JP2002225351A - モバイルプリンタ - Google Patents

モバイルプリンタ

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JP2002225351A
JP2002225351A JP2001023990A JP2001023990A JP2002225351A JP 2002225351 A JP2002225351 A JP 2002225351A JP 2001023990 A JP2001023990 A JP 2001023990A JP 2001023990 A JP2001023990 A JP 2001023990A JP 2002225351 A JP2002225351 A JP 2002225351A
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JP
Japan
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printer
mobile phone
mobile
mobile printer
keyboard
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Application number
JP2001023990A
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English (en)
Inventor
Ko Aosaki
耕 青崎
Hiroshi Fukuda
弘 福田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モバイルプリンタにおいて、携帯電話を簡単
に一体化して保持でき、またユーザーが色調調節等のプ
リント制御を行えるようにする。 【解決手段】 携帯電話16は、モバイルプリンタ10
のプリンタ本体11の背面にバンドにて一体的に保持さ
れる。モバイルプリンタ10と携帯電話16とは接続ケ
ーブルにより電気的に接続される。モバイルプリンタ1
0の装填蓋13と一体にキーボード15を設けてある。
キーボード15は、携帯電話16に電話番号を登録した
りメールメッセージの作成を行うとともに、モード切替
により、プリントの諧調,濃度,色調の調整やプリント
枚数の設定等のプリンタ制御に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モバイルプリンタ
に関し、更に詳しくは、携帯電話を簡単に一体化して保
持でき、またユーザーが色調調節等のプリント制御を行
うことができるモバイルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、接続ケーブルを介して携帯電話と
接続できるカラーモバイルプリンタと称される小型のプ
リンタ(以下モバイルプリンタという)が市販されてい
る(販売元:J−フォン,製造元:シャープ株式会
社)。このモバイルプリンタでは、接続する携帯電話と
してCMOSイメージセンサを内蔵したモバイルカメラ
付き携帯電話を用いれば、撮影した画像を撮ったその場
でプリントアウトできる。また、このモバイルプリンタ
は、送信されてきたメールの添付画像や、インターネッ
ト等を通じてダウンロードした画像、パーソナルコンピ
ュータから取り込んだ画像等をプリントアウトできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなモバイル
プリンタは、上述したように、携帯電話との接続に専用
の接続ケーブルを用いている。しかしながら、撮ったそ
の場でプリントアウトする場合には、携帯電話とモバイ
ルプリンタの両方を手に保持したままプリント操作を行
うことになるため、決して操作性が良好であるとは言い
難かった。
【0004】また、上記モバイルプリンタは、簡便性が
特徴になっており、プリントボタンと動作状態や電池残
量の有無を確認するランプのみが設けられている。しか
しながら、ユーザーがプリントの諧調,濃度,色調等の
調節を行いたい場合でも、行うことができないという欠
点がある。また、プリント枚数の設定を行うこともでき
ないから、同じ画像を連続して複数枚プリントする場合
でもプリントする枚数分だけプリントボタンを押さなけ
ればならず、不便である。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、携帯電話を簡単に一体化して保持でき、またユー
ザーが色調調節等のプリント制御を行うことができるモ
バイルプリンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のモバイルプリンタは、携帯電話と接続し
て用いられ、送信されてきた画像等を記録媒体に記録す
るモバイルプリンタにおいて、メールメッセージの作
成,プリンタ制御等に用いられるキーボードを備えたも
のである。また、携帯電話と接続して用いられ、送信さ
れてきた画像等を記録媒体に記録するモバイルプリンタ
において、メールメッセージの作成,プリンタ制御等に
用いられるキーボードと、画像を撮影するデジタルカメ
ラとを備えたものである。また、前記デジタルカメラ
は、着脱自在に取り付けられるものである。また、前記
携帯電話を一体的に保持する保持手段を備えたものであ
る。また、前記キーボードは、前記記録媒体を装填する
際に開閉される装填蓋に設けられているものである。ま
た、前記記録媒体は、感光シート,受像シート,及び現
像液を内包した現像液ポッド,余剰の現像液を捕捉する
トラップ部を基本的な構成要素とするモノシートタイプ
のインスタントフイルムであり、これに露光ヘッドで露
光することにより画像等の記録を行うものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の外観を示
す図1において、モバイルプリンタ10の箱形状をした
プリンタ本体11の表側には、記録媒体であるインスタ
ントフイルム12が収納されたフイルムパックを装填す
る際に開閉される装填蓋13が取り付けられている。装
填蓋13は、閉位置でロックされるようになっており、
装填蓋13の自由端側に設けられたスライドボタン14
をスライド移動させることにより、装填蓋13のロック
が解除される。
【0008】装填蓋13の上部は、キーボード15にな
っている。このキーボード15は、携帯電話16に電話
番号を登録したり、メールメッセージを作成するために
使用される他、プリント制御に用いられる。例えば、モ
ード切替により、Enterキー17はプリントボタン
になる。また、予め決められた所定のボタンがプリント
の諧調,濃度,色調の各調整に用いられる。
【0009】図2において、プリンタ本体11の長手方
向の両端部には、バンド18を通すための環状部19,
20が一体に設けられている。バンド18は、一方の環
状部19に通された側が輪21にされており、この中に
携帯電話16が挿入される。他方の環状部20に通され
るバンド18の端部18aは、周知のマジックテープ
(登録商標)24,25により、輪21を構成している
バンド18の外面に止められる。端部18aの止める位
置を調節することにより、バンド18の締め具合を調整
できる。この時、携帯電話16の液晶パネル23は、プ
リントの諧調,濃度,色調の各調整や指定したプリント
枚数の表示に用いるため、液晶パネル23がプリンタ本
体11に隠れないようにする(図1参照)。なお、携帯
電話16は、バンド18で締められる関係上、キーが不
用意に押されないようにカバーできるフリップタイプで
ある。
【0010】プリンタ本体11には、携帯電話16の接
続端子27と接続するためのコネクタ29付きの接続ケ
ーブル28が設けられている。この接続ケーブル28及
びコネクタ29は、使用しない場合にはプリンタ本体1
1の背面に形成された溝11a内に収納されている。な
お、携帯電話16の接続端子27にコネクタ29を接続
する際には、事前に接続ケーブル28を溝11aに連設
された細溝11bにはめ込んでおく。プリンタ本体11
の背面を平らにして携帯電話16の固定をより安定させ
るとともに、接続ケーブル28を所定の長さに制限して
接続ケーブル28の取回し及び見栄えを良好にするため
である。
【0011】プリンタ本体11の内部構造を概略的に示
す図3において、装填蓋13によって開閉されるパック
装填室30には、フイルムパック35が装填される。こ
のフイルムパック35は、プラスチックで形成された箱
形状のパックケース37と、このパックケース37内に
積層して収納される複数枚,例えば10枚のインスタン
トフイルム12とからなる。このインスタントフイルム
12は、感光シート、受像シート、及び現像液を内包し
た現像液ポッド12a、余剰の現像液を捕捉するトラッ
プ部12bを基本的な構成要素としており、例えば一般
的なキャッシュカードの半分程度のサイズをしている。
【0012】インスタントフイルム12は、露光面12
cより感光シートに露光を与えることによって感光シー
トに潜像が形成される。露光後にインスタントフイルム
12の内部に現像液を展開しながら感光シートと受像シ
ートとを加圧することによって受像シートにポジ画像が
転写され、露光面12cと反対側の面にポジ画像が現れ
る。
【0013】パックケース37には、インスタントフイ
ルム12をケース外に排出するスリット状の排出口37
aが設けられ、インスタントフイルム12の露光面12
cと反対側の面に対面される側には、可撓性遮光シート
39で遮光された押圧用開口37bが設けられている。
また、図示しないが、排出口37aと反対側の面には、
トラップ部12bを押圧してインスタントフイルム12
を排出口37aから送り出すクロー部材が入り込むクロ
ー用開口が設けられている。なお、インスタントフイル
ム12は、排出口37aから排出されながら、排出口3
7aの外で露光されるため、パックケース37には、露
光用開口は設けられていない。
【0014】前記可撓性遮光シート39は、装填蓋13
の内壁面に取り付けられた圧板バネ41によって押圧さ
れると、弾性変形する。これにより、圧板バネ41の付
勢力は、可撓性遮光シート39を介して内部のインスタ
ントフイルム12に伝達され、最下層のインスタントフ
イルム12の現像液ポッド12a側端部が排出口37a
と対面する。
【0015】フイルムパック35の未使用状態では、排
出口37aは、図示しない薄い遮光シートによって覆わ
れて遮光されている。この遮光シートは、最初に排出さ
れるインスタントフイルム12によって押し破られる。
排出口37aと対面されるパック装填室30の壁には、
スリット状の排出用開口30aが設けられ、この外側に
は、露光ヘッド41,搬送ローラ43及び展開ローラ4
4が設けられている。この搬送ローラ43,展開ローラ
44及びクロー部材は、図示しないギアトレインを介し
て展開モータ42によって駆動される。また、展開ロー
ラ44の側方には、露光済みのインスタントフイルム1
2をプリンタ本体11の外に排出するスリット状の排出
用開口11c(図1参照)が形成されている。
【0016】搬送ローラ43は、互いに対向して配置さ
れたキャプスタン45とピンチローラ46からなる。こ
のピンチローラ46は、キャプスタン45側にバネ付勢
されている。キャプスタン45は、インスタントフイル
ム12の両側端をピンチローラ46との間に挟持するた
めの一対の円盤状のローラ45aが所定の間隔を置いて
配置されている。このキャプスタン45の形状により、
インスタントフイルム12の両側端を保持することで、
現像液ポッド12aを破砕せずにインスタントフイルム
12の搬送を行う。
【0017】展開ローラ44は、周知のとおり、搬送ロ
ーラ43によって搬送されてきたインスタントフイルム
12を挟み込んでこれを搬送するとともに、現像液ポッ
ド12aを破砕し、現像液をインスタントフイルム12
の感光シートと受像シートの間に展開する。また、搬送
ローラ43と展開ローラ44との間には、展開制御板4
7が設けられている。この展開制御板47は、現像液ポ
ッド12aが展開ローラ44で裂開されてインスタント
フイルム12内に展開される際に、インスタントフイル
ム12をしごいて現像液の展開がムラなく行われるよう
にする。
【0018】露光ヘッド41は、図4に示すように、略
箱形状のケース51内に、発光アレイユニット52と、
液晶シャッタ53と、結像用レンズアレイ54と、反射
坂55等の各種構成部品が組み込まれて構成されてい
る。露光ヘッド41の凸部51aの上面には、フイルム
パック35の露光用開口37aを介してインスタントフ
イルム12の露光面12cにプリント光を放射する放射
開口56が設けられている。この放射開口56は、イン
スタントフイルム12の露光面12cの全域に露光を行
なえるように、露光面12cの主走査方向(インスタン
トフイルム12の搬送方向である副走査方向に垂直な方
向)の長さよりもわずかに長く形成されている。
【0019】発光アレイユニット52は、断面がコの字
状をした主走査方向に細長いケース57と、このケース
57の底に取り付けられた細長い基板58と、ケース5
7の開口を塞ぐように取り付けられたレンズアレイユニ
ット59とからなる。基板58の上には、赤色LED素
子アレイ61,緑色LED素子アレイ62,青色LED
素子アレイ63がそれぞれ1列分づつ形成されている。
各LED素子アレイ61〜63は、それぞれ微小なLE
D素子が一定ピッチで主走査方向に一列に多数配列され
ている。各LED素子がそれぞれ画像の1画素に対応し
ている。レンズアレイユニット59には、各LED素子
ごとに複数のレンズをライン状に配列したレンズアレイ
65〜67が一体成形されている。
【0020】液晶シャッタ53は、1個の画素に対応す
る液晶セグメントを1ライン分配列したものである。ま
た、液晶セグメントごとに濃淡の制御が可能であり、プ
リント光の遮断及び透過光量の制御を行う。液晶セグメ
ント毎の制御は、画像データに基づいて行われる。結像
用レンズアレイ54は、複数本のグレーデッド型光ファ
イバ(一般にはセルフォックレンズ(商品名)と呼ばれ
る)を主走査方向に並べてユニット化したものである。
【0021】モバイルプリンタ10の電気的構成を示す
図5において、画像データ処理回路70は、接続ケーブ
ル28を介して携帯電話16から入力される画像データ
に対してホワイトバランス調節、ガンマ補正などの信号
処理を行う。システムコントローラ72は、画像データ
処理回路70を含め、モバイルプリンタ10の電気的な
作動を全体的に管理している。システムコントローラ7
2は、キーボード15からのプリントスタート信号によ
り、EEPROM74に記憶されているプリントシーケ
ンスに従って各種の処理を行う。
【0022】画像メモリ75は、例えばRAMから構成
され、画像データ処理回路70から入力された画像デー
タを1画面分記憶する。ヘッドドライバ76は、システ
ムコントローラ72の指令により露光ヘッド41を駆動
する。露光ヘッド41には、ラインメモリ77から1ラ
イン分ずつの画像データが送られるようになっており、
発光アレイユニット52の各LED素子の発光制御と、
液晶シャッタ53を構成している液晶セグメントの個々
の透過率制御とに用いられる。モータドライバ78は、
システムコントローラ72の管理下で展開モータ42の
駆動制御を行う。
【0023】このように構成されたモバイルプリンタ1
0を用いるには、まずフイルムパック35の装填を行
う。装填蓋13を開けてパック装填室30内にフイルム
パック35を挿入してから装填蓋13を閉じる。装填蓋
13が所定の閉位置でロックされると、システムコント
ローラ72によりキーボード15によるプリント操作が
許容される。次に、プリンタ本体11の背面側の溝11
aからコネクタ29を取り出し、接続ケーブル28を細
溝11bにはめ込む。
【0024】携帯電話16の電源を入れ、フリップを閉
じてから、携帯電話16をバンド18の輪21の中に挿
入する。バンド18の端部18aを環状部19側に引っ
張ってバンド18を締めながら輪21を構成しているバ
ンド18の外面に押しつける。これにより、マジックテ
ープ24,25により端部18aがバンド18の外面に
緩むことなく止まり、携帯電話16がプリンタ本体11
の背面側に固定される。この時、携帯電話16の液晶パ
ネル23がプリンタ本体11で隠れないように注意す
る。
【0025】接続ケーブル28のコネクタ29を携帯電
話16の接続端子27に差し込むと、カチッと音がして
携帯電話16とモバイルプリンタ10とが電気的に接続
される。これにより、キーボード15は携帯電話16へ
の入力モードになる。携帯電話16がモバイルプリンタ
10と一体化されるから、モバイルプリンタ10を両側
から把持したまま、両手の親指でキーボード15の各キ
ーを操作でき、メールメッセージの作成等を容易に行う
ことができる。
【0026】キーボード15のモード切替キーを操作し
てプリントモードに切り替えると、キーボード15の所
定のキーの機能がプリント用に切り替わる(例えばEn
terキー17はプリントボタンになる)とともに、携
帯電話16の液晶パネル23にプリント可能な画像デー
タが画像メモリ75から呼び出されサムネール表示もし
くは1コマずつ表示される。この他、液晶パネル23に
は、プリンタ側の情報,例えばインスタントフイルム1
2の残り枚数,設定したプリント枚数(デフォルトでは
1枚),色調等の調節設定操作時の情報等が適宜に表示
される。
【0027】また、携帯電話16に送信されてきた画像
データやインターネットのサイトからダウンロードした
画像データが携帯電話16のメモリに蓄積されている場
合には、キーボード15のキーを操作することにより画
像メモリ75に取り込むことができる。携帯電話16か
ら取り込まれた画像データは、画像データ処理回路70
にて各種の処理が施された後、画像メモリ75に記憶さ
れる。
【0028】プリントしたい画像を携帯電話16の液晶
パネル23に表示させ、キーボード15の各キーを操作
してプリントの諧調,濃度,色調の各調整を行ったり、
プリント枚数を指定する。これらの設定値等を液晶パネ
ル23で確認した後、キーボード15のEnterキー
17を押すと、展開モータ42が起動してクロー部材が
トラップ部12bを押し、インスタントフイルム12の
排出が開始される。インスタントフイルム12の現像液
ポッド12a側端部が搬送ローラ43に達すると、イン
スタントフイルム12は搬送ローラ43によって1ライ
ン分ずつのステップ送りで搬送される。
【0029】一方、展開モータ42の起動と同時に、シ
ステムコントローラ72は、液晶パネル23に表示され
た画像の画像データのうち最初の1ライン分のRGB各
色の画像データを画像メモリ75から読み出し、これを
ラインメモリ77に転送する。この後にラインメモリ7
7に格納された各色の画像データがヘッドドライバ76
によって読み出される。そして、ヘッドドライバ76に
より、各LED素子アレイ61〜63が駆動されるとと
もに、液晶シャッタ53の開閉時間がコントロールされ
る。
【0030】インスタントフイルム12の露光面12c
の端部が露光ヘッド41の放射開口56の上方に達する
と、赤色LED素子アレイ61の各赤色LED素子から
出力された赤色光は、それぞれ対応する赤色用レンズ6
5,液晶シャッタ53,グレーデッド型光ファイバ54
を介してミラー55に入射し、このミラー55で光路が
折り曲げられてインスタントフィルム12の露光面12
cに照射される。同様に、緑色LED素子アレイ62の
各緑色LED素子から出力された緑色光,青色LED素
子アレイ63の各青色LED素子から出力された青色光
は、露光面12cに照射される。これにより、それぞれ
1ライン分の赤色光,緑色光,青色光で最初の1ライン
がインスタントフイルム12に同時露光される。
【0031】最初の1ラインの露光完了後に、搬送ロー
ラ43によりインスタントフイルム38が1ライン分だ
けステップ送りされる。この移動中に、画像メモリ75
から次の1ライン分の各色画像データが読み出されて、
ラインメモリ77に書き込まれる。続いて、ヘッドドラ
イバ76によって、ラインメモリ77から次の1ライン
の各色画像データが読み出され、上記と同じ手順でLE
D素子アレイ61〜63が駆動され、赤色光,緑色光,
青色光による露光がインスタントフイルム12に行われ
る。以後同様にして、インスタントフイルム12を副走
査方向に移動しながら、3色同時露光で1ラインずつ露
光が行われる。
【0032】所定のライン数が露光され、インスタント
フイルム12の先端が展開ローラ44に達すると、展開
ローラ44は、現像液ポッド12aを破砕し、現像液を
展開する。露光位置と展開ローラ44との距離が十分に
とってあり、また露光ヘッド41による3色同時露光が
高速で行われるから、現像液が露光位置に達する前に露
光が終わる。最終ラインまで露光された直後に現像液の
展開が完了し、露光済みのインスタントフイルム12は
排出用開口11cからプリンタ本体11の外に排出され
る。
【0033】この後、Enter17を押す前に設定し
たプリント枚数の残数が液晶パネル23に表示されると
ともに、このプリント枚数の残数が0になるまで、上記
と同じシーケンスが繰り返される。露光済みのインスタ
ントフイルム12がプリンタ本体11外に排出されてか
ら所定の現像時間が経過すると、露光面12cの反対側
の面にポジ像が現出する。
【0034】次に、図6において、第2実施形態のモバ
イルプリンタ80は、バンド及び接続ケーブルを用いず
に携帯電話81を一体的に保持するホルダー部82を備
えている。また、このホルダー部82には、携帯電話8
1の代わりに外付けタイプのデジタルカメラモジュール
83も取り付けることができる。ホルダー部82の開口
部は、携帯電話81の端部81aやデジタルカメラモジ
ュール83の端部83aを容易に差し込むことができる
ように、横方向から見て斜めにカットされた形状をして
いる。ホルダー部82の奥には、デジタルカメラモジュ
ール83の接続端子84等と電気的に接続されるコネク
タが設けられている。なお、接続端子84は、携帯電話
81の接続端子と同じ型である。
【0035】ホルダー部82は、一般的な携帯電話81
の接続端子側の端部81aに対してかなり大きめに形成
されており、端部81aをホルダー部82に挿入して携
帯電話81の接続端子をコネクタに接続した際に、端部
81aの外形とホルダー部82の内壁面との間に十分な
隙間が形成されるようにしてある。この隙間を埋めるよ
うに、ホルダー部82の内壁面には、弾性変形体,例え
ばスポンジが貼り付けられている。このスポンジによ
り、機種の違いによる携帯電話の外形差を吸収して、ほ
とんどの機種の携帯電話を確実に保持できるようにして
ある。なお、デジタルカメラモジュール83の端部83
aは、必ずしも携帯電話81の端部81aと同じ形状で
ある必要はないが、本実施形態では同形状にしてある。
【0036】携帯電話81等をホルダー部82に差し込
むと、周知の機構によって携帯電話81等の接続端子は
ホルダー部82の奥に設けられたコネクタにロックされ
る。このロックを解除する一対のアダプタリリースボタ
ン85がホルダー部82の両側壁の外面に押圧可能に突
出して設けられている。
【0037】キーボード86は、プリンタ本体87の片
面に一体的に設けられており、フイルムパック35を装
填する際に開閉される装填蓋88とは別体に設けられて
いる。なお、モバイルプリンタ80の内部構造は、上記
第1実施形態と同様である。この第2実施形態では、バ
ンドで携帯電話81を締めつける作業は不要であるか
ら、上記第1実施形態より取扱が容易である。
【0038】また、携帯電話81を抜いてデジタルカメ
ラモジュール83をホルダー部82に差し込めば、プリ
ンタ付きデジタルカメラになり、デジタルカメラモジュ
ール83で撮影した画像を直ちにプリントアウトでき
る。また、デジタルカメラモジュール83で撮影した画
像の画像データをプリンタ本体87内の画像メモリ75
に記憶しておけば、デジタルカメラモジュール83の代
わりに携帯電話81をホルダー部82に差し込んで画像
メモリ75から所望の画像データを携帯電話81に取り
込み、携帯電話81から別の携帯電話等へ画像データを
送信することもできる。
【0039】次に、図7において、第3実施形態のモバ
イルプリンタ90は、上記第2実施形態のモバイルプリ
ンタ80にデジタルカメラモジュール91を内蔵したも
のである。デジタルカメラモジュール91の撮影レンズ
92は、キーボード93の面の一部に露呈されている。
このため、キーボード93は前記キーボード86よりキ
ーの数を減らしてあるが、機能的には、シフトキーとの
併用等で問題がないように配慮してある。なお、キーの
数を減らす代わりにキー同士の間隔を狭めたり、キーの
大きさを小さくしてもよい。また、撮影レンズ92の近
傍には、シャッターボタン94が設けてある。なお、こ
のシャッターボタン94は、キーボード93の所定のキ
ーをモード切替により、シャッターボタンに切り替えて
用いるようにしてもよい。
【0040】デジタルカメラモジュール91で撮影され
た画像データは、前記画像データ処理回路70を経て画
像メモリ75に格納される。この画像データは、適宜に
読み出され、上記第1実施形態と同様にプリントアウト
される。なお、撮影レンズ92をキーボード93の面に
設けたが、装填蓋87の面に露呈するように設けるか、
ホルダー部82を回動自在にして、携帯電話81の液晶
パネル96が撮影レンズ92と反対側から観察できるよ
うにすれば、携帯電話81の液晶パネル96をデジタル
カメラモジュール91の電子ビューファインダーとして
用いることができる。
【0041】以上説明した実施形態では、携帯電話をモ
バイルプリンタと接続したが、例えばPHS等でもよ
い。この場合、第1実施形態では、モバイルプリンタの
接続ケーブルを着脱自在とし、電話の機種別ごとに専用
の接続ケーブルを用いればよい。また、第2,第3実施
形態では、ホルダー部のコネクタのピン数を最も端子の
ピン数が多い機種に合わせておき、ピン数の相違や各ピ
ンの機能の相違はモバイルプリンタ側のソフトで対応す
るのがよい。
【0042】また、ホルダー部の形状は、上記実施形態
に限定されないのは勿論で、接続アダプタや携帯電話が
接続容易であれば、どのような形状でもよい。また、前
記弾性変形体として、スポンジを用いたが、本発明はこ
れに限定されることなく、例えば厚手のゴムや化学繊維
等も用いることができる。
【0043】また、上記第1実施形態では、携帯電話の
長手方向がモバイルプリンタの長手方向と直交するよう
に携帯電話をモバイルプリンタに保持させたが、バンド
の取り付け方向を90°変更して、帯電話の長手方向が
モバイルプリンタ80の長手方向と一致するように携帯
電話をモバイルプリンタに保持させてもよい。
【0044】また、上記第2実施形態では、携帯電話と
デジタルカメラモジュールとを同じホルダー部に差し替
えて選択的に用いるようにしたが、本発明はこれに限定
されず、前記ホルダー部を携帯電話専用とし、デジタル
カメラモジュール用に別の接続機構を設け、携帯電話と
デジタルカメラモジュールとを同時にモバイルプリンタ
に接続できるようにしてもよい。
【0045】また、前記露光ヘッドの構造は、上記実施
形態に限定されることなく、例えばLED素子の代わり
に有機ELディスプレイ(「月刊ディスプレイ’98
10月号別冊」(テクノタイムズ社発行)の105頁参
照)で知られる有機発光素子を用いることができる。ま
た、各LED素子や各有機発光素子の発光時間を記録す
る画素の濃度に応じて制御すれば、前記液晶シャッタは
省略することができる。
【0046】また、上記実施形態では、露光ヘッドを固
定にし、インスタントフイルムを排出しながら露光を行
うようにしたが、本発明はこれに限定されず、例えば露
光ヘッドを移動自在に設け、インスタントフイルムを露
光してから排出するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモバイル
プリンタは、携帯電話と接続して用いられ、送信されて
きた画像等をプリントアウトするモバイルプリンタにキ
ーボードを設けたので、ユーザーが色調調節等のプリン
ト制御を行うことができる。また、このキーボードを利
用して携帯電話のメールメッセージの作成や電話番号登
録も行うことができる。また、モバイルプリンタにキー
ボードとデジタルカメラを設けたので、ユーザーが色調
調節等のプリント制御やメールメッセージの作成等を行
うことができる他、デジタルカメラで撮影した画像をそ
の場でプリントアウトすることができる。また、前記デ
ジタルカメラを着脱自在とすれば、必要に応じてプリン
タ付きデジタルカメラとして使用でき、撮ったその場で
プリントアウトできる。また、携帯電話を一体的に保持
する保持手段を備えたので、携帯電話を簡単に一体化し
て保持でき、取扱が容易になる。また、キーボードを記
録媒体を装填する際に開閉される装填蓋に設けたので、
装填蓋が開いた状態ではプリント操作を禁止する等の誤
操作防止に利用できる。また、記録媒体としてモノシー
トタイプのインスタントフイルムを採用することによ
り、写真並みの高画質プリントを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続ケーブルで携帯電話を接続する本発明の第
1実施形態を表側から示す斜視図である。
【図2】第1実施形態のモバイルプリンタに携帯電話を
保持させる様子を背面側から示す斜視図である。
【図3】モバイルプリンタの内部構造の概略を示す断面
図である。
【図4】露光ヘッドの構造を示す断面図である。
【図5】第1実施形態の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】携帯電話とデジタルカメラを選択的に直接接続
する第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】デジタルカメラを内蔵した第3実施形態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10,80,90 モバイルプリンタ 12 インスタントフイルム 13,88 装填蓋 15,86,93 キーボード 16,81 携帯電話 18 バンド 23,96 液晶パネル 28 接続ケーブル 41 露光ヘッド 83,91 デジタルカメラモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/02 310 G06F 3/02 310K 5B020 3/12 3/12 R 5B021 H04M 1/00 H04M 1/00 V 5K023 1/21 1/21 M 5K027 11/00 302 11/00 302 5K101 Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 2H054 AA01 2H104 AA19 2H106 AB06 AB45 AB53 BH00 2H112 AA07 BA03 BA08 BA12 BA20 5B020 CC01 5B021 AA30 PP01 PP02 5K023 AA07 BB11 MM25 NN06 PP03 5K027 AA11 BB02 HH26 KK07 5K101 KK02 LL12 NN03 NN06 NN19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話と接続して用いられ、送信され
    てきた画像等を記録媒体に記録するモバイルプリンタに
    おいて、 メールメッセージの作成,プリンタ制御等に用いられる
    キーボードを備えたことを特徴とするモバイルプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 携帯電話と接続して用いられ、送信され
    てきた画像等を記録媒体に記録するモバイルプリンタに
    おいて、 メールメッセージの作成,プリンタ制御等に用いられる
    キーボードと、画像を撮影するデジタルカメラとを備え
    たことを特徴とするモバイルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記デジタルカメラは、着脱自在に取り
    付けられることを特徴とする請求項2記載のモバイルプ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 前記携帯電話を一体的に保持する保持手
    段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    記載のモバイルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記キーボードは、前記記録媒体を装填
    する際に開閉される装填蓋に設けられていることを特徴
    とする請求項1ないし4いずれか記載のモバイルプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、感光シート,受像シー
    ト,及び現像液を内包した現像液ポッド,余剰の現像液
    を捕捉するトラップ部を基本的な構成要素とするモノシ
    ートタイプのインスタントフイルムであり、これに露光
    ヘッドで露光することにより画像等の記録を行うことを
    特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のモバイルプ
    リンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004017211A1 (ja) * 2002-08-15 2004-02-26 Kazuhiko Watanabe 電子メールアドレス登録システム
CN111694240A (zh) * 2019-03-13 2020-09-22 富士胶片株式会社 打印机

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WO2004017211A1 (ja) * 2002-08-15 2004-02-26 Kazuhiko Watanabe 電子メールアドレス登録システム
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