JPH11301027A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH11301027A
JPH11301027A JP11244798A JP11244798A JPH11301027A JP H11301027 A JPH11301027 A JP H11301027A JP 11244798 A JP11244798 A JP 11244798A JP 11244798 A JP11244798 A JP 11244798A JP H11301027 A JPH11301027 A JP H11301027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
display unit
image
exposure
Prior art date
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Pending
Application number
JP11244798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Omura
紘 大村
Ko Aosaki
耕 青崎
Takashi Murayama
任 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Microdevices Co Ltd, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fujifilm Microdevices Co Ltd
Priority to JP11244798A priority Critical patent/JPH11301027A/ja
Priority to US09/304,844 priority patent/US6314248B1/en
Publication of JPH11301027A publication Critical patent/JPH11301027A/ja
Priority to US09/922,911 priority patent/US20020001472A1/en
Priority to US10/732,510 priority patent/US7385625B2/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型,軽量,ローコストでありながら、高画
質なプリントが得られるプリンタを提供する。 【解決手段】 プリンタ2は、記録材料としてフイルム
ユニット27が使用される。このフイルムユニット27
への露光には、露光用液晶ディスプレイユニット43
と、露光用液晶ディスプレイユニット43の表示画像を
拡大投影して結像する結像レンズ44とが用いられる。
露光用液晶ディスプレイユニット43は、透過型の液晶
パネルと、この液晶パネルの背後で点滅する3原色に対
応したLEDとからなり、1画素で高輝度な多色表現が
可能なことから精細なカラー画像を形成することがで
き、高画質な画像を短時間でフイルムユニット27に露
光することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関し、
更に詳しくは、液晶パネルに表示されたフルカラー画像
をプリントするプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラやデジタルスチルカメラに
よって撮影された画像や、一般的な写真カメラによって
得られたプリント写真等のフルカラー画像をデジタル画
像信号に変換してプリントするカラープリンタが各種販
売されている。このカラープリンタの中には、記録材料
として感光材料を使用し、3原色の光を順次発光する微
小発光体が組み込まれた記録ヘッドを感光面の全域に走
査させながら、微小発光体から照射される光で感光面に
フルカラー画像を露光するプリンタが特公平1−243
94号公報,特開平6−83243号公報,8−271
995号公報にて発明されている。この方式のカラープ
リンタは消費電力が小さいため、小型に構成することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記カラープリンタに
おいて、色ズレやピンボケのない高画質なプリントを得
るためには、適性な光量で発光する微小発光体や、この
微小発光体から照射された光を感光面上に精度よく合焦
する光学手段等が組み込まれた記録ヘッドと、この記録
ヘッドを高精度に移動させるヘッド移動手段等が必要と
なる。
【0004】しかしながら、記録ヘッド内に組み込まれ
た微小発光体のピント合わせに使用できる光学手段は限
定され、屈折率分散型レンズや光学材料を成形により形
成した微小レンズ等の高価なものばかりであり、低価格
なプリンタには使用することができない。また、高精度
なヘッド移動手段も同様にプリンタのコストアップにつ
ながるとともに、プリンタの小型化,軽量化を阻害して
しまう。更に、記録ヘッドの移動速度が低下することか
ら、プリント時間が長くなるという問題も発生する。
【0005】また、電池等で駆動できる携帯型のプリン
タを構成する場合、ヘッド移動手段等に使用するモータ
に電力が大きく消費されてしまい、すぐに電池が消耗し
てしまうという問題もある。
【0006】本発明は、上記各問題点を解決するための
もので、小型,軽量,ローコストでありながら、高画質
なプリントが得られるプリンタを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のプリンタは、多数の画素の明滅により画
像が形成される透過型の液晶パネルと、複数の発光色で
発光して液晶パネルを背面から照射する光源部とを有す
る露光用液晶ディスプレイユニットと、入力されたカラ
ー画像信号を前記光源部の複数の発光色のそれぞれに対
応した色画像信号に分解し、各色画像信号に対応した画
像を順次に液晶パネルに形成するとともに、これに同期
させて各画像に対応する発光色で光源部を点滅させるイ
ンターフェース回路とを用いて高精彩なカラー画像を形
成し、露光用光学系を用いて感光材料の感光面に拡大投
影して結像することにより、高画質なプリントを得られ
るようにしたものである。
【0008】また、感光材料としては、インスタントフ
イルムユニットを使用し、迅速にプリントが得られるよ
うにしたものである。
【0009】更に、露光用液晶ディスプレイユニットと
は別に、画像を観察するための観察用液晶ディスプレイ
ユニットを設けたものである。この観察用液晶ディスプ
レイユニットとしては、露光用液晶ディスプレイユニッ
トと同一または同タイプのものを用い、観察用光学系を
介して観察してもよいし、あるいは露光用液晶ディスプ
レイユニットとは異なるタイプのものを用い、直接観察
または観察用光学系を介して観察するようにしたもので
ある。また、露光用液晶ディスプレイユニットとは異な
るタイプの観察用液晶ディスプレイユニットを使用する
場合には、インスタントフイルムユニットを露光位置に
向けて押圧する一対の押圧部材の間に配置して、プリン
タ内のスペースを有効利用したものである。
【0010】また、観察用光学系としては、観察用液晶
ディスプレイユニットに形成された画像を拡大した像を
接眼窓から射出させる拡大レンズから構成し、観察用光
路の構成を簡略化したものである。また、拡大レンズと
しては、ガリレオ式光学系,ケプラー式光学系を用いる
ようにしたものである。
【0011】また、液晶ディスプレイユニットと感光面
との間に2枚の反射ミラーを配置し、露光用光路を略Z
字形状としたり、液晶ディスプレイユニットと感光面と
の間に反射ミラーを配置して露光用光路を略L字形状と
することにより、プリンタを小型化したものである。
【0012】また、インターフェース回路は、入力され
た画像信号を液晶ディスプレイユニットの動作周波数に
同期した画像信号に変換する動作周波数変換部を設ける
ことにより、画像の同期ズレ等を防止しものである。更
に、液晶ディスプレイユニットに形成される1フレーム
のカラー画像を1/16sec以上の速さで更新すると
ともに、色画像信号に対応した画像の表示時間よりも短
い発光時間で光源部を点滅させることにより、高画質な
フルカラー画像を得られるようにしたものである。ま
た、1フレームのカラー画像を液晶ディスプレイユニッ
トに繰り返し形成することにより、1フレームのカラー
画像を継続して表示できるようにしたものである。
【0013】また、感光材料に形成された画像が正像と
して観察できるように、液晶ディスプレイユニットに表
示される画像の姿勢を適宜補正する画像姿勢補正手段を
設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第1の実施形態
のプリンタの外観を示す斜視図である。このプリンタ2
は薄型の箱形状をしており、携帯に便利なようになって
いる。そのため、利用できる電源もAC電源のほかに内
蔵した電池によっても駆動できるようになっている。こ
のプリンタ2では、画像を記録する記録材料としてモノ
シートタイプのインスタントフイルムユニット(以下フ
イルムユニットと省略する)が使用される。
【0015】プリンタ2の上面には、プリント済みのフ
イルムユニットが排出されるスリット形状の排出口4
と、プリンタ2にプリント動作を実行させる押しボタン
式のプリントスイッチ5とが設けられている。また、外
部機器から送信された画像データを受信したり、外部機
器に向けて画像データを発信する際に使用されるアンテ
ナ6が設けられている。プリンタ2の前面には、フイル
ムユニットへの画像露光用の光路が内部に設けられた突
出部7が形成されている。
【0016】プリンタ2の一方の側面には、データ記録
媒体として用いられるメモリカード9(図6参照)がセ
ットされるメモリ用スロット10と、プリントする画像
を外部モニタ等の表示機器に出力する外部出力端子11
と、外部機器が接続される外部接続端子12と、Int
egrated Services DigitalN
etwork(ISDN)回線を介しての画像データの
送受信を行うためのISDN接続端子13とが設けられ
ている。
【0017】図3は、プリンタ2を背面側から見た斜視
図であり、プリンタ2の背面には、下面に設けられたヒ
ンジ部15(図1参照)を利用して開閉自在とされた裏
蓋16と、この裏蓋16を開放する際にロックを解除す
る解除つまみ17とが設けられている。プリンタ2の内
部には、複数枚のフイルムユニットが収納されたフイル
ムパックが装填されるパック室が設けられており、この
裏蓋16はパック室を開閉するためのものである。裏蓋
16の側方には、プリンタ2の電源スイッチ18や、各
種スイッチが設けられた操作パネル19が配置されてい
る。
【0018】また、裏蓋16のほぼ中央部には、透明な
保護板21が嵌め込まれており、この保護板21の背後
には、プリント用の画像観察に使用される観察用液晶デ
ィスプレイユニット22(図1参照)が取り付けられて
いる。
【0019】図1は、プリンタ2の要部断面図である。
上述したように、プリンタ2内部の背面側には、フイル
ムパック24が装填されるパック室25が設けられてい
る。フイルムパック24は、プラスチックで形成された
箱形状のケース26内に、複数のフイルムユニット27
が積み重ねられた状態で収納されているもので、一般的
なインスタントカメラに使用されるものと同じものが使
用される。
【0020】フイルムユニット27は、周知のように感
光面27aの上部に、現像処理液が内包された現像処理
液ポッド27bと、感光面27aの下部には、感光面2
7a内面に展延された現像処理液の余剰分を吸収するト
ラップ部27cとが設けられている。そして、感光面2
7aに露光を与えることによって光化学的に潜像を形成
した後、現像処理液ポッド27bを破裂させ、感光面2
7a内面の感光層に現像処理液を流し込むことで、迅速
にプリント写真を得ることができる。なお、このフイル
ムユニット27は、露光が行われる感光面27a内面の
感光層に対面する受像層に、反射層を通して画像が転写
されるようになっており、感光面27aの反対の面から
画像を観察する透過型フイルムユニットとなっている。
【0021】ケース26の前面には、フイルムユニット
27の感光面27aを露光するための露光開口29が形
成されている。また、ケース26の背面側には、裏蓋1
6の内壁面に設けられたフイルム押圧部材30が入り込
む開口31が形成されている。フイルム押圧部材30
は、ケース26内に収納されたフイルムユニット27を
背面側から押圧してケース26の前面内壁に押し付け、
感光面27aに平面性を付与するためのものである。な
お、図面の煩雑化を防ぐために描いていないが、ケース
26背面の開口31はケース26内に収められた柔軟な
遮光シートで覆われており、フイルム押圧部材30はこ
の遮光シートを介してフイルムユニット27を押圧す
る。
【0022】前述した観察用液晶ディスプレイユニット
22は、一対のフイルム押圧部材30の間に配置される
ように裏蓋16の内壁面に取り付けられている。フイル
ム押圧部材が用いられているインスタントカメラにも当
てはまるが、フイルム押圧部材30の間は、主要な部品
が組み込まれることのないデッドスペースとなってい
た。しかしながら、本発明のプリンタ2では、このフイ
ルム押圧部材30の間の無駄なスペースに観察用液晶デ
ィスプレイユニット22を組み込むことで、プリンタ2
内部の部品配置を適正化することができ、プリンタ2を
小型化することができる。
【0023】前記観察用液晶ディスプレイユニット22
は、周知のTFT型の透過型液晶パネルと、この液晶パ
ネルを背後から照明するバックライトとからなり、プリ
ント用画像を直接に観察できる程度の大きさとされてい
る。
【0024】図4は、プリンタ2を前面側から見た際の
各機構の配置を概略的に示すものである。プリンタ2内
のほぼ中央部にはフイルムパック24が配置され、この
フイルムパック24の右方には、プリンタ2の各部を制
御する各種回路が形成され、前述した各種端子等が取り
付けられているプリント基板33と、メモリカード9を
駆動するメモリカード駆動部34とが配置されている。
フイルムパック24の左方には、露光済みのフイルムユ
ニット27をフイルムパック24内から送り出すととも
に、現像させる手段でもあるフイルム送り出し機構35
と、このフイルム送り出し機構35を駆動する駆動モー
タ36とが配置されている。フイルムパック24の上方
には、フイルム送り出し機構35を構成する展開ローラ
対37が配置されている。
【0025】フイルム送り出し機構35は、一般的なイ
ンスタントカメラにも使用されているものである。この
フイルム送り出し機構35は、ケース26の前面に形成
された切欠39内に下方から入り込み、ケース26内の
最前列にあるフイルムユニット27の下端をすくい上げ
ながら上方に移動し、ケース26の上面に設けられた送
出口40からフイルムユニット27を上方に送り出すク
ロー部材と、このクロー部材を駆動する機構と、展開ロ
ーラ対37とから構成されている。
【0026】ケース26から送り出されたフイルムユニ
ット27は、上方で回転する展開ローラ対37の間に送
り込まれる。この展開ローラ対37も前述した駆動モー
タ36によって相互に逆方向に回転駆動され、フイルム
ユニット27を挟み込んで上方の排出口4に向けて搬送
する。この展開ローラ対37を構成する各ローラは、図
示しないバネ及びスペーサによって、互いに一定の間隔
を保って接近する方向に付勢されており、フイルムユニ
ット27を強い力で挟み込む。これにより、フイルムユ
ニット27の現像処理液ポッド27bが裂開され、現像
処理液が感光面27a内面の感光層に流れ込む。展開ロ
ーラ対37は、現像処理液を感光面27a内面の感光層
に均一に展延しながら、排出口4からフイルムユニット
27を排出する。
【0027】図1に示すように、プリンタ2の前面に設
けられた突出部7内には、フイルムパック24が装填さ
れるパック室25の前面に連なる露光室42が形成され
ている。この露光室42の先端内壁部分には、フイルム
ユニット27に露光する画像が表示される露光用液晶デ
ィスプレイユニット43が配置されている。また、この
露光用液晶ディスプレイユニット43とフイルムユニッ
ト27との間には、露光用液晶ディスプレイユニット4
3に表示された画像を拡大投影して、フイルムユニット
27の感光面27aに結像する露光用光学系である結像
レンズ44が配置されている。
【0028】図5は、露光用液晶ディスプレイユニット
43の構成を示す分解斜視図である。露光用液晶ディス
プレイユニット43は、透過型マトリクス駆動型の液晶
パネル46と、この液晶パネル46の背後に配置される
拡散板47及び光増幅板48と、これらの背後に配置さ
れる光源部であるLEDユニット49と、これらを収納
してユニット化する筐体50と、液晶パネル46を保護
するとともに、筐体50を塞ぐ透明な保護カバー51と
から構成されている。
【0029】液晶パネル46は、多数の画素(例えば、
縦240×横320画素=76800画素)が配列され
ているものである。この液晶パネル46自体にはカラー
の要素はなく、全画素を用いて1枚の画像を形成する。
LEDユニット49は、3原色の赤,緑,青の各色に発
光するLED53,54,55と、これらのLED53
〜55が取り付けられる回路基板56とからなる。
【0030】この露光用液晶ディスプレイユニット43
は、カラー画像を3原色の各色に分解した画像を一定の
時間間隔で液晶パネル46に順次表示し、これに同期し
てLEDユニット49に設けられた3原色のLED5
3,54,55を順次に点滅させる。そして、これらの
フレーム画像の表示とLEDの点滅との残像によって、
カラー画像が見えるようになる。この露光用液晶ディス
プレイユニット43によれば、液晶パネル46の1画素
でカラー表示を行えるため、非常に小型でありながら高
画質なカラー画像を表示できるようになっている。ま
た、消費電力は、観察用液晶ディスプレイユニット22
等の従来のものに比べて非常に小さいため、電池で駆動
する携帯型プリンタに容易に利用することができる。
【0031】上記露光用液晶ディスプレイユニット43
には、カラー画像が上下左右ともに正像で表示される。
これにより、フイルムユニット27の感光面27aに
は、上下左右が反転した画像が露光されることになる。
しかしながら、フイルムユニット27では感光面27a
の反対面側から画像の観察が行われるため、フイルムユ
ニット27に形成されるポジ画像は、露光用液晶ディス
プレイユニット43に表示される画像と同じ画像とな
る。
【0032】図6は、プリンタの電気的構成を示すブロ
ック図である。プリンタ2は、マイクロコンピュータ等
からなるシステムコントローラ58によって、各部が制
御されている。このシステムコントローラ58には、I
/Oポート59を介して、操作パネル19の各操作スイ
ッチや、外部接続端子12,アンテナ6によって画像デ
ータを受発信する受発信回路60,ISDN用端子13
によって画像データを受発信するISDN受発信回路6
1,図示しない受発光部62aによって画像データを赤
外線により受発信する赤外線受発信部62から各種信号
が入力される。そして、システムコントローラ58は入
力される信号を監視し、入力信号に応じた処理を行う。
【0033】システムコントローラ58に接続されてい
るEEPROM64には、プリンタ2を所定のシーケン
スにしたがって動作させるためのシーケンスプログラム
と、その際に参照される各種の調整データが予め格納さ
れている。装飾データ用メモリ65には、入力された画
像データと合成するためのフレーム枠やメッセージ、キ
ャラクタマーク等が記録されている。
【0034】メモリカード9は、高速なアクセスが可能
なDRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いら
れており、電子スチルカメラや、パーソナルコンピュー
タ等によって画像データが記録される。メモリ用スロッ
ト10に差し込まれたメモリカード9は、メモリカード
駆動部34にセットされる。システムコントローラ58
は、メモリカード駆動部34を介してメモリカード9に
記録されている画像データを読み出すとともに、画像デ
ータと、この画像データを取り囲むフレーム枠やメッセ
ージ等の装飾データとが合成された合成画像データをメ
モリカード9に書き込む。
【0035】メモリカード9から読み出された画像デー
タは、画像データ処理回路67に入力される。この画像
データ処理回路67は、入力された画像データに対して
ホワイトバランス調節、ガンマ補正などの信号処理を行
う。また、装飾データが選択されている場合には、画像
データと装飾データとの画像合成を行う。処理済みの画
像データは、NTSC方式のコンポジット信号に対応し
た映像信号を変換され、D/Aコンバータ68,アンプ
69を経て映像信号用の外部出力端子11に出力され
る。これにより、外部出力端子11に接続された外部モ
ニタによって画像を観察することができる。
【0036】また、画像データ処理回路67から送出さ
れた映像信号は、LCDドライバ71にも入力される。
このLCDドライバ71は、前述の観察用液晶ディスプ
レイユニット22を駆動して、プリント用画像を観察用
液晶ディスプレイユニット22に表示させる。
【0037】更に、上記映像信号の経路とは別に、処理
済みの画像データは、電気的なカラー画像信号に変換さ
れてインターフェース回路73にも入力される。このイ
ンターフェース回路73への画像信号の入力は、プリン
トスイッチ5の操作に応じて実行される。また、その際
にシステムコントローラ58はシャッタ回路88を作動
させ、露光用液晶ディスプレイユニット43への画像の
表示時間をコントロールする。
【0038】インターフェース回路73は、動作周波数
変換部である動作周波数変換回路74,表示制御回路7
5,D/Aコンバータ76から構成されており、カラー
画像信号は最初に動作周波数変換回路74に入力され
る。図7に示すように、動作周波数変換回路74は、フ
レームメモリ75,76と、制御部77と、スイッチ回
路78,79,80,81とから構成されている。な
お、画像データ処理回路67から、インターフェース回
路73への画像信号の入力は、プリントスイッチ5が操
作された際にのみ行われる。
【0039】動作周波数変換回路74の端子83には、
端子84に入力されるクロックCLK1に同期して、1
フレーム分のカラー画像データを表すカラー画像信号S
GNL1が入力される。このカラー画像信号SGNL1
は、スイッチ回路78,79の切り換え状態に応じて、
フレームメモリ75あるいはフレームメモリ76に格納
される。制御部77は、クロックCLK1をモニタし、
1フレーム分のカラー画像信号が一方のフレームメモリ
に格納し終わる毎にスイッチ回路78,79を切り換え
る。また、スイッチ回路78,79は、いずれのフレー
ムメモリ75,76にも接続されない中立点を有してお
り、この中立点は書き込み側と読み込み側との動作周波
数の差異に応じて使用される。
【0040】一方、フレームメモリ75,76からカラ
ー画像信号を読み出す場合には、端子85に入力される
クロックCLK2に同期して、端子86からカラー画像
信号SGNL2として読み出される。その際にも、制御
部77はクロックCLK2をモニタし、一方のフレーム
メモリからカラー画像信号が読み出し終わるとスイッチ
回路80,81を切り換え、次に他方のフレームメモリ
からカラー画像信号を読み出す。クロックCLK2は、
露光用液晶ディスプレイユニット43の動作周波数に同
期するものであり、動作周波数変換回路74から出力さ
れたカラー画像信号SGNL2は、同期ズレなく液晶デ
ィスプレイユニット48を駆動することができる。
【0041】上記クロックCLK1とクロックCLK2
との周波数が等しい場合には、1:1のタイミングでカ
ラー画像信号をフレームメモリ75,76に読み書きす
ることができる。しかしながら、クロックCLK1とク
ロックCLK2との周波数が異なる場合には、様々な問
題が発生する。例えばクロックCLK1の周波数がクロ
ックCLK2よりも高い場合には、フレームメモリから
のカラー画像信号の読み出しがカラー画像信号の書き込
み側よりも遅くなるため、次のフレームのカラー画像信
号をフレームメモリに書き込めないという問題が発生す
る。
【0042】また、逆にクロックCLK1の周波数がク
ロックCLK2よりも低い場合には、フレームメモリか
らのカラー画像信号の読み出しがカラー画像信号の書き
込み側よりも速くなるため、露光用液晶ディスプレイユ
ニット43に次のカラー画像信号を入力することができ
なくなるという問題が発生する。これらカラー画像信号
の周波数のズレは、以下に説明するように、制御部77
によってスイッチ回路78〜81の切り換えタイミング
を変更することにより解決することができる。
【0043】入力側のカラー画像信号SGNL1のクロ
ックCLK1の周波数がクロックCLK2よりも高い場
合には、制御部77は、スイッチ回路78,79をいず
れのフレームメモリ75,76にも接続されない中立点
に切り換え、フレームメモリ75,76のいずれか一方
のカラー画像信号の読み出しが完了するまで、フレーム
メモリへのカラー画像信号の書き込みを禁止する。
【0044】また、入力側のカラー画像信号SGNL1
のクロックCLK1の周波数がクロックCLK2よりも
低い場合には、制御部77は、書き込み側によるフレー
ムメモリへの書き込みが終了するまでスイッチ回路8
0,81の切り換えを行わない。そして、同じフレーム
メモリから再度同じカラー画像信号を読み出し、一方の
フレームメモリへのカラー画像信号の書き込みが完了す
るのを待ってスイッチ回路80,81を切り換える。
【0045】このように、動作周波数変換回路74は、
入力されるカラー画像信号の動作周波数が露光用液晶デ
ィスプレイユニット43の動作周波数と異なる場合で
も、確実に露光用液晶ディスプレイユニット43の動作
周波数と同じ周波数に変換することができ、露光用液晶
ディスプレイユニット43に同期ズレによる画像の乱れ
は発生しない。
【0046】動作周波数変換回路74から読み出された
カラー画像信号は、表示制御回路75に入力される。表
示制御回路75は、カラー画像信号をR,G,Bの3原
色に対応した色画像信号に分解し、順次出力する。表示
制御回路75から出力された各色画像信号は、D/Aコ
ンバータ76によってアナログの画像信号に変換されて
露光用液晶ディスプレイユニット43に入力される。ま
た、表示制御回路75からは、LEDユニット49を駆
動するための制御信号も露光用液晶ディスプレイユニッ
ト43に入力される。
【0047】図8に示すように、表示制御回路75は、
時間t1間隔で各色画像信号に対応した赤色対応フレー
ム画像,緑色対応フレーム画像,青色対応フレーム画像
を露光用液晶ディスプレイユニット43の液晶パネル4
6に順次に形成する。また、表示制御回路75は、LE
Dユニット49を駆動させて、液晶パネル46への各色
のフレーム画像の形成に同期して同じ色のLED53〜
55を順次に点滅させる。
【0048】上記液晶パネル46への赤色対応フレーム
画像,緑色対応フレーム画像,青色対応フレーム画像の
表示と、赤色LED53,緑色LED54,青色LED
55の点灯とに必要な動作時間Tを1サイクルとしたと
き、この1サイクルの動作時間は、1/16sec以下
の速い動作時間とされている。そのため、これらのフレ
ーム画像の表示とLEDの点滅との残像によって、液晶
パネル46の1画素でフルカラーの表示が行われる。ま
た、動画データが入力された場合でも、画像の動きを滑
らかに表現することができる。
【0049】また、入力される画像データが動画の場合
には、すぐに次のフレーム画像が入力されるが、静止画
の場合には、画像を切り換える操作がなされるまでの間
や、自動画像送り機能の設定内容に応じて時間が経過す
るまで、動作周波数変換回路74によって同じフレーム
画像が、繰り返し表示制御回路75に入力される。これ
により、露光液晶ディスプレイユニット43には、静止
画像が継続して表示されるようになる。
【0050】シャッタ回路88は、露光用液晶ディスプ
レイユニット43がシャッタとして動作するように、イ
ンターフェース回路73を制御する回路であり、露光用
液晶ディスプレイユニット43に所定時間だけフルカラ
ー画像を表示させてフイルムユニット27に露光を行
う。なお、露光時間は、フイルムユニット27の感度や
画像データの濃度に応じて自動的に調節してもよいし、
ユーザが設定するようにすることもできる。
【0051】フイルムユニット27への露光が終了する
と、システムコントローラ58はモータドライバ90を
介して駆動モータ36を作動させる。これにより、フイ
ルム送り出し機構35が作動し、フイルム送り出し機構
35を構成するクロー部材が、フイルムパック24の前
面に形成された切欠39内に下方から入り込み、ケース
26内の最前列にある露光済みのフイルムユニット27
の下端をすくい上げて上方に移動し、フイルムユニット
27をケース26上面に設けられた送出口40から上方
に送り出す。
【0052】また、駆動モータ36は展開ローラ対37
も回転させる。これにより、フイルムユニット27は展
開ローラ対37に挟み込まれて上方の排出口4に向けて
搬送され、その際に現像処理液ポッド27bが裂開され
る。現像処理液ポッド27bから流れ出た現像処理液
は、展開ローラ対37によって感光面27a内面の感光
層に均一に展延される。これにより、フイルムユニット
27にポジ像が形成される。
【0053】次に、上記第1実施形態の作用について、
図9に示すフローチャートを参照して説明する。プリン
タ2を使用する際には、図3に示す操作パネル19に設
けられた電源スイッチ18を操作して、プリンタ2の電
源をオンさせる。プリンタ2への画像データの入力方法
は複数種類用意されており、電子スチルカメラや、パー
ソナルコンピュータ等で画像データが記録されたメモリ
カード9から画像データを入力する方法,外部接続端子
12やISDN用端子13を利用して、電子スチルカメ
ラや、ビデオカメラ,ビデオデッキ,パーソナルコンピ
ュータ等の外部機器から直接に画像データを入力する方
法,アンテナ6を用いて外部機器から無線により画像デ
ータを入力する方法,受発光部62aにより赤外線で画
像データを入力する方法等がある。本実施形態では、メ
モリカード9からの画像データの入力を例に説明を行
う。
【0054】メモリカード9から画像データを入力する
場合には、プリンタ2の電源がオフしている状態でメモ
リ用スロット10にメモリカード9を差し込み、その後
にプリンタ2の電源をオンする。これは、プリンタ2の
電源がオンしている状態でメモリカード9を抜き差しす
ることにより、メモリカード9のデータが破壊されるの
を防止するためである。プリンタ2の電源をオンした後
に、操作パネル19の各種スイッチを操作して、画像デ
ータの入力方法を選択,決定し、画像データの入力を実
行する。
【0055】図6に示すように、操作パネル19におい
て画像データを入力する操作がなされると、その操作信
号がI/0ポート59を介してシステムコントローラ5
8に入力される。システムコントローラ58は、I/0
ポート59から画像データの入力を指示する操作信号が
入力されると、図4に示すメモリカード駆動部34を介
してメモリカード9から画像データを読み出す。
【0056】メモリカード9から読み出された画像デー
タは、システムコントローラ58によって、画像データ
処理回路67に送出される。この画像データ処理回路6
7では、入力された画像データに対してホワイトバラン
ス調節、ガンマ補正などの信号処理が行われる。処理済
みの画像データは、NTSC方式のコンポジット信号に
対応した映像信号を変換され、D/Aコンバータ68,
アンプ69を経て映像信号用の外部出力端子11に出力
される。外部出力端子11に外部モニタが接続されてい
る場合には、この外部モニタによって画像を観察するこ
とができる。
【0057】また映像信号は、LCDドライバ71にも
入力される。LCDドライバ71は、裏蓋16に取り付
けられた観察用液晶ディスプレイユニット22を駆動し
て、入力された映像信号に対応する画像を観察用液晶デ
ィスプレイユニット22に表示する。
【0058】ユーザは、操作パネル19の各種スイッチ
を操作してメモリカード9に記録された画像データを順
次に読み込み、観察用液晶ディスプレイユニット22で
観察する。そして、観察した画像データの中からプリン
トしたい画像を選択,決定する。
【0059】また、本実施形態のプリンタ2では、外部
から入力した画像データに対して、フレーム枠やメッセ
ージ、キャラクターマーク等の装飾データを合成してプ
リントすることができる。操作パネル19が操作され、
装飾データを使用するという指示がなされると、システ
ムコントローラ58は装飾データメモリ65から装飾デ
ータを順次に読み出す。読み出された装飾データは、画
像データ処理回路67にて選択されている画像データと
合成される。画像データと装飾データとが合成された合
成画像データは、再び観察用液晶ディスプレイユニット
22に表示される。
【0060】プリントしたい画像データが決定した場合
には、プリントスイッチ5を押下する。システムコント
ローラ58にはI/Oポート59を介してプリント信号
が入力される。プリント信号が入力されたシステムコン
トローラ58は、画像データ処理回路67に画像データ
を電気的なカラー画像信号に変換させ、インターフェー
ス回路73に入力させる。また、システムコントローラ
58は、シャッタ回路88を作動させ、インターフェー
ス回路73による露光用液晶ディスプレイユニット43
の画像の表示時間を制御する。
【0061】インターフェース回路73に入力されたカ
ラー画像信号は、動作周波数変換回路74に入力され
る。図7に示すように、動作周波数変換回路74の端子
83には、端子84に入力されるクロックCLK1に同
期して、1フレーム分のカラー画像データを表すカラー
画像信号SGNL1が入力される。このカラー画像信号
SGNL1は、スイッチ回路78,79の切り換え状態
に応じて、フレームメモリ75あるいはフレームメモリ
76に格納される。制御部77は、クロックCLK1を
モニタし、1フレーム分のカラー画像信号が一方のフレ
ームメモリに格納し終わる毎にスイッチ回路78,78
を切り換える。
【0062】また、一方、フレームメモリ75,76に
格納されたカラー画像信号は、端子85に入力されるク
ロックCLK2に同期して、端子86からカラー画像信
号SGNL2として読み出される。その際にも、制御部
77はクロックCLK2をモニタし、一方のフレームメ
モリからカラー画像信号が読み出し終わるとスイッチ回
路80,81を切り換え、次に他方のフレームメモリか
らカラー画像信号を読み出す。クロックCLK2は、露
光用液晶ディスプレイユニット43の動作周波数に同期
するものであり、動作周波数変換回路74から出力され
たカラー画像信号SGNL2は、同期ズレなく露光用液
晶ディスプレイユニット43を駆動することができる。
【0063】上記入力側のカラー画像信号SGNL1の
クロックCLK1の周波数がクロックCLK2よりも高
い場合には、制御部77は、スイッチ回路78,79を
いずれのフレームメモリ75,76にも接続されない中
立点に切り換え、フレームメモリ75,76のいずれか
一方のカラー画像信号の読み出しが完了するまで、フレ
ームメモリへのカラー画像信号の書き込みを禁止する。
これにより、次のフレームのカラー画像信号がフレーム
メモリに書き込めないという問題は発生しない。
【0064】また、入力側のカラー画像信号SGNL1
のクロックCLK1の周波数がクロックCLK2よりも
低い場合には、制御部77は、書き込み側によるフレー
ムメモリへの書き込みが終了するまでスイッチ回路8
0,81の切り換えを行わない。そして、同じフレーム
メモリから再度同じカラー画像信号を読み出し、一方の
フレームメモリへのカラー画像信号の書き込みが完了す
るのを待ってスイッチ回路80,81を切り換える。こ
れにより、露光用液晶ディスプレイユニット43に次の
カラー画像信号を入力することができなくなるという問
題は発生しない。
【0065】このように、動作周波数変換回路74は、
入力されるカラー画像信号の動作周波数が露光用液晶デ
ィスプレイユニット43の動作周波数と異なる場合で
も、確実に露光用液晶ディスプレイユニット43の動作
周波数と同じ周波数に変換することができるので、露光
用液晶ディスプレイユニット43に同期ズレによる画像
の乱れ等が発生することはない。
【0066】動作周波数変換回路74から読み出された
カラー画像信号は、表示制御回路75に入力される。表
示制御回路75は、カラー画像信号をR,G,Bの3原
色に対応した色画像信号に分解し、順次出力する。表示
制御回路75から出力された各色画像信号は、D/Aコ
ンバータ76によってアナログの画像信号に変換されて
露光用液晶ディスプレイユニット43に入力される。ま
た、表示制御回路75からは、LEDユニット49を駆
動するための制御信号も露光用液晶ディスプレイユニッ
ト43に入力される。
【0067】図8に示すように、表示制御回路45は、
時間t1間隔で各色画像信号に対応した赤色対応フレー
ム画像,緑色対応フレーム画像,青色対応フレーム画像
を露光世用液晶ディスプレイユニット43の液晶パネル
46に順次に形成する。また、これに同期して、同じ色
のLED53〜55が順次点滅する。
【0068】上記液晶パネル46への赤色対応フレーム
画像,緑色対応フレーム画像,青色対応フレーム画像の
表示と、赤色LED53,緑色LED54,青色LED
55の点灯とに必要な動作時間Tを1サイクルとしたと
き、この1サイクルの動作時間は、1/16sec以下
の速い動作時間とされている。そのため、これらのフレ
ーム画像の表示とLEDの点滅との残像によって、液晶
パネル46の1画素でフルカラーの表示が行われる。露
光用液晶ディスプレイユニット43には、所定時間が経
過するまで、同じフレーム画像が繰り返し形成される。
【0069】露光用液晶ディスプレイユニット43に表
示された画像は、結像レンズ44によって拡大投影さ
れ、フイルムユニット27の感光面27aに結像され
る。これにより、フイルムユニット27には、露光用液
晶ディスプレイユニット43に表示されている画像が適
性に露光される。
【0070】なお、露光用液晶ディスプレイユニット4
3による露光時間は、画像データの濃度に応じて自動的
に調節するようにしてもよいし、ユーザが設定するよう
にすることもできる。また、露光時間を調節する代わり
に、LEDユニット49の各LED53〜55を駆動す
る駆動電流を調節し、LED53〜55の光量自体を調
節するようにしてもよい。
【0071】なお、フイルムユニット27の感光面27
aには、露光用液晶ディスプレイユニット43に表示さ
れた画像に対して上下左右が反転された画像が露光され
るが、フイルムユニット27の画像の観察は、感光面2
7aの反対側の面から行われるため、観察される画像は
露光用液晶ディスプレイユニット43に表示されている
画像と同じものとなる。
【0072】フイルムユニット27への露光が終了する
と、システムコントローラ58は、モータドライバ90
によって駆動モータ36を駆動する。この駆動モータ3
6は、図4に示すように、フイルム送り出し機構35を
駆動するとともに、展開ローラ対37を回転させる。
【0073】フイルム送り出し機構35では、クロー部
材がケース26の前面に形成された切欠39内に下方か
ら入り込み、ケース26内の最前列にあるフイルムユニ
ット27の下端をすくい上げながら上方に移動し、ケー
ス26上面に設けられた送出口40からフイルムユニッ
ト27を上方に送り出す。ケース26から送り出された
フイルムユニット27は、上方で回転する展開ローラ対
37の間に送り込まれる。
【0074】展開ローラ対37は、駆動モータ36によ
って相互に逆方向に回転駆動されており、フイルムユニ
ット27を挟み込んで上方の排出口4に向けて搬送す
る。この展開ローラ対37を構成する各ローラは、図示
しないバネ及びスペーサによって、互いに一定の間隔を
保って接近する方向に付勢されており、フイルムユニッ
ト27を強い力で挟み込む。これにより、フイルムユニ
ット27の現像処理液ポッド27bが裂開され、現像処
理液が感光面27a内面の感光層に流れ出る。展開ロー
ラ対37は、現像処理液を感光面27a内面の感光層に
均一に展延しながら、排出口4からフイルムユニット2
7を排出する。排出されたフイルムユニット27は、ユ
ニット内で現像,転写処理が行われる所定時間後に、ポ
ジ画像を観察できるようになる。
【0075】上記第1の実施形態のフイルムユニット2
7の観察面に形成されるポジ画像は、上下方向が反転し
た画像となるが、プリント時に露光用液晶ディスプレイ
ユニット43に表示される画像を上下方向で反転させる
ことで、フイルムユニット27の観察面に正しい向きの
ポジ画像を形成することができる。これは、画像データ
処理回路67に、画像の姿勢を適宜補正する画像姿勢補
正機能を持たせればよく、上記実施形態では、インター
フェース回路73に送出する画像信号にだけ、上下方向
での反転処理を行えばよい。
【0076】また、透過型のフイルムユニットを例に説
明したが、露光面にポジ画像が形成されて観察される鏡
像型フイルムユニットを使用することもできる。この場
合には、露光用液晶ディスプレイユニットに正像が表示
されていると、鏡像型フイルムユニットの観察面には上
下左右方向が反転された画像が形成されてしまう。しか
しながら、上述したように、画像データ処理回路に画像
姿勢補正機能を持たせ、露光用液晶ディスプレイユニッ
トに逆像を表示させることで、鏡像型フイルムユニット
においても正しい向きのポジ画像を得ることができる。
【0077】なお、上記第1実施形態のプリンタでは、
露光用液晶ディスプレイユニット43と結像レンズ44
とをフイルムユニット27に対面するように配置し、露
光用光路を直線的なものとした。しかしながら、反射ミ
ラーを使用して露光用光路を折り曲げ、プリンタを全体
的に小型化することもできる。以下に、2枚の反射ミラ
ーを使用して露光用光路を略Z字形状とした本発明の第
2の実施形態のプリンタについて説明する。なお、上記
第1実施形態のプリンタで説明した部品と同じ部品につ
いては、同符号を用いて詳しい説明を省略する。
【0078】本実施形態のプリンタの外観形状を表す図
10に示すように、プリンタ92は、上記第1実施形態
のプリンタ2と同様に、前面に突出部93が形成されて
いる。この突出部93内には、露光用液晶ディスプレイ
ユニット43からフイルムユニット27へといたる露光
用光路が設けられているが、露光用光路を2枚の反射ミ
ラーで折り曲げているため、第1の実施形態のプリンタ
2よりも突出部93の突出量が小さくなっている。
【0079】プリンタ92の要部断面図である図11に
示すように、突出部93内には、露光用液晶ディスプレ
イユニット43,第1反射ミラー95,複数枚のレンズ
と鏡筒とからなる露光用光学系96,第2反射ミラー9
7が組み込まれている。露光用液晶ディスプレイユニッ
ト43に表示された画像は、第1反射ミラー95に反射
されて露光用光学系96に入射する。露光用光学系96
は、入射された光を第2反射ミラー97に向けて拡大投
影する。第2反射ミラー97に入射した光は、フイルム
ユニット27の感光面27aに結像し、感光面27内の
感光層を露光する。
【0080】このように、光路を略Z字形状とすると、
プリンタ92の前後方向の寸法を直線的な露光用光路を
用いる上記プリンタ2よりも小さくすることができ、プ
リンタを小型,軽量化することができる。
【0081】なお、このZ字形状の光路では、露光用液
晶ディスプレイユニット43に表示された画像は、フイ
ルムユニット27には上下左右方向が反転した状態で露
光される。しかしながら、フイルムユニット27は、感
光面27aの反対側の面から観察されるため、露光用液
晶ディスプレイユニット43には正像を表示させればよ
い。
【0082】また、画像データ処理回路に、画像の姿勢
を適宜補正する画像姿勢補正機能を持たせ、露光用液晶
ディスプレイユニット43に表示される画像を上下方向
で反転させれば、フイルムユニット27の観察面に正し
い向きのポジ画像を形成することもできる。
【0083】更に、本実施形態のプリンタ92でも鏡像
型フイルムユニットを使用することができる。この場合
には、露光用液晶ディスプレイユニット43に上下左右
方向が反転された逆像を表示させれば、鏡像型フイルム
ユニットにおいても正しい向きのポジ画像を得ることが
できる。
【0084】また、図12,図13に示すように、1枚
の反射ミラーを使用して露光用光路を略L字形状とする
こともできる。以下に、略L字形状の露光用光路を用い
た本発明の第3の実施形態のプリンタについて説明す
る。なお、上記各実施形態のプリンタで説明した部品と
同じ部品については、同符号を用いて詳しい説明を省略
する。
【0085】本実施形態のプリンタの外観形状を表す図
12に示すように、プリンタ99は、上記各プリンタと
同様に、前面に突出部100が形成されている。この突
出部100内には、露光用液晶ディスプレイユニット4
3からフイルムユニットへ27といたる露光用光路が設
けられているが、露光用光路を1枚の反射ミラーで折り
曲げているため、第1及び第2の実施形態のプリンタよ
りも突出部100の突出量が小さくなっている。
【0086】プリンタ99の要部断面図である図13に
示すように、突出部100内には、露光用液晶ディスプ
レイユニット43,複数枚のレンズと鏡筒とからなる露
光用光学系102,反射ミラー103が組み込まれてい
る。露光用液晶ディスプレイユニット43に表示された
画像は、露光用光学系96に入射する。該露光用光学系
96より射出した光は、反射ミラー103で反射された
後、フイルムユニット27の感光面27aに結像し、感
光面27内の感光層を露光する。
【0087】このように、光路を略L字形状とすると、
プリンタ99の前後方向の寸法を、直線的な露光用光路
を用いる上記プリンタ2や、略Z字形状の露光用光路を
用いるプリンタ92よりも小さくすることができ、プリ
ンタを小型,軽量化することができる。
【0088】なお、このL字形状の光路では、露光用液
晶ディスプレイユニット43に表示された画像は、フイ
ルムユニット27の感光面27aには上下方向が反転し
た状態で露光される。そのため、本実施形態では、図1
4に示すように、画像データ処理回路67とインターフ
ェース回路73との間に、画像データの左右方向を反転
させる画像姿勢補正手段である画像姿勢補正回路105
を設けている。これにより、フイルムユニット27には
上下方向が反転したポジ像が形成される。このフイルム
ユニット27の上下方向の反転は、フイルムユニット2
7を上下逆様にして観察すれば問題ないため、画像姿勢
補正回路105によって補正しなくてもよい。
【0089】また、露光用液晶ディスプレイユニット4
3に表示される画像を画像姿勢補正回路105によって
上下左右方向で反転させ、フイルムユニット27の観察
面に正しい向きのポジ画像を形成することもできる。
【0090】更に、本実施形態のプリンタ99でも鏡像
型フイルムユニットを使用することができる。この場合
には、露光用液晶ディスプレイユニット43に上下方向
が反転された画像を表示させれば、鏡像型フイルムユニ
ットにおいても正しい向きのポジ画像を得ることができ
る。
【0091】また、直線的な露光用光路を用いてもプリ
ンタを小型化することができる。以下に、露光用液晶デ
ィスプレイユニットと露光用光学系とをプリンタに対し
て沈胴,繰り出しするようにした本発明の第4の実施形
態のプリンタについて説明する。なお、上記各実施形態
のプリンタで説明した部品と同じ部品については、同符
号を用いて詳しい説明を省略する。
【0092】図15に示すように、本実施形態のプリン
タ107の前面には、使用状態に応じてプリンタ107
内に沈胴し、プリンタ107外に繰り出される露光部1
08が設けられている。この露光部108は、箱形状と
された内筒109と、この内筒109を保持する外筒1
10とからなる。図16に示すように、露光部108の
内筒109内には、露光用液晶ディスプレイユニット4
3と、この露光用液晶ディスプレイユニット43に表示
された画像をフイルムユニット27の感光面27aに拡
大投影して結像する露光用光学系である結像レンズ11
2とが組み込まれている。
【0093】プリンタ107は、不使用時には、図15
及び図16に示すように露光部108がプリンタ107
内に沈胴されており、プリンタ107を小型にしてい
る。これにより、プリンタ107の携帯性を向上させる
ことができる。プリンタ107を使用する際には、図1
7及び図18に示すように、露光部108の内筒109
と外筒110とがプリンタ107の前面に繰り出され
る。この露光部108の内筒109と外筒110との沈
胴及び繰り出しには、カムやリンク機構,ソレノイド等
を用いることができる。
【0094】露光部108がプリンタ107の前面に繰
り出されることにより、結像レンズ112は露光用液晶
ディスプレイユニット43に表示されている画像を拡大
投影して、フイルムユニット27の感光面27aに結像
することができる。なお、本実施形態のプリンタ107
では、第1の実施形態のプリンタ2と同様に、露光用液
晶ディスプレイユニット43に正像を表示させること
で、フイルムユニット27に正しい向きのポジ画像を形
成することができる。また、第1の実施形態のプリンタ
2と同様に、鏡像型フイルムユニットを使用することも
できる。更に、円筒形状の外筒と内筒とを用い、ズーム
レンズのようにヘリコイドギヤを使用して露光部を沈
胴.繰り出しするようにしてもよい。
【0095】また、上記各実施形態では、観察用液晶デ
ィスプレイユニットに、露光用液晶ディスプレイユニッ
トとはカラー画像を表示する際の方法が異なる従来タイ
プの液晶ディスプレイを使用した。しかしながら、観察
用液晶ディスプレイユニットにも、露光用液晶ディスプ
レイユニットと同タイプのものを用いることができる。
以下に、観察用液晶ディスプレイユニットに、露光用液
晶ディスプレイユニットと同タイプのものを使用した本
発明の第5の実施形態のプリンタについて説明する。な
お、上記各実施形態のプリンタで説明した部品と同じ部
品については、同符号を用いて詳しい説明を省略する。
【0096】図19は、本実施形態のプリンタ115の
背面側外観形状を示すものである。このプリンタ115
は、図1及び図2に示すプリンタ2と同様に直線的な露
光用光路を有するものであり、この露光用光路について
の説明は省略する。プリンタ115の背面で、裏蓋11
6の上方には、プリント用の画像を観察するための接眼
窓117が形成されている。
【0097】図20に示すように、接眼窓117の奥に
は、図6に示す露光用液晶ディスプレイユニット43と
同じタイプの観察用液晶ディスプレイユニット118
と、観察用液晶ディスプレイユニット118に表示され
た画像を拡大する拡大レンズ119とが組み込まれてい
る。上記観察用液晶ディスプレイユニット118は、図
21に示すように、露光用液晶ディスプレイユニット4
3と並列にインターフェース回路73に接続されてい
る。そのため、観察用液晶ディスプレイユニット118
と露光用液晶ディスプレイユニット43とには、同一の
画像が表示されることになる。
【0098】観察用液晶ディスプレイユニット118に
表示されている画像は、拡大レンズ119によって拡大
され、接眼窓117から射出される。この観察用液晶デ
ィスプレイユニット118の画像を見るためには、接眼
窓117を片目で覗き見るようになるため、他人に画像
を見られなくなるという効果を得ることができる。更
に、上記各実施形態で用いたバックライトを使用する液
晶ディスプレイよりも、消費電力を小さくすることがで
きるため、よりバッテリー駆動の携帯型プリンタとして
の機能を向上させることができる。
【0099】また、観察用液晶ディスプレイユニット1
18に表示された画像を拡大して接眼窓117から射出
させる拡大レンズとしては、図22に示すように、凸レ
ンズ121と凹レンズ122とからなるガリレオ式光学
系123を用いてもよい。これによれば、より拡大率の
高い画像表示を行うことができる。また、更に拡大率の
高い画像表示を行う場合には、図23示すように、対物
レンズ125,中間レンズ126,接眼レンズ127か
らなるケプラー式光学系128を用いることもできる。
【0100】更に、観察用ディスプレイユニット118
は、上記各実施形態で説明した、略Z字形状,略L字形
状の露光用光路を有するプリンタや、沈胴タイプの露光
部を有するプリンタ、鏡像型フイルムユニットを用いる
プリンタにも使用することができる。しかしながら、略
L字形状の露光用光路を有するプリンタや、鏡像型フイ
ルムユニットを用いるプリンタでは、露光用液晶ディス
プレイユニット43に表示される画像が正像ではないた
め、プリント時にのみ画像姿勢補正回路によって画像の
向きを反転させたり、観察用ディスプレイユニット11
8と露光用液晶ディスプレイユニット43とに、それぞ
れ別のインターフェース回路を使用する必要がある。
【0101】なお、上記各実施形態の露光用液晶ディス
プレイユニット43及び観察用液晶ディスプレイユニッ
ト118では、図5に示すように、液晶パネル46とL
EDユニット49との間に、拡散坂47と光増幅坂48
とを配置した。しかしながら、図24に示す液晶ディス
プレイユニット130のように、拡散坂131をLED
ユニット132の回路基板133に取り付け、この拡散
坂133内に向けて光を照射するように、赤,緑,青の
3原色のLED134,135,136を拡散坂133
の側面に配置してもよい。この構成によれば、LEDユ
ニット132と液晶パネル137とが納められ、保護カ
バー138が取り付けられる筐体139の前後方向の厚
み寸法を前述した液晶ディスプレイユニットよりも薄く
することができ、プリンタをより小型,軽量化すること
ができる。
【0102】また、上記各実施形態のプリンタでは、観
察用液晶ディスプレイユニットを設けたが、据え置きタ
イプのプリンタ等、外部モニタに接続して使用すること
が多いタイプのプリンタには、観察用液晶ディスプレイ
ユニットを設けなくてもよい。
【0103】また、露光用液晶ディスプレイユニットの
液晶パネルへの各フレーム画像の表示と各LEDの点滅
とは、人間の目で見てカラー画像が表示されるような動
作時間及びタイミングで行うようにした。しかしなが
ら、露光時には、各LEDの点灯時間を相対的に長く
し、各フレーム画像の表示によって露光量を調節するこ
ともできる。若しくは、各LEDを駆動する駆動電流を
相対的に増加させて、各LED自体の光量を増加させ、
露光量を調節することもできる。これによれば、露光量
を増大させることができるため、露光時間を短縮した
り、フイルムの感度に最適な露光を与えることができ
る。
【0104】更に、上記各実施形態では、フイルムユニ
ットがプリンタの上面から排出されるようにしたが、プ
リンタの下面から排出するようにしてもよい。また、プ
リンタを縦型に構成したが、横型に構成し、フイルムユ
ニットがプリンタの側面から排出されるようにしてもよ
い。
【0105】更に、フイルムユニットとして透過型のイ
ンスタントフイルムユニットを例に説明したが、鏡像型
のインスタントフイルムユニットを用いることもでき
る。この場合には、光路を変更したり、画像姿勢補正手
段によって適宜露光用液晶ディスプレイユニットに表示
される画像の姿勢を補正して、フイルムユニットに正し
い向きのポジ像が形成されるようにする。
【0106】また、透過式,鏡像式のフイルムユニット
を両方とも使用できるようにすることもできる。この場
合には、セットされたフイルムユニットの種類に応じ
て、画像姿勢補正回路が、適宜露光用液晶ディスプレイ
ユニットに表示される画像の姿勢を補正すればよい。な
お、フイルムユニットの種別の判断は、ユーザが指示し
たり、プリンタが識別するようにしてもよい。
【0107】更に、記録材料として使用される感光材料
は、インスタントフイルムユニットに限定されるもので
はなく、135タイプ120タイプ等の一般的な写真フ
イルムや、銀塩感光シートフイルムを用いてプリンタを
構成することもできる。
【0108】また、画像姿勢補正回路を別に設けたが、
画像データ処理回路によって画像の姿勢を補正するよう
にしてもよい。
【0109】更に、LEDは赤,緑,青の順に点滅する
ように記載したが、この順番も限定されるものではな
く、青,緑,赤等のように、順序を入れ換えて点滅させ
てもよい。
【0110】また、画像データを入力する外部記憶媒体
としてメモリカード用いたが、これ以外に、フロッピー
ディスクや、光磁気ディスク,CD−ROM等のリムー
バブルメディアを使用することもできる。
【0111】また、撮影レンズと撮像素子とを組み込ん
で、動画や静止画を撮像できるようにし、この撮像した
画像をすぐにプリントできるようにすることもできる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリンタ
によれば、高画質なフルカラー画像の表示が可能な露光
用液晶ディスプレイユニットによって面露光を行うよう
にしたので、スキャニング方式のプリンタに比べて、高
画質なプリントを極めて短時間に得ることのできるプリ
ンタをローコストに構成することができる。また、露光
用光学系を随意に変えることによって、容易に露光拡大
率を種々選択することができる。更に、露光用液晶ディ
スプレイユニットは消費電力が小さいため、小型,軽量
な携帯型プリンタに簡単に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のプリンタの構成を示す
要部断面図である。
【図2】第1実施形態のプリンタの外観を示す前面側斜
視図である。
【図3】第1実施形態のプリンタの外観を示す背面側斜
視図である。
【図4】第1実施形態のプリンタの内部配置を概略的に
示す要部断面図である。
【図5】露光用液晶ディスプレイユニットの構成を示す
分解斜視図である。
【図6】第1実施形態のプリンタの電気的構成を概略的
に示すブロック図である。
【図7】動作周波数変換回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】露光用液晶ディスプレイユニットの動作タイミ
ングを示すグラフである。
【図9】第1実施形態のプリンタの動作順序を示すフロ
ーチャートである。
【図10】第2実施形態のプリンタの外観を示す前面側
斜視図である。
【図11】第2実施形態のプリンタの構成を示す要部断
面図である。
【図12】第3実施形態のプリンタの外観を示す前面側
斜視図である。
【図13】第3実施形態のプリンタの構成を示す要部断
面図である。
【図14】第3実施形態のプリンタの電気的構成を概略
的に示すブロック図である。
【図15】第4実施形態のプリンタの不使用時の外観を
示す前面側斜視図である。
【図16】第4実施形態のプリンタの不使用時の状態を
示す要部断面図である。
【図17】第4実施形態のプリンタの使用時の外観を示
す前面側斜視図である。
【図18】第4実施形態のプリンタの使用時の状態を示
す要部断面図である。
【図19】第5実施形態のプリンタの外観を示す背面側
斜視図である。
【図20】第5実施形態のプリンタの観察用光学系を示
す要部断面図である。
【図21】第5実施形態のプリンタの電気的構成を概略
的に示すブロック図である。
【図22】拡大レンズにガリレオ式光学系を用いたプリ
ンタの要部断面図である。
【図23】拡大レンズにガリレオ式光学系を用いたプリ
ンタの要部断面図である。
【図24】液晶ディスプレイユニットの別の構成を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
2,92,99,107,115 プリンタ 22,118 観察用液晶ディスプレイユニット 27 フイルムユニット 30 押圧部材 43,130 露光用液晶ディスプレイユニット 44,112 結像レンズ 49,132 LEDユニット 67 画像データ処理回路 73 インターフェース回路 74 動作周波数変換回路 96,102 露光用光学系 105 画像姿勢補正回路 108 露光部 119 拡大レンズ 117 接眼窓 123 ガリレオ式光学系 128 ケプラー式光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 任 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画素の明滅により画像が形成され
    る透過型の液晶パネルと、複数の発光色で発光して液晶
    パネルを背面から照射する光源部とを有する露光用液晶
    ディスプレイユニットと、 入力されたカラー画像信号を前記光源部の複数の発光色
    のそれぞれに対応した色画像信号に分解し、各色画像信
    号に対応した画像を順次に液晶パネルに形成するととも
    に、これに同期させて各画像に対応する発光色で光源部
    を点滅させるインターフェース回路と、 該露光用液晶ディスプレイユニットに形成された画像を
    拡大投影して、感光材料の感光面に結像する露光用光学
    系とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記感光材料は、インスタントフイルム
    ユニットであり、このインスタントフイルムユニットを
    現像して機器外に排出する手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記露光用液晶ディスプレイユニットと
    は別に、画像を観察するための観察用液晶ディスプレイ
    ユニットを設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記観察用液晶ディスプレイユニット
    は、露光用液晶ディスプレイユニットと同一、あるいは
    同タイプのものであり、観察用光学系を介して観察する
    ことを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記観察用液晶ディスプレイユニット
    は、露光用液晶ディスプレイユニットとは異なるタイプ
    のものであり、直接観察、あるいは観察用光学系を介し
    て観察することを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記観察用液晶ディスプレイユニット
    は、露光用液晶ディスプレイユニットとは異なるタイプ
    のものであり、インスタントフイルムユニットを露光位
    置に向けて押圧する一対の押圧部材の間に配置されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記観察用光学系は、観察用液晶ディス
    プレイユニットに形成された画像を拡大した像を接眼窓
    から射出させる拡大レンズからなることを特徴とする請
    求項4ないし6いずれか記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記拡大レンズは、ガリレオ式光学系で
    あることを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記拡大レンズは、ケプラー式光学系で
    あることを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記液晶ディスプレイユニットと感光
    面との間に2枚の反射ミラーを配置し、露光用光路を略
    Z字形状としたことを特徴とする請求項1ないし9いず
    れか記載のプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記液晶ディスプレイユニットと感光
    面との間に反射ミラーを配置し、露光用光路を略L字形
    状としたことを特徴とする請求項1ないし9いずれか記
    載のプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記インターフェース回路は、入力さ
    れた画像信号を、前記露光用液晶ディスプレイユニット
    の動作周波数に同期した画像信号に変換する動作周波数
    変換部を有することを特徴とする請求項1ないし11い
    ずれか記載のプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記インターフェース回路は、露光用
    液晶ディスプレイユニットに形成される1フレームのカ
    ラー画像を1/16sec以上の速さで更新することを
    特徴とする請求項1ないし12いずれか記載のプリン
    タ。
  14. 【請求項14】 前記インターフェース回路は、色画像
    信号に対応した画像の表示時間よりも短い発光時間で光
    源部を点滅させることを特徴とする請求項1ないし13
    いずれか記載のプリンタ。
  15. 【請求項15】 前記インターフェース回路は、1フレ
    ームのカラー画像を露光用液晶ディスプレイユニットに
    繰り返し形成し、1フレームのカラー画像を連続して表
    示することを特徴とする請求項1ないし14いずれか記
    載のプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記感光材料に形成された画像が正像
    として観察できるように、露光用液晶ディスプレイユニ
    ットに表示される画像の姿勢を適宜補正する画像姿勢補
    正手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし15い
    ずれか記載のプリンタ。
JP11244798A 1998-04-21 1998-04-22 プリンタ Pending JPH11301027A (ja)

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