JPS62168822A - 紙束帯封装置のヒ−トシ−ル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ 本発明は、所定数の紙葉類からなる紙束を帯封テープで
束ねる紙束帯封装置において、紙束に巻付けた帯封テー
プの端部を熱圧着することにより既に巻付けた帯封テー
プ上に接着するヒートシール装置に関するものである。

［従来の技術］ 紙Ｗ５等の紙り類を所定枚数毎に束ねるために帯封テー
プが用いられるが、帯封テープをこの所定枚数の紙葉を
揃えてなる紙束に巻付けるために、紙束帯封装置が用い
られる。

この紙束帯封装置は、ロータリリングを備え、該ロータ
リリングの内側に紙束を挿入し、テープ送り機構によっ
て帯封テープを送り出して紙束内に挟み込ませ、この状
態でクランプ部材によって紙束をクランプし、またロー
タリリングに取付けたチャック部材により帯封テープを
送り出し可能にチャックさせて、該ロータリリングを回
転させることによってこれを紙束に巻付けるようにした
ものが知られている。そして、該帯封テープの先端を固
定するために、帯封テープとしてｍ個にホットメルト接
着剤等の接着剤を塗布してなるものを使用し、この帯封
テープの巻付は端部分を既に巻付けの終った部分に重ね
合わせて、ヒートシール装置によって帯封テープの接着
剤を溶融させることにより該帯封テープの重ね合せ部分
を接着・固定するようにしている。

ここで、従来技術による紙束帯封装置におけるヒートシ
ール装置は、加熱装置を備えたヒータブロックと、該ヒ
ータブロックを支持するヒータアームとを有し、このヒ
ータアームを駆動手段に連結することによって該ヒータ
アームを回動させることによりヒータブロックを前記ロ
ータリリングから離間した待機位置と、前記帯封テープ
に当接させてその上を滑動させることにより該帯封テー
プのヒートシールを行う作動位置との間に変位させるよ
うに構成していた。そして、この駆動手段としては、例
えばモータによって回転駆動されるカム４！！構により
構成し、該カム機構ではヒータアームの作動だけでなく
、紙束に対する帯封テープの巻付は部分に緩みが生じな
いように保持するテープ押え部材の作動や、ロータリリ
ングに取付けたチャック部材の開閉動作等を行わせるよ
うになし、また前述のモータによってロータリリングの
回転駆動をも行うようにしていた。而して、前述のヒー
タアームは帯封テープの紙束に対する帯封作業の一部と
して作動せしめられるようになっている関係上、該ヒー
タアームの作動は紙束帯封装置を構成する他の部材の動
きを妨げないように制限される。そこで、紙束帯封装置
による帯封作業の高速化を図るために、該紙束帯封装置
を構成する各部材の作動の作動時間を短縮させた場合に
はヒータアームの作動時間も短縮しなければならない。

このようにヒータアームの作動時間を短縮した場合には
該ヒータアームによって作動せしめられるヒータブロッ
クによる帯封テープのヒートシールを十分に行わせるこ
とができなくなるが、このような不完全なヒートシール
を防出するために、従来技術においては、該ヒータブロ
ックの温度を高くし、この高温のヒータブロックを帯封
テープに押し当てることによって、それに塗布された接
着材の熱溶融を迅速に行わせるようにし、もってヒータ
アームの作動時間を短縮し、これと共に他の部材の作動
時間をも短縮することによって紙束帯封装置による帯封
作業全体の短縮化を図るようにしていた。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、紙束帯封装置の作動中においてはヒータブロ
ックはその非作動時を含めて常に加熱した状態に保持す
る必要があるため、前述した如くヒータブロックの温度
を丘昇させると、消″Ｉ！電力が大きくなり、無駄なエ
ネルギー消費を著しく増大させる欠点があった。

本発明は叙上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、ヒータブロックの作動において、帯封テ
ープに対する当接時間のみを長くすることによって、低
い温度でも該ヒータブロックによる帯封テープのヒート
シールを確実に行わせることができるようにしだ紙束帯
封装置のヒートシール装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 前述した目的を達成するために、本発明に係る紙束帯封
装置のヒートシール装置は、加熱装置を備えたヒータブ
ロックと、該ヒータブロックを支持するヒータアームと
、前記ヒータブロックを前記ロータリリングから離間し
た待機位置と、前記帯封テープに当接させてその上を滑
動させることにより該帯封テープのヒートシールを行う
作動位置との間に変位させる駆動手段とからなり、該駆
動手段を前記ヒータブロックの前記待機位置から作動位
置への移動を高速で行い、該作動位置において前記帯封
テープ上での滑動時には低速で移動させる変速機構を介
して前記ヒータアームに連結したことをその特徴とする
ものである。

［作用］ 本発明はこのように構成されるもので、紙束の帯封は、
該紙束に帯封テープを巻付け、この後にヒータアームを
回動させて、該帯封テープの既に巻付は終った部分の上
にその端部を重ね合わせる。そして、駆動手段によって
ヒータアームを作動させて加熱装置によって加熱された
ヒータブロックを押し当てて、該帯封テープの先端部分
ヒを滑動させることによって、この帯封テープに塗布し
た接着剤を熱溶融させてヒートシールを行い、これより
帯封テープの重ね合せ部分が接着・固定されることにな
る。

ここで、前述の駆動手段は変速機構を介してヒータアー
ムに連結されており、該変速機構によってヒータアーム
がそれに取付けたヒータブロックがその待機位置から帯
封テープに当接して作動位置に到達するまでの間は高速
で変位し、該ヒータブロックが帯封テープに押し出てら
れると、ヒータアームの速度が低下し、緩い速度でヒー
タブロックが帯封テープ上を滑動し、そのヒートシール
が行われるので、帯封テープを強固に接着・固定させる
ことができる。前述のように、ヒータアームの動きのう
ち、実際にヒートシールを行う時だけを低速で変位させ
るようにしているので、全体としてヒートシール装置の
作動詩間を長くすることなく、ヒータブロックを帯封テ
ープに対して十分に接触することができるようになり、
従ってヒータブロックの温度を低くしても支障なくヒー
トシールを行うことができるようになる。

ここで、ヒータアームをモータによって直接駆動する場
合には、このモータを可変速モータを使用することによ
って変速手段を構成し、またカム機構によってヒータア
ームを駆動する場合には変速カム板を用いるようにする
ことにより変速手段を構成することができる。このよう
に、カム機構によってヒータアームを駆動するようにす
れば、該ヒータアームと他の作動部材と連動させること
ができるので、紙束帯封装置の構造が簡単となり、また
その作動制御を容易に行うことができるようになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

まず、第２図に紙束帯封装置の一例を示す、同図におい
て、ｌは紙葉を所定枚数揃えてなる紙束、２は該紙束ｌ
゛を束ねる帯封テープをそれぞれ示し、この帯封テープ
２は紙束ｌに巻付けられて、その端部を既に紙束ｌに対
して巻付けの終った部分の上に重ね合わせて熱圧着する
ことにより接着・固定されるようになっており、このた
めに、該帯封テープ２の一側面にはホットメルト接着剤
等の接着剤が塗布されている。そして、この紙束ｌはそ
の内部に帯封テープ２を挟み込んだ状態で、サポート３
ａとクランプ板３ｂとからなるクランプ部材３によって
クランプさせて、帯封テープ２によって結束されるよう
になっている。また、この紙束ｌの内部に帯封テープ２
を送り出すために、テープ送りローラ４とガイドローラ
５とが設けられている。

次に、６は内部に紙束ｌを挿通させる空間を有するロー
クリリングを示し、該ロータリリング６は３箇所に設け
た支持ローラ７によって回転可能に支持されている。そ
して、該ロータリリング６には帯封テープ２をチャック
するチャック部材８が設けられており、該チャック部材
８は相互に近接・離間する一対のチャック部片から構成
され、帯封テープ２の紙束１内への挿入時にはこれらチ
ャック部片が離間して該帯封テープ２を挿通させ、ロー
タリリング６の回転時には該チャック部片を近接させて
、その間に帯封テープ２を挟持させることができるよう
になっている。また、テープ送りローラ４とガイドロー
ラ５との間に位置させて、帯封テープ２を切断するカー
２夕９が装着されており、１回分の紙束１を巻付けるの
に必要な長さの帯封テープ２が送り出された時に該カッ
タＳが作動して、それを切断することができるようにな
っている。

次に、１０は帯封テープ２が所定量だけ紙束ｌに巻付け
られたときに、紙束ｌの側部に押付けられて、該紙束１
に巻付けられた帯封テープ２の端部が緩まないように押
えるテープ押え部材で、該テープ押え部材ｌＯはそのア
ーム１１がカム機構１２に連結されて、該カム機構１２
によってその作動位置に変位せしめられるようになって
いる。そして、このテープ押え部材ｌＯによって帯封テ
ープ２が押えられている間に帯封テープ２の端部を既に
巻付けられた部分の上に重ね合わせて、ヒートシールす
るためにヒートシール部材１３が設けられており、該ヒ
ートシール部材１３はニクロム線等の加熱装置を内蔵し
たヒータブロック１４と、該ヒータブロック１４を揺動
可能に支持するヒータアーム１５とからなり、該ヒータ
アーム１５を前述のカム機構Ｉ２に連結させることによ
って、ヒータブロック１４は帯封テープ２に押し当てら
れて該帯封テープ２のヒートシールを行う作動位置と、
ロータリリング６から離間した待機位置との間に変位せ
しめられるようになっている。

ここで、ヒータブロック１４はその待機位置から作動位
置への移動は高速で行われ、またこの作動位置における
ヒータブロック１４の帯封テープ２の滑動は低速で行わ
れ、さらに作動位置から待機位置への復帰は再び高速で
行われるようになっている。そこで、このようにヒータ
ブロック１４を変速駆動するために、第１図に示したよ
うに、該ヒータブロック１４を支持するヒータアーム１
５に連結したカム板１２ａは変速カム板で構成されてお
り、このカム板１２ａによって変速機構が構成される。

而して、カム板１２ａにおけるカム面のうち、領域Ａの
部分は急激に立上がるようになっており、この間におい
てヒータブロック１４はロータリリング６から離間した
待機位置から帯封テープ２に当接する作動位置に高速で
移動するようになっている。また、カム面のうち領域Ｂ
では作動位置においてヒータブロック１４が帯封テープ
２に押し当てられながらその北を滑動せしめられるよう
になる。そして、この領域Ｂに続く領域Ｃの部分でヒー
タブロー、り１４は作動位置から待機位置に迅速に復帰
するようになっている。さらに、領域りにおいてはヒー
タブロック１４は待機位置に保持されるようになってい
る。

而して、第２図に示した如く、紙束ｌをロータリリング
６の内部において、クランプ部材３のサポート３ａとク
ランプ板３ｂとの間に挿入し、テープ送りローラ４によ
って帯封テープ２をこの紙束１内に挿入する。そして、
第３図に示したように、チャック部材８により帯封テー
プ２をチャックさせ、ロータリリング６を適宜の回転駆
動手段（図示せず）により回転駆動することにより、チ
ャック部材８を紙束１を中心として回転させて、該ナヤ
ンク部材８にチャックさせた帯封テープ２を該紙束１に
巻付ける。そして、このときに、クランプ部材３を構成
するクランプ板３ｂも紙束ｌと共に帯封テープ２によっ
て巻付けるようにする。

次に、帯封テープ２の送り出し長さが紙束１の１回分の
巻付けに必要な量となったときに、第４図に示したよう
に、カッタ８を作動させて、該帯封テープ２の切断が行
われ、さらにロータリリング６の回転によって帯封テー
プ２が所定量だけ紙束１に巻付けられると、第５図に示
したように、テープ押え部材ｌＯが作動し、紙束１の側
部に押付けられて、該紙束１に巻付けられた帯封テープ
２の端部が緩まないように押えられる。そして、この状
態で、ヒートシール部材１３におけるカム板１２ａの回
動によって、ヒータブロック１４が第１図の実線位置か
ら鎖線位置に変位し、帯封テープ２の端部を既に巻付け
られた部分の上に重ね合わせて、ヒートシールすること
によって、該帯封テープ２における端部の固着が行われ
るようになる。

ここで、り１？封テープ２による紙束ｌの帯封を円滑か
つ確実に行わせるためには、帯封テープ２を加熱しそれ
に塗布した接着剤を充分に溶融させなければならない、
而して、ヒータブロック１４を駆動させるカム機構１２
のカム板１２ａは変速カム板となっており、これによっ
てヒータブロック１４はその待機位置から帯封テープ２
に当接する作動位置に至るまでは高速で移動し、該帯封
テープ２に押し８ててその上を滑動する間は低速で移動
することになり、帯封テープ２の接着剤を充分に溶融さ
せて、該ヒータブロック１４の帯封テープ２に対する押
し付は力で該帯封テープ２の圧着が確実に行われること
になる。そして、この帯封テープ２のヒートシールが完
了すると、ヒータブロック１４はカム板１２ａの作用に
よって再び高速で待機位置に復帰し、次の紙束ｌに対す
る帯封作業が開始され、それの帯封テープ２に対してヒ
ートシールを行う状態までその待機位置に保持される。

ここで、ヒータブロック１４以外にも例えばテープ押え
部材１１等の作動部材がカム機４Ｉ￥１２によって駆動
され、しかもヒータアーム１５がロータリリング６′！
ｔ？他の部材と干渉することがないようにするために、
紙束帯封装置の作動中において、ヒータアーム１５の回
動によるヒータブロック１４の作動時間は制約されるこ
とになる。しかも、帯封作業の高速化の要請があり、こ
のためにヒータブロック１４の作動時間も短縮する必要
がある。ここで、ヒータブロック１４の作動時間はカム
板１２ａにおける領域ＡからＣまでの部分、特に領域Ａ
及びＢの部分である。そこで、この部分において、可及
的にヒータブロック１４の帯封テープ２に対する接触時
間を長くするために、本発明では該ヒータブロック１４
の待機位置から作動位置までの移動時間を短縮するよう
にしている。このために、ヒータブロック１４の温度を
低くしても、帯封テープ２の接着剤の溶融を充分に行わ
せることができるようになり、消費電力の節約を図るこ
とができることになる。

なお、前述の実施例においては、ヒータブロック１４を
有するヒートシール部材１３をカム機構１２によって駆
動するように構成したが、これを変速モータ等の駆動手
段で駆動することもできる。

［発明の効果］ 以り詳述したように本発明に係る紙束帯封装置のヒート
シール装置は、ヒータブロックをその待機位置から作動
位置にまでは高速で変位させ、この作動位置において、
帯封テープｈにおける滑動を低速で行うように構成した
から、ヒータブロックを低い温度状態にしても充分に帯
封テープのヒートシールを行うことができ、消費電力の
節約を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すヒートシール部材の概
観図、第２図は紙束帯封装置の一例を示す概略構成図、
第３図、第４図及び第５図はそれぞれ異なる作動状態を
示す紙型帯封’装置の作動説明図である。 ｌ　：紙束、２帯封テープ、１２：カム機構、１２ａ　
：カム板、１３：　　ヒートシール部材、１４：ヒータ
ブロック、１５：ヒータアーム。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一側面に接着層を有する帯封テープを送り出し可
   能に挟持するチャック部材を取付けたロータリリングの
   内側に紙束を挿入させ、該ロータリリングを回転させる
   ことにより前記チャック部材に挟持させた帯封テープを
   紙束に巻付けて、該帯封テープの紙束に対する巻付け終
   端部分を加熱・溶融させることによってヒートシールす
   るものにおいて、加熱装置を備えたヒータブロックと、
   該ヒータブロックを支持するヒータアームと、前記ヒー
   タブロックを前記ロータリリングから離間した待機位置
   と、前記帯封テープに当接させてその上を滑動させるこ
   とにより該帯封テープのヒートシールを行う作動位置と
   の間に変位させる駆動手段とからなり、該駆動手段を前
   記ヒータブロックの前記待機位置から作動位置への移動
   を高速で行い、該作動位置において前記帯封テープ上で
   の滑動時には低速で移動させる変速機構を介して前記ヒ
   ータアームに連結したことを特徴とする紙束帯封装置の
   ヒートシール装置。
2. （２）前記駆動機構を変速カム機構により形成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の紙束帯封
   装置のヒートシール装置。