JP3654838B2 - カメラ - Google Patents
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Description
本発明は、インスタント写真用のフイルムが積層されたフイルムパックが装填されるカメラに関する。
背景技術
従来より、開口を有する枠体内にインスタント写真用のフイルムが複数枚積層され、その枠体の開口が1枚の遮光板で塞がれた構造を有するフイルムパックが装填されるカメラが知られている。このようなカメラの中には、装填されているフイルムパック内の残存フイルム枚数を表示する表示部を備え、新規のフイルムパックが装填されると、その表示を、新規のフイルムパックに収納されたフイルム枚数に変更する等の初期化処理を行なうものがある。フイルムパックの遮光板は、積層されたフイルムを外部の光から保護するために十分な遮光性が求められることから、十分な厚みを有するプラスチック部材等からなる。フイルムパック交換が行なわれ、その後の、例えば裏蓋が閉じられた時点で、新規のフイルムパック内に積層されたフイルム枚数に相当する所定数(例えば10枚)が表示部に表示され、内蔵電池からのパワーの供給を受けて、先ず遮光板が排出される。以後、撮影操作に応じて、積層されたフイルムのうちの最上層のフイルムが露光され、露光されたフイルムの一部に予め蓄えられている現像剤がそのフイルム内にまんべんなく拡散され現像されながら排出され、これに伴い残存フイルム枚数が1だけ減算されて表示部に表示される。
上述したカメラでは、フイルムパック交換が行なわれて裏蓋が閉じられると、一律に、新規のフイルムパックが装填されたと判定されて初期化処理が行なわれる。例えば、表示部には新規のフイルムパック内に収納されているフイルム枚数が表示され、撮影者は、表示部に表示されたフイルム枚数を見ることで撮影可能枚数を確認する。
ここで、撮影者が、フイルムパック内に積層されたフイルムが残っている時点で、誤って裏蓋を一旦開け、誤りに気づいてそのまま閉じるという操作を行なう場合がある。例えば、フイルムパック内に積層されたフイルムが5枚残っている時点で上述の操作が行なわれた場合、そのカメラでは、フイルムパックが装填されて裏蓋が閉じられたことから、新規のフイルムパックが装填されたと判定される。ここで、フイルムパックからフイルムが1枚排出されると、そのカメラでは遮光板が排出されたと判定され、実際には残存フイルム枚数は4枚であるにもかかわらず表示部は残存フイルム枚数‘10’が表示された状態にとどまる。このため、実際に撮影可能な残存フイルム枚数と表示部に表示された残存フイルム枚数とが異なってしまうという問題が発生する。
発明の開示
本発明は、上記事情に鑑み、フイルムパック内に積層されたフイルムが残っている時点でそのフイルムパックが再装填された場合に、例えば残存フイルム枚数を正確に表示する等、その状態に応じた正しい制御を行なうことのできるカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のカメラは、インスタント写真用の複数枚のフイルムが枠体内に積層されるとともに、積層されたフイルムを遮光する遮光板を備えたフイルムパックが装填され、内蔵電池からのパワーにより、その遮光板を先ず排出し、以後、撮影操作に応じて、積層されたフイルムのうちの最上層のフイルムを露光し、露光されたフイルムを現像しながら排出するカメラにおいて、
装填されたフイルムパックの遮光板の存在を検出する遮光板検出部と、
上記遮光板検出部による検出結果に基づいて制御を行なう制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明のカメラは、装填されたフイルムパックの遮光板の存在を検出する構成のため、新規のフイルムパックが装填された状態と、途中で撮影したフイルムパックについて誤ってフイルムパック交換操作が行なわれた状態とを区別して正しい制御を行なうことができる。
ここで、上記遮光板検出部は、装填されたフイルムパックの遮光板又はフイルムの排出動作時の負荷に基づいて、今回の排出動作により排出されたものが遮光板であったか否かを検出するものであることが好ましい。
遮光板は、十分な厚みを有するプラスチック部材等で形成されており、遮光板の材質の方がフイルムの材質よりも堅くて剛性も大きい。このため、遮光板の排出時における給装モータの負荷電流や内蔵電池の内部インピーダンスによる電圧降下の方が、フイルムの排出時における負荷電流や電圧降下よりも大きい。これを利用し、負荷電流や電圧降下の大きさを比較することにより遮光板であったか否かを検出することができる。この場合、後述する実施形態に示すように、比較的簡単な回路構成で済む。
また、本発明のカメラが、このカメラの状態を表示する表示部を備え、上記制御部が、上記遮光板検出部による検出結果に応じてその表示部への表示内容を制御するものであることも好ましい態様である。
カメラの状態には、フイルム枚数を格納するカウンタ,フイルム感度,レンズ位置,露出モードとしてのストロボ制御モード(on/off/auto)および露出補正(darken/normal/lighten)等の状態があり、上記のように制御すると、新規のフイルムパックが装填された時点におけるカメラの状態と、撮影途中におけるカメラの状態とを区別して表示することができる。
さらに、本発明のカメラは、装填されているフイルムパック内の残存フイルム枚数を表示する表示部を備えるとともに、
上記制御部が、フイルムパック交換操作前のフイルムパック内のフイルム残存枚数を記憶しておく記憶部と、フイルムパック交換操作があった場合に、上記遮光板検出部により、今回排出されたものが遮光板であった旨検出されたか否かに応じて、上記表示部に、それぞれ、遮光板付のフイルムパック内に積層されたフイルム枚数に相当する所定数、あるいは上記記憶部に記憶された残存枚数から1枚を減じた数を表示させる表示制御部とを備えたものであることも好ましい態様である。
ここで、上記「フイルムパック交換操作」には、それまで装填されていたフイルムパックを取り出して新たなフイルムパックを装填する操作以外にも、装填されていたフイルムパックを取り出してその取り出したフイルムパックをそのまま再装填する操作、およびフイルムパックを取り出すための操作(例えば裏蓋を開ける操作)を行ないフイルムパックは取り出さずに再びフイルムパックの装填を完了させる操作(例えば裏蓋を閉じる操作)も含まれる。
このように構成すると、遮光板が排出された場合は、新規のフイルムパック内に積層されたフイルム枚数に相当する所定数が表示部に表示される。またフイルムが排出された場合は、記憶部に記憶された残存枚数から1枚を減じた数が表示部に表示される。このため、フイルムパック内に積層されたフイルムが残っている時点でそのフイルムパックについて交換操作が行なわれた場合であっても、従来のカメラのような、実際に撮影可能な残存フイルム枚数と表示部に表示された残存フイルム枚数とが異なってしまうというようなことはなく、残存フイルム枚数を表示部に正確に表示することができる。
また、このカメラは、内蔵フイルムに関するフイルム情報が記憶されたフイルムパックが装填されるカメラであって、フイルムパックに記憶されたフイルム情報を読み取るセンサを備え、上記制御部が、上記遮光板検出部により遮光板が検出されたことを受けて上記センサにフイルム情報を読み取らせるものであってもよい。
ここで、内蔵フイルムに関するフイルム情報とは、フイルムパックに記憶されたフイルム枚数やフイルム感度をいう。
このように構成すると、上記センサで読み取られたフイルム情報に基づいてカメラの制御を行なうことができる。
さらに、上記制御部は、上記遮光板検出部により遮光板が検出されたことを受けて、このカメラの、少なくとも一部の要素について初期化を行なうものであってもよい。
ここでいう、少なくとも一部の要素は、レンズ位置、露出モードとしてのストロボ制御モード,露出補正のうちのいずれか1つ以上であることが好ましく、遮光板が検出されたことを受けて、このような一部の要素について初期設定すると、操作性が高まる。
以上説明したように、本発明によれば、フイルムパック内に積層されたフイルムが残っている時点でそのフイルムパックが再装填された場合に、例えば残存フイルム枚数を正確に表示する等、その状態に応じた正しい制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1実施形態のカメラの外観を示す正面図である。
図2は、図1に示すカメラの外観を示す斜視図である。
図3は、第1実施形態のカメラの、裏蓋が開けられた状態の裏面図である。
図4は、第1実施形態のカメラの各種の動作シーケンスにおける負荷と、設定された閾値を示す図である。
図5は、第1実施形態のカメラの回路図である。
図6は、本発明の第2実施形態のカメラの回路図である。
図7は、本発明の第3実施形態のカメラの外観を示す正面図である。
図8は、図7に示すカメラの、裏蓋が開けられた状態の裏面図である。
図9は、第3実施形態のカメラの回路図である。
図10は、フイルムパック全体の概略図である。
図11は、図10に示すフイルムパックに備えられたフイルム感度ノッチに基づく信号の組み合わせと、その組み合わせに対応するフイルム感度を示す図である。
図12は、第3実施形態のカメラにおける制御ルーチンのフローチャートである。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のカメラの外観を示す正面図、図2は、図1に示すカメラの外観を示す斜視図である。
このカメラ10は、インスタントカメラであり、撮影にあたり、前面カバー11の両端部をつかんで持ち上げることにより、カメラ10中央部に備えられたレンズ20が、図1では前方側に、図2では斜め前方側に突出する。
また、カメラ本体部30の上部31には、ストロボ光を発光するためのストロボユニット309と、AFユニット310を構成するオートフォーカス(AF)用の発光素子が内蔵されたAF投光窓311およびその発光素子からの光を受光する受光素子が内蔵されたAF受光窓312と、ファインダ313とが備えられている。さらに、図1,図2における、レンズ20の左側には、AEユニット320が備えられている。AEユニット320は、内蔵された露出調整用のAEセンサに光を導くためのAE窓321を有する。AE窓321の上部には、そのAE窓321に対してフィルタをかけるためのスライドスイッチ322が備えられている。また、ストロボユニット309の下には、セルフタイマ撮影時に用いられるスライドスイッチ323と、セルフタイマ撮影時に光を発する発光素子が内蔵されたセルフ窓324も備えられている。
さらに、図1,図2に示す正面図,斜視図の左側には、撮影時に把持されるグリップ部33を有し、そのグリップ部33の上部には、シャッタボタン34が備えられている。
また、図1,図2に示す正面図,斜視図の右側にもグリップ部35を有し、そのグリップ部35内部には、このカメラ10を駆動するための内蔵電池40が実装されている。また内蔵電池40の上部には、このカメラ10全体の制御を行なうための回路基板200が備えられている。回路基板200については後述する。さらに、このカメラ10には、やはり後述する、フイルムパックの遮光板やフイルムを給送するための給送用モータも備えられている。
図3は、第1実施形態のカメラの、裏蓋が開けられた状態の裏面図である。
図3に示すカメラ10は、裏蓋50が開けられフイルムパック100が装填された状態を示している。このカメラ10の、図3の右上には、フイルムパック100が装填されたか否かを検出するフイルムパック検出スイッチ60が備えられている。図3に示すようにフイルムパック100が装填された状態では、そのフイルムパック100でフイルムパック検出スイッチ60が押されてオン状態になっており、これによりフイルムパック100が装填されたことが検出される。また、フイルムパック検出スイッチ60の左上には、裏蓋50が閉められたか否かを検出する裏蓋スイッチ51が備えられており、裏蓋50が閉められると、この裏蓋スイッチ51が押されてオン状態になり、これにより裏蓋50が閉められたことが検出される。さらに、フイルムパック検出スイッチ60の右には、装填されているフイルムパック100内の残存フイルム枚数を表示する表示部61と、ストロボ発光を行なうためのストロボ充電用スイッチ62とが備えられている。さらに、ファインダ313に隣接して、点滅によりストロボ充電完了を示すランプ窓63も備えられている。
図4は、第1実施形態のカメラの各種の動作シーケンスにおける負荷と、設定された閾値を示す図である。
遮光板排出シーケンスは、十分な厚みを有するプラスチック部材等で形成された遮光板を排出するものであるため、この図4に示す、遮光板排出シーケンスにおける負荷は、各種の動作シーケンスにおける負荷の中で一番大きい。また、フイルム排出シーケンスは、現像にあたり、フイルムに現像剤をまんべんなく拡散するように、例えばフイルムを複数のローラで押し進めたりするものであるため、各種の動作シーケンスにおける負荷の中では大きい部類に入るものの、遮光板の材質の方がフイルムの材質よりも堅くて剛性も大きいため、フイルム排出シーケンスにおける負荷は、遮光板排出シーケンスにおける負荷よりは小さい。また、ストロボ充電シーケンスは、ストロボ充電を行なうために大きなパワーを必要とする。従って、遮光板排出シーケンスにおける負荷に次いで大きい。以下、シャッタ駆動シーケンス、AF動作シーケンス、AE演算動作シーケンスにおける負荷の順となる。また、図4には、遮光板排出シーケンスにおける負荷とフイルム排出シーケンスにおける負荷との間に設定された閾値が示されている。この閾値については、図5を参照して説明する。
図5は、第1実施形態のカメラの回路図である。
図5には、内蔵電池40に隣接して電源スイッチ218が配置されている。この電源スイッチ218は、前面カバー11を図2に示すように持ち上げた時に閉成するスイッチである。
カメラ10全体の制御を行なうための回路基板200には、MPU220が実装されている。このMPU220のバス端子BUSには記憶部210が接続され、ポートPA,PB,PC,PDには、表示部61,ストロボユニット309,AFユニット310,AEユニット320がそれぞれ接続されている。またMPU220のポートPE1,PE2,PE3には、フイルムパック検出スイッチ60,裏蓋スイッチ51,シャッタボタン34がそれぞれ接続されている。
また、モータドライブ部230には、給送用モータ214を駆動するためのトランジスタ231と、そのトランジスタ231に流れる電流IMを検出するためのオペアンプ236とが備えられており、MPU220のポートPE4は、モータドライブ230を構成する抵抗232を経由してトランジスタ231のゲートに接続されている。トランジスタ231のエミッタは、グラウンドGNDに接続されている。また、トランジスタ231のコレクタは、抵抗235を経由してオペアンプ236の正相入力および給送用モータ214に接続されている。オペアンプ236の逆相入力は抵抗234を経由してグラウンドGNDに接続されるとともに、抵抗233を経由してそのオペアンプ236の出力側およびMPU220のAD変換入力端子ADに接続されている。またMPU220のポートPE5には、給送用スイッチ215が接続されている。この給送用スイッチ215は、給送用モータ214が回転して遮光板もしくはフイルムが排出された時点で閉じられる。
記憶部210には、フイルムパック100交換操作前のフイルムパックの残存枚数が記憶される。
表示部61には、装填されているフイルムパック100内の残存フイルム枚数が表示される。
ここで、オペアンプ236およびMPU220のAD変換入力端子ADを含む部分が、本発明にいう遮光板検出部の一例に相当し、これらオペアンプ236およびMPU220のAD変換入力端子ADを含む部分により、装填されたフイルムパックの遮光板の存在が検出される。
さらに、MPU220には、フイルムパック100の交換操作があった場合に、今回排出されたものが遮光板であった旨検出されたか否かに応じて、表示部61に、それぞれ、遮光板付のフイルムパック100内に積層されたフイルム枚数に相当する所定数、あるいは記憶部210に記憶された残存枚数から1枚を減じた数を表示させる表示制御部が備えられている。この表示制御部と記憶部210が、本発明にいう制御部の一例に相当する。
このように構成されたカメラ10では、前面カバー11が持ち上げられると、内蔵電池40の電圧VBが、電源スイッチ218を経由して、コンデンサ211と、レギュレータ212と、給送用モータ214とに印加される。レギュレータ212では、入力された電圧VBを安定化して電圧VCを生成する。生成された電圧VCは、コンデンサ213とMPU220の電源端子VCCに印加される。ここでは、撮影者が、カメラ10に装填されたフイルムパック100内に積層されたフイルムが残っている時点で、誤って裏蓋50を一旦開け、誤りに気づいてそのまま閉じるという動作が行われた場合について説明する。フイルムパック検出スイッチ60が閉じられているため、MPU220のポートPE1に‘L’レベルの信号が入力されている。また裏蓋スイッチ51も閉じられているため、MPU220のポートPE2にも‘L’レベルの信号が入力されている。MPU220は、ポートPE1およびポートPE2の双方に‘L’レベルの信号が入力されている状態では、シャッタボタン34が押されるまで待機する。
フイルムパック100が正しく装填され裏蓋50も正しく閉じられている状態でシャッタボタン34が押される。すると、MPU220のポートPE3に‘L’レベルの信号が入力される。この‘L’レベルの信号を受けて、MPU220のポートPE4から‘H’レベルの信号が出力される。この‘H’レベルの信号は抵抗232を経由してトランジスタ231に入力され、これによりトランジスタ231がオン状態となり、内蔵電池40→電源スイッチ218→給送用モータ214→抵抗235→トランジスタ231→グラウンドGNDの経路で電流IMが流れ、給送用モータ214が回転してフイルムの排出が開始される。抵抗235に電流IMが流れるため、抵抗235の両端には、抵抗235の値と電流IMとの積による電圧(電圧降下)が発生する。この電圧がオペアンプ236に入力され,所定のゲインで増幅されてMPU220のAD変換入力端子ADに入力される。MPU220では、入力された電圧をAD変換してディジタル値DFを得る。このディジタル値DFは、図4に示すフイルム排出シーケンスにおける負荷の大きさに相当する値である。また、MPU220は、図4に示す閾値に相当するディジタル値DTHを有する。MPU220では、これらディジタル値DFとディジタル値DTHを比較する。ディジタル値DFは、ディジタル値DTHよりも小さいため、MPU220の表示制御部により、フイルムパック内に収納されている残存フイルム枚数から1だけ減算した枚数が表示部61に表示される。また、このフイルム枚数が記憶部210に記憶される。
一方、新規なフイルムパック100が装填されかつ裏蓋50が閉じられた状態でシャッタボタン34が押された場合は、前述したと同様の経路で電流IMが流れ、給送用モータ214が回転して遮光板の排出が開始され、抵抗235の両端に電圧が発生する。この電圧がオペアンプ236を経由してMPU220のAD変換入力端子ADに入力され、MPU220でAD変換されてディジタル値DSが生成される。さらにMPU220では、このディジタル値DSとディジタル値DTHを比較する。ディジタル値DSは、遮光板排出シーケンスにおける負荷に相当する値であり、一方ディジタル値DTHは、図4に示す閾値に相当する値であるため、ディジタル値DSは、ディジタル値DTHよりも大きく、従って今回排出されたものが遮光板であったと検出され、MPU220の表示制御部により、新規のフイルムパック内に収納されているフイルムの枚数が表示部61に表示される。また、このフイルム枚数が記憶部210に記憶される。
第1実施形態のカメラ10では、このように、新規なフイルムパック100が装填されかつ裏蓋50が閉じられた場合は、新規のフイルムパック内に収納されているフイルムの枚数が表示部61に表示される。また、フイルムパック100内に積層されたフイルムが残っている時点で裏蓋50が一旦開けられて閉じられた場合は、残存フイルム枚数が表示部61に表示される。従って、従来のカメラのように、実際に撮影可能な残存フイルム枚数と表示部に表示された残存フイルム枚数とが異なってしまうというようなことはなく、正しい表示制御を行なうことができる。
尚、第1実施形態では、装填されたフイルムパックの遮光板を検出するにあたり、給送用モータ214に流れる電流IMをオペアンプ236で検出しMPU220でAD変換した例で説明したが、これに限られるものではなく、給送用モータ214に流れる電流IMをコンパレータで‘H’レベルもしくは‘L’レベルの信号に変換しMPU220のポートに入力してもよい。
図6は、本発明の第2実施形態のカメラの回路図である。
尚、図5に示す構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し重複説明は省く。
前述した図5に示す回路構成は、給送用モータ214に流れる電流に基づいて、装填されたフイルムパックの遮光板を検出し、その検出結果に基づいて表示等の制御を行なったが、この図6に示す回路構成は、内蔵電池40の端子間電圧の下降量に基づいて、装填されたフイルムパックの遮光板を検出し、その検出結果に基づいて表示等の制御を行なうものである。
内蔵電池40は内部インピーダンスRzを有するため、内蔵電池40の端子間電圧VBは大きな負荷を駆動するほど低下する。従って、内蔵電池40の端子間電圧VBは、遮光板排出シーケンスにおける負荷を駆動する方がフイルム排出シーケンスにおける負荷を駆動するよりも低下する。本実施形態は、この点に着目してなされたものであり、内蔵電池40の電圧VBが印加されるコンデンサ211の両端に抵抗241と抵抗242が直列接続され、直列接続された接続点がMPU220のAD変換入力端子ADに接続されてなる回路構成である。このような回路構成を採用して、内蔵電池40の端子間電圧VBの下降量をMPU220のAD変換部で測定することにより、今回排出されたものが遮光板であったか否かに応じて、表示部61に、それぞれ、遮光板付のフイルムパック内に積層されたフイルム枚数に相当する所定数、あるいは記憶部210に記憶された残存枚数から1枚を減じた数を表示させるように制御してもよい。
図7は、本発明の第3実施形態のカメラの外観を示す正面図、図8は、図7に示すカメラの、裏蓋が開けられた状態の裏面図である。
尚、前述した図1に示すカメラ10の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。
このカメラ410は、図1に示すカメラ10と比較し、AE窓321に対してフィルタをかけるためのスライドスイッチ322、およびセルフタイマ撮影時に用いられるスライドスイッチ323が削除されている。また、図8に示すように、後述するフイルムパック110が装填されている。さらにフイルムパック検出スイッチ60の右側に表示部70が備えられている。また、表示部70の下部には、セルフタイマスイッチ81と、露出補正スイッチ82と、ストロボ制御スイッチ83とが備えられている。
セルフタイマスイッチ81は、セルフタイマ撮影用の時間を設定するためのスイッチであり、一度押すとセルフタイマ用の時間が設定されるとともに時間設定されたことを示す図柄(図示せず)が表示部70に表示され、再度押すとその設定された時間が解除されるとともに図柄の表示も消去される。
露出補正スイッチ82は、露出補正の度合いを指示するためのスイッチであり、押す毎に、表示部70に表示されたカーソル71が、その表示部70の左側に印刷された文字D(darken(濃))→N(normal)→L(lighten(淡))の位置に移動する。
ストロボ制御スイッチ83は、ストロボ光の発光を制御するためのスイッチであり、押す度に、表示部70に表示されたカーソル72が、その表示部70の右側に印刷された文字O(on)→F(off)→A(auto)の位置に移動する。
さらに、表示部70には、上記図柄,カーソル71,72の他に、フイルム枚数およびフイルム感度も表示される。
図9は、第3実施形態のカメラの回路図である。
図9には、内蔵電池40に接続されたMPU221が示されている。このMPU221のバス端子BUSには記憶部210が接続されている。この記憶部210には、フイルム枚数が格納される表示処理カウンタ(図示せず)が備えられている。また、MPU221のポートPA1,PA2,PA3には、セルフタイマスイッチ81,露出補正スイッチ82,ストロボ制御スイッチ83が接続され、MPU221のポートPA4〜PA7には表示部70が接続されている。さらに、MPU221のポートPB,PC,PDには、ストロボユニット309,AFユニット310,AEユニット320がそれぞれ接続されている。また、MPU221のポートPE1,PE2,PE3,PE4,PE5,PE6には、裏蓋スイッチ51,電源スイッチ218,シャッタボタン34,第1のノッチスイッチ101,第2のノッチスイッチ102,フイルムパック検出スイッチ60がそれぞれ接続されている。これら第1,第2のノッチスイッチ101,102が本発明にいう、フイルムパックに記憶されたフイルム情報を読み取るセンサの一例に相当する。
MPU221は、前面カバー11が閉じられている状態では、スタンバイモードにあり、前面カバー11を持ち上げて電源スイッチ218が閉成されると、MPU221のポートPE2に‘L’レベルの信号が入力されて通常の動作モードに移行する。前面カバー11が閉じられると、MPU221は再びスタンバイモードに移行する。また、このMPU221は、前面カバー11が閉じられている状態であっても、裏蓋50を一旦開けてフイルムパック110を装填して裏蓋50を閉じると、フイルムパック検出スイッチ60と裏蓋スイッチ51との双方が閉成されるため、MPU221のポートPE6,PE1に‘L’レベルの信号が入力されて通常の動作モードに移行し、後述するようにして遮光板の排出もしくはフイルムの排出が行なわれ、その後スタンバイモードに再び移行する。
モードドライバ250には、給送用モータ214,鏡胴駆動用モータ216を駆動するトランジスタ(図示せず)が備えられている。MPU221のポートPF2,PF4には、これらのトランジスタが接続されている。また、MPU221のポートPF1,PF3には、給送用スイッチ215,鏡胴スイッチ217が接続されている。給送用スイッチ215は、給送モータ214が回転して遮光板もしくはフイルムが排出された時点で閉成されるスイッチである。また、鏡胴スイッチ217は、鏡胴駆動用モータ216が回転してレンズが所定の位置まで繰り出した時点で閉成される遠近切替用のスイッチである。さらに、MPU221のAD変換入力端子ADには、給送用モータ214に流れる電流を検出するためのオペアンプ(図示せず)が接続されている。このように構成されたカメラ410に、フイルムパック110が装填される。
図10は、フイルムパック全体の概略図、図11は、図10に示すフイルムパックに備えられたフイルム感度ノッチに基づく信号の組み合わせと、その組み合わせに対応するフイルム感度を示す図である。
図10に示すフイルムパック110は、撮影画面としての開口(アパーチャ)111aを有する枠体111に、インスタント写真用のフイルムが複数枚積層され、その枠体111の開口111aが遮光板112で塞がれた構造を有する。遮光板112および図示しないフイルムは、図10に示す矢印A方向に排出される。このフイルムパック110に、ISO400,800,1600以外のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、枠体111の側面に第1,第2のフイルム感度ノッチ113,114の双方が形成される。また、ISO400のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、枠体111の側面に第1のフイルム感度ノッチ113のみが形成される。さらに、ISO800のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、枠体111の側面に第2のフイルム感度ノッチ114のみが形成される。また、ISO1600のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、枠体111の側面には第1のフイルム感度ノッチ113も第2のフイルム感度ノッチ114も形成されることはない。
また、枠体111の側面の、第1,第2のフイルム感度ノッチ113,114が形成される部分に隣接して、前述した第1,第2のノッチスイッチ101,102が配備されている。このように、枠体111の同一側面に第1,第2のノッチスイッチ101,102が配備されているため、それら第1,第2のノッチスイッチ101,102の配置および配線の引き回しが簡素化される。
ここで、フイルムパック110に、ISO400,800,1600以外のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、フイルムパック110の側面には第1,第2のフイルム感度ノッチ113,114の双方が形成されるため、第1,第2のノッチスイッチ101,102はともにオン状態になり、図11に示すように、それら第1,第2のノッチスイッチ101,102から‘L’レベルの信号が出力される。また、ISO400のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、フイルムパック110の側面には第1のフイルム感度ノッチ113のみが形成されるため、第1,第2のノッチスイッチ101,102はオン状態,オフ状態になり、それら第1,第2のノッチスイッチ101,102から‘L’レベル,‘H’レベルの信号が出力される。さらに、ISO800のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、フイルムパック110の側面には第2のフイルム感度ノッチ114のみが形成されるため、第1,第2のノッチスイッチ101,102はオフ状態,オン状態になり、それら第1,第2のノッチスイッチ101,102から‘H’レベル,‘L’レベルの信号が出力される。また、ISO1600のフイルム感度を持つフイルムが内蔵される場合は、フイルムパック110の側面には第1のフイルム感度ノッチ113も第2のフイルム感度ノッチ114も形成されず、このため第1,第2のノッチスイッチ101,102はともにオフ状態になり、それら第1,第2のノッチスイッチ101,102から‘H’レベルの信号が出力される。
次に、第3実施形態のカメラ410の動作について、図9および図12を参照して説明する。
図12は、第3実施形態のカメラにおける制御ルーチンのフローチャートである。
先ず、前面カバー11(図7参照)が閉じられている状態で新規のフイルムパック110が装填された場合について説明する。
MPU221は、前面カバー11が閉じられたスタンバイモード状態であっても、裏蓋50を一旦開けて新規のフイルムパック110を装填して裏蓋50を閉じると、フイルムパック検出スイッチ60と裏蓋スイッチ51との双方が閉成され、これによりMPU221のポートPE6,PE1に‘L’レベルの信号が入力されて、スタンバイモードから通常の動作モードに移行する。すると、図12に示す制御ルーチンのうちの裏蓋閉処理のルーチンを実行する。
先ず、ステップS4において、露光処理およびシャッタ制御を行なう。ここでの露光処理では、ストロボ制御モードをoff側に設定し、さらにダミー値でシャッタを制御してステップS5に進む。ステップS5では、フイルム排出処理を行なう。このフイルム排出処理では、図9に示すMPU221のポートPF2から‘H’レベルの信号がモータドライバ250に向けて出力され、これにより給送用モータ214が回転する。ここでは、新規のフイルムパック110が装填されているため、遮光板の排出が開始され、図5を参照して説明したと同様にして、オペアンプ(図示せず)を経由してMPU221のAD変換入力端子ADに、遮光板の負荷に応じたアナログ信号が入力され、MPU221でAD変換されて、今回排出されたものが遮光板であったと検出される。
次に、ステップS6において、遮光板か否かが判定される。ここでは、遮光板であるため、ステップS8に進む。ステップS8では、カメラの初期化処理を行なう。ここでは、近景撮影の多いインスタントカメラに見合ったレンズ位置(近景側)に設定する。また、ストロボ制御モードをauto側に設定し、露出補正をnormal側に設定することにより、露出モードのクリアを行なう。
次に、ステップS9において、MPU221は、ポートPE4,PE5の信号を読み込んでフイルム感度を記憶部210に記憶する。またこのカメラ410は、撮影可能なフイルム枚数を取り込むことができるシステムのカメラであり、図示しない手段で撮影可能なフイルム枚数を、記憶部210の表示処理カウンタに記憶する。このようにして、フイルム感度およびフイルム枚数からなるフイルム情報をカメラ410に認識させる。次に、ステップS10に進み、表示部70に、新規なフイルムパック110内に積層されたフイルム枚数およびフイルム感度を表示する。また、初期設定された露出補正(normal),ストロボ制御モード(auto)の状態を操作者に知らせるために、表示部70の各カーソル71,72(図8参照)を各文字N,Aに移動して、このルーチンを終了する。その後、MPU221は、スタンバイモードに移行する。このように、カメラ410に新規のフイルムパック110が装填されて裏蓋50が閉じられると、遮光板の存在が検出され、その検出結果に基づいてカメラ410の初期設定が行われる。従って、操作者の操作が簡素化されて操作性が高まる。また、裏蓋50が閉じられた時点で遮光板が排出されるため、操作者は直ぐに写真撮影を行なうことができる。従って、操作者がシャッタチャンスを逃すということが防止される。
次に、写真撮影を行なうために、前面カバー11が持ち上げられる。前面カバー11が持ち上げられると、電源スイッチ218が閉成する。すると、MPU221のポートPE2に‘L’レベルの信号が入力され、この‘L’レベルの信号を受けてMPU221がスタンバイモードから通常の動作モードに移行する。ここで、シャッタボタン34が押されると、MPU221のポートPE3に‘L’レベルの信号が入力される。フイルムパック検出スイッチ60が閉じられているため、MPU221のポートPE6に‘L’レベルの信号が入力されている。また、裏蓋スイッチ51も閉じられているため、MPU221のポートPE1にも‘L’レベルの信号が入力されている。MPU221は、これらの‘L’レベルの信号を受けて、図12に示す制御ルーチンのうちのレリーズ処理のルーチンを実行する。
先ず、ステップS1において、測光手段により被写体輝度を測定し、さらに前述した裏蓋閉処理ルーチンで初期設定された状態におけるフイルム感度,露出補正値,ストロボ制御モードの設定状態に基づいて、シャッタ制御演算を行なうとともに、ストロボ光の発光の有無の決定を行なう。
次に、ステップS2において、測距手段により被写体距離を算出し、レンズ位置制御のための演算を行ない、ステップS3に進む。
ステップS3では、ステップS2における演算結果に従い、撮影レンズを所定の位置に移動する。詳細には、図9に示すMPU221のポートPF4から‘H’レベルの信号がモードドライバ250に向けて出力され、これにより鏡胴駆動用モータ216が演算結果に従い回転して、撮影レンズが所定の位置に移動される。
ステップS4では、ステップS1における測光結果に基づいてシャッタ制御を行ない、またストロボ光の発光を行なう場合はその発光制御も行なう。次に、ステップS5に進む。ステップS5では、フイルム排出処理を行なう。このフイルム排出処理では、図9に示すMPU221のポートPF2から‘H’レベルの信号がモータドライバ250に向けて出力され、これにより給送用モータ214が回転してフイルムの排出が開始され、図5を参照して説明したと同様にして、オペアンプ(図示せず)を経由してMPU221のAD変換入力端子ADに、フイルムの負荷に応じたアナログ信号が入力され、MPU221でAD変換されて、今回排出されたものがフイルムであったと検出される。
次に、ステップS6において、遮光板か否かが判定される。ここでは、フイルムであるため、ステップS7に進む。ステップS7では、表示処理カウンタから‘1’だけ減算して、このルーチンを終了する。このようにして、写真撮影が行なわれる。
ここで、フイルムパック110内に積層されたフイルムが残っている時点で裏蓋50が一旦開けられて閉じられる場合がある。裏蓋50が閉じられると、前述した裏蓋閉処理のルーチンが実行される。この場合は、フイルムパックに積層されている最上層のフイルムは感光しているため、ステップS5においてフイルムを排出し、さらにステップS6においてフイルムであると判定されてステップS7に進み表示処理カウンタの値を‘1’だけ減算して、このルーチンを終了する。このようにして、感光されたフイルムを排出する。
尚、本実施形態では、上述したように、シャッタチャンスを逃さないという観点から、裏蓋が閉じられた時点で遮光板が排出されるように制御される。このため、例えば、所望するフイルム感度を持つフイルムパックとは異なるフイルム感度を持つフイルムパックを装填し、写真撮影を行なう前に誤りに気づいて裏蓋を開閉して所望するフイルム感度を持つフイルムパックに交換したいというような場合であっても、フイルムが感光してしまうので、実用上そのフイルムを使い切るまでは裏蓋の開閉は出来ないこととなる。そこで、裏蓋が閉じられた時点では遮光板の排出が行なわれず、シャッタボタンが押されて実行されるレリーズ処理ルーチンで遮光板の排出が行なわれるように制御してもよい。このように制御すると、新規のフイルムパックが装填された時点では遮光板が排出されないため、裏蓋の開閉を自由に行なうことができる。
Claims (3)
- インスタント写真用の複数枚のフイルムが枠体内に積層されるとともに、積層されたフイルムを遮光する遮光板を備えたフイルムパックが装填され、内蔵電池からのパワーにより、該遮光板を先ず排出し、以後、撮影操作に応じて、積層されたフイルムのうちの最上層のフイルムを露光し、露光されたフイルムを現像しながら排出するカメラにおいて、
装填されたフイルムパックの遮光板又はフイルムの排出動作時の負荷に基づいて、今回の排出動作により排出されたものが遮光板であったか否かを検出する遮光板検出部と、
前記遮光板検出部による検出結果に基づいて制御を行なう制御部と、
装填されているフイルムパック内の残存フイルム枚数を表示する表示部とを備え、
前記制御部が、フイルムパック交換操作前のフイルムパック内のフイルム残存枚数を記憶しておく記憶部と、フイルムパック交換操作があった場合に、前記遮光板検出部により今回排出されたものが遮光板であった旨検出された場合には、前記表示部に、遮光板付のフィルムパック内に積層されたフィルム枚数に相当する所定数を表示させ、前記遮光板検出部により今回排出されたものが遮光板ではない旨検出された場合には、前記表示部に、前記記憶部に記憶された残存枚数から1枚を減じた数を表示させる表示制御部とを備えたものであることを特徴とするカメラ。 - このカメラは、内蔵フイルムに関するフイルム情報が記録されたフイルムパックが装填されるカメラであって、
フイルムパックに記録されたフイルム情報を読み取るセンサを備え、前記制御部が、前記遮光板検出部により遮光板が検出されたことを受けて前記センサにフイルム情報を読み取らせるものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記制御部は、前記遮光板検出部により遮光板が検出されたことを受けて、このカメラの、少なくとも一部の要素について初期化を行なうものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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