JP3653891B2 - 洗濯機の給水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯時やすすぎ時に多量の水を注ぐ洗濯機の給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗濯機は図4に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について説明する。
【0003】
図に示すように、水受け槽1は、底部にパルセーター2を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽3を内包し、吊り棒4によって外枠5に吊り下げている。外枠5の上部に外装体6を装着し、外装体6の略中央部に布投入口7を形成し、蓋8で覆っている。また、外装体6の後部に電磁給水弁9と注水装置10を装着している。注水装置10は、この注水装置10に回転自在に載設した洗剤投入蓋11と外装体6で構成しており、流出口12より洗濯兼脱水槽3内に注水するものである。
【0004】
上記構成において、洗濯行程で、洗剤を洗濯兼脱水槽3に直接投入した場合は、洗剤投入蓋11の下端が流出口12となり、この流出口12より水を流出させ、洗濯兼脱水槽3内に給水する。注水装置10の洗剤投入蓋11内に洗剤を投入した場合は、洗濯時に給水を始めると、水は流水口12より注がれ、洗剤を水の勢いで水と一緒に洗濯兼脱水槽3に注水する。いずれの場合も、所定の水位に達するとパルセータ2を駆動して洗濯する。
【0005】
洗濯が終了し高濃度の洗濯液を排水した後、すすぎ行程でも、水は流水口12から洗剤投入蓋11を介して洗濯兼脱水槽3に注がれ、水受け槽1内に水を溜めて衣類に付いている洗剤成分をすすぎ水の中で拡散し、希釈を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、注水装置10は、後部から前部に向けて水が注水されるため、給水時に、多量の水の場合は洗剤投入蓋11に洗剤を載せた場合は洗剤残りがなく、流れ出る。しかし、少量の水の場合は洗剤投入蓋11に洗剤を載せた場合は、水が洗剤投入蓋11の中央に集まり、洗剤投入蓋11の側面両端に洗剤残りが発生することになる。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、水道水圧の高低や水量の多少に関係なく、洗剤投入蓋に洗剤を載せた場合は洗剤残りがなく均一に注水可能にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、洗剤投入蓋を開閉可能に設け流出口より洗濯槽内に注水する注水装置を備え、この注水装置の前面に設けた面部を外装体の前面壁に密着させて外装体に装着し、前面壁の下端面を逆凸形状に形成したものである。
【0009】
これにより、洗剤投入蓋を開いた状態で注水装置から注水される水は、水道水圧の高低や水量の多少に関係なく、前面壁の下側より均一に注水することができ、洗剤投入蓋上に載せた洗剤を均一に流すことができ、洗剤残りを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗剤投入蓋を開閉可能に設け流出口より洗濯槽内に注水する注水装置を備え、前記注水装置の前面に設けた面部を外装体の前面壁に密着させて外装体に装着し、前記前面壁の下端面を逆凸形状に形成したものであり、洗剤投入蓋を開いた状態で注水装置から注水される水は、水道水圧の高低や水量の多少に関係なく、外装体の前面壁に当たり、前面壁の下端面を逆凸形状に形成しているため、前面壁の当たった水の流れを分散し、前面壁の下側より均一に注水することができ、洗剤投入蓋上に載せた洗剤を均一に流すことができ、洗剤残りを防止できる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前面壁の下端面は、中央に略直線部を有し、前記略直線部の両側にほぼ対称に曲線部を形成したものであり、洗剤投入蓋を開いた状態で注水装置から注水される水は、水道水圧の高低や水量の多少に関係なく、前面壁の略直線部に当たり、水の勢いを押さえることができ、勢いが押さえられた水が略直線部の両側に形成した曲線部にほぼ対称に分散され、流出口より均一に注水することができ、洗剤投入蓋に載せた洗剤を均一に流すことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、注水装置の流水口に複数の整流リブを立設し、逆凸形状に形成した前面壁の下端面と整流リブとの隙間を略均等になるようにしたものであり、注水装置から多量の水が流れても、外装体の中央部の前面壁の逆凸形状部分に当たり、水の勢いを押さえ、さらに注水装置の整流リブとの隙間を略均等に配置しているため、洗剤投入蓋全面に均一に水が流れるようにすることができ、洗剤投入蓋に洗剤を載せた場合は洗剤残りがなく、流れ出るとともに、使用者の美観を損ねないようにすることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0014】
(実施例1)
図1および図2に示すように、注水装置13は、洗剤投入蓋14を開閉可能に設け、流出口15より洗濯兼脱水槽(洗濯槽)3内に注水するもので、前面開口の収納箱16を設けている。収納箱16の後部側壁に流入口17を形成し、収納箱16の底面部18は前方に向けて傾斜面とし、略凹部19を底面部18と一体に形成し、さらに前面外周に面部20を一体に形成している。
【0015】
この注水装置13を面部20が外装体21の前面壁22に密着するように外装体21に装着している。このとき、収納箱16の前面開口部は外装体21の前面壁22と当接し、下方のみ非当接部として流出口15を形成する。前面壁22の下端面は、中央に略直線部23を有し、この略直線部23の両側にほぼ対称に曲線部24を形成して逆凸形状に形成し、略直線部23の先端は注水装置13の底面部18より下方に位置するように構成している。
【0016】
洗剤投入蓋14は、収納箱16の前面下部に設けた略円筒形の凸部25に洗剤投入蓋14に設けたC字状の嵌合部26を嵌合させて回動可能に取り付け、その回動支点と反対側の洗剤投入蓋14の上部には、前面壁22に引っ掛け可能とする爪部27を設け、洗剤投入蓋14を開閉可能としている。外装体21の後部に装着した電磁給水弁9と流入口17とを流入ホース28で連通させている。
【0017】
上部構成において、洗濯時やすすぎ行程では、水は、水道より給水ホース(図示せず)を介して電磁給水弁9に入り、流水ホース28と流入口17を通り収納箱16に至り、流出口15より洗濯兼脱水槽3に注水する。
【0018】
ここで、洗剤投入蓋14の開時に、前面壁22の下端が収納箱16の底面部18より下方にあり、さらに前面壁22の下端面を中央に略直線部23を有し、この略直線部23の両側にほぼ対称に曲線部24を形成して逆凸形状に形成することにより、注水装置13から多量の水が流れた場合、前面壁22の略直線部23に当たり、水の勢いを押さえることができ、勢いが押さえられた水が略直線部23の両側に形成した曲線部24にほぼ対称に分散され、流出口15より全体に均等に水が流れ出る。したがって、洗剤投入蓋14に洗剤を載せた場合は、洗剤投入蓋14上の洗剤を均一に流すことができる。
【0019】
また、水圧が低く、注水する水が少量の場合でも、注水装置13の面部20と密着させた外装体21の前面壁22および前面壁22の下端面の逆凸形状に当たり、中央ばかりでなく、水の流れが分散でき、洗剤投入蓋14の全域にわたり水を流すことができ、洗剤投入蓋14の上に載せた洗剤を全域にわたり流すことができ、洗剤残りを防止できる。
【0020】
(実施例2)
図1および図3に示すように、注水装置13の流水口15に複数の整流リブ29を立設している。流出口15の中央部の整流リブ29の高さを低くし、両端に近づくにしたがって整流リブ29の高さを高くして、逆凸形状に形成した前面壁22の下端面と整流リブ29の上端との隙間Dを、前面壁22の下端面全域にわたって略均等になるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0021】
上記構成において、洗剤投入蓋14の開時において、注水装置13から多量の水が流れた場合、前面壁22の略直線部23に当たり、水の勢いを押さえることができ、勢いが押さえられた水が略直線部23の両側にほぼ対称に形成した曲線部24に分散される。このとき、前面壁22の下端部を逆凸形状に形成し、前面壁22の下端面と流出口15に設けた整流リブ29との隙間を略均等にしているため、水の流れを分散することができ、洗剤投入蓋14全面に均一に水が流れるようにすることができる。このため、洗剤投入蓋14に洗剤を載せた場合に、洗剤残りがなく、洗剤を流すことができるとともに、使用者の美観を損ねないようにすることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、洗剤投入蓋を開閉可能に設け流出口より洗濯槽内に注水する注水装置を備え、前記注水装置の前面に設けた面部を外装体の前面壁に密着させて外装体に装着し、前記前面壁の下端面を逆凸形状に形成したから、洗剤投入蓋を開いた状態で注水装置から注水される水は、水道水圧の高低や水量の多少に関係なく、外装体の前面壁に当たり、前面壁の下端面を逆凸形状に形成しているため、前面壁の当たった水の流れを分散し、前面壁の下側より均一に注水することができ、洗剤投入蓋上に載せた洗剤を均一に流すことができ、洗剤残りを防止できる。
【0023】
また、請求項2に記載の発明によれば、前面壁の下端面は、中央に略直線部を有し、前記略直線部の両側にほぼ対称に曲線部を形成したから、洗剤投入蓋を開いた状態で注水装置から注水される水は、水道水圧の高低や水量の多少に関係なく、前面壁の略直線部に当たり、水の勢いを押さえることができ、勢いが押さえられた水が略直線部の両側に形成した曲線部にほぼ対称に分散され、流出口より均一に注水することができ、洗剤投入蓋に載せた洗剤を均一に流すことができる。
【0024】
また、請求項3に記載の発明によれば、注水装置の流水口に複数の整流リブを立設し、逆凸形状に形成した前面壁の下端面と整流リブとの隙間を略均等になるようにしたから、注水装置から多量の水が流れても、外装体の中央部の前面壁の逆凸形状部分に当たり、水の勢いを押さえ、さらに注水装置の整流リブとの隙間を略均等に配置しているため、洗剤投入蓋全面に均一に水が流れるようにすることができ、洗剤投入蓋に洗剤を載せた場合は洗剤残りがなく、流れ出るとともに、使用者の美観を損ねないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の給水装置の分解斜視図
【図2】同洗濯機の給水装置を備えた洗濯機の断面図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機の給水装置の断面図
【図4】従来の洗濯機の給水装置を備えた洗濯機の断面図
【符号の説明】
3 洗濯兼脱水槽(洗濯槽)
13 注水装置
14 洗剤投入蓋
15 流出口
20 面部
21 外装体
22 前面壁
Claims (3)
- 洗剤投入蓋を開閉可能に設け流出口より洗濯槽内に注水する注水装置を備え、前記注水装置の前面に設けた面部を外装体の前面壁に密着させて外装体に装着し、前記前面壁の下端面を逆凸形状に形成した洗濯機の給水装置。
- 前面壁の下端面は、中央に略直線部を有し、前記略直線部の両側にほぼ対称に曲線部を形成した請求項1記載の洗濯機の給水装置。
- 注水装置の流水口に複数の整流リブを立設し、逆凸形状に形成した前面壁の下端面と整流リブとの隙間を略均等になるようにした請求項1または2記載の洗濯機の給水装置。
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