JP3311222B2 - 電子現像型カメラの副走査駆動装置 - Google Patents

電子現像型カメラの副走査駆動装置

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JP3311222B2
JP3311222B2 JP32111695A JP32111695A JP3311222B2 JP 3311222 B2 JP3311222 B2 JP 3311222B2 JP 32111695 A JP32111695 A JP 32111695A JP 32111695 A JP32111695 A JP 32111695A JP 3311222 B2 JP3311222 B2 JP 3311222B2
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康裕 山元
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影された被写体
像を電子的に現像することができる記録媒体を用いた電
子現像型カメラに関し、特に、記録媒体に記録された画
像を読み出すために記録媒体を移動させる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−2280号公報
において、記録媒体自体が直接電子的に現像され、かつ
その現像された可視像が即時に得られる写真材料が提案
されている。この明細書では、このような電子的に現像
される記録媒体を電子現像型記録媒体、また電子現像型
記録媒体を用いるカメラを電子現像型カメラと呼ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような記録媒体を
用いるカメラにおいて、撮影光学系により得られた画像
を記録媒体に記録する時、例えばR(レッド)、G(グ
リーン)およびB(ブルー)の3画面の画像を得るため
に面順次駆動モータによって記録媒体を1画面分ずつ移
送し、また、現像された画像を記録媒体から読み出すた
めに副走査駆動モータによって記録媒体を1水平走査線
分ずつ移送するように構成することが可能である。とこ
ろがこのように面順次駆動モータと副走査駆動モータを
カメラ本体内に設けると、カメラの重量が大きくなり、
カメラの操作性が低下するという問題が発生する。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するも
のであり、現像された画像を記録媒体から読み出す機能
を有する電子現像型カメラの軽量化を図ることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電子現像型カメラシステムは、投影された画像に応じた
電荷が発生する静電情報記録媒体とこの電荷に応じて可
視像が発生するとともにこの可視像を保持可能な電荷保
持媒体とを有する電子現像型記録媒体に画像を記録する
電子現像型カメラであって、電子現像型記録媒体に記録
された画像をラインセンサと電子現像型記録媒体との相
対移動による副走査により読み出すための副走査駆動機
構と、ラインセンサにより読み出された画像信号に対し
信号処理を施す画像処理回路とを備えたカメラ本体と、
副走査駆動機構を駆動し、副走査において所定数の水平
走査線分ずつラインセンサと電子現像型記録媒体と
移動させるための副走査駆動モータと、画像処理回路
からの画像信号をカメラ本体以外の装置に伝送するため
のインターフェース回路とを備えた装着ユニットとを備
え、装着ユニットが、カメラ本体に着脱自在に取り付け
られ、装着ユニットがカメラ本体に取り付けられた際、
副走査駆動モータが副走査駆動機構と連結されることを
特徴としている。
【0006】副走査駆動機構において、前記電子現像型
記録媒体が前記副走査駆動モータによって移動される記
録媒体駆動機構であってもよい。
【0007】メラ本体内に、電子現像型記録媒体を1
画面分ずつ移動させる面順次駆動モータと、この面順次
駆動モータと副走査駆動機構を接続可能なクラッチとが
配設され、このクラッチは、副走査駆動モータがカメラ
本体に取り付けられることにより、面順次駆動モータと
副走査駆動機構とを遮断し、副走査駆動モータがカメラ
本体から取り外されることにより、面順次駆動モータと
副走査駆動機構を接続するように構成されてもよい。
た、本発明の請求項4に係る電子現像型カメラの装着ユ
ニットは、投影された画像に応じた電荷が発生する静電
情報記録媒体とこの電荷に応じて可視像が発生するとと
もにこの可視像を保持可能な電荷保持媒体とを有する電
子現像型記録媒体に画像を記録し、電子現像型記録媒体
に記録された画像を、ラインセンサと電子現像型記録媒
体とを副走査駆動機構により相対移動させ副走査するこ
とにより読み出し、ラインセンサにより読み出された画
像信号を出力可能な電子現像型カメラに着脱自在に取り
付けられる装着ユニットであって、画像信号を電子現像
型カメラ以外の装置に伝送するためのインターフェース
回路と、装着ユニットがカメラ本体に取り付けられた
際、副走査駆動機構と連結され副走査駆動機構を駆動
し、副走査において所定数の水平走査線分ずつラインセ
ンサと電子現像型記録媒体とを移動させるための副走査
駆動モータとを備えることを特徴としている。 更に、本
発明の請求項5に係る電子現像型カメラは、投影された
画像に応じた電荷が発生する静電情報記録媒体とこの電
荷に応じて可視像が発生するとともにこの可視像を保持
可能な電荷保持媒体とを有する電子現像型記録媒体に画
像を記録する電子現像型カメラであって、電子現像型記
録媒体に記録された画像をラインセンサと電子現像型記
録媒体との相対移動による副走査により読み出すための
副走査駆動機構と、ラインセンサにより読み出された画
像信号に対し信号処理を施す画像処理回路とを備え、副
走査駆動機構が、電子現像型カメラ本体に着脱自在に取
り付けられる装着ユニットに設けられた副走査駆動モー
タにより所定数の水平走査線分ずつ駆動可能であり、こ
の副走査駆動機構の駆動は、装着ユニットがカメラ本体
に取り付けられた際、副走査駆動モータと副走査駆動機
構とが連結されることにより行われ、画像処理回路から
出力される画像信号は装着ユニット に設けられたインタ
ーフェース回路を介して電子現像型カメラの外部の装置
へと出力可能であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態を適用
した電子現像型カメラの外観図である。
【0009】カメラ本体11を前方から見ると、前面の
略中央には撮影レンズ等を備えた撮影光学系12が設け
られ、撮影光学系12の右上方にはストロボ13が配設
されている。またストロボ13とは反対側にはレリーズ
ボタン14が設けられている。ファインダ15はカメラ
本体11の上面の中央部に設けられ、カメラ本体11の
前面から後面まで延びている。ファインダ15の側方で
あってカメラ本体11の上面には、電源を投入するため
のメインスイッチ10が設けられている。カメラ本体1
1の上面であって、ファインダ15を挟んでメインスイ
ッチ10とは反対側には、電子現像型記録媒体30上の
画像の読取を開始するためのスキャンスタートスイッチ
16が設けられている。カメラ本体11の側面には、電
子現像型記録媒体30を装着するためのスロット18が
形成され、スロット18の近傍には電子現像型記録媒体
30をスロット18から抜き取るときに押される排出ス
イッチ19が設けられている。
【0010】カメラ本体11の下面には、インターフェ
ースユニット90が着脱自在に取り付けられる。インタ
ーフェースユニット90内には、電子現像型記録媒体3
0に記録された画像の読出動作時に電子現像型記録媒体
30を移送するためのステッピングモータ(図示せず)
等が設けられている。インターフェースユニット90の
上面には、ステッピングモータの出力軸に連結された伝
達軸91が突出しており、この伝達軸91の先端は、カ
メラ本体11に設けられたシャフト(図示せず)に係合
可能である。またインターフェースユニット90の上面
には、カメラ本体11に形成された凹部(図示せず)に
係合可能な位置決め突起92が形成され、またカメラ本
体11とインターフェースユニット90を固定するロッ
ク機構(図示せず)が設けられている。インターフェー
スユニット90の側面には、このカメラにより得られた
画像信号を外部のコンピュータ等に出力するための出力
端子17が設けられている。
【0011】図2は電子現像型カメラのブロック図であ
る。システムコントロール回路20はマイクロコンピュ
ータであり、本電子現像型カメラの全体の制御を行う。
【0012】撮影光学系12には複数のレンズ群の他、
絞り12aが設けられている。撮影光学系12の後方に
は、電子現像型記録媒体30が配設され、電子現像型記
録媒体30の前方にはカラーフィルタ70が設けられて
いる。撮影光学系12とカラーフィルタ70の間にはク
イックリターンミラー21が設けられ、クイックリター
ンミラー21とカラーフィルタ70の間にはシャッタ2
2が設けられている。クイックリターンミラー21の上
方にはファインダ光学系23のピント板23aが配設さ
れている。
【0013】電子現像型記録媒体30は第1〜第3の記
録領域30R、30G、30Bを備え、各記録領域30
R、30G、30Bはそれぞれ1画面分の大きさを有し
ている。カラーフィルタ70はR(レッド)フィルタ要
素70RとG(グリーン)フィルタ要素70GとB(ブ
ルー)フィルタ要素70Bとを備え、各フィルタ要素7
0R、70G、70Bは各記録領域30R、30G、3
0Bと同じ大きさ、すなわち1画面分の大きさを有して
いる。
【0014】絞り12a、クイックリターンミラー21
およびシャッタ22は、それぞれアイリス駆動回路2
4、ミラー駆動回路25およびシャッタ駆動回路26に
よって駆動され、これらの回路24、25、26は露出
制御回路27により制御される。露出制御回路27はシ
ステムコントロール回路20から出力される指令信号に
従って動作する。すなわち、露出制御時、測光センサ2
8からの出力信号に基づく露出制御回路27の制御に従
って、絞り12aはアイリス駆動回路24により開度を
調整される。クイックリターンミラー21は通常、被写
体を観察するための位置であるダウン位置(実線により
示される傾斜状態)に定められ、撮影光学系12を通過
した光をファインダ光学系23に導いているが、撮影動
作時、露出制御回路27の制御に従い、ミラー駆動回路
25によって上方に回動せしめられアップ位置(破線に
より示される水平状態)に定められる。シャッタ22は
通常閉塞しているが、撮影動作時、露出制御回路27の
制御に従って、シャッタ駆動回路26によって所定時間
開放され、これにより撮影光学系12を通過した光が電
子現像型記録媒体30の受光面に照射される。
【0015】電子現像型記録媒体30は記録媒体駆動回
路41の制御に基づいて電圧(すなわち記録媒体活性化
信号)を印加され、この電圧印加の間に露光されること
によって電子現像型記録媒体30には、撮影光学系12
によって結像された画像が可視像として現像される。な
お記録媒体駆動回路41は、システムコントロール回路
20から出力される指令信号に従って動作する。
【0016】シャッター22の近傍には支持部材50が
設けられている。支持部材50は図示しない固定枠に取
り付けられ、支持部材50には、例えば発光素子(LE
D)から成る光源42とスキャナ光学系43とラインセ
ンサ44がそれぞれ支持されている。ラインセンサ44
は、例えば2000画素のCCD1次元センサ等を用い
ることができる。光源42とスキャナ光学系43とライ
ンセンサ44は、撮影光学系12の光軸に略平行な方向
に配列されている。
【0017】カラーフィルタ70と電子現像型記録媒体
30は撮影光学系12の光軸に垂直な方向に移動可能で
あり、カラーフィルタ70はフィルタ駆動機構71によ
って、また電子現像型記録媒体30はDCモータ85に
よって移送される。撮影動作時、カラーフィルタ70と
電子現像型記録媒体30は一体的に、1画面分ずつ移送
され、撮影光学系12の光軸上に、Rフィルタ要素70
Rと第1の記録領域30Rの中心、Gフィルタ要素70
Gと第2の記録領域30Gの中心、あるいはBフィルタ
要素70Bと第3の記録領域30Bの中心が、配置され
る。
【0018】電子現像型記録媒体30に記録された画像
を読み出す副走査時、電子現像型記録媒体30はインタ
ーフェースユニット90内に設けられたステッピングモ
ータ(副走査駆動モータ)94によって、1水平走査線
分ずつ移送される。この時、カラーフィルタ70は支持
部材50から退避した位置、例えばシャッタ22側に位
置決めされる。この状態で、電子現像型記録媒体30の
各記録領域30R、30G、30Bが光源42とスキャ
ナ光学系43の間を、スキャナ光学系43の光軸に垂直
な方向に移送される。すなわち電子現像型記録媒体30
上の画像は、光源42によって照明され、スキャナ光学
系43の作用によってラインセンサ44の受光面に結像
される。
【0019】光源42のオンオフ制御は照明光源駆動回
路45により行われ、ラインセンサ44に発生した画素
信号の読出し動作等の制御はラインセンサ駆動回路47
により行われる。これらの回路45、47はシステムコ
ントロール回路20により制御される。
【0020】ラインセンサ44から読み出された画素信
号は、アンプ61により増幅され、A/D変換器62に
よってデジタル信号に変換される。デジタルの画素信号
は、システムコントロール回路20の制御に従って、画
像処理回路63においてシェーディング補正、ドロップ
アウト補正およびガンマ補正等の処理を施された後、メ
モリ64に一時的に格納される。なおメモリ64は、ラ
インセンサ44から出力される1水平走査線分だけの記
憶容量を有していてもよいが、1フレーム分の記憶容量
を有するメモリであってもよい。またメモリ64はE2
PROMを備えており、このE2 PROMにはシェーデ
ィング補正等の補正値が格納される。
【0021】メモリ64から読み出された画素信号は、
画像処理回路63から、インターフェースユニット90
内に設けられたインターフェイス回路65に入力されて
フォーマットの変換等の所定の処理を施され、出力端子
17を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に出力
可能である。インターフェイス回路65はシステムコン
トロール回路20からの指令信号に従って動作する。
【0022】システムコントロール回路20には、メイ
ンスイッチ10、レリーズボタン14、スキャンスター
トスイッチ16等を含む操作部72が接続されている。
この操作部72の操作に従って、撮像動作および画像信
号の読出し動作等が行われる。またシステムコントロー
ル回路20には、この電子現像型カメラの種々の設定状
態等を表示するための表示素子68と、ストロボ13の
発光制御を行うためのストロボ駆動回路69が接続され
ている。
【0023】図3は電子現像型記録媒体30の構成を示
す図であり、これは特開平5−2280号公報に開示さ
れたものと同じである。すなわち電子現像型記録媒体3
0は静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32を備えて
おり、静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32は電源
33によって電圧を印加される。静電情報記録媒体31
は、基板34、電極層35、無機酸化物層36および光
導電層37を積層して成り、光導電層37は電荷発生層
37aと電荷輸送層37bを重合させて構成される。電
荷保持媒体32は、液晶支持体38と液晶電極層39の
間に液晶40を封入して構成される。静電情報記録媒体
31の電荷輸送層37bと電荷保持媒体32の液晶支持
体38とは微小間隙をもって対向している。
【0024】電源33は記録媒体駆動回路41によりオ
ンオフ制御され、電源33がオン状態のとき、電極層3
5と液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体3
1と電荷保持媒体32に電圧が印加される。この電圧印
加状態で静電情報記録媒体31が露光されると、静電情
報記録媒体31には、画像に応じた電荷が発生する。こ
の電荷に応じて、液晶40に作用する電界の強さが変化
するため、液晶40には、その画像が可視像として表示
され、被写体像が現像される。この電荷保持媒体32は
分散型液晶表示素子であり、現像された可視像は電界を
除去しても保持される。分散型液晶表示素子は、加熱装
置(図示せず)を用いて所定の温度に加熱することによ
り、現像された可視像を消去させることもでき、その場
合は繰り返し同一記録媒体を用いることもできる。
【0025】図4〜図6は電子現像型記録媒体30を1
画面分ずつ、あるいは1水平走査線分ずつ移送するため
の構成を示している。なお、これらの図においてカラー
フィルタ70は省略されている。
【0026】カメラ本体11内において、電子現像型記
録媒体30は記録媒体保持部材75に取り付けられてい
る。記録媒体保持部材75は一対のシャフト76、77
に移動自在に支持され、記録媒体保持部材75の側面に
は係合ピン78が固定されている。記録媒体駆動機構8
0は、記録媒体保持部材75の側部に平行に延びる移送
スクリュー81を有する。移送スクリュー81は一対の
軸受82、83によって軸心回りに回転自在に支持さ
れ、また移送スクリュー81の端部には移送ギア84が
嵌着されている。移送スクリュー81には係合ピン78
が係合しており、したがって移送スクリュー81が回転
すると、係合ピン78を介して電子現像型記録媒体30
が移送スクリュー81の軸方向に沿って変位する。
【0027】クラッチ100は、シャフト101と、こ
のシャフト101に嵌着されたクラッチギア102とを
有し、シャフト101は軸受103、104により回転
自在かつ軸方向に変位自在に支持されている。クラッチ
ギア102と軸受103の間にはバネ105が設けら
れ、クラッチギア102とシャフト101はバネ105
によって常時カメラ本体11の外方、すなわちインター
フェースユニット90側に付勢されている。クラッチギ
ア102は、その軸方向位置にかかわらず記録媒体駆動
機構80の移送ギア84に噛合している。
【0028】DCモータ(面順次駆動モータ)85は、
1回の駆動において電子現像型記録媒体30を1画面
分、すなわち図6において各記録領域30R、30G、
30Bの縦方向の長さ(符号A)分だけ移送するために
設けられる。DCモータ85の出力軸に固着された駆動
ギア86はクラッチ100に接続可能である。すなわち
駆動ギア86は、クラッチギア102がバネ105によ
って相対的にカメラ本体11の外方に変位している時、
クラッチギア102に噛合し、クラッチギア102がバ
ネ105に抗して相対的にカメラ本体11の内方に変位
している時、クラッチギア102から解放される。
【0029】一方、インターフェースユニット90内に
はステッピングモータ(副走査駆動モータ)94が配設
されている。ステッピングモータ94は、1回の駆動に
おいて電子現像型記録媒体30を1水平走査線分ずつ移
送するために設けられる。ステッピングモータ94の出
力軸は減速ギア機構95に接続され、減速ギア機構95
の出力軸である伝達軸91はインターフェースユニット
90の外面から突出している。
【0030】図5に示されるように、インターフェース
ユニット90に設けられた伝達軸91の先端には、伝達
軸91の端面において直径方向に延びる隆起部91a
と、この隆起部91aの中心部に突設された位置決め突
起91bとが形成されている。またカメラ本体11に設
けられたシャフト101の先端には、伝達軸91の隆起
部91aが係合可能な溝101aと、伝達軸91の位置
決め突起91bが係合可能な凹陥部(図示せず)とが形
成されている。インターフェースユニット90がカメラ
本体11に取り付けられた状態では、伝達軸91の隆起
部91aと位置決め突起91bが、シャフト101の溝
101aと凹陥部に、それぞれ係合し、これにより伝達
軸91とシャフト101が一体的に結合される。また、
この状態において、シャフト101はバネ105に抗し
てカメラ本体11の内方に変位し、これによりDCモー
タ85の駆動ギア86がクラッチギア102から解放さ
れる。
【0031】図7は撮像動作と画像の読み出し動作のタ
イミングチャートである。この図を参照して本実施形態
の作用を説明する。
【0032】まず、カメラ本体11にはインターフェー
スユニット90が取り付けられていない(符号S10)
と仮定する。すなわちクラッチ100のギア102はD
Cモータ85の駆動ギア86に接続しており、この状態
で、以下のようにして被写体の撮影が行われる。
【0033】レリーズボタン14が押下されたことが検
知されると(符号S11)、測光センサ28からの出力
信号すなわち測光値が検出され、この測光値に基づいて
測光演算が行われる(符号S12)。この測光演算の結
果に基づいて、絞り12aの開度が全開状態から所定開
度まで変化する(符号S13)。次いでクイックリター
ンミラー21がダウン状態からアップ状態に変化する
(符号S14)。
【0034】ミラー21のアップ状態への変化と絞り1
2aの開度調整が完了したことが確認されると、電子現
像型記録媒体30の第1の記録領域30Rの記録媒体活
性化信号がオン状態に定められ(符号S16)、第1の
記録領域30Rに電圧が印加される。これとともに、シ
ャッタ22が測光演算(符号S12)により得られた露
光時間だけ開放する(符号S17)。このシャッタ22
の開放動作等に先立ち、カラーフィルタ70のRフィル
タ要素70Rがシャッタ22に対向し(符号S18)、
また電子現像型記録媒体30の第1の記録領域30Rが
Rフィルタ要素70Rに対向している(符号S19)。
すなわち、Rフィルタ要素70Rと第1の記録領域30
Rが撮影光学系12の光路上に位置している。したがっ
て第1の記録領域30RにRの画像が形成される。
【0035】なお電子現像型記録媒体30の位置は、原
点検出器(図示せず)から出力される信号と、モータ制
御回路(図示せず)から出力されるDCモータ85への
回転指令信号とに基づいて得られ、カラーフィルタ70
の位置も同様な構成により得られる。
【0036】シャッタ22が閉じると、カラーフィルタ
70はフィルタ駆動機構71によって、また電子現像型
記録媒体30はDCモータ85によって、それぞれ1画
面分だけ移送される(符号51)。これによりGフィル
タ要素70Gと電子現像型記録媒体30の第2の記録領
域30Gが撮影光学系12の光路上に定められる。すな
わちGフィルタ要素70Gがシャッタ22に対向し(符
号S20)、第2の記録領域30GがGフィルタ要素7
0Gに対向する(符号S21)。この状態で、第2の記
録領域30Gの記録媒体活性化信号がオン状態に定めら
れて(符号S22)、第2の記録領域30Gに電圧が印
加され、またシャッタ22が測光演算により得られた露
光時間だけ開放する(符号S23)。これによりGの画
像が第2の記録領域30Gに形成される。
【0037】シャッタ22が閉じると、再びカラーフィ
ルタ70と電子現像型記録媒体30がそれぞれ1画面分
だけ移送される(符号S52)。これによりBフィルタ
要素70Bがシャッタ22に対向し(符号S24)、第
3の記録領域30BがBフィルタ要素70Bに対向する
(符号S25)。そして第3の記録領域30Bの記録媒
体活性化信号がオン状態に定められて(符号S26)、
第3の記録領域30Bに電圧が印加され、またシャッタ
22が測光演算により得られた露光時間だけ開放する
(符号S27)。これによりBの画像が第3の記録領域
30Bに形成される。
【0038】このようにして電子現像型記録媒体30の
記録領域30R、30G、30BにそれぞれR、G、B
の画像が現像されると、ミラー21がダウン状態に変化
するとともに(符号S28)、絞り12aが全開状態ま
で開放する(符号S29)。一方、DCモータ85が駆
動されて逆転し(符号S53)、電子現像型記録媒体3
0は、全ての記録領域30R、30G、30Bが撮影光
学系12の光路から外れた位置まで後退する(符号S5
4)。
【0039】ここで、電子現像型記録媒体30に記録さ
れた画像を読み出すために、カメラ本体11にインター
フェースユニット90が取り付けられた(符号S55)
と仮定する。すなわちクラッチ100のギア102はD
Cモータ85の駆動ギア86から解放され、シャフト1
01に、インターフェースユニット90の伝達軸91が
連結される。この状態で、以下のようにして画像の読み
出しが行われる。
【0040】スキャンスタートスイッチ16が操作さ
れ、スキャナ駆動指令信号が出力されると(符号S3
1)、照明用の光源42が点灯されるとともに(符号S
32)、シャッタ22が全開される(符号S30)。一
方、カラーフィルタ70はフィルタ駆動機構71によっ
て退避位置、すなわち全てのフィルタ要素70R、70
G、70Bが撮影光学系12の光路から外れた位置まで
退避する(符号S33)。またステッピングモータ94
が駆動され(符号S56)、電子現像型記録媒体30は
第1の記録領域30Rの端部がラインセンサ44に対応
する位置に定められる。
【0041】再びステッピングモータ94が駆動され
(符号S57)、電子現像型記録媒体30の第1の記録
領域30Rに記録された画像の副走査が行われる(符号
S34)。すなわち、電子現像型記録媒体30の第1の
記録領域30Rが1水平走査線分だけ移送されて停止
し、停止している間にこの記録領域30Rの画像がライ
ンセンサ44によって検出される。次に電子現像型記録
媒体30が1水平走査線分だけ移送される間に、ライン
センサ44から1水平走査線分の画像信号が出力され
る。このような電子現像型記録媒体30の移送とライン
センサ44からの画像信号の出力とが繰り返され、第1
の記録媒体30Rの画像信号がラインセンサ44を介し
て読み出される(符号S35)。
【0042】第1の記録媒体30Rの画像信号の読み出
しが完了すると、ステッピングモータ94は一旦停止し
た後、所定量だけ回転し(符号S58)、電子現像型記
録媒体30は第2の記録領域30Gの端部がラインセン
サ44に対応する位置に定められる。そして、再びステ
ッピングモータ94が駆動される間に(符号S59)、
第1の記録領域30Rの画像信号の読み出し動作と同様
にして、第2の記録領域30Gに記録された画像の副走
査が行われる(符号S36)とともに、第2の記録領域
30Gの画像信号がラインセンサ44を介して読み出さ
れる(符号S37)。
【0043】第2の記録媒体30Gの画像信号の読み出
しが完了すると、ステッピングモータ94は一旦停止し
た後、所定量だけ回転し(符号S60)、電子現像型記
録媒体30は第3の記録領域30Bの端部がラインセン
サ44に対応する位置に定められる。そして、ステッピ
ングモータ94が駆動される間に(符号S61)、第3
の記録領域30Gに記録された画像の副走査が行われ
(符号S38)、第3の記録領域30Bの画像信号がラ
インセンサ44を介して読み出される(符号S39)。
【0044】Bの画像信号の出力が終了すると、光源4
2が消灯され(符号S41)、カラーフィルタ70が所
定の初期位置に定められるとともに(符号S42)、シ
ャッタ22が閉塞される(符号S43)。
【0045】次に、インターフェースユニット90がカ
メラ本体11から取り外されると(符号S62)、DC
モータ85は逆転され(符号S44)、これにより電子
現像型記録媒体30は読み出し動作が開始される前の位
置に定められる。
【0046】以上のように本実施形態では、電子現像型
カメラにより得られた画像を、このカメラ以外の装置に
伝送するためのインターフェースユニット90が、カメ
ラ本体11に着脱自在に取り付けられ、ステッピングモ
ータ(副走査駆動モータ)94がインターフェースユニ
ット90内に設けられている。すなわちカメラ本体11
の重量はステッピングモータ94を含まないため、小さ
くてすみ、電子現像型カメラの操作性が向上する。
【0047】なお、インターフェース回路65内に、例
えば家庭用の100Vの交流電源から所定の直流電圧を
得るためのACアダプタを設け、このACアダプタを介
してカメラ本体11内に電力を供給するように構成して
もよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像され
た画像を記録媒体から読み出す機能を有する電子現像型
カメラを軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した電子現像型カメ
ラの外観図である。
【図2】図1の電子現像型カメラの回路構成を示すブロ
ック図である。
【図3】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図4】電子現像型記録媒体を1画面分ずつ、あるいは
1水平走査線分ずつ移送するための構成を示す部分断面
図である。
【図5】インターフェースユニット側の伝達軸とカメラ
本体側のシャフトとを示す斜視図である。
【図6】電子現像型記録媒体およびその周辺の構成を示
す斜視図である。
【図7】撮像動作と画像の読み出し動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
11 カメラ本体 30 電子現像型記録媒体 80 記録媒体駆動機構 85 DCモータ(面順次駆動モータ) 90 インターフェースユニット 94 ステッピングモータ(副走査駆動モータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 H04N 5/222 - 5/257

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影された画像に応じた電荷が発生する
    静電情報記録媒体とこの電荷に応じて可視像が発生する
    とともにこの可視像を保持可能な電荷保持媒体とを有す
    る電子現像型記録媒体に画像を記録する電子現像型カメ
    システムであって、 前記電子現像型記録媒体に記録された画像をラインセン
    サと前記電子現像型記録媒体との相対移動による副走査
    により読み出すための副走査駆動機構と、前記ラインセ
    ンサにより読み出された画像信号に対し信号処理を施す
    画像処理回路と、前記電子現像型記録媒体を1画面分ず
    つ移動させる面順次駆動モータと、この面順次駆動モー
    タと前記副走査駆動機構とを接続可能なクラッチとを備
    えたカメラ本体と、 前記副走査駆動機構を駆動し、前記副走査において所定
    数の水平走査線分ずつ前記ラインセンサと前記電子現像
    型記録媒体とを相対移動させるための副走査駆動モータ
    と、前記画像処理回路からの画像信号を前記カメラ本体
    以外の装置に伝送するためのインターフェース回路とを
    備えた装着ユニットとを備え、 前記装着ユニットが、前記カメラ本体に着脱自在に取り
    付けられ、前記装着ユニットが前記カメラ本体に取り付
    けられた際、前記副走査駆動モータが前記副走査駆動機
    構と連結されるとともに、前記装着ユニットが前記カメ
    ラ本体に取り付けられることにより、前記クラッチが前
    記面順次駆動モータと前記副走査駆動機構との接続を遮
    断し、前記装着ユニットが前記カメラ本体から取り外さ
    れることにより、前記クラッチが前記面順次駆動モータ
    と前記副走査駆動機構とを接続することを特徴とする電
    子現像型カメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記副走査駆動機構において、前記電子
    現像型記録媒体が前記副走査駆動モータによって移動さ
    れる記録媒体駆動機構であることを特徴とする請求項1
    に記載の電子現像型カメラシステム。
  3. 【請求項3】 投影された画像に応じた電荷が発生する
    静電情報記録媒体とこの電荷に応じて可視像が発生する
    とともにこの可視像を保持可能な電荷保持媒体とを有す
    る電子現像型記録媒体に画像を記録する電子現像型カメ
    ラであって、前記電子現像型記録媒体に記録された画像
    をラインセンサと前記電子現像型記録媒体との相対移動
    による副走査により読み出すための副走査駆動機構と、 前記ラインセンサにより読み出された画像信号に対し信
    号処理を施す画像処理回路と、前記電子現像型記録媒体を1画面分ずつ移動させる面順
    次駆動モータと、 前記面順次駆動モータと前記副走査駆動機構とを接続可
    能なクラッチと を備え、 前記副走査駆動機構が、前記電子現像型カメラ本体に着
    脱自在に取り付けられる装着ユニットに設けられた副走
    査駆動モータにより所定数の副走査線分ずつ駆動可能で
    あり、この前記副走査駆動機構の駆動は、前記装着ユニ
    ットが前記カメラ本体に取り付けられた際、前記副走査
    駆動モータと前記副走査駆動機構とが連結されることに
    より行われ、前記画像処理回路から出力される画像信号
    は前記装着ユニットに設けられたインターフェース回路
    を介して前記電子現像型カメラの外部の装置へと出力可
    能であるとともに、前記装着ユニットが前記電子現像型
    カメラ本体に取り付けられることにより、前記クラッチ
    が前記面順次駆動モータと前記副走査駆動機構との接続
    を遮断し、前記装着ユニットが前記カメラ本体から取り
    外されることにより、前記クラッチが前記面順次駆動モ
    ータと前記副走査駆動機構とを接続することを特徴とす
    る電子現像型カメラ。
  4. 【請求項4】 前記副走査駆動機構において、前記電子
    現像型記録媒体が前記副走査駆動モータによって移動さ
    れる記録媒体駆動機構であることを特徴とする請求項3
    に記載の電子現像型カメラ。
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