JP3655490B2 - 画像暗号化装置、画像暗号化方法、画像暗号化のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び画像ファイルが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を暗号化し、暗号化された画像に対して画像合成等の画像処理を行う画像暗号化装置、画像暗号化方法、画像暗号化のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び画像ファイルが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の暗号化装置として、例えば、特開平5−199424号や特開平6−125553号公報に開示された技術がある。前者は、画像の暗号化の例で、従来の公開鍵や共通鍵による方式に対して簡易な手法を従来法として記述しつつ、さらに別の方法として、画像ブロックの順列を入れ替えることで暗号化する方法が提案されている。
【0003】
後者は、画像の暗号化の例で、全画像を暗号化することは負荷が大きいため、周波数変換(DCT変換)した信号のうち直流成分のみを暗号化するもが提案されている。
【0004】
また、画像フォーマットとしては、特開平9−102033号公報の実施例で使用しているようなRGBαの4チャンネルを持つ画像フォーマットが存在する。通常のカラー画像はRGBの3つの値から、その画素の色を決めている。RGBαフォーマットでは、もう一つのα値を持ち、これは、その画素の透明度を表すものであり、この画像が他の画像の上に重畳して合成するような場合に、αの値によって、下の画像が透過し、透けて見える程度をコントロールするようなものである。
【0005】
通常の画像は矩形であるが、このαチャンネルによって、この矩形の画像中の任意の画像を定義することによって切り取り画像を得ることができる。
【0006】
また、このRGBαのフォーマットの場合の暗号化は、4つのチャンネル毎に前述した特開平5−199424号、特開平6−125553号公報のような暗号化処理を施したり、ファイル全体に対して、公開鍵や共通鍵を用いて暗号化するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術では、背景の画像と、そこへ重ねるRGBαフォーマットの画像があったとき、RGBαのみを暗号化し、背景の画像ファイルと暗号化されたRGBαファイルと、合成の位置を定めた情報とを転送する場合、最終的な復号権利を持つ装置以外は、RGBαファイルが背景の画像ファイルとどう重なるかを知ることができないという問題がある。また、更に、RGBαの全チャンネルに暗号化を実施している画像の場合に、別の背景画像に暗号化された画像の一部を貼り付ける場合には、2つの画像の全データを読み取らなければならず、処理速度の低下を招いていた。
【0008】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、RGBαフォーマットの画像を暗号化する場合に、復号権利のない装置であっても画像の形状を知ることができるようにすると共に、暗号化された画像データの画像処理の処理速度を向上することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像を表す画像ファイルを読取ることにより画像ファイルを入力する入力手段と、前記画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解する分解手段と、前記分解手段により分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する暗号化手段と、該暗号化手段により暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成するファイル生成手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、入力手段によって、画像を表す画像ファイルを読取り、分解手段で、入力手段によって読取られた画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解し、暗号化手段で、分解された画像データの内、少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する。画像ファイル生成手段により、暗号化された画像データと暗号化されていない画像データとから画像ファイルを生成する。
【0011】
このようにして、暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0014】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0015】
また、これによって、他の画像にこの切出し画像を貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、画像を表す画像ファイルを読取り、該画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解し、分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化し、暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成することを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、画像を表す画像ファイルを読取り、この画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解し、分解された画像データの内、少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する。暗号化された画像データと暗号化されていない画像データとから画像ファイルを生成することにより、画像の暗号化を行う。
【0021】
このようにして、暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0024】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0025】
また、上述のような方法によって、他の画像にこの切出し画像を貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。
【0029】
請求項5に記載の発明は、画像を表す画像ファイルを読取り、該画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解する第1のステップと、分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する第2のステップと、暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成する第3のステップと、を含む手順を記録していることを特徴としている。
【0030】
請求項5に記載の発明によれば、第1のステップで、画像を表す画像ファイルを読取り、この画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解する。続いて第2のステップで、分解された画像データの内、少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する。更に、第3のステップにて、暗号化された画像データと暗号化されていない画像データとから画像ファイルを生成することにより、画像の暗号化を行う。
【0031】
このようにして、暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0032】
請求項6に記載の発明は、前記透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0033】
請求項6に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0034】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0035】
また、これによって、他の画像にこの切出し画像を貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。
【0039】
請求項7に記載の発明は、コンピュータによって、画像を表す画像ファイルを読取り、該画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解し、分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化し、暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成し、前記コンピュータによって、生成された画像ファイルが記録されていることを特徴としている。
【0040】
請求項7に記載の発明によれば、画像を表す画像ファイルを読取り、この画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データに分解し、分解された画像データの内、少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する。暗号化された画像データと暗号化されていない画像データとから画像ファイルが生成され、この画像ファイルを例えば、画像サーバー、CD−R等に記録することにより、画像の機密性を保持することができる。
【0041】
このようにして、暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0042】
請求項8に記載の発明は、前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0043】
請求項8に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0044】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0045】
また、このように生成された画像ファイルを記録した記録媒体から切出し画像を読出し他の画像に貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。
【0049】
請求項9に記載の発明は、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化する暗号化手段と、該暗号化手段により暗号化された成分と暗号化されていない画像データの成分とから画像ファイルを生成するファイル生成手段と、を有することを特徴としている。
【0050】
請求項9に記載の発明によれば、暗号化手段は、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分の画像データを暗号化し、ファイル生成手段は、暗号化手段により暗号化された成分と暗号化されていない画像データの成分とからなる画像ファイルを生成する。
【0051】
このようにして暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0052】
請求項10に記載の発明は、前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0053】
請求項10に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0054】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0055】
また、これによって、他の画像にこの切出し画像を貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。
【0059】
請求項11に記載の発明は、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化し、該暗号化された成分の画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成することを特徴としている。
【0060】
請求項11に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分の画像データ以外を暗号化する。また、暗号化された成分と暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成することにより、画像の暗号化を行う。
【0061】
このような方法により暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0062】
請求項12に記載の発明は、前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0063】
請求項12に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0064】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0065】
また、上述のような方法によって、他の画像にこの切出し画像を貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。
【0069】
請求項13に記載の発明は、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化する第1のステップと、第1のステップにより暗号化された成分の画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成する第2のステップを含む画像暗号化のプログラムを記録したことを特徴としている。
【0070】
請求項13に記載の発明によれば、第1のステップで画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化し、第2のステップで第1のステップにより暗号化された成分の画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成する。この第1のステップ及び第2のステップを含む手順は、コンピュータを実行するプログラムとして、FD(フロッピィーディスク)、HD(ハードディスク)やCD−R等の記録媒体に記録する。
【0071】
このような手順を記録した記録媒体により、画像を暗号化することができ、暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。
【0072】
請求項14に記載の発明は、前記透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0073】
請求項14に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0074】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0075】
また、これによって、他の画像にこの切出し画像を貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。また、このような手順をコンピュータを実行するプログラムとして、FD、HDやCD−R等の記録媒体に記録し、画像の暗号化を行う手順を記録した記録媒体として流通することができる。
【0079】
請求項15に記載の発明は、コンピュータによって、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化し、該暗号化された成分と暗号化されていない画像データの成分とから画像ファイルを生成し、前記コンピュータによって、生成された画像ファイルが記録されていることを特徴としている。
【0080】
請求項15に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化する。また、暗号化された成分と暗号化されていない画像データの成分とからなる画像ファイルを作成し、該画像ファイルを例えば、FD(フロッピィーディスク)やCD-Rなどの記録媒体に記憶する。
【0081】
このようにして、暗号化された画像ファイルは、画像の透過率を表す成分の画像データが暗号化されていないため、画像の形状を知ることができ、残りの成分の画像データについては、暗号化されているため、詳細な画像データの機密を保持することができる。また、暗号化された画像データを画像ファイルとして記録媒体に記録するので、画像ファイルを流通させることができる。
【0082】
請求項16に記載の発明は、前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴としている。
【0083】
請求項16に記載の発明によれば、画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することができる。
【0084】
例えば、暗号化されていない画像の透過率を表す成分の画像データの値αをα=0(透過)、α=1(透過)とすると、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の画素値が0と1によって抽出されるため、切出し画像の形状、位置、大きさを検出することができる。ここで、0<α<1の半透明の部分は、α=0以外、又は、α=1以外を切出すようにすれば、画像を自在に切出すことができる。
【0085】
また、このように生成された画像ファイルを記録した記録媒体から切出し画像を読出し他の画像に貼り付ける場合、貼り付けされる画像の切出し画像と重畳する部分の画像の画像データを処理しないようにできるため、画像転送、画像変換等の画像処理を行う際の処理時間を短縮することができる。また、このようにして暗号化された画像データを画像ファイルとして記録媒体に記録するので、画像ファイルを流通することができる。
【0089】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態の画像暗号化装置10の概略ブロック図である。
【0090】
画像暗号化装置10は、図1に示すように画像ファイルを入力する画像ファイル入力部12と、画像ファイル入力部12によって得られた画像データをRGBの各チャンネルと透過度を表すαチャンネル22の4チャンネルに分解する画像分解部14と分解された画像の各チャンネルに暗号化処理を施す画像暗号化手段16と暗号化された画像データから画像ファイルを生成するファイル生成手段18と生成された画像ファイルを出力するファイル出力部20とにより構成されている。
【0091】
画像ファイル入力部12は、スキャナ、フロッピィーディスク、CD又はMO、デジタルカメラ等から画像ファイルを読取り、画像分解部14へと読取った画像ファイルを出力する。この画像ファイルは、RGBαフォーマットの画像ファイルであり、R、G、Bの各色成分の画像データと画像の透過率を表すα成分の画像データとにより構成されている。
【0092】
画像分解部14では、画像ファイル入力部12により読取った画像ファイルをR、G、Bの各色成分の3チャンネルから成る画像データ、画像の透過率を表すαチャンネル22の計4チャンネルの画像データに分解される。分解されたR、G、Bの3チャンネルの画像データは、画像暗号化手段16へ出力され、画像暗号化手段16により暗号化の処理が施される。暗号化処理が施された画像データは、ファイル生成手段18へと出力される。一方、分解された4チャンネルの内のαチャンネル22の画像データは、暗号化処理を行わずにそのままファイル生成手段18へと出力される。なお、R、G、B、αの各チャンネルの画像データは、画像に応じた0〜255の値にマッピングされた画像データである。
【0093】
また、RGBαフォーマットされた画像ファイルは、α=0(透明)とα=1(不透明であり、ここでは、αが0以外の値をα=1とする。)に判別することにより画像の一部を部分切出しすることができ、他の画像データに貼り付けを行うことができる。このとき、0<α<1の半透明部分についての扱いは、α=0以外、又は、α=1以外を切出し、どちらかを使用するようにすれば、半透明の部分も処理することができる。また、RGBの3チャンネルについて暗号化されているため、詳細な画像データについての機密を保持することができ、αチャンネル22については、暗号化されていないためαチャンネル22のデータによって、画像のだいたいの形状だけを知ることができる。
【0094】
また、ファイル生成手段18では、暗号化されたR、G、Bの3チャンネルの画像データと暗号化されていないαチャンネル22を1つのファイルとして生成し、暗号化された画像ファイルを出力部20へ出力する。画像出力部20に出力された画像ファイルは、画像サーバー、CD−R等の記録媒体に記録される。
【0095】
続いて、画像サーバー、CD−R等の記録媒体に記録され、上述の画像暗号化装置10によって暗号化された画像ファイルを使用するシステムの一例について、図2を参照して説明する。
【0096】
暗号化された画像ファイルを使用するシステムは、図2に示すように、暗号化された画像ファイル等が記録されている画像サーバー30と画像サーバー30より取出した画像ファイルを画像データとして送信するための通信用モデム32と、受信するための通信用モデム34と、通信回線36と、デジタルラボシステム100とにより構成されている。
【0097】
デジタルラボシステム100は、画像処理部40、レーザプリンタ部60、プロセッサ部80とにより構成されている。
【0098】
画像処理部40では、画像サーバー30より通信用モデム32、34及び通信回線36を介して得られた画像データやスキャナ58、デジタルカメラ56、MO又はCD54、フロッピィーディスク52等より読取った画像ファイル等を画像メモリ40に記憶する。画像メモリ40に記憶された画像は画像合成部44により画像合成処理が施され、色階調処理部46、ハイパートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50により各種の画像処理が施され、レーザプリンタ部60の画像メモリ62へ記録用画像データとして出力される。
【0099】
レーザプリンタ部60はR、G、Bのレーザ光源66を備えており、レーザドライバ64を制御して、画像処理部40から入力された記録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙72に照射して、走査露光(本実施の形態では、主としてポリゴンミラー68、fθレンズ70を用いた光学系)によって印画紙72に画像を記録する。また、プロセッサ部80は、レーザプリンタ部60で走査露光によって画像が記録された印画紙72に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これにより、印画紙72上に画像が形成される。
【0100】
次に、本実施の形態における作用について説明する。
【0101】
スキャナ、フロッピィーディスク、CD等からRGBαフォーマットの画像ファイルを画像ファイル入力部12により読取り、画像分解部14へと読取った画像ファイルを出力する。画像分解部14では、RGBαフォーマットの画像ファイルをR、G、B、α各色成分の4チャンネル画像データへと分解し、R、G、Bの3チャンネル画像データは画像暗号化手段16へ、αチャンネル22の画像データはファイル生成手段18へとそれぞれ出力する。
【0102】
画像暗号化手段16では、R、G、Bの各色成分の画像データに対して暗号化処理を施すことによって画像に対する機密性を保持することができる。また、暗号化されたR、G、Bの各成分の画像データは、ファイル生成手段18へと出力される。
【0103】
ファイル生成手段18では、暗号化されたR、B、Gの画像データと、暗号化されていないαチャンネル22の画像データとを1つのファイルに生成し、暗号化画像ファイルとして、画像サーバー30へと出力する。暗号化されて画像サーバー30へ出力された画像ファイルは、αチャンネル22が暗号化されていないため、αチャンネル22のデータのみを解読し、α=1の領域に対応する画素位置を知ることができるため復号権利のない装置であっても画像の大まかな形状を知ることができる(図3(B−1))。
【0104】
続いて、画像サーバー30より、1枚の暗号化されていない画像(背景画像A)と1枚の画像暗号化装置10によって暗号化された画像(重畳する画像B)の2枚の画像を読み出して合成する場合について図2及び図3を参照して説明する。
【0105】
ラボシステム100を操作することによって、画像サーバー30から1枚の背景画像Aと重畳する画像Bの2枚を通信用モデム32、34及び通信回線36を介してラボシステム100の画像メモリ42に記憶させる。このとき、通信用モデム32、34及び通信回線36は、復号権利を持たないため、画像の機密性を保持することができる。また、ラボシステム100は、復号権利を有するため、画像メモリ42に記録された2枚の画像データは、画像合成部44にて復号された後、画像合成される。続いて、色階調処理、ハイパートーン処理、ハイパーシャープネス処理の各画像処理が施され、記録用画像データとしてレーザプリンタ部60の画像メモリ62に出力される。レーザプリンタ部60では、入力された記録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙72に照射して、走査露光によって印画紙72に画像を記録し、プロセッサ部80へと画像が記録された印画紙72を搬送する。プロセッサ部80では、画像が記録された印画紙72に対して、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施され、印画紙72上に画像が形成される。
【0106】
ここで、従来通りの方法でRGBαの全チャンネルについて暗号化を実施している場合、画像サーバー30より送信される画像データは、全画像データを転送しなければならなかったが、本発明による暗号化の画像データの場合は、暗号化画像Bの内αチャンネル22のみの画像データを解読し、α=1の領域に対応する画素位置を知ることができる。このとき背景画像Aにおいて、暗号化画像Bのα=1の領域に対応する画素は暗号化画像Bが完全に重畳するため、暗号化画像Bに上書きされ、合成画像上のその位置では背景画像Aの情報は全く失われることになる。そこで、背景画像Aに関しては、暗号化画像Bでα=1でない位置についてのみデータ転送を実施する(図3(B−2))。このようにして、画像データを全部転送することなく、転送時間を大幅に短縮することができる。
【0107】
次に、本発明の画像暗号化装置10によって暗号化された画像ファイルを使用するシステムの第二の例について、図3及び図4を参照して簡単に説明する。
【0108】
図4に示されたシステムは、画像暗号化装置10によって暗号化された画像ファイル等の画像ファイルが記憶された画像サーバー110と、各種の画像処理を行う画像処理装置112と、画像サーバー等から取出した画像の合成を行う画像合成装置114と、合成された画像を出力するプリンター116とにより構成されている。
【0109】
本発明の画像暗号化装置10によって暗号化された画像ファイルを使用するシステムの第二の例の作用について説明する。
【0110】
画像サーバー110から1枚の画像暗号化装置10によって暗号化された画像Aと1枚の暗号化されていない画像Bを2枚の画像を画像処理装置112に読み出して、画像処理装置112により、画像処理(Auto White Balance、Auto Exposure等の処理)を実施する。なお、この画像処理装置112は復号権利を持たないため、画像処理装置112に対しては、画像の機密性を保持することが可能となっている。
【0111】
また、画像処理装置112では、上述したのと同様に暗号化画像Bの内αチャンネル22のみの画像データを解読し、α=1の領域に対応する画素位置(図3(B−2))を知ることができる。このとき背景画像Aにおいて、暗号化画像Bのα=1の領域に対応する画素は暗号化画像Bが完全に重畳するため、暗号化画像Bに上書きされ、合成画像上(図3(C))のその位置では背景画像Aの情報は全く失われることに成る。そこで、背景画像Aに関しては、暗号化画像Bでα=1でない位置についてのみのデータについて画像処理を実施する。このようにして、全画像データについて画像処理を実施することなく、画像処理における処理時間を大幅に短縮することができる。
【0112】
画像処理装置112によって、画像処理が施された2枚の画像Aと画像Bは、復号権利を持つ画像合成装置114によって、復号された後画像合成され、プリンター116によってプリントされる。
【0113】
なお、本実施の形態における復号権利を有しないモデム32、34及び通信回線36、画像処理装置112は、中間処理手段として画像の取り扱いを行うものであればなんでもよく、たとえば、画像Aの色空間の変換や周波数強調などの画像処理であってもよい。この場合、本実施の形態と同様に復号権利を有しない中間処理手段がα=0とα=1とを検出することにより、画像の形状を知ることができる。また、α=1でない領域に相当する背景画像についてのみ処理を行うことにより、大幅に処理時間を短縮することができる。
【0114】
また、本実施の形態では、RGBチャンネル及びαチャンネル22として説明したが、RGBは、CMYKの4チャンネルに置き換えることも可能であり、αチャンネル22に代えて画像の切出し情報としてベクトルデータを用いるようにしてもよい。
【0115】
なお、本実施の形態では、モデム32、34及び通信回線36を使用したが、ローカルネットワーク、インターネット等のネットワークを使用するようにしてもよい。
【0116】
また、本実施の形態による画像暗号化の手順をコンピュータに実行させるプログラムとしてフロッピィーディスク、ハードディスク、CD−R等の記録媒体に記録し、流通させるようにしてもよい。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、RGBαフォーマットの画像を暗号化する場合に、復号権利のない装置であっても画像の形状を知ることができると共に、暗号化された画像データの画像処理の処理速度を向上することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる画像暗号化装置の概略を表すブロック図である。
【図2】画像暗号化装置によって暗号化された画像ファイルを使用するシステムの一例を示す該略図である。
【図3】暗号化画像と暗号化されていない画像の画像合成を示す図である。
【図4】画像暗号装置によって暗号化された画像ファイルを使用するシステムの一例の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 画像暗号化装置
12 画像ファイル入力部
14 画像分解部
16 画像暗号化手段
18 ファイル生成手段
22 αチャンネル
Claims (16)
- 画像を表す画像ファイルを読取ることにより画像ファイルを入力する入力手段と、
前記画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解する分解手段と、
前記分解手段により分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する暗号化手段と、
該暗号化手段により暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成するファイル生成手段と、
を有する画像暗号化装置。 - 前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像暗号化装置。
- 画像を表す画像ファイルを読取り、該画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解し、
分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化し、
暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成することを特徴とする画像暗号化方法。 - 前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項3に記載の画像暗号化方法。
- 画像を表す画像ファイルを読取り、該画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解する第1のステップと、
分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化する第2のステップと、
暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成する第3のステップと、
を含む画像暗号化のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像暗号化のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- コンピュータによって、画像を表す画像ファイルを読取り、該画像ファイルを少なくとも画像の透過率を表す成分の画像データを含む所定の成分の画像データに分解し、
分解された画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外を暗号化し、
暗号化された画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成し、
前記コンピュータによって、生成された画像ファイルが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項7に記載の画像ファイルが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化する暗号化手段と、
該暗号化手段により暗号化された成分と暗号化されていない画像データの成分とから画像ファイルを生成するファイル生成手段と、
を有する画像暗号化装置。 - 前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項9に記載の画像暗号化装置。
- 画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化し、
該暗号化された成分の画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成することを特徴とする画像暗号化方法。 - 前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項11に記載の画像暗号化方法。
- 画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化する第1のステップと、
第1のステップにより暗号化された成分の画像データと暗号化されていない成分の画像データとから画像ファイルを生成する第2のステップを含む画像暗号化のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項13に記載の画像暗号化のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- コンピュータによって、画像の透過率を表す成分の画像データを含む画像データの内、前記画像の透過率を表す成分の画像データ以外の成分を暗号化し、
該暗号化された成分と暗号化されていない画像データの成分とから画像ファイルを生成し、
前記コンピュータによって、生成された画像ファイルが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記画像の透過率を表す成分の画像データに基づいて、画像領域内の切出し対象となる一部の画像の占める領域を検出することを特徴とする請求項15に記載の画像ファイルが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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