JPH10319477A - 液晶ファインダー付きカメラ - Google Patents

液晶ファインダー付きカメラ

Info

Publication number
JPH10319477A
JPH10319477A JP13213197A JP13213197A JPH10319477A JP H10319477 A JPH10319477 A JP H10319477A JP 13213197 A JP13213197 A JP 13213197A JP 13213197 A JP13213197 A JP 13213197A JP H10319477 A JPH10319477 A JP H10319477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
camera
battery
image
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13213197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP13213197A priority Critical patent/JPH10319477A/ja
Publication of JPH10319477A publication Critical patent/JPH10319477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶ファインダー付きカメラにおいて、電池の
端子間電圧が低下した際に画像表示用の液晶表示器を消
灯させるとともに、フイルムによる撮影のみ可能にして
電池のエネルギーを有効に活用する。 【解決手段】電源用電池70の端子間電圧を電圧検出回
路で検出し、その検出された電圧値を中央処理装置(C
PU)32に通知する。CPU32は、前記電圧値と予
め設定された基準値とを比較し、電圧値が基準値以下の
場合に液晶モニタ8を消灯して電力消費を抑制するとと
もに、液晶モニタ8の消灯下であっても、銀塩フイルム
による撮影は可能とする。また、液晶モニタ8を消灯さ
せた場合にも、CCD30による撮影は有効に機能さ
せ、フイルム撮影の際に該CCD30を介して取得した
画像データをメモリに記憶する。これにより、電池交換
後に前記メモリから画像データを呼び出して撮影画像を
再生確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀塩写真用カメラに
係り、特に、被写体像を液晶ファインダーに表示する液
晶ファインダー付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から銀塩写真用のカメラに液晶ファ
インダーを採用したものが提案されている(特開平3−
271730号公報等)。かかる液晶ファインダー付き
カメラでは、シャッターレリーズ時に撮像素子(CC
D)から送出される画像信号をメモリに記憶することに
より、写真フイルムに写し込まれる被写体像と同等の静
止画を液晶ファインダーに再生表示することができ、フ
イルムによる撮影が成功しているか否かを容易に確認で
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶ファインダー付きカメラは、液晶表示器による電力
消費が大きく、電池を頻繁に交換しなければならないと
いう欠点がある。このため、電池のエネルギー残量を監
視し、電池が消耗した場合には警告等を行うとともにカ
メラの動作を不可能にして電池の交換を促していた。
【0004】かかる従来の液晶ファインダー付きカメラ
では、液晶表示器の点灯を保証するため、電池消耗の判
断基準が液晶ファインダーを具備しない一般的なカメラ
に比べて高く設定されており、電池に蓄積されているエ
ネルギーを十分に利用できないという問題がある。ま
た、直ぐに電池を交換できない状況においてカメラの撮
影動作が一切不能となるので、大切なシャッターチャン
スを逃してしまうという問題もある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、電池のエネルギーを有効に活用することができ
る液晶ファインダー付きカメラを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、被写体からの光を撮像素子に結像させ、前記撮
像素子から読み出した画像信号に基づいて被写体像を液
晶表示器に表示するとともに、シャッターを開閉制御す
ることにより被写体からの光で銀塩フイルムを感光させ
る液晶ファインダー付きカメラにおいて、電源用電池の
エネルギー残量を検出する検出手段と、前記検出手段で
検出されたエネルギー残量の値が所定の基準値以下の場
合に前記液晶表示器を消灯させるとともに、前記シャッ
ターの開閉動作を含む前記銀塩フイルムによる写真撮影
の動作を可能にする制御手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0007】本発明は、液晶表示に必要な電力に比べ、
フイルムによる写真撮影の動作に必要な電力は少ない点
に着眼してなされたもので、電池のエネルギー残量が低
下した場合には、消費電力の大きい液晶表示器を消灯さ
せ、少なくともフイルムによる撮影を可能にしたもので
ある。本発明によれば、電源用電池のエネルギー残量を
検出手段で検出し、その検出値が予め設定された基準値
以下の場合に液晶表示器を消灯することで、液晶表示器
による電力消費を抑制することができるとともに、液晶
表示器の消灯下であっても、電力消費の少ない銀塩フイ
ルムによる撮影は可能としたので、電池のエネルギーを
有効に活用できる。
【0008】一般に、電池は放電の進行とともに端子間
電圧が低下するという特性を有しているので、端子間電
圧を測定することでエネルギー残量を把握することが可
能である。また、電池のエネルギー残量が低下して液晶
表示器を消灯させた場合にも、撮像素子による撮影(電
子撮影)は有効に機能させ、フイルム撮影の際のシャッ
ターの開閉時に前記撮像素子を介して取得した画像デー
タを記憶手段に記憶させることにより、電池交換後に改
めてその記憶手段から画像データを呼び出して撮影画像
を再生確認することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る液晶ファインダー付きカメラの好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図1は、本発明を用いた液晶ファイン
ダー付きカメラの外観斜視図である。カメラ1の正面中
央部には撮影レンズ2が設けられ、この撮影レンズ2の
上方には、ファインダー対物窓3や図示せぬAF投光/
受光部等が配置される。尚、符号4はストロボ窓、符号
5は測光窓である。
【0010】カメラ1の上面にはレリーズボタン6が設
けられ、その半押し操作で前記測光窓5を通して被写体
輝度の測定が行われるとともに、前記AF投光/受光部
により測距が行われる。また、カメラ1の上面には、液
晶モニタ8(液晶ファインダー)がヒンジ10を介して
回動自在に設けられており(図2参照)、該液晶モニタ
8にはフイルムに写し込まれる被写体像と同等の画像
(ファインダー像)が表示される。
【0011】カメラ1の底面には、フイルムカートリッ
ジ(不図示)を装填、又は取り出しするための開閉蓋1
2が設けられ、カメラ1の側面にはデート蓋14がヒン
ジ15を介して開閉自在に設けられている。図2は、図
1に示したカメラの背面斜視図である。同図に示すよう
に前記デート蓋14の内側には、日付設定ボタン16、
プリント枚数設定ボタン17、選択タイトル設定ボタン
18、及び強制巻戻しボタン19等が設けられている。
また、当該カメラ1の背面には、光学ファインダーのフ
ァインダー接眼部20、画角設定つまみ21、モード設
定ボタン22、ズームレバー23、及び液晶表示器24
が設けられている。
【0012】前記ファインダー窓3の後方には、図示し
ないファインダー対物レンズ、プリズム、視野枠、及び
接眼レンズ等が配置されており、前記ファインダー窓3
から入射した被写体光は所定の光路を経てファインダー
接眼部20に導かれる。また、このファインダー光学系
の光路中にはハーフミラー等の光路分岐部材が配置さ
れ、該ハーフミラーによって被写体光の一部が後述する
固体撮像素子(CCD)30に導かれる。これにより、
ファインダー接眼部20から被写体像を観察できるとと
もに、該被写体像と同じ画像をCCD30によって撮像
することができるようになっている。尚、光学ファイン
ダーを省略することも可能である。
【0013】画角設定つまみ21は、コンベンション
(C)、ハイビジョン(H)、パノラマ(P)の3種の
プリントアスペクト比に対応して画面パターンを切り換
えるための操作部材である。画角設定つまみ20は、カ
メラ背面カバー1Aに沿って上下方向に摺動可能に設け
られ、前記CHPの各画角に対応する3か所の停止位置
のうち、何れか1つの位置に選択的に設定される。
【0014】モード設定ボタン22は、日付合わせ、ス
トロボモード、AF/マニュアルモード切替え設定など
各種設定を行うためのスイッチである。ズームレバー2
3は図中左右方向に揺動自在に設けられ、このズームレ
バー23を右又は左方向に操作することで図示せぬモー
タの駆動力によって撮影レンズ2の焦点距離を長焦点側
(テレ)又は短焦点側(ワイド)に変更することができ
るとともに、ファインダー窓3の奥に組み込まれたファ
インダー光学系のズーミングが行われる。
【0015】液晶表示器24には、設定された各種スイ
ッチの状態やバッテリー残量、メモリの使用状況等が表
示される。また、図2に示すように、グリップ部1Aの
背面に設けられたバッテリーカバー25を開けることに
よって、電源用の電池(後述する電池70に相当)を装
填、交換できるようになっている。例えば、当該カメラ
1の電源電圧を6ボルト(V)とした場合、単3乾電池
を4本、又はCR123Aを2本用いる。
【0016】液晶モニタ8は、図2に示す起立位置と図
3に示す畳み込み位置との間で適度なフリクションのも
とで回動自在となっている。カメラ1を使用する際に
は、液晶モニタ8は起立位置にセットされ(図2)、カ
メラ1を使用しない場合には、図3に示したように液晶
モニタ8はカメラ1の背面に折り畳まれ、収納される。
図3に示すように、液晶モニタ8の下面部には、メイン
スイッチ27が設けられており、液晶モニタ8をカメラ
1の上面に起立させた際に、前記メインスイッチ27の
突起部がカメラ1の上面部によって押圧され主電源がオ
ンするようになっている。そして、液晶モニタ8をカメ
ラ1の背面に畳み込むと主電源がオフするようになって
いる。
【0017】図4は液晶ファインダー付きカメラの構成
を示すブロック図である。このカメラは撮影レンズ2
(図3中不図示)を介して銀塩写真フイルムに被写体像
を写し込む銀塩式のカメラである。被写体からの光は、
撮影レンズ2を介して図示せぬ銀塩写真フイルム(以
下、フイルムという。)に導かれるとともに、ファイン
ダー対物窓3の後方に配置されたレンズ28を介してC
CD30の受光面に結像される。CCD30は、中央処
理装置(CPU)32から加えられるCCD駆動信号に
基づいて撮像素子制御部33によって駆動される。
【0018】CCD30の受光面には、光電変換素子が
2次元的に配列されており、各光電変換素子は、入射し
た光の強さに応じた信号を発生する。CPU32からの
この信号電荷は、CPU32からのCCD駆動信号に基
づいて適宜の期間、各光電変換素子に蓄積される。そし
て、このようにして蓄積された信号電荷は、順次読み出
されて信号処理回路34に加えられる。
【0019】信号処理回路34は、CCD30から順次
入力する信号電荷をCPU32からの同期信号に基づい
て順次液晶表示用の画像信号に変換し、これを切替スイ
ッチ36の端子36Aに出力するとともに、A/D変換
器38を介してメモリ40に出力する。メモリ40は1
画面分の画像信号を記憶し、この記憶した画像信号を出
力するもので、CPU32から適宜のタイミングで加え
られる書き込み指令に基づいてA/D変換器38から入
力するデジタル画像信号を一画面分記憶する。
【0020】メモリ40に記憶されたデジタル画像信号
は、順次繰り返して読み出され、D/A変換器42を介
して切替スイッチ36の端子36Bに出力される。切替
スイッチ36は、CPU32からのスイッチ切替信号に
基づいて可動接片36Cを端子36A又は端子36Bに
切替え接続し、端子36A又は端子36Bに入力する画
像信号を液晶モニタ(LCD)8に出力する。
【0021】液晶モニタ8は、表示制御部44からスイ
ッチ46を介して電源の供給を受けるとともに、CPU
32から加えられるLCD駆動信号に基づいて前記表示
制御部44によって駆動され、前記切替スイッチ36を
介して入力する画像信号に基づいてファインダー像を表
示する。スイッチ46は電圧検出手段の検出結果に基づ
いてCPU32から出力される指令信号に応じて接点が
オン/オフするようになっている。
【0022】CPU32には、スイッチ部50、バーコ
ード読取制御部52、磁気ヘッド制御部54、シャッタ
ー制御部56、レンズ鏡胴制御部58、フイルム給送制
御部60、測距制御部62、測光制御部64等の各種回
路が接続されている。スイッチ部50は、レリーズボタ
ン6の操作状態を示すレリーズスイッチ6A、ズームレ
バー23の操作状態を示すズームスイッチ23A、画角
設定つまみ21の設定状態を示す画角設定スイッチ21
A、メインスイッチ27、モード設定ボタン22の設定
状態を示すモードスイッチ22A、及び日付設定ボタン
16、プリント枚数設定ボタン17、選択タイトル設定
ボタン18に対応する、デートスイッチ16A、プリン
トスイッチ17A、タイトルスイッチ18A等を含む。
上記各種スイッチの状態はCPU32に加えられる。
【0023】バーコード読取制御部52は、カメラ1の
カートリッジ室に装填されたフイルムカートリッジの容
器表面に付されたバーコードを光学的に読取る読取セン
サ53を制御し、フイルムの種類、総コマ数、ISO感
度等を認識し、その結果をCPU32に通知する。磁気
ヘッド制御部54は、フイルムの給送中にフイルムの磁
気記録領域に当接する磁気ヘッド55を介して、前記磁
気記録領域に記録された磁気情報を読み取り、その情報
をCPU32に通知する。また、磁気ヘッド制御部54
は、CPU32からの制御信号に基づいて、撮影情報、
プリント情報等を前記磁気ヘッド55を介してフイルム
の磁気記録領域に記録する。
【0024】シャッター制御部56は、測光センサ65
の出力に基づいて設定されたシャッター速度を示す信
号、及びレリーズスイッチ5Aに基づくレリーズ信号に
応じてシャッター57の開閉を行う。レンズ鏡胴制御部
58は、ズームスイッチ22Aに基づくズーム指令信号
や、測距制御部62からの被写体距離情報(AFデー
タ)に基づいて撮影レンズ2を含むレンズ鏡胴59を駆
動し、変倍及びピント合わせ動作を行う。
【0025】フイルム給送制御部60は、フイルムに形
成されたパーフォレーションを検出するパーフォレーシ
ョン読取センサ61からの信号に基づいて、フイルムの
給送を制御している。即ち、フイルムカートリッジの装
填時には未露光の先頭コマまでフイルムを巻き上げ、1
コマ撮影毎にフイルム給送用モータを駆動して1コマ分
フイルムを巻き上げる。また、撮影終了時、或いは、強
制巻戻しボタン19が操作された場合には、前記フイル
ム給送用モータを反転駆動してフイルムをカートリッジ
内に巻き戻す。
【0026】測距制御部62は、AF投光器、AF受光
器から成る測距センサ63からの信号に基づいて被写体
距離を検出し、その測距データをCPU32に通知す
る。測光制御部64は、被写体輝度を測光する測光セン
サ65の出力に基づいて、自動露出制御(AE)に関す
る信号をCPU32に通知する。CPU32には、前記
測光センサ65の出力に基づいて設定されたシャッター
速度を示す信号、及びシャッターレリーズ時に同期した
レリーズ信号が加えられる。CPU32は、レリーズ信
号を入力していないときは、切替スイッチ36の可動接
片36Cを端子36Aに切替え、またCCD30に於け
る電荷蓄積時間が1垂直時間(1フィールド期間)とな
るようにCCD駆動信号を出力する。
【0027】従って、1フィールド期間にCCD30の
光電変換素子に蓄積された信号電荷は、次の1フィール
ド期間に順次読み出され、信号処理回路34で液晶表示
用の画像信号に変換された後、切替スイッチ36を介し
て液晶モニタ8に加えられる。これにより、液晶モニタ
8では動画のファインダー像が表示される。CPU32
にレリーズ信号が入力すると、CPU32はその時に入
力しているシャッター速度を示す信号に基づいて、CC
D30における電荷蓄積時間をそのシャッター速度と一
致させ、且つ電荷蓄積開始時もレリーズ信号に同期させ
るようにCCD30を制御する。
【0028】即ち、CPU32は、レリーズ信号に同期
してCCD30の各光電変換素子に蓄積されている不要
電荷を垂直転送CCDに読み出させ、新たな信号電荷の
蓄積を開始させるとともに、前記垂直転送CCDに読み
出した不要電荷を吐き出しドレインから全て排出させ、
前記シャッター速度の時間経過後、その時間内に蓄積し
信号電荷を垂直転送CCDに読み出される。
【0029】尚、上記垂直転送CCDに読み出された信
号電荷は、通常の読み出し時と同様に、1水平期間(1
H)毎に水平転送CCDの方向に順次転送され垂直転送
CCDの最終段まで転送された信号電荷は、1水平帰線
期間毎に順次水平転送段に移されて、次の1水平操作時
間に順次取り出される。そして、上述のようにしてCC
D30から出力された信号は、信号処理回路34、A/
D変換器38を介してメモリ40に導かれる。CPU3
2は、このメモリ40に加えられるデジタル画像信号を
メモリ40に記憶させるとともに、切替スイッチ36の
可動接片36Cを端子36Aに切り替えてメモリ40か
ら読み出した画像信号をD/A変換器42、切替スイッ
チ36を介して液晶モニタ8に出力させる。これによ
り、液晶モニタ8ではシャッターレリーズ時にフイルム
に写し込まれた被写体像と同等の静止画が表示される。
【0030】尚、上記静止画の表示から動画の表示に切
り換える場合には、例えば、レリーズボタン6の全押し
状態を解除した時に切替スイッチ36の接片が切り替え
られるようにしてもよいし、図示せぬ手動操作部材によ
って切替スイッチ36の接片を切り替えるようにしても
よい。また、前記メモリ40は複数のコマ分の画像デー
タを記憶できる記憶容量を備え、再生モード下では、前
記メモリ40に記憶した撮影済のコマの画像を、コマ番
号を指定して再生することが可能である。
【0031】前記CPU32及び前述した各種制御部の
回路等は、電池70から電源が供給される。前記電池7
0には電圧検出回路72が接続されており、該電圧検出
回路72によって電池70の端子間電圧が検出される。
そして、その検出結果(例えば、電池70の電圧値)は
CPU32に通知される。CPU32は、電圧検出回路
72から加えられる電圧値と予め設定された基準値とを
比較し、その比較結果に応じてスイッチ46の開/閉を
制御する信号を出力する。尚、前記電圧検出回路72と
比較回路(コンパレータ)を組み合わせ、比較回路の出
力をCPU32に導くように構成し、比較回路の出力に
応じて液晶モニタ8の点灯/消灯を制御してもよい。
【0032】次に、上記の如く構成された液晶ファイン
ダー付きカメラの作用について説明する。液晶モニタ8
を起立させる動作(モニタ開動作)に連動して、メイン
スイッチ8がオンすると、電池70のエネルギー残量を
確認する処理(バッテリーチェック処理)が開始され
る。
【0033】図5は、CPU32における液晶モニタ8
の点灯/消灯制御の処理の流れを示すフローチャートで
ある。バッテリーチェック処理のサブルーチンがスター
トすると(ステップS10)、先ず、電圧検出回路72
から通知された電池70の端子間電圧を示す値(電圧
値)を予め設定されている第1基準値(例えば、5V)
と比較する(ステップS12)。
【0034】電圧値が5Vを超える場合には、電池70
のエネルギーが十分にあることを示しており、カメラの
動作に特別な制約を課すことなく、液晶モニタ8を点灯
させる(ステップS14)。その後、本サブルーチン処
理は終了し、カメラ制御のメインルーチンに戻る(ステ
ップS22)。ステップS12において、電圧値が5V
以下の場合には、次いで、その電圧値を予め設定された
第2基準値(例えば4.2V)と比較する(ステップS
16)。
【0035】電圧値が5V以下で且つ4.2Vよりも大
きい場合には、フイルムによる撮影のみを許容し、液晶
モニタ8及びCCD30をオフする(ステップS1
8)。これにより、CCD30による被写体像の撮影
(電子撮影)自体が行われず、液晶モニタ8への画像表
示も不可能となる。その一方、フイルムによる撮影は可
能であり、AF測距、AE測光、ズーム・フォーカス動
作、ストロボ発光、シャッターの開閉動作、及びフイル
ムの搬送動作等、通常のカメラとしての動作は可能とな
る。その後、処理はカメラ制御のメインルーチンに戻る
(ステップS22)。
【0036】従って、電圧値が5V以下であっても4.
2Vよりも大きい場合には、ファインダー接眼部24を
覗いて被写体像及びフレーミングを確認し、レリーズボ
タン6を押すことにより、シャッターの開閉動作を含む
所定のカメラ動作が実行され、写真撮影を行うことがで
きる。他方、ステップS16において、電圧値が4.2
V以下の場合には、ストロボ発光等、上述した各種カメ
ラ動作に必要な電力を供給することができないレベルに
あることを意味し、フイルムによる撮影も不可能とする
(ステップS20)。その後、処理はカメラ制御のメイ
ンルーチンに戻る(ステップS22)が、レリーズボタ
ンを押圧操作しても、シャッターは動作することなく写
真撮影は行われない。
【0037】尚、上述のバッテリーチェック処理は、メ
インスイッチ8のオン時のみならず、レリーズボタン6
の押圧時、ズームレバー22の操作時等に実行してもよ
い。このように、本実施の形態にかかる液晶ファインダ
ー付きカメラによれば、電池70の端子間電圧が低下し
て5V以下になった場合、CCD30による画像撮影及
び液晶モニタ8による画像表示は行われないが、端子間
電圧が4.2Vを上回っている場合にはフイルムによる
撮影は可能であり、電池70に蓄積されたエネルギーを
有効に活用できる。
【0038】即ち、ステップS18の処理によって液晶
モニタ8が消灯した後も、電池70の端子間電圧が4.
2Vに達するまでの期間、ある程度の枚数分のフイルム
撮影が保証される。また、上述したステップS18にお
いて、液晶モニタ8とCCD30とを共にオフする処理
に代えて、液晶モニタ8のみをオフしCCD30は作動
させるようにしてもよい。この場合、撮影された画像を
液晶モニタ8に表示することはできないが、CCD30
による電子撮影は有効に行われる。そして、その電子撮
影画像のデータをメモリ等の記憶媒体に保存しておき、
後に新たな電池が投入された場合に、その記憶媒体から
画像データを呼び出して撮影画像を再生確認することが
できるように構成してもよい。
【0039】上記実施の形態では、フイルムに磁気記録
層が形成された新写真システムに対応したカメラを例に
説明したが、本発明は135フイルム用のカメラについ
ても適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る液晶フ
ァインダー付きカメラによれば、電源用電池のエネルギ
ー残量を検出手段で検出し、その検出値が予め設定され
た基準値以下の場合に液晶表示器を消灯する一方、この
液晶表示器の消灯下においても消費電力の少ない銀塩フ
イルムによる撮影は可能としたので、電池のエネルギー
を有効に活用できる。
【0041】これにより、直ぐに電池を交換できない状
況下であっても大切なシャッターチャンスを逃してしま
うことが少なくなるという利点がある。また、電池のエ
ネルギー残量が低下して液晶表示器を消灯させた場合に
も、撮像素子による撮影(電子撮影)は有効に機能さ
せ、フイルム撮影の際のシャッターの開閉時に前記撮像
素子を介して取得した画像データを記憶手段に記憶させ
ることにより、電池交換後に改めてその記憶手段から画
像データを呼び出して撮影画像を再生確認することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた液晶ファインダー付きカメラの
正面側外観斜視図
【図2】図1に示したカメラの背面斜視図
【図3】図1に示したカメラの液晶モニタ収納時の様子
を示す背面斜視図
【図4】本発明を用いた液晶ファインダー付きカメラの
電気的構成を示すブロック図
【図5】液晶モニタの点灯/消灯制御の処理の流れを示
すフローチャート
【符号の説明】
1…液晶ファインダー付きカメラ 8…液晶モニタ 20…ファインダー接眼部 27…メインスイッチ 30…固体撮像素子(CCD) 32…中央処理装置(CPU) 44…表示制御部 70…電池 72…電圧検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を撮像素子に結像させ、
    前記撮像素子から読み出した画像信号に基づいて被写体
    像を液晶表示器に表示するとともに、シャッターを開閉
    制御することにより被写体からの光で銀塩フイルムを感
    光させる液晶ファインダー付きカメラにおいて、 電源用電池のエネルギー残量を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出されたエネルギー残量の値が所定の
    基準値以下の場合に前記液晶表示器を消灯させるととも
    に、前記シャッターの開閉動作を含む前記銀塩フイルム
    による写真撮影の動作を可能にする制御手段と、 を備えたことを特徴とする液晶ファインダー付きカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記電源用電池の端子
    間電圧の測定し、その電圧値に基づいてエネルギー残量
    を把握することを特徴とする請求項1の液晶ファインダ
    ー付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記シャッターの開閉時に前記撮像素子
    を介して取得した画像データを記憶する記憶手段を有
    し、 前記制御手段は、前記検出手段で検出されたエネルギー
    残量の値が所定の基準値以下の場合に、前記撮像素子に
    よる電子撮影による動作制御を可能にし、前記シャッタ
    ーの開閉時に前記撮像素子を介して取得した画像データ
    を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1
    の液晶ファインダー付きカメラ。
JP13213197A 1997-05-22 1997-05-22 液晶ファインダー付きカメラ Pending JPH10319477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13213197A JPH10319477A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 液晶ファインダー付きカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13213197A JPH10319477A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 液晶ファインダー付きカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10319477A true JPH10319477A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15074119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13213197A Pending JPH10319477A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 液晶ファインダー付きカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10319477A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6085048A (en) Silver halide camera equipped with electronic viewfinder
JP3501035B2 (ja) デジタルカメラ
JP4253086B2 (ja) 電子スチルカメラの撮影動作制御装置
US6055381A (en) Silver film camera capable of displaying an electronically picked-up image
JP2001005060A (ja) 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ
JP3736032B2 (ja) 液晶ファインダー付きカメラ
JPH1138471A (ja) カメラ
JPH10319488A (ja) 液晶ファインダー付きカメラ
JPH10319477A (ja) 液晶ファインダー付きカメラ
JP2000152070A (ja) カメラ
JP3382937B2 (ja) 電子カメラ
JPH10319491A (ja) 液晶ファインダー付きカメラ
JPH05113599A (ja) 銀塩写真および電子スチル写真両用カメラ
JPH07114075A (ja) 自動起動機能付きカメラ
JP2000224532A (ja) 電子カメラ
JPH1138493A (ja) 液晶ファインダー付きカメラ
JPH09200588A (ja) スチルカメラ付ビデオカメラ
JPH11142936A (ja) 交換式撮影レンズおよびカメラシステム
JPH01237629A (ja) Ae、af及び確認機能付一眼レフカメラ
JPH11174543A (ja) カメラシステム
JPH10239749A (ja) スチルカメラ
JPH10206963A (ja) 電子撮像表示可能な銀塩フィルム用カメラ
JP2002122928A (ja) カメラ
JP2000275727A (ja) カメラ
JP2002033945A (ja) 銀塩撮影と電子撮像兼用カメラ