JP3668428B2 - 除湿機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の除湿機は、ケーシング内が仕切壁によって除湿通路と再生通路とに区画され、これら通路に跨って円板状の除湿ロータが回転可能に配設されている。
【0003】
前記除湿通路には、室内の空気を吸気口から吸引し、排気口から室内に循環供給するためのメインファンが配設されている。前記再生通路には、該再生通路内の再生空気を循環させるサブファンと、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータとが配設されている。また、ケーシング内には、前記除湿通路を通過する空気を加熱するとともに、前記再生通路を循環する再生空気を冷却して該再生空気の水分を取り除く熱交換器が配設されている。
【0004】
そして、前記除湿通路では、まず、前記吸気口から吸引された室内の空気が、前記熱交換器を通過する際に再生空気との熱交換によって加熱される。そして、その空気が前記除湿ロータを通過することにより含有した水分が吸着され、乾燥した空気として排気口から室内に循環供給される。
【0005】
また、再生通路では、内部の再生空気が前記加熱ヒータで加熱され、この状態で前記除湿ロータを通過することにより、該除湿ロータが吸着した水分を吸着する。そして、その再生空気が、熱交換器を通過する際に吸引した室内の空気との熱交換によって冷却されると、含有した水分が結露する。これにより、再生空気に含まれた水分は除去され、結露した水はタンクに回収される。
【0006】
前記加熱ヒータ1は、図6に示すように、絶縁性を有する3つの支持部材2と、これら支持部材2に巻回したコイル状のヒータ線3と、これらを前記除湿ロータ4の上部に配設するために、除湿通路と再生通路とを区画する仕切壁5に固定するための固定枠6とからなる。この固定枠6には、サブファン7の側に位置する壁部に再生空気をヒータ線3の上方から取り入れるための開口が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記除湿機の加熱ヒータ1は、巻回したヒータ線3のうち、サブファン7からの再生空気が通過し難い領域R1,R2が局部的に高温になり、加熱ヒータ1の寿命が短くなるという問題がある。
【0008】
なお、前記領域R1は、サブファン7からのダクトに風向を調節するルーバーを配設することにより、再生空気が通過できる状態とすることができるが、この場合、部品点数が増え、コスト高になるという問題がある。また、図7に示すように、領域R2は、再生空気の供給方向の手前側で風力が比較的強く、かつ、固定枠6と支持部材2との間に挟まれた空間であるため、この部分に再生空気を通過させるのは非常に困難である。
【0009】
そこで、本発明では、加熱ヒータの全領域に確実に再生空気を供給できる除湿機を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の除湿機は、内部を仕切壁により除湿通路と再生通路とに区画したケーシングと、前記両通路に跨って回転可能に配設した除湿ロータと、前記除湿通路内に配設し、室内の空気を吸引して前記除湿ロータによって除湿した乾燥空気を室内に循環供給するメインファンと、前記再生通路内に配設し、該再生通路内の再生空気を循環させるサブファンと、前記再生通路内に配設し、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータと、前記除湿通路を通過する空気を加熱するとともに、前記再生通路を循環する再生空気を冷却して該再生空気の水分を取り除く熱交換器とを備えた除湿機において、前記加熱ヒータは、絶縁性を有する支持部材と、該支持部材に巻回したコイル状のヒータ線とからなり、この加熱ヒータに対し、前記サブファンによる再生空気を、前記ヒータ線の巻回方向の中心に沿って供給する構成としている。
【0011】
前記除湿機によれば、サブファンによる再生空気をヒータ線の巻回方向の中心に沿って供給する構成としているため、支持部材の外側に位置するヒータ線の立ち上がり部分も巻回方向の中心に沿って延びた状態になる。即ち、再生空気の供給方向の手前側で風力が比較的強い部分には、ヒータ線の立ち上がり部分がない。そのため、ヒータ線が局部的に高温になる領域を無くすことができる。
【0012】
前記除湿機では、前記加熱ヒータは前記仕切壁の一部を構成するケースを備え、前記支持部材の外周部に前記ケースに固定するための固定枠を配設することが好ましい。
この場合、前記固定枠は、絶縁性および遮熱性を有することが好ましい。
【0013】
また、前記サブファンに近い側の流路の断面積が広く、遠い側が漸次狭くなるように、前記固定枠を、前記ヒータ線の巻回方向の中心である再生空気の供給方向に沿って先細に近接するように配設することが好ましい。このようにすれば、遠くなるに従って流体抵抗が大きくなり、再生空気の供給方向手前である近い側からも再生空気が除湿ロータの側に流動する。その結果、加熱ヒータの全領域に対して確実に再生空気を供給することができる。
【0014】
さらに、前記再生通路内において、前記除湿ロータの回転方向における前記加熱ヒータの前側に冷却領域を設けることが好ましい。このようにすれば、除湿ロータにおいて、加熱ヒータによって加熱された部分が除湿通路に至ることにより、含有した水分が結露して漏出することを防止できる。
【0015】
この場合、前記冷却領域は、前記仕切壁の一部を構成するケース内に設けたもので、該ケースを構成する下ケースに、前記除湿ロータの側に貫通する多数の通気孔を設け、前記冷却領域に再生空気を供給することが好ましい。このようにすれば、除湿ロータにおいて、加熱ヒータによって加熱された部分の冷却効率が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態の除湿機を示す。この除湿機は、大略、略断面楕円形状のケーシング10内に、除湿ロータ19、メインファン25、サブファン27、加熱ヒータ30、熱交換器46、および、貯水タンク53を配設した構成である。
【0017】
ケーシング10には、下方側背面に並設した複数のスリットからなる吸気口11が形成され、上方側背面に回動可能に配設したルーバー12を備えた排気口13が形成されている。また、このケーシング10の内部は、仕切壁14により除湿通路15と再生通路16とに区画されている。そして、除湿通路15は吸気口11と排気口13とを連通し、再生通路16では高温の空気が循環するようになっている。さらに、ケーシング10には、下方前面側に貯水タンク53を取り外し可能に収容する収容室17が形成されている。この収容室17を構成する上壁前方部には排水孔18が設けられている。
【0018】
除湿ロータ19は、図2(A),(B)に示すように、前記両通路15,16を跨ぐように配設される円板状のもので、その約3/4が除湿通路15内に位置し、約1/4が再生通路16内に位置するものである。具体的には、この除湿ロータ19は、ドーナツ状のセラミックハニカムロータ20にゼオライト又はシリカゲルを結合させ、下面に防錆性に優れた材料をメッシュ状とした薄肉のカバー21を配設し、このカバー21を保持部材22にて保持したものである。前記保持部材22の下面中心には軸受部23が形成され、該軸受部23にモータ24が接続されている。そして、前記モータ24の駆動により所定速度(例えば2分間に1回転)で回転する。なお、前記除湿通路15と再生通路16との割合は、除湿ロータ19の材質、回転速度、各通路間のシール性等の諸条件に応じて変更するのが好ましく、除湿通路15の比率を高めて除湿能力を向上させることも可能である。また、前記除湿ロータ19の表裏面には、両通路15,16を仕切り、空気の流動が阻止するシール片(図示せず)が配設されている。
【0019】
メインファン25は、前記除湿通路15内において、ケーシング10の上方空間に配設されるシロッコファンで構成され、モータ26の駆動により回転する。これにより、前記吸気口11から室内の空気を吸引し、前記除湿ロータ19によって除湿した乾燥空気を前記排気口13から室内に循環供給するものである。
【0020】
サブファン27は、前記再生通路16内に配設され、モータ28の駆動により回転する。これにより、該再生通路16内の再生空気を、ダクト部材29を介して後述する加熱ヒータ30のケース36内に供給し、除湿ロータ19、および、熱交換器46の順で循環させるものである。
【0021】
加熱ヒータ30は、再生通路16の内部において、前記除湿ロータ19の上方で、かつ、前記サブファン27の下流側に配設され、図示しない電源回路からの供給電力により発熱し、前記再生空気および除湿ロータ19を加熱するものである。この加熱ヒータ30は、図2および図3に示すように、支持部材31と、コイル状のヒータ線33と、固定枠34とからなり、これらが前記仕切壁14の一部を構成するケース36の内部に一体的に収容されている。
【0022】
前記支持部材31は、絶縁性を有する5枚のマイカ板32a,32b,32c,32d,32eを先細の台形状に組み合わせたものである。本実施形態では、中心のマイカ板32aの両側に互いに近接する方向に側部のマイカ板32b,32cを配設し、これらマイカ板32a,32b,32cの両端を、長尺なマイカ板32dおよび短尺なマイカ板32eで連結している。
【0023】
前記ヒータ線33は、前記マイカ板32d,32eの間において、両側のマイカ板32b,32cにかけて外周を巻回している。これにより、前記マイカ板32aの長さ方向の中心線は、ヒータ線33の巻回方向の中心Aとなる。
【0024】
前記固定枠34は、前記支持部材31に巻回したヒータ線33を後述する仕切壁14の一部を構成するケース36に固定するとともに、再生空気をヒータ線33の側に誘導する役割をなすものである。この固定枠34は、絶縁性および遮熱性を有するマイカからなり、前記ヒータ線33と所定間隔をもって位置するように、前記支持部材31に固定されている。即ち、この固定枠34は、前記ヒータ線33の巻回方向の中心Aに沿って先細に近接するように配設されている。また、この固定枠34は、前記支持部材31の高さより高く、前記マイカ板32dの外側に位置する固定枠34の一辺34aには、再生空気を取り入れるための開口35が設けられている。
【0025】
前記ケース36は、アルミメッキ鋼板からなる上ケース39と下ケース42とで構成され、その内部が、除湿ロータ19の回転方向において後側に位置する加熱領域37と、前側に位置する冷却領域38に区画されている。なお、図2(A)は、上ケース39を取り外した状態の平面図である。また、前記加熱ヒータ30における各構成部材31,33,34の間からは、下部の除湿ロータ19のセラミックハニカムロータ20が見えるが、この図面では図示していない。
【0026】
上ケース39は、前記各領域37,38を囲繞する下端開口の収容部40を備えている。そして、この収容部40において、冷却領域38の側の壁には、該冷却領域38と加熱領域37とが直線状に位置するように、前記ダクト部材29を接続し、再生空気を導入するための開口41が設けられている。
【0027】
下ケース42は、前記上ケース39の下端開口を塞ぐもので、その加熱領域37に前記加熱ヒータ30による熱および加熱した再生空気を除湿ロータ19に当てるための開孔43が設けられている。この開孔43において、冷却領域38の側の縁には、固定枠34を支持する突片44が設けられている。また、冷却領域38には、加熱ヒータ30によって加熱していない再生空気を除湿ロータ19に供給するための多数の通気孔45が設けられている。
【0028】
本実施形態では、前記開孔43に対して前記加熱ヒータ30を配置する際に、ヒータ線の巻回方向の中心Aに沿って前記ダクト部材29から再生空気が供給されるように、前記マイカ板32aが開口41および冷却領域38と略直線状に位置するように配置される。また、固定枠34は、前記ヒータ線33の巻回方向の中心Aに沿って先細に近接するように配置し、サブファン27に近い側の流路の断面積が広く、遠い側が漸次狭くなるようにして、遠くなるに従って流体抵抗が大きくなるようにする。
【0029】
熱交換器46は、図1および図4に示すように、千鳥足状に上下2列で並設される複数のパイプ47を備え、これらパイプ47に多数のフィン48を所定間隔をもって配設するとともに、パイプ47の両端にダクト部材49A,49Bを配設したものである。この熱交換器46は、ダクト部材49A,49Bおよびパイプ47により前記再生通路16の一部を構成するとともに前記除湿通路15の途中に位置するように配設される。そして、除湿通路15を通過する空気と、再生通路16を通過する再生空気の温度差により、除湿通路15の空気を加熱するとともに、再生空気を冷却して該再生空気の水分を取り除くものである。
【0030】
前記パイプ47およびフィン48は、それぞれ熱伝導性の高い銅合金やアルミ合金等からなる。ダクト部材49A,49Bは、前記ケーシング10の内壁に沿った形状で形成され、ケーシング10内において、吸気口11の側である下方と、排気口13の側である上方とを区画し、吸引した室内の空気が略全てこの熱交換器46を通過するように構成している。各ダクト部材49A,49Bには、上面に空気流路50a,50bが形成されるとともに、下面に下方に延びる排水路51a,51bが形成されている。なお、この熱交換器46の下方には、排水路51a,51bから排水される凝縮水を後述する貯水タンク53に導く案内タンク52が配設されている。
【0031】
貯水タンク53は、前記ケーシング10の収容室17内に取り外し可能に配設するもので、図1に示すように、上面開口の箱体形状をなし、内部にはフロート部材54が回動可能に配設されている。このフロート部材54は、下方開口のフロート部55を備え、貯水タンク53内の水位が上昇すると、フロート部55内に空気が閉じこめられ、フロート部55が浮揚してフロート部材54が回動するようにしている。
【0032】
前記構成の除湿機を動作させると、まず、除湿通路15では、前記メインファン25の駆動により、前記吸気口11から室内の空気が吸引される。そして、その吸引された空気は、前記熱交換器46を通過する際に再生空気との熱交換によって加熱され、この状態で、前記除湿ロータ19を通過する際に、含有した水分が吸着される。これにより、乾燥した空気として排気口13から室内に循環供給される。
【0033】
また、再生通路16では、サブファン27の駆動により、内部の再生空気がケース36内に供給される。この際、再生空気は、加熱ヒータ30に対してヒータ線33の巻回方向の中心Aに沿って供給される。また、加熱ヒータ30は、固定枠34を前記ヒータ線33の巻回方向の中心Aに沿って先細に近接させ、遠くなるに従って流体抵抗が大きくなるように構成しているため、サブファン27に近い側(開口35の側)は勿論、冷却領域38からも再生空気が除湿ロータ19の側に流れる。
【0034】
そして、前記加熱領域37を経て加熱ヒータ30で加熱された再生空気は、除湿ロータ19を通過する際に、該除湿ロータ19が吸着した水分を吸着する。また、冷却領域38を経て加熱ヒータ30で加熱されていない再生空気は、除湿ロータ19を通過する際に、該除湿ロータ19の熱および水分を吸着する。
【0035】
これらの空気は除湿ロータ19を通過すると混合され、熱交換器46に供給される。そして、この熱交換器46では、再生空気は、隔離された除湿通路15を流通する室内の空気との温度差による熱交換で冷却され、含有した水分が結露する。これにより、再生空気は、乾燥状態としてサブファン27により前記加熱ヒータ30の側に再び供給され、結露した水は貯水タンク53に回収される。
【0036】
このように、本実施形態では、再生空気を加熱ヒータ30のヒータ線33の巻回方向の中心Aに沿って供給するため、支持部材31の外側に位置するヒータ線33の立ち上がり部分33aも巻回方向の中心に沿って延びた状態になる。そのため、再生空気の供給方向の手前側で風力が比較的強い部分Bには、ヒータ線33の立ち上がり部分33aがない。そのため、ヒータ線33が局部的に高温になる領域を無くすことができる。また、支持部材31および固定枠34を前記ヒータ線33の巻回方向の中心Aに沿って先細に近接するようにし、再生空気の供給源であるサブファン27から遠くなるに従って流体抵抗が大きくなるように構成している。そのため、固定枠34と支持部材31との間に挟まれ、ヒータ線33が上下方向に立ち上がり部分33aを含み、加熱領域37(加熱ヒータ30の全領域)および冷却領域38の両方において、再生空気を除湿ロータ19の側に流動させることができる
【0037】
その結果、ヒータ線33が局部的に高温になることに伴い、加熱ヒータ30の寿命が短くなるという問題を防止できる。また、ダクト部材29の出口付近にルーバー等の余分な部材を配設する必要はないため、部品点数が増え、コスト高になることを防止できる。また、ケース36内において、除湿ロータ19の回転方向前側の冷却領域38では、前記加熱ヒータ30によって加熱された除湿ロータ19の部分を迅速に冷却することができる。そのため、加熱された除湿ロータ19の部分が除湿通路15に至ることにより、含有した水分が該除湿通路15内で結露して漏出することを防止できる。
【0038】
なお、本発明の除湿機は、前記構成に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、加熱ヒータ30を配設するケース36に対し、サブファン27からの再生空気を冷却領域38の側から供給したが、図5に示すように、円板状をなす除湿ロータ19の外側から直径方向に供給してもよい。この場合、図示のように、ダクト部材29は、除湿ロータ19の回転方向前側である冷却領域38の側にも分流できる形状とすることが好ましい。
【0039】
また、加熱ヒータ30の支持部材31は、5枚のマイカ板32a〜32eによって構成したが、中心のマイカ板32aを除く4枚のマイカ板32b〜32eにより構成してもよく、さらに、マイカ板32d,32eのいずれかを除くマイカ板32a〜32cとマイカ板32dまたはマイカ板32eにより構成してもよく、種々の変形が可能である。
【0040】
さらに、前記支持部材31をケース36に所定間隔をもって固定する係止片等、周知の固定構造を設ければ、固定枠34を不要とすることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の除湿機では、再生空気を加熱ヒータのヒータ線の巻回方向の中心に沿って供給するため、再生空気の供給方向の手前側で風力が比較的強い部分には、ヒータ線が位置しない。そのため、ヒータ線が局部的に高温になる領域を無くすことができる。また、支持部材および固定枠を前記ヒータ線の巻回方向の中心に沿って先細に近接するように構成しているため、加熱ヒータの全領域に対して確実に再生空気を供給することができる。そのため、加熱ヒータのヒータ線が局部的に高温になり、加熱ヒータの寿命が短くなることを防止できる。
【0042】
さらに、前記再生通路内において、前記除湿ロータの回転方向における前記加熱ヒータの前側に冷却領域を設けるため、加熱ヒータによって加熱された除湿ロータの一部が除湿通路に至ることにより、含有した水分が除湿通路で結露して漏出することを防止できる。しかも、前記冷却領域に、前記除湿ロータの側に貫通する多数の通気孔を設け、前記冷却領域に再生空気を供給するため、冷却効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の除湿機を示す断面図である。
【図2】 除湿ロータへの加熱ヒータの配置状態を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。
【図3】 加熱ヒータとケースの分解斜視図である。
【図4】 熱交換器を示す斜視図である。
【図5】 除湿ロータへの加熱ヒータの配置状態の変形例を示す平面図である。
【図6】 従来の除湿ロータへの加熱ヒータの配置状態を示す平面図である。
【図7】 従来の加熱ヒータの斜視図である。
【符号の説明】
10…ケーシング、11…吸気口、13…排気口、14…仕切壁、15…除湿通路、16…再生通路、19…除湿ロータ、25…メインファン、27…サブファン、29…ダクト部材、30…加熱ヒータ、31…支持部材、32a〜32e…マイカ板、33…ヒータ線、33a…立ち上がり部分、34…固定枠、36…ケース、37…加熱領域、38…冷却領域、39…上ケース、42…下ケース、43…開孔、45…通気孔、46…熱交換器、53…貯水タンク、A…ヒータ線の巻回方向の中心。
Claims (6)
- 内部を仕切壁により除湿通路と再生通路とに区画したケーシングと、
前記両通路に跨って回転可能に配設した除湿ロータと、
前記除湿通路内に配設し、室内の空気を吸引して前記除湿ロータによって除湿した乾燥空気を室内に循環供給するメインファンと、
前記再生通路内に配設し、該再生通路内の再生空気を循環させるサブファンと、
前記再生通路内に配設し、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータと、
前記除湿通路を通過する空気を加熱するとともに、前記再生通路を循環する再生空気を冷却して該再生空気の水分を取り除く熱交換器とを備えた除湿機において、
前記加熱ヒータは、絶縁性を有する支持部材と、該支持部材に巻回したコイル状のヒータ線とからなり、この加熱ヒータに対し、前記サブファンによる再生空気を、前記ヒータ線の巻回方向の中心に沿って供給するようにしたことを特徴とする除湿機。 - 前記加熱ヒータは前記仕切壁の一部を構成するケース内に設けられ、前記支持部材の外周部に前記ケースに固定するための固定枠を配設したことを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
- 前記固定枠は、絶縁性および遮熱性を有することを特徴とする請求項2に記載の除湿機。
- 前記サブファンに近い側の流路の断面積が広く、遠い側が漸次狭くなるように、前記固定枠を、前記ヒータ線の巻回方向の中心である再生空気の供給方向に沿って先細に近接するように配設したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の除湿機。
- 前記再生通路内において、前記除湿ロータの回転方向における前記加熱ヒータの前側に冷却領域を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の除湿機。
- 前記冷却領域は、前記仕切壁の一部を構成するケース内に設けたもので、該ケースを構成する下ケースに、前記除湿ロータの側に貫通する多数の通気孔を設け、前記冷却領域に再生空気を供給するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の除湿機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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