JP3530386B2 - 給茶機 - Google Patents

給茶機

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JP3530386B2
JP3530386B2 JP17765798A JP17765798A JP3530386B2 JP 3530386 B2 JP3530386 B2 JP 3530386B2 JP 17765798 A JP17765798 A JP 17765798A JP 17765798 A JP17765798 A JP 17765798A JP 3530386 B2 JP3530386 B2 JP 3530386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶葉が供給されて
いる茶漉しに対して給湯機構により湯を給湯して茶を注
出する給茶機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の給茶機として
は、本体に、湯を溜めるタンク、このタンクの湯の出口
部を開閉する給湯弁、前記出口部の下方に配置される茶
漉し、この茶漉しの下方に位置する注出口を有し、注出
口の下方に湯呑み(コップ)を置いた上で、本体前面の
給茶スイッチをオン操作することにより、前記給湯弁が
一定時間開放して所定量の湯を茶漉し部分に給湯してお
茶(緑茶,紅茶,ウーロン茶等)を注出するようになっ
ていた。また、本体には、前記茶漉しの茶葉を廃棄して
新たな一定量の茶葉を供給する茶葉交換機構が設けら
れ、所定回数例えば5回の注出動作が行われる毎に、茶
葉が新たなものに交換されるようになっていた。
【0003】しかしながら、かかる従来の給茶機では、
同一の茶葉による5回を1サイクルとする注出動作のう
ち1杯目の注出動作では、茶葉が十分に開ききらない状
態で注出が終わってしまうので、得られるお茶が比較的
薄くなり、十分に美味しいものとはならなかった。ま
た、1杯毎に得られるお茶の濃さひいては色や味が変化
していた。 図9(a),(b)は、本発明者等が、1
サイクルのうち注出動作が何回目であるかと、その際に
注出されるお茶の濃さとの関係を、2種類の茶葉につい
て調べたものであり、いずれの場合も、1回目(1杯
目)に注出されたお茶が比較的薄いものとなり、2杯目
(a)あるいは3杯目(b)に注出されたお茶が最も濃
いものとなっていた。尚、1サイクルの終期(4杯目及
び5杯目)に注出されたお茶についても、比較的薄いも
のとなっていた。
【0004】そこで、そのような不具合に対処するため
に、次の2つの方策が考えられていた。即ち、まず、第
1の方策として、茶漉しに新たに茶葉が供給されたとき
に、その茶葉を湯の中に一定時間浸し、いわゆる「むら
し」を行った上で、正規の注出動作を行おうとするもの
である。ところが、この方法では、むらしのための時間
が必要で注出に要する時間が長くなると共に、むらしを
行うための構成を付加する必要があって構造が複雑とな
っていた。また、1杯目のお茶の味の向上は期待できる
ものの、一杯毎にお茶の濃さが変化する不都合は解消さ
れるものではなかった。
【0005】第2の方策としては、新たな茶葉にて1杯
目の注出動作を行った後、少量の茶葉の追加を行って2
杯目の注出動作を行い、さらに少量の茶葉の追加を行っ
て3杯目の注出動作を行うといったように、少量ずつ茶
葉の追加をしていくものである。ところが、これでは1
杯目に注出されたお茶が薄いという欠点は解消されず、
また、茶葉を追加するために時間を要し、さらには、茶
葉を追加するため構成も複雑となっていた。そして、5
杯目に追加された茶葉は1回の注出に供された後すぐに
廃棄されてしまうというように、茶葉を無駄に使用する
ことになって経済性にも劣っていた。 本発明は上記事
情に鑑みてなされたもので、その目的は、注出動作が所
定の複数回行われる毎に茶葉を交換するようにしたもの
にあって、簡単な構成で美味しいお茶を注出することを
可能とした給茶機を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、茶葉
が供給されている茶漉しに対して1回の注出動作におい
て所定量の湯を給湯して茶を注出する給湯機構と、前記
茶漉しの茶葉を廃棄して新たな茶葉を供給する茶葉交換
機構とを備え、前記注出動作が所定の複数回行われるこ
とを1サイクルとして1サイクル毎に前記茶葉交換機構
による茶葉の交換を行うようにした給茶機において、前
記茶葉交換機構による茶葉交換のサイクルの初期の注出
動作時においては前記給湯機構による給湯を複数回に分
けて間欠的に行う間欠モードの実行が可能とされ、かつ
1回の注出動作における前記給湯機構による給湯を連続
的に行う標準モードの実行と、前記間欠モードの実行と
を選択するための選択操作手段を具備する構成としたと
ころに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、茶葉が供給されている
茶漉しに対して1回の注出動作において所定量の湯を給
湯して茶を注出する給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃
棄して新たな茶葉を供給する茶葉交換機構とを備え、前
記注出動作が所定の複数回行われることを1サイクルと
して1サイクル毎に前記茶葉交換機構による茶葉の交換
を行うようにした給茶機において、前記茶葉交換機構に
よる茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時においては
前記給湯機構による給湯を複数回に分けて間欠的に行う
間欠モードの実行が可能とされ、かつ注出動作の実行頻
度に基づいて短時間に多量の茶を必要とする繁忙状態か
どうかを判断する判断手段と、この判断手段が繁忙状態
であると判断したときに前記間欠モードの実行から1回
の注出動作における前記給湯機構による給湯を連続的に
行う標準モードの実行に切替える切替手段とを具備する
構成としたところに特徴を有する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記間欠モードにおける各給
湯の間の休止時間が、前記茶漉しからの茶の注出が途切
れない時間に設定されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載のものにおいて、前記間欠モードにおいては、茶
葉交換のサイクルの終期の注出動作時においても、所定
量の湯が複数回に分けて間欠的に給湯されるところに特
徴を有する。
【0009】請求項5の発明は、茶葉が供給されている
茶漉しに対して1回の注出動作において所定量の湯を給
湯して茶を注出する給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃
棄して新たな茶葉を供給する茶葉交換機構とを備え、前
記注出動作が所定の複数回行われることを1サイクルと
して1サイクル毎に前記茶葉交換機構による茶葉の交換
を行うようにした給茶機において、前記茶葉交換機構に
よる茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時においては
前記給湯機構による給湯を複数回に分けて間欠的に行う
間欠モードの実行が可能とされ、かつ茶の注出温度を設
定する茶温度設定手段を備え、この注出温度が所定温度
以下の場合は、すべての注出動作時において前記間欠モ
ードが実行される構成としたところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明> 間欠モードが実行されると、茶葉交換のサイクルの初期
の注出動作時において給湯機構による給湯が複数回に分
けて間欠的に行われるようになる。この複数回の給湯に
より、茶葉を蒸らし茶葉が開く時間が確保されることに
なるので、初期の注出動作により注出されるお茶を濃く
することができる。この場合、給湯機構の動作のパター
ンを変更するだけで間欠モードの実行を可能とすること
ができ、構成が複雑化することもない。 ここで、上記
した間欠モードにおいては、1回の注出動作で連続的に
給湯を行う場合に比べて注出動作に要する時間が長くな
ることになる。そこで、1回の注出動作における給湯機
構による給湯を連続的に行う標準モードの実行と、間欠
モードの実行とを選択するための選択操作手段を設けた
から、例えば通常時には間欠モードとしておき、短時間
に多量のお茶を欲しいときなどには標準モードを選ぶ
等、間欠モードと標準モードとを任意に選ぶことができ
るようになる。
【0011】<請求項2の発明> 短時間に多量の茶を必要とする繁忙状態では、自動的に
間欠モードから標準モードに切替えられるようになる。
<請求項3の発明> 間欠モードでお茶が注出される場合、茶漉しからのお茶
の注出が途切れる可能性があり、注出の途中であるにも
拘わらず注出が終了したと勘違いして湯呑み等を取り出
してしまうおそれがある。その点、間欠モードにおける
各給湯の間の休止時間が、茶漉しからの茶の注出が途切
れない時間に設定されているから、注出の途中で誤って
湯呑み等を取り出すといったことが未然に防がれる。 <請求項4の発明> 茶葉交換のサイクルの終期の注出動作時においても注出
されるお茶を濃くすることができる。
【0012】<請求項5の発明> 例えば、幼児や老人を主に利用対象とした給茶機の場合
は、低温のお茶を注出することが好ましい場合がある。
その際は、低温の湯が供給されるのであるから薄いお茶
となりやすい。その点この発明では、茶の注出温度を設
定する茶温度設定手段を備え、この注出温度が所定温度
以下の場合は、すべての注出動作時において間欠モード
が実行されるから、低温の湯が供給されたとしても、濃
くて美味しいお茶を注出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態> 本発明の第1実施形態を、図1ないし図5並びに図9を
参照しながら説明する。図3及び図4は、本実施形態に
係る給茶機1の全体構成を示している。尚、給茶機1の
機械的構成については、本出願人の先の出願に係る、例
えば特開平6−38883号公報等により公知となって
いるため、機構部分については比較的簡単に述べること
とする。
【0014】この給茶機1は、縦長のほぼ矩形箱状をな
す本体2内に、後述する給湯機構3や茶葉交換機構4な
どを備えて構成されている。また、本体2の前面下部中
央部分には、湯呑みC(図1参照)や紙コップ等が載置
される受台5aを有する茶受け部5が前面側に開放する
凹状に設けられている。そして、図3に示すように、こ
の茶受け部5の上部には、受皿6が配設され、この受皿
6にはお茶が注ぎ出される注出口6aが設けられてい
る。さらに、本体2の前面部(茶受け部5の上部)に
は、前扉2aが開閉可能に設けられ、この前扉2aの前
面には、後述する給茶スイッチを有する操作パネル(図
示せず)が設けられている。
【0015】前記給湯機構3は、図1にも一部示すよう
に、本体2内の上部に設けられた湯を溜める貯湯タンク
7、この貯湯タンク7内の湯(水)を加熱するヒータ
8、湯の温度を検知する湯温センサ(図示せず)、フロ
ート式の湯水位センサ9等を備えている。そして、前記
貯湯タンク7の前面側下部中央部から下方に延びるよう
にして湯を流下させる出口管10が設けられていると共
に、その出口管10の途中部には、電磁開閉弁からなる
給湯弁11が設けられている。また、前記出口管10の
先端部は、前記茶受皿6(注出口6a)の上方に配置さ
れており、その先端部に湯をシャワー状に注ぐためのシ
ャワーヘッド12が取付けられている。そして、前記出
口管10の先端部(シャワーヘッド12)と茶受皿6と
の間には、茶漉し13が配置(後述する注出位置)され
るようになっている。この茶漉し13は、金属製の網か
ら半球状に構成され、後述する茶葉交換機構4により、
内部に茶葉T(図1参照)が供給され交換されるように
なっている。
【0016】これにて、図1に示すように、前記茶漉し
13に茶葉Tが供給されている状態で給湯弁11が開放
されることにより、湯が注出位置の茶漉し13に向けて
シャワー状に注がれてお茶が注出され、そのお茶が受皿
6に受けられながら注出口6aから下方に流下し、茶受
け部5の受台5a上に載置された湯呑みCなどに注がれ
る注出動作が行われるのである。このとき、茶漉し13
に対する湯の供給量は、給湯弁11の開放時間により制
御され、1回の注出動作により所定量(この場合湯呑み
Cの1杯分)の湯が給湯されるようになっている。
【0017】一方、前記茶葉交換機構4は、図4に示す
ように、モータを駆動源として前記茶漉し13を移動さ
せる茶漉し移動機構14、前記茶受け部5の左側に設け
られ使用済みの茶葉Tが廃棄される排茶タンク15、茶
受け部5の右側上部に設けられ新たな茶葉Tを供給する
茶葉定量補給部16等から構成される。 前記茶漉し移
動機構14は、茶漉し13を、図4に示す注出位置(出
口管10の真下の位置)とその左方の前記排茶タンク1
5の上部の排茶位置との間を自在に移動させると共に、
前記注出位置とその右方の前記茶葉定量補給部16の下
部の供給位置との間を自在に移動させるように構成され
ている。このとき、茶漉し13を注出位置と排茶位置と
の間を移動させる際には、矢印Aで示すように、茶漉し
13を180度旋回させながら上下反転させるようにな
っており、また、茶漉し13を注出位置と供給位置との
間を移動させる際には、茶漉し13の上向きの状態を保
ったまま矢印B方向に平行に移動させるようになってい
る。
【0018】そして、前記茶葉定量補給部16は、詳し
く図示はしないが、乾燥した茶葉Tを収容するホッパー
17の下部の出口部に、モータにより回転駆動される円
筒状の回転体を有して構成され、回転体の外周に設けら
れた切欠部が上向きの状態でホッパー17内の茶葉Tが
その切欠部に所定量だけ供給され、その状態から回転体
が180度回転することにより、切欠部内の茶葉Tが下
方(供給位置の茶漉し13内)に落下するようになって
いる。
【0019】これにて、茶漉し移動機構14により茶漉
し13が供給位置に移動された状態で、茶葉定量補給部
16により茶漉し13に対して所定量(本実施例ではお
茶5杯分に対応する量)の茶葉Tが供給され、その後、
茶漉し移動機構14により茶漉し13は注出位置に移動
されるようになっている。そして、上述のようにお茶の
注出動作が行われた後、茶漉し移動機構14により茶漉
し13が排茶位置に移動されて茶漉し13の茶葉Tが排
茶タンク15に廃棄され、再び茶葉Tの供給が行われる
ようになっている。
【0020】さて、上記した各機構は、マイコンを主体
とする制御部18(図1にのみ図示)により制御される
ようになっている。この制御部18は、前記操作パネル
の給茶スイッチがオン操作されると、前記給湯弁11を
開放させて茶漉し13部分に給湯して1杯分のお茶を注
出させるようになっている。そして、この注出動作が所
定の複数回本実施例では5回行われることを1サイクル
とし、1サイクル毎に前記茶葉交換機構4による茶漉し
13の茶葉Tの交換動作を実行させるようになってい
る。
【0021】このとき、本実施形態では、図1に示すよ
うに、前記給茶スイッチとして、選択操作手段として機
能する標準モード用スイッチ19及び間欠モード用スイ
ッチ20が設けられている。制御部18は、そのソフト
ウエア構成により、前記標準モード用スイッチ19がオ
ン操作されると、標準モードでの注出動作を実行するよ
うになっている。この標準モードは、図2(a)に示す
ように、1回の注出動作において、給湯を連続的に行う
つまり前記給湯弁11を所定時間連続的にオン(開放)
させるものである。
【0022】これに対し、前記間欠モード用スイッチ2
0がオン操作されると、制御部18は、間欠モードでの
注出動作を実行するようになっている。この間欠モード
は、図2(b)に示すように、前記茶葉交換の1サイク
ル(5回の注出動作)のうち、初期この場合1杯目の注
出動作時に、前記給湯弁11のオン,オフを行うことに
より、給湯機構3による給湯を途中に休止時間を置いて
2回に分けて間欠的に行うものである。
【0023】また、本実施形態では、前記茶葉交換の1
サイクルのうち終期である4杯目及び5杯目において
も、同様に給湯機構3による給湯を2回に分けて間欠的
に行う。2杯目及び3杯目の給湯動作時には、連続給湯
が行われる。尚、1回の注出動作における給湯量は常に
同一であるため、間欠モードの各回において給湯弁11
がオンしている時間は常に一定であり、またその時間は
標準モードの場合も同等であることは勿論である。
【0024】次に、上記構成の作用について述べる。使
用者が、お茶を注出したいときには、茶受け部5の受台
5a上に湯呑みCを載置した上で、標準モード用スイッ
チ19あるいは間欠モード用スイッチ20をオン操作す
る。すると、制御部18は、そのスイッチ信号に基づい
て前記給湯機構3(給湯弁11)を制御し、茶漉し13
に対して所定量の湯を注いでお茶を注出する注出動作を
実行する。また、上述のように、制御部18は、5回を
1サイクルとする注出動作が行われるごとに、前記茶葉
交換機構4を制御して茶漉し13の茶葉Tを交換する。
【0025】ここで、標準モード用スイッチ19のオン
操作により、図2(a)に示すような標準モードが実行
されると、同一の茶葉Tによる5回を1サイクルとする
注出動作のうち1杯目の注出動作では、茶葉Tが十分に
開ききらない状態で注出が終わってしまう事情があり、
従来例で説明した図9(a)に示すように、得られるお
茶が比較的薄くなる。また、1サイクルの終期(4杯目
及び5杯目)に注出されたお茶についても、比較的薄い
ものとなり、1サイクル全体として1杯毎に得られるお
茶の濃さひいては色や味が変化することになる。
【0026】一方、間欠モード用スイッチ20のオン操
作により、図2(b)に示すような間欠モードが実行さ
れると、茶葉交換のサイクルの1杯目の注出動作時にお
いては、給湯機構3による給湯が複数回に分けて間欠的
に行われるようになる。この複数回の給湯により、茶葉
Tを蒸らし茶葉Tが開く時間が確保されるようになるの
で、標準モードの1杯目の注出動作の場合と比較して、
注出されるお茶を濃くすることができるのである。ま
た、同様に、1サイクルの4杯目及び5杯目の注出動作
時においても、時間をかけて給湯が行われ、注出される
お茶を濃くすることができる。 これにより、間欠モー
ドが実行されると、1サイクルの1,4,5杯目に注出
されるお茶を、標準モードの場合に比べてより濃くする
ことができ、1杯毎に得られるお茶の濃さを均等化する
ことができ、常に美味しいお茶を供給することができる
のである。
【0027】ところで、上記した間欠モードにおいて
は、1回の注出動作の途中で給湯の休止時間が入ること
になるので、標準モードに比べて1回の注出動作に要す
る時間が僅かではあるものの長くなることになる。これ
に対し、短時間に多量のお茶を欲しいときなどには、味
を良くするよりも注出時間を短くすることの方を優先し
たい場合がある。このような場合には、使用者は標準モ
ードを選ぶようにすれば、短時間に多量のお茶を注出す
ることができるようになる。
【0028】このように本実施形態によれば、注出動作
が所定の複数回行われる毎に茶葉Tを交換するものにあ
って、茶葉交換のサイクルの初期の注出動作時及び終期
の注出動作時に、給湯機構3による給湯を複数回に分け
て間欠的に行う間欠モードの実行を可能とした。従っ
て、従来のような1杯毎に得られるお茶の濃さが変化す
るものと異なり、1杯目及び4,5杯目に注出されるお
茶をより濃くして杯毎に得られるお茶の濃さを均等化す
ることができ、常に美味しいお茶を供給することができ
るという優れた効果を奏するものである。
【0029】しかも、給湯機構3の動作パターン(給湯
弁11の通電パターン)を変更するだけ、つまり制御部
18のソフトウエア構成によって間欠モードを実行する
ことができるので、機械的構成の大幅な複雑化を招くこ
ともなく、簡単な構成で済ませることができるものであ
る。さらに、特に本実施形態では、上記間欠モードの実
行と、1回の注出動作における給湯機構3による給湯を
連続的に行う標準モードの実行とを使用者が任意に選ぶ
ことができるので、例えば通常時には間欠モードとして
おき、短時間に多量のお茶を欲しいときには標準モード
を選ぶというようにケースに応じた使い分けを行うこと
ができ、より便利なものとなる。
【0030】また、特に本実施形態では、シャワーヘッ
ド12によって湯をシャワー状に注ぐようにしているか
ら、次のような作用効果が得られる。すなわち、シャワ
ー状注水において給湯を間欠的に行うと、給湯弁11の
開放直後であってシャワーヘッド12内の水圧が未だ十
分に上昇していないときには図5(B)に示すように湯
は真っ直ぐに落ち、水圧上昇と共に同図(C)のように
徐々に横に広がるようになり、そして(D)のように一
杯に広がるようになる。そして、給湯弁11が閉じられ
ると、逆に(D)から(C),(B)を経て(A)の停
止状態に戻る。すなわち、シャワー状に落ちる湯は、給
水開始から停止までの間に、その落ちる範囲を広げ、そ
の後、狭めるようなる。 従って、茶漉し13内の茶葉
Tには全体にむらなく湯が供給されることになり、茶葉
Tの有効利用を図ることができる。
【0031】<第2実施形態> 図6は、本発明の第2実施形態に係る間欠モードにおけ
る給湯弁11に対する通電パターンを示すものである。
ここでは、やはり5回を1サイクルとする注出動作のう
ち、給湯機構3による給湯が、1杯目及び5杯目では、
途中に2回の休止時間を置いて3回に分けて間欠的に行
われ、2杯目及び4杯目では、途中に1回の休止時間を
置いて2回に分けて間欠的に行われ、3杯目では連続的
に行われるようになっている。
【0032】これによれば、図9(b)に示したような
従来のものに適用することにより、サイクルの初期
(1,2杯目)及び終期(4,5杯目)に注出されるお
茶を濃くして、常に美味しいお茶を注出することができ
るものである。この場合、1杯目に給湯を3回に分けて
行うことにより、より時間をかけて注出が行われるよう
になり、注出されるお茶をより濃くすることができるも
のである。
【0033】<第3実施形態> 図7及び図8は本発明の第3実施形態を示す。この第3
実施形態では、同じく5回を1サイクルとする注出動作
のうち、給湯機構3による給湯が、1杯目のみが間欠的
に行われ、2杯目から最後の5杯目までは連続的に行わ
れるようになっている。図7(A)は、注出するお茶の
量が50cc又は60ccの場合における1杯目の通電パタ
ーンを示している。ここでは、給湯が途中に1回の休止
時間を置いて2回に分けて行われ、1回目が30ccの給
湯で、2回目が残りの給湯となっている。ここで給湯の
休止時間tは、1回目の給湯に基づいて茶漉し13から
お茶が注出されたのち、その注出が途切れる前に、次の
注出が開始されるような時間(例えば1秒間)が設定さ
れている。
【0034】作用は図8に示すようである。同図(A)
の状態から1回目の給湯が開始されると、(B)、
(C)のように湯の供給量が増えつつお茶の注出が行わ
れる。1回目の給湯が停止されると、(D)のように湯
の供給量が減ったのち、(E)のようにシャワーヘッド
12からの湯の供給が完全に無くなるが、お茶は僅かな
がらも継続して注出されている。この間に1秒の休止時
間が経過して、2回目の給湯が再開され、(F)、
(G)のように湯が供給されて引き続きお茶が注出され
る。そののち2回目の給湯が停止されると、(H)、
(I)の状態を経たのち、(J)のようにお茶の注出が
停止する。 すなわち1回目の給湯が停止されたのち、
お茶の注出が途切れる前に2回目の給湯が再開されるよ
うに休止時間tが設定されているので、お茶は所定量が
注出されるまで茶漉し13から途切れることなく継続し
て注出されることになる。そのため、注出の途中で誤っ
て湯呑みCを取り出してしまうことが防止できる。
【0035】また、図7(B)は、注出するお茶の量が
70cc以上の場合における1杯目の通電パターンを示し
ている。ここでは、給湯が途中に2回の休止時間を置い
て3回に分けて行われ、1回目と2回目が30ccの給湯
で、3回目が残りの給湯となっている。ここでも、給湯
の休止時間tは、1回目と2回目の給湯に基づいて茶漉
し13からお茶が注出されたのち、その注出が途切れる
前に、次の注出が開始されるような時間(例えば1秒
間)が設定されている。
【0036】<他の実施形態> 本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に
限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も
本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することがで
きる。 (1)例えば、通常時には間欠モードを実行しながら、
注出動作の実行頻度(例えば給茶スイッチが所定時間内
に連続的に多数回オン操作されたか)に基づいて短時間
に多量の茶を必要とする繁忙状態かどうかを判断し、繁
忙状態であると判断したときに間欠モードの実行から標
準モードの実行に自動的に切替えるように構成すること
もできる。 これによれば、短時間に多量の茶を必要と
する繁忙状態では、自動的に間欠モードから標準モード
に切替えられるようになるので、より便利となる。
【0037】(2)給茶スイッチとは別に、間欠モード
と標準モードとを切替えるための切替スイッチを設けて
おき、この切替スイッチが間欠モードであれば、給茶ス
イッチがオン操作されると間欠モードによる注出動作を
実行するといった構成としても良い。
【0038】(3)また例えば、幼児や老人を主に利用
対象とした給茶機の場合は、低温のお茶を注出するのが
好ましい場合がある。その際は、低温の湯が供給される
のであるから薄いお茶となりやすい。そこで、茶の注出
温度を設定する茶温度設定手段を備え、この注出温度が
所定温度以下の場合は、すべての注出動作時において間
欠モードが実行される構成としても良い。 これによれ
ば、低温の湯が供給されたとしても、濃くて美味しいお
茶を注出することができる。
【0039】(4)給茶機がその運転時間を1週間ごと
に設定できるウィークリタイマを採用している場合に
は、所定の注出回数ごとに茶葉を交換する制御に加え
て、ウィークリタイマでオフとなったときに廃茶動作を
行い、オンとなったときに給茶動作を行うようにしても
よい。
【0040】(5)また、自動茶葉交換が前扉が開放し
ている状態で行われると不具合が出る場合があるので、
前扉の開閉を検知するドアスイッチを設け、前扉が開放
状態にある場合には、茶葉交換の動作をキャンセルでき
るようにしてもよい。 ドアスイッチの例としてはリー
ドスイッチが挙げられるが、このリードスイッチを前扉
に設けられたマグネットキャッチの吸着部分の近傍に配
設することにより、マグネットキャッチをリードスイッ
チ用マグネットに兼用でき、構造の簡略化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る給茶機の要部の
構成の概略図
【図2】 標準モード(a)及び間欠モード(b)にお
ける給湯弁に対する通電パターンを示す図
【図3】 給茶機の縦断側面図
【図4】 給茶機の前扉を開放した状態の正面図
【図5】 茶葉への給湯の様子を示す概略的正面図
【図6】 本発明の第2実施形態の間欠モードにおける
給湯弁に対する通電パターンを示す図
【図7】 第3実施形態に係る通電パターン図
【図8】 そのお茶の注出態様を示す図
【図9】 従来例における注出動作の回数とお茶の濃さ
との関係を示す図
【符号の説明】
1…給茶機 2…本体 3…給湯機構 4…茶葉交換機
構 11…給湯弁 13…茶漉し 18…制御部 19
…標準モード用スイッチ 20…間欠モード用スイッチ
T…茶葉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広沢 優 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザ キ電機株式会社内 (72)発明者 島 剛史 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザ キ電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−128017(JP,A) 特開 平2−283337(JP,A) 特開 昭55−42615(JP,A) 特開 平7−213428(JP,A) 実開 昭56−111924(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 31/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉が供給されている茶漉しに対して1
    回の注出動作において所定量の湯を給湯して茶を注出す
    る給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃棄して新たな茶葉
    を供給する茶葉交換機構とを備え、前記注出動作が所定
    の複数回行われることを1サイクルとして1サイクル毎
    に前記茶葉交換機構による茶葉の交換を行うようにした
    給茶機において、 前記茶葉交換機構による茶葉交換のサイクルの初期の注
    出動作時においては前記給湯機構による給湯を複数回に
    分けて間欠的に行う間欠モードの実行が可能とされ、 かつ1回の注出動作における前記給湯機構による給湯を
    連続的に行う標準モードの実行と、前記間欠モードの実
    行とを選択するための選択操作手段を具備することを特
    徴とする給茶機。
  2. 【請求項2】 茶葉が供給されている茶漉しに対して1
    回の注出動作において所定量の湯を給湯して茶を注出す
    る給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃棄して新たな茶葉
    を供給する茶葉交換機構とを備え、前記注出動作が所定
    の複数回行われることを1サイクルとして1サイクル毎
    に前記茶葉交換機構による茶葉の交換を行うようにした
    給茶機において、 前記茶葉交換機構による茶葉交換のサイクルの初期の注
    出動作時においては前記給湯機構による給湯を複数回に
    分けて間欠的に行う間欠モードの実行が可能とされ、 かつ注出動作の実行頻度に基づいて短時間に多量の茶を
    必要とする繁忙状態かどうかを判断する判断手段と、こ
    の判断手段が繁忙状態であると判断したときに前記間欠
    モードの実行から1回の注出動作における前記給湯機構
    による給湯を連続的に行う標準モードの実行に切替える
    切替手段とを具備することを特徴とする給茶機。
  3. 【請求項3】 前記間欠モードにおける各給湯の間の休
    止時間が、前記茶漉しからの茶の注出が途切れない時間
    に設定されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の給茶機。
  4. 【請求項4】 前記間欠モードにおいては、茶葉交換の
    サイクルの終期の注出動作時においても、所定量の湯が
    複数回に分けて間欠的に給湯されることを特徴とする
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の給茶機。
  5. 【請求項5】 茶葉が供給されている茶漉しに対して1
    回の注出動作において所定量の湯を給湯して茶を注出す
    る給湯機構と、前記茶漉しの茶葉を廃棄して新たな茶葉
    を供給する茶葉交換機構とを備え、前記注出動作が所定
    の複数回行われることを1サイクルとして1サイクル毎
    に前記茶葉交換機構による茶葉の交換を行うようにした
    給茶機において、 前記茶葉交換機構による茶葉交換のサイクルの初期の注
    出動作時においては前記給湯機構による給湯を複数回に
    分けて間欠的に行う間欠モードの実行が可能とされ、 かつ茶の注出温度を設定する茶温度設定手段を備え、こ
    の注出温度が所定温度以下の場合は、すべての注出動作
    時において前記間欠モードが実行されることを特徴とす
    る給茶機。
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