JP2001268422A - プリンタ付きカメラ - Google Patents

プリンタ付きカメラ

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JP2001268422A
JP2001268422A JP2000080205A JP2000080205A JP2001268422A JP 2001268422 A JP2001268422 A JP 2001268422A JP 2000080205 A JP2000080205 A JP 2000080205A JP 2000080205 A JP2000080205 A JP 2000080205A JP 2001268422 A JP2001268422 A JP 2001268422A
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camera
light
printer
cover
frame
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Application number
JP2000080205A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kashiwanuma
康修 栢沼
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリンタ機構についての遮光性を確保しつつ、
カメラ内部を透視可能なプリンタ付きカメラを提供す
る。 【解決手段】カメラ1の外装体を構成する前カバー2、
後カバー3、記録媒体のスロットカバー30及び電池カ
バー33を光透過性樹脂によって形成し、フイルムパッ
ク蓋10の部分を遮光性樹脂によって形成する。カメラ
1に内蔵される光プリンタモジュール40は、フイルム
パック42内のインスタントフイルムにリニア発光ヘッ
ド47で露光を行う光プリンタであり、該モジュールは
遮光性樹脂のフレーム77、78及びカバー部材75に
より、パック収納部92の開口部を除いて光密性に保た
れている。また、レンズユニット48の周囲も遮光され
ており、撮像光学系にも不要光が入射しない構造を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ付きカメラ
に係り、特にカメラ本体にプリンタ機構を内蔵した電子
スチルカメラに適用される技術に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−39401号公報には、現
像処理液を収めた現像液ポッドを有するインスタントフ
イルムを使用するインスタントカメラが開示されてい
る。その一方、カメラ本体の外装部材(前蓋)を透明材
で構成し、カメラの内部機構を透視できるようにした銀
塩カメラが提案されている(特開平5−45708号公
報)。更に、特開平11−38489号公報には、外装
体を光透過性樹脂によって形成したデジタルカメラが開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報においては、プリント手段を内蔵したデジタルカメ
ラについて記載されていない。プリンタ機構を内蔵した
デジタルカメラの場合、撮像系の遮光性のみならず、プ
リンタ部についての遮光性も要求されるという特殊事情
がある。特に、プリント手段としてインスタントフイル
ムを利用する光プリンタを適用したカメラの場合、フイ
ルムへの不要光の入射を防止する必要がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、プリンタ機構についての遮光性を確保しつつ、
内部を透視可能なプリンタ付きカメラを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、光学像を電気信号に変換す
る撮像素子と、前記撮像素子で撮像された画像を記録シ
ートにプリントするプリンタ機構部と、を具備するプリ
ンタ付きカメラにおいて、該カメラは、外装体が光透過
性材料により形成されるとともに、前記外装体の内側に
配置される前記プリンタ機構部に装填される記録シート
に前記外装体を通して不要光が入射するのを阻止する遮
光手段が設けられていることを特徴としている。
【0006】本発明によれば、外装体を通してカメラの
内部を透視することができるが、外装体の内側に配置さ
れるプリンタ機構部は遮光手段によって不要光の入射が
防止されている。外装体として、無色透明、有色透明な
どの透視可能な素材を用いることができ、デザインのバ
リエーションが広がり、カメラの堅いイメージを無くす
ことができる。
【0007】本発明の一態様として、請求項2に示した
ように、前記プリンタ機構部は、前記記録シートとして
現像処理液を内蔵したインスタントフイルムが用いられ
る光プリンタであって、前記インスタントフイルムに露
光を与える発光ヘッドと、露光済みのインスタントフイ
ルムを搬送しながら前記現像処理液の展開を行う展開ロ
ーラと、を備えていることを特徴としている。
【0008】かかる光プリンタは、他の方式のプリンタ
に比べて消費電力が少なく、小型化も可能であり、携帯
型プリンタの実現に有効な手段である。また、光学式の
インスタントフイルムを用いることから、特にフイルム
への不要光入射を防止する必要があり、本発明の適用が
有効である。
【0009】請求項3に係る態様によれば、前記インス
タントフイルムは、遮光性材料で形成されたケース内に
収納された状態で前記プリンタ機構部に装填されること
を特徴としている。例えば、複数枚のインスタントフイ
ルムがケース内に収納されて成るフイルムパックが用い
られ、該フイルムパックをプリンタ機構部のフイルム装
填室に装着することにより、インスタントフイルムがセ
ットされる。
【0010】請求項4に係る態様によれば、前記プリン
タ機構部に形成されているフイルム装填室を閉ざす蓋部
材は、遮光性材料により形成され、該蓋部材が前記外装
体に開閉自在に設けられていることを特徴としている。
この場合、請求項5に示したように、前記蓋部材で覆わ
れる前記フイルム装填室の開口の縁部と、該縁部に対向
する前記蓋部材の部位について、その一方に凹部溝を形
成し、他方に前記凹部溝と係合する凸部を形成すること
により、前記蓋部材を閉じた時に前記凹部溝に前記凸部
が嵌合して前記フイルム装填室への光の回り込みを防止
する構造とする態様が好ましい。これにより、フイルム
装填室の光密性を一層強化することができる。
【0011】請求項6に示した本発明の他の態様に係る
プリンタ付きカメラは、前記撮像素子を介して撮像した
画像を着脱式の記録媒体に記録する記録手段を備えると
ともに、前記外装体には、前記記録媒体が装着される記
録媒体装着部を覆うメディア蓋及び電池収納部を覆う電
池蓋が開閉自在に設けられており、前記メディア蓋及び
前記電池蓋のうち少なくとも一方は光透過性材料により
形成されていることを特徴としている。かかる態様によ
り、外装体を通して記録媒体の装着の有無や、電池が装
填されているか否かを確認することができる。
【0012】また、請求項7に示したように、前記撮像
素子に被写体光を導く光学系及び当該カメラに搭載され
る光電変換素子に対し、前記外装体を通して不要光が入
射しないようにするための遮光手段を設けることによ
り、撮像光学系並びにストロボ調光センサなどの受光式
検出手段への不要光入射が防止される。
【0013】請求項8に示した態様によれば、請求項4
に記載のプリンタ付きカメラにおいて、前記プリンタ機
構部は、前記インスタントフイルムが収納されている前
記ケースを前記フイルム装填室に着脱するための開口を
除いて光密性を有する筐体内に、前記展開ローラ及びそ
の駆動手段を含む展開機構と、前記発光ヘッドと、露光
済みのインスタントフイルムを少なくとも前記展開ロー
ラが挟持するまで送り出すクロー部材を含むクロー機構
と、が配設されて成る光プリンタモジュールであること
を特徴としている。この態様の如くプリンタ機構部をモ
ジュール化することにより、カメラデザインの自由度が
広がる。なお、前記筐体には、当該光プリンタモジュー
ルをカメラに内蔵して取り付けるための取付部(例え
ば、ビスの通し穴や、ネジ穴など)を設けることが望ま
しい。
【0014】請求項9に記載の態様によれば、請求項8
に記載のプリンタ付きカメラにおいて、前記筐体は、遮
光性材料で構成されたフレーム部材とカバー部材とから
成り、前記フレーム部材に、前記展開ローラ及びその駆
動手段を含む展開機構と、前記発光ヘッドと、前記クロ
ー機構と、が配設され、前記フレーム部材に前記カバー
部材が光密性をもって組み付けられていることを特徴と
している。
【0015】また、請求項10に記載の発明によれば、
前記フレーム部材は、メインフレームと、該メインフレ
ームの側面に配設されるサブフレームとから成り、前記
メインフレームと前記サブフレームとの間に前記展開ロ
ーラの駆動機構及び前記クロー機構が収納されることを
特徴としている。
【0016】特に、請求項11に示したように、前記メ
インフレームと前記サブフレームとの間に、前記展開機
構及び前記クロー機構の両機構を駆動するための単一の
モータと、前記モータの駆動力を前記展開ローラ及び前
記クロー部材に伝達する動力伝達機構とが配設されてお
り、前記動力伝達機構を構成するギアは、前記サブフレ
ームに支持されている構造とする態様が好ましい。
【0017】更に、本発明の他の態様として、請求項1
2に示したように、ファインダー窓、ストロボ調光セン
サ窓、ストロボ窓、及び液晶モニタ窓のうち、少なくと
も一つの窓部に用いられる透明窓部材を前記外装体と一
体成形する態様が可能である。かかる態様により、部品
点数や組立工数を削減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るプリンタ付きカメラの好ましい実施の形態について説
明する。
【0019】図1は本発明の実施形態に係るプリンタ付
きカメラの正面図であり、図2はその左側図、図3は上
面図、図4は背面図、図5は底面図、図6は右側面図で
ある。これらの図面に示したカメラ1は、撮影機能と印
刷機能とを兼備したプリンタ搭載デジタルカメラであ
る。カメラ1は略縦型直方体形状を有し、外装体たる前
カバー(フロントキャビネット)2及び後カバー(リア
キャビネット)3は光透過性樹脂で形成されている。な
お、本明細書において「光透過性」若しくは「透明」と
いうときは、無色透明に限らず、有色透明及び半透明を
も含み、その材料を通して内部が透視可能な状態を意味
するものとする。
【0020】ただし、前カバー2及び後カバー3の全体
が光透過性を有していることを要求するものではなく、
限られた領域について部分的に遮光性素材を付加又は置
換してもよい。つまり、カメラ1の外装体の主要部分が
透視可能な状態であるものとする。また、前カバー2と
後カバー3は同じ色でもよいし、異なる着色を施しても
よい。更に、前カバー2及び後カバー3の何れか一方の
みを透明とし、他方は不透明とする態様も可能である。
【0021】カメラ1の前面には撮影レンズ5、ファイ
ンダー窓6、セルフタイマーランプ7、ストロボ調光セ
ンサ8、ストロボ発光部9が配設されている。
【0022】撮影レンズ5の後方には撮像素子としての
CCDイメージセンサ(図1中不図示、図20において
符号212として記載、以下、CCDという。)が配設
されており、該CCD212から読み出された画像信号
は所定の信号処理を経てデジタル画像データに変換され
る。
【0023】カメラ1の前面部分には開閉自在なフイル
ムパック蓋10が設けられており、内側に後述のカート
リッジ式フイルムパック(図1中不図示、図7において
符号42として記載)の装填室(以下、パック収納部と
いう。)が形成されている。フイルムパック蓋10は遮
光性材料(不透明材)で形成されており、前記パック収
納部(図1中不図示、図7中符号92として記載)にフ
イルムパック42を装填してフイルムパック蓋10を閉
じると、フイルムパック蓋10はロック機構によって閉
状態で保持される。そして、フイルムパック取出ボタン
11が押されるとロックが解除され、フイルムパック蓋
10の上側がカメラ1の前方向に向かって開く構造にな
っている。
【0024】レリーズボタン12は、カメラ1の前面側
に設けられており、撮影者がカメラ1を手で持ったとき
に無理なく右手の人指し指でレリーズボタン12を操作
できる位置に配置されている。レリーズボタン12は2
段階式に構成され、レリーズボタン12を軽く押して止
める「半押し」の状態で自動ピント合わせ(AF)及び
自動露出制御(AE)が作動してAFとAEをロック
し、「半押し」から更に押し込む「全押し」の状態で記
録用の撮影が実行される。
【0025】図3に示したように、カメラ1の上面に
は、プリント排出用の開口(プリント出口)を覆う排出
口扉13が設けられている。この排出口扉13は前カバ
ー2の上部に開閉自在に設けられており、後述するプリ
ント手段によって印刷されたプリント物は前記排出口扉
13を押し開けながらカメラ1の上方に向かって排出さ
れる。
【0026】また、図4に示したように、カメラ1背面
には、液晶モニタ15、電源スイッチ16、ファインダ
ー17、モードダイヤル18、十字ボタン19、キャン
セル/戻るボタン20、メニュー/実行ボタン21、シ
フトボタン22、表示ボタン23、プリントボタン2
4、液晶表示パネル25、ストロボ選択ボタン26、マ
クロ(近距離撮影)ボタン27などが設けられている。
【0027】液晶モニタ15は、カラー液晶ディスプレ
イで構成されており、CCD212を介して取り込まれ
る画像やメモリカード(図4中不図示、図20において
符号232として記載)から読み出した再生画像が表示
されるとともに、モード情報、電池残量警告、撮影日
時、標準撮影可能枚数、再生コマ番号などの各種情報も
表示される。
【0028】電源スイッチ16はスライド式スイッチで
構成され、該スイッチを右にスライドさせることにより
カメラ1の電源をON/OFFできる。カメラ1はオー
トパワーオフ機能を有し、無操作状態が所定時間(例え
ば2分間)継続した場合、電源を自動的にオフするよう
になっている。オートパワーオフの作動時間はユーザー
が設定できるようになっている。オートパワーオフ機能
によってパワーオフされた状態から復帰させるには、電
源スイッチ16をON操作すればよい。
【0029】ファインダー17の下にはファインダーラ
ンプ28が配設されており、該ランプの点灯色と点灯状
態(点灯/点滅)の組み合わせによってカメラ1の動作
状況や状態を表す。例えば、ファインダーランプ28
は、赤色発光ダイオード(LED)と緑色発光LEDの
組み合わせから成り、これら2つのLEDを制御するこ
とで、赤、緑、橙色の3色の点灯/点滅表示が行われ
る。撮影系モードにおいてファインダーランプ28の緑
色点灯状態は、撮影準備完了(AE、AF完了)を意味
し、緑色点滅は手ブレ警告などの撮影注意を意味する。
また、橙色点灯状態は、メモリカード232への書き込
み動作中、セルフタイマー動作中、プレビュー画表示中
の何れかを意味し、橙色点滅はストロボ充電中であるこ
とを表している。そして、カメラシステムに何らかのエ
ラーが発生したときにはファインダーランプ28が赤色
点滅表示となり、ユーザーに警告する。
【0030】モードダイヤル18は、セットアップモー
ド、ムービー撮影モード、連写モード、マニュアル撮影
モード、オート撮影モード、人物撮影(ポートレート)
モード、風景撮影モード、夜景撮影モードの各種モー
ド、再生モード、消去モード、外部通信モードなどを選
択するための手段である。モードダイヤル18の上面に
は、各モードを表すシンボルマーク(モードを象徴する
絵文字や記号若しくはこれらの組み合わせ)が付されて
おり、希望するモードのマークを指標29の位置に合わ
せると、そのモードに設定される。
【0031】十字ボタン19は、リング形の前記モード
ダイヤル18の内側に配置される。十字ボタン19に
は、上下左右の四方向を示す三角マークが形成されてお
り、これら四方向の三角マークのうち何れかのマークの
近傍を押圧することによって十字ボタン19が傾動し、
対応する方向(上、下、右、又は左)の指示を入力でき
るようになっている。この十字ボタン19は、液晶モニ
タ15の画面に表示される設定メニューなどの各種設定
項目の選択や、設定内容の変更を指示する操作キーとし
て使用されるとともに、電子ズームの倍率調整、ズーム
中心の移動指示、再生コマの送り/戻しを指示する手段
として用いられる。
【0032】キャンセル/戻るボタン20は、メニュー
から選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状
態に戻る(undo) 時などに使用される。
【0033】メニュー/実行ボタン21は、各モードの
通常画面からメニュー画面へ遷移させるとき、或いは、
各モードのメニュー画面においては、選択項目を有効に
して通常画面(メニュー階層が複数にわたっている場合
には、一つ前の画面)に遷移させるときなどに使用され
る。具体的には、撮影モード及び再生モード時のメニュ
ー表示、選択項目の確定、消去項目の選択確定と消去実
行、プロテクト項目の選択確定と実行、プリント指定項
目の選択確定と実行、メニュー項目の選択確定、日時設
定の選択確定、撮影メニューへの復帰などの場合に使用
される。
【0034】シフトボタン22は、十字ボタン19その
他のキースイッチの機能を更に拡張するためのプッシュ
スイッチである。必要に応じてシフトボタン22を押す
と、液晶モニタ15に拡張操作の案内がオンスクリーン
表示される。ユーザーは、そのガイダンスに従って所定
のキー操作を行うことにより、例えば、モニタの明るさ
調整などの種々の設定入力が可能である。
【0035】表示ボタン23は、撮影モード時に液晶モ
ニタ15の表示をON/OFF切り替えするためのスイ
ッチである。再生モード時にはこの表示ボタン23を一
回押す毎に、「一コマ再生のオンスクリーンディスプレ
イ(OSD)表示」→「一コマ再生のOSD表示なし」
→「マルチ再生(3秒間のOSD表示付き)」とサイク
リックに循環する。ただし、メニュー表示中は「一コマ
再生」←→「マルチ再生」と切り替わる。
【0036】撮影モードにおいて、表示ボタン23を押
下すると液晶モニタ15の表示をON/OFFでき、フ
ァインダー17を覗いて画角合わせを行う省電力撮影モ
ードとすることができる。ただし、マクロモード時には
液晶モニタ15をOFFすることはできないようになっ
ている。
【0037】プリントボタン24は、選択にかかる画像
のプリント実行の指示を与える手段である。液晶表示パ
ネル25は、カメラ1の状態や撮影モード等に関する情
報を表示する手段である。液晶モニタ15が主として画
像表示用に用いられるのに対し、液晶表示パネル25は
文字及び記号の表示用に用いられる。液晶表示パネル2
5には、標準撮影可能枚数、モード情報、電池残容量、
ストロボモード情報、マクロ(近距離撮影)設定情報、
記録画質(クオリティー)表示、画素数表示及び撮影日
時などの所定の情報が表示される。
【0038】ストロボ選択ボタン26は、撮影の状況に
合わせてストロボを発光させたり、発光を禁止する設定
キーであり、このストロボ選択ボタン26を押す毎に、
ストロボの設定が「自動発光」→「赤目軽減」→「強制
発光」→「発光禁止」の4種類で循環式に切り替わるよ
うになっている。ストロボ選択ボタン26で選択したス
トロボの設定内容は液晶表示パネル25に明示される。
【0039】マクロボタン27は、カメラ1を近距離
(マクロ)撮影モードに設定する操作キーであり、当該
マクロボタン27を押すことにより、AFのスキャン範
囲が近距離側にシフトされ、約9〜50cmまでの近距
離撮影が可能になる。
【0040】図4中カメラ1の下部に示した符号30
は、画像データを記録するための記録媒体に相当するメ
モリカード232の挿入口(メディアスロット)部分を
覆うためのスロットカバーである。本実施の形態では、
画像データを記録する媒体としてスマートメディア(So
lid-State Floppy Disk Card)を使用しているが、記録
媒体の形態はこれに限らず、PCカード、コンパクトフ
ラッシュ、メモリスティック、磁気ディスク、光磁気デ
ィスク、光ディスクなど、種々の形態が可能である。
【0041】スロットカバー30は、ヒンジ機構31を
介して後カバー3に開閉自在に支持されている。スロッ
トカバー30を閉じると、図示せぬ係合手段によってス
ロットカバー30が閉状態でロックされる。カメラ1底
面に設けられているロック解除ツマミ(図4中不図示、
図7において符号56として記載)をスライド操作する
と、前記係合手段の係止が外れてスロットカバー30が
開放される構造になっている。
【0042】図5に示したように、カメラ1の底面部に
は符号32で示す三脚用ネジ穴が設けられるとともに、
電池カバー33が開閉自在に設けられ、内側に電池収納
部が形成されている。電池カバー33をカメラ1の前面
方向(図5において上方向)にスライドさせると電池カ
バー33をロックしている係止機構(不図示)の係止が
外れる構造になっている。電池カバー33を開けて電池
34をカメラ1の底面側から縦向きに前記電池収納部に
挿入し、開放時と逆の手順で電池カバー33を閉じるこ
とで電池34が装填される。
【0043】本例のカメラ1では単三形乾電池と同形の
二次電池(例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素
電池、又はニカド電池)が4本用いられる。勿論、アル
カリ乾電池なども使用することができる。
【0044】図6に示したように、カメラ1の側面に
は、映像出力(VIDEO OUT)端子35及び電源入力端子
(例えば、DC IN 5V用の端子) 36が設けられてい
る。前記映像出力端子35に図示せぬビデオケーブルを
接続することにより、カメラ1からテレビ受像機その他
の外部機器に映像信号を出力することができる。また、
前記電源入力端子36に図示せぬACパワーアダプター
の端子を接続することにより、カメラ外部から電源を供
給することができる。
【0045】図7はカメラ1の分解斜視図である。同図
中符号40は光プリンタモジュール、符号42はフイル
ムパック、符号43は光学系ユニット、符号44はスト
ロボユニット、符号45は回路基板、符号46は電池収
納部である。光プリンタモジュール40の側部に光学系
ユニット43及び電池収納部46が配設され、ストロボ
ユニット44は光プリンタモジュール40の上部に組み
付けられた状態で、これら各部材が前カバー2及び後カ
バー3から成る外装体(キャビネット)の内側に収納さ
れる。
【0046】光プリンタモジュール40の構造について
は後述するが、この光プリンタモジュール40は、リニ
ア発光ヘッド47によりインスタントフイルム(図7中
不図示、図8において符号60として記載)に画像を露
光し、その露光したインスタントフイルム60を展開現
像して排出するものである。
【0047】光学系ユニット43は撮影レンズ5及び図
示せぬ絞り機構を含むレンズユニット48と、該レンズ
ユニット48の後方に配置されるCCDユニット50
と、ファインダー光学系アセンブリ51と、から構成さ
れる。レンズユニット48の枠体53は遮光性樹脂によ
り形成されており、正面の開口53A以外から光が入射
しない構造になっている。また、この枠体53は、CC
Dユニット50に取り付けられているCCD212の受
光部周辺を光密に包囲する遮光手段としても機能してい
る。
【0048】ストロボユニット44は、発光管54及び
ストロボ調光センサ8を含み、光プリンタモジュール4
0の上部に組み付けられる。回路基板45には、カメラ
1の制御部に相当する中央演算処理装置(CPU)、メ
インコンデンサ、液晶モニタ15のLCDユニット、モ
ータ駆動回路その他の各種回路が搭載されている(図1
8参照)。
【0049】図8(a)はカメラ1に用いられるインス
タントフイルム60とフイルムパック42の斜視図であ
り、図8(b)には図8(a)に示したインスタントフ
イルム60の反対側の面が示されている。インスタント
フイルム60は所謂モノシートタイプのものであって、
図8(a)に示される露光面側の露光領域61に露光を
行い、図8(b)に示される表示面側の表示領域62に
より顕在化されたカラー画像(ポジ像)を鑑賞するもの
である。
【0050】このインスタントフイルム60は、複数枚
(例えば10枚)を積層した状態でプラスチック製のケ
ース63に収納されて、フイルムパック42とされてい
る。ケース63は遮光性樹脂の成形品であり、未使用状
態では、光密性を得るために露光開口に面する最上層に
遮光用のカバーシートが配置されている。フイルムパッ
ク42をカメラ1に装填した後に、そのカバーシートが
自動排出されて、第一枚目のフイルムが露光可能状態に
セットされる。
【0051】インスタントフイルム60の詳細構造は図
示しないが、露光面側と表示面側との間には、露光面側
から順番に、受像感光層側カバーシート、受像感光層、
転写層、転写層側カバーシートが積層されている。イン
スタントフイルム60の露光面側の端部(ケース63よ
り送り出される方向の前後両端部分)には、現像処理液
を内包した現像液ポッド65と、余剰現像液を収納する
トラップ部66とが設けられている。
【0052】そして、受像感光層を露光することによっ
て光化学的に潜像を形成した後、この受像感光層と転写
層とを重ね合わせ、その両者間に現像処理液を展開しな
がら両シートを加圧することによって転写層にポジ画像
が転写される。
【0053】受像感光層側カバーシートの表面には、イ
ンスタントフイルム60上での露光領域61の位置及び
サイズを区画して確定する露光面側フレーム枠67が設
けられ、同様に、転写層側カバーシートの表面には、表
示面側フレーム枠68が設けられている。表示領域62
は、表示面側フレーム枠68によって、露光領域61の
内側で露光領域よりも僅かに小さくなるように区画され
ている。
【0054】インスタントフイルム60の露光面側に対
峙するケース63の部分には、露光領域61よりも大き
なサイズに開口した露光開口69が形成されている。こ
の露光開口69を通してリニア発光ヘッド47からのプ
リント光で露光を行うことになる。図8には示されてい
ないが、ケース63の内側で前記露光開口69と反対側
の内面には、バネ作用を有する遮光カバー(図10中符
号97として記載)が設けられており、この遮光カバー
97によって、ケース63内における最上層のインスタ
ントフイルム60を露光開口69の周囲面に押し付け、
インスタントフイルム60を平面状態に維持する。
【0055】ケース63の下端部には切欠部70が設け
られ、ケース63の上端部分には送出口72が設けられ
ている。露光済みの最上層のインスタントフイルム60
は、切欠部70よりケース63内に進入するクロー部材
(図12中符号114として記載)により押し出され
て、送出口72から送り出される。
【0056】図9は光プリンタモジュール40の分解斜
視図であり、図10は光プリンタモジュール40の縦断
面図である。これらの図面に示すように、この光プリン
タモジュール40は、モジュール本体74と、カバー部
材75とから構成されている。
【0057】モジュール本体74は、メインフレーム7
7と、その側面に連結されるサブフレーム78とを有
し、メインフレーム77内には、主としてリニア発光ヘ
ッド47と、第1展開ローラ80A及び第2展開ローラ
80Bとから成る一対の展開ローラ80を含む展開機構
とが配設され、サブフレーム78には展開ローラ80を
駆動するためのモータ(図13中符号110として記
載、以下、展開モータという。)及び該モータの動力を
展開ローラ80に伝達するギア列82が支持されてい
る。そして、メインフレーム77とサブフレーム78と
の間に展開ローラ80の駆動機構、並びに後述のクロー
部材114を含むクロー機構115(図12参照)が収
納されている。
【0058】図9に示した通り、リニア発光ヘッド47
は、メインフレーム77に設けられた2本の平行なガイ
ドバー84に摺動自在に支持されており、該ヘッドの端
部は環状ワイヤ86に連結されている。環状ワイヤ86
はプーリ87、88間に巻き掛けられており、プーリ8
8の軸端にはギア89が設けられている。
【0059】符号90で示した穴にヘッド走行駆動用モ
ータ(図9中不図示、図11において符号104として
記載、以下、スキャンモータという。)の出力軸が挿通
され、当該スキャンモータ104の出力軸に固設されて
いるギア(不図示)と図9中符号89で示したギアが噛
合される。こうして、スキャンモータ104の駆動力が
ギア89及び環状ワイヤ86から成る動力伝達手段を介
してリニア発光ヘッド47に伝達され、リニア発光ヘッ
ド47が往復走行する。
【0060】メインフレーム77には、フイルムパック
42を収納するパック収納部92が形成されており、フ
イルムパック42は図9上で下方からパック収納部92
に装填される。図9中符号93はリニア発光ヘッド47
に制御信号等を送るためのフレキシブル配線ケーブルを
示し、符号94は展開モータ110を駆動するための配
線ケーブルを示す。
【0061】メインフレーム77、サブフレーム78及
びカバー部材75は、それぞれ不透明な樹脂によって射
出成形された成形品であり、これらを組み立てることに
より、パック収納部92にフイルムパック42を着脱す
るための開口を除いて光密性を維持できるようになって
いる。なお、フイルムパック42を着脱するための開口
は、図10において二点鎖線で示すフイルムパック蓋1
0によって遮光される。
【0062】図10に示すように、フイルムパック蓋1
0の内側には一対の押圧部材95、95が配設されてい
る。押圧部材95は、バネ部材96によってフイルムパ
ック蓋10の内壁面から突出する方向に付勢されてい
る。押圧部材95は、フイルムパック42の背面側(露
光開口69と反対側)に形成されている押圧用開口63
Aと対向する位置に設けられるもので、フイルムパック
蓋10の閉時に押圧用開口63Aからフイルムパック4
2内に挿入され、遮光カバー97を介してインスタント
フイルム60を表示面側から押圧する。これにより、最
上層に位置するインスタントフイルム60が露光開口6
9の周縁に押し付けられ、露光面の平面性が保持され
る。
【0063】そして、リニア発光ヘッド47の発光を制
御しながら、リニア発光ヘッド47を図10において上
下方向に走行させることで露光を行う。露光済みのイン
スタントフイルム60はクロー機構115(図10中不
図示)によって図10上で上方向に掻き出され、送出口
72から押し出される。なお、符号98は送出口72を
遮光するための遮光フラップを示す。
【0064】クロー機構115により送り出されるイン
スタントフイルム60は一対の展開ローラ80によって
挟持される。以後は展開ローラ80の回転によってイン
スタントフイルム60が図10の上方に搬送され、同時
に現像液ポッド65が破れて現像処理液の展開が行われ
る。一対の展開ローラ80のうちの第1展開ローラ80
Aは、インスタントフイルム60の厚み方向において移
動自在とされており、バネ99の付勢力によって第2展
開ローラ80Bに押し付けられる。これにより、一対の
展開ローラ80はインスタントフイルム60を適正に押
圧することができ、現像液を均一に展延することができ
る。
【0065】展開ローラ80で搬送されたインスタント
フイルム60は、光プリンタモジュール40の上面に形
成されているプリント出口100から排出される。符号
101はプリント出口100を遮光するための不織布
(フェルト)であり、該不織布101にはインスタント
フイルム60を通すスリット102が形成されている
(図11参照)。インスタントフイルム60の排出後、
1分〜数分経過すると、転写層に画像が定着され、プリ
ントボタン24を操作した時点で液晶モニタ15に表示
されていた画像のハードコピー(プリント物)を得るこ
とができる。
【0066】図11は光プリンタモジュール40の正面
側から見た斜視図である。同図では、モジュール本体7
4の左上にスキャンモータ104が組み付けられてい
る。メインフレーム77におけるパック収納部92の左
右の縁部には、溝106が形成されている。また、図に
は示されていないが、フイルムパック蓋10の内面側に
は前記溝106に係合可能な凸条部が形成されており、
フイルムパック蓋10を閉じた際に前記凸条部が前記溝
106に嵌合する構造になっている。かかる嵌合構造に
より、パック収納部92への光の回り込みが防止され、
遮光性を高めることができる。なお、図11中符号10
8はフイルムパック蓋10のロック機構の係止爪、符号
109はリニア発光ヘッド47からのプリント光をイン
スタントフイルム60に照射するための開口(スキャン
開口という。)である。
【0067】次に、展開機構及びクロー機構について説
明する。
【0068】図12に示すように、展開モータ110の
駆動力は、減速ギアトレイン112(図8に示したギア
列82の一部に相当)を介して一対の展開ローラ80を
含む展開機構に加えられるとともに、クロー部材114
を含むクロー機構115に加えられる。なお、図12で
は送出口72の遮光フラップ98を省略してある。
【0069】図13及び図14には展開モータ110か
ら展開ローラ80及びクロー部材114に駆動力を伝達
する動力伝達機構が示されている。図13は展開モータ
110及び減速ギアトレイン112が配設されているサ
ブフレーム78を図9上で矢印A方向から見た側面透視
図であり、図14はサブフレーム78を取り外したモジ
ュール本体74(すなわち、メインフレーム77)を図
9上で矢印A方向から見た側面図である。
【0070】図13に示すように、展開モータ110及
び減速ギアトレイン112はサブフレーム78に支持さ
れており、展開モータ110の回転駆動力は、その出力
軸に配設されたウォーム117から減速ギアトレイン1
12を介してその最終段のギア112Aに伝達される。
なお、図13中符号118は、クロー機構115のホー
ムポジションセンサから検出信号を取り出すための配線
ケーブルを示す。
【0071】このサブフレーム78をメインフレーム7
7に固定すると、サブフレーム78側のギア112A
は、図14に示したメインフレーム77側のギア120
と噛合する。このギア120に加えられる回転駆動力
は、ギア121A及び121Bを介して第2展開ローラ
80Bの軸上に固定されたギア122に伝達され、更に
第2展開ローラ80Bの軸上に固定されたギア123を
介して第1展開ローラ80Aの軸上に固設されているギ
ア125に伝達される(図12参照)。これにより、第
1展開ローラ80Aは、第2展開ローラ80Bと反対の
方向に従動回転する。
【0072】一方、クロー機構115は、図14に示す
ようにクロー部材114と、スライド部材128と、復
帰用バネ129と、捩じりバネ130とから構成されて
いる。クロー部材114はスライド部材128の先端に
回動自在に配設され、捩じりバネ130によって図14
上で時計回り方向に付勢されている。クロー部材114
の先端は、メインフレーム77の側面に形成された開口
77Aからパック収納部92に突出する。そして、パッ
ク収納部92にフイルムパック42が収納されると、ク
ロー部材114の先端は、フイルムパック42のケース
63に設けられているクローガイド面63B(図9参
照)にバネ付勢された状態で当接するとともに、ケース
63に形成された切欠部70に入り、ケース63内の最
上層に位置するインスタントフイルム60のみを引っ掛
けることができるように位置決めされる。
【0073】クロー部材114を備えたスライド部材1
28は、メインフレーム77の側面に図14上で左右方
向に移動自在に配設されている。スライド部材128の
先端部(図14上で右側の端部)には、復帰用バネ12
9の一端が連結されており、スライド部材128の後端
部には、ギア120の背面側に設けられているカム(図
示せず)と係合する係合部が設けられている。
【0074】そして、ギア120が1回転すると、スラ
イド部材128が1往復するようになっている。この動
きによって、スライド部材128の先端のクロー部材1
14がケース63内の最上層に位置するインスタントフ
イルム60を引っ掛けて、一対の展開ローラ80によっ
て挟持されるまで送り出す。
【0075】ギア120には、クロー機構115の基準
位置を検出するための凸部120Aが設けられており、
この凸部120AによってON/OFFされるホームポ
ジションセンサ(図示せず)がサブフレーム78側に取
り付けられている。このホームポジションセンサによっ
て検出されるクロー機構115の基準位置に基づいて展
開モータ110の駆動が制御される。
【0076】次に、リニア発光ヘッド47について説明
する。
【0077】図15に示したように、リニア発光ヘッド
47は、その長手方向(矢印Mで示す主走査方向)がイ
ンスタントフイルム60の搬送方向(矢印Sで示す副走
査方向)に対して直交するように配置されており、図9
で説明した通り、スキャンモータ104の駆動によっ
て、副走査方向に移動する。リニア発光ヘッド47を副
走査方向に移動させ、R、G、Bの色別に面順次で三回
露光することにより、インスタントフイルム60にカラ
ー画像が形成される。
【0078】図16にリニア発光ヘッド47の断面図を
示す。遮光性樹脂で成形されて成るヘッドケース134
内に、発光体アレイユニット136が紙面に直交する方
向で長く配置されている。発光体アレイユニット136
は、蛍光ランプ137と、液晶シャッタ138と、遮光
ケース139とから構成されている。
【0079】液晶シャッタ138は、微小な液晶セグメ
ントを一列(又は複数列)に整列させたもので、遮光ケ
ース139の開口139Aの内側に配置されている。そ
して、液晶シャッタ138の液晶セグメントの1個がプ
リントを行うときの1画素に対応している。液晶シャッ
タ138は液晶セグメント毎に濃淡の制御が行われ、プ
リント光の透過光量の制御と遮断を行う。
【0080】発光体アレイユニット136からの照明光
路中に、カラーフィルタ140が設けられている。カラ
ーフィルタ140は、R透過フィルタ部材140R、G
透過フィルタ部材140G、B透過フィルタ部材140
Bを帯状に並べて構成されている。フィルタシフト機構
部142は、上記3色の各フィルタ部材140R、14
0G、140Bの何れか1つが発光体アレイユニット1
36の照明光路内に位置するようにカラーフィルタ14
0を矢印Y方向に移動させ、フィルタ部材140R、1
40G、140Bの切り替えを行う。
【0081】発光体アレイユニット136からの照明光
は、カラーフィルタ140を透過することにより、R、
G、Bのいずれか一色のプリント光になり、そのプリン
ト光は、ミラー144、セルフォックレンズアレイ14
5、及びミラー146を経て開口134Aから出射し、
インスタントフイルム60に達する。セルフォックレン
ズアレイ145は画素毎のプリント光が他の画素位置ま
で広がることを防止する役割を果たす。
【0082】図17乃至図19はカメラ1の分解斜視図
であり、これら図面を用いて、本例のカメラ1における
透明部分と不透明部分とを説明する。図17はカメラ1
のフロント部に関する分解斜視図である。
【0083】図17において、カメラ1の前カバー2は
光透過性樹脂による成形品であり、ファインダー窓15
1、センサ窓152、及びストロボ窓153の各透明窓
部材は、前カバー2と一体成形されている。勿論、これ
ら窓部に相当する部位を開口とし、別途製作した窓部材
を固着させる構成も可能である。
【0084】撮影レンズ部分については、光学系の精度
が要求されることから、レンズウインド154を別部材
として構成することが好ましい。レンズウインド154
は、前カバー2の裏側からリング部材156を介して固
着される。リレーズボタン12のボタン部材、グリップ
ラバー158及び電池カバー33は光透過性樹脂で形成
される。これら部材は前カバー2と異なる色彩又は同系
色でも異なる濃度の着色を施す態様が可能である。
【0085】符号160はレリーズボタン12に復元力
を与えるコイルバネ、符号162は電池カバー33に取
り付けられる端子プレート、符号163は電池カバー3
3を前カバー2(又は後カバー3)に連結するためのシ
ャフトである。
【0086】排出口扉13については光透過性材料、又
は遮光性材料の何れで形成してもよい。フイルムパック
42については遮光フラップ98によって遮光され、プ
リント出口100にも不織布101が設けられているこ
とから、排出口扉13を光透過性材料で構成することも
可能であるが、光プリンタモジュール40に対する光密
性強化のためには、排出口扉13を遮光性材料で構成す
ることが好ましい。
【0087】フイルムパック蓋10は遮光性樹脂で形成
される。フイルムパック蓋10の裏側には、パック収納
部92に装填されるフイルムパック42をリニア発光ヘ
ッド47側のスキャン開口109に向けて付勢する板バ
ネ165と、図10で説明した押圧部材95が配設され
ている。フイルムパック蓋10はシャフト167を介し
て前カバー2の下端部に回動自在に連結される。
【0088】図18は、カメラ1の内部構造を示す分解
斜視図である。図9でも説明した通り、光プリンタモジ
ュール40のメインフレーム77、サブフレーム78、
及びカバー部材75は全て遮光性樹脂で形成されてお
り、モジュール全体としてフイルム収納部92の開口を
除いて光密性が保たれている。図18中符号79は当該
光プリンタモジュール40をカメラ1に内蔵して取り付
けるための取付部に相当するネジ穴である。ネジ穴79
はサブフレーム78に一体的に設けられているととも
に、反対側のメインフレーム77の側面にも設けられて
いる(図7参照)。
【0089】図18に示したレンズユニット48の枠体
53及びファインダー光学系アセンブリ51の枠体も遮
光性樹脂で形成されている。レンズユニット48に対す
る側面からの不要光の入射防止を強化すべく、レンズユ
ニット48の周囲に更に遮光カバー170を付加する態
様も好ましい。
【0090】ストロボユニット44の発光管54を保持
する保持枠172及びストロボ調光センサ8の受光部周
辺を覆う調光センサカバー174も遮光性樹脂で形成さ
れる。電池保持部材176については、光透過性材質、
又は遮光性材質の何れで形成してもよい。符号177は
電池カバー33に取り付けられる端子プレートを示す。
【0091】光プリンタモジュール40後方のカバー部
材75の外周部には金属製の支持枠180が取り付けら
れ、この支持枠180に回路基板45が取り付けられ
る。この回路基板45には、メインコンデンサ182、
LCD接続端子184、ストロボ発光回路、電源回路、
レンズ駆動回路、モータ駆動回路、ストロボ調光検出回
路、セルフランプ発光回路、リニア発光ヘッドの発光制
御回路、リニア発光ヘッド47の走行制御回路、LCD
バックライト回路、映像出力端子35、外部電源入力端
子36など、が搭載されている。液晶モニタ15を構成
するLCDユニット190は、ステンレス製のフレーム
191に保持されるとともに、前記LCD接続端子18
4に接続される。
【0092】図19はカメラ1のリヤ部に関する分解斜
視図である。後カバー3は光透過性樹脂により形成され
ており、液晶モニタ15の窓部に相当するLCDウイン
ドウ194は後カバー3と一体成形されている。勿論、
この窓部に相当する部位を開口とし、別途製作した窓部
材を固着させる構成も可能である。
【0093】スロットカバー30も光透過性樹脂で形成
される。スロットカバー30は、後カバー3と異なる色
彩又は同系色でも異なる濃度の着色を施す態様が可能で
ある。スロットカバー30は、シャフト196を介して
後カバー3の底面部分に回動自在に連結される。同図中
符号198は電源スイッチ16の保持部材、符号200
はストロボ選択ボタン26等のボタン回路部、符号20
2はシフトボタン22等のボタン回路部、符号204は
モードダイヤルアセンブリ、符号206は操作系の回路
基板である。
【0094】図20はカメラ1の電気的構成の概略を示
すブロック図である。撮影レンズ5の背後にCCD21
2が配設されており、撮影レンズ5を介して入射した被
写体像がCCD212の受光面に結像される。CCDド
ライバ214の駆動により、CCD212は光学像を電
気信号に変換して出力する。CCD212の受光面に
は、R、G、Bの微小なカラーフィルタが二次元的に配
列されており、各色毎にシリアルに出力される撮像信号
は、アンプ216により適当なレベルに増幅された後、
A/Dコンバータ218によってデジタル信号に変換さ
れる。なお、CCDドライバ214の駆動及びA/Dコ
ンバータ218のサンプリングタイミングとの間には図
示せぬタイミングジェネレータが発生するタイミング信
号によって同期がとられている。
【0095】A/Dコンバータ218でデジタル化され
た信号は画像データ処理回路220に加えられる。画像
データ処理回路220は、受入する画像データに対して
ホワイトバランス調節、ガンマ補正、輝度・色差信号変
換などの信号処理を行う。また、画像データ処理回路2
20は、処理済みの画像データを基に所定の方式に従っ
て映像信号(例えば、NTSC方式のコンポジット信号
に対応した映像信号)を生成し、これをD/Aコンバー
タ222及びアンプ224を介して、映像出力端子35
に出力する。
【0096】アンプ224からの映像信号はLCDドラ
イバ226にも供給される。LCDドライバ226は液
晶モニタ15を駆動し、CCD212で捉えた映像がリ
アルタイムで液晶モニタ15に表示される。なお、映像
出力端子35を利用して撮影画像を液晶モニタ15以外
の他の外部ディスプレイに表示させることも可能であ
る。勿論、液晶モニタ15をOFFし、ファインダー1
7によって画角確認を行ってもよい。
【0097】レリーズボタン12の押下により、撮影開
始指示信号(レリーズ信号)が発せられ、記録用の撮影
動作が実行される。このとき、必要に応じてストロボ発
光装置228の発光が行われる。レリーズ信号の受入に
呼応して取得された画像データは、画像データ処理回路
220内の圧縮伸張回路に送られ、ここで所定の形式
(例えば、JPEG)に従って圧縮処理される。圧縮さ
れた画像データは、カードインターフェース230を介
してメモリカード(例えば、スマートメディア)232
に記録される。
【0098】撮影モードによっては、画像を非圧縮で記
録する場合もあり、この場合、上記圧縮工程が省略され
る。メモリカード232に保存した画像データはカード
インターフェース230を介して読み出し可能であり、
読み出された画像データは圧縮伸張回路で伸張処理され
た後、液晶モニタ15等に出力される。
【0099】システムコントローラ234は、このカメ
ラシステムの作動を統括管理する制御部である。システ
ムコントローラ234は、I/Oポート236に接続さ
れている操作パネルのキー操作入力部238や外部接続
端子240から入力される信号を監視し、その入力信号
に応じた信号処理を行う。
【0100】フラッシュメモリ242は高速でアクセス
が可能なDRAMで構成され、画像データ処理回路22
0から得られた画像データを一画面毎に記憶する。な
お、フラッシュメモリ242は、複数画面分の画像デー
タを記憶できる記憶容量を有する。装飾データメモリ2
44には、被写体画像と合成される装飾用の画面枠(テ
ンプレート)、キャラクタ、マーク、文字、メッセージ
などの装飾合成用データ、及びこれら画面枠等の形状や
模様を様々な形態に変えることができる装飾加工用デー
タが予め書き込まれている。再生モード時には、フラッ
シュメモリ242及び装飾データメモリ244から読み
出したデータを画像データ処理回路220に転送するこ
とにより、これらデータを合成して液晶モニタ15に表
示させることができる。
【0101】ヘッドドライバ246は、システムコント
ローラ234の指令により、リニア発光ヘッド47を駆
動する。リニア発光ヘッド47にはラインメモリ248
から画像データが送られるようになっており、この画像
データは図16で説明した液晶シャッタ138を構成し
ている各液晶セグメントの透過率の制御に用いられる。
【0102】EEPROM250には本カメラ1を所定
の制御シーケンスに従って作動させるときに、システム
コントローラ234によって参照される各種の調整デー
タが格納されている。調整データには、例えば、撮影レ
ンズ5のピント合わせに関するデータや、プリントを行
う時の色毎の補正データなどが含まれる。
【0103】モータドライバ252は、システムコント
ローラ234の管理下で、展開モータ110及びスキャ
ンモータ104の駆動制御を行う。
【0104】次に、上記構成のカメラ1を用いたプリン
ト動作を説明する。
【0105】このカメラ1は、デジタルカメラに光プリ
ンタが一体化されており、撮影した写真を直ぐにプリン
トすることができる他、デジタルカメラとしても使用で
き、また、メモリカード232に記録されている画像や
文字などをプリントアウトするプリンタとしても使用す
ることができる。
【0106】被写体画像の選択、そして必要に応じて装
飾フレームの選択を行った後にプリントボタン24を操
作すると、システムコントローラ234はフラッシュメ
モリ242にアクセスして、その時点で液晶モニタ15
に表示されている画像に関する画像データのうち、最初
の1ライン中の赤色に相当する画像データを順次読み出
し、これをラインメモリ248に転送する。これによ
り、ラインメモリ248には1ライン分の赤色濃度に対
応した画像データが収集される。
【0107】システムコントローラ234は、カラーフ
ィルタ140のRフィルタ部140Rがプリント光路内
に挿入されていることを確認するとともに、液晶シャッ
タ138の各液晶セグメントが遮光状態であることを確
認した上で、蛍光ランプ137を点灯させる。
【0108】リニア発光ヘッド47は、インスタントフ
イルム60の最下端部に対面した初期位置にあり、この
位置が最初の1ライン分の記録位置となっている。図示
せぬフォトセンサなどにより、リニア発光ヘッド47が
最初の記録位置にあることがシステムコントローラ23
4によって確認されると、ラインメモリ248から1ラ
イン分の画像データが順次液晶シャッタ138に送ら
れ、各々の液晶セグメントの透過濃度は、順次に遮光状
態から画像データに応じた透過濃度に切り替えられ、一
定時間後に再び遮光状態に戻る。
【0109】カラーフィルタ140のRフィルタ部14
0Rを透過したRプリント光がそれぞれの液晶セグメン
トを透過することにより、Rプリント光は透過濃度に応
じた光量となってインスタントフイルム60に赤色の露
光を与える。こうして1ライン分の露光が完了すると、
スキャンモータ104が一定角度回転してリニア発光ヘ
ッド47を次ライン位置に移動させる。
【0110】続いてフラッシュメモリ242から2ライ
ン目の赤色濃度に対応した画像データが読み出され、同
様の手順で2ライン目のRプリント光による露光が行わ
れる。以後、引き続き、リニア発光ヘッド47を展開ロ
ーラ80方向(図10で上方向)にステップ送りしなが
らライン毎にRプリント光による露光が行われ、最後の
ラインの露光が終わるとRプリント光による露光が終了
する。
【0111】続いて、システムコントローラ234はヘ
ッドドライバ246にフィルタ切替信号を送る。これに
より、カラーフィルタ140が図16の矢印Y方向にピ
ッチ送りされ、プリント光路内にGフィルタ部140G
が位置決めされる。システムコントローラ234はフラ
ッシュメモリ242にアクセスして、プリント対象とな
っている画像に関する画像データのうち、最終ラインの
中の緑色に相当する画像データを順次読み出してライン
メモリ248に転送する。
【0112】以後は、Rプリント光の場合と同様にし
て、Gプリント光による露光が最終ライン位置から最初
のライン位置に向かって行われる。Gプリント光による
露光が終了した後は、Bフィルタ部140Bがプリント
光路内に挿入され、フラッシュメモリ242からは青色
に相当する画像データがライン毎に読み取られ、Rプリ
ント光の場合と同様にしてBプリント光による露光が行
われる。こうしてR,G,Bの各プリント光による露光
が完了すると、リニア発光ヘッド47は、初期位置より
も展開ローラ80側に寄った所定の待機位置に移動す
る。
【0113】リニア発光ヘッド47が退避位置に移動し
た後、システムコントローラ234からの信号により展
開モータ110が駆動を開始する。展開モータ110の
駆動力はギア列82等を介して展開ローラ80に伝達さ
れるとともに、クロー部材114に伝達される。クロー
部材114がフイルムパック42の切欠部70から進入
して、露光済みのインスタントフイルム60をフイルム
パック42から掻き出す。このとき、リニア発光ヘッド
47は退避位置に移動しており、クロー部材114の移
動を妨げることはない。
【0114】クロー部材114で押し出されたインスタ
ントフイルム60の上端が一対の展開ローラ80間に入
り込むと、以後は展開ローラ80の回転によってインス
タントフイルム60が搬送され、同時に現像液ポッド6
5が破れて現像処理液の展開が行われる。クロー部材1
14は、その移動ストロークの終端まで移動すると、元
の位置(待機位置)に戻って停止する。クロー部材11
4が待機位置に戻ると、スキャンモータ104が駆動さ
れ、リニア発光ヘッド47は初期位置に戻る。
【0115】展開ローラ80で搬送されたインスタント
フイルム60は、カメラ1上面のプリント出口100か
ら排出される。1分〜数分経過すると、被写体画像がポ
ジ画像として受像シートに定着され、プリントボタン2
4を操作した時点で液晶モニタ15に表示されていた画
像のハードコピー(プリント物)を得ることができる。
【0116】インスタントフイルム60を印画記録媒体
として利用し、光プリンタで画像のハードコピーを作成
することにより、熱エネルギーを要せずに低電力でカラ
ープリントを行うことが可能となる。また、図示せぬ外
部入力端子から画像データを入力してこれをプリントす
ることも可能であり、携帯型のプリンタ(モバイルプリ
ンタ)としても利用できる。
【0117】本発明を実施する上では、リニア発光ヘッ
ド47の構成は上記実施形態に限定されない。例えば、
リニア発光ヘッド47の光源として、R,G,Bの発色
を行う三種類の微小な発光ダイオード(LED)を一列
(又は複数列)に並べて構成し、面順次式に、これらL
EDを点灯させながら液晶アレイを通して露光する構造
を採用してもよい。かかる構造の場合、カラーフィルタ
140及びその移動機構を省略できる。更に、各色のL
ED毎に液晶セグメントを対応付けしておくことによ
り、各色のLEDを一斉に点灯させてリニア発光ヘッド
47でインスタントフイルム60をスキャンすれば、3
色面順次式ではなく、一回のスキャン露光でプリントを
行うことができる。
【0118】本例のカメラ1においてはプリント手段と
して、光学式のプリンタが用いられているが、サーモオ
ートクローム(TA)方式のプリンタ、インクジェット
方式のプリンタ、昇華型プリンタなど、様々な方式のプ
リント装置(プリンタ)を用いることができる。使用さ
れるプリンタの形態に応じてプリンタ駆動部や検出部の
具体的構成は異なる。
【0119】TAプリンタの場合、プリンタ駆動部には
サーマルヘッドや定着ランプが含まれ、検出部にはペー
パー検出手段や温度検出手段が含まれる。インクジェッ
ト方式のプリンタの場合、プリンタ駆動部にはインク噴
射部が含まれ、検出部にはインク残量検出手段、ペーパ
ー有無検出手段などが含まれる。記録シートは、連続紙
(ロール紙)でもよいし、カット紙でもよい。また、樹
脂シートなど紙以外の媒体でもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
装体を光透過性樹脂によって形成し、かつプリンタ機構
部に装填される記録シートに不要光が入射しないように
遮光手段を設けるようにしたため、カメラ内蔵のプリン
ト機能を維持しつつ、外装体を通してカメラ内部を透視
することができる。これにより、カメラの堅いイメージ
を無くすことができる。
【0121】また、本発明によれば、カメラ内に装着さ
れる記録媒体や電池を外部から確認することができる。
更に、従来、不透明な外装体に設けられていた透明部材
を外装体と一体的に形成することができ、部品点数及び
組立工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリンタ付きカメラの
正面図
【図2】図1に示したカメラの左側図
【図3】図1に示したカメラの上面図
【図4】図1に示したカメラの背面図
【図5】図1に示したカメラの底面図
【図6】図1に示したカメラの右側面図
【図7】本例のカメラの分解斜視図
【図8】本例のカメラに使用されるインスタントフイル
ムとフイルムパックの斜視図
【図9】本例のカメラに内蔵されている光プリンタモジ
ュールの分解斜視図
【図10】光プリンタモジュールの縦断面図
【図11】光プリンタモジュールの正面側から見た斜視
【図12】展開機構及びクロー機構の構成図
【図13】図9上で矢印A方向から見た側面透視図
【図14】サブフレームを取り外したモジュール本体の
側面図
【図15】リニア発光ヘッドとフイルムパックの配置関
係を示す斜視図
【図16】リニア発光ヘッドの内部構造を示す断面図
【図17】本発明の実施形態に係るカメラのフロント部
に関する分解斜視図
【図18】本発明の実施形態に係るカメラの内部に関す
る分解斜視図
【図19】本発明の実施形態に係るカメラのリヤ部に関
する分解斜視図
【図20】本例のカメラの電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…カメラ(プリンタ付きカメラ)、2…前カバー(外
装体)、3…後カバー(外装体)、5…撮影レンズ、6
…ファインダー窓、8…ストロボ調光センサ(光電変換
素子)、9…ストロボ発光部、10…フイルムパック蓋
(蓋部材)、13…排出口扉(蓋部材)、30…スロッ
トカバー(メディア蓋)、33…電池カバー(電池
蓋)、42…フイルムパック、46…電池収納部、47
…リニア発光ヘッド、48レンズユニット(遮光手
段)、60…インスタントフイルム(記録シート)、6
3…ケース、75…カバー部材(遮光手段、筐体)、7
7…メインフレーム(フレーム部材、遮光手段、筐
体)、78…サブフレーム(フレーム部材、遮光手段、
筐体)、80…展開ローラ、82…ギア列(動力伝達機
構)、92…パック収納部(フイルム装填室)、106
…溝(凹部溝)、112…減速ギアトレイン(動力伝達
機構)、114…クロー部材、115…クロー機構、1
70…遮光カバー(遮光手段)、212…CCD(撮像
素子、光電変換素子)、232…メモリカード(記録媒
体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 101:00 5C052 // H04N 101:00 B41J 3/21 V Fターム(参考) 2C162 AE12 AE23 AE28 AE48 AE77 FA04 FA17 2H054 BB11 2H100 AA03 AA71 BB05 CC01 CC07 2H104 AA19 BB02 BC02 BC04 BC22 CA01 CA10 CE01 5C022 AA13 AC00 AC77 AC78 AC80 5C052 FA02 FA03 FE00 FE07 FE08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を電気信号に変換する撮像素子
    と、前記撮像素子で撮像された画像を記録シートにプリ
    ントするプリンタ機構部と、を具備するプリンタ付きカ
    メラにおいて、該カメラは、外装体が光透過性材料によ
    り形成されるとともに、前記外装体の内側に配置される
    前記プリンタ機構部に装填される記録シートに前記外装
    体を通して不要光が入射するのを阻止する遮光手段が設
    けられていることを特徴とするプリンタ付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記プリンタ機構部は、前記記録シート
    として現像処理液を内蔵したインスタントフイルムが用
    いられる光プリンタであって、前記インスタントフイル
    ムに露光を与える発光ヘッドと、露光済みのインスタン
    トフイルムを搬送しながら前記現像処理液の展開を行う
    展開ローラと、を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載のプリンタ付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記インスタントフイルムは、遮光性材
    料で形成されたケース内に収納された状態で前記プリン
    タ機構部に装填されることを特徴とする請求項2に記載
    のプリンタ付きカメラ。
  4. 【請求項4】 前記プリンタ機構部に形成されているフ
    イルム装填室を閉ざす蓋部材は、遮光性材料により形成
    されており、該蓋部材が前記外装体に開閉自在に設けら
    れていることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ付
    きカメラ。
  5. 【請求項5】 前記蓋部材によって覆われる前記フイル
    ム装填室の開口の縁部と、該縁部に対向する前記蓋部材
    の部位には、その一方に凹部溝が形成され、他方に前記
    凹部溝と係合する凸部が形成されており、前記蓋部材を
    閉じた時に前記凹部溝に前記凸部が嵌合することによ
    り、前記フイルム装填室への光の回り込みを防止する構
    造を有していることを特徴とする請求項4に記載のプリ
    ンタ付きカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載のプリン
    タ付きカメラにおいて、該カメラは、前記撮像素子を介
    して撮像した画像を着脱式の記録媒体に記録する記録手
    段を備えるとともに、前記外装体には、前記記録媒体が
    装着される記録媒体装着部を覆うメディア蓋及び電池収
    納部を覆う電池蓋が開閉自在に設けられており、前記メ
    ディア蓋及び前記電池蓋のうち少なくとも一方は、光透
    過性材料により形成されていることを特徴とするプリン
    タ付きカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載のプリン
    タ付きカメラにおいて、該カメラは、前記撮像素子に被
    写体光を導く光学系及び当該カメラに搭載される光電変
    換素子に対し、前記外装体を通して不要光が入射しない
    ようにするための遮光手段が設けられていることを特徴
    とするプリンタ付きカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のプリンタ付きカメラに
    おいて、前記プリント機構部は、前記インスタントフイ
    ルムが収納されている前記ケースを前記フイルム装填室
    に着脱するための開口を除いて光密性を有する筐体内
    に、前記展開ローラ及びその駆動手段を含む展開機構
    と、前記発光ヘッドと、露光済みのインスタントフイル
    ムを少なくとも前記展開ローラが挟持するまで送り出す
    クロー部材を含むクロー機構と、が配設されて成る光プ
    リンタモジュールであることを特徴とするプリンタ付き
    カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプリンタ付きカメラに
    おいて、前記筐体は、遮光性材料で構成されたフレーム
    部材とカバー部材とから成り、前記フレーム部材に、前
    記展開ローラ及びその駆動手段を含む展開機構と、前記
    発光ヘッドと、前記クロー機構と、が配設され、前記フ
    レーム部材に前記カバー部材が光密性をもって組み付け
    られていることを特徴とするプリンタ付きカメラ。
  10. 【請求項10】 前記フレーム部材は、メインフレーム
    と、該メインフレームの側面に配設されるサブフレーム
    とから成り、前記メインフレームと前記サブフレームと
    の間に前記展開ローラの駆動機構及び前記クロー機構が
    収納されることを特徴とする請求項9に記載のプリンタ
    付きカメラ。
  11. 【請求項11】 前記メインフレームとサブフレームと
    の間に、前記展開機構及び前記クロー機構の両機構を駆
    動するための単一のモータと、前記モータの駆動力を前
    記展開ローラ及び前記クロー部材に伝達する動力伝達機
    構とが配設されており、前記動力伝達機構を構成するギ
    アは、前記サブフレームに支持されていることを特徴と
    する請求項10に記載のプリンタ付きカメラ。
  12. 【請求項12】 ファインダー窓、ストロボ調光センサ
    窓、ストロボ窓、及び液晶モニタ窓のうち、少なくとも
    一つの窓部に用いられる透明窓部材を前記外装体と一体
    成形したことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに
    記載のプリンタ付きカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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