JP3665752B2 - 積層紙の棒積み揃え装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、印刷機や製本機等で使用する白紙、刷本、その他の積層紙の棒積み揃え装置に係るもので、棒積み作業時の作業者への身体的な負担を軽減するとともに、積層紙の外周端面を適宜に揃えた状態で積層紙を棒積みし、印刷機や製本機内にセットする事により、印刷作業や製本作業の効率化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷機や製本機で使用する白紙や刷本等は、パレット等の台の上面に高く棒積みして、パレットごと装置内にセットしていた。そして、印刷機や製本機では、棒積みされた白紙や刷本等の積層紙を一枚ずつ銜え取り、紙揃え機構等で揃えながら印刷作業や製本作業を行っていた。これらの機械で使用する積層紙を棒積みする作業は、不揃いに積み上げられた積層紙から、人間が適量を両手で掴み取り、床等に載置したパレットの上面に、順次積み上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パレットへの積み上げ量が少ない作業開始時は、作業者は大きく腰を屈めて低い位置に積層紙を積み上げる必要があった。逆に、積み上げ量が多くなると、腰や腕を伸ばした姿勢で、重い積層紙を高い位置に積み上げていた。このような不規則な姿勢での作業では、作業者が腰や腕を痛めたり、作業効率が低下する等の不具合を生じていた。更に、手作業による棒積みでは、積層紙が不揃いとなり易く、この不揃いな状態で印刷機や製本機にセットすると、紙詰まりや落丁等を生じて印刷作業や製本作業に影響を及ぼす事があった。また、不揃いであると積層紙の運搬時に崩れたり、不揃いな端部が投入口につかえて、印刷機や製本機にうまくセットできなくなる事も考えられる。
【0004】
また、手作業による棒積みの際に、作業者が一定量の積層紙の両端を掴んで、手でヨリながらサバき、紙と紙との間に空気を入れながら突き揃える事により、ある程度揃えた状態で積層紙を積み上げる事はできる。しかし、印刷機や製本機での作業を円滑にするのに必要な仕上がり具合で揃えるには、熟練した技術や時間を必要とするとともに、重労働で作業者の身体に更なる負担が掛かる。
【0005】
本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、印刷機や製本機、その他で使用する白紙や刷本等の積層紙を、直交する二辺で概略揃えながら棒積み可能とするとともに、この揃え作業を簡単かつ効率的に行う事を可能とする。また、積層紙の積み上げ量に応じて紙載置台の位置を上下動可能として、作業者が常に一定の位置に積層紙を積み上げる事が可能となるようにする。その結果、作業者が楽な姿勢で作業を行い、身体的な負担を軽減するとともに、効率的な作業を可能とする。また、このように揃えた状態で棒積みする事により、積層紙の運搬や印刷機、製本機へのセットを円滑に行うとともに、これらの機械での紙の銜え取り作業や紙揃え作業を円滑に行い、印刷作業や製本作業を効率的に行おうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、棒積み目的の積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に枠本体に接続し、この枠本体を、傾斜機構により紙載置台の紙揃え側
の少なくとも一方の角部方向に傾斜可能に軸支部を介して基台に軸支し、前記紙載置台に積層した積層紙の紙揃え側の角部を形成する二辺に、積層紙の突当部を配置し、この突当部を、紙載置台の角部を形成する二辺の少なくとも一辺に、紙載置台とは独立して移動可能に配置し、紙載置台に積層する積層紙方向に移動可能とするとともに、積層紙に振動を与え紙揃えを行うための振動器を、紙載置台の角部を形成する二辺の少なくとも一辺に、紙載置台とは独立して移動可能に配置し、この振動器を、紙載置台に積層する積層紙方向に移動可能として積層紙の外周端面に接触可能に設けたものである。
【0007】
また、枠本体の傾斜機構は、紙載置台の対角線上又は対角線と平行な位置に枠本体の軸支部を複数形成し、この軸支部を支点とし電動モータの駆動力により、枠本体を傾斜可能としても良い。
【0008】
また、枠本体の傾斜機構は、枠本体の背面にハ字型に設けた一対のシリンダを、枠本体の背面に軸支するとともにシリンダの下端を基台に軸支し、枠本体の軸支部を介して枠本体を前後左右方向に傾斜可能としても良い。
【0009】
また、枠本体には、積層紙の上面に臨ませて上下方向に移動可能な押圧体を配置し、この押圧体を紙載置台への積層紙の載置作業に伴って上下動し、紙揃えの完了した部分の積層紙を押圧して紙載置台に固定し、この積層紙の上部に積み重ね、次に紙揃えを行う積層 紙と、紙揃え完了の積層紙とを分離可能としたものであっても良い。
【0010】
また、振動器は、紙載置台への積層紙の載置をセンサーにより感知して、振動器を介して積層紙に一定時間振動を与えるものであっても良い。
【0011】
また、押圧体の紙揃え完了積層紙への押圧は、振動器の振動停止をセンサーにて感知して行うとともに積層紙への押圧解除は、紙載置台への新たな積層紙の載置をセンサーにより感知して行うものであっても良い。
【0012】
また、振動器は、ケースの内部に収納したボール体を、エアーの導入により偏心回転して振動を発生するものであっても良い。
【0013】
また、振動器は、電動式の振動モータを使用したものであっても良い。
【0014】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであり、印刷機や製本機等で使用する白紙や刷本等の積層紙を、ある程度揃えながら紙載置台に棒積みするためには、まず枠本体に上下動可能に接続した紙載置台を上昇して、棒積みを行う作業者が作業を行い易い位置に配置する。この状態で、紙揃え用の振動器は、積み上げる積層紙の厚みだけ紙載置台よりも上方に配置される。次に、枠本体の傾斜機構を操作し、軸支部を介して枠本体を傾斜する事により、紙載置台の紙揃え側の角部が、他の3つの角部よりも下方に配置されるように、紙載置台を傾斜させる。この紙載置台の傾斜により、直交して配置した突当部及び振動器側で、積層紙の紙揃えを行う事が可能となる。
【0015】
この紙載置台の傾斜が完了したら、作業者は、棒積み目的の白紙や刷本等の積層紙を両手で適量掴み取り、紙載置台の上面に載置する。この手作業による積層紙の載置の際は、突当部の内壁及び振動器に積層紙の外周端面が接触するように行う。また、この積層紙の載置の際に、作業者が積層紙を両手でサバいて、紙と紙との間に空気を入れるようにすれば、積層紙間の摩擦抵抗が減り、次の紙揃え作業が行い易くなる。しかし、突当部で後に揃え作業を行うので、従来の如く丁寧にサバキ作業を行う必要はない。
【0016】
また、傾斜した紙載置台に積層紙を載置しても、積層紙の揃え側の二辺が、直交方向に配置した突当部に突き当たるので、積層紙が載置台から脱落する事はない。このように適量の積層紙の載置を行ったら、振動器を作動して積層紙に振動を与える。この振動により、積層紙の直交する二辺が次第に突き揃えられる。
【0017】
この積層紙の紙揃えが終了したら、振動器を停止する。そして、積層紙を積み上げた高さ分だけ、上下動手段により紙載置台を下降し、次に載置する積層紙の外周端面が振動器に接触可能となるようにする。この下降を行ったら、作業者は次に紙揃えを行う積層紙を適量手で掴んで、揃え済みの積層紙の上面に載置する。そして、再び振動器を作動して、積層紙に振動を与える事により、今回載置した積層紙の揃え作業も良好に行う事ができる。
【0018】
そして、この揃え作業が終了したら、再び振動器の停止、紙載置台の下降、次の一定量の積層紙の載置、振動器の作動等の一連の作業を繰り返す。この作業により、下方に配置した紙載置台の角部側の二辺が揃った状態で、積層紙が紙載置台の上面に高く棒積みされる。この棒積みが完了したら、傾斜機構を作動して枠本体を回動し、紙載置台を水平状態に復元する。そして、紙載置台に棒積みした積層紙を印刷機や製本機に移動して、これらの装置内に積層紙をセットする。
【0019】
このように、本発明の棒積み揃え装置を使用する事により、効率的かつ適切に揃えられた状態で載置台の上面に積層紙を高く棒積みする事ができる。また、積層紙の積み上げ量に応じて、紙載置台を下降しているので、作業者が積層紙を積み上げる位置をほぼ一定に保つ事ができる。そのため、作業者は、腰を屈めたり、腕を高く上げる等の無理な姿勢をとる事がなく、積層紙の積み上げ作業を容易に行う事が可能となり、身体的な負担も減るとともに、作業効率も向上する。また、揃えた状態で棒積みする事により、積層紙の載置の載置安定性も向上し、棒積み装置から印刷機、製本機等への運搬時も円滑に行える。そして、印刷機や製本機への積層紙のセットも良好に行えるとともに、紙詰まりや落丁等を防止して、印刷作業や製本作業を効率的に行う事ができる。
【0020】
また、上記枠本体の傾斜機構は、紙載置台を傾斜可能であれば、何れの機構を用いても良い。例えば、傾斜機構は、紙載置台の対角線上又は対角線と平行な位置に枠本体の軸支部を複数形成し、この軸支部を支点とし電動モータの駆動力により、枠本体を傾斜可能に形成する。この構造では、紙揃え側の一つの角部方向に紙載置台を傾斜可能となるとともに、傾斜機構を簡易な構造で廉価に形成できる。
【0021】
また、紙載置台を一つの角部側だけでなく、紙載置台の何れの角部方向にも傾斜可能とするには、枠本体の背面にハ字型に設けた一対のシリンダを、枠本体の背面に軸支するとともにシリンダの下端を基台に軸支し、枠本体の軸支部を介して枠本体を前後左右方向に傾斜可能に傾斜機構を形成する。このような傾斜機構では、例えば紙載置台を、背面側の一方の角部方向に傾斜する場合、枠本体の背面にハ字型に配置した一対のシリンダのうち、下方に配置する角部側の一方のシリンダを大きく収縮し、他方のシリンダを少量収縮する。
【0022】
この操作により、紙載置台を接続した枠本体が軸支部を中心に回動し、左右方向では、大きく収縮させたシリンダ方向に紙載置台が傾斜する。また、シリンダの双方を収縮する事により、紙載置台はシリンダ方向に引き付けられるので、背面方向にも傾斜する。この左右方向及び背面方向への傾斜により、紙載置台は背面側の一つの角部が他の3つの角部よりも下方に配置された状態で傾斜する。このように、一対のシリンダを独立して各々収縮するとともに、その収縮量を調節する事により、紙載置台を何れの角部方向でも、自在に傾斜する事が可能となり、積層紙を、任意の二辺で揃える事ができる。
【0023】
また、積層紙を棒積みする際は、印刷機や製本機にセットする際の向きを考慮して、通常は紙載置台の中央に横置きに配置するのが好ましい。ところが、積層紙を突き当てる突当部の位置が固定されていると、小さなサイズの積層紙や、縦置きにするのが好ましい積層紙等では、紙載置台の中央ではなく偏った位置に棒積みせざるを得ないものとなる。この不具合を解消するため、積層紙の直交する二辺に配置した突当部の少なくとも一方を、紙載置台とは独立して積層紙方向に移動可能とする。そして、積層紙のサイズ、載置方向に応じて突当部の位置を移動する事により、常に紙載置台の中央に積層紙を棒積みする事ができる。また、突当部を適宜に移動する事により、紙載置台の中央に限らず、紙載置台の任意の位置に積層紙を棒積みする事も可能となる。
【0024】
そして、この移動可能な突当部は、紙載置台の一方の側面に配置しても良いし、両側に配置しても良い。両側に配置する事により、積層紙の左右何れの側の辺でも紙揃えを行う事ができる。また、紙載置台の背面側の突当部も移動可能とすれば、紙載置台の前後方向でも、積層紙のサイズ、載置方向、目的に応じて任意の位置に、積層紙を棒積みする事ができる。
【0025】
また、積層紙に振動を与える振動器についても、突当部と同様に、積層紙方向に移動可能に配置すれば、積層紙のサイズ、載置方向に関わらず、振動器を常に積層紙の外周端面に接触させて、積層紙に確実に振動を与える事ができる。また、この振動器は、積層紙の揃え側の一辺側のみに形成しても良いが、二辺に設ければ、積層紙全体に良好に振動が伝わり、大きなサイズの積層紙でも、良好に揃える事ができる。また、紙載置台の両側、及び背面側の三辺に振動器を配置すれば、積層紙を紙載置台の左右何れの側でも揃える事ができる。
【0026】
また、紙揃えの完了した積層紙の上面に、次に紙揃えを行う積層紙を載置する際に、この載置時に発生する紙の風圧等で、せっかく揃えた積層紙が乱れてしまう事がある。これを防止するため、積層紙の上面に臨ませて上下方向に移動可能な押圧体を配置しても良い。この押圧体を紙載置台への積層紙の載置作業に伴って上下動し、紙揃えの完了した部分の積層紙を押圧して紙載置台に固定する事により、この紙載置台上の紙揃え完了の積層紙と、次に載置する積層紙とを分離する事ができ、揃え済みの積層紙の乱れを良好に防ぐ事ができる。
【0027】
また、振動器は、作業者による積層紙の載置作業中は振動させず、積み上げが完了して紙揃えを行う際に振動させるのが好ましい。しかし、この振動器の作動と停止を、作業者が手作業で行ったのでは、作業効率が低下する。そのため、振動器は、紙載置台への積層紙の載置をセンサーにより感知して、突当部を介して積層紙に一定時間振動を与えた後、停止するようにすれば、効率的な作業が可能となる。
【0028】
また、積層紙を押圧する押圧体も、手動操作等にて積層紙の押圧及び押圧解除を行うと、作業効率の低下や作業手順の繁雑さを招く虞れがある。そのため、押圧体の積層紙への押圧は、振動器の振動による紙揃え作業の終了をセンサーにて感知して行うとともに積層紙への押圧解除は、紙載置台への新たな積層紙の載置作業をセンサーにより感知して行うように棒積み装置を形成すれば、紙揃え作業を効率的に行う事ができる。
【0029】
また、振動器は、従来公知の何れのものを用いても良く、例えばケースの内部に収納したボール体を、エアーの導入により偏心回転して振動を発生するものでも良い。このようにエアーの導入により振動を発生するものでは、振動器の作動と停止の制御が容易であるし、エアーが漏れても積層紙に何ら影響を及ぼす事がない。また、振動器は、電動式の振動モータを使用しても良く、積層紙に良好に振動を与える事ができる。
【0030】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(1)は紙載置台で、白紙、刷本等の棒積み目的の積層紙(2)を上面に棒積み可能としている。そして、この紙載置台(1)を、チェーンブロック等の上下動機構(3)により上下動可能に枠本体(4)に接続している。また、枠本体(4)は、床等の設置面(9)に設置した基台(5)に、軸支部(6)を介して前後左右方向に傾斜可能に軸支している。この軸支部(6)は、図3に示す如く、下端を基台(5)に固定接続し、上部側に球状体(7)を一個配置している。この球状体(7)に、枠本体(4)下端に設けた円柱状の係合部(8)を係合する事により、軸支部(6)を介して360°何れの方向にも枠本体(4)を回動する事ができるように構成している。
【0031】
また、枠本体(4)の支持と傾斜の制御を行うために、枠本体(4)に、油圧シリンダ、エアシリンダ等の一対のシリンダ(10)(11)を接続している。このシリンダ(10)(11)は、図5に示す如く、枠本体(4)の背面側に、軸支部(6)を介して線対称にハ字型に配置し、上端を軸支部(6)の上方位置で枠本体(4)に回動可能に軸支している。このようにハ字型に配置する事により、シリンダ(10)(11)の個別の伸縮操作で枠本体(4)を左右両側方向に傾斜可能としている。
【0032】
また、この一対のシリンダ(10)(11)の下端は、基台(5)に軸支している。この下端側の軸支の際は、図6に示す如く、枠本体(4)に軸支した上端側よりも、下端側が後方に位置するよう軸支部(6)とは間隔を設けて基台(5)に軸支する。このような配置とする事により、シリンダ(10)(11)を各々伸張すれば、枠本体(4)を前方に傾斜できるし、シリンダ(10)(11)を各々収縮すれば、枠本体(4)を背面方向に傾斜可能となる。
【0033】
また、積層紙(2)を直交する二辺で揃えるため、枠本体(4)には、積層紙(2)の外周端面(24)を突き当てて支持可能な突当部(33)(35)を配置している。即ち、図1、図8に示す如く、紙載置台(1)に棒積みした積層紙(2)の背面側を突き当てて支持可能に、長尺状の突当部(33)を一対、枠本体(4)の背面側に接続している。尚、紙載置台(1)には、貫通口(34)を設けて突当部(33)を貫通可能としているので、突当部(33)により、紙載置台(1)の上下動が何ら妨げられる事がない。
【0034】
更に、積層紙(2)の左右何れの辺でも紙揃えができるように、紙載置台(1)の両側にも、各々一個ずつ突当部(35)を配置している。この突当部(35)は、紙載置台(1)の上下動に伴って一体に上下動可能とし、紙載置台(1)に載置した積層紙(2)を常に支持可能としている。
【0035】
また、本発明では、積層紙(2)に振動を与え、紙揃えを行うための振動器(12)を、積層紙(2)の少なくとも一辺に配置し、積層紙(2)の外周端面(24)に接触可能とするが、本実施例では、背面側と両側の三辺に配置している。そして、背面側では、横方向に長尺な積層紙(2)であっても良好に紙揃えできるように、一対の突当部(33)に隣接して、2個の振動器(12)を配置している。また、紙載置台(1)の両側では、各突当部(35)に隣接して一個ずつ振動器(12)を配置している。
【0036】
また、この紙載置台(1)の両側に配置する突当部(35)及び振動器(12)は、紙載置台(1)とは独立して上下動可能に枠本体(4)に配置した、一対のアーム部(14)(15)に設けている。このアーム部(14)(15)は、図7に示す如く、紙載置台(1)の背面で枠本体(4)の両側に配置した一対のアーム支持部(16)(17)に、各々螺子棒(22)を介して接続している。そして、螺子棒(22)に設けたハンドル(23)を回動する事により、双方のアーム部(14)(15)を左右方向に自在に移動可能としている。そして、紙載置台(1)に載置する積層紙(2)のサイズや向きに対応して、アーム部(14)(15)を移動し、このアーム部(14)(15)に設けた突当部(35)及び振動器(12)に、積層紙(2)の外周端面(24)を確実に突き当て可能としている。
【0037】
また、一対のアーム支持部(16)(17)は、図2に示す如く、枠本体(4)のシリンダ(10)(11)とは別個に、一対の上下動シリンダ(20)(21)を接続し、この上下動シリンダ(20)(21)を伸縮して、アーム支持部(16)(17)とアーム部(14)(15)とを、左右個別に上下動可能としている。また、この上下動シリンダ(20)(21)は、枠本体(4)に下端を接続し、この枠本体(4)の傾斜に伴って、アーム部(14)(15)、アーム支持部(16)(17)、上下動シリンダ(20)(21)も同一方向に傾斜し、アーム部(14)(15)の突当部(35)及び振動器(12)が、紙載置台(1)に対して常に平行に配置されるようにする。
【0038】
また、振動器(12)は、積層紙(2)に振動を与える事が可能であれば、従来公知の何れの手段を用いても良く、本実施例では、ケース(37)の内部に設けた溝部(図示せず)に、ボール体(図示せず)を摺動可能に係合したものを使用している。そして、ケース(37)内部にエアーを導入して、ケース(37)内部の溝部に沿ってボール体を偏心回転させる事により、振動を発生するものである。
【0039】
また、本実施例の振動器(12)は、図9に示す如く、スプリング部材(26)を介して、平板状の振動伝達板(25)を接続している。このスプリング部材(26)により、振動器(12)の振動が振動伝達板(25)で増幅される。そして、この振動伝達板(25)を、突当部(33)(35)の内壁と同一平面状に配置し、積層紙(2)の外周端面(24)を接触させる事により、振動器(12)の振動を確実に積層紙(2)に伝達可能とするとともに、この振動伝達板(25)の内壁に積層紙(2)が振動しながら突き当たるので、紙揃え効果も高まるものとなる。
【0040】
上述の如く形成した積層紙の棒積み揃え装置にて、印刷機や製本機等で使用する白紙、刷本、その他の積層紙を棒積みするためには、まず図2、図3に示す如く、上下動機構(3)を駆動して、装置の設置面(9)まで紙載置台(1)を下降する。そして、積層紙(2)の運搬や印刷機、製本機内へのセットを行い易くするため、紙載置台(1)の上面に、紙載置台(1)と略同一サイズのパレット(27)を載置している。次に、紙載置台(1)を上昇し、振動器(12)の振動伝達板(25)に臨ませて紙載置台(1)を配置する。
【0041】
本実施例では、パレット(27)と略同一サイズの積層紙(2)を棒積みし、棒積み揃え装置に向かって、積層紙(2)の左側及び背面側の直交する二辺で揃えるものとする。そのため、紙載置台(1)の左側背面の角部(28)を他の角部(30)(31)(32)よりも下方に配置する。それには、枠本体(4)の背面にハ字型に配置した一対のシリンダ(10)(11)のうち、下方に配置する角部(28)側の一方のシリンダ(10)を大きく収縮し、他方のシリンダ(11)を少量収縮する。
【0042】
この操作により、軸支部(6)を介して枠本体(4)が傾斜回動し、図5に示す如く、左右方向では、大きく収縮させたシリンダ(10)方向、即ち図5に於いて、左側に紙載置台(1)が傾斜する。また、シリンダ(10)(11)の双方を収縮しているので、図6に示す如く、紙載置台(1)はシリンダ(10)(11)方向に引き寄せられて、背面方向にも傾斜する。この左方向及び背面方向への傾斜により、紙載置台(1)は、図1に示す如く、一つの角部(28)が他の3つの角部(30)(31)(32)よりも下方に配置された状態で傾斜する。
【0043】
そして、作業者は、紙載置台(1)とは別の位置に荒積みされた積層紙(2)から、適量の積層紙(2)を両手で掴み取り、紙載置台(1)の前方側からパレット(27)上面に積み上げる。この作業者による積層紙(2)の積み上げを容易にするため、図1、図5に示す如く、紙揃え側とは反対側の上下動シリンダ(21)を収縮し、右側のアーム部(15)及びアーム支持部(17)を、下端まで下降している。この下降により、紙載置台(1)の前方だけでなく、右側にも何ら障害物が配置されず、作業者は、大きなサイズの積層紙(2)でも、積み上げ作業を容易に行う事ができる。
【0044】
また、パレット(27)に積層紙(2)を載置する際は、作業者は、積層紙(2)の背面側の外周端面(24)が、枠本体(4)の背面側に配置した突当部(33)及び振動伝達板(25)の内壁に当接するようにし、積層紙(2)の左辺の外周端面(24)が、左側のアーム部(14)に設けた突当部(35)及び振動伝達板(25)の内壁に当接するように載置する。更に、この載置の際に、パレット(27)の上面で、作業者が積層紙(2)をサバいて用紙と用紙との間に空気を入れるようにすれば、積層紙(2)間の摩擦抵抗が減り、次工程の紙揃え作業を行い易くなる。
【0045】
次に、振動器(12)を一定時間作動し、振動伝達板(25)を介して積層紙(2)に振動を与える。この振動により、積層紙(2)は、直交する二辺が次第に突き揃えられて行くとともに、良好な紙揃えが可能となる。この振動による紙揃え作業が終了したら、振動器(12)を停止する。
【0046】
このように、一掴み分の積層紙(2)の揃え作業が終了したら、作業者は再び適量の積層紙(2)を掴んで、前回揃えた積層紙(2)の上面に積み上げて、棒積み揃え作業を続行する。その際はまず、上下動機構(3)により、前回積層紙(2)を積み上げた高さ分だけ紙載置台(1)を下降し、次に載置し紙揃えを行う積層紙(2)の外周端面(24)が、振動伝達板(25)の内壁に確実に突き当たるようにする。
【0047】
また、このように新たに積層紙(2)を載置した刺激や、サバキ作業を行った際の風圧等で、紙揃え済みの積層紙(2)が乱雑とならないように、本実施例では、図7、図8に示す如く、パレット(27)上の積層紙(2)を押圧して一時的に固定可能な押圧体(36)を設けている。この押圧体(36)は、積層紙(2)の上面に臨ませて枠本体(4)に一対設け、図8に示す如く、前後動シリンダ(38)の伸縮により前後に移動可能とするとともに、上下動シリンダ(40)の伸縮により上下に移動可能としている。
【0048】
この押圧体(36)は、振動器(12)と突当部(33)(35)による紙揃え中は、前後動シリンダ(38)と上下動シリンダ(40)を収縮して上部後方に引っ込んだ状態とし、紙揃え作業を妨げないようにしている。そして、紙揃えが終了し振動器(12)を停止したタイミングで、前後動シリンダ(38)を伸張して押圧体(36)を積層紙(2)方向に移動するとともに、上下動シリンダ(40)を伸張して押圧体(36)を下降する事により、押圧体(36)にて積層紙(2)を押圧し、積層紙(2)をパレット(27)に固定する。この押圧体(36)による押圧状態で、紙揃え済みの積層紙(2)の上面に新たな紙揃え目的の積層紙(2)を積み上げたり、サバキ作業を行っても、揃え済みの積層紙(2)が乱雑となる事はない。
【0049】
このように、新たな積層紙(2)の積み上げとサバキ作業が終わった時点で、上下動シリンダ(40)及び前後動シリンダ(38)により、押圧体(36)を上部後方に移動して、押圧体(36)による積層紙(2)の押圧を解除する。そして、振動器(12)を作動して積層紙(2)に振動を与える事により、新たに載置した積層紙(2)の紙揃えを、支障なく行えるものである。
【0050】
そして、紙揃え作業が終了したら、再び振動器(12)の停止、紙載置台(1)の下降、次の適量の積層紙(2)の積み上げ、振動器(12)の作動による紙揃え作業と言った一連の作業を繰り返す。これらの作業により、紙載置台(1)に載置したパレット(27)の上面に、二辺が揃った状態で積層紙(2)が高く棒積みされる。そして、二辺に臨ませて長尺に配置した突当部(33)(35)にて、パレット(27)上面の積層紙(2)の二辺を支持しているので、積層紙(2)の揃え状態を良好に保つ事ができるとともに、傾斜した紙載置台(1)からの積層紙(2)の落下や位置ズレを防ぎ、円滑な棒積み作業が可能となる。
【0051】
そして、棒積み作業が全て完了したら、前回収縮した一対のシリンダ(10)(11)を伸張して、枠本体(4)を回動し、紙載置台(1)を水平状態に復元する。また、上下動機構(3)により紙載置台(1)を設置面(9)まで下降し、積層紙(2)の移動に備える。そして、積層紙(2)を棒積みした状態で、パレット(27)を紙載置台(1)から移動するが、積層紙(2)を適宜に揃えて棒積みしているので、安定性が良く、棒積み揃え装置から印刷機、製本機等への運搬を安全かつ円滑に行う事ができる。また、印刷機や製本機内に積層紙(2)をセットする際も、投入口等につかえたりせず、良好にセットできるとともに、これらの装置での紙の取り扱いも円滑なものとなり、印刷工程や製本工程を効率的に行う事が可能となる。
【0052】
また、上記振動器(12)の作動と停止、上下動機構(3)による紙載置台(1)の昇降、押圧体(36)の上下動等は、作業工程に対応して作業者が手動制御するのでは、作業効率が低下する。従って、本実施例では、これらの制御は、積層紙(2)の載置や積み上げ量をセンサー(図示せず)等により感知して、コンピュータ制御で行っている。例えば、作業者による積層紙(2)のパレット(27)への載置をセンサーにより感知し、振動器(12)を一定時間作動し、振動伝達板(25)を介して積層紙(2)に振動を与え、紙揃えを行う。
【0053】
また、紙揃えの終了による振動器(12)の停止等をセンサーにて感知して、押圧体(36)を下降し、積層紙(2)の押圧固定を行うとともに、押圧解除は、パレット(27)への新たな積層紙(2)の載置を感知して行う。また、上下動機構(3)による紙載置台(1)の下降は、振動器(12)の停止や、パレット(27)上の積層紙(2)の上端部の位置をセンサーにより感知して行う。そして、積層紙(2)の上端部が振動伝達板(25)の上端を超えないように紙載置台(1)の位置を調整し、揃え目的の積層紙(2)を積み上げた際に、その外周端面(24)が、常に振動伝達板(25)の内壁に当接するようにする。
【0054】
また、上記では、紙載置台(1)及びパレット(27)と、ほぼ同サイズの長方形状の積層紙(2)を横置きで棒積みしているが、小さなサイズの積層紙(2)を棒積みする事も可能であるし、縦置きに棒積みする事も可能である。例えば、紙載置台(1)よりも小サイズの積層紙(2)を棒積みする場合、印刷機や製本機へのセットの都合上、紙載置台(1)の中央に棒積みする必要がある。
【0055】
この中央への棒積みを可能とするには、紙揃えを行う左側のアーム部(14)のハンドル(23)を回動して、該アーム部(14)を紙載置台(1)の中央方向に移動し、積層紙(2)の外周端面(24)の配置予定部に臨ませて、突当部(35)及び振動器(12)を配置する。この移動により、積層紙(2)をパレット(27)の背面側の中央に棒積みする事ができる。尚、紙載置台(1)の背面側に配置した一対の突当部(33)及び振動器(12)も、前後方向に移動可能とすれば、積層紙(2)を、パレット(27)の中心位置に棒積みする事もできる。このように、アーム部(14)(15)を自在に移動する事により、紙載置台(1)に載置可能なサイズであれば、何れのサイズの積層紙(2)であっても、紙載置台(1)の任意の位置に棒積みする事が可能である。また、紙載置台(1)から、はみ出さなければ、積層紙(2)を横置き、縦置きの何れの方向でも棒積みする事ができる。
【0056】
また、上記では、積層紙(2)を左背面側で揃えたが、本実施例では、突当部(35)及び振動器(12)を設けたアーム部(14)(15)を、紙載置台(1)の両側に配置しているので、右背面側で揃える事も可能である。この場合は左側のアーム部(15)を下降して紙載置台(1)の左側を開放し、作業者が紙載置台(1)の左前方から積層紙(2)の載置作業を行えるようにする。そして、右側のアーム部(15)を紙載置台(1)の上方に配置するとともに、左右方向に適宜に移動して、振動器(12)、振動伝達板(25)及び突当部(35)を、積層紙(2)の外周端面(24)に臨ませて配置する。
【0057】
そして、右側の他方のシリンダ(11)を大きく収縮して、紙載置台(1)の右後方の角部(30)が他の角部(28)(31)(32)よりも下方に配置されるように、紙載置台(1)を傾斜し、積層紙(2)の棒積み作業を行う。このように、左右どちらの側でも積層紙(2)を揃える事ができるので、刷本等、紙揃えを行う二辺が決まっている場合等に便利である。即ち、刷本を棒積みする際に、刷本の表ページを上面に配置して棒積みを行う際に、例えば、左背面側で揃えた場合、裏ページを上面に配置して棒積みする場合は、右背面側で紙揃えを行う事により、どちらの面を上面にして棒積みしても、積層紙(2)は同一の二辺が揃うものとなる。
【0058】
また、上記第1実施例の棒積み紙揃え装置は、紙載置台(1)を前後左右何れの方向にも傾斜可能に形成しているが、図10、図11に示す第2実施例では、紙載置台(1)を、左背面側の角部(28)方向のみに傾斜可能に形成している。この装置では、枠本体(4)を紙載置台(1)の左側面と背面にL字型に配置し、紙載置台(1)の右背面の角部(30)と左前面の角部(31)を結ぶ対角線上に、枠本体(4)の軸支部(6)を2個形成している。そして、この軸支部(6)を基台(5)に回動可能に軸支している。
【0059】
また、枠本体(4)の左背面に、電動モータ(41)を配置し、この電動モータ(41)のクランク軸(42)を、図11に示す如く、枠本体(4)の係合溝(43)に係合している。そして、電動モータ(41)を回動すると、クランク軸(42)が枠本体(4)を下方向に押し下げるので、軸支部(6)を支点として、紙載置台(1)とともに枠本体(4)を、紙載置台(1)の左背面側の角部(28)方向に傾斜可能となる。また、上記とは逆方向に電動モータ(41)を回動する事により、クランク軸(42)が枠本体(4)を押し上げ、紙載置台(1)の水平位置への復元を可能としている。このような構造とする事により、第2実施例は、第1実施例に比較して、棒積み紙揃え装置の構造を簡易とする事ができるとともに、センサー等による各機構の制御も単純となり、廉価な製品を得る事ができる。
【0060】
また、第2実施例では、紙載置台(1)の背面及び左側に、積層紙(2)の突当部(33)(35)を各々設けるとともに、積層紙(2)に振動を与える振動器(12)及び振動伝達板(25)は、左側に設けた突当部(35)に隣接して一個のみ設けている。また、この振動器(12)は、突当部(35)に一体に接続するとともに、この突当部(35)は、左右方向に移動可能に枠本体(4)に接続している。そして、紙載置台(1)に載置する積層紙(2)のサイズや向きに応じて、振動器(12)とともに突当部(35)を左右に移動する事により、振動伝達板(25)と突当部(35)の内壁を、積層紙(2)の左側の外周端面(24)に確実に当接させる事が可能となる。また、紙載置台(1)には、左右方向に長尺な貫通口(39)を開口し、この貫通口(39)に突当部(35)を挿通している。従って、突当部(35)を左右方向に自在に移動可能となるとともに、突当部(35)に妨げられる事なく、紙載置台(1)を自在に上下動する事ができる。
【0061】
また、第1実施例では、内蔵したボールをエアーにて偏心回転して振動を発生する振動器(12)を使用していたが、第2実施例では、一般的な電動式の振動モータを使用している。この一個の振動器(12)を作動して、積層紙(2)に振動を伝達すると、積層紙(2)は直交する二辺で次第に突き揃えられ、紙揃えの仕上がりも良好なものとなる。しかし、背面側にも振動器(12)を配置しても良く、装置の製造コストは高くなるが、積層紙(2)に与える振動を大きくして、より短時間で紙揃えを行う事も可能である。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したものであり、印刷機や製本機で使用する白紙や刷本等の積層紙を作業者が紙載置台に積み上げる際に、積層紙の積み上げ量に応じて紙載置台を下降しながら、常に一定の位置で積層紙の積み上げ作業やサバキ作業を行う事ができる。そのため、作業者が無理な姿勢を強いられる事なく、作業時の身体的な負担を減らす事が可能となるとともに、作業効率も向上する。また、積層紙を適宜に揃えた状態で棒積みして、印刷機や製本機にセットする事ができるので、これらの装置での製本作業や印刷作業を効率的に行う事ができる。また、紙揃えを行う事により、棒積みした積層紙の安定性も向上し、積層紙の運搬を安全で効率的に行う事が可能となる。また、この白紙や刷本等の積層紙の紙揃え作業を、積層紙の突当部に振動を与える事により行っているので、単純でコスト性の優れた製品を得る事ができるとともに、手作業で揃える場合に比べて、均一な仕上がり具合で良好に積層紙を揃える事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の棒積み揃え装置の第1実施例を示す斜視図。
【図2】 紙載置台を最下端まで下降した状態の斜視図。
【図3】 図2の右側面図。
【図4】 紙載置台を、紙揃え位置まで上昇する途中過程を示す斜視図。
【図5】 シリンダを収縮して、紙載置台を左側後方に傾斜した状態の正面図。
【図6】 図5の右側面図。
【図7】 図2の平面図。
【図8】 アーム部に設けた突当部付近の拡大斜視図。
【図9】 振動伝達板と振動器との分解斜視図。
【図10】 第2実施例の棒積み揃え装置を示す斜視図。
【図11】 図10の電動モータ付近の拡大斜視図。
【符号の説明】
1 紙載置台
2 積層紙
4 枠本体
5 基台
6 軸支部
10 シリンダ
11 シリンダ
12 振動器
24 外周端面
28 角部
30 角部
31 角部
32 角部
33 突当部
35 突当部
36 押圧体
37 ケース
41 電動モータ
Claims (8)
- 棒積み目的の積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に枠本体に接続し、この枠本体を、傾斜機構により紙載置台の紙揃え側の少なくとも一方の角部方向に傾斜可能に軸支部を介して基台に軸支し、前記紙載置台に積層した積層紙の紙揃え側の角部を形成する二辺に、積層紙の突当部を配置し、この突当部を、紙載置台の角部を形成する二辺の少なくとも一辺に、紙載置台とは独立して移動可能に配置し、紙載置台に積層する積層紙方向に移動可能とするとともに、積層紙に振動を与え紙揃えを行うための振動器を、紙載置台の角部を形成する二辺の少なくとも一辺に、紙載置台とは独立して移動可能に配置し、この振動器を、紙載置台に積層する積層紙方向に移動可能として積層紙の外周端面に接触可能に設けた事を特徴とする積層紙の棒積み揃え装置。
- 枠本体の傾斜機構は、紙載置台の対角線上又は対角線と平行な位置に枠本体の軸支部を複数形成し、この軸支部を支点とし電動モータの駆動力により、枠本体を傾斜可能とした事を特徴とする請求項1の積層紙の棒積み揃え装置。
- 枠本体の傾斜機構は、枠本体の背面にハ字型に設けた一対のシリンダを、枠本体の背面に軸支するとともにシリンダの下端を基台に軸支し、枠本体の軸支部を介して枠本体を前後左右方向に傾斜可能とした事を特徴とする請求項1の積層紙の棒積み揃え装置。
- 枠本体には、積層紙の上面に臨ませて上下方向に移動可能な押圧体を配置し、この押圧体を紙載置台への積層紙の載置作業に伴って上下動し、紙揃えの完了した部分の積層紙を押圧して紙載置台に固定し、この積層紙の上部に積み重ね、次に紙揃えを行う積層紙と、紙揃え完了の積層紙とを分離可能とした事を特徴とする請求項1の積層紙の棒積み揃え装置。
- 振動器は、紙載置台への積層紙の載置をセンサーにより感知して、振動器を介して積層紙に一定時間振動を与える事を特徴とする請求項1の積層紙の棒積み揃え装置。
- 押圧体の紙揃え完了積層紙への押圧は、振動器の振動停止をセンサーにて感知して行うとともに積層紙への押圧解除は、紙載置台への新たな積層紙の載置をセンサーにより感知して行うものである事を特徴とする請求項4の積層紙の棒積み揃え装置。
- 振動器は、ケースの内部に収納したボール体を、エアーの導入により偏心回転して振動を発生する事を特徴とする請求項1、5又は6の積層紙の棒積み揃え装置。
- 振動器は、電動式の振動モータを使用した事を特徴とする請求項1、5又は6の積層紙の棒積み揃え装置。
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