JP3662989B2 - 車両用サンルーフのフレーム構造及びその製造方法 - Google Patents

車両用サンルーフのフレーム構造及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用サンルーフのフレーム構造及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用サンルーフのフレームは、従来は図3の(A)に示すように、前後の枠部aとb,左右の枠部cとd及び前方部分に開口部e′をもった底面eを一体に形成した一体型フレームが用いられ、左右の枠部の内側に沿って左右のガイドレールf,fを取付ける構造となっているのが普通であった。
【0003】
この一体型フレームの代りに、図3の(B)に示すように、左右のガイドレールf,fを大型化し、フロントとリヤの各フレームg,hとセンタフレームiとを別々に形成して、フロントフレームgとリヤフレームhの各左右端部を上記左右のガイドレールf,fの前部と後部に結合すると共に、センタフレームiの左右端部を左右のガイドレールf,fの中間部に結合して構成した分割型フレームが最近用いられるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記分割型フレームは、左右のガイドレールf,fにサイドフレームの機能を兼用させたことにより、一体型フレームに比べて、大幅な軽量化及び製造コストの低減をはかることができ、極めて効果的であるが、車種によってサンルーフの大きさ(特に車幅方向寸法)が異なると、フロント,リヤ及びセンタの各フレームを新規に設定しなければならず、その度毎に各フレームのそれぞれの成形型の新設が必要となり、型費が嵩んでより一層のコストダウンをはかることができない、という課題を有している。
【0005】
本発明は上記のような従来の課題を解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のようなサンルーフの分割型フレームにおいて、リヤフレーム又はセンタフレーム或は又その双方を、左側フレーム部材と右側フレーム部材とに2分割し、これらの左側及び右側の各フレーム部材の車体中央側端部の所定範囲をそれぞれスリットにて前側部分と後側部分とに分割し、該左側と右側の各フレーム部材とを、一方の前側部分を他方の前側部分の上に重ね合わせると共に一方の後側部分を他方の後側部分の下側に重ね合わせ、これらの重ね合わせた部分を溶接固着してフレームを構成したことを特徴とするものであり、左側フレーム部材と右側フレーム部材との重ね合わせ長さを変えることにより、サンルーフの車幅方向寸法の違いに対応することができると共に、重ね合わせを前側部分と後側部分とで上下逆にすることで、溶接固着部の強度及び剛性の向上をはかり、分割型フレーム全体の強度,剛性の向上をはかることができる。又、上記左右の各フレーム部材のキャンバー部を要求されるキャンバーより小又は大なるキャンバーに形成しておき、左右のフレーム部材を重ね合わせ溶接固着する際、溶接と同時に又は溶接固着後に要求されるキャンバーに追加補正加工することを特徴とするものであり、これによりサンルーフの車幅方向寸法の違いによって生ずるキャンバーの微妙な変化に的確に且つ簡単容易に対応することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照して説明する。
【0008】
本発明は、図3(B)に例示したように左右のガイドレールを前側と後側と中間部とでそれぞれ連結するフロントフレームとリヤフレームとセンタフレームとからなるサンルーフの分割型フレームを対象とするものであり、図1の実施例では、センタフレームに本発明を適用した場合について例示している。
【0009】
図1において、1はセンタフレームであり、該センタフレーム1は、左側フレーム部材2と右側フレーム部材3との2部品よりなり、該左側フレーム部材2と右側フレーム部材3とをサンルーフのセンタラインCL上にて重ね合わせて溶接(通常スポット溶接)固着することによりセンタフレーム1を構成するものである。
【0010】
左側フレーム部材2は、左端部の所定範囲を左側ガイドレール(図示省略)に接合固着するための取付部21とし、始点部22から右端部にかけては、サンルーフの車幅方向湾曲の左側部分にほぼ合致した形状に湾曲する左側キャンバー部23に形成され、その右端はセンタラインCLを所定範囲右側に越えた位置となり、図2に示すように、右端部の中央部には右端からセンタラインCLの左側に至る所定範囲のスリット24が形成され、該スリット24にて該右端部が前側部分25と後側部分26とに分割され、それらの何れか一方例えば前側部分25の基部には下方への段差部25aが形成された構造となっている。
【0011】
右側フレーム部材3は、右端部の所定範囲を右側ガイドレール(図示省略)に接合固着するための取付部31とし、始点部32から左端部にかけては、サンルーフの車幅方向湾曲の右側部分にほぼ合致した形状に湾曲する右側キャンバー部33に形成され、左端がセンタラインCLを所定範囲左側に越えた位置とし、図2に示すように、左端部の中央部には左端からセンタラインCLの右側に至る所定範囲のスリット34が形成され、該スリット34にて左端部が前側部分35と後側部分36とに分割され、後側部分36の基部には下方への段差部36aが形成された構造となっている。
【0012】
上記のように構成された左側フレーム部材2の前側部分25上に右側フレーム部材3の前側部分35を重ね合わせ、左側フレーム部材2の後側部分26を右側フレーム部材3の後側部分36上に重ね合わせて、その前側部分同士と後側部分同士の各重ね合わせ部を溶接(スポット溶接)固着することにより、左右にガイドレールへの取付部を有しその間に所定のキャンバーを有するセンタフレーム1が構成されるものであり、このように構成したことにより、左側フレーム部材2と右側フレーム部材3との重ね合わせ長さDを変えることでセンタフレーム1の車幅方向寸法が調整でき、車種によるサンルーフの幅違いに容易に対応できるものである。
【0013】
又、左側フレーム部材2と右側フレーム部材3との重ね合わせ固着部を、上記のように各フレーム部材2,3の車体中央側端部の中央部にスリット24と34とを設け、前側部分25,35と後側部分26,36とで、上下が逆になるようにそれぞれ重ね合わせて溶接固着する構造としたことにより、単に一方の上に他方を重ねて溶接固着した場合に比し、左右のフレーム部材2と3との重ね合わせ固着部の強度及び剛性が著しく向上し、後述するキャンバーの追加補正加工を的確に行なうことができると共に、サンルーフの分割型フレーム全体の強度,剛性の向上をはかることができる。
【0014】
上記において、車種によってサンルーフの車幅方向寸法が異なると、フレームのキャンバーも幾分異なってくる。そこで、上記左右の各フレーム部材2及び3のキャンバー部23及び33を、標準的に必要とされるキャンバーより小又は大なるキャンバーに加工しておき、両者を重ね合わせて溶接するとき、溶接装置を組み込んだ成形型を用い溶接と同時にキャンバーの追加補正加工をして、要求されるキャンバーを有するセンタフレーム1を構成する。或は、フレーム部材2及び3の重ね合わせ部を溶接固着した後にキャンバー追加補正加工して、要求されるキャンバーを有するセンタフレーム1を構成してもよい。このように溶接と同時に又は溶接固着後に、キャンバーの追加補正加工を行なう場合、各フレーム部材2,3にキャンバーの始点部22,32が予め明確に形成されていることが大切であり、この始点部22,32が形成されていることによってキャンバーの追加補正加工を簡単容易に行なうことができるものである。
【0015】
尚、上記実施例では、フロントフレーム,リヤフレーム,センタフレームの3つのフレームのうちのセンタフレームに本発明を適用した例を示しているが、リヤフレームに本発明を適用しても良いし、センタフレームとリヤフレームとの2つのフレームに本発明を適用してもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、左右のガイドレールに左右両端部を接合固着されるフロントフレームとリヤフレームとセンタフレームとの3つのフレームで構成される車両用サンルーフの分割型フレームにおいて、リヤフレーム又はセンタフレーム或はそれら双方のフレームを、左側フレーム部材と右側フレーム部材とに分割構成し、この各フレーム部材の分割部分を重ね合わせ溶接固着して、左右部に左右のガイドレールに接合固着するためのガイドレール取付部を有し該左右のガイドレール取付部の中央側端部を左右の始点部とする所定のキャンバーをもったフレームを構成するようにしたことによって、上記各フレーム部材の重ね合わせ溶接固着部の重ね量を変えることで、車幅方向寸法の異なるサンルーフに的確に対応することができ、複数車種のサンルーフ用フレームとして適用できることで、成形型費の節減及び各フレーム部材の量産効果に基づく大幅なコストダウンをはかることができると共に、左右の各フレーム部材の重ね合わせを前側部分と後側部分とで上下逆に重ね合わせた構造を採ったことにより、重ね合わせ溶接固着部の強度及び剛性の大幅な向上をはかることができるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は後面図である。
【図2】図1の左側フレーム部材と右側フレーム部材との重ね合わせ溶接固着部分の分解斜視図である。
【図3】従来の車両用サンルーフのフレーム構造例を示す分解斜視図であり、(A)は一体型フレーム構造,(B)は分割型フレーム構造をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 センタフレーム
2 左側フレーム部材
3 右側フレーム部材
21 取付部
22 始点部
23 キャンバー部
24 スリット
25 前側部分
25a 段差部
26 後側部分
31 取付部
32 始点部
33 キャンバー部
34 スリット
35 前側部分
36 後側部分
36a 段差部

Claims (2)

  1. 左右のガイドレールを前側と後側と中間部とでそれぞれ連結するフロントフレームとリヤフレームとセンタフレームとからなるサンルーフの分割型フレームにおいて、上記リヤフレーム又はセンタフレーム或は又その双方を、左端部の所定範囲を左側ガイドレールに固着するためのガイドレール取付部とし、該ガイドレール取付部の右側端を始点部として該始点部から右端にかけてはサンルーフの車幅方向湾曲の左側部分にほぼ合致した形状に湾曲する左側キャンバー部とし、且つ該左側キャンバー部の右端部の所定範囲が中央部のスリットにて前側部分と後側部分とに分割された構造の左側フレーム部材と、右端部の所定範囲を右側ガイドレールに固着するためのガイドレール取付部とし、該ガイドレール取付部の左側端を始点部として該始点部から左端にかけてはサンルーフの車幅方向湾曲の右側部分にほぼ合致した形状に湾曲する右側キャンバー部とし、且つ該右側キャンバー部の左端部の所定範囲が中央部のスリットにて前側部分と後側部分とに分割された構造の右側フレーム部材とからなり、該左側フレーム部材の右端部と右側フレーム部材の左端部分とを、一方の前側部分を他方の前側部分上に重ね合わせると共に一方の後側部分を他方の後側部分の下側に重ね合わせて、これらの重ね合わせた部分を溶接固着して構成したしたことを特徴とする車両用サンルーフのフレーム構造。
  2. 請求項1に記載した車両用サンルーフのフレーム構造において、左側フレーム部材の左側キャンバー部と右側フレーム部材の右側キャンバー部は、それぞれ要求されるキャンバーより小又は大なるキャンバーに形成され、左側フレーム部材と右側フレーム部材とを、それらの前側部分同士及び後側部分同士を重ね合わせて溶接固着する際、溶接と同時に又は溶接固着後に、要求されるキャンバーに追加補正加工することを特徴とする車両用サンルーフのフレーム製造方法。
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