JP3662520B2 - 車両用フロアマット並びに車両用フロアマット留め具 - Google Patents

車両用フロアマット並びに車両用フロアマット留め具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の座席部(運転席シート)足元の敷設面(車体フロア)に敷設するカーペット状あるいは樹脂表面状等のフロアマット、並びにこのフロアマットに設けた係止孔(留め金を設けたいわゆるはとめ)を利用してこのマットを係止するための係止ピンを備えたフロアマット留め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
係止ピンを立設した留め具を、例えば車体側のクロスメンバーを利用してビス止め固定し、車体フロア面上に立設固定されることとなるこの係止ピンにフロアマットに設けた係止孔を被嵌係止してマットを座席の足元に敷設しているが、通常この係止ピンは一本であるため、マット付設時の回転方向に対する位置決めが確実に行えない。
【0003】
マットの係止孔に係止ピンを挿入することでマットの前後方向の敷設位置は決まるが、係止ピンが一本では敷設時にマットの左右方向の向きが正しい向きに決まらない。
【0004】
一方この敷設時の位置決めを設定通りにするために、マット幅一杯に二カ所係止孔を設け、これに対応する適切な位置に係止ピンを立設配設することも考えられるが、マットの洗浄や経年変化、加工交差で孔位置が変化するため、係止ピン位置がある程度動く構造を採用する必要があり、そのため正確なマットの取付は期待できず、結局一本の係止ピンの方が望ましいとされていた。
【0005】
また、二本の係止ピンとした場合、アクセルペダルを踏む右足は殆どフロア前方のアクセルペダルに接しているので、係止ピンが後方にあれば係止ピンに靴が触れ靴が傷むことはないが、左足は常にブレーキペダルやクラッチペダルに足を掛けているわけではないので、たとえマット後方に係止ピンがあっても左側の係止ピンに左足の靴が触れ靴を傷める可能性がある。
【0006】
また、マットの車両中央側の後方が切欠された形状のマット、例えば、運転席シートの車両中央側下方部分のフロアが隆起しているため、このフロア隆起部を避け、平坦なフロア面にのみマットを配設する形状となるように、マット後部の車両中央側の側端からマット中央付近に至るまで切欠された形状としたマットの場合、このマット形状により車両側(ハンドル車では側)の係止ピンはかなり前方に位置してしまうこととなり、左足の靴を傷める可能性は一層大きい。
【0007】
本発明は、このような現状に鑑み、係止ピン,係止孔を二カ所設けることで、マット敷設時の位置決めが確実に行える上に、この係止ピン,係止孔の位置,並設間隔を適切に設定することで、係止ピンがある程度動く構造を採用する必要もなく、経年変化等による孔位置の変化にも対応でき、係止ピンが係止孔に入らなくなることがなく長期使用が可能となり、また、間隔を狭め過ぎないことによって前記敷設時の位置決めが確実に行え、即ち係止ピンと係止孔とのガタ分で長年使用しても敷設セット可能であると共に、敷設セット時の位置ズレは前後方向、左右回転方向ともに実質的に問題ない範囲に抑えられることとなり、更に係止ピンは右足のみならず左足の靴も触れにくい位置となり靴を傷める可能性も殆どない極めて画期的な車両用フロアマット並びに車両用フロアマット留め具を提供することを目的としている。
【0008】
また、係止ピンをこのように二本立設する場合には、二本の係止ピンを前記適切な位置に適切な間隔で配設する必要があるが、その一方でこの係止ピンを立設する留め具の車体側への取付カ所には制約があることなどから、本発明ではこの車両用フロアマット留め具の形状・構造をも改良し、たとえ取付位置に制約があっても、マットを二カ所係止によって確実に位置決めでき前記問題点の生じない位置に二本の係止ピンを配設できる車両用フロアマット並びに車両用フロアマット留め具を提供することも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0010】
運転席の足元に敷設する車両用フロアマットであって、車両中央側の後部が切欠された形状で車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットMのこのドア側後方縁部P付近に、車体フロア側に立設した係止ピン1に夫々係止する係止孔2を所定間隔を置いて二カ所設け、前記二カ所の係止孔2の第一の係止孔2Aは、運転席シートSを前後に可動するための車両ドア側のシートレールRの前方延長位置に対して車両ドア側で、マットMの車両ドア側の側端部に設け、第二の係止孔2Bは、前記シートレールRの前方延長位置に対して車両中央側に設け、この各係止孔2の内縁には、金属製若しくは非金属製の剛性のある留め金4を設け、この留め金4の厚さは、前記係止ピン1の高さより薄く設定したことを特徴とする車両用フロアマットに係るものである。
【0011】
また、運転席の足元に敷設する車両用フロアマットであって、車両中央側の後部が車両中央側のマットM側端からマットM中央付近に至るまで運転席シートSの車両中央側下方部分のフロア隆起部10を避けるために切欠された形状で、車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットMのこのドア側後方縁部P付近で且つ前記フロア隆起部10に対して車両ドア側の側方に、車体フロア側に立設した係止ピン1に夫々係止する係止孔2を所定間隔を置いて二カ所設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用フロアマットに係るものである。
【0012】
また、前記二カ所の係止孔2の車両中央側の第二の係止孔2Bは、マット右後方の前記ドア側後方縁部P付近に位置し、且つアクセルペダル3の後方延長位置付近に設け、車両ドア側の第一の係止孔2Aは、前記第二の係止孔2Bより所定間隔離れた右側に位置するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の車両用フロアマットに係るものである。
【0013】
また、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用フロアマットを係止する留め具5であって、車体に固定する基板部6に、前記車両用フロアマットMの前記所定位置に設けた二カ所の係止孔2に挿通される位置に前記係止ピン1を立設したことを特徴とする車両用フロアマット留め具に係るものである。
【0014】
また、車体に固定する基板部6に、車両用フロアマットの所定位置に設けた二カ所の係止孔2に挿通される位置に係止ピン1を立設し、車体に固定した状態において、前記二本の係止ピン1は、車両中央側の後部が切欠された形状で車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットMのこのドア側後方縁部P付近に位置するように構成したことを特徴とする請求項4記載の車両用フロアマット留め具に係るものである。
【0015】
また、車体に固定する固定部7を備え前記車両用フロアマットの後縁部に覆われる一枚の基板部6に、前記二カ所の係止孔2の間隔と合致する間隔を置いて左右方向に並設状態に二本の係止ピン1を立設したことを特徴とする請求項4,5のいずれか1項に記載の車両用フロアマット留め具に係るものである。
【0016】
また、前記車体に固定する固定部7の前方に横長の前記基板部6を設けてT字状に構成し、この固定部7は、前記シートレールRに取付固定することで車体に固定するように構成したことを特徴とする請求項6記載の車両用フロアマット留め具に係るものである。
【0017】
また、前記車体に固定する固定部7を備え、一本の前記係止ピン1を立設した前記基板部6を二体備え、各基板部6を各固定部7により車体に固定した状態に置いて前記二本の係止ピン1が前記車両用フロアマットの係止孔2に挿通する位置に配されるように構成したことを特徴とする請求項4,5のいずれか1項に記載の車両用フロアマット留め具に係るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0019】
例えば車体フロア面、あるいは車体フロア面に隆起しているクロスメンバー又は座席(運転席シートS)を前後方向に可動するためのシートレールRを利用して係止ピン1を立設した留め具5を車体に固定して、二本の係止ピン1を車体フロア側に立設配設し、この二本の係止ピン1に、二カ所に設けた係止孔2を夫々被嵌(挿入掛け止め)係止して車両用フロアマットMを敷設する。
【0020】
本発明では、この二カ所の係止孔2(固定立設された二本の係止ピン1)の位置を次のような位置に設定している。
【0021】
例えば図面に示すように、前記二カ所の係止孔2を車両中央側の後部が切欠された形状で車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットMのこのドア側後方縁部P付近に設けている。
【0022】
即ち、右ハンドル車,左ハンドル車に関係なく、運転席のドア側側方寄りのマット後方縁部P付近に所定間隔を置いて2カ所の係止孔2を並設状態に設け、このうちの一方(第一の係止孔2A)は、ドア側のマット側端寄り位置に設け、他方(第二の係止孔2B)は、このマットMのドア側後縁部P付近であって、第一の係止孔2Aに対して所定間隔離れた車両中央側に並設状態に設けている。
【0023】
更に、説明すれば、例えば車両中央側の後部が車両中央側のマットM側端からマットM中央付近に至るまで運転席シートSの車両中央側下方部分のフロア隆起部10を避けるために切欠された形状で、車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットMのこのドア側後方縁部P付近で且つ前記フロア隆起部10の車両ドア側の側方に、前記二カ所の係止孔2を設けている。
【0024】
即ち、例えば、右ハンドル車においては、図3に示すように前記左側の第二の係止孔2Bは、マット右後方の前記ドア側後方縁部P付近に位置し、且つアクセルペダル3の後方延長位置付近に設け、前記右側の第一の係止孔2Aは、前記第二の係止孔2Bより所定間隔離れた右側で車両ドア側の側端部付近に位置するように構成される。
【0025】
従って、係止ピン1,係止孔2を二カ所設けたことで、マットM敷設時の位置決めが確実に行える上に、この係止ピン1,係止孔2の位置,並設間隔を前記のように適切な位置に設定することで、即ち、マットM幅一杯のような広い間隔ではないため、係止ピン1がある程度動く構造を採用する必要もなく、経年変化等による孔位置の変化にも対応できることとなり、係止ピン1が係止孔2に入らなくなることがなく長期使用が可能となる。
【0026】
また、逆に間隔を狭め過ぎていないことによって前記敷設時のマットMの位置決めが確実に行え、即ち係止ピン1と係止孔2とのガタ分で長年使用しても敷設セット可能であると共に、敷設セット時のマットMの位置ズレは前後方向、左右回転方向ともに実質的に問題ない範囲に抑えられることとなり、更に係止ピン1は特に左足の靴が触れにくい位置となり靴を傷める可能性も殆どない。
【0027】
また、左ハンドル車においても同様の作用効果を奏する(二カ所の係止孔2,二カ所の係止ピン1はやはり車体ドア側に配される)。
【0028】
また、マットの車両中央側の後方が切欠された形状のマットM、例えば、運転席シートSの車両中央側下方部分のフロアが隆起10しているため、このフロア隆起部10を避け、平坦なフロア面にのみマットを配設する形状となるようにマットM後部の車両中央側のマットM側端からマットM中央付近に至るまで切欠された形状としたマットMの場合、このマットMの車両後方に突出したマットMのドア側後方縁部P付近に係止孔2(2A,2B)を設けるため、係止ピン1が前方に位置することはなく、左右の靴を傷める可能性もほとんどない。
【0029】
また、運転席,中間部,助手席のマットMをホック等で連結する場合もあり、この場合運転席のフロアマットMの敷設時の位置決めが正確に行えることができることにより、他の連結マットMの位置決めも正確に行えることができることとなる。
【0030】
また、車両用フロアマット留め具5の車体への取付カ所に制約がある場合においても、二カ所の係止ピン1を、取付のための固定部7を備えた基板部6を左右方向に長さを有するL字形タイプとしたり、T字形タイプとしたり、留め具5を二体構成として分離した基板部6に夫々係止ピン1を設けたり、また、この二体構成において、取付カ所に制約を受ける場合のある中央側の留め具5について、前記L字形タイプやT字形タイプを採用することによって、たとえ取付カ所に制約があっても、前記適切な位置に二本の係止ピン1を立設配設することができる。
【0031】
また、二本の係止ピン1を設けた基板部6の中央に固定部7を突設して留め具5をT字形タイプとすることで強度が向上し、また固定部7を車両ドア側のシートレールRに取り付けることで、車両ドア側のシートレールRを境にした左右位置に係止ピン1を容易に配設することができ、それ故に容易に前記適切な位置に各係止ピン1を配設することができることとなる。
【0032】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。尚、各請求項記載の構成要件を備えた構成としても良いし、また各請求項の構成要件を選択して組み合わせた構成としても良いが、即ち、様々な組み合わせに係る実施例を想定できるが、全て図示することは省略し、以下に示す実施例についてのみ説明する。
【0033】
本実施例の車両用フロアマットM(例えば布(織物)、ゴム(樹脂)又はこれらの組み合わせからなり、カーペット状表面や樹脂(ラバー)表面のもの)は、車体フロア側に立設した係止ピン1に夫々係止する係止孔2をマットM後方縁部付近に所定間隔を置いて二カ所設けているが(図面に示すようにシートレールRに沿って前後動する運転席シートSによって上方から見て隠れる位置に設けているが)、前記二カ所の係止孔2(固定状態での二カ所の係止ピン1)は、車両中央側の後部が車両中央側のマットM側端からマットM中央付近に至るまで運転席シートSの車両中央側下方部分のフロア隆起部10を避けるために切欠された形状で、車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットMのこのドア側後方縁部P付近で且つ前記フロア隆起部10の車両ドア側の側方(本実施例では、このフロア隆起部10に対して右側)に設けている。
【0034】
また、本実施例では、前記二カ所の係止孔2の第一の係止孔2A(第一の係止ピン1A)は、運転席シートSを前後に可動するための車両ドア側のシートレールRの位置(前方延長位置)に対して車両ドア側で、マットMの車両ドア側の側端部に設け、第二の係止孔2B(第二の係止ピン1B)は、前記シートレールRの位置に対して車両中央側に設けている。
【0035】
また、本実施例では、図3に示したように右ハンドル車に適応する実施例であり、左側の第二の係止孔2Bは、マット右後方の前記ドア側後方縁部P付近に位置し、且つアクセルペダル3の後方延長位置付近に設け、右側の第一の係止孔2Aは、前記第二の係止孔2Bより所定間隔離れた右側の車両ドア側の側端部に位置するように構成としている。
【0036】
また、この各係止孔2の内縁には、金属製若しくは非金属製(例えば樹脂でも良い)の剛性のある留め金4(例えば上面視でドーナツ状(断面C字形状)のはとめ具)を設け、この留め金4の厚さは、前記係止ピン1の高さより薄く設定している。
【0037】
即ち、このような位置に係止孔2が配設されるように敷設するため、この係止孔2に挿通される留め具5の二カ所の係止ピン1の固定状態での位置も前述のような位置となるように設定している。
【0038】
即ち、本実施例の留め具5は、車体に固定する基板部6に、前記車両用フロアマットMの前記所定位置に設けた二カ所の係止孔2に挿通される位置に前記係止ピン1を立設している。
【0039】
具体的には、車体に固定する固定部7を備え前記車両用フロアマットMの後縁部に覆われる左右方向に長さを有する一枚の基板部6に、前記二カ所の係止孔2の間隔と合致する間隔を置いて左右方向に並設状態に二本の係止ピン1を立設するが、前記車体に固定する固定部7と、前記二本の係止ピン1を立設した基板部6とを、一枚の金属板からT字状となるようにして一体形成している。
【0040】
即ち、本実施例では、所定間隔を置いて二本の係止ピン1を立設した横長板の中央部に後方突出部を設けたT状板に構成し、この後方突出部を固定部7としている。このようにT字状金具とすることで強度が極めて向上する。
【0041】
具体的には、車体に固定する固定部7の前方に横長の基板部6を設けてT字状に構成し、この固定部7は、前記車両ドア側のシートレールRの前端取付金具部8に取付固定することで車体に固定するように構成としている。
【0042】
即ち、本実施例では、T状板の後方突出部を、シートレールRの前端部の取付金具部8の前端に重合するように後方端部を立ち上がり傾斜状態に形成し、この後方突出部の立ち上がり傾斜状態の後方端部7AにシートレールRの取付金具部8に形成したビス止め孔に合致するビス孔7Bを形成し、このビス孔7Bを介してビス止め孔にビス7C止めして連結固定するように構成し、カバー9で覆った構成としている。
【0043】
従って、本実施例では、このシートレールRを利用してT状金具とした留め具5を取り付け、このシートレールRの前方延長位置を境にしてその左右に係止ピン1を立設配設するため、簡単にして強固にそして前記適切な位置に設定したマットMの二カ所の係止孔2に合致する位置に二本の係止ピン1を簡単に立設することができることとなる。
【0044】
尚、この固定部7を車体のクロスメンバーKの立ち上がり面に当接し、クロスメンバーに設けたネジ孔にグロメットを嵌合し、取付孔を介してこのネジ孔にビスをグロメットを介してネジ込んで固定するように構成しても良いし、固定部7への車両側への取り付け構造は、適宜設計し得るものである。
【0045】
また、前記実施例のように留め具5を一枚ものとせず(二本の係止ピン1を立設した一体ものとせず、)、前記車体に固定する固定部7を備え、一本の前記係止ピン1を立設した前記基板部6を二体備え、各基板部6を各固定部7により車体に固定した状態に置いて前記二本の係止ピン1が前記車両用フロアマットMの係止孔2に挿通する位置に配されるように構成しても良い。この場合、留め具5は二体一組となり、部品点数が増えるが、小型軽量化が図れる。
【0046】
また、係止ピン1の頭部は、軸部より少なくとも前後方向に幅広に膨張形成されていて、マットMの係止孔2から係脱しにくくしている。
【0047】
また、係止ピン1の先端に硬質ゴム製(樹脂製)のきのこ状キャップを被嵌して前記係止ピン1の頭部を形成しても良い。この場合、たとえ靴に触れても靴に傷がつかない。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、係止ピン,係止孔を二カ所設けることで、マット敷設時の位置決めが確実に行える上に、この係止ピン,係止孔の位置,並設間隔を適切に設定することで、係止ピンがある程度動く構造を採用する必要もなく、経年変化等による孔位置の変化にも対応でき、係止ピンが係止孔に入らなくなることがなく長期使用が可能となり、また、間隔を狭め過ぎないことによって前記敷設時の位置決めが確実に行え、即ち係止ピンと係止孔とのガタ分で長年使用しても敷設セット可能であると共に、敷設セット時の位置ズレは前後方向、左右回転方向ともに実質的に問題ない範囲に抑えられることとなり、更に係止ピンは左足の靴も触れにくい位置となり靴を傷める可能性も殆どない極めて画期的な車両用フロアマットとなる。
【0049】
特にまた、マットの車両中央側の後方が切欠された形状のマット、例えば、運転席の車両中央側下方部分のフロアが隆起しているため、このフロア隆起部を避け、平坦なフロア面にのみマットを配設する形状となるように、マット後部の車両中央側のマット側端からマット中央付近に至るまで切欠された形状としたマットの場合でも、このマットの車両後方に突出したマットのドア側後方縁部付近に係止孔を設けるため、係止ピンが前方に位置することはなく、左右の靴を傷める可能性もほとんどない。
【0050】
また、請求項2記載の発明においては、前記作用・効果が一層確実に発揮される最適な車両用フロアマットとなる。
【0051】
また、請求項記載の発明においては、前記作用・効果が一層確実に発揮され、特に右ハンドル車では、係止ピンが二本ともドア側近くとなるため、敷設セットし易い一層秀れた車両用フロアマットとなる。
【0052】
また、請求項4,5記載の発明においては、係止ピン,係止孔を二カ所設けることで、マット敷設時の位置決めが確実に行える上に、この係止ピン,係止孔の位置,並設間隔を適切に設定することで、係止ピンがある程度動く構造を採用する必要もなく、経年変化等による孔位置の変化にも対応でき、係止ピンが係止孔に入らなくなることがなく長期使用が可能となり、また、間隔を狭め過ぎないことによって前記敷設時の位置決めが確実に行え、即ち係止ピンと係止孔とのガタ分で長年使用しても敷設セット可能であると共に、敷設セット時の位置ズレは前後方向、左右回転方向ともに実質的に問題ない範囲に抑えられることとなり、更に係止ピンは左足の靴も触れにくい位置となり靴を傷める可能性も殆どない極めて画期的な車両用フロアマット留め具となる。
【0053】
特にまた、前述のように係止ピンが靴を傷める可能性もほとんどない車両用フロアマット留め具となる。
【0054】
また、請求項6,7記載の発明においては、取付固定も容易で、取付強度も向上し、部品点数も少なく、極めて実用性に秀れた車両用フロアマット留め具となる。
【0055】
特に請求項記載の発明においては、シートレールを利用してT字状金具として取り付け、このシートレールを境にしてその左右に係止ピンを立設配設するため、簡単にして強固にそして適切な位置に設定したマットの二カ所の係止孔に合致する位置に二本の係止ピンを簡単に立設することができることとする極めて画期的な車両用フロアマット留め具となる。
【0056】
また、請求項記載の発明においては、係止ピンを設ける基板部を小型化でき軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の車両用フロアマットの平面図である。
【図2】 本実施例の車両用フロアマット留め具の斜視図である。
【図3】 本実施例の使用状態を示す説明平面図である。
【図4】 本実施例の使用状態を示す要部の説明斜視図である。
【図5】 本実施例の使用状態を示す要部の説明側断面図である。
【図6】 本実施例の使用状態を示す説明正断面図である。
【符号の説明】
1 係止ピン
1A 第一の係止ピン
1B 第二の係止ピン
2 係止孔
2A 第一の係止孔
2B 第二の係止孔
3 アクセルペダル
5 留め具
6 基板部
7 固定部
10 フロア隆起部
M マット,車両用フロアマット
P ドア側後方縁部
R シートレール
S 運転席シート

Claims (8)

  1. 運転席の足元に敷設する車両用フロアマットであって、車両中央側の後部が切欠された形状で車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットのこのドア側後方縁部付近に、車体フロア側に立設した係止ピンに夫々係止する係止孔を所定間隔を置いて二カ所設け、前記二カ所の係止孔の第一の係止孔は、運転席シートを前後に可動するための車両ドア側のシートレールの前方延長位置に対して車両ドア側で、マットの車両ドア側の側端部に設け、第二の係止孔は、前記シートレールの前方延長位置に対して車両中央側に設け、この各係止孔の内縁には、金属製若しくは非金属製の剛性のある留め金を設け、この留め金の厚さは、前記係止ピンの高さより薄く設定したことを特徴とする車両用フロアマット。
  2. 運転席の足元に敷設する車両用フロアマットであって、車両中央側の後部が車両中央側のマット側端からマット中央付近に至るまで運転席シートの車両中央側下方部分のフロア隆起部を避けるために切欠された形状で、車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットのこのドア側後方縁部付近で且つ前記フロア隆起部に対して車両ドア側の側方に、車体フロア側に立設した係止ピンに夫々係止する係止孔を所定間隔を置いて二カ所設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用フロアマット。
  3. 前記二カ所の係止孔の車両中央側の第二の係止孔は、マット右後方の前記ドア側後方縁部付近に位置し、且つアクセルペダルの後方延長位置付近に設け、車両ドア側の第一の係止孔は、前記第二の係止孔より所定間隔離れた右側に位置するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の車両用フロアマット。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用フロアマットを係止する留め具であって、車体に固定する基板部に、前記車両用フロアマットの前記所定位置に設けた二カ所の係止孔に挿通される位置に前記係止ピンを立設したことを特徴とする車両用フロアマット留め具。
  5. 車体に固定する基板部に、車両用フロアマットの所定位置に設けた二カ所の係止孔に挿通される位置に係止ピンを立設し、車体に固定した状態において、前記二本の係止ピンは、車両中央側の後部が切欠された形状で車両ドア側の後部が最も後方に突出した形状のマットのこのドア側後方縁部付近に位置するように構成したことを特徴とする請求項4記載の車両用フロアマット留め具。
  6. 車体に固定する固定部を備え前記車両用フロアマットの後縁部に覆われる一枚の基板部に、前記二カ所の係止孔の間隔と合致する間隔を置いて左右方向に並設状態に二本の係止ピンを立設したことを特徴とする請求項4,5のいずれか1項に記載の車両用フロアマット留め具。
  7. 前記車体に固定する固定部の前方に横長の前記基板部を設けてT字状に構成し、この固定部は、前記シートレールに取付固定することで車体に固定するように構成したことを特徴とする請求項6記載の車両用フロアマット留め具。
  8. 前記車体に固定する固定部を備え、一本の前記係止ピンを立設した前記基板部を二体備え、各基板部を各固定部により車体に固定した状態に置いて前記二本の係止ピンが前記車両用フロアマットの係止孔に挿通する位置に配されるように構成したことを特徴とする請求項4,5のいずれか1項に記載の車両用フロアマット留め具。
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