JPH10319491A - 液晶ファインダー付きカメラ - Google Patents

液晶ファインダー付きカメラ

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JPH10319491A
JPH10319491A JP9130090A JP13009097A JPH10319491A JP H10319491 A JPH10319491 A JP H10319491A JP 9130090 A JP9130090 A JP 9130090A JP 13009097 A JP13009097 A JP 13009097A JP H10319491 A JPH10319491 A JP H10319491A
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JP
Japan
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liquid crystal
backlight
area
image
turned
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JP9130090A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示画面を複数の領域に分割するととも
に、各領域毎にバックライトを設け、表示に必要な領域
に対応するバックライトのみを点灯させることで省電力
化を図る。 【解決手段】液晶モニタ8の表示画面を複数の領域に区
分けし、該液晶表示画面を背面から照明するバックライ
トを各領域毎に設ける。そして、液晶表示画面のうち表
示に必要な領域のバックライトのみを点灯させ、表示に
必要のない領域のバックライトを消灯可能にする。画面
の分割の形態としては、画面表示領域と文字表示領域と
に分けてもよいし、画角設定つまみ21によって設定さ
れたプリントアスペクト比に対応する画像表示領域の形
成に関与する領域のバックライトのみを点灯させ、当該
画像表示領域の形成に関与しない領域のバックライトを
消灯させるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀塩写真用カメラに
係り、特に、被写体像を液晶ファインダーに表示する液
晶ファインダー付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から銀塩写真用のカメラに液晶ファ
インダーを採用したものが提案されている(特開平3−
271730号公報等)。かかる液晶ファインダー付き
カメラでは、シャッターレリーズ時にCCDから送出さ
れる画像信号をメモリに記憶することにより、フイルム
に写し込まれる被写体像と同等の静止画を液晶ファイン
ダーに再生表示することができ、撮影が成功しているか
否か容易に確認できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶ファインダー付きカメラは、液晶表示画面の全体に
ついて1つのバックライトが設けられており、主電源が
投入されている場合には、常にバックライトが全点灯
し、液晶表示画面全体を照明している。従って、従来の
液晶ファインダー付きカメラは、バックライトによる電
力消費が大きく、電池を頻繁に交換しなければならない
という欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、液晶ファインダーによる無駄な電力消費を抑制
し省電力化を図ることができる液晶ファインダー付きカ
メラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、被写体からの光を撮像素子に結像させ、前記撮
像素子から読み出した画像信号に基づいて被写体像を液
晶表示器に表示するとともに、シャッターを開閉制御す
ることにより被写体からの光で銀塩フイルムを感光させ
る液晶ファインダー付きカメラにおいて、前記液晶表示
器の液晶表示画面を複数の領域に分けるとともに、各領
域の背面にそれぞれバックライトを配置し、前記各バッ
クライトを独立して点灯/消灯制御可能としたことを特
徴としている。
【0006】本発明によれば、液晶表示画面を複数の領
域に区分けし、液晶表示画面を背面から照明するバック
ライトを各領域毎に設けている。そして、液晶表示画面
のうち表示に必要な領域のバックライトのみを点灯さ
せ、表示に必要のない領域のバックライトを消灯する。
これにより、電力消費の大きいバックライトの無駄な電
力消費を防止することができ、省電力化を達成できる。
【0007】また、本発明の他の態様によれば、液晶表
示画面について画像表示領域と文字表示領域とに分け、
画像表示領域を照明する第1のバックライトと、文字表
示領域を照明する第2のバックライトとをそれぞれ配置
する。そして、第2のバックライトは、文字、タイトル
等の入力時、又は専用の点灯スイッチによる点灯操作が
なされた場合に限り点灯させる。これにより、文字表示
が不要な場合には、第2のバックライトは消灯され、画
像表示領域の第1のバックライトのみが点灯される、無
駄な電力消費を抑制することができる。
【0008】更に、液晶表示画面の領域分割の形態を工
夫し、分割された複数の領域のうち画像表示に利用する
領域の組合せを変更することにより、ハイビジョン画
角、コンベンション画角、及びパノラマ画角の3種類の
画角に対応した画像表示領域を形成可能に構成すること
が可能である。そして、各領域の背面に設けられたバッ
クライトのうち、画角設定手段で選択設定されたアスペ
クト比に対応する画像表示領域の形成に関与する領域の
バックライトのみを点灯させ、画像表示領域の形成に関
与しない領域のバックライトを消灯させる。これによ
り、設定された画角の画面表示に不要なバックライトの
電力消費を防止することができ、省電力化を図ることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る液晶ファインダー付きカメラの好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図1は、本発明を用いた液晶ファイン
ダー付きカメラの外観斜視図である。カメラ1の正面中
央部には撮影レンズ2が設けられ、この撮影レンズ2の
上方には、ファインダー窓3や図示せぬAF投光/受光
部が配置される。尚、符号4はストロボ窓、符号5は測
光窓である。
【0010】カメラ1の上面にはレリーズーボタン6が
設けられ、その半押し操作で前記測光窓5を通して被写
体輝度の測定が行われるとともに、前記AF投光/受光
部により測距が行われる。また、カメラ1の上面には、
液晶モニタ8(液晶ファインダー)がヒンジ10を介し
て回動自在に設けられており(図2参照)、該液晶モニ
タ8にはフイルムに写し込まれる被写体像と同等の画像
(ファインダー像)が表示される。
【0011】カメラ1の底面には、フイルムカートリッ
ジ(不図示)を装填、又は取り出しするための開閉蓋1
2が設けられ、カメラ1の側面にはデート蓋14がヒン
ジ15を介して開閉自在に設けられている。図2は、図
1に示したカメラの背面斜視図である。同図に示すよう
に前記デート蓋14の内側には、日付設定ボタン16、
プリント枚数設定ボタン17、選択タイトル設定ボタン
18、及び強制巻戻しボタン19等が設けられている。
また、当該カメラ1の背面には、光学ファインダーのフ
ァインダー接眼部20、画角設定つまみ21、モード設
定ボタン22、ズームレバー23、及び液晶表示器24
が設けられている。
【0012】前記ファインダー窓3の後方には、図示し
ないファインダー対物レンズ、プリズム、視野枠、及び
接眼レンズ等が配置されており、前記ファインダー窓3
から入射した被写体光は所定の光路を経てファインダー
接眼部20に導かれる。また、このファインダー光学系
の光路中にはハーフミラー等の光路分岐部材が配置さ
れ、該ハーフミラーによって被写体光の一部が後述する
固体撮像素子(CCD)30に導かれる。これにより、
ファインダー接眼部20から被写体像を観察できるとと
もに、該被写体像と同じ画像をCCD30によって撮像
することができるようになっている。尚、光学ファイン
ダーを省略することも可能である。
【0013】画角設定つまみ21は、コンベンション
(C)、ハイビジョン(H)、パノラマ(P)の3種の
プリントアスペクト比に対応して画面パターンを切り換
えるための操作部材である。画角設定つまみ21は、カ
メラ1の背面カバーに沿って上下方向に摺動可能に設け
られ、前記CHPの各画角に対応する3か所の停止位置
のうち、何れか1つの位置に選択的に設定される。
【0014】モード設定ボタン22は、日付合わせ、ス
トロボモード、AF/マニュアルモード切替え設定など
各種設定を行うためのスイッチである。ズームレバー2
3は図中左右方向に揺動自在に設けられ、このズームレ
バー23を右又は左方向に操作することで図示せぬモー
タの駆動力によって撮影レンズ2の焦点距離を長焦点側
(テレ)又は短焦点側(ワイド)に変更することができ
るとともに、ファインダー窓3の奥に組み込まれたファ
インダー光学系のズーミングが行われる。
【0015】液晶表示器24には、設定された各種スイ
ッチの状態やバッテリー残量、メモリの使用状況等が表
示される。また、図2に示すように、グリップ部1Aの
背面に設けられたバッテリーカバー25を開けることに
よって、電源用の電池26を装填、交換できるようにな
っている。
【0016】液晶モニタ8は、図2に示す起立位置と図
3に示す畳み込み位置との間で適度なフリクションのも
とで回動自在となっている。カメラ1を使用する際に
は、液晶モニタ8は起立位置にセットされ(図2)、カ
メラ1を使用しない場合には、図3に示したように液晶
モニタ8はカメラ1の背面に折り畳まれ、収納される。
図3に示すように、液晶モニタ8の下面部には、メイン
スイッチ27が設けられており、液晶モニタ8をカメラ
1の上面に起立させた際に、前記メインスイッチ27の
突起部がカメラ1の上面部によって押圧され主電源がオ
ンするようになっている。そして、液晶モニタ8をカメ
ラ1の背面に畳み込むと主電源がオフするようになって
いる。
【0017】図4は液晶ファインダー付きカメラの構成
を示すブロック図である。このカメラは撮影レンズ2
(図4中不図示)を介して銀塩写真フイルムに被写体像
を写し込む銀塩式のカメラである。被写体からの光は、
撮影レンズ2を介して図示せぬ銀塩写真フイルムに導か
れるとともに、ファインダー窓3の後方に配置されたレ
ンズ28を介して固体撮像素子(CCD)30の受光面
に結像される。CCD30は、中央処理装置(CPU)
32から加えられるCCD駆動信号に基づいて撮像素子
制御部33によって駆動される。
【0018】CCD30の受光面には、光電変換素子が
2次元的に配列されており、各光電変換素子は、入射し
た光の強さに応じた信号を発生する。CPU32からの
この信号電荷は、CPU32からのCCD駆動信号に基
づいて適宜の期間、各光電変換素子に蓄積される。そし
て、このようにして蓄積された信号電荷は、順次読み出
されて信号処理回路34に加えられる。
【0019】信号処理回路34は、CCD30から順次
入力する信号電荷をCPU32からの同期信号に基づい
て順次液晶表示用の画像信号に変換し、これを切替スイ
ッチ36の端子36Aに出力するとともに、A/D変換
器38を介してメモリ40に出力する。メモリ40は1
画面分の画像信号を記憶し、この記憶した画像信号を出
力するもので、CPU32から適宜のタイミングで加え
られる書き込み指令に基づいてA/D変換器38から入
力するデジタル画像信号を一画面分記憶する。
【0020】メモリ40に記憶されたデジタル画像信号
は、順次繰り返して読み出され、D/A変換器42を介
して切替スイッチ36の端子36Bに出力される。切替
スイッチ36は、CPU32からのスイッチ切替信号に
基づいて可動接片36Cを端子36A又は端子36Bに
切り替え接続し、端子36A又は端子36Bに入力する
画像信号を液晶モニタ(LCD)8に出力する。
【0021】液晶モニタ8の表示画面は、後述のように
複数の領域に分割されており(図5、図8参照)、液晶
モニタ8の背面には前記各領域毎に独立して点灯/消灯
可能なバックライト9a、9b…が設けられている。各
バックライト9a、9b…は、液晶モニタ8の表示パネ
ルの背面から照明光を与えるものであり、表示制御部4
4から電源の供給を受けるとともに、CPUから加えら
れる制御信号に基づいて点灯/消灯制御される。
【0022】前記液晶モニタ8は表示制御部44から電
源の供給を受けるとともに、CPU32から加えられる
LCD駆動信号に基づいて前記表示制御部44によって
駆動され、前記切替スイッチ36を介して入力する画像
信号に基づいてファインダー像を表示する。また、この
液晶モニタ6には入力された日付やタイトル文字等が前
記ファインダー像とともに表示可能に構成されている。
【0023】CPU32には、スイッチ部50、バーコ
ード読取制御部52、磁気ヘッド制御部54、シャッタ
ー制御部56、レンズ鏡胴制御部58、フイルム給送制
御部60、測距制御部62、測光制御部64等の各種回
路が接続されている。スイッチ部50は、レリーズボタ
ン6の操作状態を示すレリーズスイッチ6A、ズームレ
バー23の操作状態を示すズームスイッチ23A、画角
設定つまみ21の設定状態を示す画角設定スイッチ21
A、メインスイッチ27の状態を示すメインスイッチ2
7A、モード設定ボタン22の設定状態を示すモードス
イッチ22A、及び日付設定ボタン16、プリント枚数
設定ボタン17、選択タイトル設定ボタン18に対応す
る、デートスイッチ16A、プリントスイッチ17A、
タイトルスイッチ18A等を含む。上記各種スイッチの
状態はCPU32に加えられる。
【0024】バーコード読取制御部52は、カメラ1の
カートリッジ室に装填されたフイルムカートリッジの容
器表面に付されたバーコードを光学的に読取る読取セン
サ53を制御し、フイルムの種類、総コマ数、ISO感
度、等を認識し、その結果をCPU32に通知する。磁
気ヘッド制御部54は、写真フイルムの給送中に写真フ
イルムの磁気記録領域に当接する磁気ヘッド55を介し
て、前記磁気記録領域に記録された磁気情報を読み取
り、その情報をCPU32に通知する。また、磁気ヘッ
ド制御部54は、CPU32からの制御信号に基づい
て、撮影情報、プリント情報等を前記磁気ヘッド55を
介して写真フイルムの磁気記録領域に記録する。
【0025】シャッター制御部56は、測光センサ65
の出力に基づいて設定されたシャッター速度を示す信
号、及びレリーズスイッチ5Aに基づくレリーズ信号に
応じてシャッター57の開閉を行う。レンズ鏡胴制御部
58は、ズームスイッチ23Aに基づくズーム指令信号
や、測距制御部62からの被写体距離情報(AFデー
タ)に基づいて撮影レンズ2を含むレンズ鏡胴59を駆
動し、変倍及びピント合わせ動作を行う。
【0026】フイルム給送制御部60は、写真フイルム
に形成されたパーフォレーションを検出するパーフォレ
ーション読取センサ61からの信号に基づいて、フイル
ムの給送を制御している。即ち、フイルムカートリッジ
の装填時には未露光の先頭コマまでフイルムを巻き上
げ、1コマ撮影毎にフイルム給送用モータを駆動して1
コマ分フイルムを巻き上げる。また、撮影終了時、或い
は、強制巻戻しボタン19が操作された場合には、前記
フイルム給送用モータを反転駆動してフイルムをカート
リッジ内に巻き戻す。
【0027】測距制御部62は、AF投光器、AF受光
器から成る測距センサ63からの信号に基づいて被写体
距離を検出し、その測距データをCPU32に通知す
る。測光制御部64は、被写体輝度を測光する測光セン
サ65の出力に基づいて、自動露出制御(AE)に関す
る信号をCPU32に通知する。CPU32には、前記
測光センサ65の出力に基づいて設定されたシャッター
速度を示す信号、及びシャッターレリーズ時に同期した
レリーズ信号が加えられる。CPU32は、レリーズ信
号を入力していないときは、切替スイッチ36の可動接
片36Cを端子36Aに切替え、またCCD30に於け
る電荷蓄積時間が1垂直時間(1フィールド期間)とな
るようにCCD駆動信号を出力する。
【0028】従って、1フィールド期間にCCD30の
光電変換素子に蓄積された信号電荷は、次の1フィール
ド期間に順次読み出され、信号処理回路34で液晶表示
用の画像信号に変換された後、切替スイッチ36を介し
て液晶モニタ8に加えられる。これにより、液晶モニタ
8では動画のファインダー像が表示される。CPU32
にレリーズ信号が入力すると、CPU32はその時に入
力しているシャッター速度を示す信号に基づいて、CC
D30における電荷蓄積時間をそのシャッター速度と一
致させ、且つ電荷蓄積開始時もレリーズ信号に同期させ
るようにCCD30を制御する。
【0029】即ち、CPU32は、レリーズ信号に同期
してCCD30の各光電変換素子に蓄積されている不要
電荷を垂直転送CCDに読み出させ、新たな信号電荷の
蓄積を開始させるとともに、前記垂直転送CCDに読み
出した不要電荷を吐き出しドレインから全て排出させ、
前記シャッター速度の時間経過後、その時間内に蓄積し
信号電荷を垂直転送CCDに読み出される。
【0030】尚、上記垂直転送CCDに読み出された信
号電荷は、通常の読み出し時と同様に、1水平期間(1
H)毎に水平転送CCDの方向に順次転送され垂直転送
CCDの最終段まで転送された信号電荷は、1水平帰線
期間毎に順次水平転送段に移されて、次の1水平操作時
間に順次取り出される。そして、上述のようにしてCC
D30から出力された信号は、信号処理回路34、A/
D変換器38を介してメモリ40に導かれる。CPU3
2は、このメモリ40に加えられるデジタル画像信号を
メモリ40に記憶させるとともに、切替スイッチ36の
可動接片36Cを端子36Aに切り替えてメモリ40か
ら読み出した画像信号をD/A変換器42、切替スイッ
チ36を介して液晶モニタ8に出力させる。これによ
り、液晶モニタ8ではシャッターレリーズ時に写真フイ
ルムに写し込まれた被写体像と同等の静止画が表示され
る。
【0031】尚、上記静止画の表示から動画の表示に切
り換える場合には、例えば、レリーズボタン6の全押し
状態を解除した時に切替スイッチ36の接片が切り替え
られるようにしてもよいし、図示せぬ手動操作部材によ
って切替スイッチ36の接片を切り替えるようにしても
よい。また、前記メモリ40は複数のコマ分の画像デー
タを記憶できる記憶容量を備え、再生モード下では、前
記メモリ40に記憶した撮影済のコマの画像を、コマ番
号を指定して再生することが可能である。
【0032】次に、バックライトの配置構成について説
明する。図5には、液晶モニタ8の液晶表示画面の背後
に設置されるバックライトの配置の第1の例が示されて
いる。一般的な画像表示用ディスプレイは、テレビジョ
ンの画像を表示する目的で製造されているため、そのア
スペクト比は縦横比が3:4となっている。一方、13
5カメラのアスペクト比は2:3、新写真システム用カ
メラのアスペクト比はフル画面で9:16となっている
ため、上記ディスプレイに銀塩画像と等価な画像を表示
した場合に余白が発生する。
【0033】本実施の形態ではこの点に着眼し、図5に
示すように液晶表示画面を上下2分割し、上側の領域
(縦横比9:16の領域)を画像表示領域aとし、下側
の一定幅の領域を文字表示領域bと設定する。尚、文字
表示領域を画面の上側に設定してもよい。そして、各領
域の背後にそれぞれバックライト、を設け、各領域
毎に点灯/消灯可能とする。バックライトは、板状の発
光源を用いてもよいし、蛍光管と反射板とを利用した構
成でもよい。
【0034】次に、上記の如く構成された液晶ファイン
ダー付きカメラの作用について説明する。液晶モニタ8
を起立させる動作(モニタ開動作)に連動して、メイン
スイッチ27がオンする。このとき、通常は画像表示領
域aのバックライトのみを点灯させ、文字表示領域b
のバックライトは消灯させておく。これにより、9:
16の画面が形成され、この部分に撮影画像が表示され
る。
【0035】その後、図2に示した選択タイトル設定ボ
タン18等を操作して文字やタイトル等を入力する時、
又は図示せぬ専用の点灯スイッチが押されている場合に
のみバックライトを点灯し、この部分に文字やタイト
ル等を表示する(図6参照)。尚、専用の点灯スイッチ
が押されてから所定時間(例えは、数秒間だけ)バック
ライトが点灯し、所定時間経過後に消灯するようにし
てもよい。
【0036】これにより、液晶画面の全体を一つのバッ
クライトで照明する従来のものに比べて、表示に不要な
領域について電力の消費を抑制することができ、省電力
化をはかることができる。図7には、バックライト配置
の第2の例が示されている。この第2の例では、画角
3:4のディスプレイの画面を上段、中段、下段と3分
割し、中段の領域を画角9:16の画面表示領域aとし
て利用し、下段及び上段の一定幅部分を文字表示領域
b、cとして設定している。
【0037】中段の画像表示領域aの背面にはバックラ
イトが設けられ、画面下段及び上段の各文字表示領域
b、cにそれぞれバックライト、が設けられる。か
かる構成において、通常の画像表示の際には、バックラ
イトのみを点灯させ、文字表示領域のバックライト
、は消灯させておく。そして、文字、タイトル等の
入力時、又は、図示せぬ専用の点灯スイッチがオン操作
された場合にのみバックライト及びの少なくとも一
つを点灯し、この部分に文字、タイトル等を表示する。
【0038】これにより、表示に不要な領域について電
力の消費を抑制することができ、省電力化を図ることが
できる。図8には、バックライト配置の第3の例が示さ
れている。この第3の例では、液晶表示画面を5つのブ
ロックに分割する。即ち、中央部(A)、下部(B)、
上部(C)、左部(D)、右部(E)の5領域に分け
る。そして、各領域の背面にそれぞれバックライト〜
を配置し、各バックライト毎に点灯/消灯を可能に構
成する。
【0039】図2で説明した画角設定つまみ21を操作
してハイビジョン画角を設定すると、図9に示すように
画面下部のバックライトが消灯され、その他のバック
ライト、、、が点灯する。こうして、9:16
の画像表示が可能となる。画角設定つまみ21を操作し
てコンベンション画角を設定すると、図10に示すよう
に画面の下部、左部及び右部の各バックライト、、
が消灯され、その他のバックライト、が点灯す
る。こうして、2:3の画像表示が可能となる。尚、画
面の左上隅部、及び画面の右上隅部については、画像が
表示される領域ではないが、バックライトの分割の形態
上かかる部分は消灯されない。
【0040】画角設定つまみ21を操作してパノラマ画
角を設定すると、図11に示すように画面の下部及び上
部のバックライト、が消灯され、その他のバックラ
イト、、が点灯する。こうして、1:3の画像表
示が可能となる。図12には、図8に示したバックライ
ト配置におけるバックライト点灯/消灯の制御の流れを
示すフローチャートである。
【0041】主電源がオンし、バックライト点灯/消灯
制御のサブルーチン処理が開始されると(ステップS1
0)、先ず、画角設定つまみ21の設定状態を確認する
(ステップS12)。即ち、画角設定つまみ21によっ
てCHPのうちのどの画角が設定されているかを判別
し、その判別に応じて以下の処理を行う。ステップS1
2において、C画角が設定されている場合には、図8に
示したバックライト、のみをオンし、他のバックラ
イトを消灯する(ステップS14)。
【0042】ステップS12において、H画角が設定さ
れている場合には、図8に示したバックライト、、
、のみをオンし、他のバックライトを消灯する(ス
テップS16)。ステップS12において、P画角が設
定されている場合には、図8に示したバックライト、
、のみをオンし、他のバックライトを消灯する(ス
テップS18)。
【0043】前記ステップS14、S16、S18のう
ちの何れか一つの処理を経た後は、本サブルーチン処理
を終了し、カメラ制御のメインルーチンに戻る(ステッ
プS20)。このように、画角設定つまみ21で設定さ
れた画角に応じた画像表示領域のみのバックライトを点
灯させ、画像表示に関与しない領域のバックライトを消
灯するようにしたので、無駄な電力消費を防止すること
ができ、電池の消耗を抑制できる。
【0044】上記実施の形態では、写真フイルムに磁気
記録層が形成された、新写真システムに対応したカメラ
を例に説明したが、本発明は135フイルム用のカメラ
についても適用することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る液晶フ
ァインダー付きカメラによれば、液晶表示画面を照明す
るバックライトを複数設けて照明領域を分割するととも
に、各バックライトを独立して点灯/消灯制御可能に構
成したので、液晶表示画面のうち表示に必要なバックラ
イトのみを点灯させ、表示に必要のない領域のバックラ
イトを消灯させることができる。これにより、電力消費
の大きいバックライトの無駄な電力消費を防止すること
ができ、省電力化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた液晶ファインダー付きカメラの
正面側外観斜視図
【図2】図1に示したカメラの背面斜視図
【図3】図1に示したカメラの液晶モニタ収納時の様子
を示す背面斜視図
【図4】本発明を用いた液晶ファインダー付きカメラの
電気的構成を示すブロック図
【図5】バックライトの配置例を示す図
【図6】液晶モニタの表示例を示す図
【図7】バックライトの第2の配置例を示す図
【図8】バックライトの第3の配置例を示す図
【図9】ハイビジョン画角設定下のバックライトの点灯
/消灯制御を説明する為に用いた図
【図10】コンベンション画角設定下のバックライトの
点灯/消灯制御を説明する為に用いた図
【図11】パノラマ画角設定下のバックライトの点灯/
消灯制御を説明する為に用いた図
【図12】バックライト点灯/消灯の制御の流れを示す
フローチャート
【符号の説明】
1…液晶ファインダー付きカメラ 8…液晶モニタ 9a、9b…バックライト 21…画角設定つまみ 30…固体撮像素子(CCD) 32…中央処理装置(CPU) 44…表示制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特
に、被写体像を液晶ファインダーに表示する液晶ファイ
ンダー付きカメラに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、被写体からの光を撮像素子に結像させ、前記撮
像素子から読み出した画像信号に基づいて被写体像を液
晶表示器に表示する液晶ファインダー付きカメラにおい
て、前記液晶表示器の液晶表示画面を複数の領域に分け
るとともに、各領域の背面にそれぞれバックライトを配
置し、前記各バックライトを独立して点灯/消灯制御可
能としたことを特徴としている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を撮像素子に結像させ、
    前記撮像素子から読み出した画像信号に基づいて被写体
    像を液晶表示器に表示するとともに、シャッターを開閉
    制御することにより被写体からの光で銀塩フイルムを感
    光させる液晶ファインダー付きカメラにおいて、 前記液晶表示器の液晶表示画面を複数の領域に分けると
    ともに、各領域の背面にそれぞれバックライトを配置
    し、前記各バックライトを独立して点灯/消灯制御可能
    としたことを特徴とする液晶ファインダー付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記液晶表示画面は、画像表示領域と文
    字表示領域とに分けられ、 前記画像表示領域を照明する第1のバックライトと、 前記文字表示領域を照明する第2のバックライトと、 前記第2のバックライトを、文字、タイトル等の入力
    時、又は専用の点灯スイッチによる点灯操作がなされた
    場合に限り点灯させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1の液晶ファインダー
    付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示画面は、前記複数の領域の
    うち利用する領域の組合せを変更することにより、ハイ
    ビジョン画角、コンベンション画角、及びパノラマ画角
    の3種類の画角に対応した画像表示領域を形成可能に構
    成され、 前記3種類のプリントアスペクト比のうちから、一つの
    プリントアスペクト比を選択して設定する画角設定手段
    と、 前記複数の領域の各領域の背面に設けられたバックライ
    トのうち、前記画角設定手段で設定されたアスペクト比
    に対応する画像表示領域の形成に関与する領域のバック
    ライトのみを点灯させ、前記画角設定手段で設定された
    アスペクト比に対応する画像表示領域の形成に関与しな
    い領域のバックライトを消灯させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1の液晶ファインダー
    付きカメラ。
JP9130090A 1997-05-20 1997-05-20 液晶ファインダー付きカメラ Pending JPH10319491A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101128075B1 (ko) 2005-03-15 2012-07-17 삼성전자주식회사 두개의 디스플레이 패널을 갖는 디지털 촬영 장치 및 그제어 방법

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