JP3340620B2 - 電子現像型カメラのファインダ装置 - Google Patents

電子現像型カメラのファインダ装置

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JP3340620B2
JP3340620B2 JP13104996A JP13104996A JP3340620B2 JP 3340620 B2 JP3340620 B2 JP 3340620B2 JP 13104996 A JP13104996 A JP 13104996A JP 13104996 A JP13104996 A JP 13104996A JP 3340620 B2 JP3340620 B2 JP 3340620B2
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loupe
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電子的
に現像する記録媒体を用いるカメラに関し、特にそのカ
メラのファインダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−2280号公報
において、記録媒体自体が直接電子的に現像され、かつ
その現像された可視像が即時に得られる写真材料が提案
されている。このような電子的に現像される記録媒体
を、この明細書では電子現像型記録媒体と呼び、また電
子現像型記録媒体を用いるカメラを電子現像型カメラと
呼ぶ。
【0003】電子現像型記録媒体の前方に、1画面分の
大きさを有する例えばR(レッド)、G(グリーン)お
よびB(ブルー)の3つのフィルタを配設して、電子現
像型記録媒体の3つの記録領域にそれぞれR、G、Bの
画像を記録することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
子現像型記録媒体は少なくとも3つの記録領域を有する
ため、電子現像型カメラは大型化せざるを得ず、これら
の記録領域のひとつを選択的に撮影光学系の光路中に配
置させるべく電子現像型記録媒体を移動可能な構成を採
用すると、さらに電子現像型カメラは大きくなる。
【0005】本発明は、例えば複数の記録領域を有する
大きな電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラで
あっても、できるだけコンパクトに構成することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子現像型
カメラのファインダ装置は、ファインダ光学系の中に、
電子現像型記録媒体が通過可能であり、かつファインダ
光学系の光軸に略垂直な方向に延びる記録媒体通路が形
成されており、電子現像型記録媒体は、記録媒体通路に
おいて、ファインダ光学系の光路外から光路内へ向かう
第1の方向へ移動可能であり、かつ光路内から電子現像
型記録媒体に記録された画像情報を読み取るための読取
手段が設けられた位置へ向かう第2の方向へ移動可能な
よう設けられることを特徴としている。
【0007】ファインダ光学系は例えば、プリズムと、
このプリズムの出射面に対向して配設されたルーペと、
このルーペに対向し、アイポイントを前記ルーペから遠
ざける方向に変位させるためのリレー光学系とを備え
る。この構成において、記録媒体通路がルーペとリレー
光学系の間に形成されることが好ましい。ルーペは例え
ばプリズムの出射面の近傍に配設される。プリズムの入
射面の近傍に、撮影光学系から導かれた被写体像が結像
するピント板が設けられている場合、ピント板の縁部と
ルーペの出射面とが略一致することが好ましい。
【0008】電子現像型記録媒体が記録媒体保持部材に
よって保持されるように構成されていてもよく、この場
合、この記録媒体保持部材が記録媒体通路を通過可能で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1と図2は本発明の一実施形態
を適用したスチルビデオカメラの外観図であり、このス
チルビデオカメラは電子現像型カメラである。図1はカ
メラ本体100を前方斜め上方から見た図、図2はカメ
ラ本体100を後方斜め下方から見た図である。
【0010】カメラ本体100の前面の略中央には撮影
光学系である交換レンズ130を装着するためのレンズ
マウント101が形成されている。レンズマウント10
1の側方には交換レンズ130を取り外すとき押下され
る取外しボタン102が設けられ、またレンズマウント
101の左上方にはホワイトバランス調整用窓103が
配設されている。カメラ本体100の上面の略中央には
ストロボを装着するためのストロボシュー104が設け
られ、ストロボシュー104の側方にはレリーズボタン
105が設けられている。カメラ本体100の側面には
外部のコンピュータ等に画像データを送信するための通
信コネクタ106が設けられている。
【0011】カメラ本体100の背面の上部にはファイ
ンダ110が設けられている。ファインダ110の下に
は、モード設定スイッチ111、ドライブスイッチ11
2、AV/TVスイッチ113、EFスイッチ114お
よびホワイトバランススイッチ115が配設されてい
る。モード設定スイッチ111は、このスチルビデオカ
メラの撮影モードを設定するため、またドライブスイッ
チ112は例えばセルフタイマを起動するためのスイッ
チである。AV/TVスイッチ113は絞り優先モード
とシャッタスピード優先モードのいずれかを選択すると
きに使用され、EFスイッチ114はEv値を補正する
ときに使用される。ホワイトバランススイッチ115は
ホワイトバランス調整を行うものである。
【0012】またカメラ本体100の背面であってスイ
ッチ111等の側方には、カメラの動作モード等を表示
するための液晶表示部116が設けられ、その下方に
は、カメラの動作モードによって異なる色で点灯するモ
ードインジケータ117と、記録媒体に記録された画像
を読み出すスキャンモード時に押されるスキャンスター
トボタン118が配設されている。スキャンスタートボ
タン118の下方にはパワースイッチ119が設けられ
ている。パワースイッチ119を操作することにより、
電源がオンオフされ、またカメラの動作モードが撮影モ
ードとスキャンモードの間において切り換えられる。
【0013】カメラ本体100の下面には、電子現像型
記録媒体200を装着するためのスロット120が形成
され、また電子現像型記録媒体200をスロット120
内において移動させるためのダイアル121が設けられ
ている。ダイアル121の横には、電子現像型記録媒体
200をスロット120から排出させるためのイジェク
トボタン122が設けられている。またカメラ本体10
0の下面には、これを三脚に固定するためのネジ穴12
3が形成され、バッテリ収納部を開閉するための蓋12
4が設けられている。
【0014】図3はスチルビデオカメラのブロック図で
ある。システムコントロール回路300はマイクロコン
ピュータであり、本スチルビデオカメラの全体の制御を
行う。
【0015】撮影光学系301には複数のレンズ群の
他、絞り302が設けられている。撮影光学系301の
後方には、電子現像型記録媒体200が配設され、電子
現像型記録媒体200の前方にはカラーフィルタ310
が設けられている。撮影光学系301とカラーフィルタ
310の間にはクイックリターンミラー320が設けら
れ、クイックリターンミラー320とカラーフィルタ3
10の間にはシャッタ321が設けられている。クイッ
クリターンミラー320の上方にはファインダ光学系の
プリズム322が配設されている。プリズム322の出
射面の近傍にはファインダ光学系のルーペ323が設け
られ、ルーペ323の近傍には、測光センサ324であ
る受光素子が設けられている。ルーペ323と電子現像
型記録媒体200の後方には、リレー光学系325が設
けられている。すなわちプリズム322、ルーペ323
およびリレー光学系325によりファインダ光学系が構
成される。
【0016】電子現像型記録媒体200は第1〜第3の
記録領域201、202、203を備え、各記録領域2
01、202、203はそれぞれ1画面分の大きさを有
している。カラーフィルタ310はR(レッド)フィル
タ要素311とG(グリーン)フィルタ要素312とB
(ブルー)フィルタ要素313とを備え、各フィルタ要
素311、312、313は各記録領域201、20
2、203と同じ大きさ、すなわち1画面分の大きさを
有している。
【0017】クイックリターンミラー320およびシャ
ッタ321は、それぞれミラー駆動回路330およびシ
ャッタ駆動回路331によって駆動され、これらの回路
330、331は露出制御回路332によって制御され
る。露出制御回路332はシステムコントロール回路3
00から出力される指令信号に従って動作する。すなわ
ち、クイックリターンミラー320は通常、被写体を観
察するための位置であるダウン位置(実線により示され
る傾斜状態)に定められ、撮影光学系301を通過した
光をファインダ光学系のプリズム322に導いている
が、撮影動作時、露出制御回路332の制御に従い、ミ
ラー駆動回路330によって上方に回動せしめられアッ
プ位置(破線により示される水平状態)に定められる。
シャッタ321は通常閉塞しているが、撮影動作時、露
出制御回路332の制御に従って、シャッタ駆動回路3
31によって所定時間開放され、これにより撮影光学系
301を通過した光が電子現像型記録媒体200の受光
面に照射される。
【0018】電子現像型記録媒体200は記録媒体駆動
回路333の制御に基づいて電圧(すなわち記録媒体活
性化信号)を印加され、この電圧印加の間に露光される
ことによって電子現像型記録媒体200には、撮影光学
系301によって結像された画像が可視像として現像さ
れる。なお記録媒体駆動回路333は、システムコント
ロール回路300から出力される指令信号に従って動作
する。
【0019】シャッタ321の下方であってカラーフィ
ルタ310と電子現像型記録媒体200よりも前方の位
置には、例えば発光素子(LED)から成る光源340
とコリメートレンズ341と第1および第2のミラー3
42、343が設けられ、またカラーフィルタ310と
電子現像型記録媒体200よりも後方の位置には、第3
のミラー344とスキャナ光学系345とラインセンサ
346が設けられている。ラインセンサ346は例えば
2000画素のCCD1次元センサである。
【0020】光源340から出射された光はコリメート
レンズ341を通り、第1のミラー342の側方を通っ
て第2のミラー343に導かれ、ここで反射して電子現
像型記録媒体200に導かれる。また光源340から出
射された光は、第1のミラー342と第3のミラー34
4において反射し、スキャナ光学系345を通ってライ
ンセンサ346に導かれる。記録動作時、第2のミラー
343において反射した光によって、電子現像型記録媒
体200の第1〜第3の記録領域201、202、20
3の近傍に、各記録領域201、202、203に記録
される画像間の相対位置関係を示す位置合わせ指標が光
学的に形成される。また、記録領域201、202、2
03に記録された画像が読み出されるとき、光源340
から出射された照明光が第1および第3のミラー34
2、344において反射し、記録領域に照射され、記録
領域を透過してラインセンサ346に導かれる。すなわ
ち、光源340は記録動作時と読出動作時において用い
られる。
【0021】カラーフィルタ310と電子現像型記録媒
体200は撮影光学系301の光軸に垂直な方向、すな
わち第1〜第3の記録領域201、202、203が並
ぶ方向に沿って移動可能である。カラーフィルタ310
の移動の制御はフィルタ移動回路350によって行われ
る。電子現像型記録媒体200はDCモータ351ある
いはステッピングモータ352によって移送され、これ
らのモータ351、352は記録媒体移動回路353に
よって制御される。
【0022】撮影動作時、電子現像型記録媒体200は
DCモータ351によって高速で移送され、またカラー
フィルタ310は電子現像型記録媒体200と一体的に
移送される。これにより撮影光学系301の光軸上に、
Rフィルタ要素311と第1の記録領域201の中心、
Gフィルタ要素312と第2の記録領域202の中心、
あるいはBフィルタ要素313と第3の記録領域203
の中心が配置される。電子現像型記録媒体200に記録
された画像を読み出す読出動作時、カラーフィルタ31
0は第1および第3のミラー342、344の間から退
避した位置、例えばシャッタ321側に位置決めされ
る。この状態で電子現像型記録媒体200はステッピン
グモータ352によって1水平走査線分ずつ低速で移送
され、各記録領域201、202、203が第1および
第3のミラー342、344の間を、これらのミラー3
42、344を結ぶ線に垂直な方向に移動する。このと
き、電子現像型記録媒体200上の画像が光源340に
よって照明され、ラインセンサ346の受光面に結像さ
れる。
【0023】光源340のオンオフ制御はシステムコン
トロール回路300により行われ、ラインセンサ346
に発生した画素信号の読出動作と記録媒体移動回路35
3の制御は記録媒体読取回路354により行われる。こ
れらの回路353、354はシステムコントロール回路
300により制御される。
【0024】ラインセンサ346から読み出された画素
信号は、アンプ355により増幅され、A/D変換器3
56によってデジタル信号に変換される。デジタルの画
素信号は、システムコントロール回路300の制御に従
って、画像処理回路357においてシェーディング補正
およびガンマ補正等の処理を施される。そして、この画
素信号は画像処理回路357からインターフェイス回路
358に入力されてフォーマットの変換等の所定の処理
を施され、通信コネクタ106(図2参照)を介して外
部のコンピュータ(図示せず)等に出力可能である。イ
ンターフェイス回路358と画像処理装置357はシス
テムコントロール回路300からの指令信号に従って動
作する。
【0025】システムコントロール回路300には、カ
メラ本体100に設けられたレリーズボタン105等の
スイッチを含む操作部360が接続されている。この操
作部360の操作に従って、撮影動作および画像信号の
読出し動作等が行われる。またシステムコントロール回
路300には、このスチルビデオカメラの種々の設定状
態等を表示するための液晶表示部116(図2参照)が
接続されている。
【0026】図4は電子現像型記録媒体200の構成を
示す図であり、これは特開平5−2280号公報に開示
されたものと基本的に同じである。すなわち電子現像型
記録媒体200は静電情報記録媒体210と電荷保持媒
体211を備えており、静電情報記録媒体210と電荷
保持媒体211は電源212によって電圧を印加され
る。静電情報記録媒体210は、基板213、電極層2
14、無機酸化物層215および光導電層216を積層
して成り、光導電層216は電荷発生層217と電荷輸
送層218を重合させて構成される。電荷保持媒体21
1は、液晶支持体219と液晶電極層220の間に液晶
221を封入して構成される。静電情報記録媒体210
の電荷輸送層218と電荷保持媒体211の液晶支持体
219とは微小間隙をもって対向している。
【0027】電源212は記録媒体駆動回路333によ
りオンオフ制御され、電源212がオン状態のとき、電
極層214と液晶電極層220の間、すなわち静電情報
記録媒体210と電荷保持媒体211に電圧が印加され
る。この電圧印加状態で静電情報記録媒体210が露光
されると、静電情報記録媒体210には、画像に応じた
電荷が発生する。この電荷に応じて、液晶221に作用
する電界の強さが変化するため、液晶211には、その
画像が可視像として表示され、被写体像が現像される。
この電荷保持媒体211は例えばスメクティック液晶を
封入して成るメモリタイプの液晶表示素子であり、現像
された可視像は電界を除去しても保持される。この液晶
表示素子は、加熱装置(図示せず)を用いて所定の温度
に加熱することにより、現像された可視像を消去させる
こともでき、その場合は繰り返し同一記録媒体を用いる
こともできる。
【0028】図5は、カメラ本体100内に設けられて
電子現像型記録媒体200を昇降させる機構、およびフ
ァインダ光学系を示している。図6はファインダ光学系
を上方から見た部分断面図である。なお、これらの図に
おいてカラーフィルタは省略されている。
【0029】電子現像型記録媒体200は記録媒体保持
部材401によって支持され、記録媒体保持部材401
は一対のシャフト403、404に昇降自在に取り付け
られている。シャフト403、404の前方(図におい
て右側)にはシャッタ321とクイックリターンミラー
320が設けられ、クイックリターンミラー320の前
方には撮影光学系301(図3参照)を保持する環状部
材303が配設されている。
【0030】シャフト403、404の後方には親板4
02が設けられ、親板402の後方にはシャフト404
と平行に延びる移送スクリュー405が設けられてい
る。親板402には、移送スクリュー405に対応した
部位に開口(図示せず)が形成され、記録媒体保持部材
401に固定された係合部材(図示せず)が開口から突
出して移送スクリュー405のネジ溝に係合している。
移送スクリュー405は、親板402の上端部に設けら
れた支持部材408と親板402の略中央部に固定され
た第1の支持板411によって軸心回りに回転自在に支
持されている。移送スクリュー405が回転することに
より、係合部材を介して記録媒体保持部材401すなわ
ち電子現像型記録媒体200がシャフト403、404
に沿って昇降する。
【0031】移送スクリュー405の支持板411から
の突出部分には移送ギア421が設けられている。第1
の支持板411に平行に設けられた第2の支持板412
の下面にはDCモータ351が取り付けられ、DCモー
タ351の出力軸に嵌着されたギア422は第2の支持
板412の上方に位置し、移送ギア421に噛合してい
る。したがってDCモータ351が駆動されると、ギア
421、422と移送スクリュー405が回転し、記録
媒体保持部材401が昇降する。すなわちDCモータ3
51により、電子現像型記録媒体200を1画面分、す
なわち図3において各記録領域201、202、203
の縦方向の長さ分だけ移送される。
【0032】シャフト403、404の下方に設けられ
た装着機構600は、電子現像型記録媒体200を記録
媒体保持部材401に装着するための機構であり、ダイ
アル121あるいはイジェクトボタン122を操作する
ことによって作動する部材が設けられている。
【0033】ファインダ光学系は、前述したようにプリ
ズム322とルーペ323とリレー光学系325とを有
する。プリズム322はポロプリズムであり、クイック
リターンミラー320の上方に配設されている。プリズ
ム322の入射面の近傍には、撮影光学系301(図3
参照)から導かれた被写体像が結像するピント板326
が設けられ、プリズム322の入射面とピント板326
の間には、コンデンサレンズ327が設けられている。
ピント板326の電子現像型記録媒体200側の縁部3
26aとルーペ323の出射面323aとは略同じ面上
に位置している。
【0034】リレー光学系325は、アイポイントをル
ーペ323から遠ざける方向に変位させるために設けら
れ、第1および第2のレンズ群325a、325bと、
これらのレンズ群の間に配設されたプリズム325cと
を有する。第1のレンズ群325aは、シャフト403
の後方で、このシャフト403よりも他方のシャフト4
04側に配置され、ルーペ323に対向している。第2
のレンズ群325bの後端のレンズは接眼レンズであ
り、この接眼レンズを介して、撮影光学系301から導
かれる被写体像が観察できる。
【0035】すなわちファインダ光学系はシャフト40
3、404の上端部よりも下方に位置している。換言す
れば、記録媒体保持部材401が通過可能な記録媒体通
路RSは、ファインダ光学系の中を通り、ルーペ323
とリレー光学系325の間に形成されている。
【0036】なお、プリズム322の出射面の近傍であ
ってルーペ323の側方には、集光レンズ328と測光
センサ324が設けられている。
【0037】本実施形態の作用を説明する。電子現像型
記録媒体200は記録媒体保持部材401がシャフト4
03、404の最下端位置にあるとき、記録媒体保持部
材401に装着可能である。すなわち電子現像型記録媒
体200はスロット120から挿入され、ダイアル12
1を回して図示しないゴムローラを回転させることによ
り、記録媒体保持部材401の所定位置に定められる。
【0038】初期状態では、電子現像型記録媒体200
の第1の記録領域201とカラーフィルタ310のRフ
ィルタ要素311とが撮影光学系301の光路内に位置
している。クイックリターンミラー320はダウン位置
にあり、撮影光学系301を通った光線はクイックリタ
ーンミラー320において反射され、ピント板326に
導かれる。すなわち被写体像がピント板326に結像さ
れる。この被写体像はコンデンサレンズ327、プリズ
ム322、ルーペ323およびリレー光学系325を介
して観察される。
【0039】レリーズボタン105を押すと撮影動作が
開始され、クイックリターンミラー320がアップ位置
に定められるとともにシャッタ321が開放し、Rの画
像が第1の記録領域201に記録される。シャッタ32
1が閉じた後、電子現像型記録媒体200とカラーフィ
ルタ310が上昇し、第2の記録領域202とGフィル
タ要素312とが撮影光学系301の光路内に定められ
る。そして、再びシャッタ321が開放し、Gの画像が
第2の記録領域202に記録される。同様にして、シャ
ッタ321が閉じた後、第3の記録領域203とBフィ
ルタ要素313とが撮影光学系301の光路内に定めら
れ、再びシャッタ321が開放してBの画像が第3の記
録領域203に記録される。
【0040】シャッタ321が閉じてBの画像の記録が
完了すると、記録媒体保持部材401と電子現像型記録
媒体200が初期位置まで下降するとともにクイックリ
ターンミラー320がダウン位置に復帰する。これによ
り、再びファインダ光学系を介して被写体像が観察可能
となる。
【0041】以上のように本実施形態は、ファインダ光
学系のルーペ323とリレー光学系325の間を記録媒
体保持部材401すなわち電子現像型記録媒体200が
通過するように構成されているので、第1〜第3の記録
領域201、202、203に対する画像の記録動作の
間、記録媒体保持部材401と電子現像型記録媒体20
0はファインダ光学系の中に進入可能である。すなわ
ち、ファインダ光学系は記録媒体通路RSに干渉する位
置に設けられており、この分だけカメラ本体100の縦
方向すなわち電子現像型記録媒体200が昇降する方向
の寸法を縮小することができる。またプリズム322と
リレー光学系325等から成るファインダ光学系は、図
6において、電子現像型記録媒体200が通過する部分
に略対向する位置に設けられ、シャフト403あるいは
404から横方向に大きく突出しておらず、カメラ本体
100の横方向の寸法を縮小することができる。したが
って本実施形態によれば、電子現像型カメラをできるだ
けコンパクトに構成することができる。
【0042】なお、ルーペ323は記録媒体通路RSの
後方すなわちリレー光学系325側に配置されてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、大きな電
子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラであって
も、できるだけコンパクトに構成することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したスチルビデオカ
メラを前方から見た斜視図である。
【図2】図1のスチルビデオカメラを後方から見た斜視
図である。
【図3】図1のスチルビデオカメラの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図5】カメラ本体内に設けられて電子現像型記録媒体
を昇降させる機構、およびファインダ光学系を示し、一
部を断面とした側面である。
【図6】ファインダ光学系を上方から見た部分断面図で
ある。
【符号の説明】
200 電子現像型記録媒体 322 プリズム 323 ルーペ 323a ルーペの出射面 325 リレー光学系 326 ピント板 326a ピント板の縁部 401 記録媒体保持部材 RS 記録媒体通路
フロントページの続き (72)発明者 蓮下 幸生 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク 1−1−10 札幌市エレクトロニクスセ ンター 313号室 旭光学工業株式会社 ペンタックステクノロジー札幌内 (56)参考文献 特開 平8−101366(JP,A) 特開 昭53−71830(JP,A) 特開 平4−194831(JP,A) 特開 平4−320225(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 13/00 - 13/28 G03B 17/48 G03B 19/02 H04N 5/225

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電子的に現像する電子現像型
    記録媒体を用いる電子現像型カメラであって、ファイン
    ダ光学系の中に、前記電子現像型記録媒体が通過可能で
    あり、かつ前記ファインダ光学系の光軸に略垂直な方向
    に延びる記録媒体通路が形成されており、前記電子現像
    型記録媒体は、前記記録媒体通路において、前記ファイ
    ンダ光学系の光路外から光路内へ向かう第1の方向へ移
    動可能であり、かつ前記光路内から前記電子現像型記録
    媒体に記録された画像情報を読み取るための読取手段が
    設けられた位置へ向かう第2の方向へ移動可能なよう設
    けられることを特徴とする電子現像型カメラのファイン
    ダ装置。
  2. 【請求項2】 前記ファインダ光学系が、プリズムと、
    このプリズムの出射面に対向して配設されたルーペと、
    このルーペに対向し、アイポイントを前記ルーペから遠
    ざける方向に変位させるためのリレー光学系とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子現像型カメラの
    ファインダ装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体通路がルーペとリレー光学
    系の間に形成されることを特徴とする請求項2に記載の
    電子現像型カメラのファインダ装置。
  4. 【請求項4】 前記ルーペが前記プリズムの出射面の近
    傍に配設されることを特徴とする請求項2に記載の電子
    現像型カメラのファインダ装置。
  5. 【請求項5】 前記プリズムの入射面の近傍に、撮影光
    学系から導かれた被写体像が結像するピント板が設けら
    れ、前記ピント板の縁部と前記ルーペの出射面とが略一
    致することを特徴とする請求項2に記載の電子現像型カ
    メラのファインダ装置。
  6. 【請求項6】 前記電子現像型記録媒体が記録媒体保持
    部材によって保持され、この記録媒体保持部材が前記記
    録媒体通路を通過可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の電子現像型カメラのファインダ装置。
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