JP3665029B2 - ラミネータ - Google Patents

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    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/02Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、 被被覆紙の1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されている未接着積層体を、相互に対接しているローラの組の間を通過させて、予備加熱・加熱加圧、または、予備加熱・加熱・プレスして、前記の未接着積層体を一体化された接着済み積層体に転換する機能を有するラミネータの改良に関する。特に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、前記の少なくとも1対のローラ、特に、前記の1対の予備加熱ローラの上下いずれかのローラに巻き付いたとき、これを自動的に検出して、巻き付いている被覆膜を自動的に除去し、再び、ラミネート動作を自動的に再開させるようにした改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
文書等の文字情報や写真・図面等の画像情報が紙面上に記録されている情報保持体を保護するため、その1面または両面にポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜を接着する機能を有するラミネータは広く知られている。
【0003】
かゝるラミネータの1例を、図面を参照して、説明する。一般に、重要書類や写真等を保護するために、セルローズ系の紙をポリエチレンフィルムをもってコートする機能を有するラミネータは広く使用されている。
図6・図7参照
図6において、100は従来技術に係るラミネータである。10a・10bは、予備加熱ローラ対16・加熱ローラ対17・プレスローラ対18(図7参照)を回転可能に支持する支持フレームである。12はハウジングであり、図においては、プレスローラ対18を除く各対のローラ16・17のローラ面を、その面との間に間隙を残してカバーする(図7参照)。21は駆動用電動機Mと各対のローラ16・17・18(図6においては、プレスローラ対18が明瞭には記載されていない。)とを、図においてはチェイン22を介して結合するスプロケットである。
上記したとおり、図7において、16は上下1対の予備加熱ローラであり、17は上下1対の加熱ローラであり、18は上下1対のプレスローラである。各ローラ16・17・18は伸縮性を有するシリコン材等で被覆されることが一般である。加圧効果を向上するためである。ハウジング12は、上記のとおり、各対のローラ16・17のローラ面を、その面との間に間隙を残してカバーするが、熱伝導率の大きな材料例えばアルミニウム等をもって製造されることが一般である。15は電気ヒータであり、ハウジング12の内面に設けられた凹部に収容される。FLは、このラミネータ100によって予備加熱・加熱・プレスされて接着済み積層体に転換される未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面が接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーされている積層体)であり、被被覆紙の1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されていることが一般である。
【0004】
なお、上記説明においては、上下1対の予備加熱ローラ16と上下1対の加熱ローラ17と上下1対のプレスローラ18とが直列に連ねて使用されるように記載されているが、加熱ローラ17が十分の加圧効果を発揮できれば、上下1対のプレスローラ18は不必要の場合もある。この場合は、加熱ローラは、加熱・加圧ローラとなる。
上下1対の予備加熱ローラ16と上下1対の加熱ローラ17と上下1対のプレスローラ18とを直列に連ねて使用する理由は、これからラミネートされる未接着積層体FLが上下1対の予備加熱ローラー16によって十分予備加熱された後、上下1対の加熱ローラ17によって十分に接着剤が溶解され、その後、上下1対のプレスローラー18により十分圧着されて、未接着積層体FLが十分に接着されて、完全な接着済み積層体に転換されるようにするためである。
上下1対の加熱ローラ17と上下1対のプレスローラ18とを直列に連ねて使用する際には、加熱ローラ17とプレスローラ18との間に張力が印加されるように制御することが望ましい。ところで、これからラミネートされる未接着積層体FLが、上下1対の加熱ローラ17と上下1対のプレスローラ18との間で伸延される筈はないから、上下1対の加熱ローラ17の速度と上下1対のプレスローラ18の速度とは、結果的に、同一である。要するに、上下1対の加熱ローラ17と上下1対のプレスローラ18とは、張力制御されなければならない。しかし、単純な駆動装置にあっては、上下1対の加熱ローラ17の速度と上下1対のプレスローラ18の速度とを、見掛け上相違させておいても、結果的に張力制御されることは広く知られている。この場合、上下1対の加熱ローラ17の速度と上下1対のプレスローラ18の速度とを、見掛け上、1:1.3程度に設定することが一般である。すなわち、上下1対のプレスローラ18の速度を上下1対の加熱ローラ17の速度の1.3倍程度に設定することが一般である。
【0005】
上記したように複数のローラ対(上記例においては3対)を直列に連ねて設けた理由は、高速・大量処理を可能にするためである。処理量が少なく、処理速度が遅くても良い場合は、1対のローラ対で十分である。その場合は、その1対のローラは予備加熱機能・加熱機能・加圧機能を全て有するローラとなる。唯、高速ラミネート装置においては、これからラミネートされる未接着積層体FLを急速に加熱する必要があるが、あまり高速で加熱すると、瞬間的な温度変化により、これからラミネートされる未接着積層体FLに急激な変形を惹起するので、この欠点を防止するためにも、予備加熱工程と本加熱工程とを分離して実行する意義がある。したがって、余程簡易な装置でないかぎり、予備加熱ローラと加熱加圧ローラとを有することが一般である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、少なくとも予熱ローラ対16を有するラミネータにおいては、これからラミネートされる未接着積層体FLが予熱ローラ対16によって加熱されている期間に、被被覆紙の1面または両面に接着されるポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、予熱ローラ16に巻き付いてしまうことがあるという欠点が、処理速度の如何に拘わらず、顕著に認められる。ポリエチレン膜等の薄膜は、急速な加熱により、軟化、粘着化、さらには、溶融するからである。この欠点は、予熱ローラ対16のみに限らず、加熱ローラ対17にも、プレスローラ対18にも、認められることはある。
このように、この欠点は、処理速度の如何に拘わらず認められるものであるが、本明細書においては、主として高速ラミネータを前提として述べる。
【0007】
上記した現象(被被覆紙の1面または両面に接着されるポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、急速な加熱により、軟化、粘着化、さらには、溶融して、予熱ローラ対16、または、加熱ローラ対17やプレスローラ対18に、巻き付いてしまうという現象)が発生したときは、直ちにラミネート処理を中止して、巻き付いているポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜を除去する必要があるが、操作者が余程注意していても、巻き付き開始の発見が遅れて、かなりな量のポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が予熱ローラ対16に、または、加熱ローラ対17やプレスローラ対18に、巻き付いてしまうという結果になりやすい。そのため、予熱ローラ対16に、または、加熱ローラ対17やプレスローラ対18に巻き付いているポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜を除去することは、事実上、容易でなく、ラミネータ100を分解して、ハウジング12を取り外す必要があるばかりでなく、溶融したポリエチレン膜等が予熱ローラ対16、または、加熱ローラ対17やプレスローラ対18の面に融着して、ローラを損傷するという欠点もある。
【0008】
本発明の目的は、上記の欠点を解消することにあり、1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されている未接着積層体を、相互に対接している1対のローラの間を通過させて、予備加熱・加熱・加圧して、前記の未接着積層体を一体化された接着済み積層体に転換する機能を有するラミネータにおいて、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、万一、前記の1対の予備加熱ローラのいずれかのローラ、または、加熱ローラやプレスローラのいずれかのローラに巻き付いたとき、これを直ちに自動的に検出して、巻き付いている被覆膜を自動的に除去し、再び、ラミネート動作を自動的に再開させるように改良したラミネータを提供することにある。
に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されている未接着積層体を、相互に対接しているローラの組の少なくとも1対の間を通過させて、予備加熱・加熱・加圧して、未接着積層体を接着一体化された接着済み積層体に転換する機能を有するラミネータにおいて、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が軟化して、ローラの面、特に、予熱ローラの面、加熱ローラの面、プレスローラの面に付着して、これらのローラの上下いずれかのローラの径が増加したとき、これを検出する機能を有する機械的被覆膜巻き付き検出手段を、これらのローラのいずれかのローラの面に対接して設けておき、その被覆膜巻き付き検出手段の動作に応答して、暫時、当該ローラ特に予熱ローラを逆転し、ローラの面に巻き付いている被覆膜を後退させて当該ローラ特に予熱ローラの面から除去し、再び、正転させる機能を有するローラ逆転正転手段を設け、さらに、所望により、このローラ逆転正転手段は、予め定められたプログラムにもとづいて動作するマイクロコンピュウタを使用して自動制御されることゝしたことにある。
【0010】
正確に述べれば、本発明は、被被覆紙の少なくとも 1 面が接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーされている未接着積層体を、相互に対接されてなるローラの組(例えば、加熱加圧ローラの対、予備加熱ローラの対と加熱加圧ローラの対との組、予備加熱ローラの対と加熱ローラの対とプレスローラの対との組)の少なくとも 1 対の間を通過させて、予備加熱・加熱加圧して、前記の未接着積層体を一体化して接着済み積層体に転換するラミネータにおいて、前記のローラのローラ面との間に間隔を残してこのローラ面をカバーするハウジングに支持され、1端がこのハウジングの外面に設けられる開口を挿通して前記のローラ面に接触し、他端がスイッチを駆動する被覆膜巻き付き検出竿と、この被覆膜巻き付き検出竿の変位に応答して動作する開閉器とをもって構成され、前記のローラ面に前記の被覆膜が巻き付いたことを検出する被覆膜巻き付き検出手段と、この被覆膜巻き付き検出手段の動作に応答して、前記のローラを暫時逆転させて、前記のローラに巻き付いている被覆膜を除去し、再び、正転させる機能を有するローラ逆転・正転手段とを有するラミネータである。
そして、前記のローラとして、予備加熱ローラが使用される実施の形態が代表的である。
【0011】
前記の開閉器の接点は、ノマリーオフ型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、開路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、閉路する。)とノマリーオン型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、閉路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、開路する。)との組であることが望ましい。相互に逆の条件において動作する接点の組があると、電動機(直流電動機でも単相誘導電動機でも3単相誘導電動機でも、事情は同一である。)の可逆転制御回路を構成することが比較的容易だからである。
【0012】
前記のローラ逆転正転手段は、被覆膜巻き付き検出手段の動作に応答して、5〜10秒間、少なくともローラを逆転し、ローラの面に巻き付いている被覆膜を除去し、再び、正転させる機能を有するローラ駆動手段によって実現されることができる。前記のローラの面に巻き付いている被覆膜の長さが十分であり、その後端が前記の1対のローラ例えば予備加熱ローラの間に挿入されていなければ、前記のローラの面に巻き付いている被覆膜は容易に除去れる。
なお、直流電動機と単相誘導電動機とを逆転するには、給電方向を逆にすればよく、3相誘導電動機を逆転するには、3線の中の2線を逆に接続すればよいことは、周知であるので、回路の説明は割愛する。
【0013】
さらに、ローラ逆転正転手段は、予め定められたプログラムにもとづいて動作するマイクロコンピュウタを使用して自動制御されるようにすることが有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るラミネータについて、その構成・動作・効果を説明する。
図1参照
図1は、本発明の1実施例に係るラミネータの概念的側面図である。図において、16は上下1対の予備加熱ローラであり、17は上下1対の加熱ローラであり、18は上下1対のプレスローラである。13は予備加熱ローラ16・加熱ローラ17・プレスローラ18を回転可能に支承する軸である。各ローラ16・17・18は伸縮性を有するシリコン材等で被覆されている。加圧効果を向上するためである。ハウジング12は、各対のローラ16・17のローラ面との間に間隙を残して、各対のローラ16・17をカバーするが、熱伝導率の大きな材料例えばアルミニウム等をもって製造されている。15は電気ヒータであり、ハウジング12の内面に設けられた凹部に収容されている。FLは、このラミネータによって予備加熱・加熱・プレスされて接着済み積層体に転換される未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面を接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーしてある積層体)であり、被被覆紙の1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されている。但し、未だ接着さrててはおらない。30が本発明に係るラミネータの要旨に係る被覆膜巻き付き検出手段であり、加熱されて軟化・粘着化・溶融したポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、上下いづれかまたは双方の予備加熱ローラ16に巻き付き、その径が増大したことを検出する開閉器であり、上記したように、ノーマリーオフ型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、開路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、閉路する。)とノーマリーオン型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、閉路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、開路する。)との組であることが望ましい。相互に逆の条件において動作する接点の組があると、電動機(直流電動機でも単相誘導電動機でも3単相誘導電動機でも、事情は同一である。)の可逆転制御回路を構成することが比較的容易だからである。なお、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が被被覆紙の1面のみに付着されている場合もありうるから、被覆膜巻き付き検出手段30は、予備加熱ローラ16の一方のローラのみに設けられていてもよい。また、加熱ローラ17やプレスローラ18にも設けられていてもよい。
【0015】
図2・図3参照
図2は、本発明の1実施例に係るラミネータに設けられる被覆膜巻き付き検出手段30の非動作時の側面図である。図において、31はハウジング12の外部表面に設けられた開口であり、32はハウジング12の外面に支持される被覆膜巻き付き検出手段取り付け台であり、32aは被覆膜巻き付き検出手段取り付け台32に設けられる開口である。33aは被覆膜巻き付き検出手段の可動片であり、ベリリウム銅板等からなり、33bは被覆膜巻き付き検出手段の固定片であり、やはり、ベリリウム銅板等からなる。34は被覆膜巻き付き検出手段の可動片33aと被覆膜巻き付き検出手段の固定片33bとを相互に絶縁する絶縁体である。35は被覆膜巻き付き検出竿であり、被覆膜巻き付き検出手段の取り付け台32に設けられる開口32aとハウジング12に設けられる開口31とを貫通して、その下端は予備加熱ローラ16の面に接し、その上端は被覆膜巻き付き検出手段の可動片33aと連結する。35aは被覆膜巻き付き検出竿35が過度に低下しないためのストッパである。この例においては、ノマリーオフ型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、開路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、閉路する。)が示されているが、上記のとおり、ノマリーオフ型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、開路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、閉路する。)とノマリーオン型(前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いていない状態においては、閉路しており、前記のローラの少なくとも1面に被覆膜が巻き付いた状態において、開路する。)との組であることが望ましい。上記のとおり、相互に逆の条件において動作する接点の組があると、電動機(直流電動機でも単相誘導電動機でも3単相誘導電動機でも、事情は同一である。)の可逆転制御回路を構成することが比較的容易だからである。
【0016】
図3は、本発明の1実施例に係るラミネータに設けられる被覆膜巻き付き検出手段30の動作時の側面図である。図2との相違は、加熱されて軟化・粘着化・溶融したポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜FLが予備加熱ローラ16の面に巻き付いており、その径が増大しているので、被覆膜巻き付き検出竿35がその厚さ分上昇して、被覆膜巻き付き検出手段の可動片33aと被覆膜巻き付き検出手段の固定片33bとが相互に接触していることのみである。
【0017】
図4参照
図4は、本発明の1実施例に係るラミネータに設けられる被覆膜巻き付き検出手段30が取り付けられているハウジング12と予備加熱ローラ16を支承する軸13とを示す斜視図である。被覆膜巻き付き検出手段30が1個の場合は、図示するように、予備加熱ローラ16の中央に対接することが現実的であるが、被覆膜巻き付き検出手段30を複数個並べて使用することを妨げないことは言うまでもない。未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面を接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーしてある積層体)の幅が大きい場合便利だからである。
【0018】
図5参照
上記したように、本発明の実施例に係るラミネーのローラ逆転正転手段は、予め定められたプログラムにもとづいて動作するマイクロコンピュウタを使用して自動制御されることゝすることが望ましい。
図5は、そのマイクロコンピュウタを使用して自動制御のフローチャートである。
(A)先ず、自動制御動作を開始する。
(B)電気ヒータ15を加熱し、予備加熱ローラ対16・加熱ローラ対17・プレスローラ対18を起動する。これらの駆動手段は、直流電動機でも単相誘導電動機でも3単相誘導電動機でもよい。その回路構成は周知であるから、説明を省略する。
(C)未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面を接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーしてある積層体)FLを、予備加熱ローラ対16にフィードして、ラミネート動作を開始する。
(D)被覆膜巻き付き検出手段30の動作を検出する。
(E)被覆膜巻き付き検出手段30が動作しない期間には、未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面を接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーしてある積層体)FLは、予定したとおり、加熱ローラ対17・プレスローラ対18を通過して、ラミネート動作が完了する。
(F)もし、加熱されて軟化・粘着化・溶融したポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜FLが予備加熱ローラ16の面に巻き付いて、被覆膜巻き付き検出手段30が動作した場合は、駆動電動機を約5〜10秒間逆転させて、各ローラ対を逆転させる。被覆膜の巻き付きは予備加熱ローラ対16に巻き付くことが最も多いので、予備加熱ローラ対16を逆転させる場合が一般である。この場合、上記のとおり、駆動手段が直流電動機と単相誘導電動機との場合は、給電方向を逆にする回路を使用すればよく、3相誘導電動機の場合は、3線の中の2線を逆に接続する回路を使用すればよいことは、周知である
(G)そして、未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面を接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーしてある積層体)FLを後退させて吐き戻す。上記のとおり、ローラの面に巻き付いている被覆膜の本来の長さ(全体の長さ)が十分であり、その後端が未だ前記の1対の予備加熱ローラ16の間に挿入されていなければ、予備加熱ローラ16の面に巻き付いている被覆膜は容易に除去される。この動作は、他のローラに対しても、全く同様である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るラミネータは、1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されている未接着積層体を、相互に対接している1対のローラの間を通過させて、予備加熱・加熱・加圧(プレス)して、前記の未接着積層体を接着一体化された接着済み積層体に転換する機能を有するラミネータにおいて、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が加熱されて軟化して、ローラ特に予熱ローラの面に付着して、ローラ特に予熱ローラの径が増加したとき、これを検出する機能を有する機械的被覆膜巻き付き検出手段を、ローラ特に予熱ローラの面に対接して設けておき、この被覆膜巻き付き検出手段の動作に応答して、暫時、少なくともローラ特に予熱ローラを逆転し、前記のローラの面に巻き付いている被覆膜を後退させて、ローラ特に予熱ローラの面から除去し、その後、再び、正転させる機能を有するローラ逆転正転手段を設け、さらに、所望により、このローラ逆転正転手段は、予め定められたプログラムにもとづいて動作するマイクロコンピュウタを使用して自動制御されることゝしてあるので、ラミネートされるポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が加熱されて軟化して、ローラ特に予熱ローラの面に付着しても、これが、直ちに、自動的に、発見され、ローラ特に予熱ローラが暫時逆転されて、ラミネートされる未接着積層体が後退し、もし、ローラの面に巻き付いている被覆膜の長さが十分であり、その後端が未だ前記の1対のローラ特に予備加熱ローラの間に挿入されていなければ、ローラの面に巻き付いている被覆膜は容易に除去されるから、その後、再び正転すれば、何等支障なく、ラミネート動作を、高速に、連続的に、続行・終了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係るラミネータの概念的側面図である。
【図2】 本発明の1実施例に係るラミネータに設けられる被覆膜巻き付き検出手段の非動作時の側面図である。
【図3】 本発明の1実施例に係るラミネータに設けられる被覆膜巻き付き検出手段の動作時の側面図である。
【図4】 本発明の1実施例に係るラミネータに設けられる被覆膜巻き付き検出手段が取り付けられているハウジングと予備加熱ローラを支承する軸とを示す全体的斜視図である。
【図5】 本発明の実施例に係るラミネーのローラ逆転正転手段を、予め定められたプログラムにもとづいて動作するマイクロコンピュウタを使用して自動制御フローチャートである。
【図6】 従来技術に係るラミネータの斜視図である。
【図7】 従来技術に係るラミネータの概念的側面図である。
【符号の説明】
FL ラミネータによって予備加熱・加熱・プレスされて接着済み積層体に転換される未接着積層体(被被覆紙の少なくとも1面を接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーしてある積層体)であり、被被覆紙の1面または両面に、ポリエチレン膜等の薄膜よりなる被覆膜が、接着剤膜を介して、付着されている。
10a 支持フレーム
10b 支持フレーム
12 ハウジング
13 軸
15 電気ヒ^タ
16 予熱ローラー対
17 加熱ローラー対
18 プレスローラー対
M 駆動用電動機
21 スプロケット
22 チェイン
30 被覆膜巻き付き検出手段
31 ハウジングの外部表面に設けられた開口
32 ハウジングの外面に支持される被覆膜巻き付き検出手段の取り付け台
32a 被覆膜巻き付き検出手段の取り付け台に設けられる開口
33a 被覆膜巻き付き検出手段の可動片
33b 被覆膜巻き付き検出手段の固定片
34 被覆膜巻き付き検出手段の可動片と被覆膜巻き付き検出手段の固定片とを相互に絶縁する絶縁体
35 被覆膜巻き付き検出竿
35a 被覆膜巻き付き検出竿35が過度に低下しないためのストッパ

Claims (4)

  1. 被被覆紙の少なくとも1面が接着剤膜を介して被覆膜をもってカバーされてなる未接着積層体を、相互に対接されてなるローラの組の少なくとも1対の間を通過させて、予備加熱・加熱加圧して、前記未接着積層体を一体化して接着済み積層体に転換するラミネータにおいて、
    前記ローラのローラ面との間に間隔を残して該ローラ面をカバーするハウジングに支持され、1端が該ハウジングの外面に設けられる開口を挿通して前記ローラ面に接触し、他端がスイッチを駆動する被覆膜巻き付き検出竿と、該被覆膜巻き付き検出竿の変位に応答して動作する開閉器とをもって構成され、前記ローラ面に前記被覆膜が巻き付いたことを検出する被覆膜巻き付き検出手段と、
    該被覆膜巻き付き検出手段の動作に応答して、前記ローラを暫時逆転させて、前記ローラに巻き付いている被覆膜を除去し、再び、正転させる機能を有するローラ逆転・正転手段と
    を有する
    ことを特徴とするラミネータ。
  2. 前記ローラの組は、予備加熱ローラの対と加熱加圧ローラの対とより選択される
    ことを特徴とする請求項1記載のラミネータ。
  3. 前記ローラの組は、予備加熱ローラの対と加熱ローラの対とプレスローラの対とより選択される
    ことを特徴とする請求項1記載のラミネータ。
  4. 前記被覆膜巻き付き検出手段は、前記予備加熱ローラのローラ面との間に間隙を残して該予備加熱ローラのローラ面をカバーするハウジングに支持され、1端が該ハウジングの外面に設けられる開口を挿通して前記ローラの面に接触し、他端がスイッチを駆動する被覆膜巻き付き検出竿と、該被覆膜巻き付き検出竿の変位に応答して開閉する開閉器とをもって構成され、前記予備加熱ローラ面に前記被覆膜が巻き付いたことを検出する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1、2、または、3記載のラミネータ。
JP2002039899A 2001-10-22 2002-02-18 ラミネータ Expired - Fee Related JP3665029B2 (ja)

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