの画像情報すなわ
ち原稿Oからの反射光がミラー18aが延出される方向
に沿った所定の幅で切り出されるとともにミラー18a
が延出される方向と直交する方向に順次取り出され、原
稿Oの全ての画像情報がCCDセンサ14に案内され
る。
【0028】以上のようにして、原稿台15上に載置さ
れた原稿Oの画像は、CCDセンサ14により、ミラー
18aが延出されている第1の方向に沿った1ラインご
とに図示しない画像処理部において画像の濃淡を示す例
えば8ビットのデジタル画像信号に変換される。
【0029】プリンタ部20は、図2ないし図3を用い
て後段に説明するマルチビーム露光装置21および被画
像形成媒体である記録用紙Pに画像形成が可能な電子写
真方式の画像形成部22を有している。
【0030】画像形成部22は、マルチビーム露光装置
21から光ビームが照射されることで画像データすなわ
ち原稿Oの画像に対応する静電潜像が形成されるドラム
状の感光体(以下、感光体ドラムと示す)23、感光体
ドラム23の表面に所定極性の表面電位を与える帯電装
置24、感光体ドラム23にマルチビーム露光装置によ
り形成された静電潜像に可視化材としてのトナーを選択
的に供給して現像する現像装置25、現像装置25によ
り感光体ドラム23の外周に形成されたトナー像に所定
の電界を与えて記録用紙Pに転写する転写装置26、転
写装置でトナー像が転写された記録用紙Pおよび記録用
紙Pと感光体ドラム23との間のトナーを、感光体ドラ
ム23との静電吸着から解放して(感光体ドラム23か
ら)分離する分離装置27および感光体ドラム23の外
周に残った転写残りトナーを除去し感光体ドラム23の
電位分布を帯電装置24により表面電位が供給される以
前の状態に戻すクリーニング装置28等を有している。
なお、帯電装置24、現像装置25、転写装置26、分
離装置27およびクリーニング装置28は、感光体ドラ
ム23が回転される矢印方向に沿って、順に配列されて
いる。また、マルチビーム露光装置21からの露光ビー
ム(光ビーム)は、帯電装置24と現像装置25と間の
感光体ドラム23上の所定位置Xに照射される。
【0031】スキャナ部10で原稿Oから読み取られた
画像信号は、図示しない画像処理部において、例えば輪
郭補正あるいは中間調表示のための階調処理等の処理に
より印字信号に変換され、さらにマルチビーム露光装置
21の以下に説明する半導体レーザ素子から放射される
レーザビームの光強度を、帯電装置24により所定の表
面電位が与えられている感光体ドラム23の外周に静電
潜像を記録可能な強度と静電潜像を記録しない強度との
いづれかに変化させるためのレーザ変調信号に変換され
る。
【0032】マルチビーム露光装置21の以下に示すそ
れぞれの半導本レーザ素子は、上述したレーザ変調信号
に従って強度変調され、所定の画像データに対応して感
光体ドラム23の所定位置に静電潜像を記録するよう、
発光する。この半導本レーザ素子からの光は、マルチビ
ーム露光装置21内の以下に説明する偏向装置によりス
キャナ部10の読み取りラインと同一の方向である第1
の方向に偏向されて、感光体ドラム23の外周上の所定
位置Xに、照射される。
【0033】以下、感光体ドラム23が所定速度で矢印
方向に回転されることで、スキャナ部10の第1キャリ
ッジ11および第2キャリッジ12が原稿台7に沿って
移動されると同様に、偏向装置により順次偏向される半
導体レーザ素子からのレーザビームが1ライン毎に、感
光体ドラム23上の外周に所定間隔で露光される。
【0034】このようにして、感光体ドラム23の外周
上に、画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光体
ドラム23の外周に形成ざれた静電潜像は、現像装置2
5からのトナーにより現像され、感光体ドラム23の回
転により転写装置26と対向する位置に搬送され、用紙
カセット29から、給紙ローラ30および分離ローラ3
1により1枚取り出され、アライニングローラ32でタ
イミングが整合されて供給される記録用紙P上に、転写
装置26からの電界によって転写される。
【0035】トナー像が転写された記録用紙Pは、分離
装置27によりトナーとともに分離され、搬送装置33
により定着装置34に案内される。定着装置34に案内
された記録用紙Pは、定着装置34からの熱と圧力によ
りトナー(トナー像)が定着されたのち、排紙ローラ3
5によりトレイ36に排出される。
【0036】一方、転写装置26によりトナー像(トナ
ー)を記録用紙Pに転写させた後の感光体ドラム23
は、引き続く回転の結果、クリーニング装置28と対向
され、外周に残っている転写残りトナー(残留トナー)
が除去されて、さらに帯電装置24により表面電位が供
給される以前の状態に初期状態に戻され、次の画像形成
が可能となる。
【0037】以上のプロセスが繰り返されることで、連
続した画像形成動作が可能となる。このように、原稿台
15にセットされた原稿Oは、スキャナ部10で画像情
報が読み取られ、読み取られた画像情報がプリンタ部2
0でトナー像に変換されて記録用紙Pに出力されること
で、複写される。
【0038】図2は、図1に示したデジタル複写装置に
利用されるマルチビーム露光装置を、ハウジング(本体
フレーム)を取り除き、装置の大きさを低減するための
ミラーおよび感光体ドラム23に向けて光ビームを出射
するためのミラーを省略して、光ビームの光路を同一平
面に展開した状態を示す概略平面図である。
【0039】図2に示されるように、マルチビーム露光
装置21は、第1ないし第4の4つの光源41a,41
b,41cおよび41dを有している。第1ないし第4
の光源41a,41b,41cおよび41dは、それぞ
れ所定の波長のレーザビームLa,Lb,LcおよびL
dを放射する半導体レーザ素子である。それぞれの半導
体レーザ素子41a,41b,41cおよび41dから
放射されたレーザビームLa,Lb,LcおよびLd
は、偏向前光学系42(42a,42b,42cおよび
42d)を通過され、偏向装置43に案内される。な
お、偏向前光学系42は、レーザビームLa,Lb,L
cおよびLdのそれぞれに個別に設けられる部分と、4
本のレーザビームLa,Lb,LcおよびLdのいづれ
かまたは全てに共通して設けられる部分があるため、個
別に設けられる部分については、添え字a,b,cおよ
びdを付加して、またレーザビームLa,Lb,Lcお
よびLdのいづれかまたは全てに共通して設けられる部
分については、添え字p,q,rおよびsを付加して、
説明する。
【0040】偏向前光学系42(42a,42b,42
c,42d)は、レーザ素子41a,41b,41cお
よび41dから放射されたレーザビームLa,Lb,L
cおよびLdの断面ビームスポット形状を所定の形状に
整えるもので、それぞれ、レーザ素子41a,41b,
41cおよび41dから放射された発散性のレーザビー
ムLa,Lb,LcおよびLdに所定の収束性を与える
有限焦点レンズ44a,44b,44cおよび44d、
有限焦点レンズ44a,44b,44cおよび44dを
通過されて所定の収束性が与えられたレーザビームL
a,Lb,LcおよびLdの断面ビーム形状を所定の形
状に整える絞り45a,45b,45cおよび45d、
絞り45a,45b,45cおよび45dにより断面ビ
ーム形状が所定の形状に整えられたレーザビームLa,
Lb,LcおよびLdを偏向装置42に向けて折り曲げ
るとともに感光体ドラム23上で他のレーザビームL
a,Lb,LcおよびLdとの副走査方向間隔が所定の
間隔となるよう偏向装置42に向かうレーザビームL
a,Lb,LcおよびLdの第1の方向の位置を変化し
て反射する光路変更機構としてのガルバノミラー46
a,46b,46cおよび46dを有している。なお、
有限焦点レンズ44a,44b,44cおよび44dに
は、例えば非球面ガラスレンズまたは球面ガラスレンズ
に図示しないUV(紫外線)硬化プラスチック非球面レ
ンズを貼り合わせた単レンズが利用される。また、ガル
バノミラー46a,46b,46cおよび46dは、そ
れぞれ、レーザビームを反射する方向を任意の方向に微
少量変更可能な光路変更装置、例えばミラー面回動機構
付きミラーである。このガルバノミラー46a,46
b,46cおよび46dは、図3を用いて以下に説明す
るガルバノミラー駆動回路により、独立に、ミラーの角
度が任意の方向に変化される。
【0041】また、偏向前光学系42の偏向装置43よ
りの光路上には、ガルバノミラー46aにより反射され
た第1のレーザ素子41aからのレーザビームLaとガ
ルバノミラー46bにより反射された第2のレーザ素子
41bからのレーザビームLbを、平面方向からみた状
態では1本で副走査方向には所定の間隔を有する合成レ
ーザビーム(La+Lb)にまとめる第1のハーフミラ
ー42p、この第1のハーフミラー42pによりまとめ
られたレーザビーム(La+Lb)にガルバノミラー4
6cにより反射された第3のレーザ素子41cからのレ
ーザビームLcを、平面方向からみた状態では1本で副
走査方向には所定の間隔を有するレーザビーム(La+
Lb+Lc)となるようさらに合成する第2のハーフミ
ラー42q、この第2のハーフミラー42qによりまと
められたレーザビーム(La+Lb+Lc)にガルバノ
ミラー46dにより反射された第4のレーザ素子41d
からのレーザビームLdを、平面方向からみた状態では
1本で副走査方向には所定の間隔を有するレーザビーム
(La+Lb+Lc+Ld)となるようにまとめる第3
のハーフミラー42r、および第3のハーフミラー42
rにより合成されたレーザビーム(La+Lb+Lc+
Ld)に、副走査方向に関してさらに収束性を与えるシ
リンダレンズ42sが、順に設けられている。なお、シ
リンダレンズ42sは、副走査方向に等しい曲率が与え
られたポリメチルメタクリル(PMMA)等の第1レン
ズとTaSF21等のガラスの第2レンズとが、第1レ
ンズの出射面と第2レンズの入射面との間での接着によ
りまたは図示しない位置決め部材に向かって所定の方向
から押圧されることで一体に形成されたものである。こ
の場合、第1レンズを第2レンズに一体に成型してもよ
い。また、PMMAの第1レンズは、空気と接する面が
ほぼ平面に形成されている。なお、シリンダレンズ42
sは、図示しない保持部材により有限焦点レンズ44
a,44b,44cおよび44dのそれぞれと正確な間
隔で固定される。これにより、以下に説明する偏向後光
学系50の2枚の結像レンズにより結像されるレーザビ
ームの結像位置が温度の変化による屈折率の変化に関連
して大きく変動することを±0.5mm程度に抑えるこ
とができる。すなわち、偏向前光学系42がガラスレン
ズで偏向後光学系50がプラスチックレンズである従来
の光学系に比較して、偏向後光学系50のレンズの温度
変化による屈折率の変化に起因して発生する副走査方向
の色収差が補正できる。
【0042】次に、各レーザ素子から放射されたレーザ
ビームの挙動について、詳細に説明する。第1のレーザ
素子41aからのレーザビームLaは、有限焦点レンズ
44aにより所定の収束性が与えられ、絞り45aによ
り断面ビーム形状が所定の形状に整形されてガルバノミ
ラー46aにより偏向装置43の反射面に対して第1の
方向の所定の位置に向けて反射される。このレーザビー
ムLaは、第1のハーフミラー42pを通過される。ま
た、第2のレーザ素子41bからのレーザビームLb
は、有限焦点レンズ44bにより所定の収束性が与えら
れ、絞り45bにより断面ビーム形状が所定の形状に整
形されて、第1のレーザビームLaとの間の副走査方向
距離が所定の距離となるようガルバノミラー46bで、
偏向装置43の反射面に向けて反射される。なお、レー
ザビームLbは、第1のハーフミラー42pで反射され
て、第1のレーザビームLaと合成される。
【0043】一方、第3のレーザ素子41cからのレー
ザビームLcは、第2のレーザ素子41bからのレーザ
ビームLbに対して副走査方向に所定のビーム間隔を提
供可能にレーザ素子41cを出射され、有限焦点レンズ
44cにより所定の収束性が与えられ、絞り45cによ
り断面ビーム形状が所定の形状に整えられて、ガルバノ
ミラー46cで反射されて第2のハーフミラー42qに
案内される。ハーフミラー42qに案内されたレーザビ
ームLcは、ハーフミラー42qで反射され、第1のハ
ーフミラー42pで合成されたレーザビーム(La+L
b)に、さらに合成される。第4のレーザ素子41dか
らのレーザビームLdは、第3のレーザ素子41cから
のレーザビームLcに対して副走査方向に所定のビーム
間隔を提供可能にレーザ素子41dを出射され、有限焦
点レンズ44dにより所定の収束性が与えられ、絞り4
5dにより断面ビーム形状が所定の形状に整えられて、
ガルバノミラー46dで反射されて第3のハーフミラー
42rに案内される。このハーフミラー42rに案内さ
れたレーザビームLdは、ハーフミラー42rで反射さ
れ、第2のハーフミラー42qで合成されたレーザビー
ム(La+Lb+Lc)に、さらに合成される。
【0044】このようにして、平面方向からみた状態で
は1本で、副走査方向には所定間隔を有するレーザビー
ムL=(La+Lb+Lc+Ld)が、偏向前光学系4
2により合成され、シリンダレンズ42sにより副走査
方向に関してのみさらに収束性が与えられて、偏向装置
43の反射面に向けて出射される。
【0045】これにより、4本のレーザビームLa,L
b,LcおよびLdは、副走査方向に関してのみ所定の
間隔が与えられた1本のレーザビームL=(La+Lb
+Lc+Ld)として、偏向装置43の他面鏡43aに
より同時に偏向(走査)され、感光体ドラム23の所定
の位置に結像される。従って、通常の1ライン露光の露
光装置に比較して、以下に説明する偏向装置の反射面
(ポリゴンミラー)の回転数が同一である場合でも、副
走査方向については4倍の速度で画像を記録できる。
【0046】偏向装置43は、例えば8面の平面反射鏡
(反射面)が正多角形に配置された多面鏡43aと、多
面鏡43aを主走査方向(第2の方向)に、所定速度で
回転させる図示しないモータとを有している。
【0047】多面鏡43aは、例えばアルミニウムによ
り形成される。また、多面鏡43aの各反射面(反射
鏡)は、多面鏡43aが回転される方向を含む面すなわ
ち主走査方向と直交する副走査方向に沿って切り出され
たのち、切断面にSiO2 などの表面保護および反射輝
度改善層が蒸着されることで提供される。
【0048】偏向装置43と像面すなわち感光体ドラム
23の外周の露光位置Xに対応する位置であって設計上
の焦平面との間には、偏向装置43の他面鏡43aの各
反射面により所定の方向に偏向(走査)されたレーザビ
ームL=(La+Lb+Lc+Ld)に、所定の光学特
性を与える第1および第2の結像レンズ50aおよび5
0bからなる2枚組みレンズ系を含む偏向後光学系5
0、偏向後光学系50の第2の結像レンズ50bを出射
されたレーザビームL=(La+Lb+Lc+Ld)の
それぞれのレーザビームLa,Lb,LcおよびLd
が、画像が書き込まれる領域より前の所定の位置に到達
したこと(通過タイミング)およびその位置を検知する
ためのビーム位置検出器51、および偏向後光学系50
とビーム位置検出器51との間に配置され、偏向後光学
系50を通過された4本のレーザビームLa,Lb,L
cおよびLdすなわちL=(La+Lb+Lc+Ld)
の一部をビーム位置検出器51に向かって、主走査方向
および副走査方向のそれぞれに関して異なる方向へ反射
させる折り返しミラー52、およびマルチビーム露光装
置21とプリンタ部20を気密する防塵ガラス53等が
配列されている。なお、ビーム位置検出器51は、詳述
しない受光面が感光体ドラム23の外周の位置と光学的
に同等距離となる等価像面であって、感光体ドラム23
の端部近傍に対応する位置に配置されている。
【0049】次に、図2に示した露光装置の制御につい
て説明する。図3は、図2に示した露光装置21の制御
系一例を説明する概略ブロック図である。
【0050】図3に示されるように、半導体レーザ素子
41aないし41dは、それぞれ、レーザ駆動回路71
ないし71dにより、以下に説明する所定のタイミング
で画像データに対応して光強度が変化された画像露光ビ
ーム(レーザビーム)La,Lb,LcおよびLdを、
放射する。なお、それぞれの半導体レーザ素子41aな
いし41dは、偏向装置(ポリゴンミラー)43の多面
鏡43aの回転が所定の回転数に達するまでの間はレー
ザビームを放射しないが、偏向装置(ポリゴンミラー)
43の図示しないミラーモータから回転数の安定を示
す、例えばPLL(Phese Loop Lock)
信号が出力されると、CPU60の制御によりレーザ駆
動回路71aないし71dのそれぞれに所定の制御コマ
ンドが出力されて付勢され、レーザ駆動電流が所定の大
きさに達した時点で、レーザビームLa,Lb,Lcお
よびLdを放射する。このレーザビームLa,Lb,L
cおよびLdは、感光体ドラム23に所定の表面電位S
Pが印加され、現像装置25の現像ローラに所定の現像
バイアス電圧が印加されている場合、ポリゴンミラー4
3の各多面鏡43aの回転角が感光体ドラム23の所定
位置に各レーザビームLa,Lb,LcおよびLdを偏
向(走査)可能である場合には、感光体ドラム23に静
電潜像を書き込むことのできる光強度を有している。な
お、このレーザビームLa,Lb,LcおよびLdは、
予めNVM(不揮発性メモリ)62に記憶されている回
動量に基づいて反射角が独立に設定されたガルバノミラ
ー46aないし46dのそれぞれにより副走査方向に関
して所定の間隔となるように反射されてハーフミラー4
2p,42qおよび42rで順に合成され、偏向装置4
3の多面鏡43aにより、一括して主走査方向に走査さ
れる。
【0051】それぞれのレーザビームLa,Lb,Lc
およびLdはまた、ビーム位置検出器51に入射するこ
とで、ビーム位置検出器51から水平同期信号HSYN
Cを出力させる。なお、各レーザビームは、一旦、HS
YNC信号が出力されると、通常は画像データが供給さ
れるまでの間、継続して放射される。
【0052】次に、図4および図5を用いて、上述した
露光装置21の各半導体レーザ素子41aないし41d
の発光制御について詳細に説明する。なお、図5は、図
4に示したフローチャートに対応するタイミングチャー
トおよびレーザビームのオン/オフのイメージを示す模
式図である。
【0053】図4に示されるように、操作パネル81の
図示しないプリントキー(コピーボタン)がオンされる
ことにより、または図示しない外部装置から画像信号の
供給開始が報知されると、CPU60の制御によりポリ
ゴンモータ駆動回路73に所定の制御コマンドが出力さ
れ、図示しないポリゴンモータが回転が開始されて、偏
向装置43の多面鏡43aが回転される。なお、ポリゴ
ンモータの回転が安定すると、ポリゴンモータ駆動回路
73からCPU60に、モータの回転の安定を示すMO
T−OK(MOT−OK=L)が出力される。
【0054】次に、CPU60の制御により、4つの半
導体レーザ素子41aないし41dのいづれか1つのレ
ーザ素子からのレーザビームの放射が許可される(DD
ISA−1=L)。続いて、CPU60のファームウェ
アであるタイマ60aがクリアされ、カウント動作が開
始される(LE−0=L)。
【0055】次に、タイマ60aの設定値TaがTa=
7500で、第1の半導体レーザ41aからレーザビー
ムLaを放射させるために、CPU60からレーザ駆動
回路71aに、レーザ駆動電流を出力させるための制御
コマンドSMPA−1が出力される(SMPA−1=
H)。
【0056】これにより、レーザ駆動回路71aからの
レーザ駆動電流により、第1の半導体レーザ41aから
所定波長および光強度のレーザビームLaが放射され
る。なお、タイマ60aの設定値TaすなわちTa=7
500は、図3に示すように、感光体ドラム23の軸方
向(主走査方向)長さを7000とし、余裕分として、
ビーム位置検出器51と感光体ドラム23との間の所定
間隔THを200および感光体ドラム23の軸方向に関
してビーム位置検出器51と反対側に走査されたレーザ
ビームが偏向装置43の多面鏡43aの次の反射面によ
り走査されて再びビーム位置検出器51に入射されるま
でのカウンタ値として300(すなわち、200+30
0=)500を付加した数値であり、同時にビーム位置
検出器51によりHSYNC信号が正常に検出された場
合には、それ以降感光体ドラム23に、レーザビームが
照射されることを防止するものである。
【0057】第1の半導体レーザ素子41aから所定波
長および光強度のレーザビームLaが放射されると、C
PU60によりビーム位置検出器51に、レーザビーム
Laが入射したか否かがチェックされる。すなわち、ビ
ーム位置検出器51にレーザビームLaが入射すると、
レーザビームLaがビーム位置検出器51に入射した瞬
間に所定値の電流が出力されることから、ビーム位置検
出器51の出力電流を図示しないA/Dコンバータを用
いてデジタル信号に変換して、ビーム位置検出回路74
により取り込むことで、水平同期信号HSYNCが得ら
れる。このとき、タイマTaの最大計時長さTbは、1
走査長さ(8000カウント)と感光体長さ(7000
カウント)の合計以上に設定する。これは、ポリゴンモ
ータの回転数の安定時期がレーザビームの走査タイミン
グとに非同期すなわちポリゴンモータの回転数が安定す
るまでの時間と半導体レーザ素子41aに駆動電流が供
給されてからレーザビームが放射されるまでの立ち上が
り時間とが独立したパラメータであることによるもの
で、ビーム位置検出器51に、少なくとも1回レーザビ
ームが入射されてビーム位置検出回路74からHYSN
C信号が発生される前に、オーバフローが生じることを
防ぐためである。例えば、設定値Taが余裕度0で、感
光体長さ(7000)に設定されたとする。この場合、
MOT−OK(MOT−OK=L)からタイマの設定値
Ta=7000をカウントし、カウント数(7000)
を計時し終わった走査上の位置がビーム位置検出器51
を通過した直後になったとすると、HSYNC信号が生
成されるためには、少なくとも1走査分は、半導体レー
ザ素子41aのレーザビームが放射されている必要があ
るためである。
【0058】なお、設定値Taがオーバフローする(T
a=7500がカウントされる)までにHYSNC信号
(ビーム位置検出器51の出力)が検出されない場合、
レーザ素子の破損等によりレーザビームが放射されな
い、または光軸のずれ等によってレーザビームがビーム
位置検出器51に入射されない等の、動作エラーと判断
し、操作パネル81の図示しないメッセージ表示部に、
サービスコールを表示する。
【0059】一方、HSYNC信号が検出されるとCP
U60は、残りの半導体レーザ素子41bないし41d
のそれぞれからレーザビームLb,LcおよびLdの放
射を許可し、対応するレーザ駆動回路71bないし71
dに、予備電流を出力させる制御コマンドを出力する。
これにより、第2ないし第4の半導体レーザ素子41b
ないし41dはデータ待ち状態となり、CPU60は、
画像読取部10または外部装置に画像データの転送を可
能とする制御コマンド(DDISB−1=L,DDIS
C−1=LおよびDDISD−1=L)を出力する。
【0060】続いて、CPU60は、第1の半導体レー
ザ素子41aを駆動するレーザ駆動回路71aにレーザ
ビームLaの放射を停止を指示し、感光体ドラム23に
潜像が形成されることを防止する。
【0061】以下、CPU60により、タイマ60aの
設定値Taがリセットされ、第1の半導体レーザ素子4
1aからのレーザビームLaを基準としてHYSNC信
号が繰り返し検出され、画像読取部10または外部装置
から供給される画像データに対応する画像形成の開始が
指示されるまで、待機状態となる。なお、この場合、H
YSNC信号が検出される毎に第1の半導体レーザ素子
41aからのレーザビームLaの放射がタイマ60aの
設定値Ta(7500)のカウントの間だけ停止され
る。すなわち、第1の半導体レーザ素子41aのレーザ
ビームLaは、感光体ドラム23の軸線方向(主走査方
向)においては、非放射となり、感光体ドラム23の軸
線方向のビーム位置検出器51と反対側の端部を通過し
た以降に放射が開始され、ビーム位置検出器51に入射
するタイミングを経過後、再び非放射となるため、感光
体ドラム23に潜像が形成されることが防止される。な
お、既に説明したと同様に、設定値Taがオーバフロー
する(Ta=7500がカウントされる)までにHYS
NC信号(ビーム位置検出器51の出力)が検出されな
い場合、レーザ素子の破損等によりレーザビームが放射
されない、または光軸のずれ等によってレーザビームが
ビーム位置検出器51に入射されない等の、動作エラー
と判断し、操作パネル81の図示しないメッセージ表示
部に、サービスコールを表示する。
【0062】以下、画像読取部10または外部装置から
転送された画像データを画像メモリ内で展開した印字デ
ータ(ビットマップデータ)に対応して、第1ないし第
4の半導体レーザ素子41aないし41dのそれぞれが
対応するレーザ駆動回路71aないし71dにより所定
のタイミングでレーザビームLa,Lb,LcおよびL
dを放射するよう駆動され、それぞれのレーザ素子41
aないし41dから放射されたレーザビームL=(La
+Lb+Lc+Ld)が偏向装置43の多面鏡43aに
より一括して走査(偏向)されて、感光体ドラム23の
軸線方向に、副走査方向に所定の間隔が与えられた4本
のレーザビームが照射される。
【0063】また、各半導体レーザ素子41aないし4
1dのそれぞれからのレーザビームが偏向装置43の多
面鏡43aにより主走査方向に偏向される毎に、図示し
ないドラム回転用モータにより、感光体ドラム23が所
定速度で回転されることで、各レーザビームが偏向され
る方向と直交する方向に画像データに対応する潜像が順
に露光される。
【0064】このようにして、画像読取部10の原稿台
15にセットされた原稿Oの画像に対応する複写物、ま
たは外部装置から供給される画像データに対応する印字
出力が形成される。
【0065】なお、上述したタイマ設定値Taは、感光
体ドラム23の非画像(印字)領域以外の領域にレーザ
ビームを露光をさせないための値であり、偏向装置43
の多面鏡43aの反射面の面数および回転数、感光体ド
ラム23の外周面の移動速度および感光体ドラム23の
軸方向長さ等に基づいて、適切な大きさに、設定され
る。
【0066】また、タイマ60aは、CPU60のファ
ームウェアとしてASIC等により構成され、HYSN
C信号を検出した以降の待機中に感光体ドラム23にレ
ーザビームにより潜像が形成されることを防止するカウ
ンタと、ポリゴンモータの回転が安定した以降で最初に
第1のレーザ素子41aからレーザビームLaを放射さ
せるために利用されるカウンタを共用しているが、それ
ぞれのカウンタを独立に用意してもよい。なお、ポリゴ
ンモータの回転が安定した以降で最初に第1のレーザ素
子41aからレーザビームLaを放射させる際に、図5
に示したTb(レーザビームLaが放射されている時
間)を、1走査期間以上に設定することで、ポリゴンモ
ータの回転が安定した以降で最初に第1のレーザ素子4
1aからレーザビームLaを放射させるためのカウンタ
を省略できる。
【0067】以上説明したように、独立したパラメータ
である偏向装置43の多面鏡43aの回転数が安定する
までの時間と、レーザ駆動回路から半導体レーザ素子に
駆動電流が供給されてからレーザビームが放射されるま
での時間(半導体レーザ素子の立ち上がり時間)とが非
同期である露光装置を用いた画像形成装置において、ポ
リゴンモータの回転が安定した以降で最初に第1のレー
ザ素子41aからレーザビームLaを放射させるための
カウンタと感光体ドラム23の軸方向長さに対応するカ
ウンタを用い、1つの半導体レーザ素子41aのみを駆
動して1本のレーザビームLaを放射させて、レーザビ
ームLaをビーム位置検出器51で検出した以降、1走
査サイクル分のみ半導体レーザ素子41aからレーザビ
ームLaを放射させた後、画像信号が供給されるまでの
間、感光体ドラム23の軸方向長さに対応するカウンタ
のカウンタ値が設定値Taに一致するまでの間、第1の
レーザ素子からのレーザビームの放射を停止すること
で、主走査方向のレーザビームの露光タイミングを設定
するHYSNC信号を正確に出力可能で、しかも画像デ
ータが供給されるまでの間に、画像データ以外の不所望
なレーザビームが照射されることにより感光体ドラム2
3に潜像が形成されて、その結果、トナーが消費される
問題が防止できる。
【0068】従って、トナーの消費量が低減され、ラン
ニングコストが低減される。また、2つのカウンタは、
CPU60のファームウェアとしてASIC等により一
体に構成されることから、カウンタに必要なコストが増
大されることもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の露光装
置によれば、画像形成装置に通電されてから、またはプ
リントキー(コピーボタン)がオンされてから、もしく
は外部装置から画像形成が指示されてから、感光体ドラ
ムに潜像を形成するための軸線方向の書き出し位置を特
定するHYSNC信号を検出した以降に、非画像領域に
潜像が継続して形成されることにより生じるトナーの消
費が防止される。これにより、非出力画像のために画像
形成装置内部で消費されるトナーの量が低減され、ラン
ニングコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である露光装置が組み込
まれるデジタル複写装置の一例を示す概略図。
【図2】図1に示した複写装置に組み込まれる露光装置
の概略平面図。
【図3】図2に示した露光装置の制御ブロックを説明す
る概略図。
【図4】図2および図3に示した露光装置の動作の一例
を示すフローチャート。
【図5】図4に示したフローチャートに対応する各部の
動作の例を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】 1 ・・・デジタル複写装置、 10 ・・・スキャナ部、 20 ・・・プリンタ部、 21 ・・・マルチビーム露光装置、 22 ・・・画像形成部、 23 ・・・感光体ドラム、 32 ・・・アライニングローラ、 41(a,b,cおよびd)・・・半導体レーザ素子、 43 ・・・偏向装置、 43a・・・多面鏡、 50a・・・第1の結像レンズ、 50b・・・第2の結像レンズ、 51 ・・・ビーム位置検出器、 52 ・・・折り返しミラー、 60 ・・・CPU、 60a・・・タイマ、 61 ・・・クロック発生回路、 62 ・・・NVM、 63 ・・・画像メモリ、 64 ・・・画像バス、 71(a,b,cおよびd)・・・レーザ駆動回路、 73 ・・・ポリゴンモータ駆動回路、 74 ・・・ビーム位置検出回路、 81 ・・・操作パネル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の光源と、 このそれぞれの光源からの光を第1の方向へ偏向する偏
    向手段と、 この偏向手段により偏向された前記それぞれの光源から
    の光のうちの一方の光を検出して水平同期信号を出力す
    る光検出手段と、 この光検出手段により前記光源からの光が検出されてか
    ら所定時間の間、前記光源からの光の放射を停止させ、
    所定時間経過後、前記光検出手段に再び前記光が検出さ
    れるまでの間、前記光源から光を放射させる発光制御手
    段と、を有する露光装置と、 この露光装置により所定の光強度の光が照射された場合
    に、その光に対応する潜像を形成して保持する像担持体
    と、 この像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して現像
    する現像手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】第1および第2の光源と、 このそれぞれの光源からの光を第1の方向へ偏向する偏
    向手段と、 この偏向手段により偏向された前記それぞれの光源から
    の光のうちの一方の光を検出して水平同期信号を出力す
    る光検出手段と、 この光検出手段により前記光源からの光が検出されてか
    ら前記偏向手段による1回の走査の間、前記光源からの
    光の放射を停止させ、前記偏向手段による1回の走査に
    対応する時間経過後、前記光検出手段に再び前記光が検
    出されるまでの間、前記光源から光を放射させる発光制
    御手段と、を有する露光装置と、 この露光装置により所定の光強度の光が照射された場合
    に、その光に対応する潜像を形成して保持する像担持体
    と、 この像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して現像
    する現像手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】第1および第2の光源と、 このそれぞれの光源からの光を第1の方向へ偏向する偏
    向手段と、 この偏向手段により偏向された前記それぞれの光源から
    の光のうちの一方の光を検出して水平同期信号を出力す
    る光検出手段と、 この光検出手段により前記光源からの光が検出されてか
    ら前記偏向手段による1回の走査の間、前記光源からの
    光の放射を停止させ、前記偏向手段による1回の走査に
    対応する時間経過後、前記光検出手段に再び前記光が検
    出されるまでの間、前記光源から光を放射させるととも
    に、前記光検出手段に向けて光を放射している光源と異
    なる光源を画像データに対応して光強度が変更された光
    を放射可能に、予備駆動する発光制御手段と、を有する
    露光装置と、 この露光装置により所定の光強度の光が照射された場合
    に、その光に対応する潜像を形成して保持する像担持体
    と、 この像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して現像
    する現像手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】第1および第2の光源と、 このそれぞれの光源からの光を像担持体の軸線方向に沿
    って偏向する偏向手段と、 この偏向手段により偏向された前記それぞれの光源から
    の光が所定時間の間、前記像担持体に潜像を形成しない
    よう光強度を制御するための計時手段と、 前記偏向手段により偏向された前記それぞれの光源から
    の光のうちの一方の光を検出して水平同期信号を出力す
    る光検出手段と、 この光検出手段により前記光源からの光のうちの一方が
    検出されてから所定時間経過後、前記光源からの光の放
    射を停止させるとともに前記計時手段を動作させ、前記
    計時手段により計時された時間経過後、前記光検出手段
    に再び前記光が検出されるまでの間、前記光源から光を
    放射させる発光制御手段と、を有する露光装置と、 この露光装置により前記像担持体に形成された潜像に現
    像剤を供給して現像する現像手段と、を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記計時手段と前記計時手段により計時さ
    れた時間経過後、前記光検出手段に再び前記光が検出さ
    れるまでの間の時間を計時する計時手段は、共用であっ
    て、その最大計時長さは、前記像担持体の軸方向長さ
    と、前記偏向手段による1走査周期分を計時できること
    を特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記計時手段に設定される前記所定時間の
    設定値は、前記偏向手段により走査される光が前記像担
    持体の軸方向長さの全域を通過するまでの間、前記光源
    からの光の放射を禁止可能であって、前記偏向手段によ
    る次の1走査周期を前記光検出器が検出可能なタイミン
    グで前記光源からの光を放射させることのできる時間に
    設定されることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】第1の光を放射する第1の光源と、 第2の光を放射する第2の光源と、 前記第1の光源および第2の光源のそれぞれから放射さ
    れた第1および第2の光を一括して潜像を保持する像担
    持体の軸線方向に沿った第1の方向に偏向走査する偏向
    装置と、 画像データが供給されて画像形成の開始が指示された場
    合に、前記偏向装置を駆動する偏向装置駆動機構と、 画像データが供給されて画像形成の開始が指示された場
    合に、前記第1の光源から前記第1の光を放射させる第
    1の光源駆動機構と、 画像データが供給されて画像形成の開始が指示された場
    合に、前記第2の光源から前記第2の光を放射させる第
    2の光源駆動機構と、 前記偏向装置により偏向走査された前記第1および第2
    の光の少なくとも一方を検知してタイミング信号を出力
    する光検出器と、 前記偏向装置駆動機構により前記偏向装置が駆動されて
    最初に前記光検出器により前記第1および第2の光の少
    なくとも一方が検知されたとき、所定時間経過後、前記
    偏向手段による1回の偏向走査の間、前記第1および第
    2の光源駆動機構から前記第1および第2の光源に供給
    される駆動電流の出力を停止させ、前記偏向手段による
    1回の偏向走査に対応する時間経過後、前記光検出手段
    に再び前記光が検出されるまでの間、前記第1および第
    2の光源駆動機構から前記第1および第2の光源に所定
    の駆動電流を供給する発光制御手段と、を有する露光装
    置と、 この露光装置により像担持体に形成された潜像に可視化
    剤を供給して現像する現像手段と、を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記発光制御手段は、前記第1および第2
    の光源駆動機構のいづれか一方により前記第1および第
    2の光源のいづれかから光が放射されている場合に、残
    りの光源を駆動する光源駆動機構から対応する光源に対
    し、所定のタイミングで光を放射可能な予備駆動電流を
    供給させることを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】原稿を照明する照明装置と、 この照明装置を原稿に沿って移動させて原稿の画像情報
    を取り出す読取装置と、 前記読取装置を、所定の速度で移動させる移動装置と、 前記読取装置により取り出された画像光を所定個数配列
    された受光素子列で受光して各素子毎に、受光した画像
    光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置
    と、 この光電変換装置により出力された画像信号に対応する
    画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、 この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像
    する現像装置と、を有する画像形成装置であって、 前記露光装置は、第1および第2の光源と、このそれぞ
    れの光源からの光を前記移動装置により前記読取装置が
    移動される方向と直交する方向に偏向する偏向手段と、
    この偏向手段により偏向された前記それぞれの光源から
    の光のうちの一方の光を検出して水平同期信号を出力す
    る光検出手段と、この光検出手段により前記光源からの
    光が検出されてから所定時間の間、前記光源からの光の
    放射を停止させ、所定時間経過後、前記光検出手段に再
    び前記光が検出されるまでの間、前記光源から光を放射
    させる発光制御手段とを有することを特徴とする画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】原稿を照明する照明装置と、 この照明装置を原稿に沿って移動させて原稿の画像情報
    を取り出す読取装置と、 前記読取装置を、所定の速度で移動させる移動装置と、 前記読取装置により取り出された画像光を所定個数配列
    された受光素子列で受光して各素子毎に、受光した画像
    光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置
    と、 この光電変換装置により出力された画像信号に対応する
    画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、 この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像
    する現像装置と、を有する画像形成装置であって、 前記露光装置は、第1および第2の光源と、このそれぞ
    れの光源からの光を像担持体の軸線方向かつ前記読取装
    置が前記移動装置により移動される方向と直交する方向
    に沿って偏向する偏向手段と、この偏向手段により偏向
    された前記それぞれの光源からの光が所定時間の間、前
    記像担持体に潜像を形成しないよう光強度を制御するた
    めの計時手段と、前記偏向手段により偏向された前記そ
    れぞれの光源からの光のうちの一方の光を検出して水平
    同期信号を出力する光検出手段と、この光検出手段によ
    り前記光源からの光のうちの一方が検出されてから所定
    時間経過後、前記光源からの光の放射を停止させるとと
    もに前記計時手段を動作させ、前記計時手段により計時
    された時間経過後、前記光検出手段に再び前記光が検出
    されるまでの間、前記光源から光を放射させる発光制御
    手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108534673A (zh) * 2018-04-04 2018-09-14 湖州旭源电气科技有限公司 一种汽车零部件的校对装置

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