JP3658738B2 - 自動車内装用樹脂成形品 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、適度な軟質感が必要とされる自動車内装用樹脂成形品に関する。特に、アームレスト、ヘッドレスト、グリップ等に好適な塗装レスの自動車内装用樹脂成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来使用されている自動車内装用樹脂成形品の一例であるアームレストを図3に示す。自動車内装用樹脂成形品11は芯材13及び表皮材15からなる構成であり、前記表皮材15は軟質PVC等の軟質材料よりなるスキン層17及び発泡剤を混入した軟質材料よりなるクッション層19を、スキン層17がクッション層19を囲繞するようにサンドイッチ成形されたものが用いられている。
【0003】
ここで、サンドイッチ成形とは、二色成形法の一種であり、同一スプルーを通って成形品のスキン層とクッション層とを射出する方法である.
なお、芯材13には、自身が内部で回転することを防止するための嵌合凹部13aが形成され、スキン層17には、該嵌合凹部13aと嵌合する嵌合凸部17aが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動車内装用樹脂成形品は、クッション層として発泡層が使用されており、サンドイッチ成形後の冷却時間が短いと、離型するときに発泡剤が未発泡のままの場合がある。発泡剤が未発泡のままであると、離型後発泡するため、製品表面に凹凸が生じてしまい、外観不良を生じる。この現象を押えるためには、冷却時間を長くする必要がある。その結果、成形サイクルが長くなり、コストが高くなってしまう。
【0005】
また、クッション層には、発泡剤が含まれており、回収後リサイクルすることは、材料物性が変化するため、困難であった。
【0006】
本発明は、上記にかんがみて、短時間に成形が可能で、リサイクル性を有し、かつ、軟質感を有する自動車内装用樹脂成形品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車内装用樹脂成形品は、上記課題を解決するために、下記構成とする。
【0008】
芯材及び表皮材よりなる自動車内装用樹脂成形品であって、
表皮材が、互いに相溶性を有する材料よりなるクッション層とスキン層との二層構造であり、
スキン層を形成する材料の硬度(JIS A )が50〜80HS の範囲内にあり、かつ、クッション層を形成する材料の硬度(JIS A )が50HS 未満の範囲内にあることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
(1) 本発明の一実施形態である自動車内装用樹脂成形品(以下、単に「樹脂成形品」と称することがある)の切欠断面斜視図を、図2に示す。
【0011】
従来例と同一の部位には、従来例と同一の図符号の頭部に1を付した3桁の数字で表された図符号を付す。
【0012】
本発明の樹脂成形品111は、芯材113及び表皮材115よりなる構成である。表皮材115は、互いに相溶性を有する材料よりなるスキン層117とクッション層119との二層構造であり、クッション層119は、スキン層117に囲繞されている。なお、従来例と同様、芯材113には、自身が内部で回転することを防止するための嵌合凹部113aが形成され、スキン層117には、該嵌合凹部113aと嵌合する嵌合凸部117aが形成されている。
【0013】
芯材は、曲げモジュラスが10000kg/cm2 以上、熱変形温度が100℃以上で、かつ、アイゾット衝撃強度が5kg/cm2 以上である熱可塑性樹脂を使用するものならば特に限られるものではなく、例えば、ポリプロピレン(PP)等を挙げることができる。
【0014】
スキン層には、硬度(JIS A )が50〜80HS 、望ましくは、55〜75HS の軟質樹脂を使用する。硬度が50HS 未満では、塗装レスであるため、耐擦傷性、耐摩耗性等において問題点が発生しやすい。さらに、表皮材がPVCよりなる場合は、可塑剤の添加量を多くする必要があるため、成形品表面へ移行(マイグレーション)し、ブリードアウトを起こし成形品表面がべたつきを生じる。また、硬度が80HS 未満であると、製品のソフト感を失ってしまう。
【0015】
また、クッション層には、硬度(JIS A )が50HS 未満、望ましくは、30〜50HS の軟質樹脂を使用する。硬度が50HS を超えると、製品のソフト感を失ってしまうためである。また、クッション層の硬度は、30HS 未満であると、そのペレット生産工程において、極めて長時間を必要とするためにコストが高くなってしまう。そのため、クッション層の硬度は成形上の見地からは30HS 未満でもよいが、ペレットの加工性及び生産コストの見地から、クッション層の硬度は30〜50HS であることが望ましい。
【0016】
また、スキン層及びクッション層を構成する軟質樹脂としては、互いに相溶性を有する材料であればよく、例えば、軟質PVC、TPE等が挙げられる。ここで、TPEとしては、スチレン系TPE(SEBS)、オレフィン系TPE(TPO)等が使用可能である。
【0017】
表皮材として軟質PVCを、芯材としてPPを使用する場合、表皮材と芯材とは互いに融着不可能であるため、はがれやすいが、囲繞しているため問題がなく、かつ芯材に形成された嵌合凹部により、回転止めの工夫がされている。また、回収後には、分離してそれぞれリサイクルが可能である。
【0018】
表皮材としてTPEを、芯材としてPPを使用する場合、表皮材と芯材とは互いに融着するため、融着により結合することが可能である。この場合、回収後には、芯材と一体的にリサイクルが可能である。
【0019】
本実施形態において、スキン層の厚さは、0.5〜2mm(望ましくは1mm)とする。
【0020】
表皮材として軟質PVCを使用する場合は、スキン層が1mm以下であると、クッション層の可塑剤がブリードアウトを起こしやすくなり、製品表面にべたつきが生じ、好ましくない。また、表皮材の材質にかかわらず、スキン層が2mm以上であると、ソフト感に欠けるため望ましくない。
【0021】
また、本実施形態では、芯材が中空に形成されているが、これに限られるものではなく、芯材として中空部がないものを使用することも可能である。しかし、成形品軽量化の見地からは、芯材を中空とすることが望ましい。
【0022】
(2) 本実施形態の樹脂成形品の製造工程の一例を、以下に示す。
【0023】
本発明では、表皮材をスキン層がクッション層を囲繞するようにサンドイッチ成形する。
【0024】
このサンドイッチ成形は、以下のように行なわれる。
【0025】
あらかじめ射出成形により成形した芯材を成形型の中央に配置し、まず、スキン材をスプルー・ランナー・ゲートを通して成形型内に流し込み、次いで、前述と同じスプルー・ランナー・ゲートを通してクッション材を成形型内に流し込む。再度スキン材を成形型内に流し込み、スキン層がクッション層を囲繞する表皮材の成形が完了する。
【0026】
こうしてできた樹脂成形品を冷却し、成形型より取り出し、本発明の樹脂成形品が完成する。
【0027】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて、さらに詳細に説明をする。
【0028】
<実施例1>
芯材として、ポリプロピレン「K7040」(チッソ社製)を、スキン層として、軟質PVC「K860−4」(三菱化学MKV製)60HS (JIS A )(硬さ試験機A型、JIS-K6301 による。以下同じ。)を、クッション層として、軟質PVC「F2072−1」(三菱化学MKV製)30HS (JIS A )をそれぞれ使用し、あらかじめ射出成形しておいた芯材を成形型内に配設し、スキン層及びクッション層をサンドイッチ成形して、自動車内装用樹脂成形品を形成する。
【0029】
本実施例で成形された自動車内装用樹脂成形品は、従来品と同等の軟質感及び触感を得ることができた。
【0030】
<実施例2>
芯材として実施例1と同一の樹脂を使用し、スキン層として、TPO(PP系)「7030」(三井石油化学製)70HS (JIS A )を、クッション層として、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンコポリマー(SEBS)「AR730」(アロン化成製)35HS (JIS A )をそれぞれ使用し、実施例1と同様にして自動車内装用樹脂成形品を形成する。
【0031】
本実施例で成形された自動車内装用樹脂成形品は、従来品と同等の軟質感及び触感を得ることができた。
【0032】
【発明の作用・効果】
本発明の自動車内装用樹脂成形品は、上記構成であるため、下記のような作用・効果を奏する。
【0033】
クッション層を発泡させる構成ではないため、成形時に冷却期間を長く設ける必要がなく、成形サイクルを短くすることが可能となり、コストダウンにつながる。さらに、クッション層に発泡剤を含まないので、使用材料のリサイクルも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自動車内装用樹脂成形品の斜視図
【図2】図1のII−II線部位の切欠断面斜視図
【図3】従来の自動車内装用樹脂成形品の図2に対応する切欠断面斜視図
【符号の説明】
11、111 自動車内装用樹脂成形品
13、113 芯材
15、115 表皮材
17、117 スキン層
19、119 クッション層
【発明の属する技術分野】
本発明は、適度な軟質感が必要とされる自動車内装用樹脂成形品に関する。特に、アームレスト、ヘッドレスト、グリップ等に好適な塗装レスの自動車内装用樹脂成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来使用されている自動車内装用樹脂成形品の一例であるアームレストを図3に示す。自動車内装用樹脂成形品11は芯材13及び表皮材15からなる構成であり、前記表皮材15は軟質PVC等の軟質材料よりなるスキン層17及び発泡剤を混入した軟質材料よりなるクッション層19を、スキン層17がクッション層19を囲繞するようにサンドイッチ成形されたものが用いられている。
【0003】
ここで、サンドイッチ成形とは、二色成形法の一種であり、同一スプルーを通って成形品のスキン層とクッション層とを射出する方法である.
なお、芯材13には、自身が内部で回転することを防止するための嵌合凹部13aが形成され、スキン層17には、該嵌合凹部13aと嵌合する嵌合凸部17aが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動車内装用樹脂成形品は、クッション層として発泡層が使用されており、サンドイッチ成形後の冷却時間が短いと、離型するときに発泡剤が未発泡のままの場合がある。発泡剤が未発泡のままであると、離型後発泡するため、製品表面に凹凸が生じてしまい、外観不良を生じる。この現象を押えるためには、冷却時間を長くする必要がある。その結果、成形サイクルが長くなり、コストが高くなってしまう。
【0005】
また、クッション層には、発泡剤が含まれており、回収後リサイクルすることは、材料物性が変化するため、困難であった。
【0006】
本発明は、上記にかんがみて、短時間に成形が可能で、リサイクル性を有し、かつ、軟質感を有する自動車内装用樹脂成形品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車内装用樹脂成形品は、上記課題を解決するために、下記構成とする。
【0008】
芯材及び表皮材よりなる自動車内装用樹脂成形品であって、
表皮材が、互いに相溶性を有する材料よりなるクッション層とスキン層との二層構造であり、
スキン層を形成する材料の硬度(JIS A )が50〜80HS の範囲内にあり、かつ、クッション層を形成する材料の硬度(JIS A )が50HS 未満の範囲内にあることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
(1) 本発明の一実施形態である自動車内装用樹脂成形品(以下、単に「樹脂成形品」と称することがある)の切欠断面斜視図を、図2に示す。
【0011】
従来例と同一の部位には、従来例と同一の図符号の頭部に1を付した3桁の数字で表された図符号を付す。
【0012】
本発明の樹脂成形品111は、芯材113及び表皮材115よりなる構成である。表皮材115は、互いに相溶性を有する材料よりなるスキン層117とクッション層119との二層構造であり、クッション層119は、スキン層117に囲繞されている。なお、従来例と同様、芯材113には、自身が内部で回転することを防止するための嵌合凹部113aが形成され、スキン層117には、該嵌合凹部113aと嵌合する嵌合凸部117aが形成されている。
【0013】
芯材は、曲げモジュラスが10000kg/cm2 以上、熱変形温度が100℃以上で、かつ、アイゾット衝撃強度が5kg/cm2 以上である熱可塑性樹脂を使用するものならば特に限られるものではなく、例えば、ポリプロピレン(PP)等を挙げることができる。
【0014】
スキン層には、硬度(JIS A )が50〜80HS 、望ましくは、55〜75HS の軟質樹脂を使用する。硬度が50HS 未満では、塗装レスであるため、耐擦傷性、耐摩耗性等において問題点が発生しやすい。さらに、表皮材がPVCよりなる場合は、可塑剤の添加量を多くする必要があるため、成形品表面へ移行(マイグレーション)し、ブリードアウトを起こし成形品表面がべたつきを生じる。また、硬度が80HS 未満であると、製品のソフト感を失ってしまう。
【0015】
また、クッション層には、硬度(JIS A )が50HS 未満、望ましくは、30〜50HS の軟質樹脂を使用する。硬度が50HS を超えると、製品のソフト感を失ってしまうためである。また、クッション層の硬度は、30HS 未満であると、そのペレット生産工程において、極めて長時間を必要とするためにコストが高くなってしまう。そのため、クッション層の硬度は成形上の見地からは30HS 未満でもよいが、ペレットの加工性及び生産コストの見地から、クッション層の硬度は30〜50HS であることが望ましい。
【0016】
また、スキン層及びクッション層を構成する軟質樹脂としては、互いに相溶性を有する材料であればよく、例えば、軟質PVC、TPE等が挙げられる。ここで、TPEとしては、スチレン系TPE(SEBS)、オレフィン系TPE(TPO)等が使用可能である。
【0017】
表皮材として軟質PVCを、芯材としてPPを使用する場合、表皮材と芯材とは互いに融着不可能であるため、はがれやすいが、囲繞しているため問題がなく、かつ芯材に形成された嵌合凹部により、回転止めの工夫がされている。また、回収後には、分離してそれぞれリサイクルが可能である。
【0018】
表皮材としてTPEを、芯材としてPPを使用する場合、表皮材と芯材とは互いに融着するため、融着により結合することが可能である。この場合、回収後には、芯材と一体的にリサイクルが可能である。
【0019】
本実施形態において、スキン層の厚さは、0.5〜2mm(望ましくは1mm)とする。
【0020】
表皮材として軟質PVCを使用する場合は、スキン層が1mm以下であると、クッション層の可塑剤がブリードアウトを起こしやすくなり、製品表面にべたつきが生じ、好ましくない。また、表皮材の材質にかかわらず、スキン層が2mm以上であると、ソフト感に欠けるため望ましくない。
【0021】
また、本実施形態では、芯材が中空に形成されているが、これに限られるものではなく、芯材として中空部がないものを使用することも可能である。しかし、成形品軽量化の見地からは、芯材を中空とすることが望ましい。
【0022】
(2) 本実施形態の樹脂成形品の製造工程の一例を、以下に示す。
【0023】
本発明では、表皮材をスキン層がクッション層を囲繞するようにサンドイッチ成形する。
【0024】
このサンドイッチ成形は、以下のように行なわれる。
【0025】
あらかじめ射出成形により成形した芯材を成形型の中央に配置し、まず、スキン材をスプルー・ランナー・ゲートを通して成形型内に流し込み、次いで、前述と同じスプルー・ランナー・ゲートを通してクッション材を成形型内に流し込む。再度スキン材を成形型内に流し込み、スキン層がクッション層を囲繞する表皮材の成形が完了する。
【0026】
こうしてできた樹脂成形品を冷却し、成形型より取り出し、本発明の樹脂成形品が完成する。
【0027】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて、さらに詳細に説明をする。
【0028】
<実施例1>
芯材として、ポリプロピレン「K7040」(チッソ社製)を、スキン層として、軟質PVC「K860−4」(三菱化学MKV製)60HS (JIS A )(硬さ試験機A型、JIS-K6301 による。以下同じ。)を、クッション層として、軟質PVC「F2072−1」(三菱化学MKV製)30HS (JIS A )をそれぞれ使用し、あらかじめ射出成形しておいた芯材を成形型内に配設し、スキン層及びクッション層をサンドイッチ成形して、自動車内装用樹脂成形品を形成する。
【0029】
本実施例で成形された自動車内装用樹脂成形品は、従来品と同等の軟質感及び触感を得ることができた。
【0030】
<実施例2>
芯材として実施例1と同一の樹脂を使用し、スキン層として、TPO(PP系)「7030」(三井石油化学製)70HS (JIS A )を、クッション層として、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンコポリマー(SEBS)「AR730」(アロン化成製)35HS (JIS A )をそれぞれ使用し、実施例1と同様にして自動車内装用樹脂成形品を形成する。
【0031】
本実施例で成形された自動車内装用樹脂成形品は、従来品と同等の軟質感及び触感を得ることができた。
【0032】
【発明の作用・効果】
本発明の自動車内装用樹脂成形品は、上記構成であるため、下記のような作用・効果を奏する。
【0033】
クッション層を発泡させる構成ではないため、成形時に冷却期間を長く設ける必要がなく、成形サイクルを短くすることが可能となり、コストダウンにつながる。さらに、クッション層に発泡剤を含まないので、使用材料のリサイクルも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自動車内装用樹脂成形品の斜視図
【図2】図1のII−II線部位の切欠断面斜視図
【図3】従来の自動車内装用樹脂成形品の図2に対応する切欠断面斜視図
【符号の説明】
11、111 自動車内装用樹脂成形品
13、113 芯材
15、115 表皮材
17、117 スキン層
19、119 クッション層
Claims (4)
- 芯材及び表皮材よりなる自動車内装用樹脂成形品であって、
前記表皮材が、互いに相溶性を有する材料よりなるスキン層とクッション層との二層構造であり、
前記スキン層を形成する材料の硬度(JIS A )が50〜80HS の範囲内にあり、かつ、前記クッション層を形成する材料の硬度(JIS A )が50HS 未満の範囲内にあることを特徴とする自動車内装用樹脂成形品。 - 請求項1に記載の自動車内装用樹脂成形品であって、前記表皮材は、前記スキン層が前記クッション層を囲繞するようなサンドイッチ成形法により製造されることを特徴とする自動車内装用樹脂成形品。
- 請求項1または2に記載の自動車内装用樹脂成形品であって、前記芯材が硬質合成樹脂からなり、前記表皮材が軟質塩化ビニル樹脂(以下「軟質PVC」と略す)よりなることを特徴とする自動車内装用樹脂成形品。
- 請求項1または2に記載の自動車内装用樹脂成形品であって、前記芯材が硬質合成樹脂からなり、前記表皮材が熱可塑性エラストマー(以下「TPE」と略す)よりなることを特徴とする自動車内装用樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11798996A JP3658738B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 自動車内装用樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11798996A JP3658738B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 自動車内装用樹脂成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09301034A JPH09301034A (ja) | 1997-11-25 |
JP3658738B2 true JP3658738B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=14725278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11798996A Expired - Fee Related JP3658738B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 自動車内装用樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3658738B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11798996A patent/JP3658738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09301034A (ja) | 1997-11-25 |
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Legal Events
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