JP3666326B2 - 断面分割型プレキャストセグメント工法 - Google Patents

断面分割型プレキャストセグメント工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高架橋などの橋梁の断面分割型プレキャストセグメント工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレキャストセグメント工法では、主桁を橋軸方向に分割したプレキャストセグメントを製作ヤードまたは工場で製作し、トレーラー等で架設現場まで運搬し、エレクションガーダー等を使用してプレキャストセグメントを順次接合し架設することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、幅員の大きい大断面主桁の橋梁を架設する場合、道路の車両制限等により、大型で大重量のプレキャストセグメントを運搬することができず、従来のプレキャストセグメント工法を適用することができない問題がある。また、現場の製作ヤードでプレキャストセグメントを製作するとしても、エレクションガーダー等に大型のものが必要となるなどの問題がある。
【0004】
本発明は、前述のような問題点を解消すべくなされたもので、その目的は、幅員の大きい大断面主桁を工場製作のプレキャストセグメントにより架設することができると共に、通常のエレクションガーダー等で架設作業を行うことのできる断面分割型プレキャストセグメント工法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の断面分割型プレキャストセグメント工法は、橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントと左右一対のプレキャスト張出し床版とこの張出し床版を支持するストラットとに分割してそれぞれを製作する工程と、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、コアセグメントの外側面にストラットの下端接合構造を介して取付ける工程と、先行架設されたコアセグメントの床版部の両側にプレキャスト張出し床版を設置し、プレキャスト張出し床版とストラットの上端とを接合構造を介して接合し、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合して、プレキャスト張出し床版を架設する工程からなることを特徴とする。コアセグメントはエレクションガーダー等による通常のプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する。ストラット(プレキャストコンクリート部材,鋼管,コンクリート充填鋼管あるいはH形鋼等)は先行架設したコアセグメントに順次取付けてもよいし、コアセグメントが架設される前に予め取付けておいてもよい。次いで、コアセグメント床版部とストラット上端部間にプレキャスト張出し床版を設置し、プレキャスト張出し床版とストラット上端部およびコアセグメント床版部外側部とを接合する。
【0007】
本発明の請求項2の断面分割型プレキャストセグメント工法は、橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントと左右一対のプレキャスト張出し床版とこの張出し床版を支持するブラケットとに分割してそれぞれを製作する工程と、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、コアセグメントの外側面にブラケットの斜材と水平材をそれぞれ接合構造を介して取付ける工程と、先行架設されたコアセグメントの床版部の両側においてプレキャスト張出し床版をブラケットの水平材の上に設置し、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合して、プレキャスト張出し床版を架設する工程からなることを特徴とする。コアセグメントは請求項1と同様に架設し、ブラケット(プレキャストコンクリート部材,鋼製部材,複合部材等)は請求項1と同様に先行架設したコアセグメントに順次取付けてもよいし、コアセグメントが架設される前に予め取付けておいてもよい。また、ブラケットをコアセグメントの外側面に垂直ピンあるいは水平ピンを介して予め取付けておき、コアセグメントの外側面に沿って収納した状態でコアセグメントの架設を行うこともできる。次いで、ブラケット水平材上にプレキャスト張出し床版を設置し、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合する。
【0008】
本発明の請求項3の断面分割型プレキャストセグメント工法は、橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントとストラットが一体化された左右一対のプレキャスト張出し床版とに分割してそれぞれを製作する工程と、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、先行架設されたコアセグメントの両側においてコアセグメントの外側面にストラット付きプレキャスト張出し床版を設置し、コアセグメントの外側面にストラットの下端を接合構造を介して取付け、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合して、ストラット付きプレキャスト張出し床版を架設する工程からなることを特徴とする。コアセグメントは請求項1と同様に架設し、先行架設したコアセグメントにストラット付きプレキャスト張出し床版を架設し、ストラット(プレキャストコンクリート部材,鋼管,コンクリート充填鋼管あるいはH形鋼等)の下端部をコアセグメント底版部に接合し、プレキャスト張出し床版をコアセグメント床版部に接合する。
【0009】
本発明の請求項4の断面分割型プレキャストセグメント工法は、橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントと左右一対の場所打ち張出し床版とこの張出し床版を支持するストラットから構成し、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、コアセグメントの外側面にストラットの下端接合構造を介して取付ける工程と、先行架設されたコアセグメントの床版部の両側に場所打ち張出し床版を打設して、場所打ち張出し床版とストラットの上端とを接合構造を介して接合し、場所打ち張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合する工程からなることを特徴とする。コアセグメントは請求項1と同様に架設し、仮設の吊足場上で、ストラット(プレキャストコンクリート部材,鋼管,コンクリート充填鋼管あるいはH形鋼等)の下端部をコアセグメント底版部に接合し、型枠内にコンクリートを打設して場所打ち張出し床版を構築する。
【0010】
主桁セグメントが中央のコアセグメントと左右一対のプレキャスト張出し床版あるいは場所打ち張出し床版に分割して構成され、工場で製作されるプレキャスト部材を比較的小型で軽量のものとすることができ、工場から架設現場までの運搬が可能となり、プレキャストセグメントによる大断面主桁の架設が可能となる。また、エレクションガーダー等も通常のプレキャストセグメント架設工法に使用されるものを使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態に基づいて説明する。図1〜図12は、本発明の断面分割型プレキャストセグメント工法の種々の実施形態を示したものである。図13〜図26は本発明の断面分割型プレキャストセグメント工法に適用可能な各部の接合構造の例を示したものである。
【0012】
[A−1]コアセグメント+プレキャスト張出し床版+ストラット
図1に示すように、高架橋の大断面主桁を橋軸直角方向に3分割して、断面箱型のプレキャストコアセグメント1と、左右一対のプレキャスト張出し床版2,2とから構成し、プレキャスト張出し床版2をプレキャストコンクリート部材,鋼管,コンクリート充填鋼管あるいはH形鋼等からなるストラット3により支持する。コアセグメント1の底版部1bにおける外側面にストラット3の下端を接合部4により接合し、ストラット3の上端を張出し床版2の先端部下面に接合部5により接合し、コアセグメント1の床版部1aの外側面に張出し床版2の基端部を接合部6により接合し、主桁セグメントを構成する。
【0013】
施工に際しては、図2に示すように、▲1▼通常用いられるプレキャストセグメント架設工法によりコアセグメント1を順次接合して架設し、▲2▼先端側のコアセグメント1の底版部1bの左右両側にストラット3を取付け、▲3▼このストラット3の上端部とコアセグメント1の床版部1aの外側部との間に張出し床版2を設置する。ストラット3はコアセグメント1に予め取付けておいてもよい。なお、ストラット3の代わりに他の支持部材を採用することも可能である。
【0014】
後に詳述するように、コアセグメント底版部1bとストラット3の接合部4には、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。張出し床版2とストラット3の接合部5には、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。コアセグメント床版部1aと張出し床版2の接合部6には、図22〜26に示す接合法を用いることができる。橋軸方向におけるストラット3の配置および張出し床版2,2同士の接合には、図8〜図11に示す構造を用いることができる。
【0015】
[A−2]コアセグメント+プレキャスト張出し床版+ストラット+本設の横締め鋼材
図3に示すように、ストラット3の取付け・調整に本設の横締め鋼材(PC鋼材)7を用いる。主桁セグメントは、[A−1]の場合と同様に、プレキャストコアセグメント1と、プレキャスト張出し床版2と、ストラット3から構成されている。施工に際しては、▲1▼[A−1]の場合と同様に、コアセグメント1およびストラット3を現場に搬入する。▲2▼コアセグメント1の架設前あるいは架設後、コアセグメント床版部1aを貫通して配設された本設の横締め鋼材7を利用してストラット3をコアセグメント1に取付ける。ストラット3の上部にはねじ式の定着構造を有する定着部8を予め設けておき、横締め鋼材7の両端部を定着部8にねじ止めする。▲3▼コアセグメント底版部1bとストラット3の接合部4には角度調整可能な接合構造を用いると共に、横締め鋼材7を仮緊張することで、ストラット3の角度を調整する。▲4▼張出し床版2をコアセグメント床版部1aの外側部と定着部8の間に設置し(後述する場所打ち床版でも可)、横締め鋼材7を本緊張する。
【0016】
コアセグメント底版部1bとストラット3の接合部4には、角度調整が可能な図13,図14,図15,図20,図21に示す接合法を用いることができる。張出し床版2とストラット3(定着部8)の接合部5には、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。コアセグメント床版部1aと張出し床版2の接合部6には、図26に示す接合法を用いることができる。橋軸方向におけるストラット3の配置および張出し床版2,2同士の接合には、図8〜図11に示す構造を用いることができる。
【0017】
[B−1]コアセグメント+プレキャスト張出し床版+ブラケット
図4に示すように、ストラットの代わりにブラケット11を用いた例であり、架設されたコアセグメント1にブラケット11を接合部4および接合部6により接合し、ブラケット11の水平材11a上にプレキャスト張出し床版2を載せ、主桁セグメントを構成する。
【0018】
コアセグメント底版部1bとブラケット斜材11bの接合部4には、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。コアセグメント床版部1aとブラケット水平材11aの接合部6には、図22〜図25に示す接合法を用いることができる。コアセグメント床版部1aと張出し床版2の接合部には、図22〜図26に示す接合法を用いることができる。橋軸方向におけるブラケット11の配置および張出し床版2,2同士の接合には、図8〜図11に示す構造を用いることができる。
【0019】
[B−2]コアセグメント+プレキャスト張出し床版+折畳み式ブラケット
図5,図6に示すように、ブラケットを折畳み式とすることで、コアセグメント1にブラケットを取付けた状態での運搬を可能にすると共に、現場での作業を軽減する。
(1) 上下折畳み式ブラケット
図5に示すように、折畳み式のブラケット11の水平材11aと斜材11bとを水平ピン12を介して回転可能に連結し、水平材11aをコアセグメント床版部1aの外側面に水平ピン13を介して連結する。施工に際しては、▲1▼セグメント製作ヤード等においてコアセグメント1に折畳み式ブラケット11を取付ける。図5(b) に示すように、水平材11aがコアセグメント1の外側面に沿って垂下し、斜材11bがコアセグメント1の外側面に沿って立ち上がった状態となる。この斜材11bは適当な手段でコアセグメント1に固定しておく。▲2▼図5(b) の状態でコアセグメント1を運搬し現場に搬入する。▲3▼コアセグメント1の架設前にあるいは架設後に、折り畳んだブラケット11を組立て、コアセグメント底版部1bと斜材11bを接合部4により接合する。▲4▼コアセグメント1が架設されると、水平材12a上に張出し床版2を架設する。
【0020】
コアセグメント底版部1bとブラケット斜材11bの接合部4には、水平ピンによる図15,凹部による図21の接合法が好ましい。コアセグメント床版部1aとブラケット水平材11aの接合部は、図15の水平ピンによる接合となる。コアセグメント床版部1aと張出し床版2の接合部には、図22〜図26に示す接合法を用いることができる。橋軸方向におけるブラケット水平材11aと張出し床版2の接合部には、図26に示す接合法を用いることができる。
【0021】
(2) 水平折畳み式ブラケット
図6に示すように、水平材11aと斜材11bが一体のブラケット11の水平材11aの先端を垂直ピン14を介してコアセグメント床版部1aの外側面に連結する。図6(b) に示すように、折畳み式ブラケット11を90°水平に旋回させてコアセグメント1の外側面に沿って収納することができる。施工手順は前述の(1) の場合と同様である。
【0022】
コアセグメント床版部1aとブラケット水平材11aの接合には、垂直ピン14とボルト接合等を用いることができる。コアセグメント底版部1bとブラケット斜材11bの接合には、ボルト接合等の適宜の手段が採用される。コアセグメント床版部1aと張出し床版2の接合部、橋軸方向におけるブラケット水平材11aと張出し床版2の接合部は、(1) の場合と同様である。
【0023】
[B−3]コアセグメント+プレキャスト張出し床版+高さ調整機能付きブラケット
図7に示すように、水平材11aと斜材11bが一体のコンクリート製のブラケット11を用い、水平材11a内に挿通した緊張材(PC鋼材)15を緊張することにより水平材11aの高さを調整し、張出し床版2の出来高を改善する。緊張材15はコアセグメント床版部1a内に挿通した緊張材15にカップラー継手16を介して接続し、コアセグメント床版部1aの外側部および水平材11aの先端部には係合段部17,18をそれぞれ設け、この係合部には調整代gを持たせる。施工に際しては、▲1▼コアセグメント1・プレキャスト張出し床版2・ブラケット11をそれぞれ現場に搬入し、▲2▼コアセグメント1の架設前にあるいは架設後に、コアセグメント1にブラケット11を取付け、緊張材15でブラケット11の高さ調整を行い、ブラケット11をコアセグメント1に固定し、▲3▼コアセグメント1の架設が完了すると、ブラケット11上にプレキャスト張出し床版2を架設する。
【0024】
コアセグメント底版部1bとブラケット斜材11bの接合部4には、角度調整が可能な図13,図14,図15,図20,図21に示す接合法を用いることができる。図7(b) には図21の接合構造を例示しており、下端面79が曲面のブラケット斜材11bを凹部78に挿入し、凹部77内に無収縮モルタル78を充填する。橋軸方向におけるブラケット11aとプレキャスト張出し床版2の接合部には、図26に示す接合法を用いることができる。即ち、図7(c) に示すように、ブラケット11aとプレキャスト張出し床版2を鉄筋91,92と間詰めコンクリート93で接合する。コアセグメント床版部1aとブラケット水平材11aの接合部、コアセグメント床版部1aとプレキャスト張出し床版2の接合部には、図22〜図26に示す接合構造を用いることができる。
【0025】
[C]コアセグメント+プレキャスト張出し床版・ストラット一体
図8〜図11に示すように、架設されたコアセグメント1に、プレキャスト張出し床版20aとストラット20bとを一体化させた床版ユニット20を接合部4および接合部6により接合し、主桁セグメントを構成する。
(1) プレキャスト張出し床版・ストラット1本一体型
図8に示すように、プレキャスト張出し床版20aの橋軸方向の一端部にストラット20bを一体的に設けて床版ユニット20を構成する。ストラット20bはコンクリート充填鋼管とし、図8(a) に示すように、プレキャスト張出し床版20aの外側先端部の取付部20cにアンカー筋21を介して一体化し、また図8(b) に示すように、ストラット20bが取り付けられるプレキャスト張出し床版20aの一端部は厚肉とし、上面にジベル筋が植設されたH形鋼などの補強材22を埋設することで補強する。これらプレキャスト張出し床版20aとストラット20bはコンクリートを一体打設して形成し、床版20aとストラット20bのコアセグメント側を仮設材23で連結しておく。
【0026】
施工に際しては、図9に示すように、▲1▼コアセグメント1を先行して架設し、▲2▼床版ユニット20を順次片押しで架設していく。プレキャスト張出し床版20aの橋軸方向の両端部には、互いに係合可能な係合段部24,25を形成しておき(図8(b) 参照)、前ブロックの係合段部24に次ブロックの係合段部25を係合させ、隙間には間詰めコンクリート26を充填して一体化する。また、コアセグメント床版部1aの外側部およびプレキャスト張出し床版20aの先端部には係合段部27,28をそれぞれ設け、隙間に間詰めコンクリート29を充填し(図8(a) 参照)、コアセグメント床版部1aの取付部1cとストラット20bの下端を接合部4により接合して、コアセグメント1と床版ユニット20を一体化する。
【0027】
コアセグメント底版部1bとストラット20bの接合部4には、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。コアセグメント床版部1aと張出し床版2の接合部6には、図22〜26に示す接合法を用いることができる(図8(a) の図示例は図26の接合法)。
(2) プレキャスト張出し床版・ストラット2本一体型
図10に示すように、プレキャスト張出し床版20aの橋軸方向の両端部にそれぞれストラット20bを一体的に設けて床版ユニット20を構成し、この床版ユニット20を橋軸方向に一つ置きに配設し、床版ユニット20,20間には通常のプレキャスト張出し床版2を設置する。施工に際しては、図11に示すように、▲1▼コアセグメント1を先行して架設し、▲2▼床版ユニット20を一つ飛ばしで架設し、その間に張り出し床版2を架設する。図10(b) に示すように、床版ユニット20のストラット20bが取り付けられるプレキャスト張出し床版20aの橋軸方向両端厚肉部に同じ形状の係合段部24をそれぞれ形成し、プレキャスト張出し床版2の橋軸方向の両端部に係合段部24に係合する係合段部25を形成する。その他の構成は(1) の場合と同様である。各部材の接合法も(1) の場合と同様である。
【0028】
[D]コアセグメント+場所打ち張出し床版・ストラット一体
図12に示すように、高架橋の大断面主桁を橋軸直角方向に3分割して、プレキャストコアセグメント1と、左右一対の場所打ち張出し床版2’,2’とから構成し、場所打ち張出し床版2’をプレキャストコンクリート部材,鋼管,コンクリート充填鋼管あるいはH形鋼等からなるストラット3により支持する。コアセグメント1の底版部1bにおける外側面にストラット3の下端を接合部4により接合し、ストラット3の上端を張出し床版2’の先端部下面に接合部5により接合し、コアセグメント1の床版部1aの外側面に張出し床版2’の基端部を接合部6により接合し、主桁セグメントを構成する。
【0029】
施工に際しては、▲1▼通常用いられるプレキャストセグメント架設工法によりコアセグメント1を順次接合して架設し、▲2▼このコアセグメント1の左右両側に仮設した吊り足場30の上で、ストラット3の下端を接合部4を介してコアセグメント底版部1bの取付部1cに接合し、▲3▼ストラット3の上端に取付けた接合部5の埋め込み金具を型枠31内にセットし、型枠31内にコンクリートを打設することにより、ストラット3と張出し床版2’とを接合部5を介して一体化すると共に、張出し床2’とコアセグメント床版部1aの外側面とを接合部6を介して一体化する。
【0030】
コアセグメント底版部1bとストラット3の接合部4には、プレキャスト張出し床版の場合と同様に、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。張出し床版2とストラット3の接合部5には、プレキャスト張出し床版の場合と同様に、図13〜図21に示す接合法を用いることができる。コアセグメント底版部1bと張出し床版2の接合部6には、図26に示す接合法を用いることができる。
【0031】
次に、各部の接合構造について説明する。図13〜図21は、コアセグメント底版部1bとストラット3(またはブラケット斜材11b,ストラット20b)、および張出し床版2とストラット3の接合構造の例である。
図13はストラットまたはブラケットにおける差し込み球面受け型の例であり、コアセグメント底版部1bの外側部にストラット3に対してほぼ直角な傾斜面を有する断面略三角形状の取付部1cを予め一体的に設けておき、この取付部1cに埋設した鋼製の受け部材50にストラット3の先端に固定した鋼製の差し込み部材51を差し込んで固定する。受け部材50は予め取付部1c内にアンカー52により埋設固定されている。ストラット3が鋼管の場合、差し込み部材51は鋼管の先端部に嵌め込み溶接で固定する。受け部材50に形成した比較的長い差し込み穴50aに差し込み部材51の先端凸部51aを差し込むだけで接合を行う。差し込み穴50aの底面および先端凸部51aの先端面は球面で当接させ、また差し込み穴50aの内周面と先端部51aの外周面との間に隙間を設け、あるいはゴム等の緩衝材を充填し、ストラット3の傾斜角を若干調整でき、また施工誤差を吸収できるようにしている。この差し込み球面受け型の場合、ワッタッチで接合が可能となる。差し込み部材51の先端凸部51aは首下が長くなっているので、地震時の抜けに対して安全である。
【0032】
図14は球面受け型の例であり、鋼製の受け部材53に形成した球面受座53aに鋼製の差し込み部材54の先端の球部54aを差し込み、外れ止めの蓋部材55をボルトで固定して接合を行う。球継手により、ストラット3の傾斜角を大きく調整でき、また施工誤差を吸収できる。この球面受け型の場合、地震時に外れることがない。なお、張出し床版2の先端部にもストラット3に対してほぼ直角な傾斜面を有する断面略三角形状の取付部2aを予め一体的に設けておき、張出し床版2とストラット3を前述の下部と同様に接合することができる。
【0033】
図15はピン止め型の例であり、ストラット3の先端面に取付けた接続部材56から突出する接続板56aと、張出し床版2の取付部2aに埋設固定したインサート板57の接続板57aとを重ね合わせてピン58を差し込むことで接合を行う。ピン接合により、ストラット3の傾斜角を大きく調整でき、また施工誤差を吸収できる。このピン止め型の場合も地震時に外れることがない。なお、図示していないが、コアセグメント底版部1bとストラット3も同様に接合することができる。
【0034】
図16はガイド鋼管・接着剤型の例であり、コアセグメント底版部1bの取付部1cに埋設したインサート板59にコンクリートが充填されたガイド鋼管60を一体的に突設しておき、このガイド鋼管60の外周面およびコンクリート先端面に接着剤61を塗布し、ストラット3のコンクリート充填鋼管の先端部をガイド鋼管60に差し込んで接合を行う。なお、図示していないが、張出し床版2とストラット3も同様に接合することができる。
【0035】
図17はガイド鋼管・グラウト型の例であり、ガイド鋼管60にコンクリートを充填せず、このガイド鋼管60にストラット3を差し込んだ後、グラウト62を注入口63からガイド鋼管60内に注入し、排出口64からグラウトが安定して排出されるまで注入を行う。なお、図示していないが、張出し床版2とストラット3も同様に接合することができる。
【0036】
図18は鉄筋・接着剤(グラウト)型の例であり、コアセグメント底版部1bの取付部1cに予め埋設しておいたシース65に、ストラット3の先端部から一体的に突出する鉄筋66を差し込み、接着剤もしくはグラウト67を底版部1bに穿設した注入孔68からシース24と鉄筋25の間およびストラット3の先端面と取付部1cの表面との間に注入し、排出孔69から接着剤等が安定して排出されるまで注入を行う。なお、図示していないが、張出し床版2とストラット3も同様に接合することができる。
【0037】
図19は鋼製ブロック・スタッコ継手型の例であり、ストラット3の両端部に鋼製ブロック70を固定しておき、コアセグメント底版部1bの外側面にはスタッコ継手71の受け治具71aを予め埋設しておき、鋼製ブロック70をスタッコ継手71により前記外側面に接合する。ストラット3がコンクリート充填鋼管の場合、鋼製ブロック70は鋼管の端面に全周溶接で固定すると共に、ジベル筋70aでコンクリートと一体化する。
【0038】
図20はジョイントピース型の例であり、非充填鋼管からなるストラット3の端部に、先端面が球面の凸部72aを有する雄型ジョイントピース72を固定しておき、コアセグメント底版部1bの取付部1cには、球面受座73aを有する雌型ジョイントピース73を予め埋設しておき、雄型ジョイントピース72と雌型ジョイントピース73の間にゴム等の緩衝材74を介在させて凸部72aを球面受座73aに挿入し、雄型ジョイントピース72のフランジ部72bをボルト75で雌型ジョイントピース73に締結する。ストラット3の先端部にはボルト締め用の開口76を形成しておく。球面受けにより、ストラット3の傾斜角を大きく調整でき、また施工誤差を吸収できる。なお、図示していないが、張出し床版2とストラット3も同様に接合することができる。
【0039】
図21はRC製ストラット(あるいはブラケット斜材)用の曲面受け型の例であり、コアセグメント底版部の取付部1cに逆台形状等の凹部77を形成しておき、プレキャスト鉄筋コンクリート製のストラット3の下端部を凹部77に挿入し、凹部77に無収縮モルタル78を充填して接合を行う。ストラット3の下端面は曲面79とする。凹部とストラット下端曲面により、ストラット3の傾斜角を大きく調整でき、また施工誤差を吸収できる。なお、図示していないが、張出し床版2とストラット3も同様に接合することができる。
【0040】
次に、図22〜図25は、コアセグメント床版部1aとブラケット水平材11a(または張出し床版2,PC型枠31)の接合構造の例である。図26は、橋軸方向における張出し床版2とブラケット水平材11aあるいはコアセグメント床版部1aと張出し床版2(またはブラケット水平材11a)の接合構造の例である。
【0041】
図22はジョイントピース型(その1)の例であり、コアセグメント床版部1aの外側部に形成した切欠き部80に、上に向かって形成されたフック部81aを有するジョイントピース81を予め埋設しておき、フック部81aに上から係止めされるフック部82をブラケット11の水平材11aの先端部あるいはプレキャスト張出し床版2の内側基端部に形成しておく。この場合、ワンタッチで接合を行うことができ、また引張力にも抵抗することができる。
【0042】
図23はジョイントピース型(その2)の例であり、コアセグメント床版部1aの外側部に形成した切欠き部80に、上下方向の蟻溝83aを有するジョイントピース83を予め埋設しておき、蟻溝83aに上から挿入される蟻ほぞ84をブラケット11の水平材11aの先端部あるいはプレキャスト張出し床版2の基端部に形成しておく。この場合も、ワンタッチで接合を行うことができ、また引張力にも抵抗することができる。
【0043】
図24はピン打ち込み型の例であり、PC型枠41あるいは張出し床版2の内側基端部をコアセグメント床版部1aの外側部に形成した切欠き部80に載せ、ピン85を打ち込んで仮止めし、横締め鋼材(PC鋼材)86で緊結固定する。ピン85は図24(c) に示すように、互い違いに斜めに打ち込むことにより、抜け止めの効果が得られる。
【0044】
図25はボルト接合型の例であり、PC型枠41あるいは張出し床版2の内側基端部に切欠き部87を設けると共に、この切欠き部87の前面に固定プレート88を埋設しておき、コアセグメント床版部1aの外側部に埋設したおいたボルト受け部材89にボルト90を螺入して緊結固定する。
図26はプレキャスト張出し床版2の橋軸方向の接合構造あるいはコアセグメント床版部1aとプレキャスト張出し床版2(プレキャスト張出し床版20a,場所打ち張出し床版2’,ブラケット水平材11a)との接合構造における間詰め型の例であり、ブラケット水平材11aおよび張出し床版2の接合端部に鉄筋91,92をそれぞれ突出させておき、ブラケット水平材11aの切欠き部の上に張出し床版2の端部を載せ、間隙に間詰めコンクリート93を打設し、接合を行う。
【0045】
なお、各部の接合構造は図示例に限らず、その他の接合構造を採用できることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上のような構成からなるので、次のような効果を奏することができる。
(1) 主桁セグメントが中央のコアセグメントと左右一対のプレキャスト張出し床版あるいは場所打ち張出し床版に分割して構成され、工場で製作されるプレキャスト部材を比較的小型で軽量のものとすることができ、工場から架設現場までの運搬が可能となり、プレキャストセグメントによる大断面主桁の架設が可能となる。
【0047】
(2) エレクションガーダー等も通常のプレキャストセグメント架設工法に使用されるものを使用することができ、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面分割型プレキャストセグメントの第1実施形態を示す横断面図である。
【図2】図1の断面分割型プレキャストセグメントの架設方法の1例を示す斜視図である。
【図3】図1の第1実施形態の変形例を示す横断面図である。
【図4】本発明の断面分割型プレキャストセグメントの第2実施形態を示す横断面図である。
【図5】図4の第2実施形態のブラケットを上下方向折畳み式とした例を示す横断面図である。
【図6】図4の第2実施形態のブラケットを水平方向折畳み式とした例を示す斜視図である。
【図7】図4の第2実施形態のブラケットを高さ調整可能とした例であり、(a) は横断面図、(b) は部分拡大断面図、(c) は(a) のc−c線断面図である。
【図8】本発明の断面分割型プレキャストセグメントの第3実施形態(その1)であり、(a) は横断面図、(b) は(a) のb−b線断面図である。
【図9】図8の断面分割型プレキャストセグメントの架設方法を示す斜視図である。
【図10】本発明の断面分割型プレキャストセグメントの第3実施形態(その2)であり、(a) は横断面図、(b) は(a) のb−b線断面図である。
【図11】図10の断面分割型プレキャストセグメントの架設方法を示す斜視図である。
【図12】本発明の断面分割型プレキャストセグメントの第4実施形態の1例を示す横断面図である。
【図13】本発明のコアセグメントとストラットの接合構造(差し込み球面受け型)を示す断面図である。
【図14】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(球面受け型)であり、(a) は断面図、(b) は部分拡大断面図である。
【図15】本発明のプレキャスト張出し床版等とストラットの接合構造(ピン止め型)を示す断面図である。
【図16】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(ガイド鋼管+接着剤型)を示す断面図である。
【図17】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(ガイド鋼管+グラウト型)を示す断面図である。
【図18】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(鉄筋+接着剤等型)を示す断面図である。
【図19】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(鋼製ブロック+スタッコ継手型)であり、(a) はストラットの側面図、(b) は(a) のb−b線断面図、(c) はコアセグメントの横断面図である。
【図20】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(ジョイントピース型)を示す横断面図である。
【図21】本発明のコアセグメント等とストラットの接合構造(曲面受け型)を示す横断面図である。
【図22】本発明のコアセグメントとブラケット水平材等の接合構造(ジョイントピース型・その1)を示す横断面図である。
【図23】本発明のコアセグメントとブラケット水平材等の接合構造(ジョイントピース型・その2)であり、(a) は平面図、(b) は横断面図である。
【図24】本発明のコアセグメントとPC型枠等の接合構造(ピン打ち込み型)であり、(a) は平面図、(b) は横断面図、(c) は(a) のc−c線断面図である。
【図25】本発明のコアセグメントとPC型枠等の接合構造(ボルト接合型)であり、(a) は平面図、(b) は横断面図、(c) は(b) の部分拡大断面図である。
【図26】本発明のプレキャスト張出し床版等とブラケット水平材等の接合構造(間詰め型)を示す断面図である。
【符号の説明】
1……プレキャストコアセグメント
1a…コアセグメント床版部
1b…コアセグメント底版部
1c…取付部
2……プレキャスト張出し床版
2a…取付部
3……ストラット
3a…接続板
4……コアセグメント底版部とストラットの接合部
5……プレキャスト張出し床版とストラットの接合部
6……コアセグメント床版部とプレキャスト張出し床版の接合部
7……横締め鋼材
8……ねじ式定着部
11……ブラケット
11a…ブラケット水平材
11b…ブラケット斜材
12,13…水平ピン
14……垂直ピン
15……緊張材
16……カップラー継手
17,18…係合段部
20……床版ユニット
20a…プレキャスト張出し床版
20b…ストラット
20c…取付部
21……アンカー筋
22……補強材
23……仮設材
24,25…係合段部
26……間詰めコンクリート
27,28…係合段部
29……間詰めコンクリート
50……受け部材,50a…差し込み穴
51……差し込み部材,51a…先端凸部
52……アンカー
53……受け部材,53a…球面受材
54……差し込み部材,54a…球部
55……外れ止め蓋部材
56……接続部材,56a…接続板
57……インサート板,57a…接続板
58……ピン
59……インサート板
60……ガイド鋼管
61……接着剤
62……グラウト
63……グラウト注入口
64……グラウト排出口
65……シース
66……鉄筋
67……接着剤もしくはグラウト
68……注入孔
69……排出孔
70……鋼製ブロック,70a…ジベル筋
71……スタッコ継手,71a…受け治具
72……雄型ジョイントピース,72a…凸部,72b…フランジ部
73……雌型ジョイントピース,73a…球面受座
74……緩衝材
75……ボルト
76……ボルト締め用の開口
77……凹部
78……無収縮モルタル
79……曲面
80……切欠き部
81……ジョイントピース,81a…フック部
82……フック部
83……ジョイントピース,83a…蟻溝
84……蟻ほぞ
85……ピン
86……横締め部材
87……切欠き部
88……固定プレート
89……ボルト受け部材
90……ボルト
91,92…鉄筋
93……間詰めコンクリート

Claims (4)

  1. 橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントと左右一対のプレキャスト張出し床版とこの張出し床版を支持するストラットとに分割してそれぞれを製作する工程と、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、コアセグメントの外側面にストラットの下端接合構造を介して取付ける工程と、先行架設されたコアセグメントの床版部の両側にプレキャスト張出し床版を設置し、プレキャスト張出し床版とストラットの上端とを接合構造を介して接合し、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合して、プレキャスト張出し床版を架設する工程からなることを特徴とする断面分割型プレキャストセグメント工法。
  2. 橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントと左右一対のプレキャスト張出し床版とこの張出し床版を支持するブラケットとに分割してそれぞれを製作する工程と、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、コアセグメントの外側面にブラケットの斜材と水平材をそれぞれ接合構造を介して取付ける工程と、先行架設されたコアセグメントの床版部の両側においてプレキャスト張出し床版をブラケットの水平材の上に設置し、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合して、プレキャスト張出し床版を架設する工程からなることを特徴とする断面分割型プレキャストセグメント工法。
  3. 橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントとストラットが一体化された左右一対のプレキャスト張出し床版とに分割してそれぞれを製作する工程と、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、先行架設されたコアセグメントの両側においてコアセグメントの外側面にストラット付きプレキャスト張出し床版を設置し、コアセグメントの外側面にストラットの下端を接合構造を介して取付け、プレキャスト張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合して、ストラット付きプレキャスト張出し床版を架設する工程からなることを特徴とする断面分割型プレキャストセグメント工法。
  4. 橋梁の主桁セグメントを中央のプレキャストコアセグメントと左右一対の場所打ち張出し床版とこの張出し床版を支持するストラットから構成し、コアセグメントをプレキャストセグメント架設工法により順次接合して架設する工程と、コアセグメントの外側面にストラットの下端接合構造を介して取付ける工程と、先行架設されたコアセグメントの床版部の両側に場所打ち張出し床版を打設して、場所打ち張出し床版とストラットの上端とを接合構造を介して接合し、場所打ち張出し床版とコアセグメント床版部外側部とを接合構造を介して接合する工程からなることを特徴とする断面分割型プレキャストセグメント工法。
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