JPH09131284A - 床ノズル - Google Patents

床ノズル

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JPH09131284A
JPH09131284A JP28831495A JP28831495A JPH09131284A JP H09131284 A JPH09131284 A JP H09131284A JP 28831495 A JP28831495 A JP 28831495A JP 28831495 A JP28831495 A JP 28831495A JP H09131284 A JPH09131284 A JP H09131284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
dust
floor nozzle
floor
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP28831495A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Yamaura
泉 山浦
Takayuki Inoue
隆幸 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵性能を高めた床ノズルを提供する。 【解決手段】 表面に切り込みを有するベルト30を回
転軸体27に取り付け、被掃除面側の回転軸体27で切
り込みが開き突起29が出現するようにし、突起29間
の切り込み内にゴミを挟み込むようにし、しかも、回転
軸体27を床ノズル移動より遅い速度でベルト30が回
動するように構成し、より多くのゴミを突起29でキャ
ッチできるようにした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に用いら
れる床ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の床ノズルは、特開平5ー3
17226号公報に示す構成のものがある。図6、図7
により従来の床ノズルの構成を説明する。すなわち、回
転軸5の周囲に複数のブレード4を放射状に設け、回転
ブラシ2を構成したものが一般的であった。このブレー
ド4も、ナイロンや豚毛のブラシ毛から髪の毛等の絡み
付き防止のための軟質ゴムブレードなどが使用されてい
る。
【0003】具体的には、床ノズル本体1(以下単に本
体と称する)内には、回転ブラシ2を設けている。回転
ブラシ2はその一端をローラー3に接続されており、又
両端を軸受けで回動自在に支持されている。よって、ロ
ーラー3を回転させるとこの回転に連動して回転軸5が
回転し、複数のブレード4を有した回転ブラシ2が回転
する。なお、回転ブラシ2の回転駆動のためモーターを
使うこともある。
【0004】以上の構成で、使用者が清掃を行うと、回
転ブラシ2は、回転によりブレード4が絨毯内の塵埃を
かき上げる役目をしている。絨毯等へ絡み付いたゴミな
どを取るのに効果がある。また、床、畳などのゴミを掃
き上げる効果もある。さらにその効果を高めるために、
ブレード4の先端部に静電植毛加工で微小径で毛足の長
い微小突起毛6を設け、より細かな埃、塵をかき揚げる
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
従来の床ノズルでは、絨毯などのカーペット上で、回転
ブラシ2が回転することにより、前記ブレード4が絨毯
表面への回転摩擦力により絨毯に付着したゴミを押し出
したり、跳ね飛ばしたりしてゴミを分離するが、絨毯に
絡み付いた綿ゴミやペットの毛などの繊維質のゴミは、
ブレード4のかき揚げ力や押し出し力だけでは十分には
取れないという課題を有していた。また、砂などの重量
のあるゴミはかえって絨毯の毛がバネとなったり、床・
畳上でブレード4により跳ね飛ばされて本体1外に飛び
散ってしまうという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、より集塵性能がよい床ノズルを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に独立し
た突起あるいは切り込みを有するベルトを床ローラー等
の補助動力と連動させて回転させるようにし、しかも、
床ノズルの移動速度に対してベルトの回転速度を減速設
定しているので、被掃除面でゴミを挟み取るという基本
動作に加えて、ベルトの突起部によって被掃除面上のゴ
ミをかき出すことができ集塵性能の向上につながる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、表面に独立した突起あるいは切り込みを有するベル
トを少なくとも一つ以上の回転軸体に取り付け、その回
転軸体の一部を床ローラー等の補助動力と連動させるの
で、床ノズルの移動速度に対してベルトの回転速度を減
速設定しているので、表面に独立した突起を有すベルト
の突起によって被掃除面に付着あるいは絡み付いている
ゴミをベルトの内周と外周との伸びの差異によって生じ
る突起の開口部分を閉じることによって先ず挟み込み引
き出した後、吸い込み側においてベルトが再び開口する
ことによりゴミを離して確実に掃除する。即ち、ベルト
は少なくとも一つ以上の回転軸体に取り付けているた
め、前述したように被掃除面に略接触している部分でゴ
ミを挟み込み、もう一方の方でゴミを離すことができる
というものである。また、床ノズルの移動速度に対して
ベルトの回転速度を減速設定しているので、ベルトの突
起部によって被掃除面上のゴミをかき出すことができ、
集塵性能の向上につながる。
【0009】請求項2に記載の発明は、床ノズルの移動
速度に対してベルトの回転速度を15%以上35%以下
に減速設定しているので、ゴミをかき出す効果がもっと
も顕著に表れる減速を設定できる。挟み込み引き出して
ゴミを取るという作用に加えて、突起部のエッヂによっ
て絨毯上のゴミを押し出すという効果が加わりゴミの集
塵性能が最大限に得られる。
【0010】請求項3に記載の発明は、被掃除面に対し
てベルトを一方向のみに回動するようにしているので、
ゴミを挟んだ後にベルトが逆に回ることにより挟んだゴ
ミがもう一度絨毯上などに再付着することがなく、いつ
もゴミを分離した後のリフレッシュされた面での掃除が
行えるものである。また、逆方向にノズルが進むときに
は、当然ベルトは静止しているため、上述したようにベ
ルトの突起部のエッヂによって絨毯上のゴミを押し出す
という効果が加わる。具体的に述べると、被掃除面に対
してノズルを前進させるときに床ローラー駆動力をベル
トに連動させ、被掃除面に対してノズルを後退させると
きに床ローラー駆動力をベルトに連動させない構成とし
ている。
【0011】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
を説明する。図1に、本実施の形態の基本構成を示す。
床ノズル本体21はバンパー22を介して上本体23と
下本体24と結合して構成している。床ノズル本体21
内部には下方に開放部を吸い込み口25とした吸い込み
室26がある。上記吸い込み室26内には、前後2カ所
に配した回転軸体27に柔軟性のベルト30を取り付け
ている。ベルト30の材料は好ましくはゴムとしうる。
ベルト30の表面には切り込み29を設け、回転軸体2
7により曲げられる際に図1のA部に示すように突起2
8が現れるようにしている。
【0012】回転軸体27は被掃除面側と吸引側の連通
管31側にそれぞれ配されており、図2に示すように、
ベルト30を吸い込み口25幅に対して3枚、間隔があ
くように設けている。これは吸い込み気流の通路を確保
するためである。32は床ローラーで、本実施の形態で
は、回転軸体27の一方に同一軸心上にてつないでい
る。33はワンウェイクラッチで、一方向の回転時のみ
床ローラー32の回転力を回転軸体27を介してベルト
30に伝達することでベルト30が回動する。このとき
に本発明の要点である減速を床ローラー32とそれにつ
ながっている回転軸体27との回転半径の比によって得
ている。減速の度合いによってはもう一段歯車等を挿入
してもよい。回転軸体27の径は連通管31側の直径が
20mm、被掃除面側の直径が8mmとなるように設定
している。ベルト30の厚みは3mmで、このベルト3
0は切り込み29加工をしてあり、その深さは2mmと
している。
【0013】以上のように構成された本実施の形態の作
用を図により説明する。まず、基本的なゴミ挟み取り動
作を図3に示す。すなわち、床ノズル21を移動させて
掃除を行うことにより、ベルト30が絨毯面10との間
で摩擦力により回転する。ベルト30は絨毯面側の小径
の回転軸体27の外周に沿って曲げられる。この曲げら
れる際に、ベルト30の厚みによって内周と外周と間に
差が発生し、ベルト30外周部に伸びが生じる。その伸
びによりベルト30表面に設けた切り込み29が開口
し、突起28が出現する。これは図3の(b)の状態
で、同図(a)のA箇所の状態を示す。この状態で絨毯
面10上を回転していき絨毯の中の綿ゴミなどが開いた
口の中へ入った状態となる。この状態は同図(a)のB
箇所で、ベルト30は同図(c)の状態となる。集塵性
能はこの時点でいかに多くの絨毯上のゴミを挟み込むか
であるが、上述したようにベルト30はその回動速度を
ノズルの操作速度より減速させた構成としているため、
図4に示すように、絨毯上を突起28が滑ってエッヂ3
3によりゴミをかき出す効果がある。このことによりゴ
ミを押し集め、塊として挟みやすくしているのである。
【0014】次に、なぜこのベルト30を減速させるこ
とが効果があるのかを、簡単に説明する。まず、このベ
ルト30に設けたゴミを挟み込むための突起は物理的に
どうしても幅を持っていることは理解できる。今ベルト
30の回転速度とノズルの操作速度が同じとすると、絨
毯上でベルト30が開口しゴミを挟み込もうとしても、
この突起28の絨毯に接する幅の部分では、ゴミを単に
絨毯上に押しつけるだけでなんらゴミをピックアップす
る作用はしない。すなわち、減速はこの欠点を解消する
ための技術的な手段であり効果が大きい。
【0015】これを検討した結果を図5に示す。この検
討によりノズルの操作速度(移動速度ともいう)に対す
るベルト30の回転速度比率(減速割合)は15%以上
35%以下でゴミの取れ具合が良くなる。ノズルの操作
速度は、通常50cm/sが一般的であるが、検討とし
て30〜70cm/sの範囲でも行ったが同等の結果が
得られている。ゴミを挟み込んだ後、ベルト30が回転
軸体27から離れていき、図3(a)のC箇所になる
と、前述した差による伸びがなくなり、開口が閉じて、
ゴミをベルト30が挟み込む状態となる(図3(d)参
照)。
【0016】このような動作を繰り返し繰り返し行い、
絨毯上のゴミを押し出しては挟み込んで確実にピックア
ップし集塵を行うものである。そして反対側の回転軸体
27のところでベルト30の切り込み29が上述した原
理で開口し、挟んだゴミは連通管31の吸い込み力によ
り掃除機本体へと吸い込まれていく。前記開口の幅はベ
ルト30の厚み、回転軸体27の径、切り込み29の間
隔や形状などにより変わってくる。また、回転軸体27
の本数も2本以上で有れば必ず構成できるため、床ノズ
ル本体21の大きさによる制限、コストなどの要因を配
慮して最適な構成とすればよい。
【0017】またベルト30を一方向のみに回動するよ
うにした構成としているため、ゴミを挟んだ後にベルト
30が逆に回ることにより挟んだゴミがもう一度絨毯上
などに再付着することがなく、いつもゴミを分離した後
のリフレッシュされた面での掃除が行えるものである。
また、逆方向にノズルが進むときには、当然ベルト30
は静止しているため、上述したようにベルト30の突起
28部のエッヂ34によって絨毯上のゴミを押し出すと
いう効果が加わる。具体的に述べると被掃除面に対して
ノズルを前進させるときに床ローラー32駆動力をベル
トに連動させ、被掃除面に対してノズルを後退させると
きに床ローラー32駆動力をベルトに連動させない構成
としている。
【0018】なお、床ローラー32とそれにつながって
いる回転軸体27との回転半径の比によってベルト減速
を行ったが、回転軸体27を直接モーターにより駆動す
る方式のものにも適用することはでき、床ノズルの移動
速度に対してベルトの回転速度を減速できる構造であれ
ばよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明かな通り、本発明の請
求項1記載の発明では、床ノズルの移動速度に対してベ
ルトの回転速度を減速設定しているので、ベルトの突起
あるいは切り込みによって被掃除面に付着あるいは絡み
付いているゴミをエッヂにより押し出して効率よく挟み
込み引き出すことができるので、集塵効率を高め、床ノ
ズル本体外にゴミを飛ばすことなく、確実にゴミを捕集
することができる。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明では、床ノ
ズルの移動速度に対してベルトの回転速度を15%以上
35%以下に減速設定しているので、ゴミをかき出す効
果をより一層高めることができる。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明では、ベル
トを一方向のみに回動するようにした構成としているた
め、ゴミを挟んだ後にベルトが逆に回ることによる挟ん
だゴミがもう一度絨毯上などに再付着することがなく、
また、逆方向にノズルが進むときには、当然ベルトは静
止しているため、ベルトの突起部のエッヂによって絨毯
上のゴミを押し出すという効果が加わる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す床ノズルの側断面図
【図2】同床ノズルの上本体を取り外した状態の平面図
【図3】(a)〜(d)同床ノズルのゴミ捕集の動作説
明図
【図4】同ベルトの拡大図
【図5】床ノズルの移動速度に対するベルトの回転速度
比率とゴミの取れ具合との関係図
【図6】従来の床ノズルの側断面図
【図7】同床ノズルの回転ブラシの外観斜視図
【符号の説明】
27 回転軸体 28 突起 29 切り込み 30 ベルト 32 床ローラー 33 ワンウェイクラッチ 34 エッヂ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に独立した突起あるいは切り込みを
    有するベルトを内蔵し、そのベルトを少なくとも一つ以
    上の回転軸体に取り付け、その回転軸体の一部を床ロー
    ラー等の補助動力と連動させ、前記ベルトは床ノズルの
    移動速度に対してベルトの回転速度を減速設定した床ノ
    ズル。
  2. 【請求項2】 床ノズルの移動速度に対してベルトの回
    転速度を15%以上35%以下に減速設定した請求項1
    記載の床ノズル。
  3. 【請求項3】 被掃除面に対してベルトを一方向のみに
    回動するようにした請求項1記載の床ノズル。
JP28831495A 1995-11-07 1995-11-07 床ノズル Pending JPH09131284A (ja)

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JP28831495A JPH09131284A (ja) 1995-11-07 1995-11-07 床ノズル

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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329