JP2002014416A - プリンタ付き電子スチルカメラ - Google Patents

プリンタ付き電子スチルカメラ

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JP2002014416A
JP2002014416A JP2000195446A JP2000195446A JP2002014416A JP 2002014416 A JP2002014416 A JP 2002014416A JP 2000195446 A JP2000195446 A JP 2000195446A JP 2000195446 A JP2000195446 A JP 2000195446A JP 2002014416 A JP2002014416 A JP 2002014416A
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electronic still
still camera
camera
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JP2000195446A
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English (en)
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Hidemi Sasaki
英美 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ機能を備えた電子スチルカメラの小
型化を図る。 【解決手段】 電子スチルカメラ10の背面には、プリ
ントボタン28とプリント補助ボタン31,32とが設
けられている。いずれか一方のプリント補助ボタン3
1,32がオフされているときは、プリント禁止状態と
なっている。左手で本体部11を把持し、親指と薬指と
でプリント補助ボタン31,32を押圧した状態で、中
指でプリントボタン28を押圧する。プリント禁止状態
が解除されているため、プリント動作が開始する。露光
及び展開現像が行われたインスタントフイルム25が、
グリップ部12に形成された排紙口21より外部に取り
出される。インスタントフイルム25の展開搬送機構が
グリップ部12に設けられているため、本体部11が小
型化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ付き電子
スチルカメラの小型化・薄型化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インスタントフイルムが収納されたフイ
ルムパックをプリンタ内部にセットし、露光ヘッドを駆
動してインスタントフイルムに露光を行った後、展開現
像を行ってプリント写真を形成する光学式のインスタン
トプリンタや、このプリンタを電子スチルカメラに内蔵
して、電子スチルカメラで撮像した画像をプリントでき
るようにしたプリンタ内蔵型電子スチルカメラが広く知
られている。このプリンタ内蔵型電子スチルカメラを用
いることにより、画質の良いプリント写真をその場で且
つ簡単に作成することができる。
【0003】一方、このようなプリンタ内蔵型のカメラ
は、フイルムパックや展開機構を収納するスペースを設
ける必要があり、プリント機能を備えない電子スチルカ
メラやコンパクトカメラ等に比べて大型化する。このた
め、カメラ本体の小型化・薄型化が強く要求されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インスタン
トフイルムの排紙口は、カメラ本体の上面、あるいは、
グリップ部が設けられていない側面に形成されている。
これは、グリップ部を把持する手や、カメラ本体を置く
ための机などによって、インスタントフイルムの排出を
妨げないようにするためである。しかし、排紙口の近傍
に展開機構を配置する必要があるため、カメラ本体を小
型化することが困難であった。
【0005】また、インスタントフイルムを本体上面か
ら排出する場合では、操作部材や液晶パネル等をカメラ
本体の背面に設けなければならないため、カメラ本体を
薄型化することが困難になる。さらに、照明等の外光が
排紙口から入り込み易いため、未露光のインスタントフ
イルムが露光されてしまうおそれがある。
【0006】本発明は上記問題点を考慮してなされたも
のであり、本体の小型化・薄型化が可能なプリンタ付き
電子スチルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のプリンタ付き電子スチルカメラは、
被写体の撮影を行う撮影手段と、前記撮影手段により得
られた画像データに基づき、本体内部に収納されたイン
スタントフイルムに対して露光を行うプリント手段と、
撮影時に把持されるグリップ部の側面に形成された排紙
口と、記録済みの前記インスタントフイルムを展開現像
して前記排紙口へと搬送する展開搬送手段と、前記グリ
ップ部を把持している間はプリント動作を禁止するプリ
ント禁止手段と、を備えたものである。
【0008】また、前記排紙口を開放した状態でプリン
ト動作を行う際にオンされる少なくとも1つのプリント
補助ボタンをプリント禁止手段として設け、このプリン
ト補助ボタンのいずれかがオフとなっているときにプリ
ント動作を行わないようにしても良い。又は、前記グリ
ップ部を把持する際にオンされるプリント禁止ボタン
を、プリント禁止手段としてグリップ部の側面に設けて
も良い。若しくは、常時オフ状態とされたスライド式の
プリントスイッチを、プリント禁止手段として前記排紙
口近傍に設けても良い。
【0009】また、カメラ本体の駆動用電源を、前記グ
リップ部に配置することにより、カメラ本体を更に小型
化することができる。
【0010】請求項6記載のプリンタ付き電子スチルカ
メラは、被写体の撮影を行う撮影手段と、この撮影手段
により得られた画像データに基づき、本体内部に収納さ
れたインスタントフイルムに対して露光を行うプリント
手段と、本体底面に形成された排紙口と、記録済みの前
記インスタントフイルムを展開現像して前記排紙口へと
搬送する展開搬送手段と、前記排紙口が塞がれている間
はプリント動作を禁止するプリント禁止手段と、を備え
たものである。
【0011】また、本体底面からカメラ本体に配置され
た固定部と、本体底面から先端が突出した可動部とから
なる少なくとも1つの押しスイッチをプリント禁止手段
として設け、前記可動部が押し上げられているときにプ
リント禁止信号を発生させるようにしても良い。又は、
常時オフ状態となっているスライド式のプリントスイッ
チを、プリント禁止手段としてカメラ本体の底面に設け
ても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明のプリン
タ内蔵型電子スチルカメラ(以下、単に「電子スチルカ
メラ」と称する)の正面側及び背面側の外観を示したも
のである。電子スチルカメラ10は、被写体の撮影を行
う撮影モード、各種メモリに記憶された画像データを再
生してLCDパネルに表示する再生モード、インスタン
トフイルムに画像のハードコピーを行うプリントモード
とを備えている。
【0013】電子スチルカメラ10は、直方体形状の本
体部11と、この本体部11の側部に一体に設けられた
略円筒形状のグリップ部12とからなる。本体部11の
前面中央には、撮影レンズ13が組みこまれたレンズ鏡
胴14が進退自在に設けられている。また、レンズ鏡胴
14の上方には、ストロボ発光部15と、被写体の測光
を行う測光部16と、被写体の測距を行う測距部17と
が設けられている。
【0014】グリップ部12の上面には、シャッタボタ
ン20が設けられている。図1に示すように、撮影者が
グリップ部12を把持したときに、シャッタボタン20
が設けられた位置に人差し指がくるようになっている。
シャッタボタン20が押し下げられると、図示しない測
光装置及び測距装置が作動して、露光調節とピント合わ
せとが行われる。シャッタボタン20の全押し操作を行
うと、撮影レンズ13を通して一回の撮影が行われる。
この際、被写体輝度が所定値以下であるときは図示しな
いストロボ装置が作動し、ストロボ発光部15から被写
体に向けてストロボ光が照射される。
【0015】グリップ部12の側面には、スリット状の
排紙口21と、プリント動作を禁止するプリント禁止ボ
タン22とが設けられている。このプリント禁止ボタン
22は、プリント動作の可否を決定するプリント禁止手
段として用いられる。図1に示すように、撮影者がグリ
ップ部12を把持しているときは、撮影者の掌がグリッ
プ部12の側面に当接しており、プリント禁止ボタン2
2が掌によって押し下げられてオンとなり、プリント禁
止状態となる。この状態では、プリントボタン28をオ
ンしても、プリント動作が行われないようになってい
る。
【0016】電子スチルカメラ10の背部には、フイル
ムパック23を収納するための装填室24が形成されて
いる。このフイルムパック23の内部には、未露光のイ
ンスタントフイルム25が積層されている(図4参
照)。フイルムパック23の背面には、インスタントフ
イルム25の露光面を水平になるように押し出すための
押圧開口23a,23bが形成されている。また、装填
室24の背面には、装填室蓋26が開閉自在に設けら
れ、装填室24を光密に覆っている。
【0017】装填室蓋26には、液晶表示素子をマトリ
クス状に並べたLCDパネル27が設けられている。撮
影レンズ13を通過した光学画像は、CCDイメージセ
ンサ40(図4参照)において電気的な撮像信号に変換
される。撮影モード時では、得られた撮像信号に基づ
き、LCDパネル27に被写体像がリアルタイムで表示
される。また、LCDパネル27には、再生モード及び
プリントモード時では静止画像が表示される。
【0018】装填室蓋26には、プリントボタン28、
マルチオペレーションボタン30、補助ボタンが設けら
れている。マルチオペレーションボタン30は、撮影モ
ードの変更、デジタルズームのズーミング、プリント枚
数の設定、プリント時のコマ選択等の操作に使用され
る。
【0019】補助ボタン31,32は、排紙口21が塞
がれているときにプリント動作が行われるのを防止する
ために設けられており、この補助ボタン31,32のい
ずれかがオフとなっているときは、プリント動作を禁止
するようになっている。図3に示すように、電子スチル
カメラ10の側部を左手で把持した状態でプリントボタ
ン28を操作する際に、親指が一方の補助ボタン31
に、薬指又は小指が他方の補助ボタン32に当接する。
このとき、両方の補助ボタン31,32がオンされてい
るため、プリント許容状態となる。この状態でプリント
ボタン28が押圧されると、プリント動作が開始され、
LCDパネル27に表示された画像のハードコピーが行
われる。プリント済みのインスタントフイルム25は、
排紙口21より外部に取り出される。
【0020】図4に電子スチルカメラ10の要部断面を
示す。フイルムパック23には、前述の押圧開口23
a,23bの他に、未露光のインスタントフイルム25
を露光する光を通過させるための露光開口23c、露光
済みのインスタントフイルム25を外部に搬送するため
のフイルム送出口23dと、周知のクロー部材42を入
り込ませるための切り欠き23eとが形成されている。
また、装填室24には、上記の露光開口23c、フイル
ム送出口23d、切り欠き23eと相対する部分に開口
が形成されている。
【0021】露光開口23cは、複数枚のインスタント
フイルム25とともに収納される板状の遮光カバー33
によって覆われている。フイルムパック23を装填室に
セットした後、マルチオペレーションボタン30の操作
により最初のプリント動作が行われたときに、遮光カバ
ー33が取り出し口から取り出される。その際に、フイ
ルム送出口23dを塞ぐ遮光シールの貼着力の弱い部分
を剥がしてフイルム送出口23dを開放する。
【0022】インスタントフイルム25は周知のモノシ
ートタイプのものが用いられており、感光シート、受像
シート、現像処理液を内包したポッド、余剰の現像処理
液を吸収するトラップ部を基本的な構成要素としてい
る。感光シートへの露光によって光化学的に潜像を形成
した後、感光シートと受像シートとを重ね合わせ、その
両者間に現像処理液を展開しながら両シートを加圧する
ことによって、受像シートにポジ画像が転写される。
【0023】フイルムパック23の背面内壁には、中央
部分に突条形状の押し上げ突起34が形成されている。
また、装填室蓋26の内壁面には押し上げ部材35a,
35bが設けられており、フイルムパック23の押圧開
口23a,23bに入り込んでいる。これら、押し上げ
突起34及び押し上げ部材35a,35bは、フイルム
パックの背後に配された遮光シートを介してインスタン
トフイルム25を前方に押圧し、最前列のインスタント
フイルム25の記録面を水平にする。
【0024】装填室蓋26の内壁面には、LCDパネル
27とバックライト38とが設けられている。このバッ
クライト38には傾斜面が形成され、この傾斜面がフイ
ルムパック23の背面に沿っている。このため、フイル
ムパック23とバックライト38とを合わせた厚さが小
さくなり、本体部11が薄型化する。
【0025】撮影レンズ13は、変倍に用いられるズー
ムレンズ群36aと、焦点位置合わせに用いられるフォ
ーカスレンズ群36bとからなる。レンズ鏡胴14の内
部には、ズームレンズ群36aを保持する可動筒37が
設けられ、撮影者がマルチオペレーションボタン30を
操作することにより、可動筒37が光軸方向へと移動し
て、変倍動作が行われる。撮影レンズ13の結像面には
CCDイメージセンサ40が設けられており、撮影レン
ズ13を通過した光学像は、光電変換によって撮像信号
に変換され、カメラ内部に設けられた画像メモリに画像
データとして記録される。
【0026】露光開口23cの前方には、インスタント
フイルム25の露光面に光照射するための露光ヘッド4
1が配されている。露光ヘッド41は、インスタントフ
イルム25の長手方向(副走査方向)に並んで配された
微小の赤色(R)、緑色(G)、青色(B)発光ダイオ
ードからなる発光素子アレイを、用紙面に垂直な主走査
方向に並べた構成となっている。発光素子アレイでは、
画像データに基づき強度変調されたR、G、Bのライン
状の記録光が発生する。このライン状の記録光は、露光
ヘッド41内に設けられた微小レンズアレイを通過する
際に収束され、インスタントフイルム25の感光面に照
射される。更に、露光ヘッドは、図示しないヘッド駆動
機構によって副走査方向に移動しながらライン状の記録
光を照射して、インスタントフイルムの記録領域全体に
画像記録を行う。
【0027】フイルムパック23の切り欠き23e近傍
には周知のクロー部材42が配されている。このクロー
部材34は、露光ヘッド41による露光が完了した後、
図示しないモータの駆動力を受けて図中左方向へと移動
し、切り欠き23eの内部に入り込む。最前列にあるイ
ンスタントフイルム25の後端がクロー部材42によっ
て押し出され、その先端側がフイルム送出口23dを通
過する。
【0028】フイルム送出口23dの先には、図示しな
いモータの駆動力を受けて図中時計方向に回転する駆動
ローラ43と、圧縮バネ44の付勢によって駆動ローラ
43との間でインスタントフイルムを挟持する従動ロー
ラ45とからなる展開ローラ対46が配置されている。
この展開ローラ対46は、装填室24から送り出された
インスタントフイルム25の先端を挟持して排紙口21
へと搬送する。その際に、インスタントフイルム25内
のポッドを破断し、現像処理液を感光層に流し込んで展
延する。
【0029】グリップ部12には、展開ローラ対46に
よって送り出されたインスタントフイルム25を排紙口
21へとガイドするフイルム搬送路47が形成されてい
る。このフイルム搬送路47の両側には、駆動用の電池
50a〜50dが配置されている。
【0030】上記構成による作用について説明する。電
子スチルカメラ10は、展開ローラ対46や排紙口21
がグリップ部12側に設けられており、本体部11に配
するべき部材の数が減少するため、本体部11を小型化
することができる。また、電池50a〜50dがグリッ
プ部12に設けられているため、本体部11がさらに小
型化する。電子スチルカメラ10の使用者は、図示しな
い電源スイッチをオンした後、マルチオペレーションボ
タン30の操作により、撮像/再生の各モードを選択す
る。
【0031】撮像モード下では、CCDイメージセンサ
40が被写体画像を連続的に撮像し、その画像はLCD
パネル27に表示される。電子スチルカメラ10の使用
者は、図1に示すように、右手でグリップ部12を把持
した状態で、被写体のフレーミングを行う。この際、プ
リント禁止ボタン22が右手の掌で押圧されてオンとな
っているため、プリントボタン28を押圧してもプリン
ト動作が行われない。したがって、フレーミング時にイ
ンスタントフイルム25が排紙口21より出てくること
がないため、インスタントフイルム25が手に衝突して
折れ曲がるといったトラブルの発生を防止することがで
きる。
【0032】被写体のフレーミング後、シャッタボタン
20を押圧すると、その時点でLCDパネル27に表示
されていた画像データが画像メモリに書き込まれる。ま
た、再生モード下では、マルチオペレーションボタン3
0からの入力により、画像メモリから画像データが読み
出され、LCDパネル27に画像が表示される。
【0033】プリント処理を行う場合には、使用者はフ
イルムパック23を装填室24の内部にセットした後、
マルチオペレーションボタン30を操作して、プリント
を行う画像をLCDパネル27に表示させる。画像の確
認後、図3に示すように、左手で本体部11を把持し、
親指と薬指とでプリント補助ボタン31,32を押圧し
ながら、プリントボタン28を押圧する。このとき、プ
リント禁止ボタン22はオフとなっており、プリント補
助ボタン31,32がオンされているため、プリント動
作が許容され、露光ヘッド41が駆動して未露光のイン
スタントフイルム25に露光が行われる。
【0034】露光済みのインスタントフイルム25は、
クロー部材42によって展開ローラ対46の方へと押し
出される。そして、インスタントフイルム25は、展開
ローラ対46に挟持され、フイルム搬送路47に沿って
排紙口21へと搬送される。この際、インスタントフイ
ルム25の内部に設けられた現像ポッドが展開ローラ対
46の挟持によって破砕され、現像処理液が展延され
る。1分〜数分程度の時間が経過した後、受像シートに
ポジ画像が転写され、プリント写真として排紙口21か
ら外部に取り出される。
【0035】上記実施形態では、プリント禁止ボタン2
2とプリント補助ボタン31,32とを設けることによ
り、グリップ部12を把持している際のプリント動作を
禁止するようにしているが、いずれか一方のボタンのみ
を設ける態様であっても良い。また、上記実施形態で
は、プリント補助ボタン31,32を、左手で本体部を
把持するときにオンされる位置に配置しているが、もち
ろん、右手で本体部11を把持する際にオンされる位置
に配置しても良い。また、上記実施形態では、プリント
補助ボタン31,32を2つ設けた例について説明した
が、これを1つとしても良いし、3つ以上設けても良
い。また、プリントボタン28及びプリント補助ボタン
31,32を本体部11の上面に配置しても良い。
【0036】上記実施形態では、プリント禁止手段とし
て、プリント禁止ボタン22やプリント補助ボタン3
1,32等の押しボタンが設けられているが、図5に示
すように、常時オフ状態であるスライド式のプリントス
イッチ51を排紙口21近傍に設け、このプリントスイ
ッチ51をスライドさせたときにプリント動作を開始す
るようにしても良い。撮影時では、グリップ部12を把
持する手によってプリントスイッチ51が覆われるか
ら、プリントスイッチ51が誤ってオンされることがな
く、誤作動を防止することができる。
【0037】図6は、インスタントフイルムを電子スチ
ルカメラの底面側から取り出す例を示したものである。
電子スチルカメラ52は、撮影機構やプリント機構が設
けられた本体部53と、電子スチルカメラ52の左下側
に設けられたグリップ部54とから構成される。本体部
53の前面には、撮影レンズ55やストロボ発光部56
等の撮影機構と、装填室蓋57とが設けられている。フ
イルムパック23は、フイルム送出口23dが下方を向
くようにして装填室60にセットされる。装填室60の
奥には、未露光のインスタントフイルム25に光照射を
行うための露光ヘッド62が設けられている。また、装
填室60の下部には、フイルム搬出口61が形成されて
いる。このフイルム搬出口61の下部には、上述した展
開ローラ対が設けられており、露光済みのインスタント
フイルム25の展開現像を行う。なお、グリップ部54
には、カメラ本体を駆動する電池(図示せず)が配され
ている。
【0038】図7に示すように、電子スチルカメラ52
の底部には、排紙口63、プリント禁止ボタン64,6
5、電池室蓋66とが設けられている。このプリント禁
止ボタン64,65は、本体内部に取り付けられた固定
部と、外部に露呈された可動部とで構成され、それぞれ
にスイッチ接片が設けられている。いずれか一方のプリ
ント禁止ボタン64,65の可動部が押し上げられて、
固定部と可動部のスイッチ接片が当接すると、プリント
禁止ボタン64,65がオンされてプリント禁止状態と
なる。本実施形態では、プリント禁止ボタン64,65
を2つ設けているが、もちろん1つであっても良いし、
3つ以上設けても良い。
【0039】例えば、電子スチルカメラ10を机の上に
置いたときのように、排紙口63が塞がれている場合に
は、プリント禁止ボタン64,65の可動部が押し上げ
られるため、プリント禁止状態となる。したがって、排
紙口63が塞がれているときにプリント動作が行わてし
まうという誤作動を防止できる。
【0040】また、撮影やプリントを行う際は、図6に
示すように、排紙口63が下方を向くようにして使用す
るから、外光が排紙口63からカメラ内部に入り込みに
くくなり、ミスプリントの発生を抑えることができる。
さらに、電子スチルカメラ10の上面に排紙口が設けら
れていないため、LCDパネルや操作部材等をカメラ上
面に配置することができる。これにより、LCDパネル
や操作部材等の厚みがなくなるため、カメラ本体が薄型
化する。
【0041】また、プリント禁止スイッチ64,65を
設ける代わりに、図4に示すようなスライド式のプリン
トスイッチ51をカメラ底面に設けてもよい。これによ
り、例えば、電子スチルカメラ52を机の上に置いたと
きには、常にプリントスイッチ51が覆われてオフ状態
となるため、誤ってプリント動作が開始されることがな
くなる。
【0042】上記実施形態では、プリント禁止ボタン2
1,63,64やプリント補助ボタン31,32、スラ
イドスイッチ51等の可動部材を用いることで、撮影時
のプリント動作を禁止しているが、これらの可動部材の
代わりに、発光部と受光部とを有する光センサを設けて
も良い。発光部から発せられた検査光が指や机等に反射
されて、受光部が所定量の反射光を検出したときに排紙
口が塞がれていると判断して、プリント禁止信号を発生
させることにより、撮影時のプリント動作を禁止できる
とともに、可動部の動作不良による誤作動をも防止する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インスタントフイルムの排紙口と、記録済みのインスタ
ントフイルムを展開現像して前記排紙口へと搬送する展
開搬送手段とをグリップ部に設け、このグリップ部を把
持している間はプリント動作を禁止するようにしたか
ら、展開搬送手段を配置するスペースを省略することが
でき、カメラ本体を小型化することができる。
【0044】また、インスタントフイルムの排紙口をカ
メラ本体の底面に形成し、前記排紙口が塞がれている間
はプリント動作を禁止するようにしたから、LCDパネ
ルや操作部材をカメラ上部に配することができ、カメラ
本体を薄型化することができる。さらに、外光が排紙口
より入り込むおそれがなくなり、ミスプリントの発生を
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影時における電子スチルカメラの正面外観図
である。
【図2】電子スチルカメラの背面外観図である。
【図3】プリント時における電子スチルカメラの背面外
観図である。
【図4】電子スチルカメラの要部断面図である。
【図5】グリップ部にスライドスイッチを設けた例を示
したものである。
【図6】本発明の別の実施形態に係る電子スチルカメラ
の正面外観図である。
【図7】本発明の別の実施形態に係る電子スチルカメラ
の背面外観図である。
【符号の説明】
10,52 電子スチルカメラ 11,53 本体部 12,54 グリップ部 20 シャッタボタン 21,63 排紙口 22,64,65 プリント禁止ボタン 23 フイルムパック 24,60 装填室 25 インスタントフイルム 27 LCDパネル 28 プリントボタン 31,32 プリント補助ボタン 46 展開ローラ対 50a〜50d 電池 51 プリントスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H054 AA01 BB07 2H104 AA18 AA19 BC04 BC09 BC15 CC08 5C022 AA13 AB02 AB15 AB22 AB66 AC03 AC32 AC34 AC42 AC52 5C052 AA17 DD02 FA02 FA03 FA09 FB01 FC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の撮影を行う撮影手段と、前記撮
    影手段により得られた画像データに基づき、本体内部に
    収納されたインスタントフイルムに対して露光を行うプ
    リント手段と、撮影時に把持されるグリップ部の側面に
    形成された排紙口と、記録済みの前記インスタントフイ
    ルムを展開現像して前記排紙口へと搬送する展開搬送手
    段と、前記グリップ部を把持している間はプリント動作
    を禁止するプリント禁止手段と、を備えたことを特徴と
    するプリンタ付き電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記プリント禁止手段は、前記排紙口を
    開放した状態でプリント動作を行う際にオンされる少な
    くとも1つのプリント補助ボタンであって、前記プリン
    ト補助ボタンのいずれかがオフとなっているときはプリ
    ント動作を行わないことを特徴とする請求項1記載のプ
    リンタ付き電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記プリント禁止手段は、前記グリップ
    部の側面に設けられ、前記グリップ部を把持する際にオ
    ンされるプリント禁止ボタンであることを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ付き電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記プリント禁止手段は、前記排紙口の
    近傍に設けられ、常時オフ状態とされたスライド式のプ
    リントスイッチであることを特徴とする請求項1記載の
    プリンタ付き電子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記グリップ部には、カメラ本体の駆動
    用電源が配置されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項記載のプリンタ付き電子スチルカメラ。
  6. 【請求項6】 被写体の撮影を行う撮影手段と、前記撮
    影手段により得られた画像データに基づき、本体内部に
    収納されたインスタントフイルムに対して露光を行うプ
    リント手段と、本体底面に形成された排紙口と、記録済
    みの前記インスタントフイルムを展開現像して前記排紙
    口へと搬送する展開搬送手段と、前記排紙口が塞がれて
    いる間はプリント動作を禁止するプリント禁止手段と、
    を備えたことを特徴とするプリンタ付き電子スチルカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 前記プリント禁止手段は、カメラ本体に
    配置された固定部と、本体底面から先端が突出した可動
    部とからなる少なくとも1つの押しスイッチであり、こ
    の押しスイッチは前記可動部が押し上げられているとき
    にプリント禁止信号を発生することを特徴とする請求項
    6記載のプリンタ付き電子スチルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記プリント禁止手段は、カメラ本体の
    底面に設けられ、常時オフ状態となっているスライド式
    のプリントスイッチであることを特徴とする請求項6記
    載のプリンタ付き電子スチルカメラ。
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