JPH0639386U - 産業用ロボットのハンド - Google Patents

産業用ロボットのハンド

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JPH0639386U
JPH0639386U JP8234492U JP8234492U JPH0639386U JP H0639386 U JPH0639386 U JP H0639386U JP 8234492 U JP8234492 U JP 8234492U JP 8234492 U JP8234492 U JP 8234492U JP H0639386 U JPH0639386 U JP H0639386U
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JP
Japan
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work
hand
pressing plate
arm
fork
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JP8234492U
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健次 山田
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンド全体を小型化し、パレタイズ・デパレ
タイズ作業の効率化を図る。 【構成】 シートの敷作業では、端部に吸着手段64を
具えたアーム60を鉛直方向に吊り下げた状態で、吸着
手段64を作動させシートを吸引支持して移動する。ま
た、ワークの移載作業では、アーム60を引き上げてベ
ース16近傍に水平状態となるように収納した後、最適
間隔に調整されたフォーク40をワーク8の底面に前進
させ、次いで、押圧板50を降下させ、ワーク8を押圧
板50とフォーク40との間に挟み込む。その後、把持
されたワーク8をパレット上の所定の位置に載置した
後、前記操作とは逆に押圧板50を上昇させ、かつ、フ
ォーク40をワーク8の底面から引き抜くことにより、
移載作業を完了する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印刷工場や製本工場において印刷物や雑誌等のワークを運搬するた めに用いる産業用ロボットに取り付けられるハンドに関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
印刷工場や製本工場では、各種ワーク(製品)をパレット上に積み重ねて搬送 することが行われている。その際、パレット上にボール紙等からなる底紙を敷き 、その上にワークを積み、所定の高さまで達する(1段目)と、さらにボール紙 等からなる合紙を乗せ、またワークを積み上げ(2段目)、限られたスペースに より多くのワークを安全に積み重ねるような工夫がなされている。
【0003】 この作業はワークを繰り返し高く積み上げるので、重労働であると共に、手際 よく整列させるには大変な労力を必要とする。また、前記のようにワーク間に底 紙や合紙を介在させなければならず、煩雑な作業となっている。
【0004】 特開昭59−24991号公報には、このワークの積み重ね作業と合紙等の敷 作業を機械化した産業用ロボットのハンドが開示されている。 当該ハンドは、印刷物等のワークの移載時に同ワークの底部を支持する挿入装 置と、同ワークを上方から挟み込む押え装置とを有するとともに、当該ハンドの 後部位置に底紙および合紙を吸引保持するアーム装置を具えたものである。
【0005】 上記発明はパレタイズ・デパレタイズ作業の省力化という点では画期的である が、ハンドの下部に設けられた前記挿入装置が意外に嵩張るためハンド全体が大 型化して、ワークの積み重ね・積み卸し作業の効率が悪いという問題点を有して いた。
【0006】
【考案の目的】 本考案は上記問題点に鑑み、ハンドの動作を考慮した上でハンド全体を小型化 し、パレタイズ・デパレタイズ作業に最適な産業用ロボットのハンドを提供する ことを目的とするものである。
【0007】
【考案の構成】
本考案に係る産業用ロボットのハンドは、ロボットのアームに接続されるベー スに、ワーク底部を支持するフォークを前後・左右方向移動自在に取り付けると 共に、該フォークとの間に前記ワークを挟む押圧板を垂直方向に移動自在に設け 、更に、底紙または合紙用シートの吸着手段を前記ベースに吊着したことを特徴 とするものである。
【0008】
【作用】
シートの敷作業では、端部に吸着手段を具えたアームを鉛直方向に吊り下げた 状態で、該吸着手段を作動させシートを吸引支持して移動する。 ワークの移載作業では、前記アームを引き上げてベース近傍に水平状態となる ように収納した後、最適間隔に調整されたフォークをワーク底面に前進させ、次 いで、押圧板を降下させ、当該ワークを押圧板とフォークとの間に挟み込む。
【0009】 上記の如く把持されたワークをパレット上の所定の位置に載置した後、前記操 作とは逆に前記押圧板を上昇させ、かつ、前記フォークをワークの底面から引き 抜くことにより、移載作業を完了する。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の好ましい実施例を説明する。 図1は、吸着手段64を具えたアーム60を吊り下げた状態における、産業用 ロボットのハンド10の右側面図であり、図2は、その正面図を示している。ま た、図3は、前記アーム60を折り畳んだ状態におけるハンド10の底面図を示 している。
【0011】 この実施例のハンド10が取付けられる産業用ロボットは、一般に、中心軸の 回りに旋回自在のロボット本体に、前後方向および上下方向に動作可能なアーム を具えており、また、該アームの端部に設けられた回動自在の手首装置および、 両端にフランジを有した接続筒12を介して、この実施例のハンド10が接続さ れるようになっている。
【0012】 ハンド10は、印刷物等のワーク8を掴んでパレット上に搬送したり、シート を吸着、移動するするものであり、以下の説明において、ワーク8を掴んだとき 、ワーク8に近い方(図1において、左方)を前方、前部などといい、その反対 側を後方、後部などと称すことにする。 接続筒12の下部フランジ13には、ハンド10のベースとなる方形のフレー ム16が水平に取付けられている。
【0013】 また、フレーム16の下側には、横幅がフレーム16の横幅と等しく、前後幅 がフレーム16のそれより短い方形の移動フレーム20が、前後方向に距離Lだ け移動自在に設けられている。即ち、移動フレーム20の上部に固着されたスラ イダ22が、フレーム16内で前後方向に平行に横架された2本のガイドシャフ ト24、24に沿って、摺動可能に設けられている。 移動フレーム20の前後方向の移動は、スライダ22に取り付けた水平ロッド レスシリンダー26により行われる。
【0014】 移動フレーム20内には、左右両端部を支持された2本のガイドロッド30、 30が配設され、このガイドロッド30、30により案内されたサイドブロック 32、32には、ピニオン34を挟んで平行に支持された丸ラック36、36が 固定されている。サイドブロック32、32には、下端部にフォーク40、40 を具えたフォーク柱38、38がそれぞれ固定されている。 フォーク40、40間の距離Wは、コンパクトシリンダー42、42を駆動す ることにより、ピニオン34を対称点として丸ラック36、36を左右反対方向 に平行移動して調整することができる。
【0015】 フレーム16の前端部には、ワーク8の背当てとなるフロントプレート48を 垂直に取付け、また、フロントプレート48の前方には、フォーク40、40が 前進位置にあるとき、フォーク40、40に上方から対向して、ワーク8を挟持 する押圧板50を配設する。即ち、押圧板50は、フロントプレート48の中央 部に垂直方向に穿設された長孔49を貫通する断面L型の支持部材52に取り付 けられ、フロントプレート48の背面に設けた垂直ロッドレスシリンダー54に よって垂直方向に移動される。
【0016】 フレーム16の前後端部には、アームシャフト58、58が軸支され、同シャ フト58、58の各両端部には、先端部にシートを吸引支持可能な吸着手段64 、64・・を具えたアーム60、60・・が取り付けられている。アーム60、 60・・はエアシリンダー62により、水平方向と垂直方向の間でほぼ90°回 転可能である。
【0017】 吸着手段64は、先端部にバキュームパット66を有し、パット66の後方に は、圧縮コイルばね68を具え、若干のストロークSを調整することができるよ うになっている。
【0018】 続いて、上記ハンド10を取り付けたロボットによる、ワークのパレタイズ作 業を説明する。 始めに、パレット上にシート状の底紙を敷くのであるが、この場合、ロボット を動作して、底紙の載置場所上方までハンド10を移動し、エアシリンダー62 、62を作動させて、アーム60、60・・を90°回転して鉛直方向に吊り下 げる。その位置でロボットアームを下降させバキュームパット66、66・・を 底紙に接触させる。
【0019】 このとき、圧縮コイルばね68、68・・の反発力により、底紙に対するアー ム60、60・・の衝撃が緩和され、バキュームパット66、66・・に吸引力 を付与すれば、底紙はパット66、66・・により吸引支持される。
【0020】 この状態でロボットアームを旋回させ、ハンド10をパレットの上方まで移動 して、バキュームパット66、66・・の吸引を停止すれば、前記底紙はパット 66、66・・から離れパレット上に敷置される。この後、エアシリンダー62 、62を作動させてアーム60、60・・を90°逆転させ、フレーム16の脇 に水平状態となるように収納する。
【0021】 次に、ワーク8を移動するには、位置決め装置上などに積み上げられているワ ーク位置までハンド10を移動し、ワーク8の側面にフロントプレート48を押 し当てる。 この状態で、水平ロッドレスシリンダー26を動作させ、移動フレーム20を ガイドシャフト24、24に沿って前進させると、フォーク40、40がワーク 8の底面に挿入される。
【0022】 なお、このとき、コンパクトシリンダー42、42を予め作動させてフォーク 40、40間の距離を調整し、ワーク8をバランス良く支持する上で最適の間隔 となるようにしておく。 次いで、垂直ロッドレスシリンダー54を動作して押圧板50を降下させ、ワ ーク8を押圧板50とフォーク40、40との間に挟み込む。
【0023】 フォーク40、40と押圧板50との間に挟み込まれ、確実に保持されたワー ク8をパレット上に運び、所定の位置に載置する。而して、前記操作と逆に垂直 ロッドレスシリンダー54を動作させ、押圧板50を上昇させたのち、水平ロッ ドレスシリンダー26を動作させ、フォーク40、40をワーク8の底面から引 き抜く。
【0024】 このようにして1個のワーク8の移載が終わると、ハンド10は別のワーク8 を取りに行き、同じ動作を繰り返す。そして、1段目のワークが積み終わると、 底紙の敷作業と同様にして、1段目ワーク上に合紙を載せ、その上に2段目のワ ークを積むことによりパレタイズ作業を行う。
【0025】 以上、パレタイズ作業について説明したが、デパレタイズ作業についても同様 に実施することができる。なお、ワーク8が搭載されたパレットはフォークリフ トやコンベア等によって、別の場所へ運ばれる。
【0026】
【効果】
本考案に係る産業用ロボットのハンドは、フォークと吸着手段をコンパクトに 配設した構造を採用しているので、ワークの把持、移動作業と合紙等の敷作業の 両操作を、1つのハンドで連続的に行うことができる。
【0027】 また、前記吸着手段を具えたアームをベース上に収納可能としたので、ワーク の移載作業の妨げとならず、作業の効率化を図ることができる。従って、パレタ イズ・デパレタイズ作業用ハンドとして最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸着手段を具えたアームを吊り下げた状態にお
けるハンドの右側面図である。
【図2】図1に示すハンドの正面図である。
【図3】アームを折り畳んだ状態におけるハンドの底面
図である。
【符号の説明】
8 ワーク 10 ハンド 16 フレーム(ベース) 20 移動フレーム 26、42、54、62 エアシリンダー 34 ピニオン 36 丸ラック 40 フォーク 50 押圧板 60 アーム 64 吸着手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのアームに接続されるベース
    に、ワーク底部を支持するフォークを前後・左右方向移
    動自在に取り付けると共に、該フォークとの間に前記ワ
    ークを挟む押圧板を垂直方向に移動自在に設け、更に、
    底紙または合紙用シートの吸着手段を前記ベースに吊着
    したことを特徴とする産業用ロボットのハンド。
JP8234492U 1992-11-04 1992-11-04 産業用ロボットのハンド Pending JPH0639386U (ja)

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