JP3664073B2 - 開閉器の端子カバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子台の表裏のどちら側からにも端子板が配設できると共に端子螺子が螺合できる端子装置を備えた回路遮断器や電磁接触器等の開閉器の端子カバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、回路遮断器や電磁接触器(以下、総称して開閉器という)にあっては、その器体の側部に設けた端子装置に電線等の接続導体を接続し、その後、上記端子装置には端子カバーを装着し、人が上記接続導体等の導電部分に触れないようにして安全性の向上を図っているものである。この開閉器の端子カバー装置の例としては、例えば、実開平4−123024号が提案されている。この例においては、開閉器のうち回路遮断器の場合を示すものであり、図5に示すように、回路遮断器の器体1の側部に端子装置を設けてあり、上記端子装置は、絶縁体の端子台3を絶縁体の隔壁2により区切って凹設部分を形成し、上記凹設部分に器体1に内装された開閉接点や開閉機構に連結した端子板4を配設すると共に、端子螺子5が端子板4及び端子台3を貫通して螺合しており、上記端子板4と端子螺子5との間に接続導体を挟持して電気的に接続させてあるものであって、この端子板4、端子螺子5及び接続導体の導電部分を塞ぐように上記端子装置に端子カバー6を装着しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、開閉器は、その器体1を設置面に取り付けして配設されるものであるが、その開閉器の配設方法としては様々な場合が考えられるものであって、例えば、配電ボックス等の底部を形成する取付パネル20の表面に器体1の裏面を当接させ、開閉器を取付パネル20の表面に露出させる場合(図6)や、開閉器のハンドル22だけを外部に露出させるように表面パネル21の裏面に器体1の表面を当接させ、開閉器を表面パネル21の内部に埋設させる場合(図7)等がある。このように、種々の開閉器の配設方法によっても確実に接続導体を開閉器に接続し得るようにするためには、設置面(取付パネル21、表面パネル20)を避けるように端子螺子5を螺合させることが好ましく、前者の場合には開閉器の表面側から端子螺子5を締め付けさせ(図1参照)、後者の場合には開閉器の裏面側から端子螺子5を締め付けさせる(図3参照)ことが考えられる。
【0004】
このように、裏面側から接続導体を接続する場合と、表面側から接続導体を接続する場合とでは、端子螺子5等の導電部分が露出する方向が器体1に対して表裏逆方向に位置するものであるが、上記のように表裏どちらにも露出し得る上記端子螺子5を同一の端子カバー6で確実に塞ぐことのできる構造を有した開閉器の端子カバー装置はないものであった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、開閉器の表裏両面のどちら側からも同一の端子カバーを端子装置に装着できる開閉器の端子カバー装置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る開閉器の端子カバー装置は、開閉器の器体1の側部に器体1の表裏方向に亘る複数の隔壁2を器体の幅方向の等間隔の位置から外方に突設し、開閉器の器体1の側部における器体1の表裏方向の略中央部から外方に突設した水平板状の端子台3を上記隔壁2によって区分けして複数の部屋状の凹設部分を並設し、この凹設部分の端子台3の表裏面及び外端面を被覆するようにコ字状の端子板4を配設すると共にこの端子板4の表面及び裏面のどちら側からでも接続導体(図示せず)を締め付けるように端子螺子5を螺合して端子装置を形成し、上記端子装置に装着する端子カバー6を、端子螺子5の締付方向側から端子装置を塞ぐような横壁6aと、この横壁6aのうち接続導体の端子装置への導入方向側の端部から上記横壁6aに対して直交で且つ上記この端子螺子5の締付方向に延出した縦壁6bとで側面視略L字状に一体に形成し、開閉器の器体1に係止する引掛部7を上記端子カバー6に設け、上記開閉器の器体1に第1の係止部8及び第2の係止部9を設け、横壁6aを端子装置の表面側から被せて端子カバー6を端子装置の表面側に取着したときに引掛部7を第1の係止部8に係止可能にし、横壁6aを端子装置の裏面側から被せて端子カバー6を端子装置の裏面側に取着するときに引掛部7を第2の係止部9に係止可能にし、端子装置に端子カバー6を装着したときに端子カバー6の縦壁6bの隔壁2側の面を隔壁2の突出先端面に当接させたことを特徴とする。これにより、端子カバー6を端子装置の表面側に装着する際には引掛部7を第1の係止部8に係止させ、端子カバー6を端子装置の裏面側に装着する際には引掛部7を第2の係止部9に係止させることができ、すなわち、端子装置の表裏方向に位置変化する端子螺子5等の導電部分の配設位置に合わせて上記導電部分を外部に露出させないように開閉器に端子カバー6を装着することができるものである。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る開閉器の端子カバー装置は、請求項1において、上記隔壁2に表面から裏面に連通する係合部10を設けると共に上記隔壁2の外面に上記第1の係止部8及び第2の係止部9を設け、上記端子カバー6に係合部10に係合する脚部11を設けたことを特徴とする。これにより、端子カバー6の端子装置への装着の際に、まず、端子カバー6の脚部11を隔壁2の係合部10に係合させて端子カバー6が端子装置に位置決めされるものであり、そのまま端子カバー6を裏又は表方向にスライド移動させることで引掛部7を第1の係止部8又は第2の係止部9に係止させて端子カバー6を端子装置に装着させることができる。
【0008】
また、本発明の請求項3に係る開閉器の端子カバー装置は、請求項2において、上記係合部10と第1の係止部8及び第2の係止部9とを同一の隔壁2に形成すると共に、上記脚部11及び引掛部7を上記係合部10及び第1の係止部8又は第2の係止部9に各々対応する位置の端子カバー6に形成したことを特徴とする。これにより、端子カバー6を同一の隔壁2に係合・係止することができ、つまり、脚部11及び引掛部7とで隔壁2を挟み込む構造にすることができる。
【0009】
また、本発明の請求項4に係る開閉器の端子カバー装置は、請求項3において、上記端子カバー6に設けた脚部11及び引掛部7間に対応する位置に通孔12を形成したことを特徴とする。これにより、端子カバー6の脚部11及び引掛部7の位置が常に上面から確認できるものであり、端子カバー6を端子装置に装着する際、特に脚部11を係合部10に挿入する際に便利である。
【0010】
また、本発明の請求項5に係る開閉器の端子カバー装置は、請求項3または請求項4において、上記係合部10と第1の係止部8及び第2の係止部9とを幅方向側端部に位置した隔壁2aに各々形成したことを特徴とする。これにより、引掛部7と係止部8,9との係止を外す際には、脚部11を支点として端子カバー6の縦壁6bを隔壁2から離す方向に撓ませて行われるものであるが、端子カバー6の幅方向側端部は自由端であることから、上記端子カバー6の幅方向側端部では撓みを大きくとれるものであって、引掛部7と係止部8,9との係止を容易に外すことができるものであり、端子カバー6を端子装置から取り外す作業を容易に行わせることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1乃至4に本発明の実施の形態の例を示す。本実施例は、開閉器の一例として回路遮断器を示すものである。この回路遮断器は、その器体1が表部筐体1aと裏部筐体1bとを一体に結合させて構成されるものであり、上記表部筐体1aと裏部筐体1bとの間に開閉接点及び開閉機構を配置し、上記器体1の両側部に上記開閉接点及び開閉機構に電線等の接続導体を電気的に連結させる端子装置を配置して構成されるものである。なお、上記器体1は樹脂等の絶縁体で形成されている。
【0012】
この端子装置は、水平板状の端子台3が器体1の表裏方向の略中央部から外方に突設されると共に、器体1の表裏方向に亘って形成された複数の隔壁2が器体1の幅方向に等間隔に配置され、上記複数個の隔壁2により上記端子台3を区分けして複数の部屋状の凹設部分を並設している。なお、上記複数の隔壁2のうち、幅方向の両端に位置した隔壁2aは他の隔壁2と比較して表裏方向に短く形成されている。そして、この凹設部分の端子台3には、その表面を被覆するようにコ字状金属片の端子板4が配設され、上記端子台3及び端子板4を表裏方向に貫通する端子螺子5が端子台3に対して螺合している。ここで、端子板4は器体1に内装した開閉接点や開閉機構に電気的に連結しているものであり、また、端子台3及び端子板4を貫通して螺合した端子螺子5はその頭部と端子板4との間に接続導体(図示せず)を挟持させるものであり、上記端子螺子5と端子板4とで挟持された接続導体は端子板4を介して上記開閉接点や開閉機構に電気的に接続されるものである。本例の端子装置は、図1及び図3に示すように、上記凹設部分の端子台3の表面及び裏面のどちら側からでも端子螺子5を螺合できる構造になっており、このような構造にしたことにより、従来の項でも述べたが、配電ボックス等の底部を形成する取付パネル20の表面に器体1の裏面を当接させて開閉器を取付パネル20の表面に露出させる場合(図6)や、表面パネル21の裏面に器体1の表面を当接させて開閉器を表面パネル21の内部に埋設させる場合(図7)のように開閉器の配設状態には様々の場合があるが、上記取付パネル20や表面パネル21等を避けるように表面側または裏面側から選択的に端子螺子5を端子台3に螺合させることができ、回路遮断器の配設状態の如何に関わらず確実に接続導体と上記開閉接点や開閉機構との結線を図ることができるものである。
【0013】
上記のような端子装置には、接続導体、端子板4及び端子螺子5等の導電部分を人が触れないようにする安全上の理由から、上記導電部分の露出を塞ぐように端子カバー6が取り付けられるものである。この端子カバー6は、扁平板状に形成された横壁6aと上記横壁6aの端部から上記横壁6aに対して直交方向に延出した縦壁6bとを側面視略L字状に一体に形成したものである。ここで、縦壁6bには接続導体を端子装置の凹設部分の導電部分に導入するための切欠部13が端子装置の凹設部分に対応して複数形成されており、このため、縦壁6bは正面視略櫛型形状をしているものである。
【0014】
上述したように端子装置には上記端子カバー6が装着されるものであり、この端子装置と端子カバー6との取付構造を以下に示す。
【0015】
端子装置においては、器体1の幅方向両端部に位置した隔壁2aに、第1の係止部8及び第2の係止部9を設け、また、表裏に亘って係合部10が連通していているものである。詳述すると、隔壁2aの外面(隔壁2aの器体1からの突出方向の先端面)の表面端部近傍に第1の係止部8を設けると共にその裏面端部近傍に第2の係止部9が設けられるものであり、ここで、隔壁2aの外面の中央部分には表裏に亘って凹条溝14を凹設し、この凹条溝14は表面端部近傍及び裏面端部近傍の位置で溝深さを浅く形成してそれぞれ段部15を形成し、この段部15のうちの表面端部側の段部15aが第1の係止部8を構成すると共に裏面端部側の段部15bが第2の係止部9を構成しているものである。また、隔壁2aの表裏に亘って連通した係合部10は、本例では、表部筐体1aでは孔状に形成され、裏部筐体1bでは溝状に形成されているが、これらは連結しているものであって隔壁2aの表裏に亘って連通しているものである。
【0016】
一方、端子カバー6においては、横壁6aに係合部10に係合される脚部11を形成し、横壁6aと縦壁6bとの間に第1の係止部8または第2の係止部9に係止される引掛部7を形成している。ここで、脚部11は横壁6aから略垂直方向に突出した柱状体で形成されたものであり、また、引掛部7は横壁6aと縦壁6bとの間に連結して配置された板状体で形成されたものであり、横壁6a及び縦壁6bから離れた位置の角部には段部15に引っ掛ける爪部16が形成されている。また、端子カバー6に設けた脚部11及び引掛部7間に対応する位置、つまり、横壁6aの幅方向側端部には横壁6aを貫通した通孔12が横壁6aを貫通して設けられている。
【0017】
上記端子カバー6の端子装置への装着は、横壁6aの脚部11を隔壁2aの係合部10に挿入して係合させて端子装置への端子カバー6の装着の際の位置決めを行い、そして、縦壁6bの引掛部7を隔壁2aの凹条溝14に沿わせて端子カバー6を端子装置の裏又は表方向にスライド移動させ、横壁6aを隔壁2の表面端面または裏面端面に当接させると共に縦壁6bを隔壁2の突出先端面に当接させるようにして引掛部7の爪部16を第1の係止部8又は第2の係止部9の段部15に係止させて行われるものである。ここで、端子装置の表面側を被覆するように端子カバー6を装着する場合には、図1,2に示すように、脚部11を孔状の係合部10に係合させて位置決めを行うと共に引掛け部7を凹条溝14に挿入させながら端子カバー6を端子装置の裏方向にスライド移動させ、引掛部7の爪部16を第1の係止部8の段部15aに係止させているものである。また、端子装置の裏面側を被覆するように端子カバー6を装着する場合には、図3,4に示すように、脚部11を隔壁2aの溝状の係合部10に係合させて位置決めを行うと共に引掛け部7を凹条溝14に挿入させながら端子カバー6を端子装置の表方向にスライド移動させ、引掛部7の爪部16を第2の係止部9の段部15bに係止させているものである。なお、通孔12により端子カバー6の脚部11及び引掛部7の位置は常に上面から確認できるものであり、端子カバー6の横壁6aの脚部11を隔壁2aの係合部10に挿入する際の目印となり便利である。
【0018】
このように、回路遮断器の配設状態に合わせて表裏方向のいずれの方向からも端子螺子5を選択的に端子台3に設けることが可能な端子装置において、上述したように本例のカバー装置は表裏方向のいずれかの方向からも選択的に端子カバー6を端子装置に装着することができるものであり、従って、開閉器の配設状態に合わせて配設位置が変化する端子螺子5等の導電部分の上記配設位置の如何に関わらず、端子装置に装着した端子カバー6により上記端子螺子5等の導電部分が端子装置から露出することを確実に防ぐことができ、人が誤って端子装置の導電部分に触れたりするようなことをなくすことができて回路遮断器の安全性を確保することができるものである。ここで、端子カバー6及び端子装置は上述したようにいずれも器体1の幅方向に線対称形状をしていることから、同一の端子カバー6を端子装置の表面側または裏面側に装着しても、確実に横壁6aを隔壁2の表面端部または裏面端部に当接させると共に縦壁6bを隔壁2の突出先端面に当接させることができるものであり、横壁6aにより端子装置の表面側または裏面側から導電部分を確実に塞ぐことができるものである。またそのとき、上記縦壁6bの切欠部13は端子装置の凹設部分に合わせて位置させ得るものであって接続導体を上記縦壁6bの切欠部13を挿通させて端子装置の導電部分にスムーズに導入させることを確保することもできるものである。
【0019】
上述したように端子カバー6を端子装置に装着した際には、端子カバー6は引掛部7を第1の係止部8または第2の係止部9に係止させると共に脚部11を係合部10に係合させて端子装置に装着されているものであるが、上記係止・係合が同一の隔壁2(本例では器体1の幅方向両端部に位置させた隔壁2a)において行われており、上記係合部分及び係止部分間の間隔が狭くできるものであって、つまり、脚部11及び引掛部7とで隔壁2を挟み込む構造にしていることから、端子カバー6の端子装置への装着が強固に行われているのである。
【0020】
また、上記のように器体1の幅方向両端部に位置させた隔壁2aにおいて係合・係止して端子装置に装着した端子カバー6は容易に取り外しができるものである。この端子カバー6を端子装置から取り外す際には引掛部7と係止部8,9との係止状態を外すことでなされるものであり、具体的には、脚部11を支点として端子カバー6の縦壁6bを隔壁2から離す方向に撓ませて行われるものであるが、端子カバー6の幅方向側端部は自由端であることから、上記端子カバー6の幅方向側端部では撓みを大きくとれるものであって、引掛部7と係止部8,9との係止を容易に外すことができるものであり、端子カバー6を端子装置から取り外す作業を容易に行わせることができるものである。
【0021】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の開閉器の端子カバー装置にあっては、開閉器の器体の側部に器体の表裏方向に亘る複数の隔壁を器体の幅方向の等間隔の位置から外方に突設し、開閉器の器体の側部における器体の表裏方向の略中央部から外方に突設した水平板状の端子台を上記隔壁によって区分けして複数の部屋状の凹設部分を並設し、この凹設部分の端子台の表裏面及び外端面を被覆するようにコ字状の端子板を配設すると共にこの端子板の表面及び裏面のどちら側からでも接続導体を締め付けるように端子螺子を螺合して端子装置を形成し、上記端子装置に装着する端子カバーを、端子螺子の締付方向側から端子装置を塞ぐような横壁と、この横壁のうち接続導体の端子装置への導入方向側の端部から上記横壁に対して直交で且つ上記この端子螺子の締付方向に延出した縦壁とで側面視略L字状に一体に形成し、開閉器の器体に係止する引掛部を上記端子カバーに設け、上記開閉器の器体に第1の係止部及び第2の係止部を設け、横壁を端子装置の表面側から被せて端子カバーを端子装置の表面側に取着したときに引掛部を第1の係止部に係止可能にし、横壁を端子装置の裏面側から被せて端子カバーを端子装置の裏面側に取着するときに引掛部を第2の係止部に係止可能にし、端子装置に端子カバーを装着したときに端子カバーの縦壁の隔壁側の面を隔壁の突出先端面に当接させたので、端子カバーを端子装置の表面側に装着する際には引掛部を第1の係止部に係止させ、端子カバーを端子装置の裏面側に装着する際には引掛部を第2の係止部に係止させることができ、すなわち、開閉器の配設状態に合わせて配設位置が変化する端子螺子等の導電部分の上記配設位置の如何にも関わらず、上記導電部分を確実に上記端子カバーで塞ぐことができるものであって、人が上記導電部分に誤って触れることを防いで開閉器の安全性を向上させるものである。
【0022】
また、本発明の請求項2記載の開閉器の端子カバー装置にあっては、請求項1の効果に加えて、上記隔壁に表面から裏面に連通する係合部を設けると共に上記隔壁の突出先端面に上記第1の係止部及び第2の係止部を設け、上記端子カバーに係合部に係合する脚部を設けたので、端子カバーの端子装置への装着の際に、まず、端子カバーの脚部を隔壁の係合部に係合させて端子カバーが端子装置に位置決めされるものであり、そのまま端子カバーを裏又は表方向にスライド移動させることで引掛部を第1の係止部又は第2の係止部に係止させて端子カバーが端子装置に装着されるものであり、端子カバーを端子装置に容易に装着することができる。
【0023】
また、本発明の請求項3記載の開閉器の端子カバー装置にあっては、請求項2の効果に加えて、上記係合部と第1の係止部及び第2の係止部とを同一の隔壁に形成すると共に、上記脚部及び引掛部を上記係合部及び第1の係止部又は第2の係止部に各々対応する位置の端子カバーに形成したので、端子カバーを同一の隔壁に係合・係止することができ、つまり、脚部及び引掛部とで隔壁を挟み込むように端子カバーを端子装置に装着させることができるものであり、係合部分及び係止部分間の間隔が狭い関係上、端子カバーの端子装置への装着が強固に行われるものである。
【0024】
また、本発明の請求項4記載の開閉器の端子カバー装置にあっては、請求項3の効果に加えて、上記端子カバーに設けた脚部及び引掛部間に対応する位置に通孔を形成したので、端子カバーの脚部及び引掛部の位置が常に上面から確認できるものであり、端子カバーを端子装置に装着する際、特に脚部を係合部に挿入する際に便利である。
【0025】
また、本発明の請求項5記載の開閉器の端子カバー装置にあっては、請求項3または請求項4の効果に加えて、上記係合部と第1の係止部及び第2の係止部とを幅方向側端部に位置した隔壁に各々形成したので、引掛部と係止部との係止を外す際には、脚部を支点として端子カバーの縦壁を隔壁から離す方向に撓ませて行われるものであるが、端子カバーの幅方向側端部は自由端であることから、上記端子カバーの幅方向側端部では撓みを大きくとれるものであって、引掛部と係止部との係止を容易に外すことができるものであり、端子カバーを端子装置から取り外す作業を容易に行わせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示すものであり、回路遮断器の端子装置の表面側に端子カバーを装着する前の状態を示す斜視図である。
【図2】同上の回路遮断器の端子装置の表面側に端子カバーを装着した状態を示す部分側面断面図である。
【図3】同上の回路遮断器の端子装置の裏面側に端子カバーを装着する前の状態を示す斜視図である。
【図4】同上の回路遮断器の端子装置の裏面側に端子カバーを装着した状態を示す部分側面断面図である。
【図5】従来技術の例を示す斜視図である。
【図6】従来技術の他例を示す側面図である。
【図7】従来技術を更に他例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 器体
2 隔壁
3 端子台
4 端子板
5 端子螺子
6 端子カバー
6a 横壁
6b 縦壁
7 引掛部
8 第1の係止部
9 第2の係止部
10 係合部
11 脚部

Claims (5)

  1. 開閉器の器体の側部に器体の表裏方向に亘る複数の隔壁を器体の幅方向の等間隔の位置から外方に突設し、開閉器の器体の側部における器体の表裏方向の略中央部から外方に突設した水平板状の端子台を上記隔壁によって区分けして複数の部屋状の凹設部分を並設し、この凹設部分の端子台の表裏面及び外端面を被覆するようにコ字状の端子板を配設すると共にこの端子板の表面及び裏面のどちら側からでも接続導体を締め付けるように端子螺子を螺合して端子装置を形成し、上記端子装置に装着する端子カバーを、端子螺子の締付方向側から端子装置を塞ぐような横壁と、この横壁のうち接続導体の端子装置への導入方向側の端部から上記横壁に対して直交で且つ上記この端子螺子の締付方向に延出した縦壁とで側面視略L字状に一体に形成し、開閉器の器体に係止する引掛部を上記端子カバーに設け、上記開閉器の器体に第1の係止部及び第2の係止部を設け、横壁を端子装置の表面側から被せて端子カバーを端子装置の表面側に取着したときに引掛部を第1の係止部に係止可能にし、横壁を端子装置の裏面側から被せて端子カバーを端子装置の裏面側に取着するときに引掛部を第2の係止部に係止可能にし、端子装置に端子カバーを装着したときに端子カバーの縦壁の隔壁側の面を隔壁の突出先端面に当接させたことを特徴とする開閉器の端子カバー装置。
  2. 上記隔壁に表面から裏面に連通する係合部を設けると共に上記隔壁の外面に上記第1の係止部及び第2の係止部を設け、上記端子カバーに係合部に係合する脚部を設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉器の端子カバー装置。
  3. 上記係合部と第1の係止部及び第2の係止部とを同一の隔壁に形成すると共に、上記脚部及び引掛部を上記係合部及び第1の係止部又は第2の係止部に各々対応する位置の端子カバーに形成したことを特徴とする請求項2記載の開閉器の端子カバー装置。
  4. 脚部及び引掛部間に対応する位置の上記端子カバーに通孔を形成したことを特徴とする請求項3記載の開閉器の端子カバー装置。
  5. 上記係合部と第1の係止部及び第2の係止部とを器体の幅方向側端部に位置した隔壁に各々形成したことを特徴とする請求項3または請求項4記載の開閉器の端子カバー装置。
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