JP2002072369A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002072369A
JP2002072369A JP2000255777A JP2000255777A JP2002072369A JP 2002072369 A JP2002072369 A JP 2002072369A JP 2000255777 A JP2000255777 A JP 2000255777A JP 2000255777 A JP2000255777 A JP 2000255777A JP 2002072369 A JP2002072369 A JP 2002072369A
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sheet automatic
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JP2000255777A
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Keiji Sumida
慶司 隅田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタにおいて、必要に応じて1枚目自動
排出機能の動作を一時的に停止する。 【解決手段】 未使用のフイルムパック14をパック装
填室16に装填する際には、1枚目自動排出禁止ボタン
6を操作せずに蓋17を閉じる。1枚目自動排出用シー
ケンスが実行され、フイルム搬送機構が作動してフイル
ムパック14の遮光板が排出口2aから排出される。予
め用意した画像データを用いて1〜2枚のテストプリン
トを行った後、暗室でフイルムパック14をパック装填
室16から取り出し、このフイルムパック14を別のプ
リンタ付きカメラのパック装填室16に装填する。この
時、1枚目自動排出禁止ボタン6を押し込みながら蓋1
7を閉じる。1枚目自動排出用シーケンスは実行され
ず、最上層のインスタントフイルム10の自動排出は行
われない。以下同様に、前記フイルムパック14を異な
るプリンタ付きカメラに入れ替えてテストプリントを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに関し、さ
らに詳しくは、必要に応じて1枚目自動排出機能の作動
を禁止するプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型のプリンタとしては、デジタルカメ
ラに内蔵したものが知られている(特開平11−127
409号公報)。このプリンタには、記録材料として自
己現像処理型のインスタントフイルムが用いられ、この
露光面に対して露光ヘッドが平行に走行しながらインス
タントフイルムに3色面順次で露光を与える。
【0003】インスタントフイルムは、複数枚がセット
されたフイルムパックの形でカメラボディに設けられた
パック装填室に装填される。パック装填室に新しいフイ
ルムパックを装填すると、露光ヘッドは駆動されずに、
送り出し機構のみが駆動され、フイルムパックの露光用
開口を遮蔽している遮光板が自動的に外部に排出される
1枚目自動排出機能を有し、これによってインスタント
フイルムへの露光準備がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなプリン
タ付きデジタルカメラでは、出荷前にプリンタの動作テ
ストを行っている。このプリンタの動作テストでは、1
〜2枚のインスタントフイルムに露光を与えて排出した
後、暗室やダークバックの中で一旦フイルムパックを取
り出し、このフイルムパックを別のプリンタ付きデジタ
ルカメラに装填し直して、動作テストを行うようにして
いる。
【0005】ところが、最初のプリンタ付きデジタルカ
メラで動作テストを行った際に、既にフイルムパックの
遮光板が排出されているにもかかわらず、2台目以降の
プリンタ付きデジタルカメラでも1枚目自動排出機能が
働き、フイルムパックを装填する毎に最上層のインスタ
ントフイルムが排出されて無駄になるという不都合が生
じる。
【0006】また、インスタントフイルムのジャミング
が発生した場合も同様で、プリンタ付きデジタルカメラ
をダークバックに入れ、フイルムパックをパック装填室
から取り出してプリンタ付きデジタルカメラだけダーク
バックから取り出す。そして、プリンタ付きデジタルカ
メラからジャミングを起こしたインスタントフイルムを
取り除いた後、再びプリンタ付きデジタルカメラをダー
クバックに入れ、前記フイルムパックを再装填すると、
やはり露光されないままのインスタントフイルムが1枚
排出されて無駄になる。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、必要に応じて1枚目自動排出機能の作動を禁止する
ことができるプリンタを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリンタは、複数枚のインスタントフイル
ムを積層したフイルムパックをフイルム室に装填するこ
とによりフイルムパックの露光用開口を遮蔽している遮
光板を自動的に排出する1枚目自動排出機能を備えたプ
リンタにおいて、前記1枚目自動排出機能の作動を禁止
する1枚目自動排出禁止手段を設けたものである。ま
た、前記1枚目自動排出禁止手段は、フイルムパックの
装填時に同時に操作されるボタンにより機能するもので
ある。また、前記1枚目自動排出禁止手段は、外部から
入力されるコマンドにより機能するものである。また、
前記プリンタは、被写体像を撮像する撮像手段及び撮像
手段で得た画像データをメモリに記録するデータ記録手
段とを含むデジタルカメラに内蔵されているものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を実施したプリンタを内蔵
したプリンタ付きデジタルカメラ(以下、単にプリンタ
付きカメラという)の正面側外観を示す図1において、
カメラボディ2の前面上方に、カメラレンズ4、ストロ
ボ発光窓5の他、1枚目自動排出禁止ボタン6が設けら
れている。この1枚目自動排出禁止ボタン6は、これを
押し込みながらフイルムパック14の装填を行うことに
より、フイルムパック装填直後に通常は自動的に作動す
る1枚目自動排出用シーケンス(1枚目自動排出機能)
をスキップさせる。
【0010】前記1枚目自動排出機能は、インスタント
フイルムへの露光準備のためにフイルムパック14の露
光用開口を遮蔽している遮光板を自動的に外部に排出す
るための機能で、後述するプリンタ部であるメカユニッ
トの露光ヘッドとしての記録ヘッドユニットを駆動せず
に、フイルム搬送機構のみを駆動するものである。
【0011】1枚目自動排出禁止ボタン6は、頻繁に使
用するものではないので、開閉式のカバー7によって覆
い隠されている。なお、本実施形態では、カバー7は自
由に開閉できるようにしてあるが、ロック機構を設け
て、不用意にカバー7が開かないようにしてもよい。
【0012】カメラボディ2の右手側には、電源電池が
収納されるグリップ部8が設けられ、このグリップ部8
の前面部にレリーズボタン9が設けられている。
【0013】カメラボディ2の上面にスリット状の排出
口2aが形成され、常態ではカバー11によって光密に
覆われている。プリント操作を行ったときには、排出口
2aから露光済みのインスタントフイルム10が突出
し、ドア11を押し開きながらカメラボディ2外に排出
される。排出口2aの奥には一対の展開ローラが設けら
れており、露光済みのインスタントフイルム10が一対
の展開ローラの間を通って搬送されるときに現像処理液
の展開が行われ、1分〜数分程度の間にインスタントフ
イルム10上にポジ画像が得られる。
【0014】前記インスタントフイルム10は、周知の
モノシートタイプである。モノシートタイプのインスタ
ントフイルムは、本出願人などによる商品化によってす
でに広く普及しており、感光シート、受像シート、及び
現像液を内包した現像液ポッドを基本的な構成要素とし
ている。そして、感光シートに露光を与えることによっ
て光化学的に潜像を形成した後、この感光シートと受像
シートとの間に現像液を展開しながら両シートを加圧す
ることによって、受像シートにポジ画像が転写される。
【0015】インスタントフイルム10は、フイルムパ
ック14と称されるプラスチック製のケースに10枚積
層して収納されている。フイルムパック14の上端面に
は、露光済みのインスタントフイルム10が排出される
スリット状の排出用開口14aが形成され、未使用のフ
イルムパック14では、排出用開口14aは薄い樹脂製
の遮光カバー15によって遮蔽されている。
【0016】フイルムパック14の前面(図面の裏面
側)には、露光用開口14b(図4参照)が形成されて
いる。この露光用開口14bは、インスタントフイルム
10の第1枚目(最上層)の上に重ねて設けられたイン
スタントフイルム10とほぼ同サイズの遮光板によって
遮蔽されている。
【0017】前記1枚目自動排出機能が作動すると、メ
カユニットのフイルム搬送機構が作動し、遮光板が遮光
カバー15を押し破って排出用開口14aから排出さ
れ、さらに排出口2aからカメラボディ2の外部に排出
される。
【0018】フイルムパック14を装填するパック装填
室16の蓋17は板形状であり、その内面には、蓋開閉
機構を構成する溝18(内部に係止爪が組み込まれてい
る)によって係止される被係止爪19と、フイルムパッ
ク14の背面に形成された押圧開口14cに挿入される
押圧部材21とが設けられている。押圧部材21は、パ
ック装填室16にフイルムパック14を装填して蓋17
を閉じた際に、押圧開口14cからフイルムパック14
内に挿入される。挿入された押圧部材21は、押圧開口
14cを内側から塞いでいる板バネを介してインスタン
トフイルム10を押圧し、押圧開口14cと反対側の面
に形成された露光用開口14bにインスタントフイルム
10を密着させる。これにより、インスタントフイルム
10の平面性が向上し、プリント画質が向上する。
【0019】パック装填室16内には、装填されたフイ
ルムパック14によって押されてオンされ、フイルムパ
ック14の有無を検出するパック検出スイッチ22と、
閉位置にある蓋17によって押されてオンされ、蓋17
が閉じられているか否かを検出する蓋検出スイッチ23
とが設けられている。
【0020】プリンタ付きカメラの背面側を表す図2に
おいて、カメラボディ2の背面には、画素ごとに液晶ド
ットセグメント及びマイクロカラーフィルタを組み合わ
せて配列した画像表示用の液晶ディスプレイ25が設け
られている。液晶ディスプレイ25は白色の照明光を与
える蛍光灯を内蔵し、カメラレンズ4を通して撮像され
る被写体画像をリアルタイムでカラー表示するディスプ
レイとして用いられ、いわゆる電子ビューファインダを
構成する。
【0021】液晶ディスプレイ25の脇には、環状をし
たモード切換ダイヤル26が設けられ、この側方には実
行キー27,キャンセルキー28が設けられ、下方には
プリントキー29が設けられている。また、カメラボデ
ィ2の底面側には、外部メモリ30を挿脱するためのス
リット状の開口を露呈する開閉式ドア31が回動自在に
組み込まれている。なお、符号31aは開位置の開閉式
ドア31を示す。また、外部メモリ30には、例えばス
マートメディア(商標)を用いることができる。
【0022】モード切換ダイヤル26の表面には、モー
ド名を表す「タイマー」,「セットアップ(SETU
P)」,「撮影」,「再生」等の文字が記されており、
これを指標32に合わせることにより、モードの切換を
行うことができる。また、モード切換ダイヤル26の中
央部には、円盤状のカーソルキー33が設けられてい
る。このカーソルキー33は、周縁の上下左右の4箇所
に三角状の矢印が刻印されている。撮影モード時にカー
ソルキー33の左右の矢印付近を押し込むことにより、
カメラレンズ4のズーミングを行うことができる。ま
た、プリントモード時にカーソルキー33のいずれか一
ヶ所の矢印付近を押し込むことにより、液晶ディスプレ
イ25に表示されたカーソルをその矢印方向に移動させ
ることができる。
【0023】プリンタ付きカメラの電気的構成の概略を
示す図3において、カメラレンズ4はカメラレンズの他
に、シャッタ機構,絞り機構も含まれる。また、カメラ
レンズ4の背後にCCDイメージセンサ35が位置して
おり、被写体画像はCCDイメージセンサ35の光電面
に結像される。CCDイメージセンサ35は光学的な被
写体画像を電気的な撮像信号に変換して撮像画像処理部
36に出力する。
【0024】撮像画像処理部36は、数個のICにより
構成されており、画像演算処理IC37の制御により、
カメラレンズ4の絞り及びシャッタの制御,CCDイメ
ージセンサ35の1フレーム画像の撮像制御,CCDイ
メージセンサ35からの撮像信号を画像メモリ38に格
納するための輝度信号と色差信号からなるYCrCb信
号(デジタル信号)に変換,画像メモリ38から読み出
したYCrCb信号をNTSC信号に変換して液晶ディ
スプレイ25に出力,外部メモリ30とのインターフェ
イス,オンスクリーンディスプレーIC(OSD)39
からキャラクタ信号を前記映像信号に付加,マイクロコ
ンピュータ40とシリアル信号にて通信等の処理を行
う。
【0025】撮像画像処理部36による外部メモリ30
とのインターフェイスとは、画像メモリ38のYCrC
b信号からなる蓄積画像データを画像演算処理IC37
が圧縮して外部メモリ30に書き込むこと、また外部メ
モリ30から圧縮画像データを読み出して画像演算処理
IC37に出力することである。
【0026】印画画像処理IC41は、画像演算処理I
C37から印画データを入力し、各色,各ラインの階調
単位でメカユニット42の記録ヘッドユニット43に印
画データを出力する。メカユニット42は、前記パック
装填室16,パック検出スイッチ22,蓋検出スイッチ
23,記録ヘッドユニット43の他、図4に示すよう
に、記録ヘッドユニット43を矢印S方向に往復移動す
るヘッド走行機構44と、フイルム搬送機構45とから
なる。
【0027】前記ヘッド走行機構44は、スクリューギ
ア等からなるヘッド駆動機構48と、これを駆動するス
キャンモータ49とからなる。前記フイルム搬送機構4
5は、展開ローラ51,クロー爪,駆動機構及び駆動モ
ータからなり、例えば特開平4−194832号公報な
どに記載されているように、従来のインスタントカメラ
に用いられているものと同じでよく、その機能も全く同
一である。すなわち、フイルム搬送機構45は、フイル
ムパック14の中から露光済みのインスタントフイルム
10を送り出しながら、インスタントフイルム10の上
端部分に設けられた現像液ポッド10a(図2参照)を
裂開して現像処理液をインスタントフイルム10の感光
シートと受像シートとの間に展開する。所定の現像処理
時間の経過後にインスタントフイルム10に撮影された
ポジ像が現出する。
【0028】前記画像演算処理IC37は、撮影画像処
理部36を制御して、画像メモリ38との画像データの
授受を制御する。また、画像演算処理IC37は、画像
メモリ38のYCrCb信号からなる画像データを外部
メモリ30に適合した画像データに変換したり、また復
元したりする。また、画像演算処理IC37は、画像メ
モリ38のYCrCb信号からなる画像データを印画画
像処理IC41に適合した印画データに変換する。
【0029】前記画像メモリ38は、YCrCb信号か
らなる画像データを蓄積するためのメモリICであり、
画像演算処理IC37内に設けてもよい。また、不揮発
性メモリ(EEPROM等)53は、マイクロコンピュ
ータ40が参照する各種の制御用シーケンス等を記憶し
てあり、本発明に係る1枚目自動排出機能を実行する1
枚目自動排出用シーケンスも記憶されている。この1枚
目自動排出用シーケンスは、パック検出スイッチ22が
オフ→オンになった直後に蓋検出スイッチ23がオフ→
オンになると実行され、メカユニット42のフイルム搬
送機構45のみが作動される。
【0030】ブザー54は、マイクロコンピュータ40
により制御され、電圧の印加により音を発し、必要に応
じてユーザに注意を喚起する。また、コントロールパネ
ル56は、レリーズボタン9,モード切換ダイヤル2
6,実行キー27,キャンセルキー28及びプリントキ
ー29等をマイクロコンピュータ40に接続するマン−
マシンインターフェイスパネルである。
【0031】マイクロコンピュータ40には、外部のパ
ーソナルコンピュータ等を接続するためのインターフェ
イスである外部通信57が接続されている。パーソナル
コンピュータから外部通信57を介して1枚目排出禁止
用コマンドをマイクロコンピュータ40に入力してから
フイルムパック14を装填することにより、1枚目自動
排出禁止ボタン6を押し込みながらフイルムパック14
を装填するのと同様に、フイルムパック14をパック装
填室16に装填した直後に通常は行われる1枚目自動排
出用シーケンスがスキップされる。
【0032】前記記録ヘッドユニット43は、図示しな
いが、遮光されたケース内に、その長手方向に沿って細
長く、厚みが薄い蛍光表示管が組み込まれている。蛍光
表示管の下方には、カラーフィルタ,ミラー、セルフォ
ックレンズアレイ等が設けられ、ケースの開口から射出
されたプリント光によりインスタントフイルム10を露
光する。
【0033】カラーフィルタは、赤色透過域、緑色透過
域,青色透過域の3種類の区域を備え、記録ヘッドユニ
ット43が露光面を1スキャンするごとに、順次に蛍光
表示管とミラーとの間に挿入される。これにより、記録
ヘッドユニット43からは、赤色,緑色,青色のプリン
ト光がインスタントフイルム10に向けて放射され、3
色面順次でフルカラー画像が露光される。
【0034】このように構成されたプリンタ付きカメラ
の作用を説明する。製造されたプリンタ付きカメラは、
出荷前に工場内で撮影及びプリントのテストが行われ
る。未使用のフイルムパック14を装填する場合には、
一般ユーザーが行うのと同様に、蓋17を開放してパッ
ク装填室16にフイルムパック14を挿入してから蓋1
7を閉じる。この場合には、1枚目自動排出禁止ボタン
6を操作しないから、図5のフローチャートに示すよう
に、1枚目自動排出用シーケンスが実行されて、フイル
ム搬送機構45のみが作動し、露光用開口14bを遮蔽
していた遮光板が排出口2aから排出される。
【0035】予め用意してある画像データを用いて1〜
2枚のテストプリントを行った後、暗室またはダークバ
ック内でフイルムパック14をパック装填室16から取
り出し、このフイルムパック14を別のプリンタ付きカ
メラのパック装填室16に装填する。この装填では、カ
バー7を開けて1枚目自動排出禁止ボタン6を押し込み
ながら行う。この押し込むタイミングは、例えば蓋17
を閉じる時とする。これにより、1枚目自動排出用シー
ケンスは実行されず、最上層のインスタントフイルム1
0が無駄に排出されることが防止される。そして、1台
目のテストと同様にテストプリントを行う。
【0036】以下同様に、フイルムパック14が空にな
るまで、異なるプリンタ付きカメラに同一のフイルムパ
ック14を入れ替えてテストプリントを行う。例えば、
プリンタ付きカメラ1台あたりのテストプリントを2枚
とすれば、1個のフイルムパック14で5台のプリンタ
付きカメラのテストプリントを行うことができる。な
お、1枚目自動排出用シーケンスのスキップは、1枚目
自動排出禁止ボタン6を押込みながらパック装填を行っ
た時だけ実行されるから、2台目以降のプリンタ付きカ
メラにフイルムパック14を装填する際には、その都度
1枚目自動排出禁止ボタン6の操作を行う。
【0037】なお、1枚目自動排出禁止ボタン6を用い
る代わりに、外部通信57を介してパーソナルコンピュ
ータをプリンタ付きカメラに接続し、このパーソナルコ
ンピュータにより1枚目自動排出禁止コマンドをマイク
ロコンピュータ40に入力してもよい。なお、この1枚
目自動排出禁止コマンドは、1回の装填操作毎にキャン
セルされ、必要に応じてその都度入力作業を行う。この
ようにパーソナルコンピュータを接続して1枚目自動排
出禁止コマンドを入力する場合には、プリンタ付きカメ
ラから1枚目自動排出禁止ボタン6を省略してもよい。
また、この場合には、未使用のフイルムパックを装填す
る際に、誤って1枚目自動排出禁止ボタン6を操作する
事故が発生するおそれがなくなる。
【0038】また、1枚目自動排出禁止ボタン6は、イ
ンスタントフイルム10がジャミングを起こした場合に
も有効である。プリンタ付きカメラを暗室やダークバッ
クに入れて一旦フイルムパック14をパック装填室16
から取り出す。プリンタ付きカメラだけ暗室やダークバ
ックから出して、明室にてプリンタ付きカメラに詰まっ
たインスタントフイルム10を排除した後、再びプリン
タ付きカメラを暗室やダークバックに入れ、前記フイル
ムパック14をパック装填室16に挿入し、1枚目自動
排出禁止ボタン6を押込みながら蓋17を閉じる。これ
により、インスタントフイルム10を無駄にすることが
ない。
【0039】以上説明した実施形態では、1枚目自動排
出禁止ボタン6を押し込むタイミングは、蓋17を閉じ
る時(蓋検出スイッチ23がオフ→オン)としたが、蓋
17を開ける時やフイルムパック14をパック装填室1
6に挿入した時(パック検出スイッチ22がオフ→オ
ン)でもよく、またこれら3つの時のうちいずれか2つ
の組み合わせでもよい。
【0040】また、上記実施形態では、1枚目自動排出
用シーケンスのスキップを行うために専用のボタンを用
いたが、本発明はこれに限定されることなく、既存のボ
タンやキーの機能を変更して用いたり、複数ボタンの同
時操作で行うようにしてもよい。
【0041】また、上記実施形態は、プリンタ付きデジ
タルカメラであったが、プリンタ付きデジタルカメラか
らプリンタ部(メカユニット)のみを独立させたような
小型のプリンタであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上に説明してきたとおり、本発明のプ
リンタによれば、1枚目自動排出機能の作動を禁止する
1枚目自動排出禁止手段を設けたので、必要に応じて1
枚目自動排出機能の作動を禁止することができる。この
結果、1個のフイルムパックを用いて複数台のテストプ
リントを行う場合に、1枚のインスタントフイルムも無
駄にすることなくテストプリントを行うことができる。
また、インスタントフイルムがジャミングを起こして
も、暗室やダークバック等の暗所で一旦フイルムパック
を取り出し、プリンタに詰まったインスタントフイルム
を排除した後、再びフイルムパックを暗所で装填する際
に、1枚目自動排出禁止手段を用いれば、インスタント
フイルムの無駄を防止できる。また、1枚目自動排出禁
止手段は、フイルムパックの装填時に同時に操作される
ボタンにより機能するようにしたので、簡単な操作で必
要に応じて1枚目自動排出機能の作動を禁止できる。ま
た、1枚目自動排出禁止手段は、外部から入力されるコ
マンドにより機能するようにすれば、ユーザーが誤って
1枚目自動排出機能の作動を禁止することを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ付きカメラのパック装填室を開けた状
態を示す正面側外観図である。
【図2】プリンタ付きカメラの背面側外観図である。
【図3】プリンタ付きカメラの電気的構成の概略を示す
ブロック図である。
【図4】メカユニットの概略を示す説明図である。
【図5】パック装填時の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 カメラボディ 6 1枚目自動排出禁止ボタン 10 インスタントフイルム 14 フイルムパック 16 パック装填室 17 蓋 22 パック検出スイッチ 23 蓋検出スイッチ 40 マイクロコンピュータ 42 メカユニット 57 外部通信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 5C052 5/76 5/76 E Fターム(参考) 2H054 AA01 AA07 2H104 AA18 AA19 CB07 CB10 CD08 2H106 AB04 AB06 AB20 AB45 BA11 BA55 BH00 2H112 AA07 AA11 BA01 BA03 BC36 5C022 AA13 AC03 AC31 AC42 AC61 AC69 AC78 5C052 AA12 AB02 DD02 EE02 EE03 FA02 FA03 FB01 FC01 FC06 FE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のインスタントフイルムを積層し
    たフイルムパックをフイルム室に装填することによりフ
    イルムパックの露光用開口を遮蔽している遮光板を自動
    的に排出する1枚目自動排出機能を備えたプリンタにお
    いて、 前記1枚目自動排出機能の作動を禁止する1枚目自動排
    出禁止手段を設けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記1枚目自動排出禁止手段は、フイル
    ムパックの装填時に同時に操作されるボタンにより機能
    することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記1枚目自動排出禁止手段は、外部か
    ら入力されるコマンドにより機能することを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記プリンタは、被写体像を撮像する撮
    像手段及び撮像手段で得た画像データをメモリに記録す
    るデータ記録手段とを含むデジタルカメラに内蔵されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の
    プリンタ。
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