JP3662914B2 - 給茶機 - Google Patents

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Description

本発明は、茶葉が供給されている茶漉しに対して給湯機構により湯を給湯して茶を注出する給茶機に関する。
この種の給茶機としては、本体に、湯を溜めるタンク、このタンクの湯の出口部を開閉する給湯弁、前記出口部の下方に配置される茶漉し、この茶漉しの下方に位置する注出口を有し、注出口の下方に湯呑み(コップ)を置いた上で、本体前面の給茶スイッチをオン操作することにより、前記給湯弁が一定時間開放して所定量の湯を茶漉し部分に給湯してお茶(緑茶,紅茶,ウーロン茶等)を注出するようになっていた。また、本体には、前記茶漉しの茶葉を廃棄して新たな一定量の茶葉を供給する茶葉交換機構が設けられ、所定回数例えば5回の注出動作が行われる毎に、茶葉が新たなものに交換されるようになっていた。
しかしながら、かかる従来の給茶機では、同一の茶葉による5回を1サイクルとする注出動作のうち1杯目の注出動作では、茶葉が十分に開ききらない状態で注出が終わってしまうので、得られるお茶が比較的薄くなり、十分に美味しいものとはならなかった。また、1杯毎に得られるお茶の濃さひいては色や味が変化していた。
図9(a),(b)は、本発明者等が、1サイクルのうち注出動作が何回目であるかと、その際に注出されるお茶の濃さとの関係を、2種類の茶葉について調べたものであり、いずれの場合も、1回目(1杯目)に注出されたお茶が比較的薄いものとなり、2杯目(a)あるいは3杯目(b)に注出されたお茶が最も濃いものとなっていた。尚、1サイクルの終期(4杯目及び5杯目)に注出されたお茶についても、比較的薄いものとなっていた。
そこで、そのような不具合に対処するために、次の2つの方策が考えられていた。即ち、まず、第1の方策として、茶漉しに新たに茶葉が供給されたときに、その茶葉を湯の中に一定時間浸し、いわゆる「むらし」を行った上で、正規の注出動作を行おうとするものである。ところが、この方法では、むらしのための時間が必要で注出に要する時間が長くなると共に、むらしを行うための構成を付加する必要があって構造が複雑となっていた。また、1杯目のお茶の味の向上は期待できるものの、一杯毎にお茶の濃さが変化する不都合は解消されるものではなかった。
第2の方策としては、新たな茶葉にて1杯目の注出動作を行った後、少量の茶葉の追加を行って2杯目の注出動作を行い、さらに少量の茶葉の追加を行って3杯目の注出動作を行うといったように、少量ずつ茶葉の追加をしていくものである。ところが、これでは1杯目に注出されたお茶が薄いという欠点は解消されず、また、茶葉を追加するために時間を要し、さらには、茶葉を追加するため構成も複雑となっていた。そして、5杯目に追加された茶葉は1回の注出に供された後すぐに廃棄されてしまうというように、茶葉を無駄に使用することになって経済性にも劣っていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、注出動作が所定の複数回行われる毎に茶葉を交換するようにしたものにあって、簡単な構成で美味しいお茶を注出するところにある。
請求項1の発明は、茶葉が供給されている茶漉しに対して1回の注出動作において所定量の湯を給湯して茶を注出する給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃棄して新たな茶葉を供給する茶葉交換機構とを備え、前記注出動作が所定の複数回行われることを1サイクルとして1サイクル毎に前記茶葉交換機構による茶葉の交換を行うようにした給茶機において、前記茶葉交換機構による茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時においては前記給湯機構による給湯を複数回に分けて間欠的に行う間欠モードの実行が可能とされ、かつ前記間欠モードにおける各給湯の間の休止時間が、前記茶漉しからの茶の注出が途切れない時間に設定されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記間欠モードにおいては、茶葉交換のサイクルの終期の注出動作時においても、所定量の湯が複数回に分けて間欠的に給湯されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
間欠モードが実行されると、茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時において、給湯機構による給湯が複数回に分けて間欠的に行われるようになる。この複数回の給湯により、茶葉を蒸らし茶葉が開く時間が確保されることになるので、初期の注出動作により注出されるお茶を濃くすることができる。この場合、給湯機構の動作のパターンを変更するだけで間欠モードの実行を可能とすることができ、構成が複雑化することもない。
ここで間欠モードでお茶が注出される場合、茶漉しからのお茶の注出が途切れる可能性があり、注出の途中であるにも拘わらず注出が終了したと勘違いして、湯呑み等を取り出してしまうおそれがある。その点この発明では、間欠モードにおける各給湯の間の休止時間が、茶漉しからの茶の注出が途切れない時間に設定されているから、注出の途中で誤って湯呑み等を取り出すといったことが未然に防がれる。
<請求項2の発明>
茶葉交換のサイクルの終期の注出動作時においても、注出されるお茶を濃くすることができる。
本発明の実施形態の説明に先立ち参考例を説明する。
<参考例1>
参考例1を図1ないし図5並びに図9を参照しながら説明する。図3及び図4は、本発明に係る給茶機1の全体構成を示している。尚、給茶機1の機械的構成については、本出願人の先の出願に係る、例えば特開平6−38883号公報等により公知となっているため、機構部分については比較的簡単に述べることとする。
この給茶機1は、縦長のほぼ矩形箱状をなす本体2内に、後述する給湯機構3や茶葉交換機構4などを備えて構成されている。また、本体2の前面下部中央部分には、湯呑みC(図1参照)や紙コップ等が載置される受台5aを有する茶受け部5が前面側に開放する凹状に設けられている。そして、図3に示すように、この茶受け部5の上部には受皿6が配設され、この受皿6にはお茶が注ぎ出される注出口6aが設けられている。さらに、本体2の前面部(茶受け部5の上部)には、前扉2aが開閉可能に設けられ、この前扉2aの前面には、後述する給茶スイッチを有する操作パネル(図示せず)が設けられている。
前記給湯機構3は、図1にも一部示すように、本体2内の上部に設けられた湯を溜める貯湯タンク7、この貯湯タンク7内の湯(水)を加熱するヒータ8、湯の温度を検知する湯温センサ(図示せず)、フロート式の湯水位センサ9等を備えている。そして、前記貯湯タンク7の前面側下部中央部から下方に延びるようにして湯を流下させる出口管10が設けられていると共に、その出口管10の途中部には、電磁開閉弁からなる給湯弁11が設けられている。また、前記出口管10の先端部は、前記受皿6(注出口6a)の上方に配置されており、その先端部に湯をシャワー状に注ぐためのシャワーヘッド12が取付けられている。そして、前記出口管10の先端部(シャワーヘッド12)と受皿6との間には、茶漉し13が配置(後述する注出位置)されるようになっている。この茶漉し13は、金属製の網から半球状に構成され、後述する茶葉交換機構4により、内部に茶葉T(図1参照)が供給され交換されるようになっている。
これにて、図1に示すように、前記茶漉し13に茶葉Tが供給されている状態で給湯弁11が開放されることにより、湯が注出位置の茶漉し13に向けてシャワー状に注がれてお茶が注出され、そのお茶が受皿6に受けられながら注出口6aから下方に流下し、茶受け部5の受台5a上に載置された湯呑みCなどに注がれる注出動作が行われるのである。このとき、茶漉し13に対する湯の供給量は、給湯弁11の開放時間により制御され、1回の注出動作により所定量(この場合湯呑みCの1杯分)の湯が給湯されるようになっている。
一方、前記茶葉交換機構4は、図4に示すように、モータを駆動源として前記茶漉し13を移動させる茶漉し移動機構14、前記茶受け部5の左側に設けられ使用済みの茶葉Tが廃棄される排茶タンク15、茶受け部5の右側上部に設けられ新たな茶葉Tを供給する茶葉定量補給部16等から構成される。
前記茶漉し移動機構14は、茶漉し13を、図4に示す注出位置(出口管10の真下の位置)とその左方の前記排茶タンク15の上部の排茶位置との間を自在に移動させると共に、前記注出位置とその右方の前記茶葉定量補給部16の下部の供給位置との間を自在に移動させるように構成されている。このとき、茶漉し13を注出位置と排茶位置との間を移動させる際には、矢印Aで示すように、茶漉し13を180度旋回させながら上下反転させるようになっており、また、茶漉し13を注出位置と供給位置との間を移動させる際には、茶漉し13の上向きの状態を保ったまま矢印B方向に平行に移動させるようになっている。
そして、前記茶葉定量補給部16は、詳しく図示はしないが、乾燥した茶葉Tを収容するホッパー17の下部の出口部に、モータにより回転駆動される円筒状の回転体を有して構成され、回転体の外周に設けられた切欠部が上向きの状態でホッパー17内の茶葉Tがその切欠部に所定量だけ供給され、その状態から回転体が180度回転することにより、切欠部内の茶葉Tが下方(供給位置の茶漉し13内)に落下するようになっている。
これにて、茶漉し移動機構14により茶漉し13が供給位置に移動された状態で、茶葉定量補給部16により茶漉し13に対して所定量(この参考例1ではお茶5杯分に対応する量)の茶葉Tが供給され、その後、茶漉し移動機構14により茶漉し13は注出位置に移動されるようになっている。そして、上述のようにお茶の注出動作が行われた後、茶漉し移動機構14により茶漉し13が排茶位置に移動されて茶漉し13の茶葉Tが排茶タンク15に廃棄され、再び茶葉Tの供給が行われるようになっている。
上記した各機構は、マイコンを主体とする制御部18(図1にのみ図示)により制御されるようになっている。この制御部18は、前記操作パネルの給茶スイッチがオン操作されると、前記給湯弁11を開放させて茶漉し13部分に給湯して1杯分のお茶を注出させるようになっている。そして、この注出動作が所定の複数回(この例では5回)行われることを1サイクルとし、1サイクル毎に前記茶葉交換機構4による茶漉し13の茶葉Tの交換動作を実行させるようになっている。
このとき図1に示すように、前記給茶スイッチとして、選択操作手段として機能する標準モード用スイッチ19及び間欠モード用スイッチ20が設けられている。制御部18は、そのソフトウエア構成により、前記標準モード用スイッチ19がオン操作されると、標準モードでの注出動作を実行するようになっている。この標準モードは、図2(a)に示すように、1回の注出動作において、給湯を連続的に行うつまり前記給湯弁11を所定時間連続的にオン(開放)させるものである。
これに対し、前記間欠モード用スイッチ20がオン操作されると、制御部18は、間欠モードでの注出動作を実行するようになっている。この間欠モードは、図2(b)に示すように、前記茶葉交換の1サイクル(5回の注出動作)のうち、初期この場合1杯目の注出動作時に、前記給湯弁11のオン、オフを行うことにより、給湯機構3による給湯を途中に休止時間を置いて2回に分けて間欠的に行うものである。
また本参考例1では、前記茶葉交換の1サイクルのうち終期である4杯目及び5杯目においても、同様に給湯機構3による給湯を2回に分けて間欠的に行う。2杯目及び3杯目の給湯動作時には、連続給湯が行われる。尚、1回の注出動作における給湯量は常に同一であるため、間欠モードの各回において給湯弁11がオンしている時間は常に一定であり、またその時間は標準モードの場合も同等であることは勿論である。
次に、上記構成の作用について述べる。使用者が、お茶を注出したいときには、茶受け部5の受台5a上に湯呑みCを載置した上で、標準モード用スイッチ19あるいは間欠モード用スイッチ20をオン操作する。すると、制御部18は、そのスイッチ信号に基づいて前記給湯機構3(給湯弁11)を制御し、茶漉し13に対して所定量の湯を注いでお茶を注出する注出動作を実行する。また、上述のように、制御部18は、5回を1サイクルとする注出動作が行われるごとに、前記茶葉交換機構4を制御して茶漉し13の茶葉Tを交換する。
ここで、標準モード用スイッチ19のオン操作により、図2(a)に示すような標準モードが実行されると、同一の茶葉Tによる5回を1サイクルとする注出動作のうち1杯目の注出動作では、茶葉Tが十分に開ききらない状態で注出が終わってしまう事情があり、従来例で説明した図9(a)に示すように、得られるお茶が比較的薄くなる。また、1サイクルの終期(4杯目及び5杯目)に注出されたお茶についても、比較的薄いものとなり、1サイクル全体として1杯毎に得られるお茶の濃さひいては色や味が変化することになる。
一方、間欠モード用スイッチ20のオン操作により、図2(b)に示すような間欠モードが実行されると、茶葉交換のサイクルの1杯目の注出動作時においては、給湯機構3による給湯が複数回に分けて間欠的に行われるようになる。この複数回の給湯により、茶葉Tを蒸らし茶葉Tが開く時間が確保されるようになるので、標準モードの1杯目の注出動作の場合と比較して、注出されるお茶を濃くすることができるのである。また、同様に、1サイクルの4杯目及び5杯目の注出動作時においても、時間をかけて給湯が行われ、注出されるお茶を濃くすることができる。
これにより、間欠モードが実行されると、1サイクルの1,4,5杯目に注出されるお茶を、標準モードの場合に比べてより濃くすることができ、1杯毎に得られるお茶の濃さを均等化することができ、常に美味しいお茶を供給することができるのである。
ところで、上記した間欠モードにおいては、1回の注出動作の途中で給湯の休止時間が入ることになるので、標準モードに比べて1回の注出動作に要する時間が僅かではあるものの長くなることになる。これに対し、短時間に多量のお茶を欲しいときなどには、味を良くするよりも注出時間を短くすることの方を優先したい場合がある。このような場合には、使用者は標準モードを選ぶようにすれば、短時間に多量のお茶を注出することができるようになる。
この参考例1によれば、注出動作が所定の複数回行われる毎に茶葉Tを交換するものにあって、茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時及び終期の注出動作時に、給湯機構3による給湯を複数回に分けて間欠的に行う間欠モードの実行を可能とした。従って、従来のような1杯毎に得られるお茶の濃さが変化するものと異なり、1杯目及び4,5杯目に注出されるお茶をより濃くして杯毎に得られるお茶の濃さを均等化することができ、常に美味しいお茶を供給することができる。
しかも、給湯機構3の動作パターン(給湯弁11の通電パターン)を変更するだけ、つまり制御部18のソフトウエア構成によって間欠モードを実行することができるので、機械的構成の大幅な複雑化を招くこともなく、簡単な構成で済ませることができるものである。さらに、上記間欠モードの実行と、1回の注出動作における給湯機構3による給湯を連続的に行う標準モードの実行とを使用者が任意に選ぶことができるので、例えば通常時には間欠モードとしておき、短時間に多量のお茶を欲しいときには標準モードを選ぶというようにケースに応じた使い分けを行うことができ、より便利なものとなる。
また、シャワーヘッド12によって湯をシャワー状に注ぐようにしているから、次のような作用効果が得られる。すなわち、シャワー状注水において給湯を間欠的に行うと、給湯弁11の開放直後であってシャワーヘッド12内の水圧が未だ十分に上昇していないときには図5(B)に示すように湯は真っ直ぐに落ち、水圧上昇と共に同図(C)のように徐々に横に広がるようになり、そして(D)のように一杯に広がるようになる。そして、給湯弁11が閉じられると、逆に(D)から(C),(B)を経て(A)の停止状態に戻る。すなわち、シャワー状に落ちる湯は、給水開始から停止までの間に、その落ちる範囲を広げ、その後、狭めるようなる。
従って、茶漉し13内の茶葉Tには全体にむらなく湯が供給されることになり、茶葉Tの有効利用を図ることができる。
<参考例2>
図6は、参考例2に係る間欠モードにおける給湯弁11に対する通電パターンを示すものである。ここでは、やはり5回を1サイクルとする注出動作のうち、給湯機構3による給湯が、1杯目及び5杯目では、途中に2回の休止時間を置いて3回に分けて間欠的に行われ、2杯目及び4杯目では、途中に1回の休止時間を置いて2回に分けて間欠的に行われ、3杯目では連続的に行われるようになっている。
これによれば、図9(b)に示したような従来のものに適用することにより、サイクルの初期(1,2杯目)及び終期(4,5杯目)に注出されるお茶を濃くして、常に美味しいお茶を注出することができるものである。この場合、1杯目に給湯を3回に分けて行うことにより、より時間をかけて注出が行われるようになり、注出されるお茶をより濃くすることができるものである。
<実施形態>
次に、本発明の一実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。給茶機の機械的構成等は、上記参考例に示したと同様である。この実施形態では、同じく5回を1サイクルとする注出動作のうち、給湯機構3による給湯が、1杯目のみが間欠的に行われ、2杯目から最後の5杯目までは連続的に行われるようになっている。図7(A)は、注出するお茶の量が50cc又は60ccの場合における1杯目の通電パターンを示している。ここでは、給湯が途中に1回の休止時間を置いて2回に分けて行われ、1回目が30ccの給湯で、2回目が残りの給湯となっている。ここで給湯の休止時間tは、1回目の給湯に基づいて茶漉し13からお茶が注出されたのち、その注出が途切れる前に、次の注出が開始されるような時間(例えば1秒間)が設定されている。
作用は図8に示すようである。同図(A)の状態から1回目の給湯が開始されると、(B)、(C)のように湯の供給量が増えつつお茶の注出が行われる。1回目の給湯が停止されると、(D)のように湯の供給量が減ったのち、(E)のようにシャワーヘッド12からの湯の供給が完全に無くなるが、お茶は僅かながらも継続して注出されている。この間に1秒の休止時間が経過して、2回目の給湯が再開され、(F)、(G)のように湯が供給されて引き続きお茶が注出される。そののち2回目の給湯が停止されると、(H)、(I)の状態を経たのち、(J)のようにお茶の注出が停止する。
すなわち1回目の給湯が停止されたのち、お茶の注出が途切れる前に2回目の給湯が再開されるように休止時間tが設定されているので、お茶は所定量が注出されるまで茶漉し13から途切れることなく継続して注出されることになる。そのため、注出の途中で誤って湯呑みCを取り出してしまうことが防止できる。
また、図7(B)は、注出するお茶の量が70cc以上の場合における1杯目の通電パターンを示している。ここでは、給湯が途中に2回の休止時間を置いて3回に分けて行われ、1回目と2回目が30ccの給湯で、3回目が残りの給湯となっている。ここでも、給湯の休止時間tは、1回目と2回目の給湯に基づいて茶漉し13からお茶が注出されたのち、その注出が途切れる前に、次の注出が開始されるような時間(例えば1秒間)が設定されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態において、参考例1,2と同じように、複数回を1サイクルとする注出動作のうちで、終期の注出動作時においても、所定量の湯が複数回に分けて間欠的に給湯されるようにしてもよい。その際、所定量ずつ給湯される間の休止時間を、一の給湯に基づいて茶漉しからお茶が注出されたのち、その注出が途切れる前に、次の注出が開始されるような時間に設定しておくと、同様にお茶は所定量が注出されるまで茶漉しから途切れることなく継続して注出され、そのため注出の途中で誤って湯呑みを取り出してしまうことが防止される。
(2)給茶スイッチとは別に、間欠モードと標準モードとを切替えるための切替スイッチを設けておき、この切替スイッチが間欠モードであれば、給茶スイッチがオン操作されると間欠モードによる注出動作を実行するといった構成としても良い。
(3)給茶機がその運転時間を1週間ごとに設定できるウィークリタイマを採用している場合には、所定の注出回数ごとに茶葉を交換する制御に加えて、ウィークリタイマでオフとなったときに廃茶動作を行い、オンとなったときに給茶動作を行うようにしてもよい。
(4)また、自動茶葉交換が前扉が開放している状態で行われると不具合が出る場合があるので、前扉の開閉を検知するドアスイッチを設け、前扉が開放状態にある場合には、茶葉交換の動作をキャンセルできるようにしてもよい。
ドアスイッチの例としてはリードスイッチが挙げられるが、このリードスイッチを前扉に設けられたマグネットキャッチの吸着部分の近傍に配設することにより、マグネットキャッチをリードスイッチ用マグネットに兼用でき、構造の簡略化を図ることができる。
参考例1に係る給茶機の要部の構成の概略図 標準モード(a)及び間欠モード(b)における給湯弁に対する通電パターンを示す図 給茶機の縦断側面図 給茶機の前扉を開放した状態の正面図 茶葉への給湯の様子を示す概略的正面図 参考例2の間欠モードにおける給湯弁に対する通電パターンを示す図 本発明の一実施形態に係る通電パターン図 そのお茶の注出態様を示す図 従来例における注出動作の回数とお茶の濃さとの関係を示す図
符号の説明
1…給茶機 2…本体 3…給湯機構 4…茶葉交換機構 11…給湯弁 12…シャワーヘッド 13…茶漉し 20…間欠モード用スイッチ T…茶葉 C…湯呑み t…休止時間

Claims (2)

  1. 茶葉が供給されている茶漉しに対して1回の注出動作において所定量の湯を給湯して茶を注出する給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃棄して新たな茶葉を供給する茶葉交換機構とを備え、前記注出動作が所定の複数回行われることを1サイクルとして1サイクル毎に前記茶葉交換機構による茶葉の交換を行うようにした給茶機において、
    前記茶葉交換機構による茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時においては前記給湯機構による給湯を複数回に分けて間欠的に行う間欠モードの実行が可能とされ、
    かつ前記間欠モードにおける各給湯の間の休止時間が、前記茶漉しからの茶の注出が途切れない時間に設定されていることを特徴とする給茶機。
  2. 前記間欠モードにおいては、茶葉交換のサイクルの終期の注出動作時においても、所定量の湯が複数回に分けて間欠的に給湯されることを特徴とする請求項1記載の給茶機。
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