JP2002062595A - インスタントプリンタ - Google Patents

インスタントプリンタ

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JP2002062595A
JP2002062595A JP2000248071A JP2000248071A JP2002062595A JP 2002062595 A JP2002062595 A JP 2002062595A JP 2000248071 A JP2000248071 A JP 2000248071A JP 2000248071 A JP2000248071 A JP 2000248071A JP 2002062595 A JP2002062595 A JP 2002062595A
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exposure head
instant
loading chamber
pressing
film
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JP2000248071A
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English (en)
Inventor
Keizo Uchioke
恵造 内桶
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インスタントフイルムの記録面と露光ヘッド
との間隔を常に一定にする。 【解決手段】 装填室蓋20の両側にガイドレール24
を設け、ガイドレール24の間にフイルム押圧部25を
スライド自在に取り付ける。装填室蓋20を閉じる際
に、フイルム押圧部25に設けられた係止爪60が露光
ヘッド40に設けられた係止溝61に嵌り込み、フイル
ム押圧部25と露光ヘッド40とが一体化する。フイル
ム押圧部材25は、露光ヘッド40に従って副走査方向
へ移動する。フイルム押圧部25に設けられた押圧ロー
ラ50がフイルムパックに形成された押圧開口の内部に
入り込み、内部に封入されたインスタントフイルムを押
圧する。露光ヘッド40と押圧ローラ50とが常に相対
しているため、インスタントフイルムの記録領域全体に
わたって等しい力で押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノシートタイプ
のインスタントフイルムに画像記録を行うインスタント
プリンタに関し、更に詳しくは、インスタントフイルム
の記録面と露光ヘッドとの間隔を一定に保ちながら画像
記録を行うインスタントプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】モノシートタイプのインスタントフイル
ムを記録媒体とするプリンタ(以下、インスタントプリ
ンタという)を内蔵した電子スチルカメラが本出願人に
よって商品化されている。このインスタントプリンタ
は、ライン状の赤色、緑色、青色の各記録光を出力する
露光ヘッドをインスタントフイルムに対して移動させ、
この移動を繰り返し行うことで露光面に三色面順次で露
光を与え、この後に露光済みのインスタントフイルムを
展開ローラを通して排出する構造となっている。露光ヘ
ッドには、結像用の複数のレンズをライン状に配列した
レンズアレイが設けられており、このレンズアレイを通
して記録光が露光面に照射される。
【0003】図7に示すように、インスタントフイルム
80は、遮光性を有する箱形状のフイルムパック81内
に複数枚収納されている。フイルムパック81の両面に
は、インスタントフイルム80の露光面を露呈する露光
開口82と、プリンタ側に設けられた押圧部材83,8
4を進入させるための押圧開口85,86とが形成され
ている。インスタントフイルム80をセットすると、押
圧部材83,84が押圧開口85,86よりフイルムパ
ック81の内部に入り込んでインスタントフイルム80
を押圧する。これにより、最下段のインスタントフイル
ム80が露光開口82の周辺に押しつけられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、露光ヘッド8
7と押圧部材83,84はインスタントフイルム80を
挟んで配置されているが、露光ヘッド87は副走査方向
に可動であるのに対し、押圧部材83,84は装填室蓋
88の内面に固定されている。このため、インスタント
フイルム80が押圧部材83,84から受ける力は場所
によって異なるようになり、図8に示すように、インス
タントフイルム80は略S字型に変形する。
【0005】インスタントフイルムが押圧部材から受け
る力は、インスタントフイルム80と押圧部材83,8
4とが当接する位置(押圧位置)で最も大きく、2つの
押圧部材83,84の中間の位置(中間位置)で最も小
さくなる。そして、中間位置における露光ヘッド87と
インスタントフイルム80との間隔bは、押圧位置にお
ける間隔aの4倍程度となってしまうため、記録光が焦
点を結ぶ焦点位置と記録面とが一致しなくなり、記録画
像にボケが発生するおそれがある。そこで、従来の製品
では、レンズアレイに焦点深度の深い光学系を設けるこ
とでボケの発生を抑制しているが、光学系が大きくなっ
てしまうという問題が生じていた。
【0006】本発明は上記問題点を考慮してなされたも
のであり、インスタントフイルムの記録面とプリントヘ
ッドとの距離を一定にしたまま画像記録を行うことがで
きるインスタントプリンタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、記録光を発生する露光ヘッ
ドと、この露光ヘッドを主走査方向と直交する副走査方
向に移動する移動手段とを備え、装填室にセットされた
インスタントフイルムの記録面に記録光を照射しながら
露光ヘッドを副走査方向に移動させて画像記録を行うイ
ンスタントプリンタにおいて、前記インスタントフイル
ムを露光ヘッドに向けて押圧する押圧部材を副走査方向
に移動自在に設け、画像記録時には前記押圧部材が露光
ヘッドと相対しながら移動させるようにしたものであ
る。これにより、インスタントフイルムの記録面と露光
ヘッドとの間隔が常に一定となり、プリント写真にボケ
が発生することがなくなる。また、前記装填室を光密に
塞ぐ装填室蓋に、副走査方向に平行なガイドレールを設
け、このガイドレールに沿って前記押圧部材を移動させ
ても良い。
【0008】また、前記装填室蓋が閉じられる際に前記
押圧部材と前記露光ヘッドとを係合させて一体化し、押
圧部材を露光ヘッドに連動させることが好ましい。これ
により、押圧部材を移動させる機構が省略され、プリン
タ本体を小型化できる。さらに、装填室蓋が開いている
ときには前記押圧部材をプリント待機位置にロックさ
せ、装填室蓋が閉じられる際にロックを解除することが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、プリンタ内蔵型電子スチル
カメラに本発明を実施した例について説明する。図1に
示すように、プリンタ内蔵型電子スチルカメラ10(以
下、「電子スチルカメラ」という)は、カメラボディ1
1内に各種撮影機構やプリンタ機構等が組みこまれてい
る。
【0010】電子スチルカメラ10の前面側方には、グ
リップ部12と、レリーズボタン13と、撮影窓14と
が縦方向に並んで設けられている。グリップ部12は、
電子スチルカメラ10の保持に使用される。レリーズボ
タン13は、グリップ部12を握持した右手人指し指で
操作しやすいように、押圧面が傾斜して配置されてい
る。
【0011】撮影窓14は透明なカバーガラスで覆われ
ており、その奥には、撮影レンズや絞り調節機構、CC
Dイメージセンサ等からなる撮影光学系が組み込まれて
いる。撮影窓14を通過した被写体光は、CCDイメー
ジセンサにおいて電気的な画像信号に変換される。そし
て、ホワイトバランス補正やガンマ補正等の画像処理が
施され、画像データとして内部に設けられた画像メモリ
に記憶される。また、電子スチルカメラ10の前面上方
には、ストロボ発光窓15やロック解除ボタン16等が
設けられている。
【0012】ストロボ発光窓15の下方には、下端縁が
軸着されて開閉自在とされた装填室蓋20が取り付けら
れている。装填室蓋20の奥にはフイルムパック21が
装填される装填室22が設けられている。この装填室蓋
20は常態では装填室22を光密に封入する閉じ位置に
固定されているが、ロック解除ボタン16を所定時間押
圧すると、図示しない蓋ロック機構が解除され、同図に
示す開き位置へと回動する。
【0013】フイルムパック21の内部には、モノシー
トタイプのインスタントフイルム23が10枚積層され
ている。各インスタントフイルム23は、インスタント
カメラ用に市販されているものであって、感光シート、
受像シート、現像処理液を内包したポッド、余剰の現像
処理液を吸収するトラップ部を基本的な構成要素として
いる。フイルムパック21の上面にはスリット状のフイ
ルム出口21aが形成され、インスタントフイルム23
がフイルム出口21aよりフイルムパック21の外部へ
送り出される。
【0014】装填室蓋21の両側には、中央にガイド溝
24aが形成されたガイドレール24が設けられてい
る。2つのガイドレール24の間には、インスタントフ
イルム23を押圧するためのフイルム押圧部25が取り
付けられており、フイルム押圧部25はガイドレール2
4に沿って装填室蓋20の長手方向に移動自在とされて
いる。
【0015】フイルム押圧部25は、装填室蓋20が閉
じ位置にあるときに、フイルムパック21の背面に形成
された押圧開口21bからフイルムパック21の内部に
入り込み、インスタントフイルム23を押圧する。これ
により、インスタントフイルム23は、押圧開口21b
と反対側の面に形成された露光開口21c(図4参照)
に押しつけられる。なお、フイルムパック21の内部に
は、遮光シート26がインスタントフイルム23の束を
挟むように設けられており、未露光のインスタントフイ
ルム23を光密に保っている。
【0016】図2に示すように、電子スチルカメラ10
の背面側には、液晶(LCD)パネル30、マルチオペ
レーションボタン31、プリントスタートキー32、電
源ボタン33等が設けられている。LCDパネル30
は、撮影窓14を通してCCDイメージセンサに結像さ
れた被写体画像をリアルタイムで表示する、いわゆる電
子ビューファインダーや、種々の警告を表示する警告表
示部として用いられる。マルチオペレーションボタン3
1は、プリント枚数の設定をはじめ、デジタルズームの
ズーミング、様々な撮影モードでの操作や再生,プリン
ト時のコマ選択等の操作に使用される。また、プリント
スタートキー32を押圧操作すると、LCDパネル30
に表示されている画像のプリントが開始される。
【0017】電子スチルカメラ10の底面側には、メモ
リカードスロットを覆うスロットカバー34と、電池室
を覆うための電池室蓋35と、三脚ネジ36とが設けら
れている。電池室はグリップ部12の内部に設けられて
おり、電子スチルカメラ10の駆動用電源として用いら
れる複数本の電池が装填されている。
【0018】装填室22の奥には、インスタントフイル
ム23に画像のハードコピーを行うプリント機構が設け
られている。図3に示すように、プリント機構は、フイ
ルム押圧部25と、インスタントフイルム23に露光を
行う露光ヘッド40と、この露光ヘッド40を副走査方
向に移動させるヘッド移動機構41と、露光済みのイン
スタントフイルム23を展開現像するための展開ローラ
42と、から構成される。
【0019】ヘッド移動機構は、露光ヘッド40を支持
搬送する搬送ベルト43と、この搬送ベルト43を周囲
に巻き付けた搬送ローラ44,45とから構成される。
一方の搬送ローラ44の中心軸には駆動ギヤ46が取り
付けられており、この駆動ギヤ46を介して搬送用モー
タ47が接続されている。搬送用モータ47の駆動によ
り搬送ローラ44,45及び搬送ベルト43が回動し、
露光ヘッド40が図中矢線で示す副走査方向に移動す
る。
【0020】露光ヘッド40は、インスタントフイルム
23の主走査方向にドットセグメントのピクセルを多数
ライン状に配列した透過型の液晶アレイと、この液晶ア
レイにライン状の白色照明光を照射する発光体と、液晶
アレイと発光体との間に設けられた赤色フィルタ、緑色
フィルタ,青色フィルタの3種類を配列したフィルタプ
レートとを内蔵している。露光ヘッド40が1スキャン
するごとにフィルタプレートが順次に発光体と液晶アレ
イとの間に挿入される。赤色,緑色,青色のプリント光
をインスタントフイルム23に向けて照射することによ
り、3色面順次でフルカラー画像が光学的に記録され
る。
【0021】露光ヘッド40の両側部にはガイドピン4
0a,40bが立設され、このガイドピン40a,40
bは、装填室22の側壁に形成されたガイドレール(図
示せず)に入り込んでいる。このため、露光ヘッド40
はその長手方向が副走査方向に直交する主走査方向に沿
った状態で保持される。
【0022】フイルム押圧部25は、インスタントフイ
ルム23を押圧する押圧ローラ50と、押圧ローラ50
を固定する支持部材51と、支持部材51を保持するベ
ース部材52とで構成される。図4に示すように、ベー
ス部材52の内部は中空形状をなしており、露光ヘッド
40側に形成された開口から支持部材51の一部が入り
込んでいる。ベース部材52の両端側には、ホイール5
3が回動自在に取り付けられており、ベース部材52は
ホイール53がガイド溝24aに入り込んだ状態で装填
室蓋20に保持される。
【0023】支持部材51は、圧縮バネ54〜56を介
してベース部材に取り付けられた平板51aと、この平
板51aと垂直に設けられた2つの支持板51b,51
cとから構成される。支持部材51は、インスタントフ
イルム23の記録面と垂直な方向(図中上下方向)に移
動自在に配置される。装填室蓋20が閉じ位置にあると
きには、支持部材51は圧縮バネ54〜56の付勢を受
けて図中下方向に移動する。
【0024】押圧ローラ50は、その中心軸が支持板5
1b,51cに取り付けられ、回転自在となるように支
持部材51に保持されている。押圧ローラ50は、圧縮
バネ54〜56の付勢を受けて、押圧開口21bからフ
イルムパック21の内部に入り込み、最上部に配された
遮光シート26を押圧する。これにより、インスタント
フイルムの束が押し下げられ、最下段のインスタントフ
イルム23が露光開口21cに圧接される。ベース部材
52が副走査方向に移動すると、押圧ローラ50は遮光
シート26を押圧しながら回転し、ベース部材52とと
もに副走査方向に移動する。このため、遮光シート26
と押圧ローラ50との間に生じる摩擦力が低減され、押
圧ローラ50は遮光シート26に引っかかることなく副
走査方向に移動する。
【0025】ベース部材52の主走査方向の一端側に
は、略U字型をした係止爪60が設けられている。ま
た、露光ヘッド40の主走査方向の一端側には、係止爪
60と同形状の係止溝61が形成された係止部材62が
設けられている。装填室蓋20を閉じた際に係止爪60
が係止溝61に嵌り込み、押圧ローラ50と露光ヘッド
40とが係合する。そして、図5に示すように、露光ヘ
ッド40の移動に伴い、押圧ローラ50が遮光シート2
6を押圧しながら副走査方向に移動する。このため、露
光ヘッド40と押圧ローラ50とが常に相対し、押圧ロ
ーラ50からの付勢を最も強く受ける領域に記録光が照
射される。
【0026】一方のガイドレール24の内側には、三角
錐状の先端部を有するロック部材63が設けられてい
る。このロック部材63は、装填室蓋20が閉じ位置に
あるときに、係止部材62の先端部と当接する位置に配
されており、図示しない圧縮バネの付勢を受けて、先端
部がガイドレール24の外部に突出する挿入位置に保持
されている。図6(A)に示すように、プリント待機状
態では、ベース部材52は、ホイール53がガイド溝2
4aの一端と当接するプリント待機位置に保持されてい
る。この状態では、ロック部材63は、係止部材62か
らの押圧を受けており、先端部がガイドレール24の内
部に押し込められる退避位置に移動している。
【0027】プリント動作を開始すると、露光ヘッド4
0とベース部材52とが図中右方向へ移動し、ロック部
材63は係止部材62による押圧から解除されて挿入位
置に移動する。図6(B)に示すように、露光が終了す
ると、係止部材62は、その左端部がロック部材63と
当接する位置へと到達し、さらに図中左方向へ移動す
る。ロック部材63の右側面は、係止部材62の左側面
に対して斜めに形成されているため、係止部材62が図
中左方向へ移動すると、ロック部材63は係止部材62
の押圧を受けて退避位置へと押し込められる。そして、
ベース部材52は図6(A)で示すプリント待機位置に
保持される。このため、プリント時には、ロック部材6
3によってベース部材52の移動が妨げられることはな
い。
【0028】図6(C)に示すように、ベース部材52
がプリント待機位置にある状態で、装填室蓋20が開き
位置へと移動すると、ロック部材63は、係止部材62
による押圧から解除されて挿入位置へと移動する。図
中、ロック部材63の左側面は係止爪60と平行になっ
ているため、係止爪60はロック部材63を押し下げる
ことができず、ベース部材52はプリント待機位置にロ
ックされる。
【0029】この状態で装填室蓋20を閉じ位置へと移
動すると、係止爪60と係止溝61とが係合するととも
に、ロック部材63が被係止部材62に当接する。図
中、ロック部材63の下側面は係止部材62の上面に対
して斜めに形成されているため、ロック部材63は係止
部材62によって退避位置へと押し込められる。
【0030】展開ローラ42は、カラー画像の露光後に
排出用モータ64(図3参照)の駆動力を受けて回転す
る。また、図5に示すように、カラー画像の露光後に
は、周知のクロー部材65が切り欠き21dよりフイル
ムパック21の内部に入り込み、露光済みのインスタン
トフイルム23を展開ローラ42に向けて押し出す。イ
ンスタントフイルム23が展開ローラ42の間を通過す
る際にポッドが破裂され、フイルム内部に現像処理液が
展延される。1〜数分間経過した後に現像処理が完了し
てインスタントフイルム23上にポジ画像が形成され
る。現像済みのインスタントフイルム23は、カメラボ
ディ11の上面に形成された排出口66を通過して外部
に取り出される。
【0031】次に、上記構成による作用について説明す
る。電子スチルカメラ10の使用者が電源ボタン33を
押圧すると、電子スチルカメラ10が起動し、所定の初
期チェックが行われてベース部材52がプリント待機位
置へと移動する。
【0032】使用者がロック解除ボタン16を一定時間
押圧すると、図示しない蓋ロック機構が解除されて装填
室蓋20が図1に示す開き位置へと回動する。この際、
露光ヘッド40は駆動ベルト43の上に載せられた状態
で初期位置に保持されており、ベース部材52はロック
部材63によってプリント待機位置にロックされてい
る。このため、装填室蓋20の開閉動作によって露光ヘ
ッド40とベース部材52との位置関係がずれることは
なく、露光ヘッド40とベース部材52とが係合しなく
なるおそれをなくすことができる。
【0033】装填室22にフイルムパック21をセット
して装填室蓋20を閉じると、係止爪60が係止溝61
に嵌り込み、フイルム押圧部25と露光ヘッド40とが
係合する。また、ロック部材63が退避位置へと移動し
てベース部材52が解除され、ベース部材52は副走査
方向に移動可能となる。さらに、押圧ローラ50が押圧
開口21bよりフイルムパック21の内部に入り込み、
圧縮バネ54〜56の付勢を受けてインスタントフイル
ム23を押圧する。
【0034】使用者がマルチオペレーションボタン31
を操作して、プリントすべき画像を選択した後、プリン
トボタン32を押圧すると、LCDパネル30に表示さ
れた画像のハードコピーが行われる。すなわち、搬送用
モータ47からの駆動力を受けて露光ヘッド40が副走
査方向に移動してインスタントフイルム23をスキャン
するとともに、1スキャン毎に赤色、緑色、青色のプリ
ント光がインスタントフイルム23の記録面に向けて照
射される。
【0035】露光ヘッド40の移動とともに押圧ローラ
50が副走査方向へ移動し、インスタントフイルム23
は一定量の圧力を受けた状態で光記録される。インスタ
ントフイルム23の記録領域と露光ヘッド40との間隔
が常に一定となるため、焦点位置からの変動によるボケ
の発生をなくすことができる。
【0036】3色のプリント光による光記録が終了する
と、クロー部材65がフイルムパック21の内部に入り
込む。記録済みのインスタントフイルム23がフイルム
出口21aより展開ローラ42の方向へと押し出され、
展開ローラ42による現像処理が行われる。そして、プ
リント写真がフイルム出口66より外部に取り出され
る。
【0037】上記実施形態では、ヘッド移動機構41に
搬送ベルト43を用いているが、本発明はこれに限定さ
れず、露光ヘッド40を副走査方向に移動させる公知の
移動手段を適用することができる。また、上記実施形態
では、フイルム押圧部25を露光ヘッド40に連動させ
ているが、フイルム押圧部25に駆動用のモータを接続
して、露光ヘッド40と独立して移動させても良い。
【0038】上記実施形態では、ロック部材63は係止
部材62の押圧を受けて移動しているが、ロック部材6
3にモータを接続して、ロック部材63を挿入位置と退
避位置との間で電気的に駆動させても良い。また、係止
爪60と係止溝61とに金属接点を設け、この金属接点
同士が当接していないときには装填室蓋20が開いてい
ると判断して、プリント動作を禁止するようにしても良
い。
【0039】また、上記実施形態では、主走査方向に1
ライン分の画素を備えた露光ヘッドを用いて記録を行っ
ているが、1ラインに満たない少数の画素を備えた露光
ヘッドを主走査方向に移動させながら記録を行うように
しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インスタントフイルムを露光ヘッドに向けて押圧する押
圧部材を副走査方向に移動自在に設け、画像記録時に前
記押圧部材と前記露光ヘッドとを相対させるようにした
から、インスタントフイルムと露光ヘッドとの間隔が一
定となり、記録画像にボケが生じることがなくなる。
【0041】また、露光ヘッドを装填室蓋に取り付ける
とともに、装填室蓋を閉じる際に露光ヘッドと押圧部材
を一体化させ、押圧部材を露光ヘッドに連動させるよう
にしたから、押圧部材の移動機構が省略でき、プリンタ
本体を小型化することができる。また、装填室蓋が開い
ているときには押圧部材をプリント待機位置にロックさ
せ、装填室蓋を閉じる際にロックを解除するようにした
から、押圧部材と露光ヘッドとを確実に一体化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したプリンタ内蔵型電子スチルカ
メラを示し、装填室を開いた状態の斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタ内蔵型電子スチルカメラの
背面を示す斜視図である。
【図3】プリント機構の概略図である。
【図4】プリント機構の主走査方向に沿った縦断面図で
ある。
【図5】プリンタ内蔵型電子スチルカメラの要部縦断面
図である。
【図6】ロック部材の動作を説明するための概略図であ
り、(A)はプリント待機状態を、(B)はプリント終
了時の状態を、(C)は装填室蓋が開いている状態を示
している。
【図7】従来例のプリンタ内蔵型電子スチルカメラの要
部断面を示す概略図である。
【図8】図7に示すプリンタ内蔵型電子スチルカメラに
おいて、インスタントフイルムの記録面が湾曲する様子
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ 20 装填室蓋 21b,85,86 押圧開口 23,80 インスタントフイルム 24 ガイドレール 25 フイルム押圧部 40,87 露光ヘッド 50 押圧ローラ 51 支持部材 52 ベース部材 60 係止爪 61 係止溝 62 係止部材 63 ロック部材 83,84 押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録光を発生する露光ヘッドと、この露
    光ヘッドを主走査方向と直交する副走査方向に移動する
    移動手段とを備え、装填室にセットされたインスタント
    フイルムの記録面に記録光を照射しながら露光ヘッドを
    副走査方向に移動させて画像記録を行うインスタントプ
    リンタにおいて、 前記インスタントフイルムを露光ヘッドに向けて押圧す
    る押圧部材が副走査方向に移動自在に設けられ、画像記
    録時には前記押圧部材が露光ヘッドと相対しながら移動
    することを特徴とするインスタントプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記装填室を光密に塞ぐ装填室蓋には副
    走査方向に平行なガイドレールが設けられ、前記押圧部
    材は前記ガイドレールに沿って移動することを特徴とす
    る請求項1記載のインスタントプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記露光ヘッドと前記押圧部材は、前記
    装填室蓋が閉じられる際に係合して一体化され、押圧部
    材は露光ヘッドに連動することを特徴とする請求項2記
    載のインスタントプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材は、前記装填室蓋が開いて
    いるときにはプリント待機位置にロックされ、装填室蓋
    が閉じられる際にロックが解除されることを特徴とする
    請求項3記載のインスタントプリンタ。
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