JP3658889B2 - 電装品収納ボックスの配設構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒューズやリレー等の電装品を収納するための電装品収納ボックスの配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種の電装品収納ボックスは車室内に配設される場合が多く、例えば運転席前方の奥の方に配設されていた。しかしながら、ヒューズやリレーを交換する場合に電装品収納ボックスが奥の方にあると作業がやりずらいという問題があり、最近ではこれらの交換作業が容易に行えるようにエンジンルーム内に電装品収納ボックスを配設したものが知られている(例えば実開平5−84117号公報参照)。一方、エンジンルーム内に配設する場合には、エンジンその他の自動車部品等との関係でスペース上の制約を受けることになる。また、ヒューズやリレーを交換する際の容易性を考慮すると、エンジンルーム内での配設箇所も限られたものとなり、従来にあってはエンジンルーム内に配設されている吸気ダクトの上面などに取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように吸気ダクトの上面に配設した場合、吸気ダクト自体がしっかりと固定されるものではないので、電装品収納ボックスが安定しないといった問題があった。
【0004】
そこで、本発明は電装品収納ボックスをエンジンルーム内に配設する場合に、エンジンその他の自動車部品の配設や配管の引き回しに影響を与えることなく、電装品収納ボックスを安定した状態で配設すると共に、ヒューズやリレー等の交換作業も容易に行えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る電装品収納ボックスの配設構造は、エンジンルーム内に配設された吸気ダクトの下方にボックス本体と蓋体とで構成される電装品収納ボックスを配置し、ボックス本体を吸気ダクトの下方に位置する車体部材に固定すると共に、蓋体と吸気ダクトとを一体に形成し、且つ吸気ダクトをエアコンボックスに着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の請求項2に係る電装品収納ボックスの配設構造は、上記エアコンボックスの前面に吸気ダクトと連通する開口を設け、この開口の周囲に上記吸気ダクトの端部と上下方向にスライドして着脱する溝状ガイド部を設けたことを特徴とする。
【0007】
更に、本発明の請求項3に係る電装品収納ボックスの配設構造は、上記電装品収納ボックスの内部に空気室を設け、この空気室と吸気ダクト内とを連通させたことを特徴とする。
【0008】
そして、本発明の請求項4に係る電装品収納ボックスの配設構造は、上記電装品収納ボックスの内部に空気室を設け、この空気室と吸気ダクト内との間に冷却フィンを介在させたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に基づいて本発明に係る電装品収納ボックスの配設構造の一形態を詳細に説明する。図1乃至図4において、エアコンボックス1からエンジンルーム2内に延びる吸気ダクト3の下部に電装品収納ボックス4が配設される。この電装品収納ボックス4は、ヒューズやリレー等(図示せず)を収納する箱形のボックス本体5と、その上に被せる蓋体6とで構成され、内部に空気室4aが形成される。また、蓋体6が上記吸気ダクト3と一体に成形されて吸気ダクト3の内部と連通孔10でつながっており、吸気ダクト3内を流れる空気の一部が連通孔10から電装品収納ボックス4の空気室4a内に導かれてヒューズやリレー等が冷却される。なお、冷却後の冷却空気は、ボックス本体5と蓋体6との隙間からエンジンルーム2内に排出される。また、ボックス本体5の下面には脚部7が設けられており、この脚部7が例えばサイドメンバ8の上面にクリップ9止めされている。
【0010】
上記エアコンボックス1の前面には、吸気ダクト3に連通する開口11が設けられているが、この開口11の周囲には吸気ダクト3の端部を着脱可能に接続するためのU字形の溝状ガイド部12が設けられている。また、吸気ダクト3の端部には、上記溝状ガイド部12に嵌合するガイドレール13が両側に設けられ、このガイドレール13を上記溝状ガイド部12に沿って上から嵌め入れることでエアコンボックス1に吸気ダクト3が接続されると共に、ボックス本体5の上方を蓋体6で被うことができる。この状態でエアコンを運転することにより、吸気ダクト3からの空気をエアコンボックス1内に導くことができる。一方、ヒューズやリレー等の交換作業時には、吸気ダクト3のガイドレール13をエアコンボックス1の溝状ガイド部12に沿って引き抜き、エアコンボックス1から吸気ダクト3を外す。そうすることで、吸気ダクト3と一緒に電装品収納ボックス4の蓋体6も外れるので、ボックス本体5内が上方から良く見える状態となり、ヒューズやリレー等を容易に交換することができることになる。なお、図中符号14はレゾネータにつながるダクトである。
【0011】
図5は本発明の第2実施例を示したものである。この実施例では吸気ダクト3の下面と電装品収納ボックス4の上面との間を蛇腹状の冷却フィン15で仕切っている以外は、上記実施例と同様の構成からなるので、詳細な説明は省略する。
【0012】
従って、この実施例に係る電装品収納ボックス4にあっては、吸気ダクト3からエアコンボックス1内に導入される空気量に影響を与えることがない一方、両者を冷却フィン15で仕切っているために、吸気ダクト3を流れる空気によって電装品収納ボックス4の空気室4a内が冷却されることになる。また、電装品収納ボックス4内のヒューズやリレーを交換する際には、上述の実施例と同様に吸気ダクト3の端部をエアコンボックス1の溝状ガイド部12からから上方に引き抜くことで、電装品収納ボックス4の蓋体6も一緒に外すことができる。
【0013】
なお、電装品収納ボックス4の蓋体6と吸気ダクト3との一体構造は、上記実施例のものに限定されないのは勿論である。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る電装品収納ボックスの配設構造によれば、エンジンルーム内に配設される吸気ダクトと電装品収納ボックスの蓋体とを一体に形成し、吸気ダクトをエアコンボックスから着脱できるようにすると共に、電装品収納ボックスのボックス本体を吸気ダクトの下方に位置する車体部材に固定したので、エンジンその他の自動車部品の配設に影響を与えることなく電装品収納ボックスを安定した状態で配設することができ、また吸気ダクトと一緒に電装品収納ボックスの蓋体を外すことができるので、ヒューズやリレーの交換も容易に行うことができるといった効果を奏する。
【0015】
また、請求項2に係る本発明によれば、エアコンボックスの前面に吸気ダクトと連通する開口を設け、この開口の周囲に上記吸気ダクトの端部と上下方向にスライドして着脱する溝状ガイド部を設けたので、吸気ダクト及び電装品収納ボックスの蓋体の着脱作業を容易に行うことができるといった効果を奏する。
【0016】
更に、請求項3に係る本発明によれば、電装品収納ボックスの内部に空気室を設け、この空気室と吸気ダクト内とを連通させたので、吸気ダクト内を流れる空気の一部が電装品収納ボックスの空気室内に導かれてヒューズやリレー等が冷却されるといった効果を奏する。
【0017】
更にまた、請求項4に係る本発明によれば、電装品収納ボックスの内部に空気室を設け、この空気室と吸気ダクト内との間に冷却フィンを介在させたので、吸気ダクトからエアコンボックス内に導入される空気量に影響を与えることなく、冷却フィンによって電装品収納ボックスの空気室内を冷却することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電装品収納ボックスの配設構造の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】上記電装品収納ボックスの配設構造の平面図である。
【図3】上記電装品収納ボックスの配設構造の側面図である。
【図4】上記図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す上記図4と同様の断面図である。
【符号の説明】
1 エアコンボックス
2 エンジンルーム
3 吸気ダクト
4 電装品収納ボックス
5 ボックス本体
6 蓋体
8 サイドメンバ(車体部材)
Claims (4)
- エンジンルーム内に配設された吸気ダクトの下方にボックス本体と蓋体とで構成される電装品収納ボックスを配置し、ボックス本体を吸気ダクトの下方に位置する車体部材に固定すると共に、蓋体と吸気ダクトとを一体に形成し、且つ吸気ダクトをエアコンボックスに着脱可能に取り付けたことを特徴とする電装品収納ボックスの配設構造。
- 上記エアコンボックスの前面に吸気ダクトと連通する開口を設け、この開口の周囲に上記吸気ダクトの端部と上下方向にスライドして着脱する溝状ガイド部を設けたことを特徴とする請求項1記載の電装品収納ボックスの配設構造。
- 上記電装品収納ボックスの内部に空気室を設け、この空気室と吸気ダクト内とを連通させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電装品収納ボックスの配設構造。
- 上記電装品収納ボックスの内部に空気室を設け、この空気室と吸気ダクト内との間に冷却フィンを介在させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電装品収納ボックスの配設構造。
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1996
- 1996-10-09 JP JP28750696A patent/JP3658889B2/ja not_active Expired - Fee Related
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