JP6975629B2 - みそ汁またはだし汁の定量供給装置 - Google Patents
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Description
そこで、みそ汁またはだし汁を必要に応じて必要な量を随時提供できるように、袋詰めされたペースト状のみそまたは濃縮だしの適量とタンクに貯留された湯の適量を混合部において混合して湯に溶解させたみそ汁またはだし汁を混合部から排出して器に注ぎ込む方式のみそ汁またはだし汁の定量供給装置が具体化されている。
みそ汁ディスペンサー(101)は本体部(102)とテーブル部(103)と正面カバー(104)からなり、本体部(102)の内部には、湯Aを貯留しておく湯タンク(105)とみそ汁ディスペンサー(101)を制御する制御装置(106)が設けられている。
本体部(102)の前面には、みそパック(107)を引っかけて装着するみそパックフック(108)とペースト状のみそBを押し出すためのチューブポンプ方式のみそ投入ポンプ(109)と湯Aとペースト状のみそBを混ぜ合わせるための混合部(110)が設けられている。
また、みそパック(107)から、シリコンチューブのみそ配管(111)が、みそ投入ポンプ(109)の内部を通り、混合部(110)のみそ投入ノズル(112)まで配設されている。
湯配管(114)の途中には湯Aの注出を開閉するための電磁式の弁(115)が設けられており、配管継ぎ手(117a)と配管継ぎ手(117b)を介して、混合部(110)の湯供給口(118)に脱着可能に配設されている。
湯供給口(118)は湯タンク(105)の底部よりも低い位置に配置されているので、弁(115)には、湯Aの水圧がかかっている。
また、湯タンク(105)の中には湯Aの温度を予め定められた温度に加熱して保温するためのヒーター(図示せず)と温度センサ(図示せず)が設けられている。
そして、混合部(110)において、ペースト状のみそBは湯Aと混合され、みそ汁となって排出口(119)から排出され、テーブル部(103)の上に置かれた器(120)に、所定量が注ぎこまれる。
弁を開閉させるための軸を回動させる第1部材と、第1部材に当接して第1部材の回動を規制する第2部材を設け、
カバーが閉じられている状態では、カバーが第2部材に当接することにより、
第2部材が第1部材から離れ、第1部材が弁が開く方向に回動することを可能とし、
カバーが開かれている状態では、カバーが第2部材から離れることにより、
第2部材が第1部材に当接し、第1部材が弁が開く方向に回動することを規制する
ことを特徴とする。
弁を開閉させるための軸を回動させる第1部材と、
第1部材に当接して第1部材の回動を規制する第2部材を設け、
カバーが閉じられている状態では、カバーが第2部材に当接することにより、
第2部材が第1部材から離れ、第1部材が弁が開く方向に回動することを可能とし、
カバーが開かれている状態では、カバーが第2部材から離れることにより、
第2部材が第1部材に当接し、第1部材が弁が開く方向に回動することを規制する
ことを特徴とするので、
弁が開かれている状態では必ずカバーは閉じられた状態であり、カバーが閉じられた状態でのみ弁を開くことが可能である。
また、メンテナンス担当者が間違って、カバーが開かれた状態で弁を開こうとした場合でも弁が開くことを防止できる。
メンテナンス担当者が間違って、弁が開かれた状態でカバーを開こうとした場合でも、カバーが開くことを防止できる。
図1を用いて本発明のみそ汁ディスペンサー(1)の構成を説明をする。
みそ汁ディスペンサー(1)は本体部(2)とテーブル部(3)と正面カバー(4)からなり、本体部(2)の内部には、湯Aを貯留しておく湯タンク(5)とみそ汁ディスペンサー(1)を制御する制御装置(6)が設けられている。
本体部(2)の前面には、みそパック(7)を引っかけて装着するみそパックフック(8)とペースト状のみそBを押し出すためのチューブポンプ方式のみそ投入ポンプ(9)と湯Aとペースト状のみそBを混ぜ合わせるための混合部(10)が設けられている。
また、みそパック(7)から、シリコンチューブのみそ配管(11)が、みそ投入ポンプ(9)の内部を通り、混合部(10)のみそ投入ノズル(12)まで配設されている。
そして、混合部(10)において、ペースト状のみそBは湯Aと混合され、みそ汁となって排出口(19)から排出され、テーブル部(3)の上に置かれた器(20)に、所定量が注ぎこまれる。
また、湯タンク(5)の湯Aを湯供給ポンプ(16)で汲み上げることにより、湯タンク(5)の湯Aの残量が多くて水圧が高い場合でも、少なくなって水圧が下がった場合でも、単位時間あたりの供給できる湯Aの量を一定にしたみそ汁ディスペンサー(1)を具現化したものである。
また、演算部(26)は、外付けされた水晶振動子(図示せず)をシステムクロックとして作動し、また、水晶振動子(図示せず)のクロックを分周して時間間隔が異なるクロックを発生するタイマー機能を有するものである。
本発明のみそ汁ディスペンサー(1)では、湯タンク(5)に貯留されている湯Aを混合部(10)へ供給する経路を開閉するために弁(15)を設けている。
弁(15)にはボールバルブ方式の弁を用いており、弁開閉つまみ(15b)を回すことによって、弁孔(15c)が経路に対して、水平あるいは垂直になることによって経路を開閉する。図5は弁孔(15c)が経路に対して垂直で経路は閉じられた状態を示している。
弁開閉機構は、第1部材(40)と第2部材(41)と第3部材(42)からなり、第3部材(42)は、みそ汁ディスペンサー(1)の筐体(32)にネジ(図示せず)により固定されている。
第2部材(41)は、第3部材(42)の第3部材丸穴(42c)にカラー(図示せず)とネジ(図示せず)により、第3部材丸穴(42c)を支点に回動可能に取り付けられており、第1部材(40)は弁(15)の弁開閉つまみ(15b)に弁開閉軸(15a) を支点に回動可能に取り付けられている。
図6(a)は正面カバー(4)が開かれた状態で、第1部材(40)の第1部材第1面(40a)は垂直に立った位置まで回動し、弁孔(15c)が経路に対して垂直になっており、弁(15)は閉じた状態である。
この状態では、第2部材(41)の第2部材第2面下部端(41d)が第1部材(40)の第1部材第1面上部端(40e)当接し、第1部材(40)が弁(15)が開く方向に回動することが規制されている。
図6(a)の状態では、経路は閉じられているので、メンテナンス担当者が継ぎ手(17a)あるいは継ぎ手(17b)を外した場合でも湯タンク(5)内部の湯Aがこぼれることはない。
また、メンテナンス担当者が注出スイッチ(13)を押した場合でも湯タンク(5)内部の湯Aがこぼれることはない。
正面カバー(4)が更に閉じられていくと、第2部材(41)は第3部材(42)の
第3部材第1面(42a)に当接する位置まで回動し、磁石(33a)と磁石(33b)の引力により、正面カバー(4)が完全に閉じられ、図7(a)に示す状態となる。(磁石(33a)と磁石(33b)は図3に示す)。
図7(a)に示す状態では、第2部材(41)には、自重により図7(a)の反時計回りに回動する力が働いているが、第2部材第3面(41c)の裏面が正面カバー端(4a)にひっかかって保持されている。
図7(a)の状態では、第1部材(40)に当接していた第2部材(41)が離れているので、第1部材(40)は図7(a)の矢印方向に回動可能となる。
この状態で、メンテナンス担当者が第1部材(40)の第1部材第2面(40b)を矢印方向に回すと、第1部材(40)は第1部材回動支点(40d)を中心に、弁孔(15c)が経路に対して水平となる位置まで回動し、弁(15)は開いた状態となる(図7(b)の状態となる)。ボールバルブ方式の弁(15)の構造により、弁(15)と第1部材(40)は90度回動した位置で止まり保持される。
また、この状態では、弁(15)は開かれているので、演算部(26)が湯供給ポンプ(16)を起動すると湯タンク(5)内部の湯Aは混合部(10)に供給される。
また、図7(a)の状態から、メンテナンス担当者が正面カバー(4)を開けていくと、第2部材(41)は自重により回動し、再び、図6(a)の状態になり、第2部材(41)の第2部材第2面下部端(41d)が第1部材(40)の第1部材第1面上部端(40e)当接し、第1部材(40)が弁(15)が開く方向に回動することが規制される。
図8(b)はメンテナンス担当者により、第1部材(40)を少しだけ回動させた状態であり、この時、図8(a)の点P1において、第2部材第2面(41b)が第1部材第1面突起(40f)に押されて力ベクトルB1が生じ、同時に、点P2において力ベクトルB2が生じる。この状態では、第1部材(40)と第2部材(41)は互いに押し合っており、第1部材(40)がこれ以上図8(b)の矢印方向に回動することが規制される。
また、正面カバー(4)が開じられている状態では、第1部材(40)により弁(15)が開かれ、第1部材(40)の第1部材第3面(40c)により、正面カバー(4)が開く方向に動くことが規制される。
処理STP1と処理STP2は動作モードを決定する処理であり、動作モードには混合モードと洗浄モードがあり、電源スイッチ(図示せず)がONされた直後では、演算部(26)はモード設定スイッチ(図示せず)により洗浄モードが指示された場合は洗浄モードを実行し、洗浄モードの指示がなされない場合はデフォルト動作として混合モードを実行する。混合モードにおいて注出スイッチ(13)が押されると演算部(26)は混合運転シーケンスを実行する。
この時、正面カバー(4)が閉じられて弁(15)が開かれている状態であるので、湯タンク(5)に貯留されている湯Aは湯供給ポンプ(16)により汲み上げられ、混合部(10)の湯供給口(18)から供給され、混合部(10)の内壁面に沿って渦巻き状の水流となりながら下方へ向かう。
そして、時間T2の間投入した後に、みそ投入ポンプ(9)を停止し、みそ投入ポンプ(9)の停止後、時間T4遅延後に湯供給ポンプ(16)を停止させて、混合部(10)の内部にペースト状みそBが残留しないようにし、混合運転シーケンスを終了する。
また、時間T1と時間T2と時間T3と時間T4は、記憶部(23)に記憶されている制御変数であり、メンテナンス担当者が表示操作部(24)から変更できる。
洗浄モードが指示されている状態で、注出スイッチ(13)が押されると、演算部(26)は図12に示す洗浄運転シーケンスを実行し、湯供給ポンプ(16)だけを起動して洗浄を開始し、予め定められ記憶部(23)に記憶されている時間T5の間だけ湯供給ポンプ(16)を起動させ、時間T6の間は停止させるという間欠運転パターンを繰り返し、湯タンク(5)に貯留されている湯Aを混合部(10)に供給し、排出口(19)から器(20)へ注出し、湯タンク(5)に貯留されている湯Aを用いて混合部(10)の内部を洗浄する。
また、時間T5と時間T6と時間T7は、記憶部(23)に記憶されている制御変数であり、メンテナンス担当者が表示操作部(24)から変更できる。
2 本体部
3 テーブル部
4 正面カバー
4a 正面カバー端
5 湯タンク
6 制御装置
7 みそパック
8 みそパックフック
9 みそ投入ポンプ
10 混合部
11 みそ配管
12 みそ投入ノズル
13 注出スイッチ
14 湯配管
15 弁
15a 弁開閉軸芯
15b 弁開閉つまみ
15c 弁孔
16 湯供給ポンプ
17a 継ぎ手
17b 継ぎ手
18 湯供給口
19 排出口
20 器
21 下限フロートスイッチ
22 入出力制御部
23 記憶部
24 表示操作部
25 温度制御部
26 演算部
27 動作モード指示信号
28 注出スイッチ信号
29 湯供給ポンプ起動信号
30 みそ投入ポンプ起動信号
31 下限フロートスイッチ信号
32 筐体
33a 磁石
33b 磁石
40 第1部材
40a第1部材第1面
40b第1部材第2面
40c第1部材第3面
40d第1部材回動支点
40e第1部材第1面上部端
40f第1部材第1面突起
41 第2部材
41a第2部材第1面
41b第2部材第2面
41c第2部材第3面
41d第2部材第2面下部端
41e第2部材第3面端
41f第2部材丸穴
41g第2部材回動支点
42 第3部材
42a第3部材第1面
42b第3部材第2面
42c第3部材丸穴
101 みそ汁ディスペンサー
102 本体部
103 テーブル部
104 正面カバー
105 湯タンク
106 制御装置
107 みそパック
108 みそパックフック
109 みそ投入ポンプ
110 混合部
111 みそ配管
112 みそ投入ノズル
113 注出スイッチ
114 湯配管
115 弁
116 湯供給ポンプ
117a 継ぎ手
117b 継ぎ手
118 湯供給口
119 排出口
120 器
121 下限フロートスイッチ
A 湯
B ペースト状みそ
Claims (2)
- ペースト状のみそと混合する湯を貯留する湯タンクと、ペースト状のみそと湯を混合させる混合部と、前記混合部にペースト状のみそを投入するみそ投入ポンプと、前記湯タンクの湯を前記混合部へ供給する経路を開閉する弁と、前記混合部を覆うカバーを有し、
前記混合部においてペースト状のみそと湯を混合させてから器に注ぎ込む方式のみそ汁またはだし汁の定量供給装置であって、
前記弁を開閉させるための軸を回動させる第1部材と、前記第1部材に当接して前記第1部材の回動を規制する第2部材を設け、
前記カバーが閉じられている状態では、前記カバーが前記第2部材に当接することにより、前記第2部材が前記第1部材から離れ、前記第1部材が前記弁が開く方向に回動することを可能とし、
前記カバーが開かれている状態では、前記カバーが前記第2部材から離れることにより、
前記第2部材が前記第1部材に当接し、前記第1部材が前記弁が開く方向に回動することを規制することを特徴とするみそ汁またはだし汁の定量供給装置。 - 前記第1部材が、前記第1部材が前記弁が開かれている位置に回動している場合に、前記カバーが開かれることを規制することを特徴とする前記請求項1記載のみそ汁またはだし汁の定量供給装置。
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