JP3656257B2 - 掃除用床ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は粘着力により被掃除面の塵を取り除く掃除用床ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の掃除用床ノズルとして、特開平5−317226号公報に示す構成のものがある。図7、図8により従来の掃除用床ノズルの構成について説明する。すなわち、床ノズル本体1(以下、本体と称する)内に、複数のブレード4を有する回転ブラシ2を設け、この回転ブラシ2の複数のブレード4は回転軸5を中心に放射状に配されている。回転軸5の両端は軸受けで回動自在に支持され、回転ブラシ3を回転させることが可能となっている。また、複数のブレード4の被掃除面との接触部分に微笑突起6を設けていた。
【0003】
以上の構成で、使用者が清掃を行うと、回転ブラシ2が回転することよりブレード4が絨毯内の塵埃をかき上げる役目をし、絨毯等へ絡み付いたゴミなどを取るのに効果をあげている。また、床、畳などのゴミを掃き上げる効果もある。さらにその効果を高めるために、ブレード4の先端部に静電植毛加工等で、微小径で毛足の長い微小突起毛6を設け、より細かな埃、塵をかき揚げるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、このような従来の掃除用床ノズルでは、絨毯などのカーペット上で、回転ブラシ2を回転することにより、前記ブレード4が絨毯表面への回転摩擦力により絨毯に付着したゴミを押し出したり、跳ね飛ばしたりしてゴミを分離したりして、掃除そのものは効果的となるが、回転ブラシ2が絨毯表面を強力に擦るため絨毯を傷めてしまうという不都合を有していた。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するもので、被掃除面の状態に応じて移動部材の粘着力の強さを可変することで、被掃除面を傷めることを防止でき、かつ粘着により確実に被掃除面の塵を取り除き集塵性能が高い掃除用床ノズルを提供することを第一の目的としている。
【0006】
また、第二の目的は、第一の目的に加え、塵落とし部材で移動部材の表面に粘着した塵を引き剥し、被掃除面と接触する移動部材表面の粘着面積を増大して集塵効率を高めることにある。
【0007】
また、第三の目的は、第一、第二の目的に加え、掃除用床ノズル吸入口近傍で移動部材の粘着力を弱め、かつ掃除機の吸引作用を利用して集塵性能を高めることにある。
【0008】
また、第四の目的は、第三の目的に加え、塵落とし部材を移動部材の粘着力が弱くなる位置近傍に配して集塵効率をより一層高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第一の目的を達成する第一の課題解決手段は、床ノズル本体内部に少なくとも1つ以上設けた回転軸体と、前記回転軸体を中心として回転する又は複数の回転軸体間を移動する移動部材とを備え、前記移動部材の少なくとも一部が被掃除面と接触するように回転軸体を配設するとともに、前記移動部材が被掃除面と接触する表面部分を温度により粘着力が変化する粘着材料で構成し、前記粘着材料の粘着力を可変する粘着力可変手段としてヒータを前記回転軸体近傍に配設し、前記ヒータに流す電流量を手元のコントローラー操作により調整することで前記ヒータの発熱量を調節して前記粘着材料の粘着力を可変できる構成にしたものである。
【0010】
第二の目的を達成する第二の課題解決手段は、第一の課題解決手段に加え、床ノズル本体の吸入口近傍に、移動部材に粘着した塵を床ノズル本体内で引き離す塵落とし部材を備えたものである。
【0011】
第三の目的を達成する第三の課題解決手段は、第一または第二の課題解決手段に加え、ヒータを床ノズル本体の吸入口近傍に配したものである。
【0012】
第四の目的を達成する第四の課題解決手段は、第二または第三の課題解決手段に加え、塵落とし部材を移動部材の粘着力が弱くなる位置近傍に配したものである。
【0013】
【作用】
第一の課題解決手段の構成によれば、被掃除面の状態が、例えば取れ易い毛からなる絨毯の面の場合には、粘着力可変手段が移動部材の粘着力を弱め、絨毯の毛が移動部材の表面に粘着されるのを防止し、塵のみを移動部材の表面に粘着させることができる。また、被掃除面が木や化学タイルからなる面で、しかも塵がこびりついている場合には、粘着力可変手段により移動部材の粘着力を強くする。この強力な粘着力により簡単にこびりついた塵を移動部材表面に粘着させ、移動部材と被掃除面との接触回数を少なくしても、確実に被掃除面の塵を取り除くことができる。
【0014】
第二の課題解決手段の構成によれば、絨毯等の被掃除面と移動部材の表面が接触し、被掃除面の塵が移動部材の表面に粘着する。移動部材の表面に粘着した塵は塵落とし部材のところまで移動していき、この塵落とし部材と接触することにより塵を床ノズル本体内に落とすことができる。
【0015】
第三の課題解決手段の構成によれば、被掃除面と移動部材とが接触することで、被掃除面の塵を移動部材の表面に粘着させる。移動部材は回転軸に沿って移動するので、塵が粘着している部分は床ノズル本体内の掃除機本体から吸引作用を受ける吸入口部分に移動する。吸入口部分の近くに粘着力可変手段であるヒータを配し、移動部材表面の粘着材料を温度が高くなると粘着力が低下する材料で構成することで、吸入口近傍で移動部材の粘着力が弱まり、簡単に吸引作用で塵を移動部材表面から取り除くことができる。
【0016】
第四の課題解決手段の構成によれば、第三の課題解決手段の構成で移動部材表面の粘着力を弱め、移動部材に粘着した塵を取り除くようにしているが、粘着力可変手段の働きだけでは充分に塵を移動部材表面から取り除くことができないので、さらに移動部材表面に残った塵を粘着力が弱くなる位置近傍に設けた塵落とし部材で取り除く。よって、再度、被掃除面と接触する際には、移動部材の表面に塵が粘着していることはなく、被掃除面と接触する面全体を、塵を粘着させる面として使用することができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第一の実施例について、図1、図2を参照しながら説明する。図1において、床ノズル本体21(以下本体と称す)はバンパー22を介して上本体23と下本体24と結合して構成している。床ノズル本体21内部には下方に開放部を吸込口25とした吸込室26がある。上記吸込室26内には、吸込口25側に近接し、ほぼ被掃除面と接触する位置に回転軸体27を配し、この回転軸体27より上方で掃除機本体の吸引作用を受ける吸入口46近くに回転軸体28を配している。回転軸体27と回転軸体28との間には、表面に粘着性を有するベルト(移動部材)29を張架している。
【0018】
また、本体21の吸入口46近くにはベルト29の表面から付着した塵31を引き剥すブラシ(塵落とし部材)30を設けている。このブラシ30と回転軸体28との間にベルト29を挟み、ベルト29の表面にブラシ30の押圧力が加わり、確実にベルト29の表面に付着した塵31を引き剥す構成である。
【0019】
以上のように構成された掃除用床ノズルについて、その動作を説明する。まず、本体21を床面等の被掃除面上を移動させて掃除を行う場合、回転軸体27側のベルト29の表面が被掃除面と接触し、ベルト29と被掃除面との摩擦力によりベルト29が回転軸体27、28の間を回る。ベルト29は被掃除面と接触する部分で塵31を粘着力により粘着し、ベルト29の移動と共に塵を吸入口46側に移動させる。吸入口46の近くまで移動してきた塵31は、ブラシ30がベルト29の表面を擦るため、粘着している塵31は引き剥され、掃除機本体の吸引力が強い吸入口46からスムーズに掃除機本体側へ流れていく。ブラシ30で塵を引き剥されたベルト29の表面が再び回転軸体27側に移動していき、被掃除面の塵31を粘着する。
【0020】
このように、被掃除面上の塵31をベルト29の表面で粘着させて確実に拾い上げ集塵を行うものであるので、ベルト29と被掃除面との摩擦力を大きくしなくても塵を確実に拾い上げることができ、被掃除面を摩擦により傷めることを大幅に減少させることができる。また、ブラシ30によりベルト29の表面に粘着した塵を引き剥すので、常に被掃除面と接触する際にはベルト29表面に粘着した塵を少なくでき、被掃除面と接触するベルト29表面の粘着面積を増大でき、集塵効率を高めることができる。
【0021】
なお、本実施例ではブラシ30を用いてベルト29表面の塵を引き剥す構成としたが、ブラシ30以外に板状体をベルト29の表面に接触させて塵を引き剥す構成としてもよく、要は機械力によりベルト表面の塵を引き剥す構成であれば良い。
【0022】
(実施例2)
次に、本発明の第二の実施例を図3により説明する。基本的な構成は図1に示す第一の実施例と同じであるので、共通構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。第一の実施例と異なるところは、ベルト(移動部材)32の表面の粘着力を使用者の意志によりコントロールできるようにしたことである。本実施例では、ベルト32の粘着力を可変する粘着力可変手段として、ベルト32に熱を供給するヒータ線33を用いている。このヒータ線33は回転軸体27の近傍に配設し、被掃除面に接触する直前のベルト32の接触部分に熱を与える構成である。また、ベルト32の少なくとも表面には温度により粘着力が変化する材料を用いており、具体的には、温度が高くなると粘着力が強くなり、温度が低くなると粘着力が弱くなる材料を用いることとする。
【0023】
以上のように構成された掃除用床ノズルについて、その動作を説明する。まず、使用者は床面等の被掃除面の状態を判断して、手元のコントローラー(図示せず)を操作し、ヒータ線33に流す電流量、すなわち発熱量を調節する。例えば、強力な粘着力で被掃除面とベルト32とを接触させると被掃除面に悪影響を及ぼす場合、具体例としては、被掃除面が絨毯であり、粘着力が強すぎると絨毯の毛が引き抜かれるような場合と判断したときは、手元のコントローラーによりヒータ線33に流れる電流量を小さくし、ベルト32表面の加熱量を低減して粘着力を弱くする。また、被掃除面に塵がこびり着いている場合には、手元のコントローラーにてヒータ線33に流れる電流量を増大し、ベルト32表面の加熱量を増大して粘着力を強力なものとし、掃除を行う。
【0024】
なお、本実施例では、ベルトの少なくとも表面を、温度を高めると粘着力が増加する材料で構成したが、温度を低くするほど粘着力が増加する材料を用いてもよく、この材料を用いた場合、上記ヒータ線に代えペルチェ素子を用い、ベルト表面を冷却することで粘着力を増加させるようにしても良い。また、霧等の水分を供給することで粘着力を可変できる材料、電気を通電することで粘着力が可変できる材料等を用いてもよく、要は、温度、水分、電気等の物理量を可変することで粘着力を可変できる材料であればよく、この場合、温度、電気等の物理量を可変するものが粘着力可変手段に該当する。さらに、引っ張り力により粘着力が変化する材料を用いることもでき、この場合、粘着力を可変したい部分に引っ張り力を調整できる機構を追加すればよく、この引っ張り力調整機構が粘着力可変手段に該当することとなる。
【0025】
(実施例3)
次に、本発明の第三の実施例を図4により説明する。基本的な構成は図1に示す第一の実施例と同じであるので、共通構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0026】
図4において、ベルト(移動部材)34の少なくとも表面は、温度を高くするほど粘着力が弱くなる材料で構成され、例えば、回転軸体28の近傍で、かつ吸込口46の近傍には加熱用のヒータ線子35を配している。
【0027】
そして上記構成によれば、ベルト34の表面が被掃除面と接触して塵を粘着し、塵を粘着したベルト34の表面がヒータ線35の近くに移動してきたとき、ベルト34の表面がヒータ線35に加熱され、その粘着力が弱くなる。したがって、ベルト34の表面の塵に対する粘着力が低下し、吸入口46の強い吸引力でベルト34の表面の塵が引き離され、塵は掃除機本体側に吸引される。また、回転軸体28の径を回転軸体27の径より大きくし、吸込口46と対向する面積を増大しているので、吸込口46からの吸引力を受ける面積を増大することができ、吸引口46での集塵効率を高めている。
【0028】
なお、本実施例では、ベルト32の少なくとも表面を、温度が高くなると粘着力が低下する材料を用いたが、温度を低くするほど粘着力が低下する材料を用いてもよく、この材料を用いた場合、上記ヒータ線に代えペルチェ素子を用い、ベルト表面を冷却することで粘着力を低下させるようにしても良い。また、霧等の水分を供給することで粘着力を可変できる材料、電気を通電することで粘着力が可変できる材料等を用いてもよく、要は、温度、水分、電気等の物理量を可変することで粘着力を可変できる材料であればよく、この場合、温度、電気等の物理量を可変するものが粘着力可変手段に該当する。さらに、引っ張り力により粘着力が変化する材料を用いることもでき、この場合、粘着力を可変したい部分に引っ張り力を調整できる機構を追加すればよく、この引っ張り力調整機構が粘着力可変手段に該当することとなる。
【0029】
(実施例4)
次に、本発明の第四の実施例を図5により説明する。基本的な構成は図1に示す第一の実施例と同じであるので、共通構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0030】
図5において、ベルト(移動部材)37の少なくとも表面は、温度が高くなると粘着力が低下する材料で構成され、回転軸体28の近傍にはヒータ線38が配設されている。また、本体21の吸込口25の後方部分を回転軸体28の下方にまで延設して塵受け部47を形成し、その上部に形成される空間を集塵室40としている。
【0031】
そして上記構成によれば、ベルト37の表面が被掃除面と接触して塵を粘着し、塵を粘着したベルト37の表面がヒータ線38の近くに移動してきたとき、ベルト37の表面がヒータ線38に加熱され、その粘着力が弱くなる。したがって、ベルト37の表面の塵に対する粘着力が低下し、塵がベルト37の表面から離れ、下方の塵受け部47上に落下することとなり、塵が集塵室40内に集塵される。
【0032】
この集塵室40に集塵された塵は、掃除機本体に床ノズルを接続することで、吸引口46から集塵室40内に吸引力が作用し、塵を掃除機本体側に移動させることができる。また、本実施例の掃除用床ノズルは掃除機本体に接続することなく、被掃除面上を移動させることで、ベルト37が移動して塵を粘着させて集塵室40にまで運び、その集塵室内40に塵を集めることができるものである。よって、掃除機本体の掃除用床ノズル専用として使用する以外に、単に塵を集める掃除用床ノズルとしても使用することができ、この場合、吸入口46を設ける必要がなく、集塵室40内の塵を捨てることができるように、集塵室40の一部に開閉自在な蓋を設けておけば良い。
【0033】
なお、本実施例でも、ヒータ線に代え、第三の実施例で示した温度、電気等の物理量を可変する粘着力可変手段、さらに、引っ張り力調整機構による粘着力可変手段を用いても良いことはいうまでもない。
【0034】
(実施例5)
次に、本発明の第五の実施例を図6により説明する。基本的な構成は図1に示す第一の実施例と同じであるので、共通構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0035】
図6において、ベルト41(移動部材)の少なくとも表面は、温度が高くなると粘着力が低下する材料で構成され、回転軸体28の下方近傍にはヒータ線42が配設されている。また、本体21の吸込口25の後方部分を回転軸体28の下方にまで延設して塵受け部47を形成し、その上部に形成される空間を集塵室45としている。さらに、回転軸体28の上方近傍には掻き取り用のブラシ(塵落とし部材)43が配設され、ベルト41の表面を押圧しており、その表面に粘着した塵を掻き落とす構成である。
【0036】
そして上記構成によれば、ベルト41の表面が被掃除面と接触して塵を粘着し、塵を粘着したベルト41の表面がヒータ線42の近くに移動してきたとき、ベルト41の表面がヒータ線42に加熱され、その粘着力が弱くなる。したがって、ベルト41の表面の塵に対する粘着力が低下し、塵がベルト41の表面から離れ、下方の塵受け部47上に自然落下する。しかし、粘着力が弱まっても多少の塵がベルト41の表面に付着したまま移動していくので、この残った塵はブラシ43によりベルト41の表面から引き離され、集塵室45内に集塵される。この集塵室45に集塵された塵は、掃除機本体に床ノズルを接続することで、吸引口46から集塵室45内に吸引力が作用し、塵を掃除機本体側に移動させることができる。
【0037】
このブラシ43により塵を引き離す際には、ヒータ線42により加熱されて、ベルト41の表面の粘着力が低下させているので、簡単に塵をベルト41の表面から落とすことができ、ブラシ43のベルト41の押圧力を小さくしても塵を確実に取り除くことができる。よって、ブラシ43の押圧力を高める必要がなく、ベルト41を移動させる際にブラシ43が抵抗となることもほとんどなく、ベルト41の移動もスムーズとなり、本体21の移動操作性を良好とすることができる。
【0038】
また、掃除機本体に接続して使用する場合には、吸入口46の吸引作用によりベルト41の表面の塵を効果的に取り除くので、ブラシ43で取り除く塵の量は僅かであるが、掃除機本体に接続せず、単なる掃除用床ノズルとして使用する際には、吸入口46からの吸引作用がないので、ブラシ43によりベルト41の表面に残った塵を取り除いで、塵のない状態で再び被掃除面とベルト41の表面とが接触するようにしている。このブラシ43の働きにより、掃除機本体と接続しないで使用する場合の集塵効率を高めることができる。なお、単に塵を集める掃除用床ノズルとしても使用する場合には、吸入口46を設ける必要がなく、集塵室45内の塵を捨てることができるように、集塵室45の一部に開閉自在な蓋を設けておけば良い。
【0039】
なお、本実施例でも、ヒータ線に代え、第三の実施例で示した温度、電気等の物理量を可変する粘着力可変手段、さらに、引っ張り力調整機構による粘着力可変手段を用いても良いことはいうまでもない。
【0040】
また、上記第一〜第五の実施例では、移動部材の一種であるベルトを2つの回転軸体の間に張架し、2つの回転軸体の間を移動する構成としたが、回転軸体を3つ設けて、この回転軸体間を移動できるように移動部材を配してもよく、また、回転軸体を1つ床ノズル本体内に設け、この回転軸体の周面を覆うようにベルトを巻き付けて移動部材を構成してもよく、また、回転軸体の周面に複数のブレードを放射状に設けた、例えば従来例に示すような構成であってもよく、この場合にはブレードを移動部材とし、その被掃除面と接触するブレードの一部分を粘着性のある材料で構成する必要がある。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、被掃除面の塵を移動部材の表面の粘着力により取り除くので、被掃除面と移動部材との接触の際には大きな摩擦力を発生することがないので、被掃除面を傷めることを防止できる。さらに被掃除面の状態に応じて移動部材の粘着力の強さを設定できるので、例えば取れ易い毛からなる絨毯の面の場合でも、絨毯の毛が移動部材の表面に粘着されるのを防ぐことができ、被掃除面を傷めることを防止できる。また、塵がこびりついている被掃除面の場合には、強力な粘着力により簡単にこびりついた塵を移動部材表面に粘着させ、移動部材と被掃除面との接触回数を少なくしても、確実に被掃除面の塵を取り除くことができ、集塵性能を高くできる。
【0042】
また、請求項2の発明によれば、塵落とし部材で移動部材の表面に粘着した塵を引き剥し、被掃除面と接触する移動部材表面の粘着面積を増大して集塵効率を高めることができる。
【0043】
また、請求項3の発明によれば、吸引作用を受ける吸入口部分の近くに粘着力可変手段であるヒータを配し、移動部材表面の粘着材料を温度が高くなると粘着力が低下する材料にて構成することで、吸入口近傍で移動部材の粘着力が弱まり、簡単に吸引作用で塵を移動部材表面から取り除くことができ集塵性能を高めることができる。
【0044】
また、請求項4の発明によれば、粘着力可変手段で移動部材表面の粘着力を弱めて塵を取り除いた後、粘着力が弱くなる位置近傍に配した塵落とし部材でさらに塵を取り除く構成なので、被掃除面と接触する際には、移動部材の表面に塵が粘着していることはなく、 被掃除面と接触する面全体を塵を粘着させる面として使用することができる。よって、移動部材の粘着による集塵効果をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例における掃除用床ノズルの断面図で、図2のA−A断面図
【図2】 同掃除用床ノズルの平面図
【図3】 本発明の第二の実施例における掃除用床ノズルの断面図
【図4】 本発明の第三の実施例における掃除用床ノズルの断面図
【図5】 本発明の第四の実施例における掃除用床ノズルの断面図
【図6】 本発明の第五の実施例における掃除用床ノズルの断面図
【図7】 従来の掃除用床ノズルの断面図
【図8】 同掃除用床ノズルの回転ブラシを示す外観斜視図
【符号の説明】
21 床ノズル本体
27、28 回転軸体
29、32、34、37、41 ベルト(移動部材)
30、43 ブラシ(塵落とし部材)
31 塵
33、35、38、42 ヒータ線(粘着力可変手段)
40、45 集塵室

Claims (4)

  1. 床ノズル本体内部に少なくとも1つ以上設けた回転軸体と、前記回転軸体を中心として回転する又は複数の回転軸体間を移動する移動部材とを備え、前記移動部材の少なくとも一部が被掃除面と接触するように回転軸体を配設するとともに、前記移動部材が被掃除面と接触する表面部分を温度により粘着力が変化する粘着材料で構成し、前記粘着材料の粘着力を可変する粘着力可変手段としてヒータを前記回転軸体近傍に配設し、前記ヒータに流す電流量を手元のコントローラー操作により調整することで前記ヒータの発熱量を調節して前記粘着材料の粘着力を可変できる構成にした掃除用床ノズル。
  2. 床ノズル本体の吸入口近傍に、移動部材に粘着した塵を床ノズル本体内で引き離す塵落とし部材を備えた請求項1に記載の掃除用床ノズル。
  3. ヒータを床ノズル本体の吸入口近傍に配した請求項1または2に記載の掃除用床ノズル。
  4. 塵落とし部材を移動部材の粘着力が弱くなる位置近傍に配した請求項2または3に記載の掃除用床ノズル。
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